AIアプリケーション導入
「作って終わり」ではなく「使われ続ける」AIへ
D professions’ AI®︎は、AGI時代を見据え、企業がAIアプリケーションを安全かつ確実に「実戦投入」できるところまで伴走します。
単発のPoCやAIツール導入に留めず、データ整備からアプリ設計、評価運用、ガバナンス、そして内製化までを一つの流れで設計するのが基本方針です。
さらに、弁護士向けのマーケティング特化型「D professions’ AI®︎」と、あらゆる業種で使える一般向けマーケティングAI「ILLUVEO AI」を中核プロダクトとして位置づけ、導入支援と運用最適化をセットで提供します。
AI 戦略と合意形成
「どこで勝つか」を最初に定める
最初に着手するのは、経営課題と現場業務を同一平面に並べ、AIによる価値創出ポイントを特定する工程です。
短期で成果が可視化できるユースケースと、中期的に競争優位へ繋がる領域を併走させ、ロードマップに落とし込みます。
ここではKPIの定義、リスク許容度の明確化、関係部署の合意形成を高速で進められるよう、意思決定メモと稟議に直結する資料まで整え、社内のAIトップ会議を回せる状態を整備します。
データとRAG基盤
「検索される知識」に作り替える
AI アプリの品質は戦略と、データで決まります。社内外の文書やナレッジを収集して重複を整理し、機微情報をマスキングし、出典と更新日のメタデータを付与したうえで、RAG(検索拡張生成)に最適な段落粒度に整形します。
公開・社内限定・秘匿といった区分とアクセス権を厳密に管理し、更新フローと監査ログを自動化することで、生成結果に根拠と再現性を持たせます。これにより、後段のアプリは「正しく探し、正しく引用する」ことが可能になります。
AI アプリ設計
エージェント、検索、計画を一体化する
私たちのアプリ設計は、言語モデルを頭脳、社内SaaSや外部APIを「手足」として扱うエージェント志向が基本です。必要なときに必要なツールを呼び出し、検索で知識を取り込み、思考の鎖や分岐探索で計画し、最終的に業務アクションを実行するまでを一貫させます。
UIは現場の作業単位に合わせて最短動線で設計し、既存のM365、Google Workspace、Slack/Teams、CRMやMA、広告プラットフォーム、ワークフローと安全に接続します。ベンダーロックを避けるため、複数モデルをルーティングしながら品質・速度・コストを最適化できる構成を採用します。
LLMOpsとガードレール
「性能・安全・コスト」を回し続ける
リリースの瞬間から、評価と運用が価値の源泉になります。正答性、回収率、事実性、有害性といった技術指標と、一次解決率、再問い合わせ率、応答時間、処理単価などのビジネス指標を同じダッシュボードで常時観測し、プロンプトやモデルのバージョン管理とA/Bを回し続けます。
あわせて、情報漏えい、越権操作、不適切表現を検知して遮断するガードレールを常時有効化し、定期的なレッドチーミングで耐性を底上げします。処理内容に応じたモデル切り替えで単価を抑えつつ、体感品質を落とさない運用を徹底します。
組織への定着と内製化
「使える人」と「作れる人」を増やす
役員向けには投資配分とリスク管理に必要な要点を短時間で押さえるブリーフィングを提供し、現場向けには根拠付き応答の読み解き方や、エージェントへの適切な依頼方法、生成物のレビュー手順といった実務スキルをハンズオンで習得いただきます。
開発者・運用者には、RAG実装、ツール実行、評価自動化、障害対応までを通しで経験してもらい、社内のCoE(センター・オブ・エクセレンス)として継続改善が回る体制を作ります。結果として、導入は点ではなく線になり、やがて面として広がります。
弁護士専用マーケティングAI
「D professions’ AI ®︎」
法律市場の成長を科学する
法律事務所に特化した「D professions’ AI®︎」は、検索意図に沿った記事構成の自動提案、法的根拠のRAG引用、相談導線に直結するLPとCTAの生成、そして広告・SEO・SNSを横断した運用最適化を一体で提供します。
導入時には、既存のWebサイト、過去の受任事例(匿名化)、弁護士の専門分野や注力テーマを学習ベースとして取り込み、広告規制や職務基本規程への配慮を前提に、表現と根拠提示のスタイルを事務所ごとにカスタマイズします。
運用に入ると、検索クエリの変化や生成AI検索(AI による概要(AI Overviews) /AIモード)の出現位置を観測し、記事の改訂や内部リンクの再設計、広告クリエイティブの差し替えまでを継続的にサジェストします。相談フォームの離脱ポイント分析や、初回応答テンプレートの自動最適化も同時に行い、最終的には「指名で相談が来る」ブランド文脈の形成までを視野に入れます。
一般企業向けマーケティングAI
「ILLUVEO AI」
ブランドの声で「成果の出る」制作と運用を
業種横断で使える「ILLUVEO AI」は、ブランドトーンを学習した上で、キャンペーンの着想からキーメッセージ、LPとバナーの文案、ブログやニュースレターの量産、SNSの投稿計画までを一貫して支援します。
接続先としては、Google/Yahoo!/Meta/TikTokなどの広告媒体、HubSpotやSalesforceなどのCRM/MA、そしてGoogle Search Consoleや各種アナリティクスを想定し、配信と計測をループさせます。
導入フェーズでは、既存の資産から勝ち筋の型を抽出し、AIが再現可能なテンプレートに落とし込みます。運用フェーズでは、クエリクラスタごとの在庫状況や粗利、獲得単価を踏まえ、需要と供給に合った売れる面を面で作る編集と入札戦略を提案し続けます。結果として、制作のスピードと精度を同時に引き上げ、広告費の歩留まりとLTVの双方を改善します。
AI アプリケーション導入支援の実像
「現場で勝てる」ユースケースから
初期は成果の見えやすいAIアプリから始めるのがおすすめです。たとえばナレッジQAでは、社内規程や製品仕様、FAQをRAG化して根拠付きで回答し、問い合わせ対応の一次解決率を押し上げます。
営業・CSでは、議事録の要約から案件の確度判定、タスク自動配分、CRMの自動更新までを連続させ、現場が入力に追われない状態を作ります。制作系では、提案書やLPの初稿をAIが用意し、人が差別化の要点だけを磨く流れに変え、制作の所要時間を劇的に短縮します。
法務や品質保証の領域では、条項や規格の照合を自動化し、レビューの抜け漏れを抑えます。これらはすべて、根拠提示、権限管理、操作ログを前提に設計され、本番運用に耐える実装となります。
セキュリティと法務ガバナンス
安心してスケールできる仕立て
AIはルールと監査が揃ってこそ広がります。Dプロフェッションズは、個人情報や営業秘密の取り扱いを前提に、データ分類、アクセス制御、保持・廃棄のライフサイクルを文書化し、プロンプトや生成結果の扱いまで含む社内ポリシーを整備します。
ベンダーとのデータ処理契約や第三者提供に関する条項もレビューし、必要に応じてゼロデータ保持設定やVPC隔離、オンプレ推論の選択肢も用意します。
弁護士領域については、広告表現や専門表示の注意点をガイド化し、生成物に根拠リンクと更新日の表示を組み込み、説明責任に耐える運用を徹底します。
成果の可視化と継続改善
「出した・使った・効いた」を同じ盤面で見る
価値は数値で守ります。応答の正確さや回収率といった技術指標だけでなく、問い合わせ一次解決率、提案作成時間、CVR、CPA、LTV、離脱率などの事業KPIを同じダッシュボードで可視化し、モデル・プロンプト・ナレッジ・クリエイティブのどれを変えれば最も効果が出るのかを常に仮説検証します。
改善は週次で回し、四半期ごとに構成の見直しやモデル入れ替えを実施することで、環境変化と競争状況に追随します。
提供形態
AI プロダクト×導入支援×運用伴走を一体で
「D professions’ AI」と「ILLUVEO AI」はSaaSとして利用でき、必要に応じてセキュリティ要件に合わせた専用環境やプライベート接続も選べます。導入時は戦略策定とデータ整備、アプリ設計をまとめて実施し、本番後はLLMOpsとガードレール運用、コンテンツとクリエイティブの継続改善をセットで伴走します。
最終的には、社内CoEの立ち上げと人材育成までを完了し、外部に依存しすぎない勝ち続ける仕組みに仕上げます。
小さく速く始めて、大きく安全に広げる
まずは対象部門とユースケースを一つ選び、二〜四週間の小規模本番で使われる感触を作ります。そこで得た学びをテンプレート化し、他部門へ水平展開していきます。Dプロフェッションズは、戦略・データ・アプリ・運用・ガバナンス・内製化を縦に貫き、「D professions’ AI」と「ILLUVEO AI」を横に広げて、貴社のAIアプリケーション活用を確実に前へ進めます。
どの領域から始めるのが最も効果的か、今の資産と制約を踏まえてご提案しますので、まずは現状をお聞かせください。