2σ Guide

香川県の後遺障害が
非該当になった場合の対処法

非該当理由を分解し、認定理由、医療資料、事故証拠、異議申立て、紛争処理、訴訟、相談先を順番に整理します。

3年 症状固定翌日からの自賠責請求期限
1回 紛争処理機構の利用回数に関する注意
5年 人身損害で問題になる民事時効
本ページは株式会社Dプロフェッションズ(医師/医療機関/弁護士/弁護士法人ではありません)が運営しています。
一般的な情報提供を目的としており医療上の助言や法律相談等を行うものではありません。
広告(PR)を掲載しています。広告は編集内容や推奨を意味しません。
Video

香川県の後遺障害が 非該当になった場合の対処法

非該当理由を分解し、認定理由、医療資料、事故証拠、異議申立て、紛争処理、訴訟、相談先を順番に整理します。

動画を読み込み中…
2σ GUIDE ・ VIDEO
香川県の後遺障害が 非該当になった場合の対処法
非該当理由を分解し、認定理由、医療資料、事故証拠、異議申立て、紛争処理、訴訟、相談先を順番に整理します。
動画の文字起こし(全文テキスト)

2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 香川県の後遺障害が 非該当になった場合の対処法
  • 非該当理由を分解し、認定理由、医療資料、事故証拠、異議申立て、紛争処理、訴訟、相談先を順番に整理します。

POINT 1

  • 香川県の後遺障害が非該当になった場合の対処法の全体像
  • あきらめる前に、非該当理由と提出資料を分解します。
  • 非該当理由
  • 追加資料
  • 手続の選択

POINT 2

  • 後遺障害非該当の意味と傷害分の損害賠償
  • 後遺症と後遺障害を分け、非該当の射程を確認します。
  • 後遺症と後遺障害は同じではありません
  • 傷害分の損害が直ちに消えるわけではありません
  • 後遺症は、治療後も身体や精神に何らかの症状が残っている状態を広く指す日常的な表現です。

POINT 3

  • 自賠責の後遺障害認定と事前認定・被害者請求
  • 1. 申請方式を確認:事前認定か被害者請求か、提出者と提出資料を確認します。
  • 2. 調査資料を確認:診断書、後遺障害診断書、画像、事故状況、医療照会の有無を見ます。
  • 3. 結果通知を読む:非該当理由、判断理由、追加情報の取得可能性を確認します。
  • 4. 資料補充:カルテ、画像、検査、事故資料、生活資料を集めます。
  • 5. 争点整理:同じ資料を出す前に、理由を争点表に落とし込みます。

POINT 4

  • 香川県で後遺障害が非該当になりやすい典型理由
  • 自覚症状が抽象的
  • 部位、程度、頻度、誘発動作、日常生活制限を具体化します。
  • 神経学的所見が空欄
  • 反射、筋力、知覚、誘発テスト等を主治医に確認します。

POINT 5

  • 後遺障害非該当の直後に行う初動対応
  • 示談を急がず、認定理由と提出資料を集めます。
  • 示談書に署名する前に確認します
  • 医学資料が足りない
  • 事故の衝撃との関係が弱い

POINT 6

  • 異議申立ての実務と申立書の骨格
  • 1. 事故の概要:発生日、場所、事故態様、衝撃方向、警察届出、車両損傷、救急搬送の有無を整理します。
  • 2. 傷病名と治療経過:初診日、診断名、通院・入院、検査、リハビリ、投薬、症状固定日を時系列で記載します。
  • 3. 残存症状:痛み、しびれ、可動域制限、筋力低下、認知機能低下などを部位・程度・頻度とともに示します。
  • 4. 前回理由への反論:他覚所見不足、因果関係不足、症状経過の不一致などに対し、追加資料の意味を説明します。
  • 5. 求める結論:14級9号、12級13号、関節機能障害、外貌醜状、高次脳機能障害など、検討対象を根拠とともに示します。

POINT 7

  • 症状別に見る後遺障害非該当を覆すための医学資料
  • むち打ち、腰椎、骨折、高次脳、耳鼻眼科、歯科で必要資料が変わります。
  • 症状によって、補充すべき医学資料は異なります。
  • むち打ち以外の症状では、専門科ごとの資料が重要になります。
  • 腰椎MRI、SLRテスト、FNSテスト、筋力、知覚、反射、歩行状態、膀胱直腸障害、事故前の腰痛歴を確認します。

POINT 8

  • 事故証拠・工学資料と警察届出の重要性
  • 後遺障害は医療資料だけでなく、事故態様との整合性も見られます。
  • 方向・速度・停止位置
  • 損傷・修理・安全装置
  • ドライブレコーダー・防犯カメラ

まとめ

  • 香川県の後遺障害が 非該当になった場合の対処法
  • 香川県の後遺障害が非該当になった場合の対処法の全体像:あきらめる前に、非該当理由と提出資料を分解します。
  • 後遺障害非該当の意味と傷害分の損害賠償:後遺症と後遺障害を分け、非該当の射程を確認します。
  • 自賠責の後遺障害認定と事前認定・被害者請求:書面審査の構造を理解し、提出資料の全体像を確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

香川県の後遺障害が非該当になった場合の対処法の全体像

あきらめる前に、非該当理由と提出資料を分解します。

交通事故後に痛み、しびれ、可動域制限、記憶障害、めまい、耳鳴り、外貌の傷あとなどが残っているにもかかわらず、自賠責保険・共済の後遺障害等級認定で非該当となることがあります。非該当は、症状がない、けがをしていない、今後一切賠償を受けられない、という意味ではありません。提出資料だけでは等級に該当する後遺障害として認めるに足りない、という判断です。

もっとも、単に「まだ痛い」と主張するだけでは結論が変わりにくいです。事故態様、治療経過、画像、神経学的所見、後遺障害診断書、カルテ、日常生活・就労への影響を再構成する必要があります。このページは一般的な情報提供であり、個別事件の法律意見、医学的診断、保険金支払の保証ではありません。

初動非該当結果を受けた直後は、示談を急がず、認定理由、提出資料、時効、追加できる医学資料を確認することが重要です。

次の重要ポイントは、非該当後に最初に分けて考える対象を示しています。どの項目が欠けると異議申立てや紛争処理の準備が弱くなるため、まず何を集めるかを読み取ってください。

REASON

非該当理由

他覚所見、因果関係、症状経過、永続性、既往症、事故態様のどこが問題になったかを分類します。

EVIDENCE

追加資料

画像、カルテ、神経学的所見、事故資料、日常生活報告、勤務先資料などを補充できるかを確認します。

ROUTE

手続の選択

異議申立て、紛争処理申請、示談交渉、訴訟、労災・障害年金を順番に検討します。

Section 01

後遺障害非該当の意味と傷害分の損害賠償

後遺症と後遺障害を分け、非該当の射程を確認します。

後遺症と後遺障害は同じではありません

後遺症は、治療後も身体や精神に何らかの症状が残っている状態を広く指す日常的な表現です。これに対し、後遺障害は、自動車事故による傷害が治ったとき、身体に残された精神的または肉体的な毀損状態であり、事故との相当因果関係、医学的に認められる症状、等級表への該当性が問題になります。

傷害分の損害が直ちに消えるわけではありません

後遺障害が非該当でも、事故後の治療費、通院交通費、休業損害、入通院慰謝料などの傷害分が直ちに消えるわけではありません。ただし、後遺障害慰謝料や逸失利益が認められない前提で保険会社の提示がなされることが多く、賠償額全体に大きく影響します。

非該当後に確認すべき損害項目を、傷害分と後遺障害分に分けます。次の表は、非該当でも残る検討対象と、等級認定により追加で問題になる項目を示しており、示談提示の内訳を読むために重要です。

区分主な項目非該当後の見方
傷害分治療費、通院交通費、休業損害、入通院慰謝料症状固定までの必要性・相当性、通院期間、休業内容を確認します。
後遺障害分後遺障害慰謝料、逸失利益、将来費用非該当理由を分析し、異議申立てや訴訟で争う余地を検討します。
交渉上の影響示談金全体、過失割合、既払金控除後遺障害分が含まれていない提示か、内訳を分解します。
Section 02

自賠責の後遺障害認定と事前認定・被害者請求

書面審査の構造を理解し、提出資料の全体像を確認します。

自賠責保険・共済では、請求書類が損害保険料率算出機構の自賠責損害調査事務所へ送付され、事故状況、支払の的確性、損害額などが調査されます。実務上は、提出された資料、医療照会、事故資料、画像、診断書、後遺障害診断書等を基礎に判断されます。

申請方式によって、資料を誰が取りまとめるかが変わります。次の比較表は、事前認定と被害者請求の特徴を並べたもので、非該当後に「誰が何を提出したか」を確認するために重要です。

区分概要実務上の特徴
事前認定加害者側任意保険会社が後遺障害診断書等を取りまとめて申請する方法です。事務負担は比較的小さい一方、提出資料の全体像を被害者側が把握しにくいことがあります。
被害者請求被害者が相手方自賠責保険会社・共済組合に直接請求する方法です。資料を選別・追加しやすく、異議申立てや再申請の戦略を立てやすい方法です。

非該当後の再検討では、審査の順番を意識することが重要です。次の判断の流れは、申請から結果通知、追加情報の請求までを示しており、どこで資料不足が起きたかを読み取るために重要です。

後遺障害認定の確認順序

申請方式を確認

事前認定か被害者請求か、提出者と提出資料を確認します。

調査資料を確認

診断書、後遺障害診断書、画像、事故状況、医療照会の有無を見ます。

結果通知を読む

非該当理由、判断理由、追加情報の取得可能性を確認します。

不足がある
資料補充

カルテ、画像、検査、事故資料、生活資料を集めます。

不足が不明
争点整理

同じ資料を出す前に、理由を争点表に落とし込みます。

Section 03

香川県で後遺障害が非該当になりやすい典型理由

因果関係、医学的所見、診断書、治療経過、既往症を分けます。

非該当理由は通知書に簡潔に書かれることが多く、一般の方には分かりにくい表現になりがちです。次の表は、典型的な理由を「何が不足したのか」と「どの資料で補うか」に分けたもので、異議申立ての準備対象を読み取るために重要です。

非該当理由の類型実務上の意味追加検討する資料
因果関係が弱い事故直後の受診がない、初診時の訴えが違う、通院中断がある、事故態様が軽いと評価された場合です。救急搬送記録、初診カルテ、通院記録、処方、仕事・家事への影響を時系列で整理します。
医学的所見が不足画像所見、神経学的所見、可動域測定、専門医の診断が乏しい場合です。MRI、CT、反射・筋力・知覚検査、読影所見、専門医意見を確認します。
診断書が弱い症状部位、他覚所見、検査結果、将来見通しが十分に記載されていない場合です。後遺障害診断書、カルテ、画像CD、症状固定時の診察記録を確認します。
治療経過が軽い通院頻度、治療期間、投薬・リハビリ内容、生活支障の記録が弱い場合です。診療報酬明細、リハビリ記録、処方歴、就労・家事支障の記録を整理します。
既往症・加齢性変化事故前からの変性や症状との区別がついていない場合です。事故前の健康状態、通院歴、勤務状況、事故後の発現・悪化を説明します。

特に後遺障害診断書の弱さは、非該当に直結しやすい問題です。次の一覧は、診断書で不足しやすい記載とその対策をまとめたもので、医師に結論を求めるのではなく医学的事実を確認するために読み取ってください。

自覚症状が抽象的

部位、程度、頻度、誘発動作、日常生活制限を具体化します。

神経学的所見が空欄

反射、筋力、知覚、誘発テスト等を主治医に確認します。

画像との対応が不明

画像CD、読影所見、症状部位との整合性を整理します。

可動域測定が不十分

測定方式、患側と健側、自動運動と他動運動を確認します。

将来見通しが曖昧

症状固定時点の残存症状と改善見込みを明確にします。

Section 04

後遺障害非該当の直後に行う初動対応

示談を急がず、認定理由と提出資料を集めます。

示談書に署名する前に確認します

非該当通知を受けた直後に避けたいのは、内容を十分確認しないまま示談書に署名・押印することです。示談は原則として最終解決を意味するため、異議申立てや訴訟を検討する可能性がある場合は、非該当理由、提出資料、追加できる医学資料、時効、後遺障害以外の損害額、弁護士費用特約を確認します。

非該当後に集める資料は多岐にわたります。次の表は、資料ごとの取得先と確認目的を整理したもので、医療資料、事故資料、収入資料をどの順に集めるかを読み取るために重要です。

資料取得先の例確認目的
認定結果通知任意保険会社・自賠責保険会社非該当理由を確認します。
後遺障害診断書主治医・保険会社症状、所見、検査記載を確認します。
診断書・診療報酬明細書医療機関・保険会社治療期間、傷病名、治療内容を確認します。
カルテ医療機関症状推移、神経学的所見、生活支障を確認します。
画像CD・読影報告書医療機関画像所見と症状の整合性を確認します。
交通事故証明書自動車安全運転センター事故発生事実、人身事故記録等を確認します。
事故資料申請書類、修理工場、保険会社事故態様、衝撃方向、車両損傷を確認します。
収入資料勤務先・本人休業損害、逸失利益を検討します。

資料が集まったら、非該当理由を争点表に落とし込みます。次の重要一覧は、通知書の抽象的な文言を実務上の意味に読み替えるためのもので、何を補えば再検討の材料になるかを読み取るために重要です。

他覚所見

医学資料が足りない

MRI、CT、神経学的検査、専門医意見を確認します。

受傷機転

事故の衝撃との関係が弱い

事故状況図、車両損傷写真、修理見積、映像資料を確認します。

一貫性

初診から症状固定までがつながらない

初診カルテ、通院記録、処方歴、リハビリ記録を時系列で整理します。

永続性

将来にわたる残存性が弱い

症状固定後の診察記録、主治医意見、日常生活報告を確認します。

Section 05

異議申立ての実務と申立書の骨格

同じ資料を出すのではなく、争点と新資料を示します。

異議申立ては、感情的な不満を述べる手続ではありません。前回判断のどこが不十分で、どの新資料により、どの等級に該当する可能性があるのかを論理的に示す手続です。次の判断の流れは、異議申立書を作る順番を表しており、理由、資料、求める結論をどうつなぐかを読み取るために重要です。

異議申立書を組み立てる順番

事故の概要

発生日、場所、事故態様、衝撃方向、警察届出、車両損傷、救急搬送の有無を整理します。

傷病名と治療経過

初診日、診断名、通院・入院、検査、リハビリ、投薬、症状固定日を時系列で記載します。

残存症状

痛み、しびれ、可動域制限、筋力低下、認知機能低下などを部位・程度・頻度とともに示します。

前回理由への反論

他覚所見不足、因果関係不足、症状経過の不一致などに対し、追加資料の意味を説明します。

求める結論

14級9号、12級13号、関節機能障害、外貌醜状、高次脳機能障害など、検討対象を根拠とともに示します。

異議申立てで多い失敗は、前回とほぼ同じ資料で再審査を求めることです。次の表は、結論が変わり得る補充の方向性を示しており、単なる再提出ではなく何を変えるべきかを読み取るために重要です。

補充の方向性具体例
重要資料の追加前回提出されていない画像、カルテ、検査結果、主治医意見書を追加します。
前回資料の読み方を指摘既にある画像、神経学的所見、症状推移の評価漏れを説明します。
医学的評価の補充症状部位と画像・検査の整合性、既往症との区別を整理します。
事故態様との関係衝撃方向、車両損傷、乗車姿勢、映像資料から受傷機転を説明します。
症状経過の時系列初診から症状固定まで、症状と治療内容が連続していることを示します。
医師への依頼医師に等級の結論を書いてもらうのではなく、現在の症状、神経学的所見、画像所見、可動域、改善見込みなどの医学的事実を正確に確認することが重要です。
Section 06

症状別に見る後遺障害非該当を覆すための医学資料

むち打ち、腰椎、骨折、高次脳、耳鼻眼科、歯科で必要資料が変わります。

症状によって、補充すべき医学資料は異なります。次の表は、むち打ち系事案で特に争点になりやすい項目と重要資料をまとめたもので、14級9号や12級13号の検討にどの資料が必要かを読み取るために重要です。

争点重要資料
神経症状の有無深部腱反射、筋力、知覚、病的反射、Jackson test、Spurling testなど
画像との整合性頚椎MRI、椎間板ヘルニア、神経根圧迫、脊柱管狭窄の有無
症状の連続性初診カルテ、リハビリ記録、処方、通院頻度
事故の衝撃追突方向、車両損傷、修理費、シート位置、ヘッドレスト状況
日常生活支障睡眠、運転、家事、仕事、長時間座位、上肢使用への影響

むち打ち以外の症状では、専門科ごとの資料が重要になります。次の一覧は、腰椎、骨折、高次脳、耳鼻眼科、外貌、歯科口腔外科の主な確認点をまとめたもので、専門科受診や資料収集の抜けを読み取るために重要です。

腰椎捻挫・椎間板ヘルニア・坐骨神経痛

腰椎MRI、SLRテスト、FNSテスト、筋力、知覚、反射、歩行状態、膀胱直腸障害、事故前の腰痛歴を確認します。

神経解剖

骨折後の可動域制限・関節機能障害

症状固定時の可動域測定、患側と健側の比較、自動運動と他動運動、骨癒合、変形癒合、靱帯損傷を確認します。

可動域

高次脳機能障害

意識障害、頭部CT・MRI、神経心理学的検査、家族の陳述書、勤務・学校・生活能力の変化を整理します。

生活変化

めまい・耳鳴り・難聴

純音聴力検査、語音明瞭度検査、眼振検査、平衡機能検査、事故直後の頭部・頚部外傷との関係を確認します。

専門検査

外貌醜状・瘢痕

写真、計測、部位、長さ、幅、色、陥凹、肥厚、ケロイド、形成外科の診療記録を確認します。

写真

歯科・口腔外科領域

歯科診療録、口腔内写真、パノラマX線、CT、補綴治療計画、事故前の歯科治療歴を確認します。

補綴
Section 07

事故証拠・工学資料と警察届出の重要性

後遺障害は医療資料だけでなく、事故態様との整合性も見られます。

後遺障害認定では医学資料が中心ですが、事故態様も無視できません。低速・軽微事故と評価されると、強い神経症状や長期残存症状との因果関係が疑われることがあります。次の一覧は、事故態様を説明する資料をまとめたもので、医学資料との整合性をどう補うかを読み取るために重要です。

衝突状況

方向・速度・停止位置

衝突方向、速度変化、ブレーキ痕、破片散乱、停止位置から身体の動きを説明します。

車両資料

損傷・修理・安全装置

車両損傷部位、修理見積、フレーム損傷、エアバッグ展開、シート・ヘッドレスト位置を確認します。

映像資料

ドライブレコーダー・防犯カメラ

信号、速度、接触位置、回避可能性、事故直後の行動を確認します。

警察記録

交通事故証明書・実況見分

警察届出、人身事故記録、実況見分調書、現場写真を確認します。

交通事故証明書は、警察への届出に基づき交通事故の事実を確認したことを証明する重要書類です。後遺障害が問題になる人身事故では、物件事故扱いのままだと、後から負傷や事故の衝撃を説明しにくくなることがあります。

Section 08

自賠責紛争処理機構・交通事故紛争処理センター等の違い

等級を争う制度と、損害賠償全体を話し合う制度を分けます。

名称が似ていても、各制度の役割は異なります。次の比較表は、自賠責の支払判断を争う機関と、損害賠償全体を整理する機関を分けたもので、どの相談先をどの場面で使うかを読み取るために重要です。

機関主な役割後遺障害非該当との関係
自賠責保険・共済紛争処理機構自賠責保険金・共済金の支払内容に関する紛争処理後遺障害等級・非該当の自賠責判断を争う中心的制度です。
交通事故紛争処理センター自動車事故の損害賠償問題について法律相談、和解あっ旋、審査示談額、過失割合、損害賠償全体の解決に利用されます。
日弁連交通事故相談センター弁護士による無料相談や示談あっせん高松相談所などで交通事故相談の入口になります。

紛争処理機構は、裁判外における自賠責保険の最終判断と位置付けられ、一度しか利用できないと説明されています。次の判断の流れは、異議申立て後に紛争処理機構を使うか、訴訟を検討するかの順番を表しており、手続を使い急がないために重要です。

不服申立ての選択順序

異議申立て

新資料や前回資料の評価漏れを整理して再検討を求めます。

結果を確認

等級認定、低い等級、非該当維持のいずれかを確認します。

自賠責判断を争う
紛争処理機構

一度しか利用できないため、資料整理を慎重に行います。

賠償全体を話し合う
示談交渉・あっ旋

交通事故紛争処理センター等で損害賠償全体を整理します。

なお不服がある場合

裁判では自賠責判断に当然には拘束されませんが、より高度な立証が必要になります。

Section 09

香川県で利用できる相談先・労災・訴訟・時効管理

相談内容ごとに窓口を使い分け、期限を管理します。

香川県内で後遺障害が非該当になった場合、相談内容によって窓口を使い分けます。次の表は、相談内容と主な相談先を対応させたもので、異議申立て、支払不服、示談額、費用不安、労災、訴訟のどれを相談したいかを読み取るために重要です。

相談内容主な相談先実務上の使い方
異議申立て・示談交渉交通事故に詳しい弁護士、香川県弁護士会、日弁連交通事故相談センター高松相談所医療資料・認定理由を持参し、方針を相談します。
自賠責の支払不服自賠責保険・共済紛争処理機構異議申立て後も納得できない場合に検討します。
示談額・過失割合交通事故紛争処理センター高松支部相手方保険会社との交渉が行き詰まった場合に検討します。
一般相談香川県・市町の交通事故相談所、そんぽADRセンター初期相談、窓口案内、損害保険全般の苦情・紛争を相談します。
費用不安法テラス香川収入・資産要件を満たす場合の無料法律相談や費用立替を確認します。
通勤中・業務中事故香川労働局、労働基準監督署、社会保険労務士、弁護士労災保険、第三者行為災害、後遺障害の関係を相談します。
訴訟香川県内の裁判所の管轄を確認し弁護士に依頼管轄、証拠、請求額、医学鑑定の要否を検討します。

時効管理は特に重要です。自賠責保険・共済の後遺障害の被害者請求は、症状固定日の翌日から3年以内が請求期限とされています。民事上の人身損害では、損害および加害者を知った時から5年、不法行為時から20年という枠組みも問題になります。相談中、交渉中、異議申立て中でも期限が進む場合があるため、期限が近いときは早期確認が必要です。

労災や社会保障も同時に確認します。次の重要項目は、賠償以外に検討される制度をまとめたもので、生活再建の選択肢を読み取るために重要です。

労災

通勤災害・業務災害

治療費、休業補償、障害補償給付、自賠責との給付調整を確認します。

年金

障害年金

重い障害や就労困難が残る場合、社会保険労務士等と連携して検討します。

保険

傷病手当金・健康保険

治療継続や休職中の収入補償と、賠償との関係を確認します。

福祉

障害福祉・介護保険

手帳、介護保険、障害福祉サービス、生活支援を確認します。

Section 10

香川県の後遺障害非該当後の実務手順とチェックリスト

通知直後から相談時まで、資料と誤解を整理します。

非該当後は、感情的な反論よりも手順の整理が大切です。次の判断の流れは、通知を受けてから異議申立て、紛争処理、訴訟検討までの順番を表しており、どこで資料を補充し、どこで専門家に相談するかを読み取るために重要です。

非該当後の実務手順

非該当通知を受ける

示談書への署名や保険会社提示への承諾は保留し、結果通知を保管します。

資料を集める

認定理由、提出資料、後遺障害診断書、画像、カルテ、事故資料を収集します。

理由を分類する

他覚所見不足、因果関係不足、一貫性不足、永続性不足、既往症、軽微事故評価に分けます。

資料を補充する

医学資料、事故資料、生活資料を補い、弁護士・医師・必要に応じ事故鑑定人と方針を検討します。

等級認定
賠償額再計算

後遺障害慰謝料、逸失利益、将来費用、過失割合を再検討します。

非該当維持
次の手続を検討

紛争処理機構や訴訟を、時効と資料状況を踏まえて検討します。

通知直後と1〜2週間以内では確認対象が異なります。次の一覧は、短期でそろえたい資料と確認事項をまとめたもので、時効や示談のリスクを避けるために読み取ってください。

時期確認すること
通知を受けた日示談書に署名していないか、提示額に承諾していないか、結果通知を保管したか、申請方法と時効を確認したか、弁護士費用特約があるかを見ます。
1〜2週間以内後遺障害診断書、診断書、診療報酬明細、カルテ、画像CD、交通事故証明書、事故状況報告書、修理見積、映像、休業資料、賠償提示明細を集めます。
医師に相談する時症状が診療録に残っているか、画像所見と対応しているか、神経学的検査や可動域測定があるか、改善見込みが記載されているかを確認します。
弁護士相談時事故日時・場所・態様、通院先、症状固定日、非該当理由、現在の症状、仕事・収入への影響、保険会社とのやり取り、既往症、使える保険を伝えます。

非該当後には、制度を誤解したまま動くリスクがあります。次の一覧は、避けたい誤解を整理したもので、何が本当の争点かを読み取るために重要です。

非該当なら覆らない

新たな医学資料や事故資料により、再検討の余地が生じる場合があります。ただし事案ごとに異なります。

痛みが強ければ認定される

自覚症状だけでなく、因果関係、症状の一貫性、医学的説明可能性、等級表該当性が問題になります。

MRIを撮れば認定される

画像所見があっても、事故によるものか、症状や神経学的所見と整合するかが問われます。

整骨院に通っていれば十分

施術記録は補助資料になり得ますが、中心資料は通常、医師の診断書、後遺障害診断書、画像、医学的検査所見です。

保険会社の説明で終わり

保険会社の説明は重要ですが、資料を確認したうえで、弁護士や医師の意見も踏まえて検討します。

交通事故紛争処理センターが等級を変更する

同センターは損害賠償問題の法律相談・和解あっ旋等を行う機関で、自賠責等級を直接変更する機関ではありません。

Section 11

香川県の後遺障害非該当でよくある質問

個別判断ではなく、一般的な制度説明として整理します。

香川県で後遺障害が非該当になりました。最初に何を確認しますか。

一般的には、示談を保留し、認定結果通知、後遺障害診断書、提出資料一式を集め、非該当理由を分類するとされています。ただし、時効、示談状況、保険契約、資料の有無で必要な対応は変わります。具体的には、資料を整理して弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

異議申立ては何回できますか。

一般的には、自賠責保険・共済に対する異議申立てが複数回行われることはあります。ただし、毎回新たな資料や新たな主張が重要です。自賠責保険・共済紛争処理機構の紛争処理は一度しか利用できないとされるため、具体的な進め方は専門家へ相談する必要があります。

14級9号と12級13号の違いは何ですか。

一般的には、いずれも神経症状が問題になることが多い等級ですが、12級13号では症状を裏付ける他覚的所見がより明確に求められる傾向があります。14級9号では、医学的に説明可能な神経症状の残存が問題になります。事故態様、画像、神経学的所見、症状経過で判断は変わります。

主治医が協力的でない場合はどう考えますか。

一般的には、医師に等級判断を求めるのではなく、診療録、検査結果、画像所見、神経学的所見、症状固定時の状態といった医学的事実の確認を依頼するとされています。転院やセカンドオピニオンは、医療上の必要性と記録の一貫性に注意が必要です。

物損事故扱いでも後遺障害申請はできますか。

一般的には、物損事故扱いのままでも直ちに全てが不可能になるわけではありません。ただし、事故による負傷や症状発生を説明するうえで不利になる場合があります。交通事故証明書、診断書、受診経過、事故直後の症状、警察・保険会社への連絡経過を整理する必要があります。

香川県外で事故に遭いましたが、香川県で相談できますか。

一般的には、相談自体は香川県内の弁護士や相談機関で可能です。ただし、訴訟管轄、事故現場の証拠収集、実況見分調書の取得、医療機関の所在地により対応方針は変わります。具体的には、資料を整理して相談する必要があります。

後遺障害非該当でも裁判で後遺症が認められることはありますか。

一般的には、裁判所は自賠責判断に当然には拘束されないとされています。ただし、訴訟では自賠責以上に証拠の組み立てが重要になります。医療記録、画像、医師意見、事故資料、生活支障、収入減少の立証が必要になり、具体的な見通しは専門家へ相談する必要があります。

Reference

この記事の参考情報源

自賠責・交通事故制度

  • 国土交通省「自賠責保険・共済の限度額と補償内容」
  • 国土交通省「支払までの流れと請求方法」
  • 国土交通省「損害賠償を受けるときは」
  • 損害保険料率算出機構「当機構で行う損害調査」
  • 自動車安全運転センター「交通事故に関する証明書」

医学・認定・紛争解決

  • 日本整形外科学会「外傷性頚部症候群に関する解説」
  • 国土交通省「高次脳機能障害の後遺障害認定に関する資料」
  • 自賠責保険・共済紛争処理機構「紛争処理制度について」
  • 交通事故紛争処理センター「利用案内」
  • 日弁連交通事故相談センター「交通事故相談案内」

香川県内の制度・相談

  • 香川県「交通事故相談」
  • 香川県弁護士会「交通事故相談案内」
  • 法テラス香川「相談案内」
  • 香川労働局「通勤災害について」
  • 裁判所「香川県の裁判所所在地・管轄区域」