記者会見で説明すべき事項と次回公表予定
冒頭発言、被害者配慮、確認済み事実、被害拡大防止策、当局連携、次回公表予定を順に示します。
記者会見で説明すべき事項は、謝罪の言葉だけではありません。次の判断の流れは、冒頭発言から質疑応答までの標準順序を表しています。重要なのは、被害拡大防止、確認済み事実、不明点、今後の公表予定を順番に示し、読者や対象者が何をすればよいかを読み取れる状態にすることです。
会見説明の基本順序
冒頭発言
何が起き、誰に影響し、会社が何をしているかを短く示します。
被害者・関係者への配慮
お詫びだけで終わらせず、対象者に必要な行動を示します。
概要・発覚経緯・確認済み事実
判明事実、未確認事項、今後確認する事項を分けます。
影響範囲と被害拡大防止策
対象者、暫定件数、回収、通知、問い合わせ窓口、代替手段を説明します。
当局・専門機関との連携
取引所、監督官庁、警察、外部専門機関、監査法人などへの報告・連携状況を示します。
調査・再発防止・次回公表予定
調査体制、再発防止の方向性、中間報告や最終報告の目安を示します。
確認済み、未確認、今後確認、回答不能を分けます
次の表は、会見で信頼性を保つための説明区分を表しています。重要なのは、分かっていないことを隠さず、しかし断定しないことです。各区分から、回答できる範囲と回答できない理由を読み取ります。
| 区分 | 説明例 |
|---|---|
| 確認済み | 対象製品、発生日時、発覚経緯、確認済みの影響範囲など、裏付けがある事実を述べます。 |
| 未確認 | 漏えい件数、原因、損害額、責任の所在など、調査中の事項は調査中と明示します。 |
| 今後確認 | 外部専門機関の一次調査結果を踏まえ、2週間以内を目途に中間報告を行うなど、次の時期を示します。 |
| 回答不能 | 捜査、個人情報、セキュリティ、未公表重要情報に関わる事項は、理由を添えて詳細を控えます。 |
対象者の具体的行動を示します
この一覧は、会見が会社側の説明だけでなく、対象者に必要な行動を届ける場であることを表しています。重要なのは、商品やサービスの種類ごとに、読み手が次に何をすればよいかが分かることです。
使用中止・回収・交換
型番、製造期間、確認箇所、連絡先、回収または交換方法を示します。
喫食中止・返品・受診
対象商品、ロット、健康被害のおそれ、医療機関受診の目安を示します。
パスワード変更・不審連絡注意
不審メール、SMS、電話、カード利用履歴確認などの注意点を示します。
なりすまし防止・添付不開封
取引先確認、添付ファイル不開封、代替連絡手段などを示します。
代替手段・復旧見込み
利用者が使える代替手段、復旧予定、補償方針の検討状況を示します。