2σ Guide

カスハラ対策の
就業規則・マニュアル整備

企業法務、労務、コンプライアンス、危機管理、個人情報保護、現場運用をつなぎ、従業員を守りながら正当な申入れを尊重する制度設計を整理します。

3要素カスハラ判断の軸
2026年改正法施行予定
5層文書体系の基本
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カスハラ対策の 就業規則・マニュアル整備

企業法務、労務、コンプライアンス、危機管理、個人情報保護、現場運用をつなぎ、従業員を守りながら正当な申入れを尊重する制度設計を整理します。

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カスハラ対策の 就業規則・マニュアル整備
企業法務、労務、コンプライアンス、危機管理、個人情報保護、現場運用をつなぎ、従業員を守りながら正当な申入れを尊重する制度設計を整理します。
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  • カスハラ対策の 就業規則・マニュアル整備
  • 企業法務、労務、コンプライアンス、危機管理、個人情報保護、現場運用をつなぎ、従業員を守りながら正当な申入れを尊重する制度設計を整理します。

POINT 1

  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の全体像
  • 就業規則、別規程、対応マニュアルを分けつつ、一体で動かすための結論を先に整理します。
  • 就業規則は根拠、マニュアルは行動、記録は防御です
  • カスタマーハラスメント、いわゆるカスハラは、単なる苦情対応ではありません。
  • 次の重要ポイントは、カスハラ対策の整備対象を短く整理したものです。

POINT 2

  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備が企業法務の課題になる理由
  • 1. 東京都条例の施行:東京都の事業場、店舗、施設、営業活動、都内顧客対応を持つ企業では、国の法令だけでなく条例と指針も確認します。
  • 2. 改正法の公布:カスハラや求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止措置が、事業主の義務として位置付けられたとされています。
  • 3. 防止指針の公布
  • 4. 改正法の施行予定:施行日直前に条文を足すだけでは足りません。

POINT 3

  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備で使う定義
  • カスハラ、正当な申入れ、顧客等、職場、就業環境、就業規則、マニュアルを区別します。
  • 読者にとって重要なのは、言葉の使い分けが曖昧だと、正当な申入れまで排除したり、逆に過剰言動を放置したりすることです。
  • 各行から、規程に置く定義とマニュアルに置く判断材料の違いを読み取ってください。
  • 就業規則は、労働時間、賃金、服務規律、懲戒、安全衛生、ハラスメント防止など、労働者に適用される職場の基本ルールです。

POINT 4

  • カスハラ対策の法的枠組みと就業規則への反映
  • 指針が求める措置を、規程条項とマニュアル項目へ分解します。
  • 厚生労働省指針が想定する実務は、単にハラスメント禁止と書くことではありません。
  • 読者にとって重要なのは、理念だけを就業規則に置いても現場が動かず、手順だけをマニュアルに置いても社内規範として弱い点です。

POINT 5

  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備で文書を分ける理由
  • 1. 就業規則本体:会社方針、相談、不利益取扱い禁止、協力義務、懲戒、委任を置きます。
  • 2. ハラスメント防止規程又はカスハラ対応規程:定義、体制、記録、対外対応、警察・弁護士等への相談を定めます。
  • 3. カスハラ対応マニュアル:初期対応、警告、交代、対応中断、証拠保存、報告様式を定めます。
  • 4. 相談対応・調査手順書:通報者保護、事実確認、ヒアリング、メンタルヘルス配慮を扱います。
  • 5. 対外公表方針:店頭掲示、ウェブ掲載、電話案内、利用規約、契約書に反映します。

POINT 6

  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の基本原則
  • 労働者保護を明確にする
  • 生命、身体、人格、尊厳、心身の健康、就業環境を保護する方針を明記します。
  • 正当な申入れを排除しない
  • 返金、修理、説明、謝罪、再発防止の合理的な申入れは誠実に処理します。

POINT 7

  • カスハラ対策の就業規則に入れる条項と規定例
  • 基本方針、定義、報告、相談、不利益取扱い禁止、対応権限、外部へのカスハラ禁止、懲戒、委任を実装します。
  • 規定例の要点
  • 細かな会話例や保存手順は、対応規程やマニュアルに委ねる方が運用しやすくなります。
  • 読者にとって重要なのは、従業員を守る条項と、従業員に求める協力義務、懲戒との接続を混同しないことです。

POINT 8

  • カスハラ対策マニュアルの章立てと初期対応の順序
  • 1. 安全確保:身体的危険、脅迫、退避の必要性を確認します。
  • 2. 傾聴と事実確認:日時、商品・サービス、申入れ内容、会社側の不備を確認します。
  • 3. 要求内容と手段の相当性を分ける:要求が妥当か、言動が相当かを別々に評価します。
  • 4. 警告・交代・中断を検討:上長交代、複数名対応、通話終了、退去要請へ移ります。
  • 5. 正当な申入れとして対応:説明、修補、返金、再発防止などを通常手順で検討します。
  • 6. 記録保存と報告:証拠、警告、対応結果、被害者ケア、次対応を保存します。

まとめ

  • カスハラ対策の 就業規則・マニュアル整備
  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の全体像:就業規則、別規程、対応マニュアルを分けつつ、一体で動かすための結論を先に整理します。
  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備が企業法務の課題になる理由:改正法、指針、安全配慮義務、東京都条例、個人情報保護の接点を整理します。
  • カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備で使う定義:カスハラ、正当な申入れ、顧客等、職場、就業環境、就業規則、マニュアルを区別します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の全体像

就業規則、別規程、対応マニュアルを分けつつ、一体で動かすための結論を先に整理します。

カスタマーハラスメント、いわゆるカスハラは、単なる苦情対応ではありません。労働者の安全と尊厳を守る労務管理、顧客対応品質を維持する業務管理、紛争を予防する企業法務、個人情報と記録を統制するコンプライアンス、重大事案を警察や弁護士等につなぐ危機管理が交差する領域です。

このページの中心的な結論は、就業規則には会社の基本方針、相談窓口、不利益取扱い禁止、従業員の協力義務、懲戒との接続、別規程への委任を置き、対応マニュアルには現場で誰が何を判断し、どの時点で対応を中断し、どの証拠を保存し、誰へ引き継ぐかを置くという点です。就業規則だけでは現場が動きにくく、マニュアルだけでは社内規範として弱いため、両者を一体で設計することが実務上の防御力を高めます。

次の重要ポイントは、カスハラ対策の整備対象を短く整理したものです。読者にとって重要なのは、規程の有無だけでなく、相談、記録、権限、対外対応まで連動しているかを確認できることです。ここでは、最初に押さえるべき設計の芯を読み取ってください。

就業規則は根拠、マニュアルは行動、記録は防御です

会社方針、現場手順、証拠管理、被害者配慮、対外公表、研修、監査までをつなげて初めて、カスハラ対策は実際に動く制度になります。

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備では、法令対応の期限だけを見るのではなく、現場担当者が一人で抱え込まない仕組みを作ることが重要です。正当な申入れは尊重しつつ、暴行、脅迫、侮辱、長時間拘束、土下座要求、SNSでの晒し、性的言動、不当な金銭要求は組織として制止する必要があります。

Section 01

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備が企業法務の課題になる理由

改正法、指針、安全配慮義務、東京都条例、個人情報保護の接点を整理します。

カスハラ対策は、従来は苦情対応、接遇、店舗運営、コールセンター管理の問題と捉えられがちでした。しかし、現在は雇用管理上の措置、労働者保護、証拠化、顧客対応品質、危機管理を含む企業法務の課題として整備する必要があります。

次の一覧は、企業がカスハラ対策を文書化すべき理由を整理したものです。読者にとって重要なのは、単に強い顧客対応をするためではなく、法令対応、現場運用、従業員保護、記録管理が同時に問われる点です。各項目から、自社の未整備部分を読み取ってください。

法令対応

雇用管理上の措置になる

改正労働施策総合推進法等により、カスハラ防止措置は事業主の義務として位置付けられ、2026年10月1日に施行されると示されています。

現場対応

属人的な忍耐では守れない

現場担当者の接遇力に頼るだけでは、判断ミス、証拠不足、心理的負荷、再発を招きます。基準と権限を文書化する必要があります。

紛争予防

正当な申入れと過剰言動を分ける

商品やサービスへの合理的な申入れは尊重しつつ、社会通念上相当な範囲を超える言動には毅然と対応する構造が必要です。

法的枠組みとしては、厚生労働省のカスタマーハラスメント防止指針、労働契約法上の安全配慮義務、東京都カスタマー・ハラスメント防止条例、録音・録画をめぐる個人情報保護法上のルールを合わせて見る必要があります。録音や通話記録は証拠として有用ですが、利用目的、保存期間、アクセス権限、第三者提供、削除基準をあらかじめ決めておくことが欠かせません。

次の時系列は、制度整備の背景になる公的な動きを並べたものです。読者にとって重要なのは、施行日だけでなく、先行する条例や指針を踏まえて早めに社内文書へ落とし込む必要がある点です。順番から、自社がいつまでにどの文書を整えるべきかを読み取ってください。

2025年4月1日

東京都条例の施行

東京都の事業場、店舗、施設、営業活動、都内顧客対応を持つ企業では、国の法令だけでなく条例と指針も確認します。

2025年6月11日

改正法の公布

カスハラや求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止措置が、事業主の義務として位置付けられたとされています。

2026年2月26日

防止指針の公布

方針明確化、相談体制、事実確認、被害者配慮、再発防止、プライバシー保護、不利益取扱い禁止などが実務の枠組みになります。

2026年10月1日

改正法の施行予定

施行日直前に条文を足すだけでは足りません。規程、マニュアル、研修、記録様式、対外方針を連動させる準備が必要です。

Section 02

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備で使う定義

カスハラ、正当な申入れ、顧客等、職場、就業環境、就業規則、マニュアルを区別します。

カスタマーハラスメントとは、一般には、顧客、取引先、施設利用者、問い合わせ者、潜在顧客など、会社の事業に関係を有する者の言動により、労働者の就業環境が害される問題をいいます。実務では、職場における顧客等の言動であること、社会通念上許容される範囲を超えること、労働者の就業環境が害されることの三要素で整理すると判断しやすくなります。

次の比較表は、整備文書で使う主要な用語を整理したものです。読者にとって重要なのは、言葉の使い分けが曖昧だと、正当な申入れまで排除したり、逆に過剰言動を放置したりすることです。各行から、規程に置く定義とマニュアルに置く判断材料の違いを読み取ってください。

用語意味整備上の注意
カスハラ顧客等の言動が社会通念上許容される範囲を超え、労働者の就業環境を害するものです。一瞬で断定せず、要求内容、手段、頻度、継続性、背景事情を総合して見ます。
正当な申入れ商品、サービス、契約、説明、接客などについて、合理的根拠と相当な方法で改善等を求めるものです。カスハラ対策の名の下に、正当な苦情や合理的配慮の申出を封じないようにします。
顧客等利用者、潜在顧客、取引先、施設利用者と家族、近隣住民、問い合わせ者などを含み得ます。BtoCだけでなく、BtoBでの強圧的要求や契約外作業要求にも注意します。
職場事業場だけでなく、訪問先、商談場所、電話、メール、チャット、SNSなど業務遂行の場を含み得ます。対面、オンライン、電話、インターネット上の言動を対象に含めます。
就業環境が害されること身体的又は精神的苦痛、能力発揮への重大な悪影響など、就業上看過できない支障が生じることです。強い苦痛を与える態様であれば一回の言動でも問題になり得ます。

就業規則は、労働時間、賃金、服務規律、懲戒、安全衛生、ハラスメント防止など、労働者に適用される職場の基本ルールです。常時10人以上の従業員を使用する使用者は、作成・届出・変更時手続が問題になります。マニュアルは、現場担当者、管理監督者、相談窓口、人事、法務、コンプライアンス部門が、実際の場面で参照する手順書です。

Section 03

カスハラ対策の法的枠組みと就業規則への反映

指針が求める措置を、規程条項とマニュアル項目へ分解します。

厚生労働省指針が想定する実務は、単にハラスメント禁止と書くことではありません。方針の明確化、周知・啓発、相談窓口、相談担当者の対応力、悪質事案への対処方針、事実関係の確認、被害者への配慮、再発防止、プライバシー保護、不利益取扱い禁止を、組織運用として実装することです。

次の一覧は、公的指針で示される措置を、就業規則とマニュアルのどちらへ反映するかを整理したものです。読者にとって重要なのは、理念だけを就業規則に置いても現場が動かず、手順だけをマニュアルに置いても社内規範として弱い点です。列ごとの役割分担を読み取ってください。

措置領域就業規則・規程に置く内容マニュアルに置く内容
方針の明確化会社が労働者を保護し、正当な申入れを尊重する基本方針顧客への説明文、店頭掲示、電話アナウンス、ウェブ掲載文
相談体制相談窓口、不利益取扱い禁止、プライバシー保護受付票、緊急性確認、共有範囲、被害者ケアへの接続
事実確認従業員の報告・協力義務、記録作成の根拠時系列、証拠、同席者、顧客情報、会社側の不備確認
悪質事案対応中断、退去要請、警察・弁護士等への相談の根拠警告文言、交代基準、通話終了基準、通報基準
再発防止教育研修、制度見直し、監査の方針月次レビュー、KPI、研修記録、改定履歴

安全配慮義務との関係では、会社が顧客対応を担当者個人に押し付け、相談を軽視し、記録を残さず、同じ顧客による攻撃を繰り返し受けさせる運用は危険です。録音・録画との関係では、利用目的の通知又は公表、安全管理、従業者監督、委託先監督、第三者提供の条件まで設計する必要があります。

Section 04

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備で文書を分ける理由

就業規則、ハラスメント防止規程、カスハラ対応規程、対応マニュアル、対外方針を階層化します。

就業規則とマニュアルは、同じ目的を持ちますが役割が異なります。就業規則は労働者への拘束力と懲戒との接続を担い、マニュアルは迅速な更新と現場の実効性を担います。カスハラの態様は業種やチャネルにより変化するため、マニュアルは半年ごと、少なくとも年1回見直す前提が望ましいです。

次の比較表は、文書ごとの役割と書くべき内容を整理したものです。読者にとって重要なのは、詳細手順をすべて就業規則に入れると改定手続が重くなり、逆にマニュアルだけに寄せると従業員に徹底しにくいことです。どの文書に何を書くかを読み取ってください。

文書主な役割書くべき内容書き過ぎると起きる問題
就業規則本体労働者に適用される基本規範方針、服務規律、相談、禁止行為、懲戒、委任詳細化し過ぎると改定手続が重くなります。
ハラスメント防止規程ハラスメント全般の統合規程パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラ、相談窓口カスハラ固有の現場対応が薄くなります。
カスハラ対応規程カスハラに特化した社内規程定義、会社方針、対応体制、記録、対外対応現場手順まで入れ過ぎると硬直化します。
対応マニュアル現場実務の手順書初期対応、警告文言、対応中断、録音、報告書根拠が弱いと従業員に徹底しにくくなります。
対外方針顧客等への周知許容しない行為、対応中断の可能性、従業員保護文言が強すぎると正当な申入れを萎縮させます。

次の五層構造は、文書体系を現場運用に落とし込む順番を示しています。読者にとって重要なのは、上位文書で方針と権限を定め、下位文書で日々の判断と様式を更新することです。上から下へ、根拠、制度、手順、調査、対外表示の順に読み取ってください。

カスハラ対策文書の階層

就業規則本体

会社方針、相談、不利益取扱い禁止、協力義務、懲戒、委任を置きます。

ハラスメント防止規程又はカスハラ対応規程

定義、体制、記録、対外対応、警察・弁護士等への相談を定めます。

カスハラ対応マニュアル

初期対応、警告、交代、対応中断、証拠保存、報告様式を定めます。

相談対応・調査手順書

通報者保護、事実確認、ヒアリング、メンタルヘルス配慮を扱います。

対外公表方針

店頭掲示、ウェブ掲載、電話案内、利用規約、契約書に反映します。

Section 05

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の基本原則

労働者保護、正当な申入れの尊重、単独対応の回避、記録、権限、合理的配慮を組み込みます。

会社の方針は曖昧にしないことが重要です。現場は、会社が本当に守ってくれるのかを見ています。顧客満足を理由に従業員へ人格否定への忍耐を求める組織では、どれだけ立派な文書を作っても機能しません。

次の重要ポイントは、カスハラ対策の基本原則を六つに分けて整理したものです。読者にとって重要なのは、顧客対応を弱めるのではなく、正当な申入れと不相当な言動を分け、従業員を一人にしない運用を作ることです。各項目から、自社規程に不足している視点を読み取ってください。

労働者保護を明確にする

生命、身体、人格、尊厳、心身の健康、就業環境を保護する方針を明記します。

正当な申入れを排除しない

返金、修理、説明、謝罪、再発防止の合理的な申入れは誠実に処理します。

一人で抱え込ませない

人格否定、脅迫、長時間拘束、撮影、性的言動などでは上長交代や複数名対応へ移ります。

記録を残す

日時、場所、要求内容、言動、警告、対応中断、証拠、被害者ケアを記録します。

権限を事前に与える

誰が通話終了、退去要請、入店制限、警察相談、弁護士相談を判断するかを明確にします。

障害特性等を踏まえる

合理的配慮、認知症、精神障害、外国語対応、生活基盤サービスの特性を組み込みます。

一次評価では、会社側の説明不足、契約不履行、品質不良、事故、表示ミス、接客不備の有無を確認します。正当な申入れは誠実に処理し、その後に手段や態様が過剰化した場合に、カスハラ対応へ切り替える設計が必要です。

Section 06

カスハラ対策の就業規則に入れる条項と規定例

基本方針、定義、報告、相談、不利益取扱い禁止、対応権限、外部へのカスハラ禁止、懲戒、委任を実装します。

就業規則本体に入れるべき条項は、会社の基本方針、定義、従業員の報告・協力義務、相談窓口、不利益取扱い禁止、顧客等への対応権限、懲戒との接続、別規程への委任です。細かな会話例や保存手順は、対応規程やマニュアルに委ねる方が運用しやすくなります。

次の表は、就業規則に最低限置くべき条項を整理したものです。読者にとって重要なのは、従業員を守る条項と、従業員に求める協力義務、懲戒との接続を混同しないことです。各条項の趣旨と注意点を読み取ってください。

条項規定趣旨実務上の注意
基本方針労働者保護と正当な申入れ尊重の両立顧客を一律に敵視する表現は避けます。
定義カスハラの対象範囲を示す職場、顧客等、社会通念上の相当性、就業環境への影響を入れます。
報告・協力義務報告、記録、マニュアル遵守を求める被害者に過大な負担を課さず、安全確保を優先します。
相談窓口相談先を明確にする外部窓口や匿名相談の導入も検討します。
不利益取扱い禁止相談や協力を理由とする不利益を禁じる評価、配置、シフト、雇止め、減給に注意します。
顧客等への対応対応中断、退去要請、法的措置等の根拠業法、契約、合理的配慮、公共性との整合性を確認します。
懲戒との接続従業員が他社労働者へカスハラを行った場合等への対応相談萎縮を招く広すぎる規定は避けます。
委任詳細を別規程・マニュアルへ委ねるマニュアルの周知方法と改定方法を定めます。

規定例の要点

基本方針では、顧客等からの正当な申入れを尊重し、商品及びサービスの改善に誠実に取り組むことを先に示します。そのうえで、社会通念上許容される範囲を超え、従業員の就業環境を害する場合には、生命、身体、人格、尊厳、心身の健康を保護するため毅然と対応する旨を置きます。

報告・協力義務では、カスハラ又はそのおそれがある事案を認知した場合に、上長又は相談窓口へ報告することを定めます。ただし、緊急の危険がある場合は自己の安全確保を優先することを明記します。不利益取扱い禁止では、相談、報告、調査協力、会社方針に従った対応中断を理由とする解雇、雇止め、降格、減給、不利益配置、不利益評価、シフト削減などを禁じます。

顧客等への対応権限では、対応者交代、複数名対応、対応時間制限、録音・録画、書面回答、電話又は面談の終了、退去要請、連絡方法指定、取引条件の見直し、警察への通報、弁護士等への相談、法的措置を講じ得ることを明記します。従業員による外部へのカスハラ禁止も、取引先や委託先の労働者を害しないためのコンプライアンスとして重要です。

Section 07

カスハラ対策マニュアルの章立てと初期対応の順序

現場が何を確認し、いつ交代し、いつ対応を中断するかを、判断順序として定めます。

対応マニュアルには、基本方針、正当な申入れとの違い、類型別判断基準、初期対応、引き継ぎ基準、対応中断・退去要請・入電制限、記録、SNS対応、警察・弁護士等への相談、被害者保護、再発防止、研修、様式を置くと運用しやすくなります。

次の表は、対応マニュアルに入れる章立てを整理したものです。読者にとって重要なのは、怒鳴られた場面だけでなく、記録、個人情報、被害者配慮、研修、監査まで一つの手順書に接続することです。章ごとに、現場が参照すべき内容を読み取ってください。

内容
第1章基本方針、目的、適用対象
第2章カスハラと正当な申入れの違い
第3章類型別判断基準
第4章初期対応の順序
第5章引き継ぎ基準
第6章対応中断、退去要請、入電制限
第7章記録、録音、録画、証拠保存
第8章SNS・インターネット投稿対応
第9章警察、弁護士等、行政機関への相談
第10章被害者保護、産業保健、配置配慮
第11章顧客対応品質の改善、再発防止
第12章研修、ロールプレイ、監査

次の判断の流れは、初期対応で確認する順番を示しています。読者にとって重要なのは、顧客の怒りを受け止める段階と、カスハラ対応へ切り替える段階を分けることです。上から下へ、安全確認、事実確認、相当性評価、警告、引き継ぎ、記録の順に読み取ってください。

初期対応の判断順序

安全確保

身体的危険、脅迫、退避の必要性を確認します。

傾聴と事実確認

日時、商品・サービス、申入れ内容、会社側の不備を確認します。

要求内容と手段の相当性を分ける

要求が妥当か、言動が相当かを別々に評価します。

不相当な言動が続く
警告・交代・中断を検討

上長交代、複数名対応、通話終了、退去要請へ移ります。

相当な範囲
正当な申入れとして対応

説明、修補、返金、再発防止などを通常手順で検討します。

記録保存と報告

証拠、警告、対応結果、被害者ケア、次対応を保存します。

要求内容と手段・態様を混同しないことも重要です。会社のミスによる返金要求は妥当でも、土下座要求や人格否定は不相当です。逆に、不当な要求でも穏当な方法で問い合わせている限りは、説明と拒否で足りる場合が多くあります。

Section 08

カスハラ判断は要求内容と手段・態様の二軸で行う

妥当な要求でも言動が不相当なら制止し、不当な要求でも説明手順を踏みます。

カスハラ判断では、顧客の要求内容と、要求の手段・態様を分けます。これにより、正当なクレームを不当に拒絶するリスクと、過剰な言動を放置するリスクを同時に下げられます。

次の比較表は、要求内容の妥当性と手段・態様の相当性を組み合わせた評価を示しています。読者にとって重要なのは、要求の中身と態度を混同しないことです。四つの区分から、誠実対応、制止、拒否、対応中断のどこへ進むかを読み取ってください。

要求内容手段・態様評価対応の方向
妥当相当正当な申入れ事実確認、説明、改善、修補、返金等を通常手順で検討します。
妥当不相当内容は検討しつつ言動は制止要求自体は処理し、人格否定、威圧、長時間拘束などは止めます。
不当相当丁寧に拒否根拠を説明し、拒否理由とやり取りを記録します。
不当不相当カスハラ対応へ移行警告、上長対応、対応中断、法務・警察連携を検討します。

カスハラ対応に切り替える条件は、人格否定、脅迫的表現、土下座要求、撮影、SNS投稿示唆、性的言動、身体接触、長時間拘束、同一論点の執拗な反復など、具体例で示す必要があります。現場が悪質性を抽象的に判断するだけでは、対応が遅れたり、過剰対応になったりします。

Section 09

カスハラ対策マニュアルの類型別対応基準

身体的攻撃、精神的攻撃、威圧、反復、拘束、SNS、性的言動、不当な金銭要求に分けます。

類型別対応基準は、現場の迷いを減らすために不可欠です。大声、威圧、居座り、撮影、SNS投稿、性的言動、不当な金銭要求などは、同じカスハラでも初動、証拠、連携先が異なります。

次の一覧は、典型類型ごとの危険と対応の方向を整理したものです。読者にとって重要なのは、すべてを同じ苦情対応として扱わず、身体の安全、証拠保存、警察相談、被害者保護の優先度を変えることです。各項目から、マニュアルに入れるべき判断基準を読み取ってください。

1

身体的攻撃

殴る、蹴る、物を投げる、つかみかかる、唾を吐くなどは、安全確保、退避、複数名対応、警察通報を優先します。

緊急
2

精神的攻撃

脅迫、中傷、侮辱、人格否定、土下座要求、反社会的勢力との関係示唆、晒すとの脅しは、警告後も続く場合に対応中断を検討します。

警告
3

威圧的言動

大声、机を叩く、距離を詰める、周囲を威圧する行為では、他の顧客や従業員への影響も含めて制止します。

安全
4

継続的・執拗な言動

同じ質問の反復、何十回もの電話、深夜休日連絡、複数部署への同時連絡には、時間基準、回数基準、書面回答移行を定めます。

制限
5

拘束的言動

長時間の居座り、不退去、退去拒否では、複数名で退去要請を行い、危険がある場合は警察に相談します。

退去
6

SNS・インターネット投稿

従業員の氏名、顔写真、勤務先、家族情報、機微情報の投稿では、URL、投稿日時、画面全体、前後文脈を保存します。

保存
7

性的言動

身体接触、待ち伏せ、つきまとい、性的発言、盗撮、無断撮影では、被害者を顧客から引き離し、再接触を防ぎます。

保護
8

不当な金銭要求

過大な返金、慰謝料、迷惑料、無償サービス要求では、現場担当者に金銭判断をさせず、責任者、法務、経理、保険担当を含めます。

決裁

対応者を密室に置かないことも重要です。面談場所は出入口を確保し、防犯カメラや第三者の目がある場所を選びます。従業員個人にSNSで反論させることは避け、会社として証拠保存と削除請求、発信者情報開示、警察相談、弁護士等への相談を検討します。

Section 10

現場で使うカスハラ対応の会話例

受け止め、警告、同一論点、通話終了、退去要請の言い方を準備します。

会話例は、従業員を守るために重要です。具体文言がなければ、現場は警告や対応終了を言い出せません。もっとも、言い方は顧客を論破するためではなく、事実確認、制止、代替手段、記録を残すために使います。

次の表は、現場で使う文言例を場面別に整理したものです。読者にとって重要なのは、感情的な応酬を避け、何を確認し、どの言動が続けば対応を中断するかを明確に伝えることです。場面、目的、文言の違いを読み取ってください。

場面目的文言例
最初の受け止め事実確認へ戻すご不快な思いをされた点について、まず事実関係を確認いたします。いつ、どの商品又はサービスについて、どのようなことがあったかを順に伺います。
人格否定が出た場合申入れと侮辱を分けるお申し出の内容は確認いたします。ただし、従業員の人格を否定する表現が続く場合、この場での対応を継続できません。事実関係に関するお話に戻していただけますでしょうか。
大声・威圧が続く場合安全確保を伝える他のお客様及び従業員の安全確保のため、大声での発言や威圧的な言動が続く場合は、対応を中断いたします。落ち着いてお話しいただける場合は、引き続き確認いたします。
同一論点の繰り返し書面回答へ移すその点については、先ほどご説明したとおり当社の回答は変わりません。同じ内容の繰り返しとなるため、本日はここで対応を終了し、必要な場合は書面で回答いたします。
電話を切る場合警告後の終了を残すこれ以上、従業員を侮辱する発言が続く場合は通話を終了します。先ほど警告した後も同様の発言が続いているため、ここで通話を終了します。
退去要請施設内の安全を守るこれ以上の対応は本日行いません。施設内での大声及び居座りが続いており、他のお客様及び従業員の安全に影響が出ています。退去をお願いします。退去いただけない場合は、警察に相談します。

文言は、会社側の不備がないと決めつけるものにしないことが重要です。最初は事実確認を行い、会社側の不備がある場合は誠実に対応します。ただし、不備がある場合でも、暴力、脅迫、土下座要求、人格否定、長時間拘束、性的言動は許容しない方針を明示します。

Section 11

カスハラ相談窓口と被害従業員への配慮

上長、人事、法務、コンプライアンス、外部窓口、産業保健を複線化します。

相談窓口は、相談者が安心して使える導線でなければ機能しません。上長が軽視する、相談後に評価やシフトへ影響する、噂が広がるといった二次被害があると、制度は形だけになります。

次の比較表は、相談窓口の種類と役割を整理したものです。読者にとって重要なのは、一つの窓口にすべてを背負わせず、初動、労務配慮、法的対応、制度監査、心身ケアを分けることです。役割と注意点から、自社の相談体制の不足を読み取ってください。

窓口役割注意点
上長初期把握、現場対応相談を軽視しない研修が必要です。
人事・労務被害者配慮、配置、休職、メンタルヘルスプライバシー管理が重要です。
法務対応中断、警告書、契約解除、訴訟対応現場から早期に相談できる導線が必要です。
コンプライアンス制度運用、内部統制、監査労務と連携します。
外部窓口心理的安全性、匿名性会社への連携範囲を定めます。
産業保健心身不調、就業上の配慮医療情報の取扱いを限定します。

相談担当者は、相談を否定しない、接客業だから仕方ないと言わない、相談者の対応が悪かったと即断しない、事実と評価を分けて聴く、緊急性を確認する、本人の希望と会社の安全確保義務を整理する、記録を残す、必要な範囲で関係部門と共有する、不利益取扱いを防ぐ、という原則を守ります。

次の一覧は、相談受付票に入れる項目を整理したものです。読者にとって重要なのは、相談時点の記録が後日の法務判断、被害者配慮、再発防止に直結することです。項目から、誰が、いつ、どこで、何を受け、何を希望し、次に何をするかを読み取ってください。

基本情報

受付と関係者

受付日時、相談者名、所属、連絡先、被害者名、顧客等の情報、発生日時、場所、チャネルを記録します。

事案内容

言動と要求

言動の内容、要求内容、会社側の対応内容、証拠の有無、目撃者、同席者、心身の状況を整理します。

次対応

緊急性と共有

緊急対応の必要性、本人の希望、相談担当者の所見、次回対応予定、情報共有先を残します。

被害直後は、原因追及より安全確保です。担当を外す、休憩させる、安全な場所へ移す、上長が代わる、帰宅や受診を認める、家族への連絡を支援するなどの即時配慮を行います。被害が重い場合は、産業医面談、カウンセリング、勤務軽減、配置転換、顧客との接触遮断、シフト調整、休職制度、労災申請の案内を検討します。

Section 12

カスハラ対応の記録・証拠保全と個人情報管理

録音、録画、メール、SNS、警察相談記録を、目的・権限・保存期間とセットで管理します。

記録の目的は、顧客を罰することではありません。事実を正確に把握し、従業員を保護し、対応の一貫性を確保し、必要な法的措置や再発防止につなげることです。記録がなければ会社は従業員を守れず、記録が過剰又は不適切であれば個人情報保護やプライバシーの問題を招きます。

次の一覧は、カスハラ対応で保存対象になり得る証拠を整理したものです。読者にとって重要なのは、証拠の種類ごとに保存方法、アクセス権限、削除基準が異なることです。どの資料を誰が会社管理の場所へ保存するかを読み取ってください。

通話録音・面談録音

通話内容、警告、対応終了の経緯を保存します。個人端末に残さず会社管理の場所へ移します。

利用目的

防犯カメラ映像・録画

暴力、居座り、無断撮影、威圧的行動などの客観資料として保存します。閲覧権限を限定します。

権限管理

メール・チャット・警告書

送受信日時、文面、添付資料、回答済み事項、警告内容を改ざんされない形で保存します。

改ざん防止
SNS

SNS投稿の保存

URL、投稿者名、投稿日時、画面全体、前後文脈、スクリーンショットを残します。

迅速

医師の意見書・産業医記録

被害者配慮や休職復職に関係する情報は、共有範囲を限定して管理します。

限定共有

警察相談記録・相談履歴

相談日時、相談先、持参資料、助言内容、次対応を時系列で残します。

時系列

保存ルールには、保存場所、アクセス権限、保存期間、削除手順、第三者提供、マスキング、持ち出し禁止、閲覧ログを定めます。録音・録画は従業員のスマートフォンに残さず、会社管理のフォルダ又はシステムに保存します。SNSのスクリーンショットは、URL、投稿日時、アカウント名、画面全体、投稿前後の文脈を残します。

通話内容から特定個人を識別できる場合は個人情報に該当し、利用目的の通知又は公表が必要になります。実務上は、品質向上、応対内容確認、トラブル防止、従業員保護のため録音する場合があることを公表し、個人情報保護規程と接続させます。

Section 13

カスハラ対策で顧客等へ採る措置の段階化

注意、交代、書面回答、時間制限、対応中断、退去、連絡方法指定、契約解除、法的手続を整理します。

顧客等への措置は段階化します。いきなり強い措置を採るのではなく、警告、記録、代替手段を踏むことが原則です。ただし、身体的危険や犯罪性がある場合は、段階を飛ばして安全確保と警察相談を優先します。

次の表は、顧客等への対応措置を段階順に整理したものです。読者にとって重要なのは、各段階に典型場面を紐付け、現場担当者だけで重い判断をしないことです。左から右へ、措置、典型場面、必要な社内確認を読み取ってください。

段階措置典型場面社内確認
1注意、警告大声、侮辱、同一論点反復警告文言と記録
2対応者交代担当者への攻撃が継続上長又は責任者へ引き継ぎ
3複数名対応威圧、居座り、面談リスク安全確保と同席者記録
4書面回答に限定電話反復、論点固定回答済み事項の整理
5対応時間制限長電話、長時間面談時間基準と終了文言
6対応中断警告後も不相当言動が継続責任者承認と証拠保存
7退去要請居座り、他者への影響複数名対応と警察相談基準
8連絡先・連絡方法指定複数部署への反復連絡窓口一本化と書面化
9契約解除、利用停止契約違反、危険継続契約、利用規約、業法、合理的配慮
10警察、弁護士等、裁判手続暴行、脅迫、名誉毀損、つきまとい法務、経営、証拠、被害者保護

対外公表方針では、顧客等からの意見・要望を真摯に受け止め、商品・サービスの改善に努める前文を置きます。そのうえで、暴言、脅迫、威圧、人格否定、長時間拘束、不当な要求、個人情報の無断公開、無断撮影、性的言動などがあった場合、対応中断、連絡方法指定、警察・弁護士等への相談を行うことがあると示します。

Section 14

業種別に調整するカスハラ対策の就業規則・マニュアル整備

小売、飲食、宿泊、コールセンター、医療・介護・福祉、交通、BtoBで重点が変わります。

業種別の調整は、カスハラ対策の実効性を左右します。同じ大声でも、店舗、電話、医療、交通、BtoB取引では、危険の内容、証拠、利用停止の可否、行政や関係機関との連携が異なります。

次の比較表は、業種ごとの典型場面と整備ポイントを整理したものです。読者にとって重要なのは、自社の顧客接点に合わせて、退去、入電制限、サービス提供継続、契約条項、行政連携の基準を変えることです。業種ごとの重点を読み取ってください。

業種典型場面整備ポイント
小売・飲食・宿泊店頭での大声、返金要求、土下座要求、SNS投稿、無断撮影防犯カメラ、複数名対応、退去導線、警備会社連携、返金基準を整えます。
コールセンター長電話、反復入電、暴言、録音拒否、担当者指名、個人情報詮索通話時間基準、折り返し方針、書面回答移行、入電制御、SV交代基準を置きます。
医療・介護・福祉サービス提供拒否が生命・身体に影響し得る場面認知症、障害特性、合理的配慮、行政、地域包括、ケアマネ、主治医等との連携を確認します。
交通・公共サービス運行安全、泥酔者、駅・車内トラブル、撮影、暴力、窓口拘束安全確保、単独対応回避、警察・警備連携、他利用者への影響を基準化します。
BtoB取引契約外作業要求、人格否定、深夜休日連絡、不当な値引き契約書、SLA、変更管理、追加費用、窓口一本化、議事録、上位者間協議を整えます。

医療・介護・福祉や交通・公共サービスでは、単純な利用停止が重大な問題になることがあります。応召義務、虐待防止、身体拘束、合理的配慮、公共性、業法上の義務などを確認し、必要に応じて行政、専門機関、警察、弁護士等と連携する設計にします。

Section 15

社内体制とRACIでカスハラ対策の責任を明確にする

現場、上長、人事労務、法務、コンプライアンス、産業保健、経営の役割を分けます。

社内体制では、誰が実行し、誰が責任を持ち、誰に相談し、誰に共有するかを明確にします。RACIは、Responsible、Accountable、Consulted、Informedの頭文字で、カスハラ対応の役割分担を整理する方法です。

次の表は、主要業務ごとの役割分担を整理したものです。読者にとって重要なのは、現場が実行、上長が初動責任、人事が被害者保護、法務が法的措置、コンプライアンスが制度監査、経営が方針承認を担う構造を作ることです。各業務の責任所在を読み取ってください。

業務現場上長人事労務法務コンプライアンス産業保健経営
初期対応実行支援参照参照参照参照参照
安全確保実行責任支援参照参照支援参照
相談受付実行又は支援支援責任支援支援支援参照
顧客への警告実行責任参照支援参照参照参照
契約解除・法的措置参照支援参照責任支援参照承認
被害者配慮支援支援責任参照参照支援参照
再発防止実行責任支援支援責任支援承認
教育研修実行支援責任支援支援支援承認

法務が顧客対応だけを処理し、被害従業員のケアを人事任せにすると制度として不十分です。人事、産業保健、現場、法務、コンプライアンスが同じケース番号で情報共有し、被害者保護、証拠管理、対外対応、再発防止を同時に進めます。

Section 16

カスハラ対策の研修設計とロールプレイ

全従業員、管理職、現場責任者、人事労務、法務、経営層に分けて訓練します。

研修は、全従業員、管理職、店舗責任者、SV、営業責任者、コールセンター担当、人事労務担当、法務・コンプライアンス担当、経営層、警備・受付・委託先スタッフに分けて設計します。座学だけでは現場は動けないため、警告文言、上長交代、記録、対応終了、報告を練習する必要があります。

次の一覧は、対象者別の研修内容を整理したものです。読者にとって重要なのは、全員に同じ内容を一度説明して終わりにせず、役割に応じて判断、記録、配慮、法的対応、経営判断を分けて教えることです。各対象の到達目標を読み取ってください。

全従業員

相談と安全確保

定義、相談窓口、初期対応、安全確保、不利益取扱い禁止を理解します。

管理職

判断と引き継ぎ

判断基準、記録、対応中断、被害者配慮、警察相談を扱えるようにします。

法務・人事

制度運用と証拠管理

規程運用、証拠管理、労災、メンタルヘルス、個人情報、対外文書を確認します。

経営層

トップメッセージ

正当な顧客対応と従業員保護を両立する方針を、組織の意思として発信します。

次の一覧は、実践訓練で扱う場面を整理したものです。読者にとって重要なのは、顧客を論破する練習ではなく、警告、交代、記録、対応終了、報告を体に覚えさせることです。場面ごとに、何を言い、誰へ引き継ぎ、何を残すかを読み取ってください。

大声で返金を求める顧客

事実確認、会社側の不備確認、声量への警告、上長交代を練習します。

同じ論点を30分繰り返す電話

回答済み事項の確認、書面回答移行、通話終了文言を練習します。

土下座を求める顧客

不相当な要求の制止、複数名対応、対応中断を練習します。

SNSに晒すと脅す顧客

発言の記録、URL等の保存、法務への連携を練習します。

名札を撮影する顧客

撮影制止、個人情報保護、被害者の接触遮断を練習します。

障害特性に基づく配慮要請

合理的配慮と過剰要求を分け、建設的対話を練習します。

BtoB取引先からの契約外作業要求

契約、変更管理、上位者間協議、追加費用の説明を練習します。

Section 17

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備ロードマップ

0日から30日、31日から60日、61日から90日、90日以降の作業を分けます。

導入ロードマップでは、いきなり全社展開するのではなく、既存規程の棚卸し、現場ヒアリング、改定案作成、労働者代表手続、研修、掲示、監査へ順に進めます。施行日対応だけでなく、運用開始後の月次レビューまで設計します。

次の時系列は、導入時に進める作業を期間ごとに整理したものです。読者にとって重要なのは、就業規則改定、対応規程、マニュアル、相談様式、対外方針、研修を同時に走らせる必要がある点です。各期間から、自社の準備順序を読み取ってください。

0日から30日

棚卸しと方針決定

既存の就業規則、服務規律、懲戒、ハラスメント規程を棚卸しし、過去事例、現場ヒアリング、危険接点、経営トップ方針、プロジェクト責任者を確認します。

31日から60日

文書案と様式の作成

就業規則改定案、カスハラ対応規程案、対応マニュアル案、相談窓口、記録様式、個人情報保護規程との整合、対外公表文を作成します。

61日から90日

手続と研修

労働者代表の意見聴取、必要に応じた労働基準監督署への届出、管理職研修、現場訓練、店頭掲示、ウェブ掲載、電話案内、初回監査日の設定を行います。

90日以降

月次レビューと改定

相談件数、対応中断件数、警察相談件数、再発件数、休職・退職、記録不備率、研修受講率を確認し、マニュアルを四半期又は半期で改定します。

中小企業では、法務部、人事部、コンプライアンス部、産業医、外部通報窓口がすべて揃っているとは限りません。その場合でも、代表者又は役員の方針文、就業規則条項、相談窓口、顧問社労士又は顧問弁護士との相談ルート、現場用1枚手順図、事案報告書、警察相談基準、対外方針、年1回研修、代表者レビューは最低限整えられます。

Section 18

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備チェックリスト

就業規則、マニュアル、運用の三面から抜け漏れを確認します。

チェックリストは、文書の完成度だけでなく、運用できるかを確認するために使います。就業規則、マニュアル、運用の三面に分けると、条文はあるのに現場が知らない、相談はあるのに記録がない、といった問題を発見しやすくなります。

次の一覧は、三つの観点から確認すべき項目を整理したものです。読者にとって重要なのは、作成済みかどうかだけでなく、相談後の不利益防止、記録の一元管理、重大事案の経営報告、研修改定履歴まで確認することです。各列から、自社の未対応項目を読み取ってください。

就業規則

規程上の確認

基本方針、正当な申入れ尊重、定義、顧客等の範囲、相談窓口、不利益取扱い禁止、報告・協力義務、外部労働者へのカスハラ禁止、懲戒接続、別規程への委任を確認します。

マニュアル

現場手順の確認

初期対応、二軸判断、類型別対応、警告文言、対応中断、退去要請、警察相談、弁護士等への相談、録音・録画、個人情報管理、被害者ケア、再発防止を確認します。

運用

実効性の確認

トップ方針、管理職の対応中断判断、窓口周知、不利益評価の防止、記録一元管理、SNS責任者、重大事案の経営報告、年1回以上の研修、改定履歴を確認します。

チェックリストは監査や研修の前後にも使えます。相談件数が増えることは、必ずしも悪い兆候ではなく、相談しやすくなった結果である可能性があります。重要なのは、重大化の防止、再発防止、被害者保護、記録品質です。

Section 19

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備でよくある失敗

禁止条項だけ、現場丸投げ、正当な苦情の排除、再接触、個人端末保存、管理職の軽視を避けます。

よくある失敗は、制度の表面だけを整えることです。就業規則にカスハラ禁止とだけ書いても、顧客は就業規則の対象ではないため効果は限定的です。顧客向けには対外方針、利用規約、契約書、掲示などを別に整えます。

次の一覧は、カスハラ対策で起きやすい失敗と防止策を整理したものです。読者にとって重要なのは、現場の迷い、相談萎縮、証拠消失、管理職の軽視が制度全体を崩す点です。失敗例から、マニュアルに必ず入れるべき予防策を読み取ってください。

禁止とだけ書く

顧客の禁止行為だけではなく、従業員に適用される方針、相談、協力、不利益取扱い禁止、委任を書く必要があります。

現場に判断を丸投げする

怒鳴る、叩く、撮影する、土下座要求、長時間拘束、SNS投稿示唆などの具体例と対応基準が必要です。

正当な申入れをカスハラ扱いする

会社側のミスがある場合は事実確認を行い、説明、修補、返金、再発防止を誠実に検討します。

被害者を再接触させる

担当者交代、複数名対応、窓口一本化を行い、同じ顧客への再対応を慎重に判断します。

証拠を個人端末に残す

録音、写真、スクリーンショットは会社管理の保存先に移し、紛失、漏えい、改ざん、退職時消失を防ぎます。

管理職が軽視する

顧客対応品質と従業員保護は対立しないことを、管理職研修で徹底します。

Section 20

内部監査とKPIでカスハラ対策を回し続ける

相談件数、重大事案、対応中断、警察相談、再発、休職・退職、記録不備、研修受講率を見ます。

カスハラ対策は、作って終わりではありません。内部監査とKPIを設け、事案の月次レビュー、マニュアル改定、重大事案の経営報告を行います。相談件数の増加は、制度が使われ始めた兆候である可能性もあります。

次の比較表は、KPIと監査項目を整理したものです。読者にとって重要なのは、相談件数だけで良し悪しを判断せず、重大化の防止、再発防止、被害者保護、記録品質を合わせて見ることです。数値と確認項目から、制度の改善点を読み取ってください。

区分見る項目読み取り方
KPI相談件数、重大事案件数、対応中断件数、警察相談件数、弁護士等相談件数、同一顧客の再発件数相談しやすさ、重大化、再発、外部連携の必要性を見ます。
KPI被害後の休職・退職件数、初動報告までの時間、記録不備率、研修受講率、管理職訓練実施率、顧客対応改善件数被害者保護、初動の速さ、記録品質、研修効果、品質改善を見ます。
監査就業規則とマニュアルが最新版か、現場が知っているか、相談窓口が機能しているか文書と現場の距離を確認します。
監査不利益取扱いがないか、保存期間とアクセス権限が守られているか、対応中断が恣意的でないか相談者保護、個人情報管理、公平性を確認します。
監査正当な申入れが不当に拒絶されていないか、被害者ケアが実施されているか、再発防止が検討されているか顧客対応品質と従業員保護の両立を確認します。
Section 21

企業法務・人事労務・経営の実務ポイント

契約、利用規約、書面回答、警察相談、SNS削除、労務配慮、取締役会報告を接続します。

企業法務担当者は、サービス利用規約、約款、契約書、注文書、施設利用規則に、迷惑行為、危険行為、従業員への攻撃、利用停止、契約解除、損害賠償、連絡方法指定、録音録画の可能性を入れるか確認します。BtoBでは、契約外作業、追加費用、変更指示、窓口、協議事項を明確化します。

次の一覧は、職種ごとの実務ポイントを整理したものです。読者にとって重要なのは、法務、人事労務、経営が別々に動くのではなく、同じ事案を顧客対応、従業員保護、証拠管理、再発防止の四面から処理することです。担当ごとの重点を読み取ってください。

企業法務

契約・対外対応

利用規約、契約解除、書面回答、警察相談、SNS削除、発信者情報開示、損害賠償、刑事告訴の検討を担います。

人事労務

規程改定と被害者保護

就業規則変更、労働者代表手続、相談窓口、研修、メンタルヘルス、労災、休職復職との接続を担います。

経営

方針と資源配分

トップメッセージ、重大事案、再発件数、休職退職、法的措置、対外公表、業界連携を確認します。

暴行、脅迫、恐喝、強要、威力業務妨害、建造物不退去、ストーカー、名誉毀損、侮辱、器物損壊、盗撮などが疑われる場合は、警察相談を検討します。現場が迷わないよう、マニュアルには例示と通報権限を置きます。SNSや口コミサイトで従業員の個人情報、虚偽事実、名誉毀損投稿がある場合は、証拠保全後、削除請求、発信者情報開示、損害賠償、刑事告訴を検討します。

Section 22

カスハラ対策で使う報告書・警告書・対応終了通知のひな形

事案番号、発生日時、要求内容、言動、証拠、被害、次対応、保存先まで残します。

ひな形は、現場で使われる粒度にすることが大切です。記載項目が多すぎても使われず、少なすぎると後日の法務判断に耐えません。事案番号、発生日時、発生場所、顧客等、対応者、要求内容、言動、会社側の不備、実施した対応、証拠、被害状況、緊急度、次対応、保存先を入れます。

次の表は、事案報告書に入れる項目を整理したものです。読者にとって重要なのは、要求内容だけでなく、会社側の不備、実施した警告、証拠、被害状況、次対応まで同じ書式で残すことです。各行から、報告書で何を聞き漏らしてはいけないかを読み取ってください。

項目記載内容
事案番号年月日、部署、連番
発生日時年月日、開始終了時刻
発生場所店舗、電話、メール、SNS、訪問先など
顧客等氏名、会社名、連絡先、契約関係
対応者・同席者氏名、所属、役職
要求内容返金、謝罪、修理、値引き、面談など
言動の態様暴言、脅迫、長時間、撮影、SNS投稿など
会社側の不備有無、内容、確認状況
実施した対応説明、謝罪、警告、交代、終了など
証拠録音、録画、メール、写真、スクリーンショット
被害状況心身不調、負傷、業務支障
緊急度・次対応・保存先低、中、高、重大の区分、顧客連絡、書面回答、法務相談、ファイル名、保存場所

警告書と対応終了通知の要点

警告書では、申出について事実確認を行い必要な範囲で回答することを示しつつ、従業員に対する人格否定、大声による威圧、長時間拘束、回答済み事項の執拗な反復が確認されていること、同様の言動が継続する場合は電話又は面談での対応を終了し、連絡方法を書面に限定することがある旨を記載します。

対応終了通知では、これまで複数回にわたり説明及び回答を行ったこと、同一事項について会社の回答は変わらないこと、威圧的言動が継続しているため今後は電話及び来訪による対応を行わず、必要な連絡は書面に限定すること、暴力、脅迫、不退去、無断撮影、従業員の個人情報公開等があった場合は関係機関に相談することを、感情的表現を避けて記載します。

Section 23

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備に関するFAQ

一般的な制度説明として、個別事情で結論が変わる点を前提に回答します。

Q1. カスハラ対策は就業規則に書く必要がありますか。

一般的には、法令上の義務を実効的に履行するため、会社方針、相談窓口、不利益取扱い禁止、従業員の協力義務、懲戒との関係、別規程への委任を就業規則又は関連規程に明記することが有用とされています。ただし、事業場の人数、既存規程、労使関係、届出要否によって必要な手続は変わる可能性があります。具体的な規程改定は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. 顧客に対して就業規則を根拠に対応できますか。

一般的には、就業規則は労働者に適用される社内規範であり、顧客を直接拘束するものではないとされています。顧客への対応停止、利用停止、契約解除、入店制限などは、利用規約、契約、施設管理権、法令、個別事情に基づき検討されます。具体的な対応方針は、契約関係や業法上の義務を確認したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q3. 録音する場合、相手に告知しなければなりませんか。

一般的には、通話内容から特定個人を識別できる場合は個人情報に該当し、個人情報取扱事業者は利用目的を通知又は公表する義務を負うとされています。他方で、録音していること自体を常に個別告知する義務とは別の問題です。ただし、透明性と紛争予防の観点から、電話案内やプライバシーポリシーで録音目的を明示する運用が望ましい場合があります。具体的には、録音目的、保存期間、第三者提供の有無を整理して専門家へ相談する必要があります。

Q4. 従業員が顧客に反論してトラブルになった場合もカスハラですか。

一般的には、会社側の不適切対応が背景にある場合は、その事情を考慮する必要があります。顧客の要求内容や方法が社会通念上許容される範囲内であれば、直ちにカスハラとはいえない可能性があります。一方で、会社側に不備があっても、暴力、脅迫、土下座要求、人格否定、長時間拘束、性的言動などは許容されない可能性があります。具体的な評価は、事実経過、証拠、業種、顧客対応記録を踏まえて専門家へ相談する必要があります。

Q5. 従業員が外部の店でカスハラをした場合、会社は懲戒できますか。

一般的には、業務関連性、会社信用への影響、行為の内容、就業規則の規定、証拠、弁明機会などによって判断が変わるとされています。業務中、出張中、取引先対応中、会社名を示して行った行為、会社の信用を害する行為については、服務規律・懲戒規定との関係を検討する余地があります。具体的な処分可否や程度は、事実関係を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q6. 顧客対応を中断するとクレームが悪化しませんか。

一般的には、中断の仕方が重要とされています。いきなり終了するのではなく、警告、理由説明、代替手段、記録を行うことで、就業環境を守りながら冷静な解決につなげやすくなります。ただし、身体的危険や脅迫がある場合は安全確保が優先されます。具体的な中断基準や通知文面は、業種、契約、顧客属性、証拠関係によって変わるため、専門家へ相談する必要があります。

Section 24

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備の結論

現場の我慢を組織のルールへ変え、従業員と顧客の双方に誠実な制度にします。

カスハラ対策の就業規則・マニュアル整備は、形式的な規程追加ではありません。会社が労働者を守る意思を明確にし、正当な申入れを尊重しながら、社会通念上許容される範囲を超える言動に対して組織として対応するための制度設計です。

就業規則には、会社の基本方針、定義、相談窓口、不利益取扱い禁止、従業員の協力義務、外部労働者へのカスハラ禁止、懲戒との接続、別規程への委任を置きます。マニュアルには、初期対応、判断基準、警告文言、対応中断、録音録画、証拠保存、警察・弁護士等への相談、被害者ケア、再発防止を置きます。さらに、対外公表方針、利用規約、契約書、個人情報保護規程、研修、内部監査を接続します。

企業法務の視点では、カスハラ対策は現場の我慢を組織のルールに変える作業です。人事労務の視点では、相談しやすく守られる職場を作る作業です。コンプライアンスの視点では、正当なクレームを尊重しつつ、過剰要求を許容しない統制を作る作業です。経営の視点では、人材を守り、サービスを持続可能にする作業です。

Reference

この記事の参考情報源

公的機関・法令資料

  • 厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」
  • 厚生労働省「令和7年労働施策総合推進法等の一部改正について」
  • 厚生労働省「事業主が職場における顧客等の言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針」
  • 政府広報オンライン「カスハラとは。法改正により義務化されるカスハラ対策の内容やカスハラ加害者とならないためのポイントをご紹介」
  • 厚生労働省「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」
  • 厚生労働省「あかるい職場応援団 業種別カスタマーハラスメント対策の取組支援」
  • 東京都産業労働局「東京都カスタマー・ハラスメント防止条例」
  • 東京都産業労働局「カスタマー・ハラスメントの防止に関する指針」
  • 東京都産業労働局「カスタマー・ハラスメント防止のための各団体共通マニュアル」
  • 厚生労働省「モデル就業規則について」
  • 厚生労働省「労働契約法」
  • 個人情報保護委員会「顧客との電話の通話内容は個人情報に該当しますか。また、通話内容を録音している場合、録音している旨を相手方に伝えなければなりませんか。」
  • 政府広報オンライン「個人情報保護法を分かりやすく解説。個人情報の取扱いルールとは。」