東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の違いに迷う方向けに、会名ではなく相談目的・費用・緊急性で窓口を選ぶ考え方を整理します。
東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会の違いに迷う方向けに、会名ではなく相談目的・費用・緊急性で窓口を選ぶ考え方を整理します。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
次の重要ポイントは、このページ全体の読み方をまとめたものです。会名ではなく、相談機能で入口を分けることがなぜ重要かを確認できます。まず、期限、費用、事件類型、相談目的の順に読み取ってください。
東京の三会は、思想、事件分野、地域、弁護士の優劣で分かれているものではありません。法律相談センター、法テラス、当番弁護士、ADR、所属会への苦情相談という機能で入口を選ぶことが実務上の近道です。
東京には、東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会という三つの弁護士会があります。そのため、初めて法律相談をしようとする人は、「東京の弁護士会は3つあるがどこに相談すればいいのか」と迷いやすい状況にあります。
結論からいえば、一般の相談者は、原則として三つの弁護士会の名称で選ぶ必要はありません。 東京の三弁護士会は、思想、事件分野、地域、弁護士の優劣によって分かれているわけではなく、歴史的経緯によって並立している組織です。東京弁護士会の公式Q&Aも、三会は「思想や専門分野によって分かれているわけではない」と説明しています。第二東京弁護士会も、三会の間に「上下関係があるとか、地域割りがあるというようなことは全くありません」と説明しています。
したがって、実務上の選び方は次のように整理できます。
次の表は、要旨を比較して整理したものです。列ごとの違いを確認することで、どの項目が自分の状況に関係するかを読み取りやすくなります。
| 状況 | まず向かうべき窓口 |
|---|---|
| どこに相談してよいか分からない一般的な法律問題 | 東京三弁護士会が運営する法律相談センター |
| 費用が不安、収入・資産が一定以下 | 法テラスの民事法律扶助・無料法律相談 |
| 家族や本人が逮捕・勾留された | 当番弁護士制度、東京では刑事弁護センター |
| 裁判所から訴状、呼出状、申立書が届いた | 法律相談センター、民事家事当番弁護士制度、または弁護士に直接相談 |
| 裁判ではなく話合いで解決したい | 弁護士会のADR、仲裁センター、紛争解決センター |
| 具体的な弁護士を探したい | 日弁連の弁護士検索、ひまわりサーチ、法律相談センター経由の紹介 |
| 依頼中の弁護士への苦情・トラブル | その弁護士が所属する弁護士会の市民窓口、紛議調停、懲戒手続 |
このページでは、この結論を制度、歴史、相談実務、費用、緊急性、事件類型、裁判所・法テラスとの使い分けまで含めて解説します。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
弁護士会とは、弁護士が所属する法律上の団体です。日本で弁護士として活動するには、日本弁護士連合会、通称「日弁連」に登録すると同時に、各地の弁護士会のいずれかに所属する必要があります。日弁連は、全国52の弁護士会、弁護士、弁護士法人などを会員とする団体であり、すべての弁護士は日弁連に登録されています。
ここで重要なのは、弁護士会が単なる任意団体ではないという点です。弁護士会は、弁護士の登録、監督、懲戒、研修、法律相談、刑事弁護、消費者被害救済、人権擁護、法教育などに関与する、司法制度を支える公的性格の強い専門団体です。第二東京弁護士会の説明では、弁護士自治の中核として、弁護士資格の登録、弁護士に対する監督・懲戒、強制加入団体であることが挙げられています。
日弁連の会員説明によれば、弁護士会は弁護士法32条の規定により、1949年の日弁連設立時には全国49の地方裁判所の管轄区域ごとに置かれましたが、東京だけは三会でした。その後、沖縄弁護士会が加わり、現在は全国52会となっています。
東京三会の沿革を簡潔にいうと、近代的な弁護士法の制定に伴い東京弁護士会が設立され、その後、大正期の分裂を経て、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会が成立したという歴史的経緯です。第二東京弁護士会は、1893年に東京弁護士会が設立され、1923年に第一東京弁護士会が、1926年に第二東京弁護士会が設立されたと説明しています。
この歴史は、相談者にとって次の点で重要です。三会は、現在の相談者から見て「民事なら東京弁護士会」「刑事なら第一東京弁護士会」「企業法務なら第二東京弁護士会」といった分担をしているわけではありません。 東京弁護士会の公式Q&Aも、三会は「思想や専門分野によって分かれているわけではありません」としています。
東京に三つの弁護士会があることは、相談者にとって複雑に見えます。しかし、利用者の不便を避けるため、三会は法律相談や当番弁護士などの分野で共同して活動しています。第二東京弁護士会は、三会が協力して活動しており、法律相談や当番弁護士の派遣などは受付を一つにして共同で行っていると説明しています。
また、東京三弁護士会が運営する「弁護士会の法律相談センター」は、東京都内の法律相談センターを探し、相談予約できる公式サイトです。同サイトは、法律相談センターを、弁護士法に基づいて東京に設置されている三つの弁護士会が運営する法律相談所と説明しています。
つまり、東京で弁護士に相談したい一般の人にとって、最初に重視すべきなのは、どの弁護士会かではなく、どの相談機能を使うかです。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
自分の問題が法律問題かどうか分からない、弁護士に相談すべきか分からない、誰に依頼すればよいか分からない。このような場合、まず有力な選択肢になるのが、東京三弁護士会の法律相談センターです。
法律相談センターの公式サイトは、「困っている事があるが、どこに相談すればいいかわからない」「誰かにこの悩みを相談したい」「トラブルに巻き込まれている」といった人に利用を案内しています。また、相談内容からも相談場所からも検索・予約でき、離婚・親族、相続・遺言、借金、金銭トラブル、借地借家、消費者相談、労働相談、生活保護、女性のための法律相談などの相談種別が表示されています。
したがって、東京で初回相談先を迷う場合の実務的な答えは、次のとおりです。
法律相談には、少なくとも次のような目的があります。
このうち、1から5は法律相談センターや個別の法律事務所、2と3は法テラスや日弁連の案内、6は所属弁護士会の市民窓口、7はADR、8は当番弁護士制度が主な候補になります。
通常の法律相談では三会の名称で選ぶ必要はありません。しかし、例外的に、特定の弁護士会を意識する場面があります。
第一に、すでに依頼している弁護士に対する苦情です。日弁連は、弁護士の活動で納得できない場合には、まずその弁護士の所属する弁護士会の市民窓口に相談するよう案内しています。 東京弁護士会も、同会所属弁護士への苦情を市民窓口で受け付けると説明しています。
第二に、その弁護士が本当に登録されているか確認する場面です。日弁連の弁護士検索では、現在登録されているすべての弁護士の基本情報を確認できます。また、ひまわりサーチでは取扱業務などから弁護士を検索できますが、任意登録制であり、全弁護士が登録されているとは限らない点に注意が必要です。
第三に、各会が独自に運営する専門窓口やADRを使う場面です。たとえば東京弁護士会の紛争解決センター、第一東京弁護士会・第二東京弁護士会の仲裁センターなど、名称や申立先が会ごとに異なる手続があります。ただし、相談者が最初から制度の違いを完全に理解している必要はなく、法律相談センターでどの手続が適切か確認しても構いません。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
次の判断の流れは、三会の名称で迷ったときにどこから確認するかを表しています。上から下へ、緊急性、費用、通常相談、所属会への苦情の順に確認すると、優先順位を間違えにくくなります。各分岐で自分に近い状況を選んでください。
逮捕、勾留、訴状、支払督促、差押え、退去期限などがないかを先に見ます。
刑事事件や裁判所書類は期限対応を優先します。
相談内容または場所から予約可能な窓口を探します。
収入・資産などの要件により、無料法律相談や費用立替制度を利用できる可能性があります。
最初に確認すべきは、緊急性です。法律問題では、内容よりも期限が重要になることがあります。たとえば、裁判所から届いた訴状や期日呼出状、支払督促、差押え通知、内容証明郵便、退去通知、解雇通知、警察からの呼出し、逮捕・勾留、保全処分などは、期限を逃すことで不利益が大きくなることがあります。
特に、逮捕・勾留された場合は、通常の法律相談センターをゆっくり比較するより、当番弁護士制度を利用することが優先されます。東京弁護士会の説明では、逮捕からできるだけ早期に弁護人に委任したほうが効果的な弁護活動を行いやすく、当番弁護士の依頼先として刑事弁護センターが案内されています。
次に、費用の見通しです。法律相談センターの相談料は、相談内容やセンターによって異なります。たとえば新宿総合法律相談センターでは、一般相談は30分5,500円、延長15分ごと2,750円と案内されています。立川法律相談センターでも、一般相談は30分以内5,500円、延長15分につき2,750円と案内されています。
一方、借金相談は無料枠が設けられていることがあります。東京三弁護士会の法律相談センターは、借金等の負債で困っている人について、初回30分の面接相談は無料と説明しています。
また、収入・資産が一定基準以下の場合には、法テラスの無料法律相談や弁護士費用等の立替制度が使える可能性があります。法テラスは、経済的に困っている人を対象に弁護士・司法書士との無料法律相談を行い、同一問題につき3回まで無料で相談できると案内しています。
相談先は、事件類型でも変わります。たとえば、離婚・親族、相続・遺言、借金、労働、消費者、医療、外国人、建築などは、法律相談センターの相談種別から検索しやすい分野です。第二東京弁護士会の法律相談センター一覧では、一般、債務整理、家事、外国人、労働、消費者、医療、建築、女性、交通事故などの分類が示され、専門相談日がある分野ではより専門的な相談が可能とされています。
裁判所は、手続案内を行いますが、法律相談には応じられません。裁判所は、申立てに必要な書類や手数料、手続の進み方などを案内する一方、「裁判に勝つにはどうしたらいいか」「慰謝料はいくらくらい貰えるか」「どんな証拠があれば有利か」といった相談には答えられないと説明しています。
したがって、裁判所から書類が届いた場合の考え方は次のとおりです。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
最も汎用性が高い窓口です。公式サイトでは、東京都内の法律相談センターを探し、相談予約できること、相談内容や相談場所から検索できることが示されています。新宿、霞が関、蒲田、錦糸町、池袋、四谷、渋谷、八王子、立川、町田などのセンターが掲載されています。
法律相談センターが向いているのは、次のような場合です。
相談の流れは、一般に、予約、受付、相談、相談終了という順序です。借金相談ページでも、希望する相談センターを選んで電話またはネットで予約し、当日は書類記入のため早めに来所し、担当弁護士が話を聞くという流れが説明されています。
法テラスは、日本司法支援センターの通称で、法律問題に関する情報提供、無料法律相談、弁護士費用等の立替などを扱う機関です。弁護士会とは別の組織ですが、費用面に不安がある人には非常に重要な窓口です。
法テラスの無料法律相談は、経済的に困っている人を対象としており、収入や資産が一定基準以下であることが必要です。相談時間は1回30分、同一問題につき3回まで無料、原則として事前予約が必要と案内されています。
法テラスが向いているのは、次のような場合です。
注意点は、法テラスの無料相談には資力要件があること、相談分野や制度利用に制限があること、すべての事件で費用立替が使えるわけではないことです。法律相談センターの借金相談ページも、収入状況によっては法テラスの民事法律扶助制度を利用できる場合があると説明しています。
当番弁護士制度は、逮捕・勾留された人のための緊急性の高い制度です。日弁連は、当番弁護士制度について、各地の弁護士会が運営主体となり、被疑者等からの依頼により、留置・勾留場所に弁護士が出向き、無料で面会して相談に応じる制度と説明しています。
東京では、当番弁護士の依頼先として刑事弁護センターが案内されています。東京弁護士会のページでは、電話番号03-3580-0082、1回目の面会費用は無料、東京都以外の警察に逮捕された場合は当該道府県の弁護士会へ問い合わせる旨が示されています。
当番弁護士制度が向いているのは、次のような場合です。
刑事事件では、時間が非常に重要です。第二東京弁護士会も、逮捕直後こそ不安が大きく取調べも集中的に行われる時期であり、当番弁護士制度を利用すれば早期に弁護士のアドバイスを受けられると説明しています。
民事・家事事件でも、裁判所に事件が係属し、事件番号が付されている場合に使える制度があります。東京三弁護士会の法律相談センターは、民事家事当番弁護士制度について、裁判所に係属し事件番号が付されている事件、弁護士に未依頼であること、初回の法律相談であることなどを利用条件として示しています。初回30分の無料相談が可能で、2回目以降は通常の法律相談と同様に有料とされています。
この制度が向いているのは、次のような場合です。
ADRとは、Alternative Dispute Resolutionの略で、日本語では「裁判外紛争解決手続」と呼ばれます。裁判所の判決ではなく、第三者の関与のもとで話合いによる解決を目指す手続です。日弁連は、ADRについて、訴訟手続とは別の視点から紛争に向き合い、当事者に納得のいく柔軟な紛争解決を目指すものと説明しています。
東京弁護士会の紛争解決センターでは、借地借家、離婚、相続、建築紛争、金銭トラブル、職場のトラブル、示談交渉など、話合いで解決できる問題であれば分野を問わない一般ADRが案内されています。専門ADRとして、医療、金融、学校問題、災害時、国際家事、養育費なども挙げられています。
ADRが向いているのは、次のような場合です。
ただし、ADRは相手方が手続に応じない場合には進みにくいことがあります。また、申立費用や成立手数料が必要になる場合もあります。個別の制度設計は各センターで異なるため、法律相談を経てから申立てを検討するのが実務的です。
特定の弁護士を探したい場合には、日弁連の弁護士検索とひまわりサーチが役立ちます。日弁連の弁護士検索では、現在登録されているすべての弁護士の基本情報を確認できます。ひまわりサーチでは取扱業務などから検索できますが、任意登録制であり、全弁護士が登録されているとは限りません。掲載内容は各弁護士の自己申告に基づくことにも注意が必要です。
このルートが向いているのは、次のような場合です。
裁判所の手続案内は、法律相談とは異なります。裁判所は、申立ての書類、手数料、手続の進み方などを説明できますが、どの請求が認められるか、証拠をどう出すべきか、勝訴可能性はどうかといった法律相談には応じられません。
したがって、裁判所を利用する場合でも、少なくとも次の論点は弁護士に相談する価値があります。
「弁護士に相談したい」という悩みと、「依頼中の弁護士に不満がある」という悩みは、窓口が異なります。依頼中の弁護士への苦情や費用トラブルは、通常の法律相談センターではなく、その弁護士が所属する弁護士会の市民窓口、紛議調停、懲戒請求などの制度が問題になります。
日弁連は、弁護士会には弁護士の活動に関する不満や苦情を聞く制度、弁護士とのトラブルを解決する制度、弁護士について懲戒を求める手続として、市民窓口、紛議調停、懲戒請求などがあると説明しています。
ここで注意すべき点は、市民窓口は、依頼中事件の法律相談やセカンドオピニオンを受ける場ではないということです。東京弁護士会の市民窓口も、事件そのものの法律相談やセカンドオピニオンには応じないと明記しています。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
弁護士相談は時間が限られています。30分相談では、事実関係の説明だけで終わってしまうこともあります。相談の質を上げるため、次の資料を用意してください。
いつ、誰が、何をしたのかを日付順に書きます。法律問題では、「何が起きたか」だけでなく、「いつ起きたか」が重要です。時効、契約解除、通知期限、裁判期限、支払期限、退去期限、相続放棄の熟慮期間など、日付が結論を左右することがあります。
相手方の氏名、住所、会社名、代表者、電話番号、メールアドレス、勤務先、取引先、代理人弁護士名などを分かる範囲で整理します。相手方がすでに弁護士を付けている場合には、その弁護士から届いた通知書も必ず持参します。
契約書、注文書、請求書、領収書、借用書、念書、覚書、賃貸借契約書、就業規則、雇用契約書、解雇通知、退去通知、内容証明郵便、訴状、答弁書、調停申立書、審判申立書、支払督促、差押命令などは、原本またはコピーを持参します。
メール、LINE、SMS、録音、写真、動画、診断書、修理見積書、給与明細、通帳、振込記録、登記簿、戸籍、住民票、遺言書、財産目録などを整理します。スマートフォン内に保存されている場合でも、相談時に画面で探すと時間を消費するため、できれば印刷または一覧化しておきます。
相談で聞きたいことを3から5項目に絞ります。たとえば、次のような質問です。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
弁護士は、相手方や関係者をすでに代理している場合など、利益相反のため相談や受任ができないことがあります。相談予約時や相談冒頭で、相手方の氏名・会社名を伝える必要があります。
法律相談は、弁護士に話を聞いてもらい、見通しや選択肢を得る段階です。依頼は、委任契約を締結し、弁護士が代理人として交渉、調停、訴訟、書面作成等を行う段階です。相談料を払ったからといって、自動的に事件を受任してもらえるわけではありません。
弁護士費用には、相談料、着手金、報酬金、手数料、日当、実費、顧問料などがあります。東京弁護士会のQ&Aでは、2004年4月1日から弁護士会の報酬基準が廃止され、弁護士は依頼者との間で自由に報酬を定められること、ただし報酬基準を作成し事務所に備え置き、依頼者に示す必要があることが説明されています。
相談時には、次の点を確認してください。
相談者は「勝てますか」と聞きたくなります。しかし、法律実務では、証拠、相手方の反論、裁判官の判断、和解可能性、回収可能性、時間、費用が絡みます。したがって、より実務的な質問は次のようになります。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
離婚、婚姻費用、養育費、面会交流、親権、財産分与、DV、婚約破棄、認知、親族間紛争などは、法律相談センターの家事相談や家庭相談が候補になります。調停を申し立てるか、協議を継続するか、保護命令が必要か、子どもへの影響をどう考えるかなど、法的判断と実務的判断が交差します。
家庭裁判所の手続案内は、申立書や費用などの案内には有用ですが、慰謝料の見込み、親権獲得可能性、財産分与の主張方法などについては法律相談に当たるため、弁護士相談が必要です。
相続、遺産分割、遺留分、相続放棄、遺言書、成年後見、遺言執行、使途不明金などは、法律相談センターの相続・遺言相談が候補です。相続では、法務局、家庭裁判所、税務署、金融機関、公証役場、司法書士、税理士など複数の機関が関わることがあります。
弁護士に相談すべき場面は、相続人間で対立がある場合、遺留分請求がある場合、遺産の範囲に争いがある場合、使途不明金がある場合、遺言の有効性を争う場合、相続放棄の期限が迫っている場合です。
借金、破産、個人再生、任意整理、過払金、保証債務、住宅ローン、奨学金、消費者金融、クレジットカード、事業資金などは、早めの相談が重要です。東京三弁護士会の法律相談センターは、借金等の多重債務問題には解決手段が整っており、初回30分の面接相談は無料と案内しています。
督促を放置すると、訴訟、支払督促、給与差押え、預金差押えにつながることがあります。訴状や支払督促が届いた場合は、期限確認が最優先です。
解雇、雇止め、未払残業代、賃金未払い、ハラスメント、労災、退職勧奨、懲戒処分、内定取消し、競業避止義務、秘密保持などは、労働相談に強い窓口が候補になります。証拠として、雇用契約書、就業規則、給与明細、タイムカード、業務メール、録音、退職勧奨の記録などが重要です。
悪徳商法、詐欺的投資、SNS投資勧誘、暗号資産、情報商材、定期購入、訪問販売、霊感商法、ネット被害、誹謗中傷、名誉毀損、発信者情報開示などは、消費者相談やIT・インターネットに関する相談が候補です。証拠保全が重要なので、削除前のスクリーンショット、URL、アカウント名、取引履歴、振込記録を保存してください。
賃貸借、立退き、原状回復、敷金、家賃滞納、更新拒絶、建物明渡し、騒音、境界、私道、マンション管理、共有不動産などは、不動産・借地借家分野の相談が候補です。契約書、重要事項説明書、登記簿、写真、管理会社とのやり取り、請求書、修繕見積りを準備します。
売掛金回収、契約書、取引停止、下請問題、労務、クレーム、知的財産、個人情報、株主間紛争、事業承継、破産・民事再生などは、企業法務・事業者向け相談が候補です。個人事業主でも、事業に関わる問題は契約書と証拠の整理が重要です。
逮捕、勾留、在宅捜査、警察からの呼出し、被害届、示談、少年事件、交通事故の刑事処分などは、刑事事件として早期相談が必要です。逮捕・勾留されている場合は当番弁護士、在宅事件や家族相談の場合は法律相談センターや刑事事件を扱う弁護士への相談が候補になります。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
東京三会の違いは、相談者が法律問題を解決するうえで、通常は決定的な差ではありません。弁護士の能力や専門性は、所属会だけでは判断できません。重要なのは、担当弁護士の経験、取扱分野、費用説明、相性、レスポンス、利益相反の有無、説明の明確さ、事件方針です。
つまり、相談者目線では、次のように理解するのが適切です。
名称に「第一」「第二」があるため、第一東京弁護士会が東京弁護士会より上位、第二東京弁護士会が下位と誤解されることがあります。しかし、これは制度上の序列ではありません。第二東京弁護士会の説明どおり、三会の間に上下関係はありません。
また、会員数や歴史の長さだけで相談先を決めるのも適切ではありません。法律相談で重要なのは、目の前の問題に合った担当者・制度・費用・進め方です。
弁護士会の法律相談センターで相談することは、ただちに弁護士に事件を依頼することではありません。相談を担当した弁護士に依頼できる場合もありますが、利益相反、専門性、事件内容、費用、弁護士の予定などにより、受任できない場合もあります。
依頼する場合には、委任契約書、費用説明、事件処理方針、連絡方法、報告頻度を確認してください。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
次のチェックリストを使うと、「東京の弁護士会は3つあるがどこに相談すればいいのか」という迷いを実務的に整理できます。
該当する場合は、早めに弁護士相談を検討することが重要とされています。
法律相談センターでは、相談内容から窓口を探せるため、まず分類してみることが重要です。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
一般的には、どの会が一番よいかという選び方は適切ではないとされています。三会は専門分野や上下関係で分かれていないため、相談内容、場所、費用、緊急性、担当弁護士との相性を確認します。ただし、個別の事情によって適切な相談先は変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、所属会だけで弁護士の優劣は判断できないとされています。確認対象は、取扱分野、経験、費用説明、方針、連絡体制、利益相反の有無などです。ただし、事件内容や証拠関係によって重視すべき点は変わる可能性があります。具体的には複数の情報を整理して相談する必要があります。
一般的には、窓口で別の制度や相談先を案内される場合があります。ただし、逮捕、訴状、支払督促、差押え、退去期限など期限のある問題では、時間の経過で不利益が生じる可能性があります。具体的な対応は、期限と資料を確認したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、相談内容や資力要件によって無料相談を利用できる可能性があります。法テラス、借金相談の初回無料枠、自治体や弁護士会の相談会などが候補になります。ただし、要件、回数、相談時間、対象分野は制度によって異なります。予約前に制度の条件を確認する必要があります。
一般的には、裁判所は手続案内を行いますが、勝訴見込み、主張立証、和解方針などの法律相談には応じられないとされています。書類や手数料は裁判所で確認し、個別事件の見通しや対応方針は弁護士等の専門家に相談する必要があります。
一般的には、逮捕・勾留されている場合は当番弁護士制度が重要とされています。東京では刑事弁護センターが依頼先として案内されています。ただし、身柄の場所、事件内容、国選弁護の対象かどうかで対応は変わる可能性があります。具体的には弁護士会等の案内を確認する必要があります。
一般的には、まず担当弁護士に説明を求め、それでも解決しない場合は所属弁護士会の市民窓口、紛議調停、懲戒手続などが検討されます。ただし、費用、事件処理、連絡状況、証拠関係によって結論は変わる可能性があります。具体的には所属会を確認して相談する必要があります。
一般的には、法律相談センターで相談した担当弁護士に依頼できる場合がありますが、必ず受任されるとは限りません。利益相反、専門性、事件内容、費用、弁護士の予定によって結論は変わる可能性があります。候補者を探す場合は、日弁連の弁護士検索なども確認する必要があります。
主要な主張、数値、手順、注意点を読みやすく整理します。
東京には三つの弁護士会があります。しかし、一般の相談者が最初に悩むべきことは、「東京弁護士会か、第一東京弁護士会か、第二東京弁護士会か」ではありません。
本当に重要なのは、次の五つです。
東京三弁護士会は、歴史的には別々の会ですが、法律相談センターや当番弁護士制度など、市民の利用場面では共同して機能している部分が多くあります。したがって、東京で弁護士相談を始める実務的な入口は、法律相談センター、法テラス、当番弁護士、民事家事当番弁護士、ADR、日弁連検索を、目的に応じて使い分けることです。
「東京の弁護士会は3つあるがどこに相談すればいいのか」という不安は、三会の名前を比較するだけでは解消しません。むしろ、自分の問題の種類、期限、費用、必要な手続を整理し、それに合った窓口を選ぶことが、最も確実な第一歩です。