2σ Guide

や行の用語一覧
法律相談前に知りたい専門用語

約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実など、や・ゆ・よで始まる法律用語を場面別に整理し、相談前に確認したい資料や期限もまとめます。

56語 主要用語
7分野 場面別整理
5項目 相談前準備
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や行の用語一覧 法律相談前に知りたい専門用語

約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実など、や・ゆ・よで始まる法律用語を場面別に整理し、相談前に確認したい資料や期限もまとめます。

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や行の用語一覧 法律相談前に知りたい専門用語
約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実など、や・ゆ・よで始まる法律用語を場面別に整理し、相談前に確認したい資料や期限もまとめます。
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  • や行の用語一覧 法律相談前に知りたい専門用語
  • 約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実など、や・ゆ・よで始まる法律用語を場面別に整理し、相談前に確認したい資料や期限もまとめます。

POINT 1

  • や行の用語一覧の全体像
  • 約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実などを場面別に整理します。
  • や行の法律用語は、結論ではなく相談準備の入口です。
  • 契約・金融・会社まわり
  • 相続・労働・金融・刑事まわり

POINT 2

  • や行の用語一覧は結論ではなく入口として使う
  • 1. 分野を確認する:契約、労働、相続、刑事、行政、知的財産など、どの領域の語かを見ます。
  • 2. 手続の段階を確認する:申立て前、交渉中、裁判所から書類が届いた後、判決後などで必要資料が変わります。
  • 3. 期限を優先する:時効、提出期限、控訴期間、相続放棄の熟慮期間などは結論に影響します。
  • 4. 証拠と相手方情報を整理する:契約書、通知書、メール、登記、勤怠、裁判所書類を時系列で確認します。

POINT 3

  • や行の用語一覧 ― 「や」で始まる契約・金融・会社用語
  • 約款は読んでいないだけで常に免れられるとは限りません
  • 定型約款の内容化や不当条項の有無、変更の合理性を確認します。
  • ヤミ金融では二次被害に注意します
  • 違法な取立て、口座や携帯電話の悪用、SNS脅迫などが問題になることがあります。

POINT 4

  • や行の用語一覧 ― 「ゆ」で始まる相続・労働・刑事用語
  • 定義、相談場面、注意点を原文の流れに沿って整理します。
  • 遺言(ゆいごん/いごん)
  • 遺言書検認(ゆいごんしょけんにん/いごんしょけんにん)
  • 遺言執行者(ゆいごんしっこうしゃ/いごんしっこうしゃ)

POINT 5

  • や行の用語一覧 ― 「よ」で始まる手続・家族・刑事用語
  • 1. 封筒と書類を保管する:郵便送達日、裁判所名、事件番号、相手方名を確認します。
  • 2. 提出期限と期日を確認する:答弁書、呼出状、控訴期間、予納金など、放置した場合の不利益を見ます。
  • 3. 相手方の請求を読む:何を求められているか、どの要件事実が問題になっているかを確認します。
  • 4. 証拠と希望を整理する:契約書、領収書、メール、登記、給与明細、反論したい点をまとめます。

POINT 6

  • や行の用語一覧を分野別に使う方法
  • 契約、金融、家族、労働、裁判所、刑事、企業法務の7場面に分けます。
  • 契約書・利用規約で困っている場合
  • 借金・金融トラブルで困っている場合
  • 離婚・相続・家族問題で困っている場合

POINT 7

  • や行の用語一覧から専門家相談へ進む整理方法
  • 実現したいこと、時系列、証拠、相手方情報、期限の順で整理します。
  • 専門家に相談するときの整理方法
  • や行の用語一覧を読んで自分の問題に近い用語を見つけたら、次の順に整理しておくことが大切です。
  • 例 ― 養育費を取り決めたい、ヤミ金融の取立てを止めたい、訴状に反論したい、役員責任のリスクを知りたい。

POINT 8

  • や行の用語一覧でよくある誤解
  • 契約書に書いてあれば常に有効とは限りません
  • 一般的には、強行法規、公序良俗、消費者契約法、労働法、借地借家法、利息制限法などで制限されることがあります。
  • 裁判所からの書類を放置すると不利益が生じ得ます
  • 一般的には、提出期限や期日を過ぎると、反論の機会や手続上の利益に影響する可能性があります。

まとめ

  • や行の用語一覧 法律相談前に知りたい専門用語
  • や行の用語一覧の全体像:約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実などを場面別に整理します。
  • や行の用語一覧は結論ではなく入口として使う:用語の機能を見れば、権利義務、手続、リスク、相談先を整理しやすくなります。
  • や行の用語一覧 ― 「や」で始まる契約・金融・会社用語:定義、相談場面、注意点を原文の流れに沿って整理します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

や行の用語一覧の全体像

約款、ヤミ金融、遺言、養育費、要件事実などを場面別に整理します。

法律相談を検討していると、契約書、裁判所から届いた書類、相続手続、離婚協議、労働条件通知書、借金の督促、会社の取締役会資料などに、日常語とは少し違う意味で使われる言葉が出てきます。このページは、その中でも「や・ゆ・よ」で始まる主要な法的用語を整理したや行の用語一覧です。

読者として想定しているのは、弁護士への相談を検討している人、裁判所や専門機関の手続を前にして不安を感じている人、契約・相続・労務・刑事・企業法務の用語を一般向けに理解したい人です。語の定義だけでなく、「どの場面で問題になるか」「相談時に何を準備するか」まで解説します。

このページは、企業の法務・広報担当者が公的資料・法令情報を参照して作成する一般解説用のページです。弁護士、裁判官、検察官、司法書士、行政書士、弁理士、税理士、社会保険労務士、大学研究者、企業法務担当者などが通常重視する観点を踏まえていますが、特定の弁護士がこのページを執筆した旨を表示するものではありません。個別事案については、資料を整理したうえで弁護士等の専門家に相談することが重要です。

次の重要ポイントは、や行の用語を結論ではなく相談準備の入口として読む理由を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

や行の法律用語は、結論ではなく相談準備の入口です。

約款を知っても条項の有効性は別問題であり、養育費を知っても金額や履行確保は資料で変わります。用語から分野、手続、証拠、期限へ進むことが大切です。

次の3つのまとまりは、や行の用語を探すための大きな分類を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

契約・金融・会社まわり

約款、約定、家賃、ヤミ金融、役員責任、役務商標などを扱います。

相続・労働・金融・刑事まわり

遺言、有期労働契約、有給休暇、優越的地位の濫用、誘導尋問などを整理します。

裁判・家族・不動産・刑事まわり

要件、要件事実、用途地域、養育費、予納金、呼出状、横領罪などを確認します。

Section 01

や行の用語一覧は結論ではなく入口として使う

用語の機能を見れば、権利義務、手続、リスク、相談先を整理しやすくなります。

― 法律用語は「結論」ではなく「入口」

や行の用語一覧を読むときに最も重要なのは、用語の意味を知っただけで直ちに結論が出るわけではないという点です。たとえば「約款」という言葉を知っても、その約款が契約内容になっているか、不当条項があるか、変更が有効かは別問題です。「養育費」という言葉を知っても、具体的な金額、過去分の扱い、強制執行の可否は、合意書、公正証書、調停調書、審判、判決などの有無で変わります。

法律用語は、少なくとも次の四つの機能を持ちます。

法律用語の4つの機能は、列ごとに情報を整理した比較表です。用語の分類や確認事項を先に見ることで、なぜ重要か、どの分野に関係するか、何を読み取ればよいかを把握できます。

機能読者が確認すること
権利・義務の発生条件を示す要件、要件事実、要式行為、約定その条件を満たす事実と証拠があるか
手続の段階や効果を示す遺言書検認、呼出状、予納金、誘導尋問期限、提出先、放置した場合の不利益
リスクの種類を分類するヤミ金融、役員責任、優越的地位の濫用、横領罪民事・刑事・行政のどれが問題か
相談先を見極める養育費、役務商標、有期労働契約、用途地域弁護士以外の専門職や行政機関も関係するか

以下では、実務上の重要度が高いものを中心に、読み、定義、相談場面、注意点を解説します。

次の判断の流れは、用語を見つけてから結論に近づくまでの確認順を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

用語から結論へ進む前の確認順

分野を確認する

契約、労働、相続、刑事、行政、知的財産など、どの領域の語かを見ます。

手続の段階を確認する

申立て前、交渉中、裁判所から書類が届いた後、判決後などで必要資料が変わります。

期限あり
期限を優先する

時効、提出期限、控訴期間、相続放棄の熟慮期間などは結論に影響します。

資料整理
証拠と相手方情報を整理する

契約書、通知書、メール、登記、勤怠、裁判所書類を時系列で確認します。

Section 02

や行の用語一覧 ― 「や」で始まる契約・金融・会社用語

定義、相談場面、注意点を原文の流れに沿って整理します。

次の用語一覧は、や行の用語一覧 ― 「や」で始まる契約・金融・会社用語を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

「や」で始まる法律用語

約款(やっかん)

約款とは、多数の相手方との同種取引で使うため、あらかじめ準備された契約条項の集合です。保険約款、運送約款、電気通信サービスの利用規約、ECサイトの規約、SaaS利用規約などが典型です。

約款のポイントは、「読んでいなかった」だけで常に免責されるわけではない一方、事業者が作った条項がすべて有効になるわけでもない点です。民法には定型約款の契約内容化、相手方の利益を一方的に害する条項、変更の合理性などのルールがあります。消費者向け取引では、消費者契約法や特定商取引法の規制も問題になります。

相談時は、契約書、利用規約、申込画面、同意チェック画面、改定通知、請求書、解約申入れの履歴を保存することが重要です。

定型約款(ていけいやっかん)

「定型約款」は「や」で始まる語ではありませんが、約款を理解する中核概念です。民法上、定型的な取引において契約内容とする目的で準備された条項の総体を指します。鉄道、航空、保険、通信、クラウドサービス、オンライン取引など、個別交渉を予定しにくい大量取引で問題になります。

実務上は、規約を表示しただけで足りるのか、相手方が同意したといえるのか、後日改定した規約を適用できるのかが重要です。事業者側は、規約本文だけでなく、表示位置、同意取得、改定履歴、通知方法まで管理する必要があります。

約定(やくじょう)

約定とは、当事者間の合意によって定めること、またはその合意内容をいいます。「約定利率」「約定期限」「約定解除」「約定担保」などの形で使われます。

注意したいのは、約定があっても、強行法規に反する部分は無効または制限され得ることです。過大な利息、消費者に一方的に不利な条項、労働者の権利を不当に制限する合意、借地借家法上不利な特約などでは、契約書の文言だけで結論を出せません。

約定利率・約定利息(やくじょうりりつ・やくじょうりそく)

約定利率とは、金銭の貸借などで当事者が合意した利率です。約定利息は、その利率に基づいて発生する利息です。

金銭消費貸借では、利息制限法、出資法、貸金業法による上限規制が問題になります。契約書に高い利率が書かれていても、上限を超える部分が無効になったり、貸金業者側に行政・刑事上の問題が生じたりすることがあります。ヤミ金融の可能性がある場合は、相手方の登録番号、取立て方法、振込口座、連絡手段を整理し、警察・専門機関・弁護士等に相談することが重要です。

約定解除(やくじょうかいじょ)

約定解除とは、契約で定めた解除事由に基づき契約を終了させることです。たとえば「支払を怠ったとき」「秘密保持義務に違反したとき」「反社会的勢力であることが判明したとき」などが解除事由になります。

法定解除と異なり、約定解除は契約書の書き方が重要です。解除事由、催告の要否、通知方法、解除後の精算、違約金、損害賠償、既払金の返還を確認します。相手方に重大な影響を与える条項は、明確性と合理性が求められます。

約定担保物権(やくじょうたんぽぶっけん)

約定担保物権とは、当事者の合意により成立する担保物権です。抵当権や質権が代表例です。これに対し、留置権や先取特権のように法律上当然に成立するものは法定担保物権と呼ばれます。

担保は契約書に書くだけでは足りず、登記、引渡し、対抗要件、第三者対抗力が問題になります。不動産融資、動産担保、債権譲渡担保、事業承継、倒産処理では、弁護士、司法書士、金融機関、税理士が連携することがあります。

約束手形(やくそくてがた)

約束手形とは、振出人が一定の金額を一定の期日に支払うことを約束する有価証券です。商取引上、支払猶予や信用供与のために使われてきました。

紙の手形は減少傾向にありますが、不渡り、裏書、時効、手形訴訟、原因取引との関係は今も実務上問題になります。手形を受け取った場合は、支払期日、支払場所、振出人、裏書の連続、取引の実体を確認することが重要です。

家賃(やちん)

家賃とは、建物賃貸借において借主が貸主に支払う使用収益の対価です。住居、事務所、店舗、倉庫などで問題になります。

家賃に関する紛争は、滞納、増額・減額、更新料、敷金精算、原状回復、保証会社請求、立退きに広がります。相談時には、賃貸借契約書、重要事項説明書、更新契約書、支払履歴、管理会社とのやり取り、写真を準備することが重要です。

家賃滞納(やちんたいのう)

家賃滞納とは、賃借人が期限までに家賃を支払わない状態です。滞納があるからといって直ちに強制退去になるわけではありませんが、滞納期間、支払意思、過去の履行状況などによっては、解除や明渡請求に発展します。

貸主側は、鍵交換、荷物搬出、電気・水道停止などの自力救済を避けることが大切です。借主側は、支払困難になった時点で、分割払い、公的支援、債務整理を早めに検討することが大切です。

ヤミ金融(やみきんゆう)

ヤミ金融とは、貸金業登録を受けずに貸付を行う無登録業者や、違法な高金利・悪質な取立てを行う業者を指す一般用語です。金融庁は、貸金業を営む者は財務局長または都道府県知事の登録を受ける必要があり、登録確認ができない業者から借りないよう注意喚起しています。

ヤミ金融では、家族・職場への連絡、SNSでの脅迫、個人情報の悪用、口座や携帯電話の不正利用への誘導など、二次被害が起きることがあります。相手の要求に応じる前に、警察、金融庁・財務局、法テラス、弁護士、司法書士などへ相談することが重要です。

役員(やくいん)

役員とは、会社や法人の経営・監督に関わる地位にある者です。株式会社では、会社法上、取締役、会計参与、監査役が中核です。文脈によっては、執行役、理事、監事などを含めて使われることもあります。

日常的には「執行役員」や「部長」を役員と呼ぶことがありますが、会社法上の役員とは限りません。登記簿、定款、株主総会議事録、取締役会議事録で、法的な地位を確認する必要があります。

役員責任(やくいんせきにん)

役員責任とは、取締役、監査役、執行役などが、会社や第三者に対して負う法的責任です。会社法では、役員等が任務を怠った場合の会社に対する損害賠償責任、悪意または重大な過失がある場合の第三者責任などが問題になります。

典型例は、粉飾決算、違法配当、利益相反取引、内部統制の不備、ハラスメント放置、個人情報漏えい、倒産局面での不適切な支払です。役員側は、議事録、専門家意見、社内規程、意思決定過程を残すことが重要です。

役務(えきむ)・役務提供契約(えきむていきょうけいやく)

役務は、法律・取引実務上「サービス」を意味します。読みは一般に「えきむ」ですが、や行で探されることがあるため、このページのや行の用語一覧にも収録します。

役務提供契約は、サービス提供を目的とする契約です。業務委託、SaaS、保守、コンサルティング、教育サービス、エステ、結婚相手紹介などが典型です。成果物完成が必要なのか、一定の事務処理を行えば足りるのか、報酬、解約、返金、再委託、個人情報の扱いを明確にする必要があります。消費者向け継続サービスでは、特定商取引法の書面交付、クーリング・オフ、中途解約が問題になることがあります。

役務商標(えきむしょうひょう)

役務商標とは、商品ではなくサービスについて使用される商標です。特許庁の商標登録出願では、商標を使用する商品・役務を指定し、その区分を願書に記載します。

法律メディア名、アプリ名、士業事務所のブランド名、オンライン講座名などを保護したい場合、どの指定役務で出願するかが重要です。指定が狭すぎると保護不足となり、広すぎると拒絶理由や不使用取消のリスクが生じます。

やむを得ない事由(やむをえないじゆう)

やむを得ない事由とは、通常の義務履行や期限遵守を例外的に免れたり、特別な扱いを認めたりする場合に使われる表現です。

主観的に「仕方なかった」と感じるだけでは足りません。病気、災害、交通遮断、行政上の制限、相手方の妨害など、客観的事情が必要です。契約書では、何が該当するかを例示しておくと紛争予防になります。

次の注意点一覧は、「や」で始まる用語で特に誤解が起きやすい場面を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

約款は読んでいないだけで常に免れられるとは限りません

定型約款の内容化や不当条項の有無、変更の合理性を確認します。

ヤミ金融では二次被害に注意します

違法な取立て、口座や携帯電話の悪用、SNS脅迫などが問題になることがあります。

役員という呼び名だけでは会社法上の地位は分かりません

登記簿、定款、株主総会議事録、取締役会議事録で法的地位を確認します。

Section 03

や行の用語一覧 ― 「ゆ」で始まる相続・労働・刑事用語

定義、相談場面、注意点を原文の流れに沿って整理します。

次の用語一覧は、や行の用語一覧 ― 「ゆ」で始まる相続・労働・刑事用語を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

「ゆ」で始まる法律用語

遺言(ゆいごん/いごん)

遺言は、一般には「ゆいごん」と読まれますが、法律実務では「いごん」と読むことが多い用語です。自分の死後の財産承継や一定の身分上の事項について、法律の定める方式に従って意思を表示する制度です。

自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言などがあり、方式違反があると無効になる可能性があります。相続人、財産目録、遺留分、遺言能力、過去の贈与、会社株式、不動産、生命保険を整理して相談するとよいでしょう。

遺言書検認(ゆいごんしょけんにん/いごんしょけんにん)

遺言書検認とは、家庭裁判所が遺言書の存在や状態を相続人に知らせ、形状、日付、署名、加除訂正などを確認し、偽造・変造を防止する手続です。裁判所は、検認は遺言の有効・無効を判断する手続ではないと説明しています。

公正証書遺言や、法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用した一定の遺言書では、検認が不要となる場合があります。自宅で自筆証書遺言を見つけた場合は、勝手に開封・執行せず、家庭裁判所の手続を確認することが重要です。

遺言執行者(ゆいごんしっこうしゃ/いごんしっこうしゃ)

遺言執行者とは、遺言の内容を実現する人です。遺言で指定されていない場合や、遺言執行者がいなくなった場合には、家庭裁判所が申立てにより選任できる場合があります。

預貯金解約、不動産登記、遺贈、財産目録作成、相続人への通知などに関わります。相続人間の対立がある場合や、財産が複雑な場合は、遺言執行者の権限と義務を慎重に確認する必要があります。

有価証券(ゆうかしょうけん)

有価証券とは、金融商品取引法上、国債、地方債、社債、株券、投資信託受益証券など、同法で列挙またはみなし規定により扱われる証券・権利です。

有価証券は、開示規制、金融商品取引業者の登録、販売勧誘規制、インサイダー取引規制、不公正取引規制に関係します。未公開株、社債、ファンド、投資勧誘、トークン化された権利では、金融商品取引法上の該当性が問題になります。

有期労働契約(ゆうきろうどうけいやく)

有期労働契約とは、契約期間に定めがある労働契約です。契約社員、パート、アルバイト、嘱託、非常勤など、名称にかかわらず、期間の定めがあれば該当し得ます。

厚生労働省は、同一の使用者との間で有期労働契約が更新されて通算5年を超えたとき、労働者の申込みにより無期労働契約に転換されるルールを案内しています。雇止め、契約更新、無期転換、契約期間中の解雇では、雇用契約書、更新書面、就業規則、賃金明細、メールを保存することが重要です。

有給休暇・年次有給休暇(ゆうきゅうきゅうか)

有給休暇は、法律上は主に年次有給休暇を指します。労働基準法は、一定の継続勤務と出勤率を満たす労働者に年次有給休暇を付与する制度を定めています。年10日以上付与される労働者について、使用者が年5日を取得させる義務もあります。

有給休暇は正社員だけの制度ではありません。パートやアルバイトでも要件を満たせば発生します。退職前の取得、時季変更権、時間単位年休、計画年休、未消化分の扱いがよく問題になります。

有責配偶者(ゆうせきはいぐうしゃ)

有責配偶者とは、離婚原因を作った主たる責任がある配偶者をいいます。不貞行為、暴力、悪意の遺棄などが典型ですが、有責性は証拠と全体事情によって判断されます。

有責配偶者からの離婚請求は、別居期間、未成熟子の有無、相手方が過酷な状況に置かれないかなどを含めて慎重に検討されます。慰謝料、財産分与、婚姻費用、養育費、親権・監護と併せて相談することが多い分野です。

有体物・有体動産(ゆうたいぶつ・ゆうたいどうさん)

有体物とは、物理的存在を持つ物です。民法上の「物」は有体物をいうとされ、土地、建物、自動車、商品、機械、現金、書類などが典型です。有体動産は、有体物のうち不動産以外の物をいいます。

データ、営業秘密、知的財産、暗号資産などは、有体物と同じ処理ができるとは限りません。所有権、占有、担保、差押え、破産、窃盗、横領で重要になります。

有印私文書偽造罪(ゆういんしぶんしょぎぞうざい)

有印私文書偽造罪とは、他人名義の印章または署名を使用して、権利義務または事実証明に関する私文書を偽造する犯罪です。契約書、委任状、領収書、同意書、申込書などで問題になります。

民事上も、契約の有効性、損害賠償、登記抹消、金融機関への責任追及に発展することがあります。印鑑、署名、作成権限、文書の用途、使用した経緯が重要です。

優先弁済権(ゆうせんべんさいけん)

優先弁済権とは、債務者の財産から他の債権者に優先して弁済を受ける権利です。抵当権、質権、先取特権などの担保権により生じます。

破産や強制執行では、誰がどの順番で配当を受けるかが重要です。担保権者、租税債権、労働債権、一般債権者の関係は複雑であり、債権回収・倒産処理では専門家への相談が望ましい領域です。

優先交渉権(ゆうせんこうしょうけん)

優先交渉権とは、一定期間、特定の相手と優先的に契約交渉できる地位です。M&A、不動産売買、ライセンス、共同研究、業務提携で使われます。

予約完結権や売買予約とは異なり、優先交渉権だけで本契約が成立するわけではないのが通常です。独占交渉期間、第三者交渉の禁止、違反時の違約金、秘密保持、費用負担を明確にします。

優越的地位の濫用(ゆうえつてきちいのらんよう)

優越的地位の濫用とは、取引上の地位が相手方に優越している事業者が、その地位を利用して、正常な商慣習に照らして不当に不利益を与える行為です。独占禁止法上、不公正な取引方法の一つとして問題になります。

協賛金の強要、従業員派遣要請、返品、買いたたき、支払遅延、取引条件の一方的不利益変更などが典型です。企業側は、取引先への依存度、要請の任意性、不利益の程度、書面化、承認プロセスを確認する必要があります。

猶予・執行猶予(ゆうよ・しっこうゆうよ)

猶予とは、一定の法的効果や義務履行を一定期間先送りすることです。支払猶予、納税猶予、履行猶予などがあります。猶予は免除ではないため、期限、分割払い、期限の利益喪失、遅延損害金を明確に重要です。

執行猶予は、刑事事件で有罪判決を受けても、一定期間刑の執行を猶予する制度です。罪名、前科前歴、被害弁償、示談、反省、再犯防止策などが判断に影響します。

誘導尋問(ゆうどうじんもん)

誘導尋問とは、質問の中で期待する答えを示し、証人にその方向の回答をさせる尋問です。刑事訴訟規則では、主尋問では誘導尋問が原則として禁止され、例外的に許される場合が定められています。

主尋問と反対尋問では許される質問の範囲が異なります。証人尋問では、何を立証したいのか、証人が直接経験した事実か、供述の信用性をどう確認するかが重要です。

誘拐罪(ゆうかいざい)

誘拐罪は、人をだまして支配下に置くなど、人の自由を侵害する犯罪類型を指す一般的な言い方です。刑法上は、未成年者略取・誘拐、営利目的等略取・誘拐、身の代金目的略取等など、複数の類型があります。

家族間でも、親権・監護権、別居、連れ去り、DV・虐待からの避難などが絡むと、民事・家事・刑事が交錯します。子どもの安全が最優先であり、家庭裁判所、警察、児童相談所、弁護士への相談が必要になることがあります。

融資・融資契約(ゆうし・ゆうしけいやく)

融資とは、金融機関や貸主が資金を貸し付けることです。住宅ローン、事業者ローン、銀行融資、役員借入、社債、劣後ローンなどがあります。

融資契約では、元本、利息、返済期限、期限の利益喪失、担保、保証、財務制限条項、表明保証、資金使途、期限前弁済、遅延損害金が重要です。返済困難時には、リスケジュール、私的整理、民事再生、破産を検討することがあります。

輸出管理(ゆしゅつかんり)

輸出管理とは、貨物や技術が軍事転用されることなどを防ぐため、輸出や技術提供を管理する法務・コンプライアンス領域です。外為法、安全保障貿易管理、制裁、該非判定、取引審査、エンドユーザー確認が関係します。

大学、研究機関、製造業、IT企業、商社、スタートアップでは、海外共同研究、クラウドでの技術提供、外国人研究者への技術共有が問題になることがあります。

ユーザー規約(ゆーざーきやく)

ユーザー規約とは、Webサービス、アプリ、EC、SNS、SaaS、オンライン講座などで、利用者と事業者の関係を定める規約です。法的には利用規約、定型約款、役務提供契約、消費者契約の性質を持つ場合があります。

重要条項は、利用条件、禁止行為、アカウント停止、料金、返金、解約、知的財産、投稿コンテンツ、免責、損害賠償、準拠法、管轄、個人情報、未成年者利用、反社会的勢力排除です。

ユニオン・合同労組(ゆにおん・ごうどうろうそ)

ユニオンとは、企業別組合ではなく、地域や職種をまたいで労働者が加入する合同労組を指すことがあります。未払い残業代、解雇、雇止め、ハラスメント、配置転換、団体交渉で登場します。

会社側は、団体交渉申入れを正当な理由なく拒否すると不当労働行為の問題が生じ得ます。労働者側は、ユニオン加入、弁護士相談、労働局相談の違いを理解し、証拠を整理することが重要です。

郵便送達(ゆうびんそうたつ)

郵便送達とは、裁判所が訴状、呼出状、判決、決定などを当事者に送る手続の一種です。正式に書類が届いたかどうかは、期日、反論期間、控訴期間、強制執行の可否に影響します。

裁判所からの郵便物を放置すると、欠席判決や不利益な決定につながることがあります。封筒、送達日、事件番号、裁判所名を含めて保管しておくことが大切です。

Section 04

や行の用語一覧 ― 「よ」で始まる手続・家族・刑事用語

定義、相談場面、注意点を原文の流れに沿って整理します。

次の用語一覧は、や行の用語一覧 ― 「よ」で始まる手続・家族・刑事用語を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

「よ」で始まる法律用語

要件(ようけん)

要件とは、ある法的効果が発生するために必要な条件です。損害賠償請求の要件、契約解除の要件、離婚請求の要件、仮差押えの要件、犯罪成立の構成要件などがあります。

法律相談では、「不公平だ」「困っている」という事情だけでは足りず、どの法的効果を求めるのか、そのための要件を満たす事実と証拠があるかを整理します。

要件事実(ようけんじじつ)

要件事実とは、民事訴訟で、権利の発生・障害・消滅・阻止などの法律効果を導くために必要な具体的事実です。

たとえば貸金返還請求では、金銭交付、返還合意、弁済期到来などが問題になります。相手方は、弁済、相殺、時効、契約無効などを抗弁として主張することがあります。一般読者にとっては、「何を証明しなければ勝てないのか」を見極める道具です。

要式行為(ようしきこうい)

要式行為とは、法律上、一定の方式を満たさなければ有効に成立しない法律行為です。遺言、婚姻・離婚の届出、保証契約の一部、定款作成、任意後見契約などが問題になります。

方式を軽視すると、「意思はあったが法律上は無効」という結果になり得ます。遺言、公正証書、保証、会社設立では、方式確認が特に重要です。

要物契約(ようぶつけいやく)

要物契約とは、当事者の合意だけでなく、目的物の交付があって初めて成立する契約です。古典的には消費貸借、使用貸借、寄託などが説明されますが、民法改正後の諾成的消費貸借などの整理にも注意が必要です。

金銭貸借では、契約書だけでなく、実際に金銭が交付されたかが争点になります。振込記録、領収書、現金交付の証拠を保存することが重要です。

用益物権(ようえきぶっけん)

用益物権とは、他人の土地などを一定の目的で使用・収益する物権です。民法上は、地上権、永小作権、地役権、入会権などが問題になります。

賃借権との違いは、物権か債権か、第三者対抗、登記、譲渡・担保化、存続期間などに現れます。不動産開発、太陽光発電、通行権、ライフライン、農地、共有地で重要です。

用法遵守義務(ようほうじゅんしゅぎむ)

用法遵守義務とは、賃借人が契約または目的物の性質に従って賃借物を使用する義務です。

住居を無断で店舗利用する、ペット禁止物件で飼育する、危険物を保管する、無断転貸するなどが問題になります。重大な違反は、契約解除、損害賠償、原状回復、明渡しにつながる可能性があります。

用途地域(ようとちいき)

用途地域とは、都市計画で、建築できる建物の用途や建築制限を定める地域区分です。住居系、商業系、工業系などに分かれ、建ぺい率、容積率、建物用途、高さ、日影規制などに影響します。

不動産売買、店舗開業、賃貸、建築、M&Aで不動産を取得する場合、用途地域の確認は必須です。自治体の都市計画情報、重要事項説明書、建築士・宅建士・弁護士の確認が役立ちます。

養育費(よういくひ)

養育費とは、子どもを監護・養育するために必要な費用です。離婚、別居、認知、未婚の父母の間でも問題になります。裁判所は、養育費の調停・審判では、父母双方の収入、子の年齢・人数などに応じた算定表が目安として参照されることが一般的であると案内しています。

金額だけでなく、支払開始時期、支払日、支払方法、進学費用、医療費、増減額、未払い時の強制執行、公正証書・調停調書の有無が重要です。口約束だけにせず、履行確保を意識した形にすることが望まれます。

養子縁組(ようしえんぐみ)

養子縁組とは、法律上の親子関係を発生させる制度です。普通養子縁組と特別養子縁組があります。法務省は、特別養子縁組について、こどもの利益のために特に必要がある場合に限り、家庭裁判所の手続により成立すると説明しています。

普通養子縁組では、相続、扶養、氏、戸籍、親族関係が問題になります。未成年者を養子にする場合には家庭裁判所の許可が必要となることがあります。相続税対策だけを目的にした縁組や、認知症の高齢者の縁組では、無効確認や相続争いに発展することがあります。

要保護性(ようほごせい)

要保護性とは、保護や支援を必要とする性質・程度を指す実務用語です。少年事件、福祉、虐待対応、生活保護、保護観察、家庭事件などで使われます。

少年事件では、非行事実だけでなく、家庭環境、学校、交友関係、再非行リスク、更生可能性が問題になります。家庭裁判所調査官、付添人、保護者、学校、福祉機関が関わることがあります。

容疑者(ようぎしゃ)

容疑者とは、報道などでよく使われる言葉で、犯罪の疑いを受けている人を指します。法令上の正式用語としては、捜査段階では被疑者、起訴後は被告人と呼ばれます。

逮捕された人を直ちに「犯人」と決めつけることはできません。刑事裁判で有罪が確定するまでは、犯罪を行ったと法的に確定しているわけではありません。逮捕・取調べ・勾留・起訴前弁護では、早期に弁護士へ相談することが重要です。

余罪(よざい)

余罪とは、捜査・公判の対象となっている事件以外に、同じ人が関与した疑いのある別の犯罪を指す実務上の言い方です。

余罪がある場合、再逮捕、追起訴、量刑、示談、被害弁償、保釈、執行猶予の見込みに影響します。取調べで余罪を聞かれた場合、黙秘権、供述調書、弁護人との接見を理解して対応する必要があります。

予見可能性・予見義務(よけんかのうせい・よけんぎむ)

予見可能性とは、ある結果の発生を事前に予測できたかどうかです。予見義務とは、結果発生を予測する必要がある義務です。

損害賠償、過失、契約責任、医療過誤、交通事故、製造物責任、労災、安全配慮義務で問題になります。当時の知見、業界標準、法令・ガイドライン、過去の事故、警告、社内報告、専門家意見を基に判断します。

予防法務(よぼうほうむ)

予防法務とは、紛争発生後に対応するのではなく、契約、規程、教育、体制整備、記録化によって紛争や法令違反を未然に防ぐ法務活動です。

企業では、契約書レビュー、取引先審査、反社チェック、個人情報管理、労務管理、内部通報、広告審査、下請・フリーランス対応などが含まれます。個人でも、遺言作成、公正証書、借用書、証拠保存は予防法務の一種です。

予備的請求・予備的抗弁(よびてきせいきゅう・よびてきこうべん)

予備的請求とは、主たる請求が認められない場合に備えて、別の請求を順位付けて行うことです。たとえば、主位的には売買代金請求をし、予備的には不当利得返還請求をする構成があります。

予備的抗弁とは、主たる反論が認められない場合に備えて、別の反論を順位付けて主張することです。「契約は成立していない」と主張しつつ、仮に成立していても「時効」「相殺」「解除」を主張する場合などです。

予納金(よのうきん)

予納金とは、裁判所手続の進行に必要な費用として、申立人などがあらかじめ納める金銭です。民事訴訟費用等に関する法律は、裁判所が当事者等に費用の概算額を予納させることを定めています。

訴訟、調停、強制執行、破産、民事再生、後見など、手続によって金額も納付方法も異なります。破産では、管財事件か同時廃止か、法人か個人か、財産規模により予納金が大きく変わります。

予納郵券(よのうゆうけん)

予納郵券とは、裁判所が当事者へ書類を送達・送付するため、申立人があらかじめ納める郵便切手を指す実務用語です。近年は、郵便料を現金や電子納付で納める運用もあります。

額は、裁判所、事件類型、当事者数で異なります。訴状や申立書を出す前に、管轄裁判所の最新案内を確認することが重要です。

呼出状(よびだしじょう)

呼出状とは、裁判所が当事者、証人、関係者などに対し、期日に出頭するよう求める書面です。民事訴訟、家事調停、刑事裁判、証人尋問などで届くことがあります。

受け取ったら、事件番号、裁判所名、期日、出頭場所、持参物、欠席時の扱いを確認します。都合が悪い場合も放置せず、裁判所や代理人に連絡することが大切です。

予告解雇・解雇予告(よこくかいこ・かいこよこく)

一般的な法令用語としては解雇予告の形で使われます。労働基準法は、使用者が労働者を解雇する場合、原則として少なくとも30日前に予告するか、解雇予告手当を支払うことを定めています。

ただし、解雇予告をすれば解雇が常に有効になるわけではありません。労働契約法上、客観的合理性と社会通念上の相当性を欠く解雇は無効となります。手続としての予告と、解雇理由の正当性は別問題です。

要介護認定(ようかいごにんてい)

要介護認定とは、介護保険サービスを利用する前提として、要介護状態または要支援状態にあるか、その程度を判定する制度です。厚生労働省は、制度概要、認定の流れ、関係法令などを公表しています。

法律相談との接点は、成年後見、介護契約、施設入所、虐待、相続、財産管理、医療同意、身元保証、家族間の費用負担です。判断能力が低下している場合、任意後見、法定後見、財産管理契約を検討することがあります。

横領罪(おうりょうざい)

横領罪は、漢字の見た目から「よこりょう」と探されることがありますが、読みは「おうりょうざい」であり、厳密にはや行ではありません。ただし、法律相談で頻出するため、関連語として説明します。

横領罪は、自己の占有する他人の物を横領する犯罪です。業務上自己の占有する他人の物を横領した場合は、業務上横領罪としてより重く処罰されます。会社資金の私的流用、預かった財産の流用、リース物件の無断売却などが典型です。

民事上は損害賠償、不当利得返還、懲戒解雇、役員責任に発展し、刑事上は告訴、逮捕、起訴、示談、被害弁償、執行猶予が問題になります。

次の時系列は、裁判所書類が届いた場面で確認する順番を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

受領

封筒と書類を保管する

郵便送達日、裁判所名、事件番号、相手方名を確認します。

期限

提出期限と期日を確認する

答弁書、呼出状、控訴期間、予納金など、放置した場合の不利益を見ます。

内容

相手方の請求を読む

何を求められているか、どの要件事実が問題になっているかを確認します。

相談

証拠と希望を整理する

契約書、領収書、メール、登記、給与明細、反論したい点をまとめます。

Section 05

や行の用語一覧を分野別に使う方法

契約、金融、家族、労働、裁判所、刑事、企業法務の7場面に分けます。

分野別に見る「や行の用語一覧」の使い方

契約書・利用規約で困っている場合

約款、定型約款、約定、約定解除、役務提供契約、ユーザー規約が関係します。契約書、規約、申込画面、同意チェック、請求書、メール、解約申入れの履歴を保存することが重要です。事業者側は、規約本文だけでなく、表示・同意・改定通知まで設計する必要があります。

借金・金融トラブルで困っている場合

約定利率、約定利息、ヤミ金融、融資契約、有価証券が関係します。貸金業者の登録確認、借入日、借入額、返済履歴、督促、取立て、相手の連絡先を整理しておくことが大切です。SNS融資、個人間融資、給与ファクタリング、先払い買取、後払い現金化は、名称が違っても違法貸付や詐欺に近い構造を持つことがあります。

離婚・相続・家族問題で困っている場合

遺言、遺言書検認、遺言執行者、有責配偶者、養育費、養子縁組、要介護認定が関係します。戸籍、財産資料、不動産登記、預貯金、保険、収入資料、子どもの生活状況、介護記録、LINEやメールの証拠を整理しておくことが大切です。

労働問題で困っている場合

有期労働契約、有給休暇、ユニオン、解雇予告、予防法務が関係します。雇用契約書、労働条件通知書、就業規則、賃金明細、勤怠記録、シフト表、解雇・雇止め通知、ハラスメント記録を保存することが重要です。

裁判所から書類が届いた場合

予納金、予納郵券、呼出状、郵便送達、要件事実、予備的請求が関係します。最初に確認する点は、裁判所名、事件番号、期日、提出期限、相手方の請求内容、答弁書の期限です。封筒も含めて保存し、期限前に相談することが重要です。

刑事事件・不正調査で困っている場合

誘導尋問、誘拐罪、容疑者、余罪、横領罪、有印私文書偽造罪、執行猶予が関係します。逮捕・取調べでは、黙秘権、弁護人選任権、供述調書の意味を理解して対応する必要があります。企業不正では、証拠保全、社内調査、懲戒、刑事告訴、再発防止策が問題になります。

企業法務・取引法務で困っている場合

役員責任、優越的地位の濫用、役務商標、輸出管理、予防法務、優先交渉権が関係します。契約書レビュー、取引先審査、反社チェック、個人情報管理、内部通報、広告審査、取締役会議事録、社内規程を整備しておくことが大切です。

次の整理一覧は、生活や仕事の場面ごとの関係用語と準備資料を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

契約書・利用規約で困っている場合

約款、定型約款、約定、約定解除、役務提供契約、ユーザー規約が関係します。契約書、申込画面、同意チェック、請求書、解約申入れの履歴を保存します。

契約規約

借金・金融トラブルで困っている場合

約定利率、ヤミ金融、融資契約、有価証券が関係します。登録確認、借入日、返済履歴、督促、取立て、相手の連絡先を整理します。

金融登録確認

離婚・相続・家族問題で困っている場合

遺言、検認、遺言執行者、有責配偶者、養育費、養子縁組、要介護認定が関係します。戸籍、財産資料、収入資料、介護記録を整理します。

家族相続

労働問題で困っている場合

有期労働契約、有給休暇、ユニオン、解雇予告、予防法務が関係します。雇用契約書、就業規則、勤怠、解雇通知、ハラスメント記録を保存します。

労働証拠

裁判所から書類が届いた場合

予納金、予納郵券、呼出状、郵便送達、要件事実、予備的請求が関係します。裁判所名、事件番号、期日、提出期限を確認します。

裁判所期限

刑事事件・不正調査で困っている場合

誘導尋問、誘拐罪、容疑者、余罪、横領罪、有印私文書偽造罪、執行猶予が関係します。黙秘権や供述調書の意味を確認します。

刑事供述

企業法務・取引法務で困っている場合

役員責任、優越的地位の濫用、役務商標、輸出管理、予防法務、優先交渉権が関係します。議事録、社内規程、契約書を整備します。

企業法務規程
Section 06

や行の用語一覧から専門家相談へ進む整理方法

実現したいこと、時系列、証拠、相手方情報、期限の順で整理します。

専門家に相談するときの整理方法

や行の用語一覧を読んで自分の問題に近い用語を見つけたら、次の順に整理しておくことが大切です。

  1. 実現したいことを一文で書く

例 ― 養育費を取り決めたい、ヤミ金融の取立てを止めたい、訴状に反論したい、役員責任のリスクを知りたい。

  1. 時系列を作る

契約日、支払日、滞納開始日、通知日、別居日、退職日、解雇日、裁判所書類の送達日を並べます。

  1. 証拠を分類する

契約書、請求書、領収書、通帳、メール、LINE、写真、録音、診断書、戸籍、登記、給与明細、就業規則、議事録を分けます。

  1. 相手方情報を整理する

氏名、会社名、住所、電話番号、メール、SNS、登録番号、代表者名、代理人名、裁判所名、事件番号をまとめます。

  1. 期限を確認する

答弁書提出期限、控訴期間、時効、クーリング・オフ期間、不服申立期間、解雇予告期間、契約解除期限を確認します。期限が近い場合は、内容を完全に理解してからではなく、まず相談することが重要です。

次の比較表は、相談時に資料を分類するときの見方を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

資料の種類代表例読み取るポイント
契約・規約契約書、利用規約、申込画面、同意チェック約款、約定、解除、返金、責任制限
金銭資料請求書、領収書、通帳、返済履歴、給与明細支払日、未払い額、利率、履行状況
連絡記録メール、LINE、SMS、録音、通知書合意内容、勧誘、取立て、ハラスメント、催告
公的書類戸籍、登記、裁判所書類、診断書、介護記録手続の段階、期限、相手方、権利関係
Section 07

や行の用語一覧でよくある誤解

誤解しやすい点を、一般的な制度説明として整理します。

契約書に書いてあるから必ず有効、ではない

契約書や約款に書かれていても、強行法規、公序良俗、消費者契約法、労働法、借地借家法、利息制限法などに反すれば、無効または制限されることがあります。

裁判所からの書類は無視してよい、ではない

民事事件では、欠席により相手方の主張を争わないものとして扱われるリスクがあります。呼出状や訴状が届いたら、期限を確認することが重要です。

養育費は口約束で十分、ではない

口約束でも合意として意味を持つ場合はありますが、未払い時の回収では不利になることがあります。公正証書、調停調書、審判など、履行確保を意識した形にすることが重要です。

有給休暇は正社員だけの権利、ではない

有給休暇は、要件を満たせばパートやアルバイトにも発生します。勤務日数や継続勤務期間により付与日数は変わります。

ヤミ金融でも借りた以上、言われた通り払うしかない、ではない

違法な貸付や取立てでは、支払義務や対応方針に専門的判断が必要です。相手の脅しに応じて個人情報や口座を渡すと被害が拡大するため、警察・専門機関・弁護士等に相談することが重要です。

次の質問一覧は、や行の用語で特に誤解が多い項目を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

契約書に書いてあれば常に有効とは限りません

一般的には、強行法規、公序良俗、消費者契約法、労働法、借地借家法、利息制限法などで制限されることがあります。

裁判所からの書類を放置すると不利益が生じ得ます

一般的には、提出期限や期日を過ぎると、反論の機会や手続上の利益に影響する可能性があります。

養育費は履行確保の形も重要です

一般的には、口頭合意だけでなく、公正証書、調停調書、審判などの有無が未払い時の回収に影響します。

Section 08

や行の用語一覧のまとめ

用語は暗記ではなく、時系列・証拠・期限を整理するために使います。

このページでは、や行の用語一覧として、契約、相続、労働、民事裁判、刑事、企業法務、金融、消費者、不動産・都市計画にまたがる主要語を解説しました。

法律用語は、単語単体ではなく、条文、契約書、証拠、手続、期限、相談先と結び付いて初めて意味を持ちます。特に、約款、ヤミ金融、遺言、養育費、有期労働契約、要件事実、予納金、横領罪などは、早期対応の差が結果に直結しやすい用語です。

読者が次に取るべき行動は、用語を暗記することではありません。自分の事案に関係する用語を見つけ、時系列、証拠、相手方情報、期限を整理し、必要に応じて弁護士その他の専門家に相談することです。

次の重要ポイントは、用語理解を相談準備に結びつける結論を表しています。読者にとって重要なのは、単語の意味だけでなく、どの場面で使われ、何を確認するかを先に把握できる点です。項目の並びや列の違いから、自分の状況に近い確認先を読み取ってください。

や行の用語は、条文・契約書・証拠・手続・期限と結び付いて意味を持ちます。

約款、ヤミ金融、遺言、養育費、有期労働契約、要件事実、予納金、横領罪などは、早期対応の差が結果に影響しやすい用語です。

Reference

この記事の参考情報源

法令・公的資料

  • e-Gov法令検索「民法」
  • e-Gov法令検索「民事訴訟法」
  • e-Gov法令検索「民事訴訟費用等に関する法律」
  • e-Gov法令検索「刑法」
  • e-Gov法令検索「労働基準法」
  • e-Gov法令検索「労働契約法」
  • e-Gov法令検索「利息制限法」
  • e-Gov法令検索「貸金業法」
  • e-Gov法令検索「金融商品取引法」
  • e-Gov法令検索「会社法」
  • e-Gov法令検索「都市計画法」
  • e-Gov法令検索「介護保険法」
  • 日本法令外国語訳データベース「刑事訴訟規則」
  • 裁判所「裁判手続 民事事件Q&A」
  • 裁判所「遺言書の検認」
  • 裁判所「遺言執行者の選任」
  • 裁判所「養育費に関する手続」
  • 法務省「養子縁組について知ろう」
  • こども家庭庁「特別養子縁組制度について」
  • 厚生労働省「無期転換ルールについて」
  • 東京労働局「年5日の年次有給休暇の確実な取得」
  • 厚生労働省「要介護認定」
  • 金融庁「違法な金融業者にご注意!」
  • 金融庁「登録貸金業者情報検索サービス」
  • 公正取引委員会「優越的地位の濫用に関する独占禁止法上の考え方」
  • 特許庁「商品・役務の分類に関する情報」
  • 消費者庁「特定商取引法ガイド」
  • 国土交通省「土地利用計画制度の概要」