2σ Guide

弁護士費用を分割で
払うことはできるか

交通事故では、法律事務所との分割契約、法テラスの立替制度、弁護士費用特約を順に確認します。特に特約が使える場合は、分割払いの前に自己負担が大きく減る可能性があります。

3経路 直接分割・法テラス・特約
300万円 特約限度額の商品例
5回 無料面接相談の案内例
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弁護士費用を分割で 払うことはできるか

交通事故では、法律事務所との分割契約、法テラスの立替制度、弁護士費用特約を順に確認します。

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弁護士費用を分割で 払うことはできるか
交通事故では、法律事務所との分割契約、法テラスの立替制度、弁護士費用特約を順に確認します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 弁護士費用を分割で 払うことはできるか
  • 交通事故では、法律事務所との分割契約、法テラスの立替制度、弁護士費用特約を順に確認します。

POINT 1

  • 弁護士費用を分割で払うことはできるか
  • 交通事故では特約、法テラス、法律事務所との契約を順番に確認します
  • 法律事務所との分割
  • 法テラスの立替制度
  • 弁護士費用特約

POINT 2

  • 弁護士費用のうち分割払いを考える費目
  • 相談料、着手金、報酬金、実費、日当、専門家費用を分けます
  • 弁護士費用を分割で払えるかを考えるには、まず費用の中身を分ける必要があります。
  • 費目ごとに性質が異なるため、どれを分割したいのか、どれは都度精算なのかを読み取ることが大切です。
  • 交通事故では、賠償金を受け取る前に費用が発生し、治療費や休業損害への不安も同時に生じます。

POINT 3

  • 弁護士費用の分割払いを検討する三つの方法
  • 自分と家族の保険を確認
  • 保険会社に事前承認を確認
  • 法テラスを確認
  • 直接分割、法テラス、弁護士費用特約を比較します

POINT 4

  • 法律事務所に弁護士費用の分割払いを相談する場合
  • 着手金分割、後払い、報酬金精算、実費の扱いを契約で明確にします
  • 遠慮して契約後に支払いが難しくなるより、契約前に支払条件を具体的に確認する方が重要です。
  • 方式ごとに、どのような資金状況や事件に向くか、どこを契約書で確認するかを読み取ってください。
  • 着手金無料、初期費用0円、完全成功報酬という表示は、分割払いと同じ意味ではありません。

POINT 5

  • 法テラスと弁護士費用特約は分割払いの重要な代替策
  • 民事法律扶助と保険の限度額を確認します
  • 法テラスの民事法律扶助は、経済的に余裕がない方に対し、無料法律相談や弁護士費用等の立替えを行う制度です。
  • 立替費用は原則として分割返済し、利息は付かないとされています。
  • 次の比較一覧は、法テラスと弁護士費用特約の違いを整理したものです。

POINT 6

  • 無料相談、示談あっせん、自賠責保険も費用負担に影響する
  • 正式依頼前に使える相談先と制度を整理します
  • 示談あっせんは、中立的な立場で当事者の意見調整を行う手続です。
  • 無料相談を使ってから正式依頼や分割払いを判断すると、費用対効果を見極めやすくなります。
  • 無料で使える制度でも代理人とは役割が違うため、どこまで支援を受けられるかを読み取ってください。

POINT 7

  • 交通事故のケース別に見る分割払いの考え方
  • 追突、むち打ち、重度後遺障害、死亡事故、物損、事業者で変わります
  • 分割払いの現実性は、事故類型と回収見込みによって変わります。

POINT 8

  • 分割払いを相談する前に準備する資料
  • 保険、事故、医療、損害、家計を整理します
  • 保険関係
  • 事故関係
  • 医療関係

まとめ

  • 弁護士費用を分割で 払うことはできるか
  • 弁護士費用を分割で払うことはできるか:交通事故では特約、法テラス、法律事務所との契約を順番に確認します
  • 弁護士費用のうち分割払いを考える費目:相談料、着手金、報酬金、実費、日当、専門家費用を分けます
  • 法律事務所に弁護士費用の分割払いを相談する場合:着手金分割、後払い、報酬金精算、実費の扱いを契約で明確にします
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

弁護士費用を分割で払うことはできるか

交通事故では特約、法テラス、法律事務所との契約を順番に確認します

交通事故に遭うと、治療費、通院交通費、休業による収入減、車両修理費、家族の付き添い負担が同時に発生し、相手方保険会社との示談交渉、過失割合、後遺障害、休業損害、逸失利益、慰謝料の問題も重なります。その段階で、弁護士費用を一括で払えるか不安になることがあります。

交通事故の弁護士費用は、一定の場合に分割払いが可能です。ただし、法律上当然に誰でも分割払いを請求できるという意味ではありません。実務上は、法律事務所との委任契約、法テラスの民事法律扶助、自動車保険などの弁護士費用特約という三つの経路を検討します。

次のポイント一覧は、分割払いを考える前に押さえるべき三つの経路を示します。どの順番で確認するかが重要で、特約が使える場合は分割払いの悩み自体が軽くなることを読み取ってください。

Contract

法律事務所との分割

着手金や一部実費の支払方法を、契約内容として分割にできる場合があります。

Aid

法テラスの立替制度

収入や資産などの条件を満たす場合、立替費用を分割返済する制度を使える可能性があります。

Insurance

弁護士費用特約

限度額内で保険会社が費用を負担できる場合があり、最初に確認すべき制度です。

個別事件の見通しや対応方針は、事故態様、負傷程度、証拠関係、保険契約、資力要件によって変わります。具体的な判断は資料を整理したうえで弁護士、保険会社、法テラス等に確認する必要があります。

Section 01

弁護士費用のうち分割払いを考える費目

相談料、着手金、報酬金、実費、日当、専門家費用を分けます

弁護士費用を分割で払えるかを考えるには、まず費用の中身を分ける必要があります。着手金は分割の相談対象になりやすい一方、裁判所費用、鑑定費、医療意見書費用などの実費は発生時に支払う必要があることがあります。

次の表は、交通事故で問題になりやすい費目と分割払いの検討ポイントを整理したものです。費目ごとに性質が異なるため、どれを分割したいのか、どれは都度精算なのかを読み取ることが大切です。

費目内容分割払いを考える際の注意
法律相談料正式依頼前に助言を受ける費用無料相談、特約の相談費用枠、法テラスの無料法律相談を先に確認します
着手金事件処理を依頼した時点で支払う費用分割対象になりやすい一方、返還の有無や遅延時の扱いを契約書で確認します
報酬金成果に応じて事件終了時に支払う費用賠償金や保険金の受領後に精算する方式が多く見られます
実費印紙、郵券、記録謄写、交通費、診断書、鑑定などの外部支出発生時に前払いを求められることがあります
日当遠方裁判所、現地調査、出張面談などの拘束時間の対価発生条件と金額を委任契約書で確認します
専門家費用鑑定、医療意見書、事故解析、通訳翻訳など高額になることがあり、分割対象外となる場合があります

交通事故では、賠償金を受け取る前に費用が発生し、治療費や休業損害への不安も同時に生じます。さらに、医療上は治療継続が必要に見えても、保険実務では症状固定や治療費打ち切りが問題になるなど、医療と法律の評価がずれることがあります。このため、弁護士費用と実費の見通しを早期に確認する必要があります。

Section 02

弁護士費用の分割払いを検討する三つの方法

直接分割、法テラス、弁護士費用特約を比較します

分割払いを考える場面では、法律事務所へ直接相談する方法、法テラスを利用する方法、弁護士費用特約を使う方法を分けて考えます。特約がある場合は、分割払いより先に保険会社がどこまで費用を負担できるかを確認します。

次の比較表は、三つの方法の向き不向きと注意点をまとめたものです。左から順に方法、使いやすい場面、確認すべき点を見て、自分の状況に近い経路を読み取ってください。

方法向いている場面確認すべき点
法律事務所との直接分割特約がなく、一定の回収見込みがあり、月々の支払能力を説明できる場合初回金、月額、回数、実費、遅延時の扱い、契約終了時の精算
法テラスの民事法律扶助収入や資産が一定基準以下で、制度の条件を満たす可能性がある場合審査、必要書類、立替額、分割返済、生活保護受給中の扱い
弁護士費用特約自動車保険、火災保険、共済などに特約が付いている場合限度額、対象者、対象事故、事前承認、対象外費用、弁護士選択

次の判断の流れは、費用負担を軽くする制度確認の順番を示します。上から進むことで、いきなり分割払いを頼む前に、保険や公的制度で負担を減らせるかを確認できます。

支払方法を確認する順番

自分と家族の保険を確認

自動車保険、火災保険、傷害保険、共済の特約を見ます。

保険会社に事前承認を確認

契約前または費用発生前に連絡が必要な商品があります。

特約なし
法テラスを確認

収入・資産・見通し・制度趣旨の条件を確認します。

特約あり
限度額と対象範囲を確認

超過分があれば分割払いを相談します。

法律事務所に支払条件を確認

初回金、月額、回数、実費、報酬金精算を具体化します。

Section 03

法律事務所に弁護士費用の分割払いを相談する場合

着手金分割、後払い、報酬金精算、実費の扱いを契約で明確にします

分割払いは、事故直後、保険会社から治療費打ち切りを言われた時、後遺障害申請を検討する時、示談案が出た時、訴訟を検討する時などに相談できます。遠慮して契約後に支払いが難しくなるより、契約前に支払条件を具体的に確認する方が重要です。

次の比較表は、法律事務所との直接分割で見られる典型的な設計を整理したものです。方式ごとに、どのような資金状況や事件に向くか、どこを契約書で確認するかを読み取ってください。

方式内容向いているケース注意点
着手金分割型着手金を契約時と月額払いに分けます特約なし、一定の回収見込みあり支払遅延時の扱いを契約書で確認します
着手金一部後払い型初期費用を抑え、回収後に不足分を精算します手元資金が乏しいが賠償見込みがある場合総額が高くならないか確認します
報酬金後払い型報酬金を賠償金受領後に支払います示談金や保険金から精算しやすい場合報酬発生条件を明確にします
実費別預り型報酬は分割、実費は都度前払いです裁判所費用や資料取得費が発生する案件実費の概算を早めに聞きます
法テラス併用型審査を経て費用立替を利用します収入や資産が基準以下の場合審査が必要で、対応は弁護士ごとに異なります

着手金無料、初期費用0円、完全成功報酬という表示は、分割払いと同じ意味ではありません。契約時点の支払いを抑えていても、成功報酬、実費、訴訟移行時の追加費用、後遺障害申請費用が別に発生することがあります。総額、消費税、最低報酬、支払時期を確認します。

確認分割払いを相談するときは、初回に必要な金額、月々の支払額、実費の都度精算、報酬金の精算時期、支払いが遅れた場合の扱いを必ず聞きます。
Section 04

法テラスと弁護士費用特約は分割払いの重要な代替策

民事法律扶助と保険の限度額を確認します

法テラスの民事法律扶助は、経済的に余裕がない方に対し、無料法律相談や弁護士費用等の立替えを行う制度です。利用には、収入や資産が一定基準以下であること、勝訴の見込みがないとはいえないこと、民事法律扶助の趣旨に適することなどの条件があります。立替費用は原則として分割返済し、利息は付かないとされています。

次の比較一覧は、法テラスと弁護士費用特約の違いを整理したものです。法テラスは資力要件と審査、特約は保険契約と事前承認が中心になるため、どの窓口に何を確認するかを読み取ってください。

制度主な確認事項交通事故で準備しやすい資料
法テラス収入、資産、事件の見通し、制度趣旨、返済口座交通事故証明書、診断書、示談案、収入資料、資産資料、生活保護や障害年金の資料
弁護士費用特約対象者、対象事故、限度額、相談料枠、事前承認、弁護士選択保険証券、約款、事故受付番号、見積書、委任契約書案
無料相談・示談あっせん相談回数、対象事故、手続の範囲、中立機関としての役割保険会社の提示書面、過失割合資料、診断書、損害資料

弁護士費用特約は、分割払いそのものではありませんが、交通事故被害者にとっては分割払い以上に重要な制度です。限度額内で保険会社が費用を負担するため、手元資金の問題が大幅に軽減されることがあります。商品例では、弁護士費用の限度額300万円、法律相談費用の限度額10万円といった設計も見られますが、商品ごとの確認が必要です。

次のポイント一覧は、特約確認で聞くべき項目をまとめています。対象者や事前承認を見落とすと保険金が支払われない可能性があるため、契約前または費用発生前に確認すべき点を読み取ってください。

01

家族の保険も確認

本人だけでなく、同居家族、別居の未婚の子、家族が契約する自動車保険、火災保険、傷害保険、共済を確認します。

対象者
02

事前承認を確認

弁護士との契約前、または費用発生前に保険会社へ連絡する必要がある商品があります。

承認
03

もらい事故では特に重要

過失がない被害事故では、自分の保険会社が相手方と示談交渉を代行できないことがあります。

交渉
04

無制限ではない

限度額、対象外事由、費用の相当性審査があり、超過部分は自己負担になることがあります。

限度額
Section 05

無料相談、示談あっせん、自賠責保険も費用負担に影響する

正式依頼前に使える相談先と制度を整理します

日弁連交通事故相談センターでは、自動車事故の民事問題について無料面接相談を実施し、同一事案につき原則5回まで相談できると案内されています。示談あっせんは、中立的な立場で当事者の意見調整を行う手続です。無料相談を使ってから正式依頼や分割払いを判断すると、費用対効果を見極めやすくなります。

次の比較表は、正式依頼の前後で使える制度と役割を整理したものです。無料で使える制度でも代理人とは役割が違うため、どこまで支援を受けられるかを読み取ってください。

制度・手続役割費用面の意味
無料相談提示額、過失割合、後遺障害、特約、示談前の注意点を相談します正式依頼前に費用対効果を確認できます
示談あっせん中立的な立場で意見調整を図ります訴訟を避けられる場合、費用負担が変わります
自賠責被害者請求被害者が加害者側の自賠責保険へ直接請求します書類作成だけか、後遺障害を見据えた資料精査まで含むかで費用が変わります
仮渡金一定の要件で示談前に一部の支払いを受ける制度です当面の費用負担を緩和できる場合があります

自賠責保険は弁護士費用を直接払う制度ではありません。ただし、被害者請求、仮渡金、内払いなどの制度を理解すると、賠償金を受け取る前の資金不安を整理しやすくなります。請求期限や必要資料には注意が必要で、後遺障害は症状固定後の期限が問題になります。

Section 06

交通事故のケース別に見る分割払いの考え方

追突、むち打ち、重度後遺障害、死亡事故、物損、事業者で変わります

分割払いの現実性は、事故類型と回収見込みによって変わります。過失がほぼない追突事故、治療打ち切りを迫られているむち打ち、重度後遺障害、死亡事故、相手方が無保険の場合、物損のみ、個人事業主の休業損害では、費用の組み方が異なります。

次の比較表は、代表的なケースで何を優先して確認するかを整理しています。左のケースから自分に近い状況を選び、右の確認事項で特約、法テラス、直接分割、費用倒れのどれを重視すべきかを読み取ってください。

ケース費用設計の考え方確認事項
過失がほぼない追突事故まず弁護士費用特約を確認しますもらい事故では保険会社の示談代行ができないことがあります
むち打ちで治療打ち切り早めの相談が有用な可能性があります後遺障害見込み、通院資料、費用対効果を確認します
重度後遺障害医療意見書、介護費用、事故鑑定など外部費用が問題になります特約限度額超過時の支払計画を作ります
死亡事故の遺族葬儀費、死亡慰謝料、逸失利益、相続、刑事手続が絡みます依頼者の代表者、費用負担者、報酬精算方法を明確にします
相手方が任意保険なし回収不能リスクがあります特約、法テラス、費用倒れの可能性を慎重に検討します
物損のみ争い金額より費用が大きくなる可能性があります特約、無料相談、少額相談、本人交渉の可否を見ます
事業者・フリーランス休業損害や逸失利益の立証が複雑です確定申告書、帳簿、契約書、専門家費用を確認します
Section 07

分割払いを相談する前に準備する資料

保険、事故、医療、損害、家計を整理します

弁護士に相談する前に資料を整理しておくと、費用の見通しを出しやすくなります。分割払いを希望する場合も、事件の回収見込みと月々の支払能力を具体的に説明できる方が、現実的な支払計画を立てやすくなります。

次のポイント一覧は、相談前に準備する資料を分野別にまとめたものです。どの資料が不足しているかを読み取ることで、見積りや法テラス審査、特約確認の前提を整えられます。

Insurance

保険関係

自分と家族の保険証券、火災保険、傷害保険、共済、弁護士費用特約、人身傷害保険、相手方保険会社を整理します。

Accident

事故関係

交通事故証明書、現場写真、車両損傷写真、ドラレコ映像、警察への届出、実況見分、目撃者情報を確認します。

Medical

医療関係

診断書、診療明細書、領収書、通院日一覧、入院期間、画像検査、後遺障害診断書、リハビリ記録を集めます。

Damage

損害関係

休業損害証明書、給与明細、源泉徴収票、確定申告書、通院交通費、付添費、修理見積、提示書面を整理します。

Budget

家計・支払能力

月々支払える金額、初回に支払える金額、支払可能期間、収入減少、傷病手当金、労災、障害年金、法テラス希望を整理します。

相談時には、特約の利用可能性、着手金の分割可否、初回金、月額、実費の扱い、訴訟時の追加費用、後遺障害申請や異議申立ての費用、専門家費用、法テラス対応、支払遅延時の扱い、示談金が低かった場合の報酬金、弁護士変更時の精算、契約書への明記を質問します。

Section 08

分割払いの契約モデルを読む実務的視点

着手金、報酬金、実費、終了時精算を条項ごとに確認します

分割払いを認める場合でも、契約書に条件を明記することが重要です。口頭での約束だけでは、支払遅延、中途解約、辞任、報酬金の算定基礎、実費の負担で争いが生じる可能性があります。

次の比較表は、分割払い契約で特に読むべき条項をまとめたものです。各条項の右欄を確認し、支払う時期、支払わないとどうなるか、事件終了時にどう精算するかを読み取ってください。

条項確認する内容
着手金分割条項税込総額、契約日に支払う金額、残額の回数、毎月の期限、振込手数料、遅延時の扱い、辞任事由
報酬金条項増額分か獲得額全体か、後遺障害等級認定の報酬、自賠責保険金、既払金、遅延損害金、弁護士費用相当損害の扱い
実費条項医療記録、交通事故証明書、印紙、郵券、記録謄写、事故鑑定、医師意見書、出張交通費、通訳翻訳費
終了時精算条項支払済み着手金の返金、未払分割金、進行割合に応じた精算、辞任・解任時の費用、書類返還、記録謄写費
重要着手金は結果にかかわらず返還されない費用として説明されることが多いですが、契約条項により扱いは変わります。分割払いの条件と中途終了時の清算を同じ契約書で確認します。
Section 09

弁護士費用の分割払いと費用対効果の判断

経済的利益、非経済的利益、費用倒れを一緒に見ます

弁護士に依頼すべきかは、費用と見込まれる増額幅を比較して判断します。増額が見込まれる主な項目には、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、逸失利益、休業損害、将来介護費、近親者付添費、通院交通費、過失割合の修正、物損の一部があります。

次の比較一覧は、費用対効果を判断する三つの視点を示します。金額だけでなく、交渉負担の軽減や資料整理の価値もありますが、費用倒れの可能性がある事故では依頼範囲を絞る必要があることを読み取ってください。

経済的利益

提示額からの増額、後遺障害等級、過失割合の修正、休業損害や逸失利益の立証を見ます。

非経済的利益

保険会社との直接交渉負担、治療打ち切り対応、後遺障害資料整理、示談書確認、家族の負担軽減を見ます。

費用倒れのリスク

物損のみ、相手方無保険、証拠不足、不利な過失割合、後遺障害見込みが低い場合は慎重に検討します。

費用倒れの可能性がある場合には、無料相談、示談あっせん、少額の書面チェック、法テラス、弁護士費用特約を組み合わせます。分割払いは総額を減らす制度ではないため、総額、消費税、実費、追加費用を確認することが必要です。

Section 10

弁護士費用の分割払いに関するよくある質問

特約、法テラス、生活保護、相手方請求、遅延時の扱いを一般情報として整理します

Q1. 弁護士費用を分割で払うことはできますか。

一般的には、法律事務所との契約、法テラスの利用、弁護士費用特約の有無によって分割払いが可能になる場合があります。ただし、法律上当然に認められるものではありません。事故態様、回収見込み、資力、保険契約で結論が変わるため、具体的には資料を整理して弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. どの費用が分割されやすいですか。

一般的には、着手金が分割の対象になりやすいとされています。報酬金は賠償金や保険金の受領後に精算されることがあります。一方、裁判所費用、鑑定費、医療意見書費用などの実費は発生時に支払いが必要になる可能性があります。

Q3. 法律事務所に分割払いを頼むのは失礼ですか。

一般的には、契約前に費用と支払方法を確認することは重要とされています。ただし、事務所の方針や事件の見通しによって対応は異なります。具体的には、初回相談時に支払条件を率直に確認する必要があります。

Q4. 弁護士費用特約があれば分割払いは不要ですか。

一般的には、自己負担が大きく軽減される可能性があります。ただし、限度額を超える費用、対象外費用、事前承認を得ていない費用は自己負担になることがあります。超過部分については法律事務所に支払方法を確認する必要があります。

Q5. 家族の弁護士費用特約を使えますか。

一般的には、同居家族や別居の未婚の子などが対象になる商品があります。ただし、対象者の範囲は約款で異なります。具体的には、保険証券、約款、保険会社への確認が必要です。

Q6. 法テラスを使えば必ず分割払いになりますか。

一般的には、法テラスの立替制度では分割返済が予定されています。ただし、利用には収入、資産、事件の見通し、制度趣旨などの条件があり、審査が必要です。具体的には法テラスや対応弁護士へ確認する必要があります。

Q7. 生活保護を受けていても弁護士に依頼できますか。

一般的には、法テラス利用時に返済猶予や免除申請が問題になることがあります。ただし、受給状況、事件の見通し、制度運用で扱いが変わります。具体的には法テラスや福祉窓口、弁護士等へ確認する必要があります。

Q8. 相手に弁護士費用を全額請求できますか。

一般的には、不法行為訴訟で相当な範囲の弁護士費用が損害として認められることがあります。ただし、依頼者が契約した費用全額がそのまま相手方負担になるとは限りません。示談段階と裁判段階でも扱いが変わるため、具体的には弁護士等へ相談する必要があります。

Q9. 分割払いが滞ったらどうなりますか。

一般的には、委任契約書の支払遅延条項に従います。期限の利益の喪失、辞任、未払金の一括請求、実費精算などが定められることがあります。具体的な扱いは契約書と事件の進行状況で変わります。

Q10. 着手金無料の事務所なら安心ですか。

一般的には、着手金無料でも報酬金、実費、日当、後遺障害申請費用、訴訟移行時の費用が発生することがあります。総額と支払時期を確認しなければ、費用倒れの可能性があります。具体的には見積書と契約書で確認する必要があります。

Q11. 保険会社に連絡する前に弁護士と契約してよいですか。

一般的には、弁護士費用特約を使う予定がある場合、契約前または費用発生前に保険会社へ確認する方が安全とされています。商品によっては事前連絡が必要です。具体的には約款と保険会社の案内を確認する必要があります。

Q12. 示談あっせんを使えば弁護士費用は不要ですか。

一般的には、示談あっせんを無料で利用できる場合があります。ただし、中立機関としての手続であり、依頼者の代理人として全面的に活動する弁護士とは役割が異なります。具体的な使い分けは争点や資料状況で変わります。

Section 11

弁護士費用を分割で払うか迷ったときの手順

保険証券、特約確認、無料相談、法テラス、契約書、示談前確認の順です

交通事故で弁護士費用の分割払いに悩んだ場合は、制度確認の順番を決めて動くと合理的です。いきなり分割払いを求めるのではなく、特約、無料相談、法テラス、法律事務所との契約条件、示談前の手取り額を順に確認します。

次の時系列は、実務上の推奨手順を表します。上から下へ順番に進めることで、使える制度を見落とさず、契約前に支払条件を明確にできます。

手順1

保険証券を確認する

自分と家族の自動車保険、火災保険、傷害保険、共済で特約を確認します。

手順2

保険会社に特約利用を聞く

対象者、対象事故、限度額、事前承認、弁護士選択を確認します。

手順3

無料相談を利用する

費用対効果、正式依頼の必要性、示談前の注意点を確認します。

手順4

法テラスの利用可否を確認する

収入、資産、事件資料、返済方法、対応弁護士を確認します。

手順5

分割払いを具体的に相談する

初回金、月額、回数、実費、報酬金、追加費用を具体化します。

手順6

契約書に明記してから依頼する

支払条件、遅延時の扱い、終了時精算、報酬算定基礎を文章で確認します。

手順7

示談前に再確認する

示談金から費用、実費、既払い金を差し引いた手取り見込みを確認します。

Reference

参考資料

公的・中立的な情報源

  • 日本弁護士連合会「弁護士費用(報酬)とは」
  • 弁護士会の費用説明資料(委任契約書と報酬基準に関する案内)
  • 法テラス「弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ」
  • 法テラス「民事法律扶助業務」
  • 法テラス「審査に必要な書類」
  • 日本損害保険協会「交通事故解決に向けた手段」
  • 国土交通省「交通事故被害者ノート」
  • 保険会社の商品説明資料(弁護士費用等補償特約に関する資料)
  • 日本弁護士連合会「弁護士費用保険(権利保護保険)」
  • 公益財団法人日弁連交通事故相談センター「面接相談」
  • 最高裁判所判例資料(不法行為訴訟における弁護士費用相当損害)