後遺障害診断書は、青森県独自の等級基準ではなく全国共通の制度で扱われます。冬季通院、転院、医療アクセス、身体負荷の高い仕事など、地域事情を証拠として整理することが重要です。
後遺障害診断書は、青森県独自の等級基準ではなく全国共通の制度で扱われます。
医師が作成する医学的書類を、症状固定時点の証拠として正確に整えるための全体像です。
青森県で交通事故後に痛み、しびれ、可動域制限、視力・聴力低下、めまい、歯の損傷、傷あと、高次脳機能障害などが残ると、治療費だけでなく、後遺障害等級、慰謝料、逸失利益、将来介護費、福祉制度、復職支援まで一体で問題になります。その入口になる中核資料が、医師が作成する自動車損害賠償責任保険後遺障害診断書です。
この重要ポイントは、後遺障害診断書が何を表す書類か、なぜ症状固定時の証拠として重要か、どこを読み取るべきかを示しています。青い強調部分は、本人が医師の欄を記入するのではなく、症状、経過、生活支障、検査資料を整理して医師の医学的判断を助けることが中心である点を読み取ってください。
後遺障害診断書は、単なる「まだ痛い」という申告ではなく、症状固定時点で残った医学的障害を、傷病名、自覚症状、他覚所見、画像、検査値、関節可動域、神経学的所見、将来見通しで整理する書類です。
次の比較表は、後遺症、後遺障害、症状固定、自覚症状、他覚所見の違いを表しています。この区別は、残っている症状がそのまま等級認定に結び付くとは限らない点を理解するために重要です。左列の用語、中央の意味、右列の実務上の位置づけを順に確認してください。
| 用語 | 意味 | 実務上の位置づけ |
|---|---|---|
| 後遺症 | 治療後も残る痛み、しびれ、違和感、めまいなどの症状全般です。 | 生活上・医学上の表現で、すべてが自賠責上の後遺障害になるわけではありません。 |
| 後遺障害 | 事故との因果関係があり、症状固定後も身体または精神の障害が残り、等級評価の対象となるものです。 | 後遺障害等級認定、後遺障害慰謝料、逸失利益に直結します。 |
| 症状固定 | 一般的な治療を続けても大幅な改善が見込めない状態です。 | 後遺障害診断書は通常、この時点の状態を記載します。 |
| 自覚症状 | 本人が感じる痛み、しびれ、疲労感、記憶低下などです。 | 重要ですが、それだけでは不十分なことがあります。 |
| 他覚所見 | 診察、画像、検査、可動域測定など第三者が確認し得る所見です。 | 等級認定で極めて重視されます。 |
次の一覧は、このページで扱う対象者と主な不安をまとめたものです。どの症状や手続が自分に関係するかを早く見つけるために重要です。各項目では、症状の種類、手続の段階、相談の必要性を読み取ってください。
首や腰の痛み、しびれ、可動域制限、骨折後の変形、傷あと、眼・耳・歯・顎の障害などが残る場合です。
保険会社から治療費対応終了を告げられた、主治医から診断書作成時期を示された、資料提出を迫られている場合です。
非該当、低い等級、記載漏れ、検査不足、高次脳機能障害など、資料整理が難しい場合は早めの確認が重要です。
地域事情は証拠整理に影響しますが、後遺障害等級の基本枠組みは全国共通です。
青森市、弘前市、八戸市、五所川原市、十和田市、むつ市など、青森県内のどこで事故が起きても、後遺障害等級の基本的な認定枠組みは全国共通です。「青森県だから基準が甘い・厳しい」と考えるのではなく、全国共通の制度に乗る資料を、青森県の通院・転院・仕事事情に合わせて途切れなくそろえることが重要です。
次の時系列は、事故後から後遺障害結果までの手続の順番を表しています。どの段階で後遺障害診断書が使われるかを把握するために重要です。上から下へ進む順番と、症状固定後に診断書・画像・明細などを提出する流れを読み取ってください。
救急搬送または医療機関受診を行い、事故日、受傷部位、初診時所見、画像検査を記録します。
整形外科、脳神経外科、眼科、耳鼻咽喉科、歯科口腔外科、リハビリなどで症状と検査結果を継続的に残します。
主治医が症状固定時点の傷病名、自覚症状、他覚所見、検査値、見通しを記載します。
自賠責保険会社を通じ、損害保険料率算出機構の調査を経て、等級認定または非該当の結果が示されます。
次の比較表は、事前認定と被害者請求の違いを表しています。どちらの方式でも後遺障害診断書は重要ですが、資料を誰が主導してそろえるかが異なるため、準備の負担と透明性を読み比べてください。
| 方法 | 概要 | 長所 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 事前認定 | 加害者側の任意保険会社が資料を取りまとめて申請します。 | 被害者の事務負担が比較的少ない方法です。 | どの資料が提出されたか把握しにくく、追加資料の扱いに注意が必要です。 |
| 被害者請求 | 被害者側が資料をそろえ、自賠責保険会社へ請求します。 | 画像、意見書、検査資料を主体的に提出しやすい方法です。 | 書類収集、費用、事務負担が大きく、弁護士の支援が有用なことがあります。 |
次の一覧は、青森県で制度そのものではなく証拠整理に影響しやすい地域事情をまとめています。等級基準は全国共通でも、通院間隔や医療資料の分断が評価に影響することがあるため、どの事情を記録すべきかを確認してください。
積雪、凍結、地吹雪、公共交通の遅延で通院が空く場合は、症状軽快ではなく通院困難だった事情を記録します。
救急搬送先、精密検査先、リハビリ先、診断書作成先が別になると、紹介状や画像データの管理が重要になります。
農業、漁業、運送、建設、介護、除雪作業では、障害が労働能力へ与える影響を具体的に整理します。
青森県内では2か所の高次脳機能障がい支援センターが案内されており、生活・家族・社会復帰支援との連携が重要です。
医師に等級を求めるのではなく、医学的に確認できる材料を整理して渡します。
後遺障害診断書の作成主体は医師です。被害者、家族、保険会社、弁護士、行政書士、柔道整復師、理学療法士などが医師欄を自由に書く書類ではありません。被害者側が行うべきことは、事故日、事故態様、初診日、通院経過、現在症状、増悪動作、日常生活や仕事への支障、事故前後の違い、画像・検査結果、紹介状を整理し、医師が正確に判断できる状態にすることです。
次の比較表は、依頼前にそろえたい資料と目的を表しています。後遺障害診断書の質は症状固定日に突然決まるのではなく、事故直後からの資料の連続性で左右されるため、左列の資料名と右列の目的を対応させて確認してください。
| 資料 | 目的 | 青森県での注意点 |
|---|---|---|
| 交通事故証明書 | 事故の日時、場所、当事者、事故類型を確認します。 | 警察届出がないと取得できないことがあります。 |
| 診断書・診療報酬明細書 | 傷病名、通院日、処置内容、治療経過を確認します。 | 転院がある場合は各医療機関分を整理します。 |
| 画像資料と読影レポート | X線、CT、MRI、歯科画像などで障害の裏付けを確認します。 | CD-R、フィルム、レポートを画像本体と一緒に保管します。 |
| 紹介状・退院サマリー | 救急、入院、転院時の所見を主治医へ引き継ぎます。 | 初期所見や意識障害の記録が分断されないようにします。 |
| リハビリ記録 | 可動域、筋力、歩行、ADL、復職状況の経過を確認します。 | 冬季通院の中断理由や遠方通院の事情も補足します。 |
| 症状メモ・生活支障記録 | 自覚症状、増悪動作、家事・仕事・学校への影響を整理します。 | 雪かき、農作業、運転、介護、除雪など地域生活の支障も記録します。 |
次の一覧は、医師へ伝える情報の整理方法を表しています。診察時間内に確認しやすくするために重要です。内容を強く見せるのではなく、事故後の経過、現在症状、日常生活への影響を短く具体的に伝える点を読み取ってください。
事故日、受傷部位、初診日、通院・入院・リハビリ、転院歴、検査日、治療内容を時系列で整理します。
痛みやしびれの範囲、頻度、強くなる動作、時間帯、天候、姿勢、睡眠や運転への影響を具体化します。
画像、読影レポート、紹介状、退院サマリー、救急記録を持参し、主治医が事故直後の状態を把握できるようにします。
症状固定日、自覚症状、他覚所見、検査結果、見通しの記載を確認します。
後遺障害診断書では、基本情報、傷病名、症状固定日、自覚症状、他覚症状・検査結果、障害内容の増悪・緩解の見通しが重要です。欄が埋まっているかだけでなく、症状固定時点の障害を医学的に評価できる内容になっているかを確認します。
次の比較表は、自覚症状を伝える際の悪い例と改善例を表しています。自覚症状欄は本人の訴えを医師が把握するために重要ですが、抽象的な表現だけでは評価されにくいため、部位、広がり、増悪動作、生活支障を読み取れる書き方を確認してください。
| 抽象的な表現 | 具体化した表現 |
|---|---|
| 首が痛い | 頸部から右肩、右上腕外側にかけて痛みがあり、長時間運転、雪かき、上向き動作で増悪します。 |
| 腰が痛い | 腰部痛に加え、右臀部から右下腿外側にしびれが残り、30分以上の座位、前屈、重量物運搬で悪化します。 |
| 頭が変 | 頭部外傷後、記憶力低下、集中困難、易疲労性があり、仕事の段取り、家計管理、約束の管理に支障があります。 |
| 膝がつらい | 右膝痛と可動域制限があり、階段下降、正座、しゃがみ込み、農作業姿勢が困難です。 |
| 傷が気になる | 左頬部に瘢痕が残り、長さ、幅、色調、陥凹、他人から指摘される頻度、マスクを外す場面で心理的負担があります。 |
次の一覧は、診断書を受け取った後に確認する医学的項目を表しています。これらは後遺障害認定で特に重視されるため、記載の有無だけでなく、日付、左右差、検査方法、専門科資料との整合性を読み取ってください。
頸椎捻挫、腰椎捻挫、骨折、脳挫傷、顔面挫創、歯牙破折など、事故で受傷した部位が漏れていないか確認します。
保険会社の治療費対応終了日ではなく、主治医の医学的判断を基礎にした日付か確認します。
MRI、CT、X線、神経学的検査、聴力・視野・歯科検査など、必要な検査結果が記載されているか確認します。
関節機能障害では、患側・健側の角度、測定日、左右差、測定方法が分かるか確認します。
画像、意識障害、認知機能、事故前後の日常生活・就労就学・社会生活の変化が整理されているか確認します。
大幅な改善が見込み難いか、保存的治療を継続しても症状が残るかなど、医師の医学的見通しを確認します。
次の重要ポイントは、「異常なし」の読み方を表しています。検査をして異常がなかったのか、必要な検査が未実施なのかで意味が異なるため、診断書の記載だけで判断せず、撮影日、検査範囲、読影レポートを読み合わせることが大切です。
疑問があれば、医師に検査内容、画像所見、他院資料の確認状況を丁寧に確認します。必要な専門科資料が不足している場合は、提出前に整理する余地があります。
首・腰、骨折、高次脳機能障害、眼耳歯、傷あとなどは検査資料が特に重要です。
後遺障害診断書では、部位ごとに必要な検査や確認資料が異なります。痛みが残るだけでなく、画像、神経学的所見、可動域、専門検査、日常生活変化との整合性が問題になるため、次の一覧でどの部位にどの証拠が必要かを読み取ってください。
事故直後からの症状一貫性、痛みやしびれの範囲、MRI所見、深部腱反射、筋力、知覚、誘発テスト、リハビリ経過を確認します。
骨折部位、骨折型、手術内容、固定材料、癒合状況、偽関節、変形癒合、患側と健側の角度を確認します。
事故直後のX線、CT、MRI、椎体高の減少、楔状変形、後弯変形、新鮮骨折か陳旧性か、コルセット使用を確認します。
救急搬送記録、意識障害、GCS・JCS、頭部CT・MRI、神経心理学的検査、家族が見た事故前後の変化を整理します。
視力、視野、眼球運動、聴力、語音明瞭度、平衡機能、歯科画像、口腔内写真、開口量、咀嚼や発音の支障を確認します。
傷あとの部位、長さ、幅、色調、陥凹、写真、CRPSの皮膚・温度・腫脹・拘縮、胸腹部臓器や泌尿器の検査を確認します。
次の比較表は、神経症状と高次脳機能障害で特に重視される資料の違いを表しています。どちらも本人の訴えだけでは評価が難しいことがあるため、左列の症状領域ごとに、中央の医学資料と右列の生活資料を合わせて確認してください。
| 領域 | 医学資料 | 生活・仕事の資料 |
|---|---|---|
| 首・腰の神経症状 | MRI、反射、筋力、知覚、スパーリングテスト、SLR、FNSなど。 | 長時間運転、座位、前屈、重量物運搬、雪かきでの増悪記録。 |
| 高次脳機能障害 | 頭部CT・MRI、意識障害、認知機能検査、脳神経外科・リハビリ評価。 | 家族報告、仕事・学業の変化、家計管理や約束管理の支障。 |
| 精神症状 | 精神科・心療内科の診断、投薬、心理検査、治療経過。 | 不眠、運転不安、対人関係、仕事・家事への影響の具体記録。 |
冬季通院、転院、仕事、相談窓口、高次脳機能障害支援を証拠化します。
青森県では、冬季の積雪・凍結、遠方通院、医療機関の分担、身体負荷の高い仕事が、後遺障害診断書そのものよりも資料整理に影響しやすくなります。通院が空いた理由や職務への支障を、症状軽快と誤解されないよう記録することが重要です。
次の比較表は、青森県で記録しておきたい地域事情と、後遺障害資料への影響を表しています。左列の場面、中央の実務リスク、右列の記録方法を読み合わせ、医師・弁護士・相談窓口に説明しやすい資料を整えてください。
| 場面 | 実務リスク | 記録しておくこと |
|---|---|---|
| 冬季通院 | 通院間隔が空き、症状が軽かったと見られることがあります。 | 大雪、吹雪、路面凍結、交通機関、予約変更、送迎事情をメモします。 |
| 転院 | 事故直後の所見や画像が診断書作成医に伝わらないことがあります。 | 紹介状、画像データ、読影レポート、退院サマリーを持参します。 |
| 遠方専門医 | 通院交通費、宿泊、付き添い、予約待ちが見落とされることがあります。 | 通院経路、交通費、付き添いの必要性、受診できない理由を残します。 |
| 身体負荷の高い仕事 | 労働能力への影響が抽象的だと逸失利益の検討が難しくなります。 | 農作業、漁業、運送、建設、介護、除雪、長時間座位などの支障を整理します。 |
| 高次脳機能障害 | 本人が変化を自覚しにくく、生活支障が見落とされることがあります。 | 家族の観察、支援センター、職場・学校の変化、日常生活報告を整理します。 |
次の一覧は、仕事への支障を整理する例を表しています。後遺障害診断書にすべて書くものではありませんが、医学的支障と損害賠償上の支障をつなぐために重要です。どの作業姿勢や環境で症状が悪化するかを読み取ってください。
脚立作業、上向き作業、重量物運搬、しゃがみ込み、寒冷環境での痛みや可動域制限を記録します。
揺れる船上作業、網の引き上げ、伐採、足場、低温環境、工具使用での支障を整理します。
長時間運転、荷積み・荷下ろし、除雪機操作、振動、座位継続での増悪を記録します。
移乗介助、入浴介助、夜勤、パソコン作業、集中維持、長時間座位への影響を具体化します。
次の重要ポイントは、青森県内の相談先の役割を表しています。後遺障害診断書は医師が作成しますが、損害賠償、示談、生活支援、高次脳機能障害支援は別の支援が必要になるため、どの窓口が何を扱うかを確認してください。
青森県交通事故相談所は損害賠償や示談の一般相談、青森県弁護士会や日弁連交通事故相談センターは法律相談、高次脳機能障がい支援センターは生活・社会復帰支援の整理に役立ちます。
基本情報、傷病名、検査、添付資料、提出方法をコピー前提で確認します。
後遺障害診断書を受け取ったら、すぐに提出せず、コピーまたはPDFを残して内容を確認します。記載漏れや検査不足のまま提出すると、異議申立てで追加資料が必要になることがあります。
次の確認表は、提出前に見るべき項目を表しています。提出前の最終点検は、誤記、部位漏れ、検査不足、資料不足、提出履歴の不明化を防ぐために重要です。各行の確認対象と、右列の具体的な見方を順に確認してください。
| 確認対象 | 見るべき内容 |
|---|---|
| 基本情報 | 氏名、生年月日、住所、事故日、初診日、入院・通院期間、症状固定日、医療機関名、医師名、署名または押印を確認します。 |
| 傷病名と症状 | 事故で受傷した部位、現在残る痛み、しびれ、可動域制限、めまい、耳鳴り、視力低下、記憶障害、傷あとが反映されているか確認します。 |
| 他覚所見・検査 | MRI、CT、X線、神経学的検査、関節可動域、患側・健側、専門科検査の有無を確認します。 |
| 添付資料 | 画像、読影レポート、診療報酬明細書、交通事故証明書、紹介状、退院サマリー、家族報告書などを確認します。 |
| 提出方法 | 全ページの写し、原本の提出先、提出日、追加資料一覧、弁護士相談の予定を記録します。 |
次の一覧は、よくある失敗と修正の方向性を表しています。問題が見つかったときに自分で書き換えるのではなく、医療機関や専門家へ確認する必要があるため、どの不備がどの対応につながるかを読み取ってください。
首、腰、膝、耳鳴りなど複数症状がある場合、診療録に残っているか、症状固定時にも残る症状として記載できるか確認します。
関節機能障害が問題になる場合、肩、肘、手首、股、膝、足関節、指の左右角度が記載されているか確認します。
MRIやCTの撮影日、所見レポート、撮影医療機関を整理し、主治医が確認しているか丁寧に確認します。
実際に症状が残っている場合は、主治医に現在症状と症状固定の意味を確認します。自分で修正してはいけません。
「強く書いてほしい」ではなく、診療録、検査、画像、可動域、他院資料の反映状況を医学的事実として確認します。
提出後の異議申立てや相談に備え、原本提出前にコピーまたはスキャンを必ず残します。
治療費打切り、記載漏れ、非該当、重度後遺障害では早めの相談が重要です。
後遺障害診断書は医学的書類ですが、提出方法、追加資料、等級認定、逸失利益、慰謝料、過失割合、休業損害、示談交渉は法的判断を伴います。相談の時期を逃すと、資料不足のまま申請されたり、結果前に示談してしまったりする可能性があります。
次の判断の流れは、弁護士相談や追加資料の検討が必要になりやすい場面を表しています。上から下へ順に確認し、分岐では「資料が不足しているか」「結果に不満があるか」「示談前か」を読み取ってください。
医学的な症状固定は主治医の判断が基本です。
提出前に資料や診断書の確認を検討します。
記載漏れ、検査不足、被害者請求の要否を確認します。
原本提出先、提出日、添付資料一覧を記録します。
認定理由を読み、医学的資料を補強できるか確認します。
新たな検査、医師意見書、画像、生活支障資料を整理します。
次の一覧は、相談を強く検討しやすい場面を表しています。後遺障害の有無や損害額に影響しやすいため、左上から順に自分の状況と照らし合わせてください。
保険会社から治療費終了を告げられたが、検査や治療の必要性を感じる場合です。
診断書を書いてもらえない、誤記や記載漏れがある、検査未実施のまま提出を急がされる場合です。
むち打ち、神経症状、高次脳機能障害、CRPS、精神症状、傷あとなどです。
非該当、低い等級、認定理由への疑問、追加資料の必要性がある場合です。
介護、住宅改修、福祉サービス、障害年金、労災、将来介護費、成年後見が問題になる場合です。
後遺障害結果が出る前に最終示談を急がれている場合は、追加請求が難しくなる可能性を確認します。
短く、医学的確認に役立つ形で、現在症状と生活支障を整理します。
医師に渡す症状整理メモは、長い主張書ではなく、診察時の伝え漏れを防ぐ補助資料として使います。等級を誘導する目的ではなく、診療録や検査結果と整合する範囲で、後遺障害診断書へ反映できる事実を確認してもらうために重要です。
次の比較表は、症状整理メモに入れる項目と書き方を表しています。左列の項目、中央の記載例、右列の読み方を確認し、医師が短時間で事故後の経過と現在の支障を把握できる形式にしてください。
| 項目 | 記載例 | 読み方 |
|---|---|---|
| 事故日・症状固定予定 | 事故日 ― 20XX年X月X日、症状固定予定日 ― 20XX年X月X日頃。 | 診療録や保険資料と日付が一致しているか確認します。 |
| 現在症状 | 頸部痛は後頸部から右肩にかけて残り、長時間運転、上向き作業、雪かきで増悪します。 | 部位、広がり、増悪動作、青森県での日常動作を具体化します。 |
| 日常生活支障 | 長時間運転、雪かき、重量物運搬が困難で、睡眠中に痛みで目が覚めます。 | 生活上の支障を、医学的症状とつながる範囲で整理します。 |
| 検査・転院歴 | 頸椎MRI、X線、事故当日の救急外来、以後の整形外科通院を記載します。 | 主治医が未確認の画像や他院資料を把握できるようにします。 |
次の一覧は、後遺障害診断書と生活再建に関わる専門職の役割を表しています。診断書は医師が中心ですが、等級認定、福祉、労災、障害年金、復職では複数の専門職が関わるため、誰に何を相談するかを読み取ってください。
救急医、整形外科医、脳神経外科医、リハビリテーション科医、眼科医、耳鼻咽喉科医、歯科医師が医学的評価を行います。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、可動域、筋力、歩行、ADL、復職動作、言語・嚥下・認知機能を記録します。
医療ソーシャルワーカー、社会保険労務士、福祉職、就労支援員は、退院調整、労災、障害年金、介護、生活再建を支援します。
申請方式、証拠整理、異議申立て、示談、訴訟、損害額算定、保険会社との交渉を確認します。
FAQは一般的な制度説明として整理し、個別事案の結論は専門家確認を前提にします。
一般的には、自賠責保険・共済の後遺障害等級認定は全国共通の制度とされています。ただし、冬季通院、医療機関の地域差、転院、仕事の身体負荷などで資料整理の注意点は変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、症状固定時に作成されることが多いとされています。ただし、傷病の種類、治療経過、画像、リハビリ状況によって時期は変わる可能性があります。医学的な症状固定時期は、主治医へ確認する必要があります。
一般的には、症状固定前、診療経過を把握していない、必要な検査が未実施、医学的に障害が残っていないと判断しているなどの理由があり得ます。理由によって対応は変わるため、前医の紹介状や画像を整理し、必要に応じて弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、後遺障害診断書を本人が書き換えることは避けるべきとされています。誤記や記載漏れがある場合は、医療機関に修正または追記を依頼する必要があります。具体的な修正方法は医療機関へ確認してください。
一般的には、後遺障害診断書は医師が作成する書類とされています。整骨院の施術記録は補助資料になることがありますが、医師の診察、診断、画像、検査の有無で評価は変わります。症状が続く場合は医療機関での診療について専門家へ確認する必要があります。
一般的には、画像所見がない場合でも、症状の一貫性、神経学的所見、通院経過、事故態様、日常生活支障などが検討されることがあります。ただし、撮影部位や時期、検査内容で結論は変わる可能性があります。具体的な見通しは医師や弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、高次脳機能障害では本人が変化を十分に認識できないことがあるとされています。画像、意識障害、認知機能、家族や職場から見た事故前後の変化が重要になる可能性があります。具体的な資料整理は医師、支援機関、弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、交通事故証明書、事故状況の図面や写真、診断書、後遺障害診断書、治療費明細書、画像資料、保険会社との書面、収入資料、休業損害証明書、修理見積書、通院交通費資料などが役立つとされています。事案により必要資料は変わります。
一般的には、作成時には文書料として被害者側が立て替えることがあります。後遺障害が認定された場合や請求内容によって文書料の扱いは変わる可能性があります。領収書を保管し、具体的な精算は弁護士等へ確認する必要があります。
一般的には、認定理由を分析し、医学的資料を補強して異議申立てを検討することがあります。さらに紛争処理や訴訟が検討される場合もあります。ただし、手続ごとの意味、回数、リスクは異なるため、弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
裏技ではなく、全国共通制度と青森県の生活事情をつなぐ資料整理が核心です。
青森県の交通事故で後遺障害診断書を作成する際に最も大切なのは、青森県独自の裏技を探すことではありません。全国共通の医学・保険・法制度を正しく理解し、青森県の交通・医療・生活事情を踏まえて、事故直後から症状固定までの資料を途切れなく整理することです。