2σ Guide

法テラスを利用するための
収入条件

交通事故後の弁護士相談で不安になりやすい費用問題について、手取り月収、家族人数、住宅加算、資産基準、事故後の支出や保険金の扱いを順番に整理します。

30分無料相談1回の目安
3回同一問題の相談上限
182,000円通常地域単身の基準
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法テラスを利用するための 収入条件

交通事故後の生活変化を前提に、収入、資産、支出、事故資料を順に確認します。

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法テラスを利用するための 収入条件
交通事故後の生活変化を前提に、収入、資産、支出、事故資料を順に確認します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 法テラスを利用するための 収入条件
  • 交通事故後の生活変化を前提に、収入、資産、支出、事故資料を順に確認します。

POINT 1

  • 法テラスを利用するための収入条件の全体像
  • 1. 相談内容を分類:損害賠償、示談交渉、過失割合、後遺障害、保険金請求など、民事の法律問題かを確認します。
  • 2. 手取り月収を整理:申込者本人と配偶者の手取り月収、賞与を含む手取り年収の12分の1を確認します。
  • 3. 家族人数と地域を照合:通常地域か生活保護一級地か、同居家族や扶養家族の扱いを見ます。
  • 4. 住居費と特別支出を確認:家賃、住宅ローン、医療費、教育費、職業上やむを得ない支出の資料をそろえます。
  • 5. 資産基準を確認:現金、預貯金、保険金残高、不動産や有価証券の扱いを確認します。
  • 6. 事故資料をそろえて相談:交通事故証明書、診断書、保険会社資料、休業や収入減少を示す資料を準備します。

POINT 2

  • 法テラスを利用するための収入条件と制度の位置づけ
  • 無料相談と立替制度を分け、交通事故の相談対象を整理します。
  • 交通事故では、示談案、慰謝料、休業損害、逸失利益、後遺障害、保険金請求など、民事上の問題を相談できる可能性があります。
  • 相談対象になりやすい民事問題と、通常の無料法律相談とは別制度の検討が必要な刑事問題を分けて読むことが重要です。
  • 収入条件を満たしても、解決見込みや制度趣旨に合うかが別に見られるため、各列を横に読んで不足資料を確認します。

POINT 3

  • 法テラスを利用するための収入条件の基準表
  • 手取り月収、賞与、配偶者収入、家族人数、地域差を確認します。
  • 法テラスを利用するための収入条件では、申込者と配偶者の手取り月収を基礎にします。
  • 賞与がある場合は、賞与を含む手取り年収の12分の1を月収として見ます。
  • ただし、配偶者が紛争の相手方である場合は、原則として本人分だけで判断します。

POINT 4

  • 法テラスを利用するための収入条件で見る家族人数と住宅加算
  • 同居、扶養、配偶者収入、家賃・住宅ローンの扱いを具体例で確認します。
  • 家族人数は、申込者、配偶者、申込者または配偶者の扶養家族を基礎にします。
  • 上限額が自動的に加算されるのではなく、実際に負担している金額のうち限度額までが考慮される点を読み取る必要があります。
  • 大阪市など一級地に居住している場合でも、住宅加算については東京都特別区の括弧内金額と同じ扱いになるとは限りません。

POINT 5

  • 法テラスを利用するための収入条件と事故後の医療費・入金
  • 治療費、通院交通費、休業損害、保険金を生活実態として整理します。
  • 交通事故後は、収入減少と支出増加が同時に起きやすいため、この視点が重要です。
  • 継続収入か一時金か、口座に残っているか、将来支出に備えた資金かを分けて読み取ります。

POINT 6

  • 法テラスを利用するための収入条件と資産基準・立替制度
  • 現金、預貯金、保険金残高、立替金の返済を混同せず確認します。
  • 法テラスを利用するための収入条件を調べるときに見落としやすいのが、資産基準です。
  • 無料法律相談では主に現金と預貯金、立替制度では不動産や有価証券も含めた資産が問題になり得ます。
  • 収入基準を満たしても、現金や預貯金が基準を超えると利用可否に影響するため、家族人数の行と現在の残高を照合して読みます。

POINT 7

  • 交通事故で法テラスを利用するための収入条件が問題になる場面
  • 1. 保険と安全確保を確認:人身傷害、搭乗者傷害、弁護士費用特約、労災や健康保険の利用可能性を確認します。
  • 2. 診断書と通院資料を集める:診断書、診療明細、通院日一覧、通院交通費、装具代を保存します。
  • 3. 現在の手取りを示す:給与明細、賞与明細、休業損害証明書、傷病手当金や労災給付通知をそろえます。
  • 4. 収入・資産・支出を一覧化:家賃、住宅ローン、教育費、保険金残高、預貯金を資料で説明できるようにします。
  • 5. 法テラス契約の有無と返済を確認:希望する弁護士が法テラス契約弁護士か、立替金と報酬金の精算方法を確認します。

POINT 8

  • 法テラスを利用するための収入条件を説明する相談資料
  • 交通事故証明書、医療記録、収入資料、保険資料を一体で整理します。
  • 法テラスの収入条件を説明するには、収入資料だけでなく、事故内容や勝訴見込みを確認する資料も必要になります。
  • 次の確認一覧は、相談前に見落としやすい項目を並べたものです。
  • 空欄を埋めるように確認すると、法テラスの資力基準、交通事故の損害資料、保険特約の有無を同時に点検できます。

まとめ

  • 法テラスを利用するための 収入条件
  • 法テラスを利用するための収入条件の全体像:交通事故後の生活変化を前提に、収入、資産、支出、事故資料を順に確認します。
  • 法テラスを利用するための収入条件と制度の位置づけ:無料相談と立替制度を分け、交通事故の相談対象を整理します。
  • 法テラスを利用するための収入条件の基準表:手取り月収、賞与、配偶者収入、家族人数、地域差を確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

法テラスを利用するための収入条件の全体像

交通事故後の生活変化を前提に、収入、資産、支出、事故資料を順に確認します。

交通事故後に弁護士相談を考えるとき、法テラスを利用するための収入条件は、手取り月収だけでなく、家族人数、地域、配偶者収入、家賃や住宅ローン、医療費、教育費、事故後の収入減少、すでに受け取った保険金まで含めて整理する必要があります。この記事では、2026年3月現在の公表基準を中心に、収入条件と資産基準を交通事故の場面に合わせて確認します。

重要な前提法テラスは誰でも無料で弁護士を利用できる制度ではありません。無料法律相談でも、立替制度でも、資力基準や制度趣旨への適合などを資料に基づいて確認します。

次の判断の流れは、法テラスを利用するための収入条件を確認するときの全体像を表しています。交通事故では生活状況が急に変わるため、上から順に確認すると、どの資料を集め、どこで専門家に確認すべきかを読み取れます。

法テラス利用可否を確認する基本順序

相談内容を分類

損害賠償、示談交渉、過失割合、後遺障害、保険金請求など、民事の法律問題かを確認します。

手取り月収を整理

申込者本人と配偶者の手取り月収、賞与を含む手取り年収の12分の1を確認します。

家族人数と地域を照合

通常地域か生活保護一級地か、同居家族や扶養家族の扱いを見ます。

住居費と特別支出を確認

家賃、住宅ローン、医療費、教育費、職業上やむを得ない支出の資料をそろえます。

資産基準を確認

現金、預貯金、保険金残高、不動産や有価証券の扱いを確認します。

事故資料をそろえて相談

交通事故証明書、診断書、保険会社資料、休業や収入減少を示す資料を準備します。

法テラスを利用するための収入条件は、表の金額だけを見て終わるものではありません。事故後に働けない、治療費や通院交通費が増えた、保険金が一時的に入ったなどの変化を、資料で説明できるかが実務上の大きな分かれ目になります。

Section 01

法テラスを利用するための収入条件と制度の位置づけ

無料相談と立替制度を分け、交通事故の相談対象を整理します。

法テラスは日本司法支援センターの通称で、法的トラブルに関する情報提供、無料法律相談、弁護士費用等の立替えを行う公的な支援窓口です。交通事故では、示談案、慰謝料、休業損害、逸失利益、後遺障害、保険金請求など、民事上の問題を相談できる可能性があります。

次の比較表は、交通事故で起こりやすい問題と法テラスの関係を整理したものです。相談対象になりやすい民事問題と、通常の無料法律相談とは別制度の検討が必要な刑事問題を分けて読むことが重要です。

交通事故で起きる問題法テラスとの関係
保険会社から示談案を提示された無料法律相談の対象になり得ます。
慰謝料、休業損害、逸失利益に納得できない民事上の損害賠償問題として相談対象になり得ます。
後遺障害等級に不満がある賠償額、異議申立て、訴訟見通しの相談につながり得ます。
加害者の刑事処分を知りたい犯罪被害者支援や弁護士会相談など、別の制度を確認する領域です。
弁護士費用を一括で払えない条件を満たすと立替制度を利用できる可能性があります。

次の比較表は、立替制度で確認される3つの条件を交通事故の意味に置き換えたものです。収入条件を満たしても、解決見込みや制度趣旨に合うかが別に見られるため、各列を横に読んで不足資料を確認します。

条件内容交通事故での意味
資力基準収入や資産が一定基準以下であること事故後の収入、配偶者収入、預貯金、保険金残高を確認します。
勝訴の見込みがないとはいえない解決の見込みが全くない案件ではないこと示談、和解、調停、訴訟で解決可能性があるかを検討します。
民事法律扶助の趣旨に適する報復目的、自己宣伝、権利濫用的な利用ではないこと正当な損害回復を目的とするかを見ます。

無料法律相談は、経済的に困っている人を対象とし、相談時間は1回30分、同一問題につき3回までとされています。依頼まで進む立替制度では、着手金や実費等を法テラスが立て替え、原則として利用者が無利息で分割返済します。

Section 02

法テラスを利用するための収入条件の基準表

手取り月収、賞与、配偶者収入、家族人数、地域差を確認します。

法テラスを利用するための収入条件では、申込者と配偶者の手取り月収を基礎にします。賞与がある場合は、賞与を含む手取り年収の12分の1を月収として見ます。ただし、配偶者が紛争の相手方である場合は、原則として本人分だけで判断します。

次の比較表は、2026年3月現在の法律相談援助における収入基準を、通常地域と東京都特別区、大阪市などの生活保護一級地で並べたものです。家族人数が増えるほど基準額が上がるため、自分の世帯人数と地域の列を照合して、手取り月収がどの位置にあるかを読み取ります。

家族人数通常地域の収入基準生活保護一級地の収入基準
1人182,000円以下200,200円以下
2人251,000円以下276,100円以下
3人272,000円以下299,200円以下
4人299,000円以下328,900円以下
5人以上同居家族1人増ごとに30,000円加算同居家族1人増ごとに33,000円加算
計算の基本判定に使う月収は、申込者の手取り月収と配偶者の手取り月収の合計です。賞与がある場合は、手取り年収を12で割って月収に直します。配偶者が紛争の相手方である場合は、配偶者分を除いて確認します。

交通事故後に欠勤、休職、時短勤務、配置転換、退職などが生じた場合は、事故前の源泉徴収票だけでは現在の生活実態を十分に示せないことがあります。直近の給与明細、休業損害証明書、傷病手当金や労災給付に関する通知、雇用保険関係資料をそろえることが重要です。

次の一覧は、収入の確認で使われやすい資料と注意点をまとめたものです。収入類型ごとに必要資料が変わるため、自分に近い行を見て、売上、手取り、代替収入を分けて説明できるようにします。

収入類型確認資料注意点
会社員直近2か月分給与明細、賞与明細、源泉徴収票事故後の休職や減給がある場合は直近資料が重要です。
自営業確定申告書、課税証明書、帳簿売上ではなく生活に使える収入実態を説明します。
年金受給者年金振込通知書、年金支払通知書、年金証書年金額と同居家族の収入を整理します。
無職非課税証明書、離職票、雇用保険関係資料事故後失職した場合は経緯資料が重要です。
生活保護受給者生活保護受給証明書等返済猶予や免除が問題になる場合があります。
Section 03

法テラスを利用するための収入条件で見る家族人数と住宅加算

同居、扶養、配偶者収入、家賃・住宅ローンの扱いを具体例で確認します。

家族人数は、申込者、配偶者、申込者または配偶者の扶養家族を基礎にします。配偶者と扶養家族は、申込者と同居している場合を対象とする扱いが示されていますが、収入合算では別居中の配偶者が問題になる場合もあります。

次の比較表は、交通事故で家族人数や収入合算が争点になりやすい場面を整理したものです。左列の状況に近い場合、右列の注意点を見て、同居の有無だけで判断しないことが読み取れます。

状況注意点
配偶者と同居し、配偶者が給与収入を得ている原則として本人と配偶者の収入、資産を合算します。
配偶者と別居中だが、交通事故の相手方ではない収入合算の対象になり得るため確認が必要です。
本人が重度障害となり、親が申込みを支援する申込み本人、代理相談、委任状、後見等の問題を分けて確認します。
未成年の子が事故被害者である親権者の関与、本人確認資料、家族関係資料が重要です。
法人経営者または個人事業主である法人は対象外ですが、個人としての法的問題は別途検討されます。

次の比較表は、家賃や住宅ローンがある場合に収入基準へ加算できる限度額を示します。上限額が自動的に加算されるのではなく、実際に負担している金額のうち限度額までが考慮される点を読み取る必要があります。

家族人数通常地域の加算限度額東京都特別区の加算限度額
1人41,000円以下53,000円以下
2人53,000円以下68,000円以下
3人66,000円以下85,000円以下
4人以上71,000円以下92,000円以下

次の比較表は、住宅加算を使う判定例を2つ並べたものです。基本基準だけで超過しても、家賃負担を考慮すると収入面では基準を満たす可能性があることを、加算後の目安と手取り月収の差から確認します。

手取り月収基本基準住居費と限度額加算後の目安読み取り
東京都特別区の単身者240,000円200,200円家賃60,000円、限度53,000円253,200円収入面では基準を満たす可能性があります。
通常地域の2人家族260,000円251,000円家賃50,000円、限度53,000円301,000円家賃負担を考慮すると基準内に入る可能性があります。

大阪市など一級地に居住している場合でも、住宅加算については東京都特別区の括弧内金額と同じ扱いになるとは限りません。最寄りの法テラスや担当弁護士に確認する必要があります。

Section 04

法テラスを利用するための収入条件と事故後の医療費・入金

治療費、通院交通費、休業損害、保険金を生活実態として整理します。

法テラスの収入条件では、医療費、教育費、職業上やむを得ない出費などにより生計が困難と認められる場合、収入から控除できる可能性があります。交通事故後は、収入減少と支出増加が同時に起きやすいため、この視点が重要です。

次の比較表は、交通事故後に発生しやすい支出と準備したい資料を対応させたものです。支出の金額、時期、必要性、事故との関係を示せるかが重要なので、右列の資料をそろえる観点で読みます。

出費交通事故での具体例準備したい資料
医療費窓口負担、薬代、装具代、診断書料領収書、診療明細、薬局領収書、診断書控え
通院交通費バス、電車、タクシー、自家用車の交通費通院日一覧、領収書、交通費明細
介護・見守り費用家族介護、ヘルパー、短期入所介護サービス利用票、領収書
教育費事故後も継続する子の学費、塾費学費明細、引落記録
職業上の支出自営業者の事業維持費、代替人員費確定申告書、帳簿、請求書
生活再建費転居費、福祉用具、住宅改修見積書、領収書、自治体申請書類

次の比較表は、事故後に入るお金が収入条件や資産基準との関係でどのように見られ得るかを整理したものです。継続収入か一時金か、口座に残っているか、将来支出に備えた資金かを分けて読み取ります。

入金収入条件との関係での注意
休業損害の内払い毎月の生活費補填として扱われる可能性があり、申告が必要です。
傷病手当金継続的な生活保障として金額を示す必要があります。
労災休業給付通勤災害や業務中事故では確認対象になり得ます。
自賠責の仮渡金、内払い一時金か生活費補填か、残高が資産になるかを整理します。
親族からの援助同居家族から生活費援助を受ける場合、収入に加算される場合があります。
申告の考え方事故後の入金は、収入か資産か、生活費補填か将来医療費への備えかで評価が変わります。申告しないのではなく、資料を添えて使途と必要性を説明することが重要です。
Section 05

法テラスを利用するための収入条件と資産基準・立替制度

現金、預貯金、保険金残高、立替金の返済を混同せず確認します。

法テラスを利用するための収入条件を調べるときに見落としやすいのが、資産基準です。無料法律相談では主に現金と預貯金、立替制度では不動産や有価証券も含めた資産が問題になり得ます。

次の比較表は、法律相談援助の資産基準を家族人数ごとに示したものです。収入基準を満たしても、現金や預貯金が基準を超えると利用可否に影響するため、家族人数の行と現在の残高を照合して読みます。

家族人数法律相談援助の資産基準
1人180万円以下
2人250万円以下
3人270万円以下
4人以上300万円以下

次の比較表は、交通事故で資産として説明が必要になりやすい入金や財産を整理したものです。単なる余裕資金か、将来治療費や介護費、生活費のための備えかによって説明の方向が変わるため、右列を見て資料化する観点を確認します。

資産または入金実務上の注意点
事故後に受け取った保険金口座に残っていれば現金・預貯金として検討対象になり得ます。
自賠責保険金既払い分が残っている場合、将来治療費や生活費の備蓄性を説明します。
人身傷害保険金まとまった入金がある場合、資産としての説明が必要です。
休業損害の内払い継続的生活費として使っているのか、一時的に残っているのかを資料化します。
車両売却代金預貯金化していれば資産として問題になり得ます。
自宅立替制度では不動産評価が問題になり得ますが、生活に必要な住宅は除外できる場合があります。
係争中の賠償請求権未回収の請求権そのものと回収後の金銭を分けて考えます。

次の比較表は、無料法律相談と立替制度の違いをまとめたものです。費用の有無、返済、勝訴見込み、資産の見方が異なるため、相談だけを受けたいのか、弁護士に依頼したいのかを分けて読みます。

項目無料法律相談弁護士・司法書士費用等の立替制度
内容弁護士または司法書士による法律相談依頼時の着手金、実費等を法テラスが立て替えます。
費用原則無料無利息で分割返済が必要です。
収入・資産基準必要必要
勝訴見込み通常は立替制度ほど厳密ではありません。必要です。
資産の見方主に現金、預貯金現金、預貯金に加え、不動産、有価証券等も問題になり得ます。
交通事故での典型場面示談案の妥当性を確認したいとき交渉、調停、訴訟、後遺障害関連を依頼したいとき

立替制度は、弁護士費用が完全に無料になる制度ではありません。相手方等から金銭等を得た場合は、原則としてその金銭等から立替金を返済する扱いがあり、事件の結果に応じて報酬金が発生することもあります。

Section 06

交通事故で法テラスを利用するための収入条件が問題になる場面

休業、示談金、保険特約、家族相談、加害者側相談を分けて確認します。

交通事故では、法テラスの収入条件が問題になる場面がいくつもあります。事故で働けなくなった場合、示談金が提示されている場合、弁護士費用特約があるか分からない場合、家族が代理で相談したい場合、加害者側として民事上の相談をしたい場合などです。

次の一覧は、交通事故で収入条件の確認が必要になりやすい代表場面を並べたものです。各項目は、何が問題になるか、何を資料化するかを短く整理しているため、自分の状況に近い項目から確認すると相談準備の抜けを減らせます。

CASE 1

事故で働けなくなった

前年収入では基準を超えても、現在は欠勤、休職、退職で生活困難ということがあります。給与明細、休業損害証明書、診断書、傷病手当金や労災の通知を整理します。

CASE 2

示談金や内払いがある

保険金や内払いが口座に残っている場合、資産基準の検討対象になり得ます。将来治療費、介護費、生活費に充てる予定を資料化します。

CASE 3

弁護士費用特約が不明

自分や同居家族の自動車保険、火災保険、傷害保険、クレジットカード付帯保険に特約がないか確認します。使える場合は法テラスより先に検討されることがあります。

CASE 4

本人が相談に行けない

入院中、高次脳機能障害、認知機能低下などでは、本人意思確認、委任状、後見制度、訪問相談の可否を分けて確認します。

CASE 5

加害者側の民事相談

損害賠償請求、保険適用、求償、物損、過失割合は民事相談として整理できる可能性があります。刑事事件そのものは別制度の確認が必要です。

次の比較表は、法テラスの収入条件をケース別に確認するときの着眼点を示しています。収入、資産、事故資料、注意点を横に読むことで、専業主婦、休職中の会社員、自営業者、保険金受領後、死亡事故の遺族で準備すべき資料の違いを読み取れます。

ケース収入・資産の確認事故資料注意点
専業主婦が追突事故に遭った本人に給与収入がなくても、配偶者の収入と現金・預貯金を合算するのが原則です。交通事故証明書、診断書、通院日数、家事従事者としての休業損害資料配偶者の収入が基準を超えると、利用が難しい可能性があります。
会社員が事故で休職中直近給与、休業中の給与、傷病手当金、労災給付の有無を確認します。給与明細、賞与明細、診断書、休業損害証明書、保険会社通知前年収入だけでなく、現在の生活困難を資料で示すことが重要です。
自営業者が仕事を減らした確定申告書、売上減少、経費、事故前後の帳簿を整理します。直近1年分の確定申告書、受信通知、請求書、帳簿売上と生活に使える所得の違いを説明する必要があります。
すでに自賠責保険金を受け取った受領額、現在の残高、将来支出への使途予定を確認します。支払通知、通帳、医師意見、将来費用見積り口座残高が資産基準を超える場合、控除可能性を相談します。
死亡事故の遺族が相談したい遺族本人の収入、資産、相続関係を確認します。死亡診断書、交通事故証明書、保険会社資料、葬儀費用資料相続、損害賠償、保険金、労災、生活再建が重なります。

次の比較表は、法テラスで相談できる可能性がある内容と、通常の民事法律扶助とは別制度の確認が必要になりやすい内容を分けたものです。左列の相談内容を見て、民事賠償の問題なのか、刑事・行政の問題を含むのかを読み取ります。

相談内容通常の民事法律扶助との関係
加害者または保険会社に損害賠償を求めたい相談対象になり得ます。
示談額が妥当か知りたい相談対象になり得ます。
後遺障害等級や異議申立てを相談したい相談対象になり得ます。
過失割合を争いたい相談対象になり得ます。
物損、評価損、代車費用を相談したい相談対象になり得ます。
加害者の刑事処分を重くしたい通常の無料法律相談とは別制度の検討が必要です。
実況見分調書や刑事記録をどう入手するか民事賠償との関係で相談できる場合がありますが、刑事手続そのものとは区別します。
行政処分、免許停止、違反点数の争い内容により行政相談や弁護士会相談などを確認します。

次の時系列は、交通事故後に法テラスや弁護士費用特約を確認する順序を示しています。早い段階ほど資料が散逸しにくいため、上から順に、保険、医療、収入、資産、相談先の確認へ進む流れを読み取ります。

事故直後

保険と安全確保を確認

人身傷害、搭乗者傷害、弁護士費用特約、労災や健康保険の利用可能性を確認します。

治療開始後

診断書と通院資料を集める

診断書、診療明細、通院日一覧、通院交通費、装具代を保存します。

休業・減収時

現在の手取りを示す

給与明細、賞与明細、休業損害証明書、傷病手当金や労災給付通知をそろえます。

相談前

収入・資産・支出を一覧化

家賃、住宅ローン、教育費、保険金残高、預貯金を資料で説明できるようにします。

依頼検討時

法テラス契約の有無と返済を確認

希望する弁護士が法テラス契約弁護士か、立替金と報酬金の精算方法を確認します。

Section 07

法テラスを利用するための収入条件を説明する相談資料

交通事故証明書、医療記録、収入資料、保険資料を一体で整理します。

法テラスの収入条件を説明するには、収入資料だけでなく、事故内容や勝訴見込みを確認する資料も必要になります。交通事故では、交通事故証明書、診断書、保険会社資料、休業や支出の資料を段階別に整理しておくと、30分の無料相談を使いやすくなります。

次の比較表は、交通事故事件でそろえたい資料を分野ごとに並べたものです。左列で資料の目的を分類し、右列で具体物を確認することで、収入条件の説明と法律相談の両方に使える準備ができます。

分野資料
事故発生交通事故証明書、事故発生状況報告書、現場写真、警察への届出情報
車両修理見積書、修理請求書、写真、全損評価、代車費用資料
医療診断書、診療報酬明細書、画像検査結果、後遺障害診断書、リハビリ記録
収入給与明細、賞与明細、源泉徴収票、確定申告書、休業損害証明書
支出医療費領収書、通院交通費明細、装具代、介護費、家賃、住宅ローン
保険自賠責、任意保険、人身傷害、搭乗者傷害、弁護士費用特約の契約資料
交渉保険会社からの示談案、支払通知、過失割合の説明文書、メールや手紙
生活再建障害者手帳、介護認定、労災、傷病手当金、障害年金関連資料

次の確認一覧は、相談前に見落としやすい項目を並べたものです。空欄を埋めるように確認すると、法テラスの資力基準、交通事故の損害資料、保険特約の有無を同時に点検できます。

チェック項目確認のポイント
交通事故証明書を取得した事故発生事実、当事者、日時、場所を確認します。
診断書、診療明細、通院日一覧を用意した治療経過と症状の根拠を示します。
保険会社からの示談案、支払通知を保存した損害額、既払い金、過失割合を確認します。
直近給与明細、賞与明細を用意した現在の手取り月収と賞与を整理します。
家賃、住宅ローン、医療費、教育費の資料を用意した基準超過時に生活実態を説明します。
現金、預貯金、有価証券、不動産の概況を把握した資産基準の確認に使います。
弁護士費用特約の有無を保険会社に確認した法テラス以外の費用制度を確認します。
相談したい弁護士が法テラス契約弁護士か確認した持込み方式で利用できるかを確認します。

次の比較表は、法テラスの収入条件を説明するときに関係しやすい専門領域をまとめたものです。左から順に領域、関係する専門職、収入条件との接点を読むことで、法律相談だけではなく医療、労務、福祉、保険、鑑定の資料を合わせる重要性が分かります。

領域関係する専門職法テラスの収入条件との接点
法律弁護士、司法書士、法律事務職員収入・資産基準、勝訴見込み、示談や訴訟の方針を整理します。
医療医師、看護師、リハビリ職、診療情報管理士診断書、後遺障害、就労制限、将来医療費の資料になります。
保険保険会社担当者、損害調査担当自賠責、任意保険、人身傷害、弁護士費用特約を確認します。
労務社会保険労務士、人事労務担当休業損害、労災、傷病手当金、復職、退職の資料になります。
福祉医療ソーシャルワーカー、社会福祉士、ケアマネジャー生活保護、障害福祉、介護、家計再建の説明に関係します。
鑑定交通事故鑑定人、映像解析、車両データ解析過失割合、事故態様、勝訴見込みに影響します。
車両技術自動車整備士、修理業者、査定士物損、評価損、修理費、全損判断の資料になります。

医師の診断書が就労不能を示せば収入減少の説明を補強できます。社会保険労務士の資料は労災や傷病手当金を整理し、保険会社資料は弁護士費用特約の有無を示します。複数分野の情報を一つの時系列にまとめることが大切です。

Section 08

法テラスを利用するための収入条件の誤解とFAQ

制度の限界、保険金、弁護士費用特約、代理相談を一般情報として整理します。

法テラスを利用するための収入条件では、よくある誤解を先に外しておくと、制度の位置づけを理解しやすくなります。次の一覧は、誤解と実務上の注意点を対にしたものです。左の思い込みに当てはまる場合は、右の説明を読み、収入、資産、返済、保険特約を分けて確認します。

収入条件だけ満たせば依頼できるわけではありません

立替制度では資力基準に加え、勝訴の見込みがないとはいえないこと、民事法律扶助の趣旨に適することも必要です。

弁護士費用が完全に無料になる制度ではありません

無料なのは原則として法律相談です。立替制度では分割返済が必要で、報酬金が発生する場合があります。

額面給与だけで判断するものではありません

基準は手取り月収です。賞与、家賃、住宅ローン、医療費、教育費なども整理します。

交通事故の保険金は無関係とは限りません

保険金や示談金が口座に残っている場合、資産基準の検討対象になり得ます。

弁護士費用特約と法テラスは比較が必要です

特約が使えるなら、返済不要の保険金として弁護士費用をまかなえる場合があります。

交通事故に詳しい弁護士の指定は別確認です

法テラスが特定分野の弁護士を必ず紹介する制度ではないため、候補弁護士が法テラス契約弁護士か確認します。

Q1. 収入基準を少し超えると利用できませんか。

一般的には、家賃、住宅ローン、医療費、教育費、職業上やむを得ない支出などが考慮される場合があります。ただし、支出の内容、金額、継続性、地域、家族人数によって結論が変わる可能性があります。具体的な利用可否は、資料を整理したうえで法テラスや弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. 事故後に保険金を受け取ると法テラスは使えませんか。

一般的には、受け取った保険金が口座に残っている場合、資産基準との関係で確認対象になり得ます。ただし、将来治療費、介護費、生活費、教育費などに充てる予定があるかで説明の方向は変わります。具体的には、支払通知、通帳、将来費用資料を整理して専門家へ相談する必要があります。

Q3. 弁護士費用特約がある場合でも法テラスを検討しますか。

一般的には、弁護士費用特約が利用できる場合、法テラスより先に特約の対象、限度額、事前承認の要否を確認します。ただし、特約の対象外、限度額不足、家族保険の適用有無などで結論が変わる可能性があります。具体的な費用負担は、保険証券と約款を確認して専門家へ相談する必要があります。

Q4. 家族が本人の代わりに相談できますか。

一般的には、本人が入院中、障がい、高齢などで相談場所へ行けない場合、訪問相談や代理相談の可否が問題になります。ただし、本人の意思確認、委任状、後見制度、家族関係資料の要否によって扱いが変わる可能性があります。具体的な手続は、事前に法テラスや弁護士等へ確認する必要があります。

Q5. 加害者側でも相談できますか。

一般的には、民事上の損害賠償請求、保険適用、物損、過失割合などは民事相談として整理できる可能性があります。ただし、過失運転致死傷、危険運転致死傷、道路交通法違反など刑事事件そのものは別制度の確認が必要です。具体的な対応は、事件内容を分けて専門家へ相談する必要があります。

Section 09

法テラスを利用するための収入条件のまとめ

手取り月収だけでなく、事故後の生活全体を資料で説明します。

法テラスを利用するための収入条件は、交通事故で弁護士相談を検討する人にとって最初に確認すべき事項です。ただし、実務上は手取り月収が表の金額以下かだけでは判断できません。

次の重要ポイントは、この記事全体の結論を3つにまとめたものです。収入、資料、費用制度を分けて読むことで、示談前に何を確認すべきかを整理できます。

法テラスの収入条件は、生活実態を資料で説明する入口です。

公式の収入基準と資産基準を確認し、事故後の収入減少と支出増加を証明する資料を集め、弁護士費用特約、無料相談、立替制度のどれを使うべきかを比較することが重要です。

交通事故では、休業、治療費、通院交通費、家族の生活費、保険金の内払い、弁護士費用特約、後遺障害、将来介護、相続や死亡慰謝料などが複雑に絡みます。収入条件は、それらを切り離して見るのではなく、資料に基づいて生活実態を説明するための入口として扱う必要があります。

Reference

この記事の参考資料

  • 法テラス「法テラス(日本司法支援センター)とは」
  • 法テラス「総合法律支援法について」
  • 法テラス「民事法律扶助業務」
  • 法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」
  • 法テラス「弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ」
  • 法テラス「民事法律扶助のしおり」
  • 法テラス「審査に必要な書類について」
  • 法テラス「無料法律相談に関するよくあるご質問」
  • 国土交通省「自賠責保険・共済ポータルサイト」
  • 金融庁「保険商品等に関する利用者からの相談事例等」
  • 日本弁護士連合会「弁護士費用保険(権利保護保険)について」