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歩道を歩いていて事故に遭った場合の
賠償請求の進め方

歩道上の事故で必要になる警察届出、早期受診、現場証拠、請求先、保険制度、後遺障害、示談前確認、時効管理を順番に整理します。

48時間初動証拠の集中期間
3方向責任・損害・因果関係
5年人身損害の民事時効目安
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歩道を歩いていて事故に遭った場合の 賠償請求の進め方

歩道上の事故で必要になる警察届出、早期受診、現場証拠、請求先、保険制度、後遺障害、示談前確認、時効管理を順番に整理します。

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歩道を歩いていて事故に遭った場合の 賠償請求の進め方
歩道上の事故で必要になる警察届出、早期受診、現場証拠、請求先、保険制度、後遺障害、示談前確認、時効管理を順番に整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 歩道を歩いていて事故に遭った場合の 賠償請求の進め方
  • 歩道上の事故で必要になる警察届出、早期受診、現場証拠、請求先、保険制度、後遺障害、示談前確認、時効管理を順番に整理します。

POINT 1

  • 歩道事故の賠償請求は初動・医療・証拠・期限の同時管理が重要
  • 歩道上の事故でも、全額回収を受け身で待つのではなく、資料と制度を順に確認します。
  • 110番、119番、相手方確認
  • 早期受診と治療記録
  • 現場、映像、目撃者

POINT 2

  • 歩道事故直後の対応と証拠確保
  • 1. 安全確保と救急要請
  • 2. 警察への届出:警察に事故を認知してもらい、交通事故証明書の取得につなげます。
  • 3. 医療機関を受診:整形外科、脳神経外科、救急外来等で、事故による受傷であること、症状の出現時期、痛みやしびれを明確に伝えます。
  • 4. 映像と目撃者を保全
  • 5. 保険と治療費の支払方法を確認:加害者側保険会社、自分や家族の保険、通勤・業務中なら労災の利用可能性を確認します。

POINT 3

  • 歩道事故の法的構造と請求先
  • 民法、自賠法、使用者責任、共同不法行為、道路管理責任を分けます。
  • 不法行為責任
  • 運行供用者責任
  • 使用者責任

POINT 4

  • 歩道事故の治療・診断書・後遺障害
  • 医療記録は、損害と事故との関係を支える中核資料です。
  • 後遺障害の自賠責限度額は第14級75万円から介護を要する第1級4,000万円まで
  • 歩道事故の賠償請求では、診断書、診療録、画像、検査結果、診療報酬明細書が中核資料になります。
  • 順番には意味があり、初診、継続治療、症状固定、後遺障害診断書の流れが途切れないことを読み取ってください。

POINT 5

  • 歩道事故の証拠収集と事故態様の立証
  • 1. 歩道上の位置と車両進入状況を確認:現場写真、遠景、近景、縁石、出入口、停止位置を残します。
  • 2. 相手方が過失や因果関係を争う可能性:歩行者の急な進路変更、軽微衝撃、既往症などの主張を想定します。
  • 3. 映像・刑事記録・鑑定を検討:防犯カメラ、実況見分、映像解析、車両データ、道路資料を早く保全します。
  • 4. 医療と損害資料を継続整理:診断書、領収書、休業資料、通院交通費、生活支障メモをそろえます。

POINT 6

  • 歩道事故の損害項目と保険制度の使い分け
  • 積極損害、消極損害、慰謝料、物損を分け、保険制度を選びます。
  • 交通事故の損害は、実際に支出した費用、失われた収入、精神的苦痛、物の損害に分けると整理しやすくなります。
  • 自動車事故、自転車事故、労災、ひき逃げで使える制度が変わるため、自分の事案にどの選択肢があるかを読み取ってください。
  • 加害者側から十分な賠償を受けられない場合や、後遺障害申請で資料を主体的に整えたい場合に検討します。

POINT 7

  • 歩道事故の過失相殺・示談・ADR・訴訟
  • 急な進路変更の主張
  • 歩行者が車両の直前に急に動いたと主張される場合、映像、目撃者、接触位置を確認します。
  • 出入口での接近
  • 駐車場出入口では、車両の一時停止、徐行、左右確認、誘導員、見通しが争点になります。

POINT 8

  • 歩道事故の時効・期限と事案別の注意点
  • 子どもの事故
  • 症状の訴えが不明確になりやすいため、睡眠、食欲、登校、学習、性格変化を記録します。
  • 高齢者の事故
  • 骨折、頭部外傷、抗凝固薬、既往症、認知機能、介護度、事故前後の生活能力の比較が重要です。

まとめ

  • 歩道を歩いていて事故に遭った場合の 賠償請求の進め方
  • 歩道事故の賠償請求は初動・医療・証拠・期限の同時管理が重要:歩道上の事故でも、全額回収を受け身で待つのではなく、資料と制度を順に確認します。
  • 歩道事故直後の対応と証拠確保:事故当日から1週間以内に、警察届出、受診、映像保全を進めます。
  • 歩道事故の法的構造と請求先:民法、自賠法、使用者責任、共同不法行為、道路管理責任を分けます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

歩道事故の賠償請求は初動・医療・証拠・期限の同時管理が重要

歩道上の事故でも、全額回収を受け身で待つのではなく、資料と制度を順に確認します。

歩道は、歩行者の通行を保護するために車道と区画された道路部分です。歩道を通常どおり歩いている人が自動車、自転車、特定小型原動機付自転車、事業用車両等と衝突した場合、歩行者側の落ち度は小さい、又は問題にならないことが多いと考えられます。ただし、賠償請求では「歩道上だから当然に全額払われる」と考えるだけでは不十分です。

次の一覧は、歩道事故で最初に同時管理すべき領域をまとめたものです。読者にとって重要なのは、警察、医療、証拠、保険、期限のどれか一つでも欠けると、過失割合や損害額の立証で不利になり得る点を読み取ることです。

初動

110番、119番、相手方確認

事故直後の警察届出と救急受診が、交通事故証明書、診断書、保険請求の出発点になります。

医療

早期受診と治療記録

頭部外傷、頚椎損傷、骨折、しびれなどは後から症状が強まることがあるため、初診記録と継続診療が重要です。

証拠

現場、映像、目撃者

歩道上の位置、車両の進入角度、一時停止の有無、防犯カメラやドライブレコーダーを早く保全します。

制度

自賠責、任意保険、労災、自分の保険

自動車事故、自転車事故、ひき逃げ、業務中事故で使える制度が変わります。

次の比較表は、歩道事故で相手方や保険がどう変わるかを整理したものです。列の「主な請求先」を見ることで、自動車事故と自転車事故、道路欠陥が絡む事故を同じ扱いにしないことが読み取れます。

類型主な請求先
自動車が歩道に乗り上げた事故脇見、踏み間違い、飲酒、速度超過、体調急変運転者、保有者、勤務先、任意保険、自賠責
駐車場・店舗・住宅等へ出入りする車との衝突コンビニ駐車場、マンション出入口、工事車両出入口運転者、運行供用者、勤務先、施設管理者が問題になる場合あり
自転車が歩道上で歩行者に衝突スマホ運転、無灯火、速度超過自転車運転者、親権者、勤務先、個人賠償責任保険
特定小型原動機付自転車等との衝突電動キックボード等の歩道通行ルール違反運転者、自賠責、任意保険又は事業者保険等
道路の欠陥で転倒し車両事故と競合穴、段差、陥没、工事管理不備、標識・柵の欠損道路管理者、施工業者、車両側加害者
ひき逃げ、無保険自動車相手車両不明、自賠責なし政府保障事業、自身の保険、後日特定された加害者
Section 01

歩道事故直後の対応と証拠確保

事故当日から1週間以内に、警察届出、受診、映像保全を進めます。

事故直後は痛みや混乱で判断が難しくなります。次の時系列は、歩道事故の初動を時間順に整理したものです。上から順に行うことで、安全確保、警察記録、医療記録、証拠保全のどこを急ぐべきかを読み取れます。

直後

安全確保と救急要請

車道側に倒れている、頭部を打った、首や背中が強く痛む、手足のしびれ、吐き気、出血、骨折疑いがある場合は119番への連絡が一般に優先される対応とされています。

当日

警察への届出

警察に事故を認知してもらい、交通事故証明書の取得につなげます。届出がない事故は証明書を申請できない扱いになります。

当日から翌日

医療機関を受診

整形外科、脳神経外科、救急外来等で、事故による受傷であること、症状の出現時期、痛みやしびれを明確に伝えます。

数日以内

映像と目撃者を保全

防犯カメラやドライブレコーダーは短期間で上書きされるため、近隣店舗、マンション、駐車場、バス・タクシー会社等へ保存を依頼します。

1週間以内

保険と治療費の支払方法を確認

加害者側保険会社、自分や家族の保険、通勤・業務中なら労災の利用可能性を確認します。

次の比較表は、現場で集める情報と実務上の意味を整理したものです。何を撮影し、何を控えるかを列ごとに確認することで、後日の過失割合や因果関係の争いに備えられます。

情報具体例実務上の意味
相手の特定情報氏名、住所、電話番号、勤務先、免許証、車検証、ナンバー請求先特定、連絡不能対策
保険情報自賠責保険証明書、任意保険会社、事故受付番号保険請求ルート確認
現場状況歩道幅、縁石、出入口、信号、標識、照明、勾配過失割合、回避可能性、道路管理責任
車両損傷バンパー、ボンネット、ミラー、フロントガラス、自転車前輪衝突部位、速度、身体接触部位の推定
身体・物品衣服、靴、眼鏡、スマートフォン、荷物、血痕傷害部位、物損、衝撃の強さ
目撃者と映像近隣店舗、警備員、防犯カメラ、車内外カメラ供述変更や過失争いへの補強
注意事故直後に示談書、念書、免責文言へ署名することは避ける必要があります。症状固定前、後遺障害の有無が未確定の段階で「これ以上請求しない」と合意すると、後から重大な不利益が生じる可能性があります。
Section 03

歩道事故の治療・診断書・後遺障害

医療記録は、損害と事故との関係を支える中核資料です。

歩道事故の賠償請求では、診断書、診療録、画像、検査結果、診療報酬明細書が中核資料になります。次の比較表は、症状ごとの主な診療科と注意点を整理したもので、受診先と記録すべき医学情報を読み取るためのものです。

症状・受傷主な診療科注意点
首、腰、肩、膝、足首、骨折、打撲、捻挫整形外科画像、可動域、神経症状の記録が重要です。
頭を打った、意識障害、吐き気、記憶障害、強い頭痛脳神経外科、救急科CT、MRI、高次脳機能障害の評価を検討します。
顔面外傷、瘢痕形成外科、皮膚科傷跡の写真、治療経過、将来修正の要否を残します。
目、耳、歯、顎の症状眼科、耳鼻咽喉科、歯科、口腔外科視力、視野、聴力、平衡機能、歯牙欠損、咬み合わせを検査します。
不眠、不安、フラッシュバック精神科、心療内科PTSD、抑うつ等の経過を記録します。
歩行障害、ADL低下リハビリテーション科理学療法、作業療法、生活機能評価を確認します。

次の一覧は、治療中から症状固定、後遺障害申請までに確認すべき医学資料を段階ごとに整理したものです。順番には意味があり、初診、継続治療、症状固定、後遺障害診断書の流れが途切れないことを読み取ってください。

1

初診記録

事故から近い時期に受診し、痛み、しびれ、頭痛、めまい、吐き気、可動域制限などを具体的に伝えます。

事故同一性
2

画像・検査

X線、CT、MRI、神経学的検査、視力・聴力検査など、症状に応じた客観資料を整えます。

医学資料
3

治療費の支払方法

一括対応、健康保険、労災、自賠責被害者請求、人身傷害保険を確認し、治療継続と支払を分けて考えます。

費用確認
4

症状固定

症状が安定し、医学上一般に認められた医療の効果が期待しにくくなった時点を医師が判断します。

後遺障害
5

後遺障害診断書

神経学的所見、可動域、筋力、反射、感覚障害、日常生活への支障、治療経過を具体的に整理します。

申請資料

次の重要ポイントは、自賠責の後遺障害限度額を確認するためのものです。金額は等級ごとの上限であり、実際の損害賠償では逸失利益、慰謝料、過失割合、既払金などを別に検討する必要があることを読み取ってください。

後遺障害の自賠責限度額は第14級75万円から介護を要する第1級4,000万円まで

症状が残る場合は、症状固定、後遺障害診断書、等級認定、異議申立ての可能性まで確認してから示談に進むことが重要です。

Section 04

歩道事故の証拠収集と事故態様の立証

責任、損害、因果関係の3方向で資料を集めます。

歩道事故の証拠は、事故があったことだけでなく、誰にどの過失があり、どの損害が事故によるものかを示す必要があります。次の比較表は、立証対象ごとに必要な証拠を整理したもので、資料不足がどの争点に響くかを読み取れます。

立証対象必要な証拠具体例
責任誰が、どのような過失で事故を起こしたか現場写真、実況見分、映像、目撃者、車両損傷、交通規制
損害どのような損害がいくら発生したか診断書、領収書、休業損害証明書、源泉徴収票、確定申告書
因果関係その損害が事故によるものか初診記録、画像、治療経過、事故衝撃、症状推移

次の一覧は、歩道事故で特に争点になりやすい証拠をまとめたものです。映像は短期間で上書きされるため、各項目から「早く確保すべき順番」と「後から争われやすい点」を読み取ってください。

交通事故証明書

事故の存在、日時、場所、当事者、事故類型の基礎資料です。ただし、過失割合や損害額を直接証明するものではありません。

実況見分、刑事記録

衝突地点、見通し、痕跡、供述が事故態様や過失割合を争う場面で重要になります。

防犯カメラ、ドライブレコーダー

歩行位置、車両進入角度、自転車の速度、スマホ使用、信号状況、回避動作を客観的に示す可能性があります。

事故鑑定

速度、距離、衝突角度、EDR、タコグラフ、道路構造、照明などが争点になる重傷事案で有効なことがあります。

次の判断の流れは、証拠保全が必要かを見極めるための順番です。上から順に、相手方の主張、客観映像、医学資料、鑑定の要否を確認することで、どこまで専門的な調査が必要かを読み取ります。

歩道事故で証拠を優先順位づける順番

歩道上の位置と車両進入状況を確認

現場写真、遠景、近景、縁石、出入口、停止位置を残します。

相手方が過失や因果関係を争う可能性

歩行者の急な進路変更、軽微衝撃、既往症などの主張を想定します。

争いが強い
映像・刑事記録・鑑定を検討

防犯カメラ、実況見分、映像解析、車両データ、道路資料を早く保全します。

争いが小さい
医療と損害資料を継続整理

診断書、領収書、休業資料、通院交通費、生活支障メモをそろえます。

Section 05

歩道事故の損害項目と保険制度の使い分け

積極損害、消極損害、慰謝料、物損を分け、保険制度を選びます。

交通事故の損害は、実際に支出した費用、失われた収入、精神的苦痛、物の損害に分けると整理しやすくなります。次の比較表は、分類と代表例を示すもので、保険会社の提示書を項目ごとに検証するために重要です。

分類内容
積極損害実際に支出した、又は支出が必要な費用治療費、入院費、通院交通費、装具、診断書代、付添費、介護費、家屋改造費
消極損害事故がなければ得られた利益の喪失休業損害、後遺障害逸失利益、死亡逸失利益
慰謝料精神的苦痛に対する賠償入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料
物損身体以外の財産損害衣服、眼鏡、スマートフォン、バッグ、時計、補聴器
その他事案により認められる費用将来治療費、将来介護費、弁護士費用相当損害、遅延損害金

次の比較表は、自賠責保険の主な限度額を整理したものです。自賠責は基本補償であり、実際の損害が限度額を超える場合は任意保険会社又は加害者本人への請求を検討する必要があることを読み取ってください。

区分主な内容限度額
傷害治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料被害者1人につき120万円
後遺障害逸失利益、慰謝料等第14級75万円から、介護を要する第1級4,000万円まで
死亡葬儀費、死亡逸失利益、本人・遺族慰謝料被害者1人につき3,000万円

次の一覧は、請求ルートを制度ごとに分けたものです。自動車事故、自転車事故、労災、ひき逃げで使える制度が変わるため、自分の事案にどの選択肢があるかを読み取ってください。

1

自賠責被害者請求

加害者側から十分な賠償を受けられない場合や、後遺障害申請で資料を主体的に整えたい場合に検討します。

自動車事故
2

仮渡金

死亡の場合290万円、傷害の場合は程度に応じた金額を、当面の治療費や生活費として検討する制度です。

当面資金
3

任意保険

自賠責を超える人身損害や物損をカバーする制度です。提示書は損害項目ごとに分解して確認します。

示談交渉
4

自分や家族の保険

人身傷害、無保険車傷害、傷害保険、医療保険、弁護士費用特約を確認します。

契約確認
5

労災と政府保障事業

通勤中・業務中なら労災、ひき逃げ・無保険車なら政府保障事業を検討します。

制度併用
Section 06

歩道事故の過失相殺・示談・ADR・訴訟

歩道上でも相手方の主張を根拠資料で確認します。

歩道上を通常どおり歩いていた歩行者は強く保護されるのが通常ですが、相手方が過失相殺を主張することがあります。次の一覧は争われやすい修正要素を整理したもので、何を証拠で反論すべきかを読み取るためのものです。

急な進路変更の主張

歩行者が車両の直前に急に動いたと主張される場合、映像、目撃者、接触位置を確認します。

出入口での接近

駐車場出入口では、車両の一時停止、徐行、左右確認、誘導員、見通しが争点になります。

夜間・服装・酩酊・スマートフォン

視認性や歩行態様の主張に対し、照明、現場写真、歩道の構造、車両側の義務を確認します。

歩道か路側帯かの争い

縁石、柵、道路標示、現場写真、道路構造で、歩行者がいた場所を明確にします。

次の比較表は、示談書で確認する項目をまとめたものです。総額だけで判断せず、損害項目、過失割合、既払金、清算条項、留保条項を列ごとに確認することが重要です。

確認事項内容
当事者と事故表示被害者、加害者、保険会社、未成年者の法定代理人、日時、場所、車両、事故内容が正しいか
支払総額と損害項目既払金、今後支払額、自賠責充当額、治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益、物損、将来費用を確認します。
後遺障害等級、逸失利益、慰謝料が反映されているかを確認します。
清算条項「今後一切請求しない」内容の範囲が広すぎないかを確認します。
留保条項後遺障害未確定、将来手術、未成年者の将来損害を留保する必要がないかを確認します。
支払期限と守秘条項支払日、口座、守秘・口外禁止の範囲を確認します。

次の比較表は、交渉でまとまらない場合の手段を整理したものです。ADRが向く事案と訴訟が向く事案は異なるため、争点の重さ、証人尋問の要否、時効の近さを読み取ってください。

手段向きやすい場面注意点
示談交渉損害と過失の争いが比較的小さい場合症状固定前、後遺障害未確定、労災調整前の最終合意は慎重に扱います。
交通事故紛争処理センター等任意保険会社との金額・過失割合の争い複数当事者や大きな事実争いには合わない場合があります。
自賠責保険・共済紛争処理機構自賠責の支払い、後遺障害認定などへの不服自賠責に関する紛争処理であり、任意保険の全損害を直接扱う手続ではありません。
民事訴訟重傷、死亡、後遺障害、過失割合、因果関係が大きく争われる場合時間と費用はかかりますが、証拠に基づく判断を求められます。
Section 07

歩道事故の時効・期限と事案別の注意点

民事、自賠責、労災、物損の期限を別々に管理します。

歩道事故の期限は、民事上の損害賠償、自賠責保険、労災、物損で異なります。次の比較表は、制度ごとの期間を整理したもので、最短の期限から逆算して準備する必要があることを読み取ってください。

対象主な期限確認ポイント
人身損害の民事賠償損害及び加害者を知った時から5年、不法行為の時から20年人の生命又は身体を害する不法行為の特則を確認します。
物損などの一般不法行為損害及び加害者を知った時から3年、不法行為の時から20年衣服、眼鏡、スマートフォンなどの物損を忘れないようにします。
自賠責の被害者請求傷害は事故発生の翌日から3年、後遺障害は症状固定日の翌日から3年、死亡は死亡日の翌日から3年民事の時効とは別に、保険会社・共済組合へ確認します。
労災給付の種類ごとに異なる業務中・通勤中の場合は労基署や勤務先に早期確認します。

次の一覧は、被害者属性や事故類型ごとの注意点です。子ども、高齢者、通勤中、自営業者、死亡事故、道路欠陥では必要資料が変わるため、自分に近い項目から読み取ってください。

子どもの事故

症状の訴えが不明確になりやすいため、睡眠、食欲、登校、学習、性格変化を記録します。未成年者の示談は将来影響を慎重に評価します。

高齢者の事故

骨折、頭部外傷、抗凝固薬、既往症、認知機能、介護度、事故前後の生活能力の比較が重要です。

通勤中の事故

労災の療養給付、休業給付、障害給付を検討し、第三者行為災害届や示談前の労基署相談を確認します。

自営業者・フリーランス

確定申告書、売上帳、請求書、入金記録、キャンセル契約、代替要員費などで休業損害を立証します。

死亡事故

刑事手続、相続、葬儀費、死亡逸失利益、死亡慰謝料、近親者慰謝料、遺族支援を同時に確認します。

道路欠陥との競合

現場が改修される前の写真、段差寸法、照明、天候、道路管理者への連絡、工事看板を残します。

次の比較表は、チェックリストを時期ごとに整理したものです。各行の順番は、事故当日から示談前までの作業順を示しており、後回しにすると証拠や期限で不利になりやすい項目を読み取れます。

時期主な確認事項
事故当日から48時間以内119番、110番、相手情報、現場写真、目撃者、医療機関受診、診断書、勤務先・学校・家族への連絡、保険確認
事故後1週間以内交通事故証明書、人身事故への切替相談、保険担当者、通院交通費、休業日、症状日記、防犯カメラ保存、労災相談
治療中通院・リハビリ、症状変化の医師への説明、領収書、休業資料、治療費打切り対応、後遺障害の記録
症状固定前後症状固定の意味、後遺障害診断書、画像・検査・神経学的所見、申請方法、示談前相談
示談前全損害項目、過失割合、既払金、後遺障害、将来治療、清算条項、労災・健康保険・人身傷害保険、時効期限
Section 08

歩道事故の賠償請求に関するFAQ

一般的な制度説明として、個別事情で変わる点を確認します。

Q1. 歩道上を歩いていただけなら、過失はゼロですか。

一般的には、歩道上を通常どおり歩いていた場合、歩行者側の過失は小さい、又は問題にならないことが多いと考えられます。ただし、事故場所、歩行態様、駐車場出入口、視認性、急な進路変更、酩酊、信号・規制、歩道か路側帯かの争いで結論が変わる可能性があります。

Q2. 事故直後は痛くなく、翌日から痛みが出た場合はどう考えますか。

一般的には、交通事故では翌日以降に痛みやしびれが出ることがあります。できるだけ早く医療機関を受診し、事故日、事故態様、症状の出現時期を正確に伝えることが重要です。受診が遅れるほど、事故との因果関係を争われる可能性があります。

Q3. 保険会社から治療費を打ち切ると言われた場合はどうなりますか。

一般的には、医師が治療継続を必要と判断しているかを確認します。治療継続が必要な場合は、医師の意見、診断書、治療計画を踏まえ、健康保険、労災、自賠責被害者請求、自己負担後の請求、人身傷害保険などを検討する必要があります。

Q4. 整骨院だけに通っても賠償の対象になりますか。

一般的には、整骨院等の施術費が問題になることはあります。ただし、事故による傷害、治療必要性、相当性の中核資料は通常、医師の診断書や医学的検査です。医師の診察を継続し、施術の必要性や保険会社の取扱いを確認する必要があります。

Q5. 自転車に歩道でぶつけられた場合、自賠責は使えますか。

一般的には、通常の自転車には自賠責保険制度はありません。加害者本人、親権者、勤務先、個人賠償責任保険、自転車保険等を確認する必要があります。歩道は歩行者優先とされるため、自転車側の徐行、一時停止、安全確認の事情が重要になります。

Q6. 加害者がひき逃げで分からない場合はどうなりますか。

一般的には、自動車事故で加害車両不明の場合、警察への届出、防犯カメラ、目撃者、車両破片、近隣捜査が重要です。自賠責から受けられない場合には政府保障事業を検討します。自分の人身傷害保険、無保険車傷害保険、傷害保険、労災も確認する必要があります。

Q7. 歩道の段差で転倒しただけでも賠償請求の対象になりますか。

一般的には、車両が関係しない転倒でも、道路の設置・管理に瑕疵があれば国家賠償法2条による請求が問題になることがあります。ただし、通常備えるべき安全性を欠いていたこと、事故との因果関係、損害を具体的に立証する必要があります。

Q8. 示談案が届いた場合は何を見ればよいですか。

一般的には、総額だけでなく、損害項目ごとの内訳、治療期間、通院日数、休業損害、後遺障害、逸失利益、過失割合、既払金、清算条項を確認します。後遺障害が未確定、症状固定前、将来治療が必要、労災調整未了の場合は、署名前に専門家へ相談する必要があります。

Q9. 弁護士費用が心配な場合はどう確認しますか。

一般的には、自分又は家族の自動車保険、火災保険、傷害保険等に弁護士費用特約が付いていないか確認します。特約がない場合でも、公的な法律相談や費用立替制度を利用できる場合があります。条件は制度ごとに確認する必要があります。

Q10. 歩道事故の賠償請求で最も大切なことは何ですか。

一般的には、事故直後から証拠、医療、保険、法律期限を同時に管理することが重要です。警察届出と交通事故証明書、早期受診、現場証拠、相手方と保険の特定、治療経過の記録、後遺障害の見極め、時効管理、示談前確認を順に行う必要があります。

Reference

この記事の参考情報源

法令・公的機関

  • 道路交通法(e-Gov法令検索)
  • 民法(e-Gov法令検索)
  • 自動車損害賠償保障法(e-Gov法令検索)
  • 国家賠償法(e-Gov法令検索)
  • 国土交通省「自賠責保険・共済の限度額と補償内容」
  • 国土交通省「支払までの流れと請求方法」
  • 自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書」
  • 警察庁「自転車の交通ルール」
  • 政府広報オンライン「電動キックボードに関する交通ルール」
  • 国土交通省「政府保障事業」
  • 厚生労働省・労働局の第三者行為災害に関する情報
  • 日本損害保険協会の弁護士費用特約に関する一般情報

相談・紛争解決機関

  • 交通事故紛争処理センター公式情報
  • 日弁連交通事故相談センター公式情報
  • 自賠責保険・共済紛争処理機構公式情報
  • 法テラスの無料法律相談・民事法律扶助に関する案内