整骨院へ通っても慰謝料がなくなるわけではありません。重要なのは、事故による傷害に対して必要かつ相当な施術であり、医師の診断・施術部位・症状経過・資料で説明できるかです。
整骨院へ通っても慰謝料がなくなるわけではありません。
整骨院へ通った事実だけでなく、必要性・相当性・医師の記録・保険実務を一体で見ることが重要です。
交通事故後に岩手県内の整骨院・接骨院へ通っても、それだけで慰謝料がなくなるわけではありません。一方で、多く通えば自動的に慰謝料が増えるわけでもありません。入通院慰謝料に影響するのは、事故による傷害に対して施術が必要かつ相当であり、治療経過として合理的に説明できるかです。
次の強調表示は、このページで最初に押さえる結論をまとめたものです。整骨院通院を慰謝料に反映できるかは読者の受取額や自己負担リスクに直結するため重要であり、医師の診断、施術部位、期間、頻度、資料のそろい方が結論を左右することを読み取ってください。
岩手県だけの特別な慰謝料基準はなく、自賠責・任意保険・裁判実務の全国共通の枠組みで処理されます。整骨院の施術日数が評価されるかは、医師の診断、施術部位の一致、症状経過、施術録・領収書、保険会社との連絡記録で変わります。
次の一覧は、整骨院通院で特に確認したい5項目を並べたものです。どれか一つだけで結論が決まるのではなく、複数の項目がそろうほど説明しやすくなる点が重要です。各項目を、通院前後に確認する資料の見取り図として読んでください。
岩手県の整骨院に通ったから慰謝料が特別に高くなる、または低くなる制度はありません。地域差として問題になるのは、通院距離、冬季の移動、医療機関へのアクセス、証拠化のしやすさです。
自賠責基準では傷害慰謝料が1日4,300円を基本に考えられますが、治療費、施術費、休業損害などを含む傷害部分全体の上限は120万円です。
医師の診断、施術部位、期間、頻度、症状の推移、施術録、領収書、保険会社への連絡が整うほど、施術日数を説明しやすくなります。
整骨院分を見ない、治療費を打ち切る、示談金が低いと言われた段階では、資料を整理して弁護士等へ相談する価値が高い場面があります。
慰謝料、整骨院、必要性・相当性、症状固定を分けると、保険会社との争点が見えやすくなります。
まず、慰謝料の種類と整骨院通院との関係を整理します。この比較表は、どの損害項目が整骨院通院と結びつきやすいかを表すため重要です。左から種類、内容、整骨院との関係を読み、入通院慰謝料と後遺障害慰謝料では必要な資料が異なることを確認してください。
| 種類 | 内容 | 整骨院通院との関係 |
|---|---|---|
| 入通院慰謝料、傷害慰謝料 | 事故によるけがで入院・通院した苦痛への補償です。 | 中心論点です。必要かつ相当な整骨院施術であれば、施術日数や期間が評価される可能性があります。 |
| 後遺障害慰謝料 | 症状固定後も後遺障害が残ったことへの補償です。 | 医師の後遺障害診断書、画像、神経学的所見、診療録が中心で、整骨院だけでは資料不足になりやすいです。 |
| 死亡慰謝料 | 死亡事故で本人・遺族に発生する慰謝料です。 | 整骨院通院とは通常関係しにくい項目です。 |
整骨院・接骨院は、一般に柔道整復師が施術を行う施術所を指します。柔道整復師は骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷などに関して施術を行う専門職ですが、医師とは異なり、診断、投薬、外科手術、画像検査、後遺障害診断書の作成を行う立場ではありません。
次の一覧は、必要性・相当性・症状固定という3つの考え方を並べたものです。整骨院通院の評価では、言葉の意味を混同すると施術費、慰謝料、後遺障害をまとめて誤解しやすいため重要です。各項目が、どの時点の何を判断する言葉なのかを読み取ってください。
事故による負傷や症状に対して、整骨院での施術を受ける医学的・実務的な必要があったかという問題です。
施術の内容、頻度、期間、費用、部位、効果が、事故後の回復過程として社会通念上相当といえるかという問題です。
治療を続けても大幅な改善が見込めない時点です。固定後の施術費や日数は、入通院慰謝料の算定基礎に入りにくくなります。
整体院、カイロプラクティック、リラクゼーションサロンなどは、柔道整復師による整骨院・接骨院とは制度上の位置づけが異なる場合があります。慰謝料や施術費の扱いでも同列に考えないことが大切です。
地域事情は算定式を変えるものではなく、通院継続や証拠化を説明する事情として整理します。
岩手県で整骨院へ通う場合でも、慰謝料の算定基準そのものが県独自に変わるわけではありません。次の比較表は、岩手県で実務上問題になりやすい地域事情と、損害賠償での意味を整理したものです。地域事情は金額を自動的に変える要素ではなく、通院間隔、交通費、休業損害、記録化の説明に関係する点を読み取ってください。
| 地域事情 | 実務上の意味 | 残しておきたい資料 |
|---|---|---|
| 医療機関まで遠い | 整形外科受診の頻度が少なくなり、医師の経過記録が薄くなる危険があります。 | 通院距離、受診予約、交通費明細、医師への相談記録 |
| 冬季・悪天候・積雪 | 通院間隔が空いた理由として説明可能な場合がありますが、記録化が必要です。 | 天候メモ、道路状況、通院できなかった日付、保険会社への連絡記録 |
| 仕事・農業・漁業・自営業との両立 | 休業損害、通院可能時間、収入の立証が問題になります。 | 勤務記録、確定申告書、売上資料、業務支障メモ |
| 県外搬送・専門医療機関受診 | 遠方受診の必要性、交通費、紹介状の有無が問題になることがあります。 | 紹介状、診療録、交通費、家族送迎の記録 |
| 整骨院だけで経過している | 後遺障害診断書、画像所見、医師の診療録が乏しくなり不利になりやすいです。 | 整形外科受診記録、画像、症状日誌、施術証明書 |
地域事情は、言えば理解されるものではなく、証拠で説明するものです。通院できなかった理由、遠方通院の必要性、交通費、仕事への影響、家族の送迎、天候や道路事情は、日記、領収書、勤務記録、通院交通費明細、保険会社とのメールやメモで残すことが重要です。
4,300円、対象日数、120万円枠を分けると、通院回数を増やすだけでは足りない理由が分かります。
自賠責基準の計算では、日額だけでなく対象日数と120万円枠を同時に見る必要があります。次の強調表示は、計算の基本構造をまとめたものです。慰謝料だけでなく治療費や施術費も同じ傷害部分の枠に入るため、通院日数が増えても手取りが無制限に増えるわけではない点を読み取ってください。
実務上は「治療期間」と「実治療日数 × 2」の少ない方を対象日数の目安として説明されることが多いです。ただし公式には、傷害の状態、実治療日数、その他の事情を考慮して治療期間内で決まると理解するのが正確です。
次の比較表は、原則的な計算例を3つ並べたものです。数値は単純化した目安であり、実際には治療費、施術費、交通費、休業損害、過失割合、既往症、治療期間の相当性で変わります。表では、治療期間と実治療日数のどちらが上限になるかを読み取ってください。
| 例 | 前提 | 対象日数の目安 | 慰謝料の目安 | 読み取り方 |
|---|---|---|---|---|
| 例1 | 整形外科10日、整骨院20日、治療期間90日 | 90日と60日の少ない方で60日 | 4,300円 × 60日 = 258,000円 | 整骨院20日が必要かつ相当なら実治療日数に反映される可能性があります。 |
| 例2 | 治療期間90日、整骨院70日 | 90日と140日の少ない方で90日 | 4,300円 × 90日 = 387,000円 | 毎日のように通っても、治療期間を超えて対象日数が増えるわけではありません。 |
| 例3 | 治療期間180日、実治療日数80日 | 180日と160日の少ない方で160日 | 4,300円 × 160日 = 688,000円 | 計算上の慰謝料があっても、傷害部分全体の120万円限度に注意が必要です。 |
同じ日に整形外科と整骨院へ行っても、慰謝料算定上の実治療日数として同一日を二重に数えるわけではないのが通常です。日数そのものより、必要性・相当性と資料の整合性を意識する必要があります。
日数の積み上げだけでなく、期間、傷害内容、通院実態、証拠の質が総合的に見られます。
慰謝料では、自賠責基準、任意保険基準、裁判基準の違いを理解することが重要です。次の比較表は、3つの基準の性格と整骨院通院の見られ方を並べたものです。どの基準で交渉しているのかによって、日数の意味と必要な資料の重みが変わることを読み取ってください。
| 基準 | 概要 | 整骨院通院での見られ方 |
|---|---|---|
| 自賠責基準 | 強制保険による最低限の支払基準です。 | 4,300円と対象日数の考え方が中心ですが、傷害部分120万円の限度があります。 |
| 任意保険基準 | 任意保険会社が社内運用として用いる基準です。 | 自賠責より高い場合もありますが、裁判基準より低く提示されることがあります。 |
| 裁判基準、弁護士基準 | 裁判例の傾向を踏まえた基準です。 | 何日通ったかだけでなく、通院期間、傷害内容、通院実態、必要性・相当性を総合的に見ます。 |
裁判基準でも、整骨院通院が一切無視されるわけではありません。医師の指示・承諾がある、整形外科で症状管理がされている、施術部位が診断部位と一致している、施術により症状改善が見られる、頻度・期間・費用が相当であるといった事情があれば、施術費や通院実態が評価される余地があります。
次の一覧は、評価されやすい方向と争われやすい方向を分けたものです。読者にとって重要なのは、通院そのものよりも説明資料のそろい方です。各項目を、現在の通院状況を点検するための観点として読んでください。
整骨院中心で医師の診察が途絶えると、事故による傷害、治療期間、後遺障害を医学的に説明しにくくなります。
頚椎捻挫なのに腰や肩、膝へ広範囲に施術している場合、事故との関係が争われやすくなります。
毎日のような長期通院は、症状、施術内容、改善効果との関係を説明できないと評価が限定される可能性があります。
症状固定後は、後遺障害申請、慰謝料、逸失利益の検討へ移る局面であり、入通院慰謝料の対象になりにくくなります。
保険会社が一度施術費を支払っていたとしても、最後まで当然に認められるとは限りません。示談段階で治療期間、施術費、慰謝料の相当性が改めて争われることがあります。
施術費と慰謝料は別項目であり、交通事故賠償では医師の診断資料が中心になります。
整骨院に関する相談では、施術費が支払われるかと、整骨院に通った分の慰謝料が増えるかが混同されがちです。次の比較表は、2つの損害項目の違いを示します。費用そのものと精神的・肉体的苦痛への補償を分けることで、どの資料を整えるべきかを読み取ってください。
| 問題 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 施術費 | 整骨院に支払う費用そのものです。治療関係費として損害になるかが問題です。 | 認められても自賠責120万円枠を消費する点に注意が必要です。 |
| 入通院慰謝料 | 事故で治療・施術を受けた苦痛への補償です。日数・期間が問題です。 | 施術費が否定されると、通院日数も評価されにくくなることがあります。 |
次の一覧は、医療機関と整骨院で確認したい事項を並べたものです。役割を分けて理解することは、後遺障害や治療費打切りの局面で不利にならないために重要です。医師が診断・検査・後遺障害診断書の中心、整骨院が施術内容・頻度・費用の記録の中心になることを読み取ってください。
傷病名、受傷部位、痛みやしびれ、可動域制限、神経学的検査、画像所見、治療方針、整骨院併用の可否を確認します。
医師記録中核資料柔道整復師の資格、交通事故施術の経験、施術部位と診断部位の一致、施術証明書・明細書・領収書の発行可否を確認します。
施術録費用明細痛み、しびれ、生活支障、仕事への影響、通院できなかった理由、保険会社との会話メモを継続して残します。
症状日誌連絡記録交通事故直後は、痛みが軽くても整形外科などの医療機関を受診することが重要です。頭を打った、意識がぼんやりした、吐き気、しびれ、脱力、歩行困難、強い頭痛、胸腹部痛などがある場合は、救急受診が優先される対応とされています。
事故直後、1週間以内、3か月前後、6か月前後で、残す資料と相談先が変わります。
整骨院通院では、いつ何をしたかが後から重要になります。次の時系列は、事故直後から後遺障害を検討する時期までの行動を整理したものです。順番には意味があり、警察届出、医療機関受診、医師・保険会社への相談、症状固定の検討へ進む流れを読み取ってください。
事故と傷害の因果関係、初診時症状、画像検査の基礎になります。痛む部位やしびれを漏れなく伝えます。
一括対応、治療費、通院交通費、整骨院併用の扱いを確認します。施術所名、開始日、頻度、部位を自分でも把握します。
整骨院だけになると、症状の一貫性や後遺障害の可能性を説明しにくくなります。
保険会社の一括対応終了と、医学的な症状固定や法的な治療期間の終期は常に同じではありません。
痛み、しびれ、可動域制限が残る場合、医師の後遺障害診断書、画像、神経学的検査、診療録が重要になります。
次の判断の流れは、整骨院へ通い始める前後の確認順序を示します。読者にとって重要なのは、自己判断で整骨院だけに切り替える前に、医師・保険会社・記録の3点を確認することです。上から順に、資料がそろうほど説明しやすくなることを読み取ってください。
事故による傷病名、受傷部位、症状、画像や検査の必要性を医師に確認します。
整骨院へ通いたい理由、生活や仕事の支障、リハビリの必要性を医師に伝えます。
施術所名、開始予定日、頻度、部位、費用の扱いを確認し、会話内容をメモします。
整骨院へ通っても、医師の診察、画像、症状経過を途切れさせないことが重要です。
診断書、施術証明書、領収書、症状日誌、保険会社との連絡記録を整理し、専門家相談を検討します。
物件事故扱いのままでも治療費請求が一切できないわけではありませんが、けががある場合は人身事故への切替えや人身事故証明書入手不能理由書が必要になることがあります。早めに警察、保険会社、弁護士等へ確認することが重要です。
後遺障害では、整骨院の記録だけではなく医師の診療録・検査・診断書が中心資料になります。
後遺障害では、痛みやしびれが残っているだけでなく、事故との相当因果関係と医学的な説明が必要になります。次の比較表は、むち打ち症などで問題になりやすい12級13号と14級9号の考え方を整理したものです。等級名だけでなく、どの資料が重視されるかを読み取ってください。
| 等級 | 典型的な考え方 | 重要資料 |
|---|---|---|
| 12級13号 | 局部に頑固な神経症状を残すもの。画像所見や神経学的所見など、客観的に症状を説明できる場合が中心です。 | MRI、CT、X線、神経学的検査、医師の診療録、後遺障害診断書 |
| 14級9号 | 局部に神経症状を残すもの。客観所見が乏しくても、事故態様、症状の一貫性、治療経過などから説明できる場合があります。 | 初診記録、症状の一貫性、通院継続、医師の診療録、後遺障害診断書 |
後遺障害申請を視野に入れるなら、整骨院だけに通うのは危険です。次の一覧は、整骨院だけでは不足しやすい資料をまとめたものです。どの資料が誰によって作られるのかを確認し、整形外科での診療記録を途切れさせない必要性を読み取ってください。
柔道整復師の施術録は補助資料になり得ますが、後遺障害の中心資料は医師が作る診断書です。
MRI、CT、X線などは、神経症状や骨折後の状態を説明する重要資料になります。
しびれ、反射、筋力、知覚、可動域などを医師に具体的に伝え、診療録に残るようにすることが大切です。
保険会社の打切り日ではなく、医師が治療効果の見込みを踏まえて判断する節目です。
整形外科の診療録に「症状軽快」「しびれなし」「特に異常なし」などと記載されている場合、整骨院に熱心に通っていても後遺障害認定で不利になることがあります。症状が残る場合は、整骨院だけでなく医師にも具体的に伝えることが重要です。
整骨院分の否認、治療費打切り、同意書、交通費、休業損害は、資料を分けて管理します。
保険会社からの連絡では、似た言葉が混ざって使われることがあります。次の比較表は、一括対応の終了、症状固定、損害賠償上の終期を分けたものです。保険会社の支払対応と医学的判断、法的な損害評価は常に同じではないことを読み取ってください。
| 概念 | 意味 | 対応の考え方 |
|---|---|---|
| 一括対応の終了 | 保険会社が医療機関や整骨院へ直接支払う対応をやめることです。 | 以後の治療費を後で請求するには、医師の治療継続意見や症状経過の記録が重要になります。 |
| 症状固定 | 医学的に治療継続による大幅改善が見込めない状態です。 | 主治医の見解、症状、検査、リハビリ経過を確認します。 |
| 損害賠償上の治療期間の終期 | いつまでの治療費・慰謝料が事故と相当因果関係ある損害かという問題です。 | 保険会社の主張だけで決まるわけではなく、証拠と交渉の対象になります。 |
次の一覧は、整骨院通院に関連して一緒に問題になりやすい損害を整理したものです。慰謝料だけを見ていると、交通費や休業損害の資料が抜けるため重要です。どの損害にも、必要性・相当性と記録が必要になることを読み取ってください。
自家用車では通院日、距離、駐車料金、高速道路料金を記録します。公共交通では領収書、ICカード履歴、乗車区間のメモを残します。
距離領収書仕事を休んだ場合、通院の必要性、収入減、医師の就労制限、勤務先の休業損害証明書などが問題になります。
勤務記録収入資料家事労働への支障は、痛み、可動域制限、家族の代替、通院時間が家事に及ぼした影響を具体的に記録します。
生活支障家事記録医療照会同意書を求められた場合、照会先、対象期間、照会目的、事故と関係ない既往歴の扱いを確認することが重要です。後遺障害や既往症が問題になる事案では、署名前に弁護士等へ相談する方が安全な場合があります。
整骨院分の否認、低額提示、後遺障害の不安があるときは、示談前に資料を整理します。
弁護士へ相談するかどうかは、金額だけでなく、証拠の不足や今後の進め方を整理する意味でも重要です。次の比較表は、相談前後で検討できることを並べたものです。弁護士に依頼すれば必ず増額するわけではありませんが、資料化と基準の見直しで交渉の見通しが変わる可能性があることを読み取ってください。
| 項目 | 相談前に起きやすいこと | 相談後に検討できること |
|---|---|---|
| 慰謝料基準 | 任意保険会社の提示基準になりやすいです。 | 裁判基準を踏まえた請求が可能か検討できます。 |
| 整骨院通院の評価 | 保険会社の運用で除外・制限されることがあります。 | 必要性・相当性を資料化して反論できるか検討できます。 |
| 治療費打切り | 被害者本人だけでは押し切られやすいことがあります。 | 医師意見、症状経過、法的見通しを踏まえて交渉できるか検討できます。 |
| 後遺障害 | 事前認定任せになりやすいことがあります。 | 被害者請求、追加資料、画像、医師面談の必要性を検討できます。 |
| 示談 | 低額提示のまま署名する危険があります。 | 損害項目を再計算し、交渉、紛争処理、訴訟の選択肢を検討できます。 |
次の一覧は、相談前にそろえると話が進みやすい資料を分類したものです。資料は多いほどよいのではなく、事故、医療、施術、損害、保険会社対応のどこを説明するものかを分けることが重要です。各分類を見ながら、手元にあるものと不足しているものを確認してください。
交通事故証明書、事故車両写真、修理見積書、ドライブレコーダー映像、現場写真を整理します。
診断書、診療報酬明細書、画像、検査結果、後遺障害診断書の要否を確認します。
施術証明書、施術費明細書、整骨院の領収書、施術部位と診断部位の対応を整理します。
通院交通費明細、休業損害証明書、給与明細、確定申告書、家事支障メモを残します。
保険会社の示談案、打切り連絡、医療照会同意書、電話メモ、メールや書面を保存します。
岩手県内には、岩手県の交通事故相談窓口、日弁連交通事故相談センター岩手相談所、岩手弁護士会法律相談センター、法テラス岩手、交通事故紛争処理センターなどの相談導線があります。受付日時や予約方法は変更されることがあるため、公式情報で確認する必要があります。
事故態様、初診時期、医師の見解、仕事の都合、既往症で評価が変わります。
整骨院通院の評価は、典型場面ごとに見通しが変わります。次の比較表は、よくあるケースと実務上の見方を整理したものです。読者にとって重要なのは、どのケースでも結論を断定せず、事故直後の医療記録、施術部位、頻度、保険会社との連絡を確認することです。
| ケース | 評価されやすい点 | 注意点 |
|---|---|---|
| 追突事故で頚椎捻挫、整形外科と整骨院を併用 | 事故直後に整形外科を受診し、医師に整骨院併用を伝え、首の痛みに対する施術を受けていれば説明しやすいです。 | 整形外科の定期受診、症状の一貫性、施術録の保存が必要です。 |
| 軽微な物損事故で、病院へ行かず整骨院だけに長期通院 | 事故と症状の因果関係、施術の必要性、治療期間の相当性が強く争われる可能性があります。 | 施術費の一部または全部の否認、慰謝料日数からの除外、後遺障害非該当のリスクがあります。 |
| 医師が整骨院通院に否定的 | 医師の意見に反して続けると必要性・相当性が争われやすくなります。 | セカンドオピニオン、リハビリ科、専門医受診、弁護士相談を検討する場面があります。 |
| 仕事の都合で夜間に整骨院へ通う | 日中受診が難しい事情は説明できる場合があります。 | 医師の経過観察が途絶えると不利です。勤務シフトや受診困難性の記録が重要です。 |
| 高齢者・持病がある人 | 事故前後で生活状況がどう変わったかを説明できれば重要な資料になります。 | 既往症、加齢性変化、慢性痛との区別が問題になりやすいです。 |
次の一覧は、専門職ごとの見方を整理したものです。交通事故では一つの専門職だけで全体を見切れないことがあるため重要です。警察、救急、医師、柔道整復師、保険会社、弁護士等がそれぞれ何を記録・判断するのかを読み取ってください。
届出、実況見分、物件事故か人身事故か、交通事故証明書が後の保険請求や過失割合に影響します。
頭部外傷、意識障害、胸腹部損傷、骨折、神経症状は救急医療や医師の診断が中心です。
捻挫、打撲、挫傷などへの施術で疼痛軽減や機能回復を支援することがありますが、施術内容と費用の記録が重要です。
事故態様、初診日、診断名、治療期間、施術費、既往症、過失割合を確認します。
岩手県の整骨院に通っても、事故による傷害に対して必要かつ相当な施術であれば、入通院慰謝料の算定で考慮される可能性があります。ただし、岩手県だから特別な慰謝料基準があるわけではなく、医師の診断、定期診察、施術部位の一致、症状経過の記録がないと、施術費や通院日数が否認・減額される危険があります。
よくある疑問を、一般的な制度説明として整理します。個別事情で結論が変わる点に注意してください。
一般的には、整骨院へ通ったことだけで慰謝料がなくなるとは限りません。ただし、医師の診断、施術部位、頻度、期間、症状経過、保険会社との連絡状況によって評価が変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、必ず増えるわけではありません。自賠責基準では治療期間による上限があり、裁判基準でも通院期間、傷害内容、通院実態が総合的に評価されます。事故態様や証拠関係で結論は変わるため、通院日数だけで判断しないことが重要です。
一般的には、整骨院だけの通院は資料不足になりやすいとされています。交通事故賠償では医師の診断書、診療録、画像所見、後遺障害診断書が重要です。後遺障害を考える場合は、整形外科での継続的な診察が特に重要になります。
一般的には、医師の同意書がないだけで常に否定されるとは限りません。ただし、医師の指示、承諾、把握がある方が、施術の必要性・相当性を説明しやすくなります。具体的には、診療録や保険会社との連絡記録を確認する必要があります。
一般的には、事前に医師と保険会社へ伝える方が実務上の争いを減らしやすいとされています。無断通院の場合、施術費や通院日数が争われる可能性があります。個別の事情によって結論は変わるため、開始前の記録化が重要です。
一般的には、一律の正解はありません。症状、傷病名、医師の治療方針、仕事や生活への支障によって必要な頻度は変わります。高頻度で通う場合ほど、必要性・相当性、改善効果、施術内容を説明する資料が重要になります。
一般的には、同一日を慰謝料算定上二重に数えるわけではないとされています。同じ日に複数の医療機関や施術所へ行っても、実治療日数としては1日扱いになるのが通常です。ただし、具体的な扱いは保険会社や資料内容で確認が必要です。
一般的には、医師が治療継続を必要と判断し、症状経過から必要性・相当性を説明できる場合、後で請求を検討できる可能性があります。ただし、自己負担リスクが高くなるため、打切りを告げられた時点で弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、けががある場合は人身事故への切替えを検討する場面があります。物損事故扱いでも直ちに賠償請求が不可能になるわけではありませんが、事故と傷害の関係、交通事故証明書、保険請求書類で追加説明が必要になる可能性があります。
一般的には、治療費、施術費、通院交通費、休業損害、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、既払金、過失相殺を分けて確認します。整骨院の施術費が既払金として処理されているか、通院日数が慰謝料に反映されているかは、署名前に専門家へ確認する必要があります。