2σ Guide

商標ライセンスと
真正商品並行輸入の関係

真正商品並行輸入の3要件、主要判例、税関実務、契約条項、独占禁止法リスクを、企業法務・知財法務の視点で整理します。

3要件 適法付着・同一出所・品質
平成15年 フレッド・ペリー事件
5誤解 実務で多い誤認
本ページは株式会社Dプロフェッションズ(医師/医療機関/弁護士/弁護士法人ではありません)が運営しています。
一般的な情報提供を目的としており医療上の助言や法律相談等を行うものではありません。
広告(PR)を掲載しています。広告は編集内容や推奨を意味しません。
Video

商標ライセンスと 真正商品並行輸入の関係

真正商品並行輸入の3要件、主要判例、税関実務、契約条項、独占禁止法 リスクを、企業法務・知財法務の視点で整理します。

動画を読み込み中…
2σ GUIDE ・ VIDEO
商標ライセンスと 真正商品並行輸入の関係
真正商品並行輸入の3要件、主要判例、税関実務、契約条項、独占禁止法 リスクを、企業法務・知財法務の視点で整理します。
動画の文字起こし(全文テキスト)

2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 商標ライセンスと 真正商品並行輸入の関係
  • 真正商品並行輸入の3要件、主要判例、税関実務、契約条項、独占禁止法 リスクを、企業法務・知財法務の視点で整理します。

POINT 1

  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係の全体像
  • 真正商品でも、商標付着の権限、同一出所、品質管理を具体的に確認します。
  • 核心は、契約違反が商標機能を害する程度のものかどうかです。
  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係は、「本物か偽物か」だけでは判断できません。
  • 次の重要ポイントは、このテーマの結論を表します。

POINT 2

  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の基礎概念
  • 商標、ライセンス、真正商品、並行輸入の違いを整理します。
  • 専用使用権
  • 通常使用権
  • 総代理店・販売代理店

POINT 3

  • 真正商品並行輸入の3要件と税関実務
  • 1. 第1要件を確認:外国の商標権者または使用許諾を受けた者が、当該商品に適法に商標を付したかを確認します。
  • 2. 第2要件を確認:外国商標権者と日本商標権者が同一人または法律的・経済的に同一視できるかを確認します。
  • 3. 第3要件を確認:日本の商標権者が品質管理を行い得る立場にあり、品質に実質的差異がないかを確認します。
  • 4. 商標機能に問題あり:許諾範囲外製造、無断下請、品質差、番号除去、誤認表示があれば侵害リスクが高まります。
  • 5. 商標機能を害しにくい:正規由来、同一出所、品質差なし、適切な表示と証拠があれば、実質的違法性を欠く方向で整理されます。

POINT 4

  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の主要裁判例
  • 1. フレッド・ペリー事件:契約上許されていない国で、同意のない下請製造により商品が作られた事案で、第1要件と第3要件が重視されました。
  • 2. Swimava事件
  • 3. 2UNDR事件

POINT 5

  • 商標ライセンス条項が真正商品並行輸入の3要件に与える影響
  • 契約終了後製造
  • ライセンス契約が終了した後に製造された商品は、商標を付す権限が消滅していた可能性があります。
  • 許諾外カテゴリー
  • 許諾商品カテゴリー外の商品に商標を付した場合、第1要件に疑義が生じます。

POINT 6

  • 契約違反の類型別に見る真正商品並行輸入リスク
  • 製造、販売地域、在庫、番号除去、再包装を分けて評価します。
  • 契約違反がある場合でも、すべてが商標権侵害に直結するわけではありません。
  • 重要なのは、違反の名称ではなく、出所表示機能または品質保証機能にどう影響したかです。
  • 各行から、権利者側が主張すべき事実、輸入者側が確認すべき資料を読み取ってください。

POINT 7

  • 並行輸入業者・販売業者側の実務戦略
  • 1. 仕入先を確認:正規販売店、正規代理店、商標権者、ライセンシー、卸売業者のどれかを確認します。
  • 2. 商品と証拠を確認:製造地、工場、ロット番号、シリアル番号、価格、パッケージ、説明書、保証書を確認します。
  • 3. 表示と法令を確認:並行輸入品であること、正規代理店品でないこと、保証、仕様差、法定表示を明確にします。
  • 4. 警告時に資料を整理:契約書、注文書、請求書、インボイス、輸送書類、商品写真、販売表示、保管記録を整理します。
  • 5. 資料不足:正規ルート、品質差、表示の適切性を説明できず、税関・プラットフォーム・訴訟で不利になります。
  • 6. 資料整備済み:三つの要件に対応した説明がしやすく、警告書や税関照会にも落ち着いて対応できます。

POINT 8

  • M&A・ブランド買収で見る商標ライセンスと並行輸入
  • 権利、契約、在庫、品質、表示、独禁法を横断して確認します。
  • 買収後に旧流通在庫が日本へ流入し、想定外の並行輸入紛争が発生することがあります。
  • 重要なのは、商標登録名義だけでは、並行輸入リスクや契約違反流通を把握できない点です。
  • 各行から、契約、在庫、紛争、品質、表示、独禁法を横断して確認する必要があることを読み取ってください。

まとめ

  • 商標ライセンスと 真正商品並行輸入の関係
  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係の全体像:真正商品でも、商標付着の権限、同一出所、品質管理を具体的に確認します。
  • 商標ライセンスと真正商品並行輸入の基礎概念:商標、ライセンス、真正商品、並行輸入の違いを整理します。
  • 真正商品並行輸入の3要件と税関実務:商標付着、同一出所、品質管理を証拠で確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係の全体像

真正商品でも、商標付着の権限、同一出所、品質管理を具体的に確認します。

商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係は、「本物か偽物か」だけでは判断できません。日本で登録された商標を付した商品を輸入する行為は、形式的には商標法上の使用に当たり得ますが、一定の真正商品並行輸入は商標権侵害としての実質的違法性を欠くと整理されています。

次の重要ポイントは、このテーマの結論を表します。なぜ重要かというと、独占販売権、販売地域制限、日本の総代理店の不利益だけで、当然に並行輸入を商標権侵害として止められるわけではないためです。読者は、商標の出所表示機能と品質保証機能が害されるかを軸に読む必要があります。

核心は、契約違反が商標機能を害する程度のものかどうかです。

商標が適法に付されたか、外国商標権者と日本商標権者を同一視できるか、品質管理と実質的品質差に問題がないか。この三つを契約、証拠、表示、品質の観点から確認します。

次の比較表は、真正商品並行輸入の基本となる三つの要件を表します。重要なのは、三つの要件がそれぞれ商標の機能に対応している点です。各列から、どの証拠を準備すればよいか、どの契約条項が争点になりやすいかを読み取ってください。

要件内容商標機能との関係
第1要件商標が、外国の商標権者またはその使用許諾を受けた者により適法に付されたこと。出所表示機能に関係します。
第2要件外国の商標権者と日本の商標権者が同一人、または法律的・経済的に同一視でき、商標が同一の出所を表示すること。出所表示機能に関係します。
第3要件日本の商標権者が直接または間接に品質管理を行い得る立場にあり、商品品質に実質的差異がないこと。品質保証機能に関係します。
Section 01

商標ライセンスと真正商品並行輸入の基礎概念

商標、ライセンス、真正商品、並行輸入の違いを整理します。

商標は、商品やサービスの出所を示し、一定の品質を期待させる標識です。真正商品並行輸入の場面では、出所表示機能と品質保証機能が特に重要になります。

次の一覧は、基礎概念を整理したものです。重要なのは、販売代理店契約と商標使用許諾契約、真正商品と単なる外観上の本物、正規代理店ルートと並行輸入ルートを混同しないことです。各項目から、紛争時に何を確認すべきかを読み取ってください。

概念意味実務上の確認点
商標商品・役務を他者のものと識別する標識です。出所表示機能と品質保証機能が害されるかを確認します。
商標ライセンス商標権者が条件付きで商標使用を許す契約または地位です。専用使用権、通常使用権、独占的通常使用権、販売代理店契約を区別します。
真正商品商標権者または許諾を受けた者により正規に製造・販売された商品を指すのが一般的です。物理的な本物でも、許諾範囲外製造、再包装、改造、品質差があれば問題になります。
並行輸入正規代理店などの公式輸入ルートとは別に、外国で販売された商品を日本へ輸入することです。商標法、関税法、独禁法、業法、表示、保証、製造物責任が関係します。

次の比較一覧は、商標ライセンスの類型と並行輸入で問題になる点を表します。なぜ重要かというと、独占販売権があるだけでは、商標法上の専用使用権や並行輸入差止の根拠になるとは限らないためです。各項目から、販売権限と商標付着権限を分けて読む必要があることを読み取ってください。

EXCLUSIVE

専用使用権

設定範囲では排他的な使用権を持ちます。ただし、真正商品の並行輸入が当然に違法になるわけではありません。

ORDINARY

通常使用権

非独占の場合も契約上独占の場合もあります。商標付着権限の範囲と品質管理が重要です。

DISTRIBUTOR

総代理店・販売代理店

商品の販売・輸入・流通を任せる契約です。商標使用許諾を含む場合でも、販売地域制限だけで侵害化するとは限りません。

MANUFACTURE

製造ライセンス

製造国、工場、下請、仕様、検査が、第1要件と第3要件に直結しやすい類型です。

Section 02

真正商品並行輸入の3要件と税関実務

商標付着、同一出所、品質管理を証拠で確認します。

商標法上、商標を付した商品を輸入する行為は商標の使用に含まれます。そのため、日本で登録された商標と同一または類似の商標を付した商品の輸入は、形式的には商標権侵害の問題を生じ得ます。

次の判断の流れは、真正商品並行輸入の三つの要件を確認する順番を表します。重要なのは、商品が本物に見えるかだけでなく、商標付着の権限、同一出所、品質管理を段階的に確認することです。順番に読むことで、どこに証拠の不足や契約上の弱点があるかを把握できます。

真正商品並行輸入の三つの要件確認

第1要件を確認

外国の商標権者または使用許諾を受けた者が、当該商品に適法に商標を付したかを確認します。

第2要件を確認

外国商標権者と日本商標権者が同一人または法律的・経済的に同一視できるかを確認します。

第3要件を確認

日本の商標権者が品質管理を行い得る立場にあり、品質に実質的差異がないかを確認します。

要注意
商標機能に問題あり

許諾範囲外製造、無断下請、品質差、番号除去、誤認表示があれば侵害リスクが高まります。

整理可能
商標機能を害しにくい

正規由来、同一出所、品質差なし、適切な表示と証拠があれば、実質的違法性を欠く方向で整理されます。

次の証拠一覧は、税関実務や紛争対応で三つの要件に対応して準備する資料を表します。なぜ重要かというと、権利者側も輸入者側も、抽象的な主張だけでは足りず、契約、品質、流通、表示の証拠が必要になるためです。各列から、どの要件にどの資料が対応するかを読み取ってください。

要件権利者側の主な資料輸入者側の主な資料
第1要件ライセンス契約、製造地制限、承認工場記録、下請承認記録、検査記録。インボイス、購入証明、正規販売店資料、製造ロット、商品写真。
第2要件外国商標権者と日本商標権者の資本関係、商標管理契約、権利移転資料。グループ関係、ブランド管理資料、流通元の正規性を示す資料。
第3要件品質基準、仕様差、安全基準、保証体制、シリアル管理、リコール体制。品質差がない資料、差異表示、保管輸送記録、改造・再包装がない資料。
Section 03

商標ライセンスと真正商品並行輸入の主要裁判例

フレッド・ペリー、2UNDR、Swimavaの違いから、契約違反の性質を読み分けます。

商標ライセンスと真正商品並行輸入の関係では、判例の違いを押さえることが重要です。同じ契約違反でも、製造・商標付着・品質管理に関わる違反と、販売地域や代理店契約上の違反では、商標機能への影響が異なります。

次の時系列は、代表的な裁判例の位置づけを表します。重要なのは、各事件がどの要件を重視したかを見ることです。順番から、製造・品質管理違反は侵害リスクを高め、販売地域制限だけでは侵害化しにくいという実務上の線引きを読み取れます。

平成15年2月27日

フレッド・ペリー事件

契約上許されていない国で、同意のない下請製造により商品が作られた事案で、第1要件と第3要件が重視されました。

平成29年9月27日

Swimava事件

国内の専用使用権者がいても、商標権者側の管理下で製造・出荷され、品質に実質的差異がない商品では、実質的違法性が否定され得ることが示されました。

令和3年5月19日

2UNDR事件

商標権者側が自ら製造・販売した商品について、販売地域制限や代理店契約解除後の問題が、当然に商標権侵害へ転化するわけではないと整理されました。

次の比較表は、フレッド・ペリー事件と2UNDR事件の違いを表します。なぜ重要かというと、どちらも契約違反が問題になり得る場面ですが、契約違反の性質が違うためです。各行から、条項が商標の出所・品質を支える本質的条項か、主に販路管理の条項かを読み取ってください。

観点フレッド・ペリー事件2UNDR事件
商品の製造主体ライセンシー側。商標権者側または同視できる者。
問題となった制限製造国制限、下請製造制限、品質管理に関わる制限。販売地域制限、代理店契約解除後の在庫販売。
商標付着の適法性許諾範囲逸脱により疑義が大きい。商標権者側が自ら付したため肯定されやすい。
品質保証機能無断下請・未承認工場により害され得る。商品自体の品質差がなければ害されにくい。
実務上の示唆製造・品質管理条項は並行輸入阻止の中核になり得ます。販売地域制限だけでは商標権侵害化しにくいと考えられます。
注意専用使用権者や総代理店が国内で事業展開していても、それだけで真正商品並行輸入が当然に違法になるわけではありません。品質、安全表示、保証、説明書、消費者誤認などの事実関係で評価が変わります。
Section 04

商標ライセンス条項が真正商品並行輸入の3要件に与える影響

製造・品質管理条項と販路管理条項を区別して評価します。

商標ライセンス契約の条項は、真正商品並行輸入の三つの要件に与える影響がそれぞれ異なります。製造国、承認工場、下請、仕様、検査、ロット管理は、第1要件と第3要件に強く関わります。一方、販売価格や販路指定は、通常は商標機能との距離が遠い論点です。

次の表は、条項ごとに第1要件と第3要件への影響を整理したものです。重要なのは、契約条項の厳しさではなく、その条項が商標の出所・品質管理に実際に機能しているかです。各行から、並行輸入対応で証拠化すべき条項を読み取ってください。

条項類型第1要件への影響第3要件への影響実務評価
商標を付す権限の範囲許諾範囲外なら、適法に付されたかが問題になります。
製造国・製造地域の制限品質管理・出所管理の中核条項になり得ます。
承認工場・下請禁止フレッド・ペリー型リスクの典型です。
原材料・仕様・設計・検査基準品質保証機能に直結します。
ロット番号・シリアル番号管理中から大トレーサビリティ、リコール、真贋判定に影響します。
ラベル・タグ・包装・説明書出所、品質、安全表示に関係します。
販売地域制限小から中通常は契約問題にとどまりやすいものの、仕様差があれば別途検討します。
販売価格・販路・小売店指定原則として商標機能との距離があります。
契約終了後の在庫処分所有権移転、買戻し、廃棄、販売禁止の設計次第です。
保証・修理・アフターサービス小から中商品品質そのものか、サービス差かを区別します。
広告・表示方法小から中混同、誤認、正規代理店表示、不正競争が問題になります。

次の注意要素は、第1要件または第3要件に疑義が生じやすい典型場面を表します。なぜ重要かというと、外観上は本物でも、商標付着の権限や品質管理の外にある商品は、侵害リスクが高まるためです。各項目から、仕入れ前や警告前に確認すべき事実を読み取ってください。

契約終了後製造

ライセンス契約が終了した後に製造された商品は、商標を付す権限が消滅していた可能性があります。

許諾外カテゴリー

許諾商品カテゴリー外の商品に商標を付した場合、第1要件に疑義が生じます。

未承認工場・無断下請

誰がどの設備でどの基準で製造したかを管理できず、出所表示機能と品質保証機能の双方が問題になります。

検査不合格品・B級品

廃棄予定品、サンプル品、不合格品が正規品と同じ表示で流通すると、品質保証機能が問題になります。

番号除去・再包装

シリアル番号やロット番号の除去、詰替え、改造、修理後販売は、真贋判定やリコールを困難にします。

日本向け仕様との差異

成分、規格、電圧、安全表示、保証、説明書が異なる場合、品質差や誤認表示が争点になります。

Section 05

契約違反の類型別に見る真正商品並行輸入リスク

製造、販売地域、在庫、番号除去、再包装を分けて評価します。

契約違反がある場合でも、すべてが商標権侵害に直結するわけではありません。製造地制限や下請製造禁止は品質管理と密接に結びつきやすい一方、販売地域制限は契約当事者間の債務不履行にとどまりやすいと整理されます。

次の一覧は、契約違反の類型ごとに商標機能への影響を整理したものです。重要なのは、違反の名称ではなく、出所表示機能または品質保証機能にどう影響したかです。各行から、権利者側が主張すべき事実、輸入者側が確認すべき資料を読み取ってください。

違反類型商標機能への影響実務上の見方
製造地制限違反製造設備、技能、原材料、監査、検査、秘密保持、模倣品防止に影響し得ます。許可されていない国や工場で商標付き商品を製造した場合、商標付着の適法性に疑義が生じます。
下請製造禁止違反誰がどの基準で製造したか不明となり、品質保証機能に影響し得ます。仕入先がライセンシーであるだけでなく、承認された製造体制か確認します。
販売地域制限違反通常は販路管理の問題にとどまりやすいです。地域ごとの仕様・安全表示・保証体制が大きく違う場合は、品質管理の一部として評価される余地があります。
契約終了後の在庫販売所有権、買戻し、廃棄、販売猶予、商標表示の扱いが問題になります。正規に販売された在庫で品質差がなければ、第三者輸入が当然に侵害になるとは限りません。
シリアル番号・ロット番号除去真贋判定、リコール、製造時期確認、保証、流通経路調査に影響します。除去の程度、品質への影響、需要者表示、番号の役割を個別に検討します。
再包装・詰替え・改造需要者が商標権者の品質管理下にある商品だと誤認する可能性があります。商標法、不正競争防止法、景品表示、食品・薬機関連法令を複合的に確認します。

次の事例別評価は、商標権侵害リスクの強弱を比較するものです。なぜ重要かというと、同じ「並行輸入品」でも、正規由来品、許諾外製造品、番号除去品、詰替え品ではリスクが大きく異なるためです。各行から、低・中・高の目安と、その理由を読み取ってください。

事例商標権侵害リスク理由
外国商標権者が製造し海外正規店で販売した商品を日本に輸入低から中三つの要件を満たしやすいものの、表示、業法、保証に注意します。
商標権者自身が販売した商品を旧代理店が契約解除後に在庫販売低から中契約違反はあり得ますが、出所・品質が維持されれば侵害化しにくいと考えられます。
ライセンシーが許諾地域外で製造した商品商標付着の適法性と品質管理に重大な疑義があります。
無断下請工場で製造された商品フレッド・ペリー型の典型です。
正規品だがシリアル番号が削除された商品中から高品質管理、真贋判定、リコールへの影響次第です。
海外仕様で日本向けと安全基準が異なる電気製品中から高品質、安全、業法表示の問題が生じ得ます。
外箱汚れのみで中身は同一、並行輸入品と明示低から中商品品質自体への影響が小さい可能性があります。
化粧品を詰め替え、同一ブランドで販売商標機能、品質、業法上のリスクが大きい類型です。
正規代理店画像を流用し、国内正規品と誤認させるEC販売中から高表示、混同、著作権、不正競争が問題になります。
根拠なく並行輸入品を偽物として販売妨害権利者側に高リスク独禁法、信用毀損、損害賠償の問題が生じ得ます。
Section 06

商標権者・総代理店側の並行輸入対応

三つの要件に即した証拠を整え、根拠のない販売妨害を避けます。

商標権者や総代理店は、真正商品だから止められないと直ちに諦める必要はありません。ただし、根拠なく偽物と断定したり、価格維持目的で並行輸入を妨害したりすると、独占禁止法や信用毀損のリスクが生じます。

次の一覧は、権利者側が事実確認すべき項目を表します。重要なのは、警告書やプラットフォーム申告の前に、三つの要件のどこに問題があるかを証拠で整理することです。各項目から、感情的な販売妨害ではなく、客観的な品質・権限・表示の問題を特定する必要があることを読み取ってください。

1

正規由来かを確認

商品が本当に商標権者または正規ライセンシー由来か、製造国・工場・下請承認に問題がないかを確認します。

出所製造
2

許諾範囲を確認

商品カテゴリー、仕様、ロット、製造時期、契約終了後製造の有無を確認します。

許諾ロット
3

品質差を確認

品質検査、保管、温度管理、シリアル番号、包装改変、日本向け商品との差異を確認します。

品質保管
4

表示を確認

正規代理店品と誤認させる広告、公式販売者表示、国内保証表示、画像流用を確認します。

表示誤認

次の表は、契約設計で並行輸入リスクを抑えるための条項を表します。なぜ重要かというと、契約条項を厳しく書くだけでは足りず、その条項が品質管理・出所管理に実際に機能していることを示す必要があるためです。各行から、条項と証拠化をセットで設計する考え方を読み取ってください。

設計項目条項の方向性証拠化のポイント
許諾範囲の明確化対象商標、商品、地域、製造地、販売地域、チャネル、期間を明確にします。登録番号、添付仕様、承認済み表示を保存します。
製造・品質管理承認工場、下請禁止、原材料、仕様、検査基準、監査、品質記録保存を定めます。工場承認、検査記録、監査報告、サンプル承認を保存します。
商標付着権限の限定未承認商品、不合格品、契約終了後商品に商標を付すことを禁止します。不合格品処理、廃棄証明、出荷停止記録を保存します。
ラベル・シリアル管理ロット番号、シリアル番号、真正品証明ラベルの管理と除去禁止を定めます。番号台帳、流通追跡、リコール記録を保存します。
販売地域・再販売制限独禁法に配慮しつつ、積極販売禁止、輸出禁止、販売先制限を検討します。品質管理目的と競争法評価を資料化します。
契約終了後の在庫処理買戻し、返品、廃棄、販売猶予、商標除去、証明書提出、監査を定めます。在庫表、廃棄証明、販売猶予記録を保存します。
重要「偽物」「侵害品」と断定する前に、三つの要件に即した根拠を整理します。根拠のない販売妨害は、商標権者・総代理店側のリスクになります。
Section 07

並行輸入業者・販売業者側の実務戦略

仕入れ前の確認、販売表示、警告書対応を証拠ベースで整えます。

並行輸入業者や販売業者は、価格差を利用したビジネスを行う以上、仕入れの真正性、適法性、表示、業法対応について相応の確認を行う必要があります。特に、ブランド品、乳幼児用品、医療・美容関連商品、電気製品、食品、化粧品、スポーツ用品では注意が必要です。

次の判断の流れは、仕入れ前から警告書対応までの実務順序を表します。重要なのは、販売開始後に慌てて資料を集めるのではなく、仕入れ段階から三つの要件に対応する証拠を保存することです。順番から、どの時点で何を確認すべきかを読み取ってください。

並行輸入業者・販売業者の確認手順

仕入先を確認

正規販売店、正規代理店、商標権者、ライセンシー、卸売業者のどれかを確認します。

商品と証拠を確認

製造地、工場、ロット番号、シリアル番号、価格、パッケージ、説明書、保証書を確認します。

表示と法令を確認

並行輸入品であること、正規代理店品でないこと、保証、仕様差、法定表示を明確にします。

警告時に資料を整理

契約書、注文書、請求書、インボイス、輸送書類、商品写真、販売表示、保管記録を整理します。

要注意
資料不足

正規ルート、品質差、表示の適切性を説明できず、税関・プラットフォーム・訴訟で不利になります。

整理可能
資料整備済み

三つの要件に対応した説明がしやすく、警告書や税関照会にも落ち着いて対応できます。

次の表示一覧は、並行輸入品を販売するときに明確にすべき情報と、避けるべき表示を表します。なぜ重要かというと、表示が不十分だと商標法だけでなく景品表示、不正競争、消費者契約上の問題が生じ得るためです。各行から、需要者が正規代理店品と誤認しないための情報を読み取ってください。

望ましい表示説明する内容リスクの高い表示
並行輸入品であること日本の正規代理店品ではないことを明示します。国内正規品と誤認させる表示。
保証条件メーカー保証または国内正規保証の有無、販売者保証の範囲を明示します。メーカー保証がないのに保証付きとする表示。
仕様差・付属品差説明書、付属品、パッケージ、規格、法定表示の違いを説明します。品質差や仕様差を隠す表示。
修理・返品対応修理、交換、返品の主体と条件を明示します。正規代理店が対応するように見える表示。
画像・広告素材自社で権利確認した写真や説明を使います。正規代理店サイトの画像や説明文を無断流用する表示。
Section 08

税関差止と独占禁止法の実務対応

水際対応と競争法リスクを、三つの要件と客観証拠で整理します。

税関差止と独占禁止法は、商標ライセンスと真正商品並行輸入の実務で同時に問題になります。権利者側は模倣品や商標機能を害する商品を止める必要があり、輸入者側は真正商品であることを証拠で説明する必要があります。

次の表は、税関対応で権利者側と輸入者側が準備する資料を表します。重要なのは、税関実務でも三つの要件を満たす商品は商標権侵害品として扱われない点です。各列から、どちらの立場でも抽象論ではなく、実物、写真、契約、流通、品質資料が必要であることを読み取ってください。

立場準備する主な資料説明の焦点
商標権者側権利内容、侵害品の特徴、真正品との識別方法、商標権者・使用権者の関係、品質差資料。三つの要件のどこが充足されないかを示します。
輸入者側インボイス、パッキングリスト、船荷証券、購入証明、商品写真、ロット番号、保管輸送記録。三つの要件を満たし、改造・再包装・品質差がないことを示します。

次の比較表は、商標権行使と独占禁止法リスクの線引きを表します。なぜ重要かというと、真正商品の並行輸入は価格競争を促進する側面があり、価格維持目的の妨害は問題になり得るためです。各行から、正当な権利行使と高リスク行為を区別して読み取ってください。

行為原則的評価注意点
偽造品への差止請求正当な権利行使と評価されやすいです。偽造品である証拠化が重要です。
品質劣化品・安全性問題品への対応正当化されやすいです。客観的な品質差や安全リスクが必要です。
十分な根拠なく偽物扱い高リスクです。独禁法、信用毀損、損害賠償リスクがあります。
小売店に並行輸入品を扱わないよう圧力高リスクです。価格維持目的と見られやすい行為です。
修理拒否事情により評価が分かれます。客観的な対応困難性の有無が重要です。
並行輸入品である旨の適切な区別表示比較的安全に整理しやすいです。誤認を生じさせない表現が必要です。
Section 09

M&A・ブランド買収で見る商標ライセンスと並行輸入

権利、契約、在庫、品質、表示、独禁法を横断して確認します。

M&A、事業提携、ブランド買収では、商標権そのものだけでなく、海外在庫、代理店在庫、旧ライセンシー在庫、過去の許諾関係、商標権移転前後の商品を確認する必要があります。買収後に旧流通在庫が日本へ流入し、想定外の並行輸入紛争が発生することがあります。

次の表は、M&Aやブランド買収で確認すべき項目を表します。重要なのは、商標登録名義だけでは、並行輸入リスクや契約違反流通を把握できない点です。各行から、契約、在庫、紛争、品質、表示、独禁法を横断して確認する必要があることを読み取ってください。

確認項目見るべき資料リスク
商標権の登録名義と更新状況登録原簿、指定商品・役務、更新記録。権利範囲や存続期間の誤認。
外国商標権者と日本商標権者の関係資本関係、管理契約、ライセンス契約。第2要件の説明困難。
使用権・代理店契約専用使用権、通常使用権、独占的通常使用権、総代理店契約。既存契約と買収後方針の衝突。
契約終了後在庫返品在庫、旧モデル在庫、買戻し条項、廃棄証明。旧在庫の並行輸入・販売紛争。
過去紛争・申告履歴警告書、訴訟、税関差止、ECプラットフォーム申告。偶発債務や信用毀損。
品質管理・表示監査記録、リコール体制、日本語説明書、法定表示、保証対応。第3要件、業法、消費者対応の問題。
独禁法リスク取引先制限、販売妨害、根拠なき偽物表示。買収後のコンプライアンスリスク。

次の一覧は、このテーマに関与する職種と役割を表します。なぜ重要かというと、並行輸入問題は法務だけでなく、知財、契約、通関、品質、EC、内部監査、会計税務が同時に関わるためです。各行から、部門ごとの分担を明確にする必要があることを読み取ってください。

関与者主な役割
弁護士・外部弁護士法的評価、警告書、訴訟、仮処分、税関対応、独禁法対応。
企業内法務契約設計、社内意思決定、紛争予防、証拠管理。
弁理士・知財担当商標登録、権利範囲、ライセンス管理、模倣品対策。
契約法務担当ライセンス契約、総代理店契約、製造委託契約、在庫処理条項。
コンプライアンス担当独禁法、景品表示、業法、内部規程、研修。
通関・物流担当輸入申告、税関対応、ロット管理、保管記録。
品質保証担当検査基準、監査、リコール、品質差の証拠化。
営業・EC担当販売表示、プラットフォーム対応、顧客説明。
内部監査担当契約遵守、権限管理、証跡、統制状況の確認。
M&A法務担当商標権、ライセンス、在庫、紛争リスクの調査。
公認会計士・税理士在庫評価、損害額、移転価格、関税・消費税、会計処理。
Section 10

商標ライセンスと真正商品並行輸入の実務チェックリスト

立場別の確認事項、誤解、立証構造をまとめて確認します。

実務チェックリストは、立場ごとの対応漏れを防ぐために使います。商標権者・総代理店側、並行輸入業者側、契約レビュー側では、確認すべき証拠や条項が異なります。

次の表は、三つの立場ごとのチェック項目をまとめたものです。重要なのは、誰がどの証拠を持つべきかを平時から決めておくことです。各列から、自社の立場に応じて優先的に整えるべき資料と条項を読み取ってください。

立場主なチェック項目確認の目的
商標権者・総代理店日本商標権者と外国商標権者の関係、製造地、承認工場、下請、品質検査、終了後在庫、シリアル管理、税関資料。三つの要件のどこに問題があるかを特定し、根拠のない偽物扱いを避けます。
並行輸入業者・販売業者仕入先の正規性、インボイス、輸送書類、ロット番号、品質差、仕様差表示、保証表示、業法規制。真正商品であること、品質差がないこと、誤認表示がないことを説明します。
契約レビュー担当対象商標、製造権限、販売権限、下請承認、B級品処理、在庫所有権、証拠保存、補償、独禁法、緊急差止。並行輸入リスクを契約時点で予防し、運用証拠を残します。

次の一覧は、よくある誤解と正しい理解を表します。なぜ重要かというと、誤った前提で警告、販売継続、修理拒否、広告表示を行うと、商標権侵害だけでなく独禁法や表示リスクが生じるためです。各項目から、短い断定ではなく三つの要件で考える必要があることを読み取ってください。

MISREAD 1

本物なら常に輸入できるわけではありません

無断下請、契約終了後製造、品質管理外商品、改造品、再包装品は商標権侵害リスクがあります。

MISREAD 2

総代理店契約だけで全て止められるわけではありません

第三者の真正商品並行輸入を止めるには、三つの要件のいずれかが充足されないことを示す必要があります。

MISREAD 3

販売地域制限違反は直ちに侵害とは限りません

多くの場合は契約違反の問題にとどまり、商標機能への具体的影響を検討します。

MISREAD 4

正規代理店でない販売者も説明上の商標使用はあり得ます

ただし、正規代理店であるかのような表示や公式広告素材の無断流用は問題となり得ます。

MISREAD 5

保証や修理の拒否は事情で評価が分かれます

価格維持目的の拒否は独禁法上の問題が生じ得るため、客観的な対応困難性を確認します。

次の表は、紛争時に当事者双方が主張しやすい論点を表します。重要なのは、契約文言だけでなく、実際の運用、品質管理体制、流通経路、広告表示、商品状態、業界慣行が総合的に評価される点です。各行から、平時からどの証拠を残すべきかを読み取ってください。

論点権利者側の主張輸入者側の反論
第1要件商標付着は許諾範囲外、無断製造、無断下請、契約終了後製造。正規権限に基づき製造・販売された真正商品。
第2要件日本商標権者と外国流通主体は同一出所ではない。グループ、契約、ブランド管理上、同一出所である。
第3要件品質管理外、仕様差、安全性差、番号除去、保管不良。品質に実質的差異はなく、差異は表示済み。
表示正規代理店品と誤認させる。並行輸入品と明示している。
独禁法正当な商標権行使。価格維持目的の販売妨害。
損害価格下落、ブランド毀損、販売機会喪失。適法な価格競争であり、損害がない。
Section 11

商標ライセンスと真正商品並行輸入でよくある質問

一般的な制度説明として、判断が分かれやすい点を整理します。

FAQは、商標ライセンスと真正商品並行輸入でよく問題になる点を一般情報として整理したものです。個別の契約条件、商標登録状況、流通経路、品質差、表示、業法規制、証拠関係によって結論は変わります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士、弁理士、通関実務や税務の専門家へ相談する必要があります。

Q1. 正規代理店ではない輸入は常に商標権侵害になりますか。

一般的には、正規代理店ルートではないという事情だけで、直ちに商標権侵害になるとは限らないと整理されます。ただし、商標付着の権限、外国商標権者と日本商標権者の関係、品質管理と実質的品質差によって評価が変わる可能性があります。

Q2. 販売地域制限に違反した商品なら止められますか。

一般的には、販売地域制限違反は契約当事者間の債務不履行にとどまりやすいとされています。ただし、地域ごとの仕様、安全表示、保証体制、品質管理に実質的な差がある場合には、商標機能への影響を具体的に検討する必要があります。

Q3. シリアル番号が削られている商品はどう扱われますか。

一般的には、番号の除去だけで直ちに結論が決まるわけではありません。ただし、真贋判定、リコール、保証、製造時期確認、品質管理に影響する場合には、商標の品質保証機能が問題になる可能性があります。

Q4. 並行輸入品と表示していれば十分ですか。

一般的には、並行輸入品である旨の表示は重要です。ただし、保証条件、仕様差、説明書、付属品、法定表示、修理対応、正規代理店品との違いをどこまで説明する必要があるかは、商品特性や表示内容によって変わります。

Q5. 商標権者側が偽物と告知してよい場面はありますか。

一般的には、偽造品や商標機能を害する商品に対する権利行使は正当化されやすいとされています。ただし、十分な根拠なく真正商品の可能性がある商品を偽物と断定すると、独占禁止法、信用毀損、損害賠償の問題が生じる可能性があります。

Section 12

商標ライセンスと真正商品並行輸入のまとめ

本物かどうかだけでなく、権限、品質、表示、競争法を総合評価します。

商標ライセンスと真正商品並行輸入の可否は、「本物か偽物か」だけで決まりません。商標が誰の権限で、どこで、どのように付され、どの品質管理のもとで流通し、日本の需要者にどのように表示されるかを立体的に評価する必要があります。

次のまとめは、実務対応で最後に確認すべき視点を表します。重要なのは、契約、証拠、品質、表示、独禁法を分けずに見ることです。各項目から、権利者側も輸入者側も、客観資料に基づいて判断する必要があることを読み取ってください。

POINT 1

三つの要件で考える

商標付着の適法性、同一出所、品質管理・品質差を、契約と証拠で確認します。

POINT 2

契約違反の性質を分ける

製造・品質管理違反と、販売地域・価格・販路管理の違いを読み分けます。

POINT 3

表示と競争法を忘れない

正規代理店品との誤認を避けつつ、根拠のない販売妨害や価格維持目的の行為を避けます。

一般的には、商標権者・総代理店側は、正規代理店でない、販売地域制限に違反している、価格が安いという事情だけで足りるとは限りません。並行輸入業者側も、本物だから大丈夫という理解では不十分です。具体的な対応は、契約、流通、品質、表示、業法、独禁法の資料を整理したうえで専門家へ相談する必要があります。

Reference

参考資料

法令・公的機関資料

  • 商標法
  • Japanese Law Translation「Trademark Act」
  • JETRO「ブランド商品の並行輸入における留意点 日本」
  • 財務省・税関「関税法基本通達 69の11-7 商標権等に係る並行輸入品の取扱い」
  • 公正取引委員会「流通・取引慣行に関する独占禁止法上の指針」

裁判例

  • 最高裁平成15年2月27日第一小法廷判決 平成14年受第1100号 民集57巻2号125頁 フレッド・ペリー事件
  • 知財高裁令和3年5月19日判決 令和2年ネ第10062号 2UNDR事件
  • 東京地裁平成29年9月27日判決 平成27年ワ第32055号 Swimava事件