2σ Guide

点検商法でリフォーム工事を
契約してしまった場合

クーリング・オフ、8日経過後の検討、過量販売、証拠保全、相談先を、一般情報として順序立てて整理します。

8日 訪問販売の目安
1年 過量販売の検討期間
8割超 60歳以上の相談傾向
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点検商法でリフォーム工事を 契約してしまった場合

クーリング・オフ、8日経過後の検討、過量販売、証拠保全、相談先を、一般情報として順序立てて整理します。

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点検商法でリフォーム工事を 契約してしまった場合
クーリング・オフ、8日経過後の検討、過量販売、証拠保全、相談先を、一般情報として順序立てて整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 点検商法でリフォーム工事を 契約してしまった場合
  • クーリング・オフ、8日経過後の検討、過量販売、証拠保全、相談先を、一般情報として順序立てて整理します。

POINT 1

  • 点検商法でリフォーム工事を契約してしまった場合の全体像
  • まず8日以内のクーリング・オフを確認し、工事状況・支払方法・証拠保全を並行して整理します。
  • 8日以内に見える場面では、クーリング・オフ通知と証拠保存を急いで検討します
  • 次の重要ポイントは、対応の優先順位を示しています。
  • 8日を過ぎたように見える場合でも、直ちにあきらめる必要はありません。

POINT 2

  • 点検商法リフォームの用語と制度の違い
  • 点検商法、訪問販売、クーリング・オフ、取消し、解除を分けて理解します。
  • 制度ごとに使える場面と効果が違うため、どの主張を検討しているのかを読み取ることが重要です。
  • 点検商法の本質は、点検そのものではありません。

POINT 3

  • 点検商法リフォームの典型的な勧誘構造
  • 入口の言葉、勧誘目的の秘匿、高齢者被害の多さを確認します。
  • 近所の工事・無料点検
  • 雨漏り・飛散・シロアリ
  • 今日だけ・保険金・追加工事

POINT 4

  • 点検商法リフォーム契約後の初動対応
  • 1. 三つの日付を確認:契約日、書面受領日、工事開始・完了日を整理します。
  • 2. 8日以内か確認:法定書面を受け取った日から数えます。
  • 3. 工事の進行状況を確認:未着工、工事中、完了済みで証拠と対応が変わります。
  • 4. 返金・ローン確認:現金、振込、クレジット、個別信用購入あっせんを分けます。
  • 5. 通知と停止を記録:工事開始を止める連絡も記録に残します。

POINT 5

  • 点検商法リフォームのクーリング・オフ通知実務
  • 通知事項、送付方法、証拠保存を短く明確に整えます。
  • 次の文例は、通知に必要な情報を簡潔に並べるための型です。
  • 郵送では、はがきや書面のコピーを取り、簡易書留、特定記録、内容証明郵便など発送記録が残る方法を検討します。

POINT 6

  • 点検商法リフォームで8日を過ぎた場合の検討ポイント
  • 書面不備、妨害、不実告知、過量販売、取消権の期間を確認します。
  • 各行は結論を変える可能性がある事情なので、契約書面と勧誘経緯を照らして読み取ることが重要です。
  • 次の重要ポイントは、取消権の期間を読むための基準です。
  • 期間だけで安心せず、誤認に気づいた時期、証拠の保存状況、工事の進行を一緒に確認することが重要です。

POINT 7

  • 点検商法リフォームの過量販売・次々販売
  • 1年以内の複数契約
  • 確認しにくい部位ばかり
  • 追加契約の連鎖
  • 1年間の解除や三つ以上の不使用部位という考え方を確認します。

POINT 8

  • 自分から呼んだ場合・保険金リフォーム勧誘の注意点
  • 訪問販売の適用除外と保険金利用のリスクを分けて確認します。
  • 次の比較一覧は、自分から点検を頼んだ場合と、保険金を使ったリフォーム勧誘で確認すべき点を分けています。
  • 契約の範囲、金額、事前説明、現地で初めて提示された内容を読み取ることが重要です。
  • 次の重要な注意点は、保険金を使えば自己負担ゼロという説明を受けた場合の読み方です。

まとめ

  • 点検商法でリフォーム工事を 契約してしまった場合
  • 点検商法でリフォーム工事を契約してしまった場合の全体像:まず8日以内のクーリング・オフを確認し、工事状況・支払方法・証拠保全を並行して整理します。
  • 点検商法リフォームの用語と制度の違い:点検商法、訪問販売、クーリング・オフ、取消し、解除を分けて理解します。
  • 点検商法リフォームの典型的な勧誘構造:入口の言葉、勧誘目的の秘匿、高齢者被害の多さを確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

点検商法でリフォーム工事を契約してしまった場合の全体像

まず8日以内のクーリング・オフを確認し、工事状況・支払方法・証拠保全を並行して整理します。

点検商法でリフォーム工事を契約してしまった場合、最初に検討する法的手段は、特定商取引法上の訪問販売に該当することを前提としたクーリング・オフです。訪問販売では、法律で定められた契約書面を受け取った日から数えて8日以内であれば、書面または電磁的記録により申込みの撤回または契約解除ができます。

次の重要ポイントは、対応の優先順位を示しています。期限、工事の進行、支払方法の三つが結果に影響しやすいため、どこから確認するかを読み取ってください。

8日以内に見える場面では、クーリング・オフ通知と証拠保存を急いで検討します

工事が始まっている場合や一部完了している場合でも、訪問販売のクーリング・オフが有効なら、提供済み役務の対価、既払金の返還、建物等の原状回復が問題になります。

8日を過ぎたように見える場合でも、直ちにあきらめる必要はありません。契約書面の不備、書面不交付、クーリング・オフ妨害、不実告知、重要事項の不告知、必要性のない工事を次々と勧誘された事情がある場合、期間の起算、取消し、過量販売契約の解除などを検討する余地があります。

一般情報個別案件では、契約書面、訪問時の発言、工事の進捗、支払方法、居住者の状況、家屋の損傷状況により結論が変わります。具体的な見通しは、資料を整理して消費生活センター、住まいるダイヤル、弁護士等へ相談する必要があります。
Section 01

点検商法リフォームの用語と制度の違い

点検商法、訪問販売、クーリング・オフ、取消し、解除を分けて理解します。

次の表は、点検商法でリフォーム工事を契約した場面で混同しやすい用語を整理したものです。制度ごとに使える場面と効果が違うため、どの主張を検討しているのかを読み取ることが重要です。

用語概要主な場面
点検商法無料点検や近所の工事を口実に訪問し、不安をあおって工事契約を勧誘する手口です。屋根、床下、小屋裏、基礎、外壁など確認しにくい部位。
訪問販売営業所等以外の場所で契約申込みまたは締結を勧誘する取引類型です。突然の訪問、無料点検、点検後の工事勧誘。
クーリング・オフ一定期間内であれば、理由を問わず申込みの撤回または契約解除ができる制度です。法定書面を受け取った日から数えて8日以内。
取消し契約時の意思表示に問題があったとして効力を否定する制度です。不実告知、重要事項の不告知、困惑類型。
過量販売契約の解除通常必要な量を著しく超える役務等を契約させられた場合に問題になります。短期間に複数部位の工事を次々と契約した場合。

点検商法の本質は、点検そのものではありません。点検を装いながら工事契約を獲得する目的で自宅に入り、消費者が確認しにくい部位について一方的に説明し、その場で契約判断を迫る点にあります。

Section 02

点検商法リフォームの典型的な勧誘構造

入口の言葉、勧誘目的の秘匿、高齢者被害の多さを確認します。

次の一覧は、点検商法でよく使われる入口の言葉を整理しています。突然の訪問から即日契約へ進む流れを早く見抜くことが重要で、どの言葉が不安喚起や即断要求につながるかを読み取ってください。

入口

近所の工事・無料点検

近所で工事をしている、屋根瓦がずれている、無料で点検する、といった言葉で接触します。

不安喚起

雨漏り・飛散・シロアリ

このままだと雨漏りする、瓦が飛ぶ、床下にシロアリがいるなど、確認しにくい不安を強めます。

即断要求

今日だけ・保険金・追加工事

今なら安い、保険金で直せる、外壁や床下も危ないなど、短時間で契約を迫ります。

次の横棒グラフは、国民生活センターが屋根工事の点検商法で注意喚起している高齢者被害の大きさを示すための目安です。棒が長いほど該当割合が大きく、60歳以上の契約当事者が多数を占める点を読み取ってください。

60歳以上
8割超
その他
少数
屋根工事の点検商法に関する公的注意喚起をもとにした読み取り用の表示です。

高齢者に限らず、災害後で修理を急いでいる人、家族に相談しにくい人、過去にリフォーム工事をしたことがない人は、即断を迫られると冷静な判断が難しくなります。契約書、名刺、保険申請代行、ローン申込書などに気づいたら、早期に経緯を確認することが重要です。

Section 03

点検商法リフォーム契約後の初動対応

契約日、書面受領日、工事日を確認し、通知・停止・支払対応を整理します。

次の表は、最初に確認すべき三つの日付を示しています。8日間の起算点や工事停止、既施工部分の争いに直結するため、各日付の意味を読み取ってください。

確認すべき日なぜ重要か
契約申込日または契約締結日契約経緯、取消し期間、過量販売の時期判断に関係します。
法定書面を受け取った日訪問販売のクーリング・オフ期間の起算点になります。
工事開始日・完了日工事停止、原状回復、既施工部分の争いに関係します。

次の判断の流れは、契約後の初動対応を順番に示しています。上から下へ確認し、分岐では工事が進んでいるか、支払い済みかによって追加で確認すべき事項を読み取ってください。

契約後に確認する順番

三つの日付を確認

契約日、書面受領日、工事開始・完了日を整理します。

8日以内か確認

法定書面を受け取った日から数えます。書面不備がある場合は慎重に見ます。

工事の進行状況を確認

未着工、工事中、完了済みで証拠と対応が変わります。

支払済み
返金・ローン確認

現金、振込、クレジット、個別信用購入あっせんを分けます。

未払い
通知と停止を記録

工事開始を止める連絡も記録に残します。

事業者が、材料を発注した、職人を手配した、工事を始めた、キャンセル料がかかると述べる場合でも、それだけでクーリング・オフを断念するのは危険です。工事の有無、支払方法、ローン会社の関与を整理し、相談機関へ説明できる状態にします。

Section 04

点検商法リフォームのクーリング・オフ通知実務

通知事項、送付方法、証拠保存を短く明確に整えます。

次の表は、クーリング・オフ通知に書く基本事項を示しています。誰のどの契約を解除するのかを特定するため、列ごとの情報を漏らさず確認することが重要です。

項目記載例
契約日または申込日2026年4月20日
販売会社・施工会社株式会社○○
担当者名○○○○
契約内容屋根補修工事一式
契約金額1,200,000円
意思表示上記契約を解除します
通知日2026年4月23日
氏名・住所契約者本人の氏名・住所
返金口座既払金がある場合に記載を検討

次の文例は、通知に必要な情報を簡潔に並べるための型です。期限が短い手続では、理由を長く書くより、契約を解除する意思、契約の特定、工事停止、返金、原状回復の要点を読み取れることが重要です。

通知文例
契約解除通知書
私は、貴社との間で締結した下記契約について、特定商取引法に基づきクーリング・オフを行い、契約を解除します。

契約日 ― 2026年○月○日
販売会社・施工会社 ― 株式会社○○
担当者 ― ○○○○
契約内容 ― 屋根補修工事一式
契約金額 ― ○○○○円

未施工の工事を中止すること、既に支払済みの金員がある場合は返金すること、建物その他工作物の現状が変更されている場合は法令に基づき原状回復を行うことを求めます。

通知日 ― 2026年○月○日
住所 ― ○○県○○市○○
氏名 ― ○○○○
電話番号 ― ○○○-○○○○-○○○○

郵送では、はがきや書面のコピーを取り、簡易書留、特定記録、内容証明郵便など発送記録が残る方法を検討します。メール、FAX、ウェブフォームでは、送信日時、宛先、送信済みメール、FAX送信結果、入力画面、確認画面、送信完了画面を保存します。

Section 05

点検商法リフォームで8日を過ぎた場合の検討ポイント

書面不備、妨害、不実告知、過量販売、取消権の期間を確認します。

次の表は、8日を過ぎたように見える場合でも確認すべき事情を整理しています。各行は結論を変える可能性がある事情なので、契約書面と勧誘経緯を照らして読み取ることが重要です。

検討事項具体例
法定書面の不交付契約書を受け取っていない。
法定書面の不備クーリング・オフ記載、会社住所、電話番号、代表者名、契約内容、金額等に不備がある。
クーリング・オフ妨害工事を始めたから解約できないと言われた。
不実告知実際にはシロアリがいないのに、いると言われた。
重要事項の不告知工事不要、保険対象外、追加費用などを故意に告げなかった。
過量販売屋根、床下、外壁、小屋裏などを次々に契約させられた。
困惑類型高齢者の不安をあおる、相談を妨げる、帰らない、強い口調で迫る。

次の重要ポイントは、取消権の期間を読むための基準です。期間だけで安心せず、誤認に気づいた時期、証拠の保存状況、工事の進行を一緒に確認することが重要です。

期間消費者契約法上の取消権は、一般的には追認をすることができる時から1年間、契約締結時から5年間で時効により消滅するとされています。ただし、類型や事情により検討が必要です。

クーリング・オフ妨害がある場合、事業者が新たにクーリング・オフできることを明示した書面を交付した日から8日を経過するまで、クーリング・オフを検討できると説明されています。電話で怒鳴られた、家族に相談するなと言われた、キャンセル料を請求されると脅された、といった事情は記録に残します。

Section 06

点検商法リフォームの過量販売・次々販売

1年間の解除や三つ以上の不使用部位という考え方を確認します。

次の一覧は、過量販売・次々販売が疑われる事情を整理しています。短期間に同じ住宅で複数部位を契約しているか、工事の客観的必要性が示されているかを読み取ることが重要です。

1年以内の複数契約

同じ住宅で、屋根、床下、外壁、小屋裏、基礎など複数部位の工事を契約している場合です。

確認しにくい部位ばかり

住民が日常的に確認しない部位について、写真や診断だけで契約を迫られた場合です。

追加契約の連鎖

最初の工事後、同じ業者または関連業者が別工事を勧誘してくる場合です。

相見積りの時間がない

今日だけ、今なら安い、ついでに直した方がよいなど、比較検討の時間を与えない場合です。

保険や補助金で急がせる

保険申請代行や補助金申請を理由に、契約を急がせる場合です。

複数ローン

ローン申込書が複数ある、支払総額が見えにくい場合です。

次の重要ポイントは、住宅リフォーム工事の過量販売を検討する際の公的な考え方をまとめています。三つ以上という数だけで自動的に結論が出るわけではなく、必要性や勧誘経緯も読み取ります。

過量販売訪問販売で過量販売契約に該当する場合、契約締結後1年間は申込みの撤回または契約解除を検討できます。床下、屋根、小屋裏、基礎、外壁等の不使用部位について、同一住宅で三つ以上の部位が問題になる考え方が示されています。

ただし、自然災害により家全体の補修が必要な場合や、まとめて工事をする客観的必要性がある場合もあり得ます。工事の必要性、説明資料、施工前後の写真、見積りの妥当性、勧誘経緯、過去1年間の工事履歴を具体的に確認します。

Section 07

自分から呼んだ場合・保険金リフォーム勧誘の注意点

訪問販売の適用除外と保険金利用のリスクを分けて確認します。

次の比較一覧は、自分から点検を頼んだ場合と、保険金を使ったリフォーム勧誘で確認すべき点を分けています。契約の範囲、金額、事前説明、現地で初めて提示された内容を読み取ることが重要です。

論点確認すること注意点
自分から呼んだ場合無料点検、見積り、簡単な補修の依頼だったのか、高額工事契約を自宅で締結する明確な意思があったのか。自宅に呼んだ事実だけで、常に訪問販売規制が外れるわけではありません。
保険金利用の勧誘災害による損傷か、経年劣化か、保険会社へ直接確認したか。うその理由で保険金請求をすると、返還請求、契約解除、刑事罰のリスクが問題になります。
保険申請代行契約成功報酬、キャンセル料、保険金受領後の工事義務、事業者への委任範囲。保険金が出ることと、工事契約が妥当であることは別問題です。

次の重要な注意点は、保険金を使えば自己負担ゼロという説明を受けた場合の読み方です。保険の対象になるかは事業者ではなく保険会社の判断が関わるため、説明の出所を確認することが重要です。

保険勧誘経年劣化を自然災害による損傷として申請するなど、事実と異なる保険金請求は重大な問題につながる可能性があります。保険利用を前提にした契約では、保険会社または保険代理店へ直接確認する対応が重要です。
Section 08

点検商法リフォームの証拠保全

契約書、写真、通信記録、時系列メモを廃棄せず保存します。

次の表は、保存すべき資料を種類ごとに整理しています。交渉や法的手続では証拠の質が結果に影響しやすいため、どの資料がどの事実を示すのかを読み取ってください。

種類具体例
契約関係契約書、申込書、見積書、約款、保証書、領収書、請求書
事業者情報名刺、チラシ、パンフレット、会社案内、車両ナンバー、担当者名
勧誘経緯訪問日時、訪問人数、発言内容、断ったかどうか、家族相談を妨げられたか
工事状況工事前・工事中・工事後の写真、動画、足場、材料、施工箇所
点検資料事業者が示した写真、動画、診断書、ドローン画像
支払関係振込明細、現金領収書、クレジット控え、ローン申込書、信販会社書面
通信記録電話履歴、SMS、メール、LINE、FAX、留守電、録音
相談記録消費生活センター、住まいるダイヤル、保険会社、弁護士との相談日時
家族関係高齢者本人の判断状況、家族に相談できなかった事情、見守り記録

次の時系列は、相談時に事案の見通しを立てるための記録例です。上から順に、訪問、点検、契約、家族相談、解約連絡までの流れを読み取り、発言内容を実際の言葉に近い形で残します。

2026年4月20日 14時頃

訪問

近所で工事をしていると名乗る男性2名が訪問。会社名は最初に告げられず、屋根瓦がずれている、無料で点検すると言われた。

同日 14時30分頃

点検後の説明

屋根の写真をスマートフォンで見せられ、このままだと雨漏りする、今日契約すれば安くすると言われた。

同日 15時頃

契約

屋根補修工事一式120万円の契約書に署名。契約書は受け取ったが、クーリング・オフの説明はなかった。

4月21日から22日

相談と解約連絡

家族に相談し、別業者にも確認。施工会社へ解約したいと電話したところ、材料を発注したので解約できないと言われた。

写真・動画は、危険のない範囲で建物全体、工事対象部位、足場、材料、施工前後、破損、車両や会社名表示、工程表などを撮影します。屋根や高所に自分で上るのは危険なため、必要に応じて建築士、既存の工務店、住まいるダイヤル等へ相談します。

Section 09

点検商法リフォームの相談先と再発防止

188、住まいるダイヤル、法テラス・弁護士、事業者確認を使い分けます。

次の一覧は、相談先ごとの役割を整理しています。法律面、建築技術面、費用や制度の案内で得意分野が異なるため、どの窓口に何を相談するかを読み取ってください。

1

消費者ホットライン188

身近な消費生活センターや相談窓口につながる全国共通番号です。契約書、見積書、名刺、支払書類、時系列メモを手元に置くと説明しやすくなります。

消費者相談
2

住まいるダイヤル

住宅専門の相談窓口です。工事の必要性、見積金額、施工内容、追加費用など建築技術面の確認が必要な場合に有用です。

住宅相談
3

法テラス・弁護士会・弁護士

返金交渉、内容証明、訴訟、仮処分、ローン契約、威迫、事業者所在不明などがある場合に検討します。

法的対応

次の表は、事業者確認と再発防止の要点を示しています。許可や登録は判断材料の一つであり、工事の必要性や勧誘の適法性を自動的に保証しない点を読み取ってください。

確認項目内容
その場で契約しない突然訪問してきた業者には安易に点検させず、すぐに契約せず、複数社から見積りを取る対応が重要です。
建設業許可建築一式工事では1件1,500万円未満または延べ面積150㎡未満の木造住宅工事、その他では1件500万円未満が軽微な建設工事と説明されています。
登録団体住宅リフォーム事業者団体登録制度は、情報開示、教育研修、相談窓口、かし保険加入などを確認する材料になります。
家族・見守り訪問販売お断り、家族に相談するルール、名刺や契約書の写真共有、地域包括支援センター等との情報共有が有用です。
Section 10

点検商法リフォーム契約のよくある質問

個別判断を避け、一般的な制度説明として整理します。

Q1. 事業者に工事を始めたからクーリング・オフできないと言われました。本当ですか。

一般的には、訪問販売に該当しクーリング・オフが有効に行える場合、工事が始まっていることだけで当然に否定されるわけではないとされています。ただし、契約書面、工事状況、通知時期、証拠関係によって結論が変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで消費生活センターや弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. 契約から8日を過ぎました。もう何もできませんか。

一般的には、8日を過ぎたように見えても、契約書面の不備、書面不交付、クーリング・オフ妨害、不実告知、重要事項の不告知、過量販売などを検討できる場合があります。ただし、事案ごとの勧誘経緯と証拠で判断が変わります。具体的な見通しは、専門機関へ相談する必要があります。

Q3. 点検は自分で頼みました。それでもクーリング・オフできますか。

一般的には、自分で点検を頼んだ事実だけで直ちに訪問販売規制が外れるとは限らないとされています。当初から高額工事契約を自宅で締結する明確な意思があったか、無料点検や見積りにとどまっていたかで評価が変わります。具体的には、広告内容、依頼内容、現地で初めて提示された金額や工事範囲を整理して相談する必要があります。

Q4. もう代金を支払いました。返金を求められますか。

一般的には、クーリング・オフが有効であれば既払金の返還が問題になります。現金、振込、クレジット、個別信用購入あっせん、ローンのどれかで対応が変わる可能性があります。具体的な返金方法や通知先は、支払資料を整理して専門家へ相談する必要があります。

Q5. 施工後に屋根や外壁が壊されてしまいました。

一般的には、クーリング・オフが有効な場合、建物その他工作物の現状が変更されているときは原状回復が問題になるとされています。ただし、施工不良、追加損害、雨漏り、第三者業者による補修の必要性などで結論が変わります。写真・動画を保存し、住まいるダイヤルや弁護士等へ相談する必要があります。

Q6. 事業者が怖くて連絡したくありません。

一般的には、威迫的な相手に単独で直接交渉を続けることは避け、188、住まいるダイヤル、弁護士等の相談窓口を利用する対応が考えられます。再訪問、居座り、脅しなど安全に関わる事情がある場合は、家族や警察への相談も検討対象になります。具体的な連絡方法は、状況に応じて専門家へ相談する必要があります。

Q7. 弁護士に相談する前に何を準備すればよいですか。

一般的には、契約書、見積書、領収書、名刺、チラシ、工事写真、通信記録、ローン書類、時系列メモを整理すると相談しやすいとされています。ただし、必要資料は契約類型や争点で変わります。具体的には、いつ、誰が、何と言い、どの書面を渡され、いくら支払い、工事がどこまで進んだかを説明できる形にまとめることが有用です。

Section 11

点検商法でリフォーム工事を契約してしまった場合の実務上の結論

時間を失わず、通知、停止、保存、相談を順に進めます。

次の一覧は、実務対応の順序を整理したものです。上から順に進めることで、期限、工事進行、証拠散逸、支払継続のリスクを抑える考え方を読み取ってください。

実務対応の順番

契約書面・日付・工事状況を確認

契約日、書面受領日、工事状況、支払方法を整理します。

訪問販売なら通知を検討

8日以内か、書面不備や妨害があるかを確認します。

工事停止を記録に残す

工事前・工事中なら、停止の連絡と証拠保存を進めます。

資料を保存する

契約書、見積書、名刺、写真、通信記録、支払資料を保存します。

相談先へつなぐ

188、住まいるダイヤル、保険会社、信販会社、弁護士等へ相談します。

点検商法は、消費者の不安と情報格差を利用する取引です。訪問販売の書面交付、クーリング・オフ、不実告知の禁止、取消し、過量販売規制など、複数の保護手段があります。契約してしまったことを恥じず、早く記録を残し、早く通知し、早く相談することが重要です。

Reference

点検商法リフォーム契約の参考資料

消費者保護・クーリング・オフ

  • 消費者庁「訪問販売|特定商取引法ガイド」
  • 消費者庁「訪問販売でリフォーム工事の契約をさせられた|事例 訪問販売|特定商取引法ガイド」
  • 消費者庁「特定商取引法における電磁的記録によるクーリング・オフに関するQ&A」
  • 消費者庁「クーリング・オフ(一定期間は無条件で解約できます)」
  • 消費者庁「消費者契約法」
  • 消費者庁「逐条解説 消費者契約法 第2章 消費者契約」
  • 消費者庁「逐条解説 消費者契約法 第7条(取消権の行使期間等)」

住宅リフォーム・相談窓口

  • 独立行政法人国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」
  • 独立行政法人国民生活センター「消費者トラブルFAQ|点検・修理」
  • 消費者庁「訪問販売等による悪質な住宅リフォームに関する消費者トラブルへの対策について」
  • 経済産業省「割賦販売法(後払分野)の概要・FAQ」
  • 消費者庁「消費者ホットライン」
  • 公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター「住まいるダイヤル 電話相談」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「お問い合わせ」
  • 国土交通省「建設業の許可とは」
  • 国土交通省「住宅リフォーム事業者団体登録制度」