複数当事者が関与する連鎖衝突事故では、衝突順、証拠、医療記録、保険、損害、期限を分けて整理することが重要です。
複数当事者が関与する連鎖衝突事故では、衝突順、証拠、医療記録、保険、損害、期限を分けて整理することが重要です。
事故態様、証拠、医療、保険、損害、期限を一体として整理します。
玉突き事故の被害者が弁護士に依頼するときは、「誰が悪いか」を感情的に決めるのではなく、事故の時系列、衝撃の順序、車両位置、注意義務違反、傷害との因果関係、保険の使い方、損害の立証資料を、法的評価できる形に整理することが重要です。
次の一覧は、弁護士へ伝えるべき8領域を示しています。読者にとって重要なのは、資料を完璧にそろえることではなく、どの領域が未整理かを見えるようにすることです。左から、整理する領域、具体的な内容、弁護士が検討する論点を読み取ってください。
| 領域 | 整理すべき内容 | 主な論点 |
|---|---|---|
| 事故態様 | 車両順序、衝突順、速度、停止状況、道路環境 | 過失割合、責任主体、共同不法行為 |
| 証拠 | 交通事故証明書、実況見分、写真、ドラレコ、修理資料 | 事故態様の立証、相手方主張への反論 |
| 医療 | 初診日、診断名、画像検査、治療経過、症状固定 | 因果関係、治療必要性、後遺障害 |
| 保険 | 自賠責、任意保険、人身傷害、弁護士費用特約 | 請求順序、支払範囲、費用負担 |
| 損害 | 治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益、物損 | 請求額、裁判基準との差、立証 |
| 交渉経過 | 保険会社との電話、書面、示談案、治療費打切り | 交渉方針、撤回困難な合意の有無 |
| 期限 | 自賠責請求期限、民法上の時効、労災手続 | 失権リスク、時効更新、優先順位 |
| 生活再建 | 復職、通学、介護、心理症状、家族負担 | 将来損害、制度利用、支援機関連携 |
次の重要ポイントは、弁護士に依頼する目的を示しています。重要なのは、すべてを任せることではなく、警察、医療、保険、車両、労務の資料を法的に意味のある証拠へ変換することです。この視点から、自分の事故で何が足りないかを読み取ってください。
衝突順の誤認、複数加害者の責任関係、治療費打切り、後遺障害非該当、安易な示談が重大な不利益につながることがあります。早期の整理が、示談交渉、後遺障害認定、裁判、生活再建に影響します。
衝突順、停止状況、押し出しの有無を時系列で分解します。
玉突き事故は日常語であり、法律上は不法行為、運行供用者責任、共同不法行為、過失相殺、相当因果関係、保険処理を組み合わせて評価します。次の表は、法律上の評価軸を整理したものです。どの責任や保険制度が、何を判断するために使われるかを確認してください。
| 評価軸 | 実務上の意味 |
|---|---|
| 不法行為 | 過失ある運転行為により他人に損害を与えたかを検討します。 |
| 運行供用者責任 | 自動車の運行により生命または身体を害した場合に、保有者が責任を負うかを検討します。 |
| 共同不法行為 | 複数の加害行為が一体となって損害を生じさせたかを検討します。 |
| 過失相殺 | 被害者側にも落ち度があるとして賠償額を調整するかを検討します。 |
| 相当因果関係 | 事故と傷害、事故と損害との間に法的に賠償すべき関係があるかを検討します。 |
| 保険処理 | 自賠責、任意保険、人身傷害、弁護士費用特約、労災をどの順序で使うかを検討します。 |
次の一覧は、玉突き事故が専門的に難しくなる理由を並べたものです。読者にとって重要なのは、争いが起きる場所を先に知り、資料を早めに確保することです。各項目から、衝突順、傷害との関係、保険会社の数、初動資料の重要性を読み取ってください。
中間車が後ろから押されたのか、先に前車へ接触していたのかで過失割合が変わります。
首、腰、頭部、肩、膝などの症状が、どの衝突で生じたかが問題になります。
交通事故証明書、実況見分、ドラレコ、修理見積、診断書、休業損害資料を早期に確保します。
次の比較一覧は、典型的な事故類型を整理したものです。重要なのは、自分の車が前に当たったかどうかだけでなく、前に当たった理由を説明できることです。各類型で、弁護士に伝えるべき証拠の方向性を確認してください。
| 類型 | 整理の焦点 |
|---|---|
| 最後尾車が中間車を押し出した | B車が停止していたこと、通常の停止車間だったこと、自力で前進していないことを示します。 |
| 中間車が先に前車へ接触した | 接触音の回数、衝撃の強さ、車両損傷、ドラレコ音声、同乗者証言を確認します。 |
| 複数の後続車が次々に追突した | 共同不法行為、各保険会社の負担関係、複数回の衝撃と傷害の関係を整理します。 |
| 前方車の急停止が争われる | 急停止の理由、ハザード、夜間や悪天候、視認可能性、後続車の車間距離を確認します。 |
| 事業用車両や社用車が関与する | 運転者、会社、保有者、使用者、整備管理者、運行管理者の関与を確認します。 |
交通事故証明書、実況見分、ドラレコ、車両損傷を役割ごとに分けます。
弁護士に渡す現場図は、きれいな図面である必要はありません。重要なのは、どの車が、どの時点で、どこにいたのかを後から検証できることです。次の表では、現場図に入れる項目と理由を対応させています。各項目が過失割合や証拠保全にどうつながるかを確認してください。
| 図に入れる項目 | 理由 |
|---|---|
| 道路名、車線数、進行方向 | 車両の位置関係を確定するためです。 |
| 信号、停止線、横断歩道、交差点 | 道路交通法上の義務を検討するためです。 |
| 各車両の事故前位置 | 衝突順を再現するためです。 |
| 各車両の衝突部位 | 車両損傷と供述の整合性を確認するためです。 |
| 最終停止位置 | 衝撃の方向と強さを推定するためです。 |
| 見通し、坂道、カーブ、天候 | 回避可能性や予見可能性を検討するためです。 |
| 防犯カメラ、店舗、信号機、バス停 | 証拠保全の候補を把握するためです。 |
次の一覧は、警察資料と車両証拠のうち、早めに確保したい資料を示しています。重要なのは、交通事故証明書は事故の存在を示す入口であり、過失割合や衝突順を最終判断する文書ではない点です。資料ごとの目的を分けて読み取ってください。
事故日時、場所、当事者、車両番号、人身事故または物件事故の区分を確認します。
基本資料保険車両位置、ブレーキ痕、破片、見通しを確認し、記憶と推測を分けて説明します。
刑事記録供述停止状況、後続車の接近、衝撃音、速度、ブレーキ、シートベルト、エアバッグ情報を確認します。
映像車両データ修理前写真、近接写真、バンパー、骨格部位、見積、明細、全損査定、保管費用を残します。
衝突方向物損次の比較表は、車両を修理または廃車に出す前に残す資料を整理しています。読者にとって重要なのは、車両損傷が後の「軽微衝突」主張への反論や衝突順の検討に使われる点です。資料ごとに、何を確認するためのものかを読み取ってください。
| 資料 | 目的 |
|---|---|
| 車両全体写真 | 損傷の全体像を残します。 |
| 前後左右の近接写真 | 衝突方向を検討します。 |
| バンパー、バックドア、骨格部位の写真 | 衝撃の大きさを推定します。 |
| 修理見積書、修理明細書 | 物損額、損傷部位、実際の修理内容を確認します。 |
| 全損査定資料 | 車両時価、買替費用、評価損を検討します。 |
| レッカー、保管費用、代車資料 | 搬送、保管、代車費用、休車損の基礎にします。 |
初診、診断書、症状固定、後遺障害、保険制度を一体で確認します。
医療の整理では、事故から初診までの期間、診断名、画像検査、症状の一貫性、症状固定、後遺障害を順に確認します。次の表は、玉突き事故で問題になりやすい傷病や症状を診療科と実務上の注意に分けたものです。症状ごとに、どの医療記録が重要になるかを読み取ってください。
| 傷病、症状 | 主な診療科 | 実務上の注意 |
|---|---|---|
| 頚椎捻挫、腰椎捻挫 | 整形外科 | 通院頻度、神経症状、画像所見、症状推移が重要です。 |
| 骨折、脱臼、靭帯損傷 | 整形外科、形成外科 | 画像、手術記録、可動域測定、リハビリ記録が重要です。 |
| 頭部外傷、脳出血、脳挫傷 | 救急、脳神経外科 | CT、MRI、意識障害、神経心理検査が重要です。 |
| 高次脳機能障害 | 脳神経外科、リハビリ科、精神科 | 記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害の評価が重要です。 |
| めまい、耳鳴り、難聴 | 耳鼻咽喉科 | 平衡機能検査、聴力検査、事故後発症時期が重要です。 |
| 視力低下、複視 | 眼科、脳神経外科 | 視力、視野、眼球運動、画像評価が重要です。 |
| PTSD、不眠、不安 | 精神科、心療内科 | 事故体験、睡眠、フラッシュバック、回避症状の記録が重要です。 |
次の表は、後遺障害を見据えて整理する医療記録を示しています。重要なのは、症状固定後に慌てて資料を集めるのではなく、事故直後から症状、検査、生活支障を一貫して記録することです。各項目で、後遺障害診断書や因果関係の検討に必要な情報を確認してください。
| 項目 | 整理内容 |
|---|---|
| 事故直後からの症状 | 首、腰、手足のしびれ、頭痛、めまい、痛みの部位 |
| 症状の一貫性 | 同じ症状が継続しているか、変化した場合の理由 |
| 画像検査 | X線、CT、MRIの実施日と所見 |
| 神経学的所見 | ジャクソン、スパーリング、腱反射、筋力、知覚 |
| 可動域 | 肩、肘、手首、股関節、膝、足関節などの角度 |
| 日常生活支障 | 睡眠、家事、仕事、運転、通学、育児 |
| 復職状況 | 時短、配置転換、休職、退職、収入減 |
| 後遺障害診断書 | 症状、検査所見、将来見込みの記載内容 |
保険の整理では、自賠責、任意保険、人身傷害、弁護士費用特約、労災を分けて確認します。次の比較表は、制度ごとの役割と注意点を示しています。読者にとって重要なのは、一括対応が便利でも完全に中立な制度ではないこと、被害者請求や人身傷害を使う場面があることです。
| 制度 | 役割と確認点 |
|---|---|
| 自賠責保険 | 人身損害の基本補償です。傷害部分は治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料が対象で、限度額は120万円です。 |
| 後遺障害部分 | 介護を要する第1級は4,000万円、第2級は3,000万円、その他は第1級3,000万円から第14級75万円までが示されています。 |
| 任意保険と一括払 | 任意保険会社が自賠責部分を含めて支払うことがありますが、争いがある場合は請求方法を検討します。 |
| 被害者請求 | 加害者側保険会社に直接請求する方法です。後遺障害申請を主体的に行いたい場合などに検討されます。 |
| 人身傷害保険 | 過失割合争いが長引く間、自分側保険から一定の補償を受けられることがあります。 |
| 弁護士費用特約 | 相談料、弁護士費用、実費の上限、事前承認、家族保険の適用可能性を確認します。 |
治療費、休業損害、物損、責任主体を分けて請求漏れを防ぎます。
損害項目は、人身損害、休業損害、物損を分けて整理します。次の表は、人身損害の費目、内容、主な証拠を対応させたものです。読者にとって重要なのは、治療費だけでなく、家事、将来収入、介護、近親者慰謝料まで漏れがないかを確認することです。
| 損害項目 | 内容 | 主な証拠 |
|---|---|---|
| 治療費 | 診察、投薬、手術、入院、リハビリ | 領収書、診療報酬明細書 |
| 通院交通費 | 電車、バス、タクシー、自家用車 | 明細、領収書、通院日一覧 |
| 付添看護費、入院雑費 | 付添や入院中の日用品など | 医師意見、付添記録、入院期間、領収書 |
| 休業損害、家事従事者損害 | 事故により働けない、家事ができない損害 | 休業損害証明書、給与明細、家事支障記録 |
| 入通院慰謝料 | 治療期間や通院実日数に応じた精神的損害 | 診療記録、通院一覧 |
| 後遺障害逸失利益、慰謝料 | 将来収入減と後遺障害が残った精神的損害 | 等級、診断書、収入資料、職務内容 |
| 将来介護費、将来治療費、近親者慰謝料 | 重度障害や死亡などで問題になる損害 | 介護計画、医師意見、家族関係、見積書 |
次の比較表は、休業損害で職業ごとに必要になりやすい資料を示しています。重要なのは、外見上は働けそうに見える症状でも、就労制限や収入減を資料で示すことです。自分の属性に応じて、どの資料を準備するか確認してください。
| 属性 | 必要資料 |
|---|---|
| 会社員 | 休業損害証明書、源泉徴収票、給与明細、有給使用記録 |
| パート、アルバイト | シフト表、給与明細、雇用契約書、休業証明 |
| 自営業者 | 確定申告書、帳簿、売上資料、経費資料、取引停止資料 |
| 会社役員 | 役員報酬の性質、労務対価部分、決算書 |
| 家事従事者 | 家族構成、家事分担、症状、家事不能期間 |
| 学生 | アルバイト収入、留年、就職遅延、学業支障 |
| 高齢者 | 就労実態、年金、家事、介護役割 |
責任主体は、運転者だけに限られません。次の表は、弁護士が確認する可能性のある相手方を整理しています。読者にとって重要なのは、事業用車両や複数加害者が関与すると、会社、保有者、保険会社、道路管理者まで検討対象になる点です。
| 責任主体 | 根拠、検討点 |
|---|---|
| 運転者 | 民法709条の不法行為責任 |
| 車両保有者 | 自賠法3条の運行供用者責任 |
| 使用者、勤務先 | 業務中運転なら民法715条の使用者責任 |
| 車両所有者、リース会社 | 運行支配、運行利益の有無 |
| 運送会社 | 運行管理、業務中事故、安全管理 |
| 整備業者、道路管理者 | 整備不良や道路の設置管理瑕疵が問題になる場合 |
| 複数加害者 | 共同不法行為、寄与度、求償関係 |
| 自賠責保険会社、任意保険会社 | 被害者請求、対人賠償、対物賠償、示談代行 |
申請方法、示談前確認、ADR、時効を一体で確認します。
後遺障害申請では、事前認定と被害者請求のどちらを使うかを検討します。次の表は、2つの方法の特徴を比較したものです。読者にとって重要なのは、手間の少なさだけではなく、提出資料を主体的に整えられるかという違いです。
| 方法 | 特徴 |
|---|---|
| 事前認定 | 任意保険会社が申請手続を進めるため手間が少ない一方、提出資料の主体的整理に限界があります。 |
| 被害者請求 | 被害者側が診断書、画像、陳述書、検査資料を整えやすい一方、書類準備の負担が大きくなります。 |
次の一覧は、非該当や低等級になった場合に検討される対応を示しています。重要なのは、結果が出た後も、医学的資料や画像、検査、意見書を追加して再検討できる場合があることです。対応ごとの目的を確認してください。
| 対応 | 内容 |
|---|---|
| 異議申立 | 新たな医証、画像、検査、意見書を添えて再審査を求めます。 |
| 紛争処理機構 | 自賠責保険、共済の支払に関する紛争処理を求めます。 |
| 訴訟 | 裁判所に後遺障害の有無、等級、損害額を判断してもらいます。 |
| 医療再評価 | 専門医、画像読影、神経心理検査等を再検討します。 |
次の表は、示談前に確認すべき事項を整理したものです。重要なのは、示談は一度成立すると撤回が困難であり、治療、後遺障害、物損、人身、過失割合、労災、時効が未整理のまま署名しないことです。各行を署名前の確認リストとして読み取ってください。
| 確認事項 | 理由 |
|---|---|
| 治療が終了したか | 治療費、慰謝料、休業損害が確定しません。 |
| 症状固定か | 後遺障害申請の可否が決まりません。 |
| 後遺障害等級が確定したか | 逸失利益、後遺障害慰謝料が未確定です。 |
| 物損示談と人身示談が分かれているか | 人身請求を誤って放棄しないためです。 |
| 過失割合に納得できるか | 賠償額に直接影響します。 |
| 複数加害者の責任整理が済んだか | 誰にどの範囲を請求するか決めるためです。 |
| 労災や人身傷害との調整が済んだか | 控除、求償、二重払いを避けるためです。 |
| 時効が迫っていないか | 交渉だけでは権利保全できない場合があります。 |
次の重要ポイントは、期限管理で見落としやすい時期を示しています。読者にとって重要なのは、民事請求、自賠責請求、後遺障害で起算点が異なる場合がある点です。数字だけでなく、いつから数えるかを確認してください。
一般に、不法行為による損害賠償請求権は損害および加害者を知った時から3年、人の生命または身体を害する不法行為では5年が基準となります。自賠責の被害者請求は、傷害は事故発生の翌日から3年以内、後遺障害は症状固定日の翌日から3年以内、死亡は死亡日の翌日から3年以内が基本です。
資料を4領域に分け、初回相談で確認する順番を決めます。
弁護士に渡す資料は、事故、医療、損害、保険・交渉の4領域に分けると準備しやすくなります。次の表は、資料と優先度をまとめたものです。読者にとって重要なのは、高優先度の資料から確保し、不足がある場合は相談時にそのまま伝えることです。
| 領域 | 高優先度の資料 | 中または必要に応じて準備する資料 |
|---|---|---|
| 事故関係 | 交通事故証明書、現場写真、車両損傷写真、ドラレコ、相手方情報、目撃者情報、現場図 | 警察担当者、レッカー、修理、保管資料、交通規制や天候情報 |
| 医療関係 | 診断書、診療明細、領収書、診療報酬明細書、画像データ、通院日一覧、後遺障害診断書 | お薬手帳、リハビリ記録、症状日記、医師への質問メモ |
| 損害関係 | 休業損害証明書、源泉徴収票、給与明細、通院交通費明細、家事支障メモ、修理見積書、保険金支払通知 | 介護、付添記録、代車費用資料、事故前車両価値資料 |
| 保険、交渉関係 | 自分の保険証券、弁護士費用特約、人身傷害保険、相手方保険会社書面、示談案、治療費打切り通知 | 電話メモ、メール、LINE、労災関係書類、健康保険利用状況 |
相談時の質問は、受け身になりすぎないために重要です。次の判断の流れは、初回相談で確認したい論点を、請求相手、証拠、医療、保険、解決手続の順に並べたものです。上から順に、自分の事故で答えが不明な項目を弁護士へ確認してください。
誰に請求すべきか、共同不法行為の主張が可能か、自分の前方車への接触で過失が問題になるかを確認します。
交通事故証明書、刑事記録、ドラレコ、防犯カメラ、車両保存をどの順に進めるか確認します。
治療費打切り、通院頻度、検査内容、事前認定と被害者請求、後遺障害診断書を確認します。
弁護士費用特約、人身傷害保険、労災、自賠責、任意保険の使う順番を確認します。
示談案の妥当性、時効、ADR、調停、訴訟のどれが適切かを確認します。
次の一覧は、特に早く弁護士へ相談すべきケースを示しています。重要なのは、証拠が失われやすい場面、症状が長引く場面、保険や時効が絡む場面では初回相談だけでも早めに行う価値がある点です。自分の状況が該当するか確認してください。
複数車両の衝突順、押し出し、先行接触、防犯カメラやドラレコの保全が必要です。
首、腰、頭部症状が1か月以上続く、しびれ、麻痺、めまい、記憶障害がある場合です。
治療費打切り、相手方が無保険、前方車から請求されている、示談書が送られてきた場合です。
業務中、通勤中、死亡、重度後遺障害、時効が近い場合です。
安易な発言、通院中断、車両廃棄、示談書署名を避け、資料を法的評価につなげます。
被害者が避けるべき行動は、後から過失、症状、因果関係、請求放棄の争点になりやすいものです。次の一覧は、避けるべき行動と理由を整理しています。読者にとって重要なのは、善意や忙しさによる行動でも、後の資料上は不利に見えることがある点です。
| 避けるべき行動 | 理由 |
|---|---|
| 安易な発言 | 「大丈夫です」「こちらも悪かったです」という発言が、過失や症状の軽さを示すものとして使われることがあります。 |
| 通院中断 | 症状が治った、事故との因果関係が途切れたと主張されることがあります。 |
| 医師に症状を正確に伝えない | 診療録に症状が記録されていないと、後から立証が困難になります。 |
| 車両をすぐ廃棄する | 車両損傷は、衝撃方向や大きさを示す重要資料です。 |
| 示談書に署名する | 人身損害まで含む免責文言により、後から請求できないリスクがあります。 |
玉突き事故の解決には、弁護士以外の専門職も関わります。次の比較表は、専門職ごとの主な役割を整理したものです。読者にとって重要なのは、各専門職の資料を弁護士が法的に意味のある証拠へつなげる点です。
| 専門職 | 主な役割 |
|---|---|
| 警察官 | 事故受付、実況見分、証拠記録 |
| 救急隊員、救急救命士 | 初期搬送、応急処置 |
| 医師 | 診断、治療、症状固定、後遺障害診断 |
| 看護師、PT、OT、ST | 回復支援、機能評価、リハビリ |
| 弁護士 | 法的評価、交渉、訴訟、証拠整理 |
| 保険会社担当者、損害調査担当 | 保険金支払、示談交渉、損害額、事故態様、後遺障害資料確認 |
| 交通事故鑑定人、自動車整備士、修理業者 | 速度、衝突順、回避可能性、車両損傷、修理費、事故歴の評価 |
| 社会保険労務士、心理職、福祉職 | 労災、傷病手当金、障害年金、PTSD、生活再建、就労、介護支援 |
次の重要ポイントは、最終的なまとめです。読者にとって重要なのは、早く終わらせることだけを優先せず、事故態様、証拠、医療、保険、損害、期限をそろえてから解決方法を選ぶことです。示談交渉、後遺障害認定、裁判、生活再建の土台として読み取ってください。
車両の位置関係、衝撃の順序、症状の変化、通院経過、保険会社とのやりとりを記録し、弁護士が請求相手、損害、証拠、制度、解決手続を設計できる材料をそろえることが、適正な解決への近道になります。
結論は事故態様、証拠、診療経過、契約保険で変わるため、一般的な整理として説明します。
一般的には、最後尾車の過失が中心になることは多いとされています。ただし、中間車が先に前車へ追突していた場合、前方車が不適切に停止していた場合、複数の後続車が別々に衝突した場合など、過失割合や責任主体は変わる可能性があります。具体的には、事故態様と証拠を整理して弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、後方から押し出されて前車に当たっただけなら、自分に過失がないと評価される場合があります。ただし、前車との車間、停止状況、先行接触の有無で判断が変わります。現場図、ドラレコ、損傷写真を整理して専門家に確認する必要があります。
一般的には、物件事故扱いでも、実際にけががあり事故との因果関係が立証できれば、民事上の人身損害請求が問題になり得ます。ただし、人身事故への切替え、診断書、警察記録、保険処理に影響するため、早期に相談する必要があります。
一般的には、保険会社の支払終了と医学的な治療終了は同じではありません。医師と相談し、治療継続が必要か、健康保険、労災、自費、被害者請求などの選択肢があるかを検討します。具体的な対応方針は、医療記録を整理して弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、症状固定後に考え始めるのでは遅い場合があります。事故から数か月経っても痛み、しびれ、可動域制限、めまい、記憶障害などが残る場合、通院頻度、検査、診療録、後遺障害診断書の準備を早めに検討する必要があります。
一般的には、自分の自動車保険、同居家族の自動車保険、別居の未婚の子として使える家族の保険、火災保険、傷害保険を確認します。保険証券や保険会社アプリに記載されることがありますが、対象範囲は契約内容により変わるため、保険会社等へ確認する必要があります。
一般的には、治療期間、通院日数、後遺障害、休業損害、過失割合、物損を分解して確認する必要があります。示談案、診療資料、収入資料を整理すると、裁判基準との差や争点を検討しやすくなります。具体的な妥当性は弁護士等へ相談する必要があります。
一般的には、通勤災害に該当する場合は労災の利用を検討します。ただし、自賠責や任意保険との支給調整があるため、会社、労基署、弁護士、必要に応じて社会保険労務士と連携して進める必要があります。
一般的には、事故後のPTSD、不安、不眠、運転恐怖などは、医療機関で診断、治療、経過記録があるか、事故との因果関係があるかが重要です。症状が続く場合は精神科、心療内科、公認心理師等へ相談し、法的評価は弁護士等へ確認する必要があります。
一般的には、治療終了前、後遺障害未申請、複数加害者未整理、労災未調整、時効不明の状態で示談すると、後から請求できないリスクがあります。最終判断は本人の意思に関わりますが、署名前に示談書の範囲を弁護士等へ確認する必要があります。