2σ Guide

追突されたときに
現場でやるべきことと注意点

追突事故直後に何を優先すべきかを、救急、安全確保、警察届出、証拠保全、医療受診、保険手続の順に整理します。

6段階 現場対応の優先順位
110番 事故直後の基本連絡
約半数 高速道路死亡事故の一類型
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追突されたときに 現場でやるべきことと注意点

追突事故直後に何を優先すべきかを、救急、安全確保、警察届出、証拠保全、医療受診、保険手続の順に整理します。

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追突されたときに 現場でやるべきことと注意点
追突事故直後に何を優先すべきかを、救急、安全確保、警察届出、証拠保全、医療受診、保険手続の順に整理します。
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  • 追突されたときに 現場でやるべきことと注意点
  • 追突事故直後に何を優先すべきかを、救急、安全確保、警察届出、証拠保全、医療受診、保険手続の順に整理します。

POINT 1

  • 追突されたときに現場でやるべきことと注意点
  • 命を守る、二次事故を防ぐ、警察へ届ける、証拠を残す、早く受診する流れを整理します。
  • 追突された直後の対応は、単なるマナーではありません。
  • 道路交通法上の停止・救護・危険防止・警察報告の義務、救急医療、後日の保険請求、過失認定、修理、労務手続までつながります。
  • 事故直後は完璧な対応より、優先順位を間違えないことが大切です。

POINT 2

  • 追突事故の現場対応が重要な理由
  • その場の一言、見た目の軽さ、停止場所、初期資料が後日の判断に影響します。
  • 大丈夫という一言が争点になる
  • 症状は遅れて出ることがある
  • 停止場所そのものが危険になる

POINT 3

  • 追突事故直後の最初の1分で確認すること
  • 1. 意識と呼吸を確認:返事、会話、呼吸、顔色、反応を見ます。
  • 2. 危険サインを確認:強い頭痛、嘔吐、けいれん、片側のしびれ、脱力、大量出血、歩けない状態を見ます。
  • 3. 119番を優先:重症が疑われる場合は救急要請が優先される対応とされています。
  • 4. 安全確保へ進む:車両移動や退避、110番通報、記録へ進みます。

POINT 4

  • 追突事故で二次事故を防ぐ安全確保
  • 1. ハザードを点灯し、可能な範囲で安全側へ寄せる:急な車線横断は避け、周囲の流れを見ながら停止位置を選びます。
  • 2. 停止表示器材や発炎筒で後続車に知らせる:設置する人自身が車両にはねられないよう、周囲を確認して行動します。
  • 3. 同乗者も含めてガードレール外などへ移る:車内や車の前後付近に残らず、通行車両から離れることを優先します。

POINT 5

  • 追突事故では110番通報と事故証明を省略しない
  • 軽い事故でも、警察届出は後日の補償と手続の基礎になります。
  • 事故直後は、相談窓口の#9110ではなく110番通報が基本です。
  • 道路交通法72条は、事故時の停止、負傷者救護、危険防止、警察への報告を定めています。
  • 軽い事故に見えても、後から症状が出ることがあります。

POINT 6

  • 追突事故の現場で残すべき証拠と情報
  • 相手方情報、位置関係、損傷、道路状況、ドラレコ、目撃者を早い段階で確保します。
  • 追突事故では、当事者の記憶が後から食い違うことがあります。
  • 現場で残した写真、動画、ドラレコ、目撃者情報は、過失割合、損傷、受傷機転、修理、保険対応の基礎になります。
  • 下の情報一覧は、現場で優先して残したい項目をまとめたものです。

POINT 7

  • 追突事故の現場でしてはいけないこと
  • その場で示談しない
  • 事故直後は症状や修理費が確定していません。
  • 無傷と断定しない
  • 首痛、頭痛、しびれ、吐き気、めまいは後から出ることがあります。

POINT 8

  • 追突事故後の医療対応と受診の注意点
  • 初診は医療機関を基本に、頭部外傷や子どもの症状も軽く見ないことが大切です。
  • 追突事故後のむち打ちは俗称であり、外傷性頚部症候群、神経根症、脊髄損傷 などを含む可能性があります。
  • 頭部に強い力が加わった場合は、数時間後に症状がはっきりすることもあります。
  • この表が重要なのは、首の痛みだけに注目すると、頭部外傷や神経症状を見落とす可能性があるためです。

まとめ

  • 追突されたときに 現場でやるべきことと注意点
  • 追突されたときに現場でやるべきことと注意点:命を守る、二次事故を防ぐ、警察へ届ける、証拠を残す、早く受診する流れを整理します。
  • 追突事故の現場対応が重要な理由:その場の一言、見た目の軽さ、停止場所、初期資料が後日の判断に影響します。
  • 追突事故直後の最初の1分で確認すること:意識、呼吸、出血、頭部外傷、首や手足の異常を落ち着いて確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

追突されたときに現場でやるべきことと注意点

命を守る、二次事故を防ぐ、警察へ届ける、証拠を残す、早く受診する流れを整理します。

追突された直後の対応は、単なるマナーではありません。道路交通法上の停止・救護・危険防止・警察報告の義務、救急医療、後日の保険請求、過失認定、修理、労務手続までつながります。

このページの結論は、命の危険を評価し、二次事故を防ぎ、110番通報をし、現場情報を保全し、医療機関を早期受診し、保険や労務手続へ接続することです。事故直後は完璧な対応より、優先順位を間違えないことが大切です。

最優先強い頭痛、嘔吐、意識がはっきりしない、片側のしびれや脱力、大量出血、強い衝撃がある場合は、一般に119番への連絡が優先される対応とされています。

下の比較表は、現場対応の6段階を優先順位順に示したものです。順番が重要なのは、安全確保や救護を後回しにすると、補償以前に被害が拡大する危険があるためです。上から順に、いま何を先に行うべきかを読み取ってください。

優先順位やること主な理由
1救護と危険評価命の保護が最優先で、事故時の基本義務にも関わります
2二次事故防止停止車両や車外の人への追加衝突を防ぎます
3110番通報届出、実況見分、事故証明の基礎になります
4証拠保全事故態様、損傷、受傷機転、補償資料の土台になります
5医療機関受診頭部外傷、頚部外傷、遅発症状の早期発見につながります
6保険・労務連絡補償、修理、休業、労災対応へ接続します
Section 01

追突事故の現場対応が重要な理由

その場の一言、見た目の軽さ、停止場所、初期資料が後日の判断に影響します。

追突事故は、後ろからぶつけられたから相手が悪いと理解されやすい一方で、実務では症状の遅れ、証拠の不足、二次事故、保険会社とのやり取りが問題になります。事故直後の数分間が、その後の治療や補償を支える基礎になります。

下の重要ポイント一覧は、現場対応が後日の問題へつながる理由を4つに分けたものです。読者にとって重要なのは、現場で軽く見えることと、後で争点になることは別だという点です。各項目から、今残すべき言葉や資料を読み取ってください。

発言

大丈夫という一言が争点になる

現場で無傷と断定すると、後から首痛や神経症状が出たときに因果関係が争われやすくなります。

医療

症状は遅れて出ることがある

頚部外傷や頭部外傷は、事故直後には目立たず、数時間後や翌日に悪化することがあります。

安全

停止場所そのものが危険になる

高速道路では、停止車両や車外に出た人への追突が重大事故につながるため、早い退避が重要です。

資料

事故証明と記録が土台になる

警察への届出、写真、ドラレコ、目撃者、診断書が、その後の保険や損害賠償の基礎になります。

下の強調欄は、高速道路で特に注意したい統計的な背景を示しています。この情報が重要なのは、高速道路では車内で待つ、路肩で話すという行動そのものが危険になり得るからです。死亡事故の形態から、退避の優先度を読み取ってください。

高速道路では二次事故の危険が大きい

中日本高速道路株式会社の2024年資料では、同社管理高速道路の交通死亡事故31件のうち、停止車両や車外に出た人への追突形態が約半数を占めたとされています。高速道路では、事故後も通行車両が高速で近づくことを前提に行動する必要があります。

Section 02

追突事故直後の最初の1分で確認すること

意識、呼吸、出血、頭部外傷、首や手足の異常を落ち着いて確認します。

追突直後は、興奮や混乱で痛みを正確に感じにくいことがあります。まずは自分、同乗者、相手方の状態を確認し、重症が疑われる場合は救急要請を優先します。判断に迷う場合は、地域によって救急安心センター事業の#7119を利用できることがありますが、重症が疑われる場面では119番が優先される対応とされています。

下の判断の流れは、事故直後の確認順を示しています。順番が重要なのは、命に関わる症状を見落とさず、首や脊髄の損傷が疑われる人を無理に動かさないためです。上から順に確認し、危険な症状があれば救急へ進むと読み取ってください。

最初の1分の確認順

意識と呼吸を確認

返事、会話、呼吸、顔色、反応を見ます。

危険サインを確認

強い頭痛、嘔吐、けいれん、片側のしびれ、脱力、大量出血、歩けない状態を見ます。

あり
119番を優先

重症が疑われる場合は救急要請が優先される対応とされています。

なし
安全確保へ進む

車両移動や退避、110番通報、記録へ進みます。

下の比較表は、119番を検討したい代表的な症状を身体部位ごとに整理しています。この表が重要なのは、事故直後に本人が大丈夫と言っても、頭部や神経の異常が隠れていることがあるためです。左列の症状があれば、右列の危険を疑って読む必要があります。

確認する症状注意したい理由現場での考え方
意識がない、返事がおかしい頭部外傷や全身状態の悪化が疑われる救急要請を優先する
強い頭痛、嘔吐、けいれん頭蓋内損傷のサインになり得る様子見にしない
片側のしびれ、脱力、ろれつ障害神経症状が疑われる医療評価を急ぐ
首や背中の強い痛み頚椎や脊髄の損傷が隠れている可能性があるむやみに動かさない
Section 03

追突事故で二次事故を防ぐ安全確保

一般道と高速道路では、避難の考え方が大きく変わります。

事故現場の保存は大切ですが、道路上に止まり続けることは危険です。特に高速道路では、路肩に寄せただけで安心せず、通行車両から離れる必要があります。安全な場所へ退避した後は、110番、非常電話、道路緊急ダイヤル#9910などで状況を知らせることも重要です。

下の比較表は、一般道と高速道路で安全確保の考え方がどう違うかを整理しています。この違いが重要なのは、高速道路では車内や路肩付近にいること自体が重大な危険になりやすいためです。道路の種類ごとに、どこへ退避するかを読み取ってください。

場所基本対応避けたい行動
一般道負傷が重くなく車両が動かせる場合は、ハザードを点灯し、安全な場所へ移動する車線上で長く停止する、相手と道路上で立ち話を続ける
高速道路可能なら路肩等へ寄せ、停止表示器材等で後続車へ知らせ、ガードレール外などへ退避する車内で救援を待ち続ける、路肩付近にとどまる、その場で修理を始める

下の時系列は、高速道路で追突された場合の行動の順番を示しています。順番が重要なのは、停止車両の後方からさらに追突される危険を減らすためです。上から下へ、車両操作、後続車への合図、退避、通報の順に読み取ってください。

直後

ハザードを点灯し、可能な範囲で安全側へ寄せる

急な車線横断は避け、周囲の流れを見ながら停止位置を選びます。

停止後

停止表示器材や発炎筒で後続車に知らせる

設置する人自身が車両にはねられないよう、周囲を確認して行動します。

退避

同乗者も含めてガードレール外などへ移る

車内や車の前後付近に残らず、通行車両から離れることを優先します。

Section 04

追突事故では110番通報と事故証明を省略しない

軽い事故でも、警察届出は後日の補償と手続の基礎になります。

事故直後は、相談窓口の#9110ではなく110番通報が基本です。道路交通法72条は、事故時の停止、負傷者救護、危険防止、警察への報告を定めています。軽い事故に見えても、後から症状が出ることがあります。

下の比較表は、110番で伝えたい内容と、その情報が後で何に使われるかを整理しています。この整理が重要なのは、警察への報告が交通事故証明書や実況見分の基礎になり、保険請求にもつながるためです。左列を通報時の確認項目として読み取ってください。

伝える内容後で関係する手続注意点
事故の発生日時と場所事故証明、実況見分、保険連絡高速道路では上下線、キロポスト、近くの施設も確認する
負傷者の有無と程度救急対応、人身事故の判断痛みが軽くても、首や頭の異常は伝える
損壊した物と程度修理、物損、損傷写真との照合車両以外のガードレールや標識も見る
通行への支障交通規制、二次事故防止車線上の停止、散乱物、渋滞を伝える
注意相手が警察は呼ばなくてよいと言っても、一般的には事故直後の110番通報と届出が優先される対応とされています。後日の交通事故証明書や補償手続のためにも、省略しないことが重要です。
Section 05

追突事故の現場で残すべき証拠と情報

相手方情報、位置関係、損傷、道路状況、ドラレコ、目撃者を早い段階で確保します。

追突事故では、当事者の記憶が後から食い違うことがあります。現場で残した写真、動画、ドラレコ、目撃者情報は、過失割合、損傷、受傷機転、修理、保険対応の基礎になります。

下の情報一覧は、現場で優先して残したい項目をまとめたものです。この一覧が重要なのは、事故後しばらくすると車両が移動され、ドラレコが上書きされ、目撃者も見つけにくくなるためです。各項目から、すぐ記録すべき内容を読み取ってください。

01

相手方情報

氏名、住所、連絡先、自賠責保険任意保険、証明書番号、勤務先、車両ナンバーを控えます。

本人確認保険
02

事故状況

車両位置、損傷部位、道路全景、信号、標識、停止線、車線、路面、工事、障害物を記録します。

位置関係道路状況
03

ドラレコ

事故時の映像が上書きされないよう、保存操作やSDカードの保全を早めに検討します。

映像上書き防止
04

目撃者

第三者の氏名や連絡先を可能な範囲で確認します。停止の有無、速度感、信号状況などで役立つことがあります。

第三者記憶保全

下の比較表は、写真を撮るときの対象と目的を整理しています。目的を意識することが重要なのは、近くの損傷だけ撮っても、位置関係や道路状況が分からないことがあるためです。近景と遠景を組み合わせて読むように記録してください。

撮影対象分かること撮り方の目安
車両全体衝突方向、車両位置、停止状況前後左右から遠めに撮る
損傷部位衝突箇所、損傷の深さ、修理範囲近景と少し離れた写真を残す
道路全景車線、信号、標識、見通し交差点や停止線を含めて撮る
Section 06

追突事故の現場でしてはいけないこと

その場での示談、無傷の断定、受診遅れ、修理や廃車の急ぎすぎに注意します。

追突事故の現場では、早く終わらせたい気持ちから不利な行動を取りやすくなります。特に、その場での示談、無傷の断定、受診の遅れ、車両処分の急ぎすぎは、後日の補償や立証に影響することがあります。

下の注意項目一覧は、現場で避けたい行動とその理由をまとめたものです。この一覧が重要なのは、どれも事故直後には小さな判断に見えても、後で損害や因果関係を争う場面で大きく響くことがあるためです。各項目から、代わりに取るべき慎重な対応を読み取ってください。

その場で示談しない

事故直後は症状や修理費が確定していません。金銭授受や口頭合意は、後日の追加請求を難しくすることがあります。

無傷と断定しない

首痛、頭痛、しびれ、吐き気、めまいは後から出ることがあります。医学的評価前の断定は避けます。

受診を遅らせない

初診が遅れると、事故によるけがかどうかが争われやすくなります。痛みや不安がある場合は早めの医療評価が重要です。

修理や廃車を急がない

車両損傷は事故態様を示す資料になります。写真、見積、保険会社への報告を先に進めます。

Section 07

追突事故後の医療対応と受診の注意点

初診は医療機関を基本に、頭部外傷や子どもの症状も軽く見ないことが大切です。

追突事故後のむち打ちは俗称であり、外傷性頚部症候群、神経根症、脊髄損傷などを含む可能性があります。頭部に強い力が加わった場合は、数時間後に症状がはっきりすることもあります。

下の比較表は、受診時に注意したい症状と診療上の見方を整理したものです。この表が重要なのは、首の痛みだけに注目すると、頭部外傷や神経症状を見落とす可能性があるためです。症状の種類ごとに、どの医療評価が必要になり得るかを読み取ってください。

症状・状況注意したい傷病受診時に伝えたいこと
首の痛み、肩のこり、可動域制限外傷性頚部症候群、神経根症痛む場所、動かしたときの痛み、しびれの有無
しびれ、脱力、ふらつき神経症状、脊髄や神経根の障害左右差、出現時期、悪化する動作
頭痛、嘔吐、眠気、反応の変化頭部外傷、頭蓋内損傷頭を打ったか、意識が飛んだか、症状の変化
子どもの泣き方や顔色が普段と違う本人が症状を言語化できないけが普段との違い、眠り方、食欲、機嫌

下の資料一覧は、受診後に残しておきたい書類をまとめています。これらが重要なのは、後日の保険請求、治療費、休業損害、人身事故届出、後遺障害の検討で基礎資料になるためです。書類の名前だけでなく、何のために必要かを読み取って保管してください。

01

診断書

けがの内容と診断日を示す資料です。人身事故への切り替えや保険手続で必要になることがあります。

診断
02

診療報酬明細書

治療内容や通院実績を示す資料です。治療費や通院慰謝料の確認に関係します。

治療内容
03

領収書

自己負担した治療費、交通費、薬代などを後で確認するために保管します。

費用
Section 08

追突事故後の保険・法務・修理・労務手続

事故証明、保険会社への連絡、人身対応、労災、相談先へつなげます。

追突事故の対応は現場で終わりません。警察への届出を済ませたうえで、交通事故証明書、診断書、修理見積、領収書、休業関係資料などを整理し、保険や労務の手続につなげます。

下の時系列は、現場後に進む手続の順番を示しています。順番が重要なのは、警察届出や初診が遅れると、後の資料がつながりにくくなるためです。上から下へ、事故事実、医療、保険、勤務先、相談先の順に読み取ってください。

当日

警察届出と医療機関受診

110番通報、現場対応、初診を済ませ、診断書や領収書を保管します。

落ち着き次第

自分の保険会社や代理店へ連絡

被害事故でも、契約内容、相手方情報、事故状況を共有します。

症状が出た場合

物損だけで終わらせるか慎重に確認

後から痛みが出た場合は、医療資料を踏まえて警察や保険会社へ相談します。

通勤・業務中

会社と労務担当へ報告

第三者行為災害として労災との関係を確認する必要が出ることがあります。

下の比較表は、相手が逃げた場合、無保険の場合、相手不明の場合でも共通して重要な初動を整理しています。この表が重要なのは、相手が特定できない状況でも、警察届出と医療記録が後の制度利用の基礎になるためです。左列の状況ごとに、まず残す情報を読み取ってください。

状況優先する行動記録したい情報
ひき逃げ安全確保、110番、119番、医療機関受診ナンバー、車種、色、逃走方向、時刻、目撃者
無保険の疑い警察届出、相手方情報、保険加入状況の確認氏名、住所、連絡先、車検証、ナンバー
相手不明人身事故として届出できるか確認し、治療記録を残す現場写真、ドラレコ、目撃者、事故時刻、場所
Section 09

追突事故直後のチェックリスト

現場で抜けやすい確認事項を、行動順にまとめます。

追突事故直後は、緊張で手順を忘れやすくなります。チェックリストは、命、安全、警察、証拠、医療、保険の順に確認するための道具として使います。

下の一覧は、現場から当日中までの確認事項をまとめたものです。この一覧が重要なのは、ひとつの漏れが後日の事故証明、治療、補償、修理に影響することがあるためです。上から順に確認し、済んだものと未了のものを分けて読み取ってください。

命と安全

救護・退避

  • 意識、呼吸、出血、頭部外傷、首痛、しびれを確認した
  • 重症が疑われる場合は119番した
  • 二次事故を防ぐ位置へ退避した
  • 高速道路ならガードレール外へ避難した
届出

警察・事故証明

  • 110番通報をした
  • 事故場所、けが人、損壊、通行支障を伝えた
  • 交通事故証明書の取得に備えた
記録

証拠保全

  • 相手方情報とナンバーを控えた
  • 損傷、位置関係、道路状況を撮影した
  • ドラレコの上書きを防いだ
  • 目撃者の連絡先を確認した
手続

医療・保険・勤務先

  • その場で示談や金銭授受をしなかった
  • 症状が軽くても医療機関受診を予定した
  • 自分の保険会社へ連絡した
  • 通勤中・業務中なら会社にも連絡した
Section 10

追突事故の現場対応に関するFAQ

安全行動と一般的な制度説明として、断定しすぎない形で整理します。

Q1. 軽くぶつけられただけでも警察を呼ぶ必要がありますか

一般的には、軽微に見えても交通事故として警察へ報告することが必要とされています。後から症状が出ることもあり、交通事故証明書や保険手続の基礎にもなります。ただし、事故態様や負傷程度によって必要な対応は変わるため、現場では110番で状況を伝えることが優先される対応とされています。

Q2. 相手が警察を呼ばなくてよいと言っています

一般的には、当事者間の都合で警察への報告を省略することは避けるべきとされています。事故の大小、相手の発言、急ぎの事情にかかわらず、届出をしないと後日の証明が難しくなる可能性があります。具体的な対応は事故状況によって変わりますが、現場では110番通報が基本です。

Q3. 追突直後は痛くない場合でも受診した方がよいですか

一般的には、強い衝撃、頭部打撲、首痛、しびれ、頭痛、吐き気、めまい、子どもの同乗などがある場合は、早めの医療評価が重要とされています。症状がない場合でも、事故状況や不安の程度によって判断が変わる可能性があります。具体的には医療機関や専門家へ相談する必要があります。

Q4. 整骨院に先に行ってもよいですか

一般的には、初診は整形外科、救急外来、脳神経外科などの医療機関を基本にすることが望ましいとされています。整骨院等での施術を検討する場合でも、医師の診断や治療方針を確認したうえで進める方が、医学的にも補償実務上も整理しやすくなります。

Q5. 高速道路では車内に残る方が安全ですか

一般的には、高速道路で停止した車両内に残ることは、後続車の追突リスクがあるため危険とされています。可能な範囲で後続車へ合図し、ガードレール外など通行車両から離れた場所へ退避することが重要です。負傷状況や現場環境によって対応は変わるため、人命・安全を最優先に110番や119番へ連絡します。

Reference

参考文献・一次情報

法令・警察関係

  • e-Gov法令検索「道路交通法」
  • 警視庁「こんなときこそ110番」
  • 警視庁「交通事故被害にあわれた方へ」

救急・医療関係

  • 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
  • 総務省消防庁「救急安心センター事業」
  • 日本整形外科学会「外傷性頚部症候群」
  • 日本整形外科学会「むち打ち症」
  • 慶應義塾大学病院 KOMPAS「頭部外傷とは」

保険・道路安全・労務関係

  • 日本損害保険協会「交通事故直後から示談までの流れ」
  • 自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書」
  • 中日本高速道路株式会社「お客さまへの安全走行のお願い」
  • JAF「高速道路で事故や故障が発生した場合の対応」
  • 厚生労働省「第三者行為災害のしおり」
  • 日本損害保険協会「そんぽADRセンター」
  • 法テラス「犯罪被害者支援」