2σ Guide

残高証明書の発行手数料は
金融機関ごとにいくら違うか

相続の残高証明書は、普通の和文証明なら無料から1,100円前後が中心です。ただし、既経過利息、評価額計算、入出金明細、指定書式まで含めると総額は大きく変わります。

無料〜1,100円 一般的な中心帯
2,200円 評価・利息証明の例
5,500円 5年分明細の例
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残高証明書の発行手数料は 金融機関ごとにいくら違うか

相続の残高証明書は、普通の和文証明なら無料から1,100円前後が中心です。

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残高証明書の発行手数料は 金融機関ごとにいくら違うか
相続の残高証明書は、普通の和文証明なら無料から1,100円前後が中心です。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 残高証明書の発行手数料は 金融機関ごとにいくら違うか
  • 相続の残高証明書は、普通の和文証明なら無料から1,100円前後が中心です。

POINT 1

  • 残高証明書の発行手数料は無料から1,100円前後が中心です
  • 相続では追加証明や取引明細まで含めて総費用を見ます。
  • 総費用は単価ではなく設計で決まります
  • 残高証明書の発行手数料は、普通の和文証明書だけを見ると、条件付き無料から1通1,100円前後までが中心です。
  • 次の価格帯別一覧は、金融機関ごとの手数料感を大きく把握するためのものです。

POINT 2

  • 残高証明書の発行手数料を比べる前に書類の違いを押さえます
  • 残高証明、評価計算、利息証明、取引履歴は役割も料金も異なります。
  • 相続税申告の前提資料
  • 遺産分割の前提資料
  • 使い込み調査の起点

POINT 3

  • 主要銀行の残高証明書発行手数料を比較します
  • 大手銀行、信託銀行、ネット銀行では相続用の扱いが大きく分かれます。
  • 金額列だけでなく、追加論点と実務上の読み方を合わせて確認し、相続で必要な証明日や形式に合うかを読み取ってください。

POINT 4

  • 地方銀行等の残高証明書発行手数料も課金単位で変わります
  • WEB、窓口、取引種別、複数店舗、経過利息表示の違いを確認します。
  • 地方銀行等では、WEB受付、店頭発行、継続発行、制定外書式、監査法人向け、取引種別ごとの課金などで差が出ます。
  • 相続では、窓口対応になるか、複数店舗や複数商品を含むかが総額に影響します。
  • 単純な1通単価だけでなく、WEBと窓口、取引種別、複数店舗、経過利息表示の有無が総費用を変える点を読み取ってください。

POINT 5

  • 残高証明書の発行手数料は1通単価だけでは判断できません
  • 業務分野、取引種別、期間加算、追加証明を含めて見積もります。
  • 残高証明書の手数料比較で最も重要なのは、単価ではなく課金単位です。
  • 1通、業務分野単位、取引種別ごと、1科目1か月、複数店舗分などが金融機関ごとに異なります。
  • 次の比較一覧は、総額を左右する課金単位を整理したものです。

POINT 6

  • 残高証明書の発行手数料を相続の費用例で確認します
  • 普通預金だけなら数千円でも、利息証明や取引明細で総額が変わります。
  • 相続での費用計算は、実際にどの金融機関へ何を何通請求するかで変わります。
  • 代表例を使うと、残高証明書本体の費用は小さく見えても、既経過利息証明や入出金明細を加えると総額が大きくなることが分かります。
  • 次の計算例は、相続でよくある請求パターンを金額で示しています。

POINT 7

  • 残高証明書の発行手数料より重要な実務論点があります
  • 証明基準日は原則死亡日
  • 相続税申告、遺産分割、財産目録作成では、通常、被相続人の死亡日を基準日とします。
  • 1人の相続人で請求できるか

POINT 8

  • 残高証明書の発行手数料を見積もって請求する手順
  • 1. 金融機関を棚卸し:通帳、カード、スマートフォン、パソコン、郵便物、メール、年金通知、確定申告書、公共料金記録から確認します。
  • 2. 必要な証明書を分類:死亡日残高証明書、既経過利息証明、評価額計算書、入出金取引明細、口座照会に分けます。
  • 3. 法定相続情報一覧図を検討:戸籍一式を何度も提出する負担を避けるため、利用を検討します。
  • 4. 最新書式を入手:金融機関ごとの最新版書式を使い、差戻しを避けます。
  • 5. 見積表を作る:金融機関別に書類、通数、期間、単価、概算費用、備考をまとめます。
  • 6. 財産目録へ反映:金融機関名、支店名、口座種別、証明基準日、残高、既経過利息の有無を転記します。
  • 7. 不足資料を追加請求:残高証明書だけで足りない場合は、利息証明、評価額計算書、入出金明細を追加します。

まとめ

  • 残高証明書の発行手数料は 金融機関ごとにいくら違うか
  • 残高証明書の発行手数料は無料から1,100円前後が中心です:相続では追加証明や取引明細まで含めて総費用を見ます。
  • 残高証明書の発行手数料を比べる前に書類の違いを押さえます:残高証明、評価計算、利息証明、取引履歴は役割も料金も異なります。
  • 主要銀行の残高証明書発行手数料を比較します:大手銀行、信託銀行、ネット銀行では相続用の扱いが大きく分かれます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

残高証明書の発行手数料は無料から1,100円前後が中心です

相続では追加証明や取引明細まで含めて総費用を見ます。

残高証明書の発行手数料は、普通の和文証明書だけを見ると、条件付き無料から1通1,100円前後までが中心です。ただし、相続財産残高証明書、財産評価額計算書、既経過利息証明、入出金取引明細、英文、指定書式まで含めると、2,200円から3,300円程度や期間加算が生じる場合があります。

次の価格帯別一覧は、金融機関ごとの手数料感を大きく把握するためのものです。左列の価格帯だけで判断せず、中央列の該当例と右列の実務上の意味を見比べ、無料や低額でも相続で使える形式かを読み取ってください。

価格帯該当例実務上の意味
無料三菱UFJ銀行のアプリ和文の一定条件、SBI新生銀行の相続手続時、住信SBIネット銀行の相続手続時、三井住友信託銀行の死亡日基準かつ郵送手続の財産評価額計算書注記無料でも、相続で使える形式か、証明日を死亡日にできるか、提出先が受け付けるかを確認します。
220円から550円台三井住友信託銀行220円、楽天銀行524円、auじぶん銀行550円、西日本シティ銀行550円、ソニー銀行440円、大和ネクスト銀行440円低額帯です。ネット銀行、信託銀行、一部地銀で見られます。
770円から880円台三菱UFJ銀行窓口770円、みずほ銀行880円、三井住友銀行880円、りそな銀行都度880円、横浜銀行WEB770円、千葉銀行随時880円、北陸銀行都度770円大手銀行、地銀の標準的な都度発行帯です。
1,100円前後ゆうちょ銀行1,100円、SBI新生銀行通常1,100円、イオン銀行1,100円、京都銀行個別1,100円、横浜銀行窓口1,100円、北海道銀行店頭1,100円、静岡銀行通常1,100円窓口個別発行や通常発行で多い価格帯です。
2,200円以上りそな銀行の相続財産残高証明書2,200円、みずほ信託銀行の相続税評価額計算書2,200円、英文、指定書式、監査法人向け3,300円等相続専用、評価計算、英文、指定書式、監査法人向けで高額化します。

相続人が重視すべきなのは、最安の金融機関を探すことではありません。被相続人が実際に取引していた金融機関について、相続税、遺産分割、使い込み調査、不動産登記、遺言執行という目的に合う証明日、証明対象、形式、追加証明の要否を設計することです。

次の重要ポイントは、単価比較だけでは総費用を読めない理由を示しています。請求単位、追加証明、期間加算、紙発行や指定書式の有無を合わせて見積もる必要があることを読み取ってください。

総費用は単価ではなく設計で決まります

総費用 = 基本発行手数料 × 必要通数または取引種別数 + 既経過利息証明または財産評価額計算書 + 入出金取引明細の期間加算 + 英文、指定書式、郵送、紙発行等の追加費用。

Section 01

残高証明書の発行手数料を比べる前に書類の違いを押さえます

残高証明、評価計算、利息証明、取引履歴は役割も料金も異なります。

残高証明書は、金融機関が特定の日付における預金、貯金、信託、融資、外貨預金、投資信託等の残高を証明する書面または電子書面です。相続では通常、被相続人が亡くなった日を証明基準日として請求します。

次の比較表は、相続で混同されやすい書類の違いを整理したものです。書類名が似ていても、用途や課金単位が違うため、手数料欄だけでなく相続での用途と手数料上の注意を合わせて読み取ってください。

書類名主な内容相続での用途手数料上の注意
残高証明書指定日の残高を証明相続税申告、遺産分割、財産目録多くは1通単位。金融機関により無料から1,100円前後が中心
相続財産残高証明書相続財産としての残高や関連情報をまとめる書式相続専用手続、財産目録一般の残高証明書より高い場合があります。
財産評価額計算書相続税評価用の評価額を計算相続税申告、信託商品等の評価2,200円程度の例があります。
既経過利息証明書、利息計算書定期預金等について死亡日時点で解約した場合の利息相当額等を計算相続税評価残高証明書とは別料金になる場合があります。
入出金取引明細、取引履歴、異動明細一定期間の入出金推移使い込み調査、遺産分割紛争年単位、月単位、枚数単位で高額化しやすいです。
現存調査、口座照会口座の有無を確認口座番号不明時、相続財産調査無料または数千円の例があります。

次の一覧は、残高証明書が必要になる相続場面を並べています。各項目の目的が違うため、単に1通を安く取るのではなく、税務、協議、紛争、登記周辺のどの目的に使うかを読み取ってください。

税務

相続税申告の前提資料

相続税の申告期限は、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内です。預貯金残高の確定が遅れると全体工程に影響します。

協議

遺産分割の前提資料

相続人全員が遺産の内容と評価を把握して初めて、財産目録に基づく実質的な協議になります。

紛争

使い込み調査の起点

残高証明書は相続開始時点の静的な残高、入出金明細は資金移動の動的な経過を示します。

登記周辺

代償分割や納税資金

預貯金の証明書は登記添付書類ではないことが多いものの、不動産を誰が取得し代償金をどう支払うかに関係します。

Section 02

主要銀行の残高証明書発行手数料を比較します

大手銀行、信託銀行、ネット銀行では相続用の扱いが大きく分かれます。

主要金融機関の公式情報を比較すると、同じ残高証明書でも、相続専用の扱い、死亡日基準、Webやアプリ発行、英文、指定書式、取引明細の加算で金額が変わります。

次の比較表は、全国規模の銀行、信託銀行、ネット銀行の代表例です。金額列だけでなく、追加論点と実務上の読み方を合わせて確認し、相続で必要な証明日や形式に合うかを読み取ってください。

金融機関主な発行手数料相続実務での追加論点実務上の読み方
みずほ銀行相続預金の残高証明書は業務分野単位ごと1通880円既経過利息証明は別途1通2,200円相続権利者のいずれか1人で依頼できる案内があります。発行は約1から2週間です。
三菱UFJ銀行窓口の都度発行は1通770円。アプリ和文は条件により無料、英文は550円相続手続に関する発行は別案内。過去10年以上前の日付は窓口取扱不可とされます。無料や低額でも、相続で必要な証明日、名義、提出先の受理形式を確認します。
三井住友銀行相続預金の残高証明書は1通880円入出金取引証明は5年以内なら明細1年分1,100円。5年超は追加加算。使い込み疑いでは、残高証明書より入出金取引証明の費用が大きくなりやすいです。
りそな銀行都度発行は1通880円。英文、指定書式、相続財産残高証明書は各1通2,200円相続財産残高証明書という相続向け高額区分があります。通常残高証明書と相続財産残高証明書のどちらが必要か提出先に確認します。
ゆうちょ銀行貯金残高証明書は1通1,100円。振替口座の定期発行550円、個別発行1,100円相続人が手続する場合の戸籍、本人確認、印章等の案内があります。利用者が多く、相続調査の優先度が高い金融機関です。
三井住友信託銀行預金、信託に関する残高証明書は1通220円。財産評価額計算書は1通2,200円証明基準日が死亡日で郵送手続の場合、財産評価額計算書は無料との注記があります。単純な残高証明は低額でも、相続税評価用の書類を使うかが重要です。
みずほ信託銀行残高証明書の個別発行は1通880円、定例発行550円、制定書式以外2,200円、監査法人向け3,300円相続税評価額計算書は1通2,200円。同時受付は1組2,200円。信託商品や評価計算が絡む場合、単なる残高証明では不足し得ます。
SBI新生銀行通常の残高証明書は1通1,100円。相続手続の際の残高証明書は無料死亡日を指定でき、10年以上前の場合は直近基準日との案内があります。通常手数料と相続手続時手数料が異なる例です。
住信SBIネット銀行Web閲覧、印刷は無料、郵送書面請求は有料。相続手続の残高証明書等は無料各種ネオバンク口座を含む相続手続で無料とのFAQがあります。PDF、郵送、相続専用で取扱いが大きく違います。
楽天銀行残高証明書は1通524円取引履歴明細証明書は6か月を超えると1か月あたり110円加算長期間の入出金を調べると、残高証明より取引履歴の加算が重要になります。
auじぶん銀行残高証明書は1通550円相続書類提出後、振込または相続人のauじぶん銀行口座から引落し。被相続人口座からは引落不可。相続人側の支払方法まで確認します。
ソニー銀行個別事項なしは1通440円、個別事項ありは1通880円。英文も同額区分残高通知書は無料ですが、残高証明書とは目的が異なります。追加記載の有無で手数料が2倍になるため、提出先の要求を確認します。
イオン銀行残高証明書は1通1,100円。英文、指定書式は2,200円投資信託の証明日は時期により依頼先が異なる案内があります。金融商品仲介や投資信託移管がある場合、預金と投信で依頼先が分かれます。
大和ネクスト銀行和文の書面発行は1件440円、英文は1件1,100円相続時口座照会手数料は5,060円。口座の有無が不明な段階では、証明書費用より照会費用が問題になります。
Section 03

地方銀行等の残高証明書発行手数料も課金単位で変わります

WEB、窓口、取引種別、複数店舗、経過利息表示の違いを確認します。

地方銀行等では、WEB受付、店頭発行、継続発行、制定外書式、監査法人向け、取引種別ごとの課金などで差が出ます。相続では、窓口対応になるか、複数店舗や複数商品を含むかが総額に影響します。

次の比較表は、地方銀行等の代表例です。単純な1通単価だけでなく、WEBと窓口、取引種別、複数店舗、経過利息表示の有無が総費用を変える点を読み取ってください。

金融機関主な発行手数料相続実務での追加論点実務上の読み方
横浜銀行個別発行はWEB受付770円、窓口受付1,100円。継続発行は440円指定書式、監査法人向け確認状等は3,300円WEB申込の可否で手数料が変わります。相続では窓口手続となる場合があります。
千葉銀行窓口の継続発行550円、随時発行880円、指定書式1,650円、監査法人向け3,300円法人向け電子発行は440円の区分あり個人相続では窓口随時発行880円を軸に見ます。
北海道銀行所定様式の電子交付または郵送は取引種別1件につき550円、店頭発行1,100円、所定様式以外3,300円取引種別ごとに課金されます。預金、融資、投信など複数種別があると1通比較では足りません。
西日本シティ銀行預金、融資残高証明書は継続330円、個別550円。英文550円。監査法人向け指定用紙3,300円預金等取引履歴明細表は1口座550円地銀の中には個別発行550円という低額例もあります。
京都銀行個別発行1,100円、継続発行440円、英文2,200円、指定書式2,200円、監査法人向け3,300円相続手続用の残高証明書も相続人等からの依頼により発行とのFAQがあります。個人相続では1,100円を基本に、英文や制定外書式は2,200円と見ます。
静岡銀行継続550円、通常または制定外書式1,100円、前々月末日以降を基準日とする預貸金残高証明書880円、監査法人向け3,300円経過利息計算書は1口座につき2,200円経過利息計算書が必要な場合、残高証明書本体より高くなります。
北陸銀行継続550円、都度770円、制定外書式2,200円、監査法人向け3,300円取引種類ごと、複数店舗にまたがる場合は店舗数分の手数料という注記があります。複数店取引がある相続では、1通単価だけでは総額を見誤ります。
紀陽銀行継続440円、継続以外880円、監査法人用3,300円、その他制定外2,200円。相続に伴う経過利息表示あり残高証明書は1枚2,200円相続向けの経過利息表示あり区分が明記されています。相続税申告の資料設計で注意すべき例です。
Section 04

残高証明書の発行手数料は1通単価だけでは判断できません

業務分野、取引種別、期間加算、追加証明を含めて見積もります。

残高証明書の手数料比較で最も重要なのは、単価ではなく課金単位です。1通、業務分野単位、取引種別ごと、1科目1か月、複数店舗分などが金融機関ごとに異なります。

次の比較一覧は、総額を左右する課金単位を整理したものです。左列の単位が何に掛け算されるかを確認し、同じ880円や550円でも総費用が変わる理由を読み取ってください。

課金単位典型的に影響する場面読み方
1通単位普通預金だけの証明、単一支店の証明最も分かりやすい単価ですが、複数通が必要なら通数分かかります。
業務分野単位預金、信託、証券代行などの分野が分かれる場合同じ金融機関でも対象分野が増えると総額が増えます。
取引種別ごと預金、融資、投信、外貨、公共債などがある場合1件550円でも種別数が多いと高くなります。
店舗数分複数支店に口座がある場合同一金融機関でも支店が複数なら店舗数分かかることがあります。
期間加算取引履歴、入出金明細を取得する場合年単位、月単位で加算され、残高証明書本体より高額化しやすいです。
指定書式、英文、監査法人向け提出先が独自書式や英文を求める場合2,200円や3,300円の高額区分に入ることがあります。

次の横棒グラフは、代表的な追加費用の重さを概算で比べるものです。横方向に長いほど費用インパクトが大きく、残高証明書本体よりも取引履歴や口座照会の方が高くなりやすいことを読み取ってください。

口座照会
5,060円
取引履歴5年
5,500円
監査法人向け
3,300円
評価、利息証明
2,200円
標準証明
880円
低額証明
440円
金額は本文中の代表例を比較した目安です。金融機関、書式、期間、対象取引により実際の総額は変わります。

相続専用書類は高い場合と無料の場合があります。相続手続時の残高証明書等を無料とする例がある一方、相続財産残高証明書や相続税評価額計算書のように2,200円の区分もあります。

Section 05

残高証明書の発行手数料を相続の費用例で確認します

普通預金だけなら数千円でも、利息証明や取引明細で総額が変わります。

相続での費用計算は、実際にどの金融機関へ何を何通請求するかで変わります。代表例を使うと、残高証明書本体の費用は小さく見えても、既経過利息証明や入出金明細を加えると総額が大きくなることが分かります。

次の計算例は、相続でよくある請求パターンを金額で示しています。式と合計欄を見て、残高証明書本体、利息証明、取引明細、口座照会のどれが費用を押し上げるかを読み取ってください。

ケース計算概算費用読み方
大手3行に普通預金だけみずほ銀行880円 + 三井住友銀行880円 + ゆうちょ銀行1,100円2,860円証明書本体の費用は大きくありませんが、戸籍等の準備と発行期間の負担があります。
定期預金があり既経過利息証明も必要みずほ銀行の残高証明書880円 + 既経過利息証明2,200円3,080円残高証明書本体より利息証明の方が高額です。
使い込み調査で入出金明細5年分三井住友銀行の明細1年分1,100円 × 5年分5,500円5年を超える期間は追加加算が生じる例があります。
信託銀行の商品評価みずほ信託銀行の残高証明書と相続税評価額計算書を同時受付1組2,200円信託商品や投資信託が含まれる場合、評価額計算書の要否が重要です。
口座番号不明のネット銀行大和ネクスト銀行の相続時口座照会手数料5,060円口座があることが分かっている段階と、口座の有無を調べる段階では費用構造が異なります。

次の比較グラフは、普通預金だけの取得例、既経過利息を含む例、入出金明細5年分、口座照会の費用感を並べたものです。縦の高さが費用の大きさを表し、取引履歴や口座照会が残高証明書本体より重くなりやすいことを読み取ってください。

2,860円
大手3行
3,080円
利息込み
5,500円
明細5年
5,060円
口座照会

使い込み疑いがある場合でも、最初から10年分を広く請求するのではなく、死亡前後1年、介護開始時期、施設入所時期、認知症診断時期、大口出金時期などに絞って請求し、必要に応じて追加する考え方があります。

Section 06

残高証明書の発行手数料より重要な実務論点があります

安さではなく、証明日、請求権限、追加証明、提出先の受理形式を確認します。

手数料そのものより重要なのは、証明基準日、請求権限、既経過利息、取引履歴の期間設計、無料PDFやアプリ証明の利用可否です。提出先が受け付ける形式でなければ、無料や低額の証明でも目的を達成できないことがあります。

次の一覧は、手数料より先に確認すべき実務論点をまとめたものです。各項目が相続税、紛争、金融機関手続のどこに影響するかを読み取り、安さより目的適合性を優先してください。

証明基準日は原則死亡日

相続税申告、遺産分割、財産目録作成では、通常、被相続人の死亡日を基準日とします。古い相続では10年以上前の証明日を扱えない例があります。

1人の相続人で請求できるか

相続人の1人で請求できる案内を出している金融機関がありますが、必要書類、代理人、遺言執行者、未成年者、成年後見人の扱いは金融機関ごとに異なります。

既経過利息を忘れない

定期預金や定額貯金では、死亡日時点で解約したと仮定した利息相当額が相続税評価に関係します。

入出金明細は期間を設計する

取引履歴は年単位、月単位、口座単位、枚数単位で課金されることがあり、全期間請求は高額化しやすいです。

無料PDFやアプリ証明の受理可否

PDF、Web印刷、アプリ発行が無料でも、相続税申告、裁判所資料、金融機関内手続で受け付けられるかは提出先次第です。

次の一覧は、専門職や関係者が残高証明書をどのように見るかを整理したものです。誰が関与するかで必要資料が増えるため、相続の目的と担当領域を読み取ってください。

弁護士

相続開始時点の残高、死亡前後の出金、名義預金、使途不明金、特別受益、遺留分侵害額請求を検討します。

紛争

税理士

死亡日現在の残高、既経過利息、外貨預金、投資信託、信託商品、債務、名義預金を確認します。

申告

司法書士

相続登記、法定相続情報一覧図、遺産分割協議書、不動産と預貯金の配分を整理します。

登記

行政書士

争いのない相続で、遺産分割協議書、相続人関係説明図、金融機関提出書類を整理することがあります。

書類

信託銀行等

遺言信託、遺言執行、遺産整理業務、信託商品、金銭信託、投資信託、国債等の評価に関与します。

評価
Section 07

残高証明書の発行手数料を見積もって請求する手順

取得前チェック、書類分類、見積表、財産目録への反映まで進めます。

残高証明書を請求する前に、金融機関の一覧、口座番号、証明基準日、証明対象、必要書類、請求者、追加証明、受取方法、支払方法、発行日数を確認します。発行日数は1週間から2週間程度の例が多く、相続税申告期限がある場合は早めに動く必要があります。

次のチェックリストは、取得前に確認する項目を一覧化したものです。左列の項目を上から順に確認すると、金融機関ごとの請求漏れ、証明対象の漏れ、追加費用の見落としを減らせます。

確認項目実務上のポイント
金融機関の一覧通帳、キャッシュカード、郵便物、スマートフォンアプリ、メール、確定申告書、年金振込口座、公共料金引落口座を確認します。
口座番号の有無不明な場合は現存調査、口座照会、相続時口座照会が必要になることがあります。
証明基準日原則は死亡日です。紛争調査では別日も検討します。
証明対象普通預金、定期預金、外貨預金、信託、投信、国債、融資、貸金庫等を確認します。
必要書類戸籍、法定相続情報一覧図、印鑑証明書、本人確認書類、遺言書、審判書等を確認します。
請求者相続人、遺言執行者、相続財産清算人、代理人などの扱いを確認します。
追加証明既経過利息、相続税評価額計算書、入出金明細、取引履歴を確認します。
受取方法郵送、店頭、PDF、Web、アプリのどれかを確認します。
手数料の支払方法現金、口座引落、相続人の口座からの引落、振込等を確認します。
発行日数1週間から2週間程度の例が多いため、余裕を持ちます。

次の手順図は、相続人向けの進め方を示しています。順番に意味があり、最初に金融機関を棚卸しし、必要な証明書を分類してから書式と費用を確認すると、後から同じ金融機関に追加請求する回数を減らせます。

手順1

金融機関を棚卸し

通帳、カード、スマートフォン、パソコン、郵便物、メール、年金通知、確定申告書、公共料金記録から確認します。

手順2

必要な証明書を分類

死亡日残高証明書、既経過利息証明、評価額計算書、入出金取引明細、口座照会に分けます。

手順3

法定相続情報一覧図を検討

戸籍一式を何度も提出する負担を避けるため、利用を検討します。

手順4

最新書式を入手

金融機関ごとの最新版書式を使い、差戻しを避けます。

手順5

見積表を作る

金融機関別に書類、通数、期間、単価、概算費用、備考をまとめます。

手順6

財産目録へ反映

金融機関名、支店名、口座種別、証明基準日、残高、既経過利息の有無を転記します。

手順7

不足資料を追加請求

残高証明書だけで足りない場合は、利息証明、評価額計算書、入出金明細を追加します。

Section 08

残高証明書の発行手数料で誤解しやすい点を整理します

無料、1,100円、取引明細、口座照会の意味を分けて判断します。

残高証明書の手数料で誤解しやすいのは、無料なら常に最適、1,100円は高い、取引明細も残高証明書の一種、通常証明と相続財産残高証明書は同じ、口座照会と証明書発行は同じ、という考え方です。

次の比較一覧は、誤解と正しい見方を並べたものです。左列を避け、右列のように費用、形式、証明対象、口座照会を分けて考えることを読み取ってください。

誤解正しい見方
無料だから常に最適無料のアプリ発行やPDF発行は便利ですが、提出先が原本、郵送発行、金融機関制定書式を求める場合は足りない可能性があります。
1,100円は高い複数口座を1通に連記できる場合や必要な相続情報をまとめて証明できる場合は、実質的には安いことがあります。
取引明細は残高証明書である残高証明書は一時点の残高を証明する資料です。使い込みの有無は入出金明細、通帳、領収書等で確認します。
相続財産残高証明書と通常証明は同じ相続財産残高証明書は相続手続向けに設計され、通常の残高証明書と内容や手数料が異なる場合があります。
口座照会と残高証明書発行は同じ口座番号が不明な場合は先に口座の有無を調べる必要があり、照会費用が別にかかることがあります。

次の判断の流れは、費用を抑えながら必要資料を確保する考え方を示しています。分岐の左右は、安さを優先するかどうかではなく、提出先や紛争性に耐える形式が必要かどうかで判断する点を読み取ってください。

手数料と資料の質を両立する判断

目的を確認

相続税申告、遺産分割、使い込み調査、登記周辺、遺言執行のどれに使うかを確認します。

提出先が正式書面を求めるか

紙原本、金融機関制定書式、郵送発行、社印や部署表示が必要かを確認します。

正式書面が必要
有料でも取得

後から争われにくい形式を優先します。

簡易確認で足りる
無料PDF等も検討

相続人間で共有する参考資料なら、受理可否を確認したうえで低額手段も検討できます。

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残高証明書の発行手数料に関するよくある質問

FAQは一般的な制度説明として整理し、最新手数料は金融機関確認を前提にします。

ここでは、残高証明書の発行手数料について読者から多い質問を一般情報として整理します。金融機関の手数料は改定されることがあるため、実際の請求前には各金融機関の最新案内や窓口で確認する必要があります。

Q1. 相続人の1人だけで取れますか

一般的には、金融機関により異なりますが、相続人の1人で請求できる案内を出している金融機関があります。ただし、戸籍、印鑑証明書、本人確認書類などの必要書類は金融機関ごとに異なります。

Q2. 通帳コピーがあれば不要ですか

一般的には、通帳コピーは残高推移を示す資料にはなりますが、金融機関が特定日時点の残高を証明した書面とは異なります。相続税申告、遺産分割協議、裁判所手続、金融機関の相続手続では、残高証明書の方が適切な場合があります。

Q3. 相続税がかからない場合でも必要ですか

一般的には、相続税申告が不要でも、遺産分割協議、相続人間の説明、財産目録作成、使い込み疑いの解消のために必要になることがあります。

Q4. どの金融機関から先に請求しますか

一般的には、金額の大きい口座、定期預金や投資信託がある口座、相続税申告に必要な口座、相続人間で争点になっている口座から優先します。

Q5. 発行までどのくらいかかりますか

一般的には、金融機関により異なりますが、1週間から10日程度、1から2週間程度の例が多く見られます。相続関係書類の確認、複数商品、古い基準日、投資信託、信託商品、郵便事情により長くなる場合があります。

Q6. 手数料は被相続人の口座から引き落とせますか

一般的には、金融機関により異なります。相続発生後の口座凍結との関係で、被相続人口座から引落しできない案内をしている金融機関もあります。

Q7. 法定相続情報一覧図は使った方がよいですか

一般的には、複数の金融機関や法務局で相続手続を行う場合に有用です。戸除籍謄本等の束の代わりに利用できるため、提出負担を減らせます。

Q8. 安い金融機関だけを比較すればよいですか

一般的には、そうではありません。相続では被相続人が実際に取引していた金融機関の資料を取得する必要があります。費用差は重要ですが、証明書の形式、証明日、対象範囲、追加証明の要否の方が実務上は重要です。

Reference

この記事の参考情報源

法令、税務、登記関係

  • 国税庁「No.4205 相続税の申告と納税」
  • 国税庁「財産評価基本通達 第8章 第3節 203 預貯金の評価」
  • 国税庁「相続税の申告要否判定コーナー 預貯金の評価方法」
  • 法務省「相続登記の申請義務化について」
  • 法務局「法定相続情報証明制度について」

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