2σ Guide

弁護士に依頼した後も
保険会社から連絡が来る場合の対応

交通事故で弁護士に依頼した後も、保険会社や調査担当から連絡が来ることがあります。何を答えず、何を記録し、どのように弁護士へ引き継ぐかを整理します。

4つ 最初に取る基本対応
3分類 連絡内容の判断軸
3段階 反復連絡への対応
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弁護士に依頼した後も 保険会社から連絡が来る場合の対応

交通事故で弁護士に依頼した後も、保険会社や調査担当から連絡が来ることがあります。

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弁護士に依頼した後も 保険会社から連絡が来る場合の対応
交通事故で弁護士に依頼した後も、保険会社や調査担当から連絡が来ることがあります。
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  • 弁護士に依頼した後も 保険会社から連絡が来る場合の対応
  • 交通事故で弁護士に依頼した後も、保険会社や調査担当から連絡が来ることがあります。

POINT 1

  • 弁護士に依頼した後も保険会社から連絡が来る場合の基本対応
  • 即答せず、相手を確認し、弁護士へ一元化し、記録を共有します。
  • 重要事項に即答しない
  • 相手と用件を確認する
  • 弁護士へ連絡するよう伝える

POINT 2

  • 弁護士依頼後も保険会社から連絡が来る理由
  • 受任通知の共有漏れ、事務連絡、自分の保険、自賠責請求が関係します。
  • 依頼後は窓口整理が必要
  • 法律判断は弁護士を通す
  • 事務連絡まで消えるとは限らない

POINT 3

  • 保険会社からの連絡を3分類で判断する
  • 示談金額の提示
  • 総額だけでは慰謝料、逸失利益、既払金、将来損害の過不足を判断できません。
  • 過失割合の確認
  • 実況見分、映像、車両損傷、道路状況を確認する前に認めると不利になる可能性があります。

POINT 4

  • 電話が来た瞬間の対応手順
  • 1. 相手を確認する:会社名、部署名、担当者名、電話番号、事故番号、立場を聞きます。
  • 2. 用件を確認する:人身、物損、弁護士費用特約、自賠責、書類確認のどれかを分けます。
  • 3. 実質交渉かを判断する:示談、過失、治療終了、同意書、後遺障害、休業損害なら回答しません。
  • 4. 弁護士へ連絡依頼:本人からは回答しないと伝えます。
  • 5. 書面化を依頼:弁護士宛てにメールまたは書面で送ってもらいます。
  • 6. 記録を保存して共有:着信履歴、通話メモ、書類、メールを弁護士へ送ります。

POINT 5

  • 弁護士依頼後に避けたい発言、同意書、示談書
  • 症状、過失、医療情報、清算条項は後の評価に影響します。
  • 電話での何気ない発言や署名は、後の交渉で重要な意味を持つことがあります。
  • 同意書はすべて拒否すればよいものではありません。
  • 治療費の一括対応や保険金支払に必要な範囲の同意は実務上有用なことがあります。

POINT 6

  • 医療、保険、証拠、生活再建で必要な対応
  • 治療費、症状固定、自賠責調査、事故証明、車両損傷、労務を整理します。
  • 保険会社からの連絡は、医療、保険、証拠、生活再建にまたがります。
  • 分野ごとに、連絡の意味と注意点を確認してください。
  • 症状固定は医学的判断を含みます。

POINT 7

  • 直接連絡が続く場合の段階的対応
  • 1. 第1段階 ― 受任通知の再送:弁護士から、本人が依頼済みであること、今後の窓口を弁護士にすること、各部署への共有を求めます。
  • 2. 第2段階 ― 上席や相談窓口へ改善要請:受任通知送付日、送付先、直接連絡の日時、担当者名、用件、本人が弁護士経由を求めた事実を整理します。
  • 3. 第3段階 ― ADR等の相談を検討:保険会社との苦情や紛争解決手続を検討する場合も、弁護士と協議して進めます。

POINT 8

  • 本人がしてよいこと、してはいけないこと
  • 記録、共有、通院、資料保存は行い、同意や示談は即断しません。
  • 弁護士に依頼した後も、本人にできることは多く残ります。
  • この比較は、本人が担うべき事実整理と、本人判断で行うと危険な行動を分けるために重要です。
  • 弁護士へ共有する内容は、形式をそろえると判断が早くなります。

まとめ

  • 弁護士に依頼した後も 保険会社から連絡が来る場合の対応
  • 弁護士に依頼した後も保険会社から連絡が来る場合の基本対応:即答せず、相手を確認し、弁護士へ一元化し、記録を共有します。
  • 弁護士依頼後も保険会社から連絡が来る理由:受任通知の共有漏れ、事務連絡、自分の保険、自賠責請求が関係します。
  • 保険会社からの連絡を3分類で判断する:即答禁止、弁護士へ転送、自分の保険会社対応に分けます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

弁護士に依頼した後も保険会社から連絡が来る場合の基本対応

即答せず、相手を確認し、弁護士へ一元化し、記録を共有します。

弁護士に依頼した後でも、相手方保険会社、自分の保険会社、自賠責保険会社、損害調査担当、修理業者、医療機関などから連絡が来ることがあります。示談、過失割合、治療終了、後遺障害、休業損害、賠償金額、同意書、示談書に関する連絡は、本人がその場で判断せず、担当弁護士へつなぐのが基本です。

次の一覧は、本人が最初に取るべき4つの行動を表します。目的は保険会社を敵視することではなく、後から「同意した」「症状が軽いと認めた」などの争いを避けることです。番号順に、電話やメールで何をすればよいかを確認してください。

1

重要事項に即答しない

示談内容、過失割合、症状固定、治療終了、賠償額には、その場で答えません。

2

相手と用件を確認する

会社名、部署、担当者名、電話番号、事故番号、用件を確認します。

3

弁護士へ連絡するよう伝える

「弁護士に依頼済みなので、今後は担当弁護士に連絡してください」と伝えます。

4

記録を弁護士へ共有する

着信履歴、通話メモ、メール、SMS、書類を保存して弁護士へ送ります。

基本文言本件は弁護士に依頼済みです。私はここで回答できません。今後のご連絡は、担当弁護士へお願いします。
Section 01

弁護士依頼後も保険会社から連絡が来る理由

受任通知の共有漏れ、事務連絡、自分の保険、自賠責請求が関係します。

直接連絡が来る理由を知っておくと、必要な事務連絡と、本人が答えるべきでない交渉事項を分けやすくなります。次の一覧は、依頼後にも連絡が残る代表的な理由を表します。左から理由、起こる場面、注意点を読み取ってください。

理由起こる場面注意点
受任通知が届いていない弁護士からの通知前、送付先の誤り、担当部署の違い弁護士へ再送や部署共有を依頼します
社内共有が不十分人身、物損、医療、休業損害、弁護士費用特約の担当が別部署名と担当者名を確認します
事務連絡だと認識されている書類確認、診断書、修理見積、口座、交通事故証明書事務に見えても権利に影響する質問があります
自分の保険会社からの連絡弁護士費用特約、人身傷害、搭乗者傷害、車両保険協力が必要でも、資料提出範囲は弁護士と共有します
自賠責請求上の照会被害者請求、損害調査、後遺障害認定無視せず、回答前に弁護士へ確認します

法律上は、依頼後の連絡が常に直ちに違法になるわけではありません。この整理は、違法かどうかを電話口で争うよりも、本人保護、交渉の公正、記録の明確性を保つために重要です。本人が判断しない事項を確認してください。

委任

依頼後は窓口整理が必要

交通事故の示談交渉を弁護士へ依頼すると、法律事務の処理を委ねる関係になります。本人がすべての連絡を受けて判断する必要はありません。

専門性

法律判断は弁護士を通す

示談交渉、後遺障害、訴訟対応は法律事務の中心に属します。本人が電話で法律評価を含む回答をするのは避けます。

例外

事務連絡まで消えるとは限らない

治療費支払、書類到達確認、物損の実務連絡など、本人確認が必要な場面もあります。無視せず弁護士へ共有します。

Section 02

保険会社からの連絡を3分類で判断する

即答禁止、弁護士へ転送、自分の保険会社対応に分けます。

保険会社からの連絡は、内容によって危険度が違います。この分類は、その場で答えないもの、弁護士へ転送するもの、自分の保険会社として協力を検討するものを分けるために重要です。用件を聞いたら、まずどの列に当たるかを確認してください。

分類具体例対応
即答してはいけない連絡示談金額、過失割合、治療費打切り、症状固定、後遺障害、休業損害、示談書、同意書、免責証書弁護士へ連絡するよう伝え、本人は回答しません
弁護士へ転送すべき事務連絡書類到着確認、診断書、診療報酬明細書、交通事故証明書、修理見積、口座、自賠責書類の不足無視せず、書面またはメールで弁護士宛てに送ってもらいます
自分の保険会社からの連絡弁護士費用特約、人身傷害、搭乗者傷害、車両保険、代車特約、無保険車傷害契約上の協力が必要な場合がありますが、提出資料と発言は弁護士と共有します

次の一覧は、特に本人がその場で答えない方がよい代表的な用件をまとめたものです。これらは治療費、休業損害、後遺障害、過失割合、最終解決に影響するため、右列の理由を確認してください。

示談金額の提示

総額だけでは慰謝料、逸失利益、既払金、将来損害の過不足を判断できません。

過失割合の確認

実況見分、映像、車両損傷、道路状況を確認する前に認めると不利になる可能性があります。

治療終了や症状固定

医学的判断や後遺障害診断書の時期に直結します。

休業損害の確認

職種、収入資料、医師の就労制限、勤務先資料で結論が変わります。

同意書の返送

医療情報の範囲、期間、目的が広すぎると争点が広がることがあります。

示談書や免責証書

清算条項により、後から追加請求が難しくなる可能性があります。

Section 03

電話が来た瞬間の対応手順

相手確認、用件分類、書面化、記録保存、弁護士共有の順で進めます。

電話では、焦って事故内容や症状を説明し始めないことが大切です。次の判断の流れは、相手を特定し、用件を分類し、必要な情報を記録するためのものです。上から順に進め、途中で実質交渉だと分かったら弁護士へ戻してください。

電話対応の判断の流れ

相手を確認する

会社名、部署名、担当者名、電話番号、事故番号、立場を聞きます。

用件を確認する

人身、物損、弁護士費用特約、自賠責、書類確認のどれかを分けます。

実質交渉かを判断する

示談、過失、治療終了、同意書、後遺障害、休業損害なら回答しません。

実質交渉
弁護士へ連絡依頼

本人からは回答しないと伝えます。

事務連絡
書面化を依頼

弁護士宛てにメールまたは書面で送ってもらいます。

記録を保存して共有

着信履歴、通話メモ、書類、メールを弁護士へ送ります。

通話直後のメモは、後日の確認資料になります。次の表は、残すべき項目と意味を整理したものです。記憶が薄れる前に、できるだけ同じ形式で記録してください。

記録項目書く内容
日時着信または通話した日付と時刻
着信番号表示された電話番号
会社名、部署名、担当者名相手の所属と氏名
事故番号受付番号、証券番号、事故番号など
用件人身、物損、治療費、書類、示談など
相手の発言の要旨提示、期限、依頼、質問の内容
こちらの回答弁護士へ連絡するよう伝えたこと
次回連絡予定期限や折返し予定があれば記録
弁護士へ共有した日時メール、電話、チャット、郵送などの共有方法
期限対応期限があるなら、その期限と理由を担当弁護士宛てに書面で送ってください。私からこの電話で回答はできません。
Section 04

弁護士依頼後に避けたい発言、同意書、示談書

症状、過失、医療情報、清算条項は後の評価に影響します。

電話での何気ない発言や署名は、後の交渉で重要な意味を持つことがあります。この一覧は、本人が軽い気持ちで答えやすいが、治療費、休業損害、後遺障害、過失割合に影響し得る発言を整理したものです。左列の発言を避ける理由を右列で確認してください。

避けたい発言、行動影響し得る点
だいぶ治りました、もう大丈夫です治療終了、休業損害、後遺障害の評価に影響する可能性があります
仕事には戻れそうです休業損害や就労制限の評価と食い違うことがあります
事故前から少し痛かったです既往症や因果関係の争点につながる可能性があります
こちらにも落ち度があります過失割合の根拠として扱われる可能性があります
相手が見えにくかったので仕方ないです事故態様の評価に影響する可能性があります
同意書にすぐ署名する医療情報の範囲が広すぎると不要な争点が広がることがあります
示談書や免責証書に署名する最終解決となり、追加請求が難しくなる可能性があります

同意書はすべて拒否すればよいものではありません。治療費の一括対応や保険金支払に必要な範囲の同意は実務上有用なことがあります。次の一覧は、署名前に確認すべき範囲を示します。取得対象、期間、目的が必要以上に広くないかを確認してください。

確認項目見るべき点
医療機関どの病院、整骨院、薬局に対する同意か
期間事故後だけか、事故前の既往歴まで含むか
資料範囲診断書、診療報酬明細書、画像、カルテ、看護記録のどこまでか
医師面談保険会社側の面談を認める文言があるか
回答書の共有照会書や回答書の写しを本人側も確認できるか
有効期間いつまで使える同意なのか
提出経路弁護士経由で提出するべきか
修正可否不要に広い条項を限定できるか
注意示談書や免責証書は、通常、最終解決を意味します。治療中、症状固定前、後遺障害申請前、休業損害や逸失利益が未確定の段階では、署名前に弁護士へ確認する必要があります。
Section 05

医療、保険、証拠、生活再建で必要な対応

治療費、症状固定、自賠責調査、事故証明、車両損傷、労務を整理します。

保険会社からの連絡は、医療、保険、証拠、生活再建にまたがります。この一覧は、それぞれの分野で何を本人が即答せず、何を弁護士へ共有すべきかを整理するために重要です。分野ごとに、連絡の意味と注意点を確認してください。

1

医療実務

症状固定は医学的判断を含みます。痛み、しびれ、めまい、頭痛、日常生活動作、就労制限、薬の効果を医師へ正確に伝えることが重要です。

症状固定医療照会
2

保険実務

任意一括対応を止めるかどうかは慎重に判断します。治療費打切り連絡を受けても、その場で了承せず、理由と根拠を書面で確認します。

一括対応治療費打切り
3

自賠責調査

事故発生状況、支払の的確性、損害額などの調査は無視しません。ただし回答内容は事故態様や後遺障害に影響するため、弁護士に確認します。

被害者請求損害調査
4

証拠実務

交通事故証明書、実況見分調書、通話記録、メール、書類封筒、修理見積書、車両写真、診断書、休業資料を保存します。

記録保存書面化
5

車両技術

修理や廃車の前に、損傷部位、車両全体、ナンバー、フレーム損傷、ドライブレコーダー、EDR、保管期限を確認します。

物損証拠保存
6

生活再建と労務

復職、休業損害、労災、健康保険、傷病手当金、障害年金、介護、福祉サービス、学校対応の情報も弁護士へ共有します。

休業損害公的制度

治療費打切りの連絡が来た場合は、順番を間違えないことが大切です。次の一覧は、了承する前に確認する事項を表します。上から順に、理由、医師の意見、代替手段を確認してください。

順番確認すること
1打切り予定日と理由を確認する
2その場で了承しない
3主治医の治療継続意見を確認する
4弁護士へ連絡内容を共有する
5健康保険、労災、自賠責被害者請求、人身傷害保険などを検討する
Section 06

直接連絡が続く場合の段階的対応

受任通知再送、上席や相談窓口、ADR相談を順に検討します。

一度だけの連絡なら社内共有漏れの可能性がありますが、繰り返される場合は記録に基づいて段階的に対応します。この判断の流れは、本人が感情的に抗議するのではなく、弁護士を通じて改善を求めるために重要です。順番に、誰へ何を伝えるかを確認してください。

反復連絡への段階的な対応

第1段階 ― 受任通知の再送

弁護士から、本人が依頼済みであること、今後の窓口を弁護士にすること、各部署への共有を求めます。

第2段階 ― 上席や相談窓口へ改善要請

受任通知送付日、送付先、直接連絡の日時、担当者名、用件、本人が弁護士経由を求めた事実を整理します。

第3段階 ― ADR等の相談を検討

保険会社との苦情や紛争解決手続を検討する場合も、弁護士と協議して進めます。

連絡内容ごとの返答は、短く、書面化を求める形が基本です。次の一覧は、よくある用件と対応文言をまとめたものです。議論せず、弁護士へ送るよう求める点を読み取ってください。

用件返答の方向性
示談金を提示したい私からは示談金について回答できません。担当弁護士へ書面で提示してください。
治療費を今月で終わります了承はできません。理由と根拠を担当弁護士へ書面で送ってください。
同意書をすぐ返送してください弁護士に確認してから対応します。書類一式を弁護士にも送ってください。
物損だけ先に終わらせましょう物損についても弁護士に確認してから対応します。示談書案と損害計算書を弁護士へ送ってください。
休業損害の確認です勤務先資料と医師の意見を確認して弁護士から回答します。
事故状況を確認したい事故状況は弁護士と確認中です。質問事項を書面で送ってください。
Section 07

本人がしてよいこと、してはいけないこと

記録、共有、通院、資料保存は行い、同意や示談は即断しません。

弁護士に依頼した後も、本人にできることは多く残ります。この比較は、本人が担うべき事実整理と、本人判断で行うと危険な行動を分けるために重要です。左列と右列を対比し、対応範囲を確認してください。

してよいことしてはいけないこと
相手の身元と用件を確認する示談金額に同意する
弁護士の連絡先を伝える過失割合を認める
書面またはメールでの送付を依頼する治療終了に同意する
通話内容をメモする症状固定を自分で決める
書類を開封して写真を撮る同意書や示談書に即署名する
書類を弁護士へ共有する医療情報を広範に開示する
医療機関へ正確な症状を伝える弁護士には言わないと約束する
領収書、交通費、休業資料、車両写真を保存する保険会社の連絡を削除する、SNSへ不用意に投稿する

弁護士へ共有する内容は、形式をそろえると判断が早くなります。次の一覧は、メールやメッセージに入れる項目を表します。情報の抜けをなくすために、各項目を埋める形で送ると整理しやすくなります。

共有項目内容
件名保険会社から本人宛てに直接連絡がありました
日時連絡を受けた日付と時刻
会社名、部署名、担当者名相手の所属と氏名
電話番号、事故番号折返し先と受付番号
用件と相手の説明示談、治療費、書類、物損、休業損害など
こちらの回答弁護士へ連絡するよう伝えた内容
書類、添付資料写真、PDF、郵便物、メール、SMSなど
送信用文例本日、保険会社から私の携帯へ直接連絡がありました。私は「弁護士に依頼済みなので、今後は先生へ連絡してください」と伝えました。用件と資料を共有しますので、必要な対応をご指示ください。
Section 08

子ども、高齢者、外国人当事者、デジタル連絡の注意点

判断能力、通訳、電子同意、なりすましにも注意します。

連絡対応のリスクは、本人の年齢、健康状態、言語、連絡手段によって高まることがあります。この一覧は、特別な配慮が必要な場面と、その理由を整理したものです。本人だけで対応せず、家族や弁護士と情報を共有する必要性を読み取ってください。

未成年

子どもの事故

本人の携帯へ連絡が来る場合、家族が着信や書類を確認する体制を作ります。親権、法定代理、後見が関係する場合もあります。

高齢者

高齢者や判断能力低下

電話で不利な回答をしてしまう危険があります。家族連絡先を弁護士へ共有し、保険会社にも弁護士または家族経由を求めます。

重傷

高次脳機能障害や強いショック

記憶、注意、理解、精神状態に影響がある場合、同意書や示談書の扱いは特に慎重に確認します。

死亡事故

相続人、遺族、刑事手続

相続人、遺族固有の慰謝料、葬儀費、逸失利益、保険金、労災、刑事手続が重なります。

外国人

通訳、翻訳、海外保険

日本語で十分に理解できないまま回答せず、書面化、翻訳、在留資格、就労資格、帰国予定を共有します。

電子連絡

メール、SMS、Webフォーム

送信元ドメイン、添付ファイル、認証コード、口座情報、電子署名、クラウド共有リンクを確認し、送信前に画面を保存します。

危険な連絡には、急がせる、弁護士を外そうとする、書面化を嫌がるという共通点があります。次の一覧は注意したい発言をまとめたものです。見かけたら議論せず、用件を書面化して弁護士へ送るよう求めてください。

弁護士を通すと時間がかかります

窓口を本人に戻そうとする発言です。

今日返事をしないと不利になります

期限と理由を書面で確認する必要があります。

今回限りの金額です

総額だけで判断せず、損害項目を確認します。

弁護士にはまだ伝えなくてよいです

依頼後の情報共有を妨げる発言です。

皆さん署名しています

同意書や示談書の範囲は個別に確認します。

録音や書面化は困ります

記録を残せない説明には慎重になる必要があります。

Section 09

弁護士依頼後の保険会社連絡に関するFAQ

一般的な制度説明として、即答しない範囲と共有すべき範囲を整理します。

弁護士依頼後の保険会社対応では、無視してよいのか、自分の保険会社には話してよいのか、同意書をどう扱うのかで迷いやすくなります。次のQ&Aは一般的な整理です。事故態様、契約、受任範囲、症状、証拠で結論が変わる可能性があります。

弁護士に頼んだのに保険会社から連絡が来るのは違法ですか

一般的には、依頼後の本人連絡が常に直ちに違法とは限りません。社内共有漏れ、事務連絡、自分の保険会社からの契約上の連絡、自賠責請求上の照会などがあります。ただし、示談や過失割合などの実質交渉は弁護士へ戻す必要があります。

保険会社からの電話は無視すればよいですか

一般的には、無視は推奨されません。治療費、書類不備、支払手続、期限に関する連絡の可能性があります。出られなかった場合も、留守番電話、SMS、書面を確認し、弁護士へ共有することが重要です。

自分の保険会社なら何でも話してよいですか

一般的には、自分の保険会社への協力が必要な場合があります。ただし、人身傷害保険、求償、相手方との交渉に影響する資料や発言もあるため、弁護士との情報共有を前提にする必要があります。

同意書は全部拒否すべきですか

一般的には、全部拒否すると治療費の一括対応や保険金支払が進まないことがあります。重要なのは、同意の目的、期間、取得資料、共有方法が必要な範囲に限られているかを確認することです。

弁護士に依頼したら本人は何もしなくてよいですか

一般的には、本人の役割は残ります。通院、症状説明、資料保存、勤務先資料の取得、家計や介護状況の記録、連絡の共有は本人にしかできない場合があります。

保険会社から示談金を提示されたら金額だけ聞いてもよいですか

一般的には、金額を聞くこと自体より、その場で評価や同意をしないことが重要です。慰謝料、休業損害、逸失利益、将来治療費、介護費、物損、既払金などを分けて確認する必要があります。

物損だけなら本人が先に終わらせてもよいですか

一般的には、物損だけ先に解決できる場合があります。ただし、清算条項の書き方によって人身損害への影響が生じる可能性があるため、示談書案を弁護士に確認する必要があります。

治療費打切りを言われたら治療をやめる必要がありますか

一般的には、保険会社の支払対応が終わることと、医学的に治療が不要になることは同じではありません。主治医の意見、症状経過、健康保険、労災、自賠責被害者請求、人身傷害保険などを含めて検討する必要があります。

Reference

この記事の参考情報源

法令、金融行政、保険、交通事故相談、個人情報、損害調査の資料名です。

法令、行政資料

  • e-Gov法令検索「民法」
  • e-Gov法令検索「弁護士法」
  • 日本弁護士連合会「弁護士職務基本規程」
  • 金融庁「金融サービス利用者相談室 相談事例等」
  • 金融庁「金融機関とのトラブルに関する相談、苦情窓口」

保険、損害調査、相談機関

  • 日本損害保険協会「そんぽADRセンター」
  • 日本弁護士連合会「弁護士費用保険、権利保護保険について」
  • 日弁連交通事故相談センター公式サイト
  • 国土交通省「自賠責保険、共済。支払までの流れと請求方法」
  • 国土交通省「自賠責保険、共済。損害賠償を受けるときは」
  • 自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書」
  • 損害保険料率算出機構「当機構で行う損害調査」

個人情報、医療情報

  • 個人情報保護委員会「医療、介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」
  • 個人情報保護委員会「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン 通則編」