2σ Guide

自賠責保険とは
制度・補償・請求方法

自賠責保険の意味、対象となる人身損害、支払限度額、任意保険との違い、被害者請求、後遺障害、政府保障事業を体系的に解説します。

120万円 傷害の最高限度額
3,000万円 死亡損害の最高限度額
4,000万円 常時介護第1級の最高限度額
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自賠責保険とは 制度・補償・請求方法

自賠責保険の意味、対象となる人身損害、支払限度額、任意保険との違い、被害者請求、後遺障害、政府保障事業を体系的に解説します。

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自賠責保険とは 制度・補償・請求方法
自賠責保険の意味、対象となる人身損害、支払限度額、任意保険との違い、被害者請求、後遺障害、政府保障事業を体系的に解説します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 自賠責保険とは 制度・補償・請求方法
  • 自賠責保険の意味、対象となる人身損害、支払限度額、任意保険との違い、被害者請求、後遺障害、政府保障事業を体系的に解説します。

POINT 1

  • 自賠責保険とは何かを最初に把握する
  • 強制保険、被害者保護、対象外損害、限度額を検索意図に沿って整理します。
  • 交通事故被害者の最低限の救済
  • 他人の人身損害
  • 傷害120万円・死亡3,000万円・後遺障害75万円から4,000万円

POINT 2

  • 自賠責保険とは法制度上どのような仕組みか
  • 根拠法、運行供用者責任、加入義務、被害者請求を平易に説明します。
  • 自賠責保険の根拠法は自動車損害賠償保障法です。
  • 次の比較は、自賠責保険を理解するための法的な軸を整理したものです。
  • 用語ごとに、何を意味し、実務でどこを見るかを確認してください。

POINT 3

  • 自賠責保険とは何を補償し何を補償しない制度か
  • 対象となる事故、対象外損害、同乗者や単独事故の考え方を整理します。
  • 自賠責保険の基本対象は、自動車の運行によって他人を死亡させ、または負傷させた場合の人身損害です。
  • ここでいう他人は日常語そのものではなく、自賠法上の運行供用者性や運転者性と結びつく概念です。
  • 同乗者は、多くの場合「他人」として自賠責保険の対象になり得ます。

POINT 4

  • 自賠責保険とは限度額のある基礎補償である
  • 傷害、後遺障害、死亡の限度額と任意保険との差を比較します。
  • 自賠責保険には、被害者1人ごとの支払限度額があります。
  • どの損害がどの枠に入るかを分けることで、自賠責だけで足りるか、任意保険やその他制度の検討が必要かを読み取ってください。

POINT 5

  • 自賠責保険とは被害者が直接請求できる制度である
  • 1. 任意保険の対応を確認:加害者側の任意保険会社が一括対応しているかを確認します。
  • 2. 被害者請求を検討:加害者が任意保険に未加入、対応が打ち切られた、後遺障害申請を主体的に進めたい場合に重要です。
  • 3. 仮渡金を確認:死亡290万円、傷害は程度に応じて5万円、20万円、40万円を当座資金として請求できる場合があります。
  • 4. 時効を管理:傷害は事故翌日、後遺障害は症状固定翌日、死亡は死亡翌日から3年以内が基本です。
  • 5. 資料を整えて提出:交通事故証明書、事故発生状況報告書、診断書、診療報酬明細書、休業資料、画像資料などを整えます。

POINT 6

  • 自賠責保険とは後遺障害認定が損害全体に影響する制度である
  • 症状固定
  • 症状が安定し、医学上一般に認められた治療を続けても大幅な改善が期待しにくくなった状態です。
  • 後遺障害診断書
  • 結論文書ではなく、画像、診療録、検査結果、事故態様、症状経過とあわせて評価される医学的証拠の入口です。

POINT 7

  • 自賠責保険とは医療・警察・保険・法律が交差する制度である
  • 6分野の連携、健康保険・労災、重大な過失、因果関係を整理します。
  • 交通事故は、現場対応、医療、保険、法律、車両技術・事故解析、福祉・生活再建が重なる複合領域です。
  • 各分野の資料や判断が別々に見えても、最終的には事故態様、医療記録、損害額、生活再建の説明へつながることを読み取ってください。
  • 警察届出、救護、現場写真、目撃者、ドラレコ、交通事故証明書が基礎資料になります。

POINT 8

  • 自賠責保険とは別に政府保障事業が補完する場面
  • 刑事罰
  • 未加入での運行は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象です。
  • 行政処分
  • 無保険での運転は違反点数6点が付され、即座に免許停止処分の対象になります。

まとめ

  • 自賠責保険とは 制度・補償・請求方法
  • 自賠責保険とは何かを最初に把握する:強制保険、被害者保護、対象外損害、限度額を検索意図に沿って整理します。
  • 自賠責保険とは法制度上どのような仕組みか:根拠法、運行供用者責任、加入義務、被害者請求を平易に説明します。
  • 自賠責保険とは何を補償し何を補償しない制度か:対象となる事故、対象外損害、同乗者や単独事故の考え方を整理します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

自賠責保険とは何かを最初に把握する

強制保険、被害者保護、対象外損害、限度額を検索意図に沿って整理します。

自賠責保険とは、自動車の運行によって他人の生命または身体が害された場合に、交通事故被害者の最低限の救済を確保するため、法律に基づいて原則としてすべての自動車に加入が義務づけられている強制保険です。正式には自動車損害賠償責任保険といい、共済形式の場合は自動車損害賠償責任共済と呼ばれます。

制度の中心には、被害者保護、運行供用者責任、対人賠償の基礎的補償、被害者から保険会社へ直接請求できる仕組み、ひき逃げ・無保険車事故を補完する政府保障事業があります。一方で、車両修理費、物損、単独事故での運転者本人のけがなどは原則として対象外です。

一言でいうと自賠責保険は、交通事故で他人を死傷させた場合に、被害者の人身損害について法律で定められた限度額の範囲で支払う強制保険です。任意保険とは役割が異なります。

次の一覧は、自賠責保険とは何かを4つの軸に分けて示しています。目的、対象、限度、補完制度を分けて読むことで、自賠責だけで解決できる範囲と追加検討が必要な範囲が見えます。

目的

交通事故被害者の最低限の救済

加害者の資力不足や保険未加入により被害者が全く救済されない事態を避ける制度です。

対象

他人の人身損害

歩行者、相手車両の乗員、自車同乗者などのけがや死亡が中心です。

限度

傷害120万円・死亡3,000万円・後遺障害75万円から4,000万円

重い事故では任意保険、労災、健康保険、福祉制度などの検討が必要です。

補完

政府保障事業

ひき逃げや無保険車事故で自賠責が使えない場合に、国が一定範囲で補完します。

Section 01

自賠責保険とは法制度上どのような仕組みか

根拠法、運行供用者責任、加入義務、被害者請求を平易に説明します。

自賠責保険の根拠法は自動車損害賠償保障法です。この法律は、自動車の運行によって人の生命または身体が害された場合の損害賠償を保障し、被害者保護を図る制度的基盤を作っています。

次の比較は、自賠責保険を理解するための法的な軸を整理したものです。用語ごとに、何を意味し、実務でどこを見るかを確認してください。

用語意味実務上の着眼点
運行供用者責任自動車を自己のために運行の用に供する者が、他人の生命・身体を害したときに負う責任所有者、使用者、会社、レンタカー利用者、貸借関係などを確認します。
加入義務原動機付自転車、電動キックボード、モペットを含む自動車に加入が求められる制度入っていたほうがよい保険ではなく、運行するために必要な制度です。
被害者請求被害者が加害者側の自賠責保険会社へ直接請求できる仕組み加害者側から賠償を受けにくい場合や後遺障害申請を主体的に進めたい場合に重要です。
自賠責共済共済組合等が引き受ける同趣旨の制度制度目的、限度額、支払基準は自賠責保険とおおむね共通します。
強制加入の意味自賠責保険は任意の商品保険ではありません。自動車を運行する社会的危険に対し、最低限の被害者救済原資をあらかじめ確保する制度です。
Section 02

自賠責保険とは何を補償し何を補償しない制度か

対象となる事故、対象外損害、同乗者や単独事故の考え方を整理します。

自賠責保険の基本対象は、自動車の運行によって他人を死亡させ、または負傷させた場合の人身損害です。ここでいう他人は日常語そのものではなく、自賠法上の運行供用者性や運転者性と結びつく概念です。

次の表は、対象となる損害区分と対象外となる典型例をまとめています。区分ごとに、どの制度で扱うべきかが異なるため、右列で理由を確認してください。

区分代表的な内容理由・読み方
傷害による損害治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料けがをした場合の基礎補償で、120万円が上限です。
後遺障害による損害逸失利益、後遺障害慰謝料等症状固定後に等級認定が問題になります。
死亡による損害葬儀費、逸失利益、本人・遺族慰謝料死亡事故では3,000万円の限度だけでなく任意保険や相続も関係します。
運転者自身のけが単独事故で運転者本人が負傷した場合など他人の人身損害ではないため、任意保険や健康保険、労災保険を確認します。
車両修理費・物損自車、相手車両、ガードレール、建物、積荷対人損害ではないため、自賠責保険の対象外です。

同乗者は、多くの場合「他人」として自賠責保険の対象になり得ます。ただし、車両の保有・運行支配の状況など特殊事情がある場合は結論が変わる可能性があります。単独事故で運転者本人だけが負傷した場合は、自賠責ではなく人身傷害補償、自損事故保険、健康保険、労災保険などを確認します。

Section 03

自賠責保険とは限度額のある基礎補償である

傷害、後遺障害、死亡の限度額と任意保険との差を比較します。

自賠責保険には、被害者1人ごとの支払限度額があります。金額は損害区分により異なり、傷害は最高120万円、死亡は最高3,000万円、後遺障害は等級により75万円から4,000万円です。

次の表は、主要な限度額を一目で確認するためのものです。どの損害がどの枠に入るかを分けることで、自賠責だけで足りるか、任意保険やその他制度の検討が必要かを読み取ってください。

損害区分支払限度額主な内容
傷害による損害最高120万円治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料などを含む総枠です。
重度後遺障害常時介護第1級最高4,000万円、随時介護第2級最高3,000万円介護を要する重度障害で、将来介護や生活再建も問題になります。
その他の後遺障害第1級最高3,000万円から第14級最高75万円等級認定により逸失利益と慰謝料の基礎が変わります。
死亡による損害最高3,000万円葬儀費、逸失利益、本人および遺族の慰謝料が対象です。
死亡までの傷害最高120万円死亡前の治療等について傷害部分として検討されます。

次の比較表は、自賠責保険と任意保険の役割を並べたものです。加入義務、補償対象、示談代行、物損対応の違いを読むことで、自賠責保険とは最低限の対人賠償制度であり、包括的な自動車保険ではないことが分かります。

観点自賠責保険任意保険
加入原則義務任意
主な目的交通事故被害者の最低限の人身救済高額賠償、物損、自車損害、自分側の補償などへの備え
対象原則として他人の人身損害契約内容により対人、対物、人身傷害、搭乗者傷害、車両保険など
支払限度法定限度額あり契約により無制限等も可能
物損対象外対物賠償や車両保険等で対応可能

長期入院、手術、長期休業、高所得者や若年者の逸失利益、重度後遺障害、死亡事故、車両修理費や将来介護費が大きい事故では、自賠責保険だけでは不足する可能性が高くなります。

Section 04

自賠責保険とは被害者が直接請求できる制度である

加害者請求、被害者請求、一括払、仮渡金、時効を整理します。

自賠責保険では、加害者側が賠償後に請求する加害者請求だけでなく、被害者が加害者側の自賠責保険会社へ直接請求する被害者請求があります。任意保険会社が自賠責分を含めて支払う一括払制度も実務上よく使われます。

次の判断の流れは、請求方法を選ぶときの基本的な順番です。上から下へ、任意保険対応の有無、被害者請求の必要性、仮渡金、時効管理を確認する構成として読んでください。

請求方法を考える順番

任意保険の対応を確認

加害者側の任意保険会社が一括対応しているかを確認します。

被害者請求を検討

加害者が任意保険に未加入、対応が打ち切られた、後遺障害申請を主体的に進めたい場合に重要です。

仮渡金を確認

死亡290万円、傷害は程度に応じて5万円、20万円、40万円を当座資金として請求できる場合があります。

時効を管理

傷害は事故翌日、後遺障害は症状固定翌日、死亡は死亡翌日から3年以内が基本です。

資料を整えて提出

交通事故証明書、事故発生状況報告書、診断書、診療報酬明細書、休業資料、画像資料などを整えます。

次の表は、請求期限の起算点を整理しています。傷害、後遺障害、死亡でスタート日が異なるため、同じ3年でも管理すべき日付が違うことを読み取ってください。

請求区分起算点時効完成までの期間
傷害事故発生日の翌日3年以内
後遺障害症状固定日の翌日3年以内
死亡死亡日の翌日3年以内

被害者請求は、資料提出を主体的に管理しやすい一方、書類収集の負担があります。後遺障害申請や異議申立てを検討している場合は、交通事故証明書、診断書、画像、休業損害資料、症状経過、日常生活への影響を早めに整理する必要があります。

Section 05

自賠責保険とは後遺障害認定が損害全体に影響する制度である

損害調査、症状固定、診断書、難事案の審査体制を整理します。

後遺障害認定では、単に痛い、しびれると申告するだけでは足りません。医学的証拠、事故態様、症状経過、治療内容、画像所見、神経学的所見、可動域制限、検査結果、就労・日常生活への影響などが総合的に評価されます。

次の表は、後遺障害認定で確認されやすい資料を領域別に整理したものです。左列の領域ごとに、右列の資料がどの程度そろっているかを確認することで、説明の弱点を見つけやすくなります。

領域確認されやすい資料・事情
事故態様衝突方向、速度、車両損傷、ドライブレコーダー、警察資料、実況見分、交通事故証明書
初期医療救急搬送記録、初診日、主訴、外傷所見、画像検査
治療経過通院頻度、治療内容、症状の一貫性、投薬、リハビリ記録
画像所見X線、CT、MRI、骨折、椎間板、脳損傷、靭帯損傷など
神経学的所見腱反射、筋力、知覚、徒手筋力テスト、スパーリングテスト等
就労影響休業損害証明、復職状況、配置転換、収入減、業務制限

次の重要ポイントは、症状固定と後遺障害診断書の読み方をまとめています。症状固定は完全治癒ではなく、傷害損害から後遺障害損害へ評価段階が移る目安であることを押さえてください。

症状固定

症状が安定し、医学上一般に認められた治療を続けても大幅な改善が期待しにくくなった状態です。

後遺障害診断書

結論文書ではなく、画像、診療録、検査結果、事故態様、症状経過とあわせて評価される医学的証拠の入口です。

難事案の審査

支払われない可能性、重大な過失、等級認定が難しい事案では、上部機関や外部専門家を含む審査が行われることがあります。

Section 06

自賠責保険とは医療・警察・保険・法律が交差する制度である

6分野の連携、健康保険・労災、重大な過失、因果関係を整理します。

交通事故は、現場対応、医療、保険、法律、車両技術・事故解析、福祉・生活再建が重なる複合領域です。自賠責保険の請求は、これらの分野から生まれる資料を一つの損害評価へ統合する作業です。

次の一覧は、事故後に関係する6分野を整理しています。各分野の資料や判断が別々に見えても、最終的には事故態様、医療記録、損害額、生活再建の説明へつながることを読み取ってください。

1

現場対応

警察届出、救護、現場写真、目撃者、ドラレコ、交通事故証明書が基礎資料になります。

初動
2

医療

診断書、画像、診療録、検査結果、リハビリ記録が傷害と後遺障害の中心資料になります。

医学
3

保険

自賠責、任意保険、一括対応、人身傷害、無保険車傷害の役割を分けて確認します。

保険
4

法律

過失割合、示談、訴訟、後遺障害、休業損害、逸失利益、将来介護費が問題になります。

法務
5

事故解析

車両損傷、速度、衝突角度、回避可能性、映像解析が受傷機転の説明に関係します。

解析
6

生活再建

労災、健康保険、障害年金、介護、就労支援、福祉制度を組み合わせます。

支援

重大な過失による減額は、被害者保護の観点から通常の過失相殺とは異なる扱いです。次の表では、左列の過失割合が上がるにつれて、後遺障害・死亡部分の減額が段階的に大きくなることを確認してください。

被害者の過失割合後遺障害または死亡に係るもの傷害に係るもの
7割未満減額なし減額なし
7割以上8割未満2割減額2割減額
8割以上9割未満3割減額2割減額
9割以上10割未満5割減額2割減額

健康保険は、業務上・通勤災害でない事故では第三者行為による傷病届を提出して利用できる場合があります。業務中・通勤中の事故では労災保険が関係し、治療費、休業補償、障害補償、遺族補償などと自賠責・任意保険の調整が必要になります。

Section 07

自賠責保険とは別に政府保障事業が補完する場面

ひき逃げ、無保険車、期限切れ、保険料改定を確認します。

ひき逃げで加害車両が不明な場合や、加害車両が無保険で自賠責保険から支払を受けられない場合、政府保障事業が被害者救済の補完制度になります。自賠責保険に似ていますが、請求できる人や社会保険給付との調整に違いがあります。

次の比較表は、自賠責保険と政府保障事業の違いを並べています。どちらも人身被害の救済に関係しますが、典型場面、請求者、決定主体、社会保険給付の扱いが異なる点を読み取ってください。

項目自賠責保険政府保障事業
典型場面加害車両に自賠責保険があるひき逃げ、無保険車、盗難車等
請求者加害者請求・被害者請求被害者のみ
決定主体保険会社が支払決定し、損害保険料率算出機構が調査国土交通省が審査・決定し、受付等は保険会社窓口
社会保険給付調整あり社会保険給付額が差し引かれます
加害者への求償保険制度内で処理国が加害者へ求償します

未加入や期限切れのまま運行することは、事故を起こしたかどうかにかかわらず重大な法令違反です。次の重要ポイントは、罰則と経済的リスクをまとめています。刑事・行政上の不利益と、事故時に自賠責相当部分まで自己負担になる危険を分けて確認してください。

刑事罰

未加入での運行は1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金の対象です。証明書不所持だけでも30万円以下の罰金が問題になります。

行政処分

無保険での運転は違反点数6点が付され、即座に免許停止処分の対象になります。

経済的負担

死亡事故では自賠責があれば3,000万円を限度に支払われる部分も、未加入なら加害者側の自己負担になり得ます。

新しい移動手段

電動キックボード、特定小型原動機付自転車、モペットでも加入義務を確認する必要があります。

2026年の料率情報2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約では、新料率の適用が予定されています。平均6.2%の引上げ、自家用乗用自動車24か月契約では17,650円から18,560円となる例が示されています。
Section 08

自賠責保険とは何かに関するFAQと結論

よくある誤解を一般情報として整理し、事故後の実務手順へつなげます。

次の時系列は、事故後に被害者が確認すべき実務手順を並べたものです。早い段階の受診・警察届出・証拠保存が、後の請求、後遺障害、異議申立てに影響することを読み取ってください。

事故直後

救護・通報・証拠保存

負傷者救護、二次事故防止、110番・119番、相手情報、現場写真、車両損傷、目撃者を確認します。

治療中

症状と生活支障の記録

医師へ具体的に伝え、通院日、症状、仕事・家事への影響、交通費、文書料、休業資料を保存します。

治療費対応終了

医学的判断と保険対応を分ける

保険会社の対応終了が直ちに治療不要を意味するわけではないため、主治医の見解や健康保険利用を確認します。

症状固定時

後遺障害申請の準備

診断書、画像、検査結果、自覚症状、仕事・家事・生活への影響、被害者請求か事前認定かを整理します。

死亡事故

遺族側の資料整理

死亡診断書、戸籍、相続人確認、葬儀費、収入資料、扶養関係、年金、労災、支援制度を確認します。

FAQ

自賠責保険とは一言でいうと何ですか。

一般的には、自動車事故で他人を死傷させた場合に、被害者の人身損害について法律で定められた限度額の範囲で支払う強制保険です。任意保険とは異なり、交通事故被害者の最低限の救済を確保する制度とされています。

自賠責保険は誰のための保険ですか。

一般的には、第一義的には交通事故被害者のための保険とされています。加害者側の賠償資力を補う側面もありますが、制度目的は被害者保護です。具体的な支払対象は事故態様や当事者の立場で変わります。

自賠責保険で自分の車の修理代は出ますか。

一般的には、自賠責保険は他人の人身損害を対象とするため、車両修理費、代車費用、評価損などの物損は対象外です。物損は任意保険や民事賠償で扱う必要があります。

自分が運転していて単独事故でけがをした場合、自賠責保険は使えますか。

一般的には、自賠責保険は「他人」の人身損害を対象とするため、単独事故で運転者本人だけが負傷した場合は対象外になりやすいとされています。任意保険の人身傷害補償、自損事故保険、健康保険、労災保険などを確認する必要があります。

同乗者は自賠責保険の対象になりますか。

一般的には、同乗者は「他人」として対象になり得ます。ただし、車両の保有・運行支配の状況など特殊事情がある場合は判断が変わる可能性があります。

被害者請求と事前認定は何が違いますか。

一般的には、被害者請求は被害者が加害者側の自賠責保険会社へ直接請求する方法です。事前認定は任意保険会社が資料を取りまとめて後遺障害認定を確認する実務です。資料提出を主体的に管理したい場合は、両者の違いを確認する必要があります。

後遺障害等級に納得できない場合はどうすればよいですか。

一般的には、保険会社への異議申立て、追加資料の提出、自賠責保険・共済紛争処理機構への申請、訴訟などが選択肢になります。どの手続を選ぶかは資料や争点で変わるため、専門家へ相談する必要があります。

自賠責保険の支払が支払基準に従っていないと思う場合はどうすればよいですか。

一般的には、まず保険会社へ説明を求めます。支払基準違反や適正な情報提供がないと考える場合、自賠法16条の7に基づく国土交通大臣への申出制度もあります。

自賠責保険の請求期限はありますか。

一般的には、被害者請求では傷害が事故発生日の翌日から3年、後遺障害が症状固定日の翌日から3年、死亡が死亡日の翌日から3年とされています。時効が迫る場合は、保険会社や専門家へ確認する必要があります。

自賠責保険の保険料は誰が決めていますか。

一般的には、損害保険料率算出機構が基準料率を算出し、金融庁長官への届出、適合性審査、自動車損害賠償責任保険審議会での審議などを通じて検証されます。保険料はノーロス・ノープロフィットの原則に従い、必要に応じて改定されます。

よくある誤解

自賠責保険で交通事故の損害がすべて補償されるという理解

一般的には誤解です。自賠責保険は他人の人身損害を対象とする最低限の制度であり、物損、自分のけが、車両修理費などは対象外です。

被害者に少しでも過失があると支払われないという理解

一般的には誤解です。自賠責保険では、被害者保護の観点から重大な過失がある場合に限って一定の減額が問題になります。具体的な過失割合は証拠関係で変わります。

健康保険は交通事故では使えないという理解

一般的には一概に正しくありません。業務上・通勤災害でない場合には、第三者行為による傷病届を提出して健康保険で治療を受けられる場合があります。保険者や医療機関へ確認する必要があります。

示談後でも自由に追加請求できるという理解

一般的には危険な理解です。清算条項がある示談では、後から追加請求が難しくなる可能性があります。治療終了、症状固定、後遺障害、損害額、将来損害を確認してから判断する必要があります。

加害者が不起訴なら自賠責保険を請求できないという理解

一般的には、刑事処分と自賠法上の責任は同一ではありません。事故状況によって支払えない場合はありますが、不起訴だけで制度利用の可否が決まるわけではないため、資料を確認する必要があります。

自賠責保険とは、交通事故被害者の最低限の人身損害を救済するための強制保険制度です。ただし万能ではないため、事故直後の警察届出、医療機関受診、診断書・画像・カルテの整備、健康保険や労災保険の利用、被害者請求、後遺障害申請、異議申立て、任意保険との交渉、福祉制度を時間軸に沿って考えることが大切です。

Reference

参考資料と一次情報

この一覧は、自賠責保険の制度趣旨、支払基準、請求手続、政府保障事業、健康保険・労災保険との調整を確認するための資料名です。名称だけを見れば、どの制度資料を参照すべきかを整理できます。

  • e-Gov法令検索 自動車損害賠償保障法
  • 国土交通省 自賠責保険・共済ポータルサイト
  • 国土交通省 自賠責保険・共済の限度額と補償内容
  • 日本損害保険協会 自賠責保険に関する解説
  • 国土交通省 自賠責保険・共済に加入していない場合の案内
  • 国土交通省 支払までの流れと請求方法
  • 国土交通省 政府保障事業
  • 損害保険料率算出機構 自賠責損害調査の案内
  • 損害保険料率算出機構 自賠責保険基準料率
  • 損害保険料率算出機構 自賠責保険基準料率表
  • 日本損害保険協会 事故時の対応および保険金請求の案内
  • 全国健康保険協会 第三者行為による傷病届
  • 自賠責保険・共済紛争処理機構 利用案内
  • 国土交通省 支払に疑問・不服がある場合の案内
Guide

自賠責保険とはで次に確認したいこと

目的に近い詳しい解説へ進めるよう、関連するテーマを整理しました。

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