2σ Guide

弁護士との打ち合わせで
よく出る法律用語

相談・依頼・交渉・訴訟・家事・刑事・企業法務で使われる言葉を、初めての方にも分かるように流れで整理します。

3層相談・分析・手続
50語超頻出語を一覧化
3点相談前の準備
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弁護士との打ち合わせで よく出る法律用語

相談・依頼・交渉・訴訟・家事・刑事・ 企業法務で使われる言葉を、初めての方にも分かるように流れで整理します。

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弁護士との打ち合わせで よく出る法律用語
相談・依頼・交渉・訴訟・家事・刑事・ 企業法務で使われる言葉を、初めての方にも分かるように流れで整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 弁護士との打ち合わせで よく出る法律用語
  • 相談・依頼・交渉・訴訟・家事・刑事・ 企業法務で使われる言葉を、初めての方にも分かるように流れで整理します。

POINT 1

  • 弁護士との打ち合わせで出る法律用語の全体像
  • 相談、事件分析、手続の3層で、言葉の意味と確認ポイントを整理します。
  • 契約・相談関係の用語
  • 事件分析の用語
  • 手続の用語

POINT 2

  • 弁護士との打ち合わせの入口で出る法律用語
  • 1. 法律相談で事情を整理:助言を受ける段階で、希望と不利な事実も伝えます。
  • 2. 依頼範囲を決める:通知書作成、交渉代理、調停、訴訟など、どこまで任せるかを分けます。
  • 3. 委任契約を確認:費用、実費、報酬金、終了時の扱い、資料返還を確認します。
  • 4. 担当者と連絡方法を確認:主担当、事務局、副担当、報告頻度を決めます。

POINT 3

  • 弁護士との打ち合わせで出る費用用語
  • 相談料、着手金、報酬金、実費、日当、手数料、顧問料、時間単価を分けます。
  • 弁護士との打ち合わせで最も聞きにくく、しかし確認が欠かせないのが費用です。
  • 費用名ごとに発生時期と意味が違うため重要です。
  • 左から用語、意味、確認すべき注意点として読み取ります。

POINT 4

  • 弁護士との打ち合わせで事件分析に使う法律用語
  • 1. 事実と評価を分ける:相手が悪質という評価だけでなく、いつ、誰が、何をしたかを整理します。
  • 2. 時系列と証拠を並べる:日付順に出来事を並べ、契約書、メール、録音、写真、領収書などと照合します。
  • 3. 主張と請求を組み立てる:どの事実に基づき、相手に何を求めるかを整理します。
  • 4. 争点と立証責任を確認する:当事者間で争いがあり結論に影響する点と、証明できない場合の不利益を確認します。
  • 5. 見通しと回収可能性を検討する:結果、期間、費用、相手の資力、強制執行の可能性を含めて考えます。

POINT 5

  • 弁護士との打ち合わせで交渉・通知に出る法律用語
  • 任意交渉、内容証明、催告、受任通知、示談、和解、清算条項、秘密保持条項を整理します。
  • 金額・期限・分割払い
  • 清算条項と追加請求
  • 開示禁止と例外

POINT 6

  • 弁護士との打ち合わせで民事訴訟に出る法律用語
  • 1. 原告・訴状・請求の趣旨:原告が訴状を提出し、何を求めるかとその理由を明確にします。
  • 2. 被告・答弁書:被告は訴状に対する認否・反論を答弁書に記載します。
  • 3. 準備書面・期日・弁論準備手続:主張や反論を準備書面で整理し、次回期日までの作業を確認します。
  • 4. 書証・陳述書・尋問:文書や証人・当事者の話から事実関係を明らかにします。
  • 5. 判決・控訴・上告:裁判所が請求を認めるか判断し、不服がある場合は上級審が問題になります。
  • 6. 強制執行・債務名義:相手が任意に支払わない場合、判決や和解調書などを根拠に財産差押え等を検討します。

POINT 7

  • 弁護士との打ち合わせで調停・家事・刑事事件に出る用語
  • 調停、ADR、離婚、相続、被疑者、起訴、黙秘権、保釈などを整理します。
  • 勝ち負けだけでなく合意形成や家庭内の事情調整が重視されるため重要です。
  • 各行から、どの手続が話し合い型で、どの手続が裁判所の判断型かを読み取ります。
  • 民事事件とは目的も手続も異なり、身体拘束や黙秘権など権利保護に直結するため重要です。

POINT 8

  • 弁護士との打ち合わせで契約・損害賠償・企業法務に出る用語
  • 債務不履行、不法行為、損害賠償、時効、契約レビュー、表明保証、責任制限を整理します。
  • 契約書案を確認する作業
  • 一定事実の真実性を表明・保証する条項
  • 一定の損害が発生した場合の補償を定める条項

まとめ

  • 弁護士との打ち合わせで よく出る法律用語
  • 弁護士との打ち合わせで出る法律用語の全体像:相談、事件分析、手続の3層で、言葉の意味と確認ポイントを整理します。
  • 弁護士との打ち合わせの入口で出る法律用語:法律相談、依頼、委任契約、受任、代理人、弁護人、守秘義務、利益相反を整理します。
  • 弁護士との打ち合わせで出る費用用語:相談料、着手金、報酬金、実費、日当、手数料、顧問料、時間単価を分けます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

弁護士との打ち合わせで出る法律用語の全体像

相談、事件分析、手続の3層で、言葉の意味と確認ポイントを整理します。

弁護士との打ち合わせでは、日常語に近い言葉が、法律実務では限定された意味で使われます。請求、主張、証拠、和解、委任、着手金、争点、見通しなどは、権利義務、裁判手続、費用、リスク、証明可能性と結び付きます。

次の一覧は、打ち合わせで出てくる用語を3つの層に分けたものです。専門用語を丸暗記するより、どの場面の言葉なのかを押さえる方が実務で役立つため重要です。上から順に、相談関係、事件分析、手続の言葉として読み分けます。

第1層

契約・相談関係の用語

法律相談、依頼、委任契約、受任、辞任、解任、守秘義務、利益相反、弁護士費用など、弁護士との関係を決める言葉です。

第2層

事件分析の用語

事実、証拠、主張、請求、争点、立証責任、見通し、回収可能性など、事件をどう評価するかに関わる言葉です。

第3層

手続の用語

交渉、内容証明、調停、訴訟、期日、準備書面、尋問、和解、判決、控訴、強制執行など、解決の進み方を示す言葉です。

法律用語は相談者を遠ざけるための言葉ではなく、紛争を整理し、相手方や裁判所に伝え、合意や判決に落とし込むための共通語です。分からない言葉はその場で確認すると、弁護士の説明を判断材料として受け止めやすくなります。

Section 01

弁護士との打ち合わせの入口で出る法律用語

法律相談、依頼、委任契約、受任、代理人、弁護人、守秘義務、利益相反を整理します。

相談の入口では、助言を受ける段階と、事件処理を依頼する段階を分けることが重要です。次の比較表は、入口で出やすい用語の意味と注意点をまとめたものです。各行から、相談者がどこまで任せているのか、誰が責任を持つのか、秘密や利害対立をどう扱うのかを読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
法律相談法律問題について事情を説明し、法的整理、選択肢、リスク、対応方針などについて助言を受けること不利な事実も含めて話すことが、方針の安定につながります
依頼相談者が弁護士に事件処理を任せること通知書作成だけ、交渉代理だけ、第一審訴訟だけなど範囲は限定されることがあります
委任契約法律行為などの事務処理を委ね、相手が引き受ける契約事件の表示、費用、実費、終了時の扱い、資料返還などを確認します
受任弁護士が事件を引き受けること専門分野、スケジュール、利益相反、見通し、費用などで受任されない場合もあります
辞任・解任弁護士側または依頼者側が委任関係を終了させること信頼関係、費用未払い、方針不一致、利益相反などで問題になります
代理人・訴訟代理人本人に代わって交渉、書面作成、裁判所への出頭などを行う人民事事件では訴訟手続上の権限を確認します
弁護人刑事事件で被疑者・被告人の権利を守る弁護士民事の代理人とは役割が異なります
守秘義務弁護士が職務上知った秘密を守る義務秘密を守る制度であり、虚偽の事実に基づく不当な請求を支える制度ではありません
利益相反弁護士が一方のために活動すると他の依頼者や元依頼者の利益と衝突する状態相談予約時に相手方名を確認される理由の一つです
弁護士会照会受任事件について所属弁護士会を通じて公務所や団体に必要事項の報告を求める制度照会すれば常に回答が得られるわけではありません

次の判断の流れは、相談から依頼までの確認順を示しています。段階を混同すると、相談しただけのつもりだった、依頼した範囲が違ったという誤解につながるため重要です。上から順に、相談、依頼範囲、契約、担当者、終了条件を確認します。

相談から依頼までの確認順

法律相談で事情を整理

助言を受ける段階で、希望と不利な事実も伝えます。

依頼範囲を決める

通知書作成、交渉代理、調停、訴訟など、どこまで任せるかを分けます。

委任契約を確認

費用、実費、報酬金、終了時の扱い、資料返還を確認します。

担当者と連絡方法を確認

主担当、事務局、副担当、報告頻度を決めます。

Section 02

弁護士との打ち合わせで出る費用用語

相談料、着手金、報酬金、実費、日当、手数料、顧問料、時間単価を分けます。

弁護士との打ち合わせで最も聞きにくく、しかし確認が欠かせないのが費用です。次の比較表は、弁護士費用に関する用語を整理したものです。費用名ごとに発生時期と意味が違うため重要です。左から用語、意味、確認すべき注意点として読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
法律相談料法律相談を受けるための費用無料の範囲、時間、書面作成の有無、継続相談の費用を確認します
着手金事件を依頼した段階で支払う費用結果に関係なく発生することが多く、報酬金の前払いではありません
報酬金事件が成功した場合に成功の程度に応じて支払う費用何を成功と見るか、いつ発生するかを確認します
実費事件処理のため実際に支出する費用印紙、郵券、記録謄写、交通費、鑑定料などが含まれます
日当遠方の裁判所や現地調査などの移動・拘束時間に応じた費用交通費や宿泊費との関係を確認します
手数料定型的・単発的な業務に対する費用契約書作成、遺言書作成、内容証明作成などで使われます
顧問料継続的に法律相談や簡易な契約書チェックを受ける月額等の費用月内相談時間、レビュー件数、訴訟対応の有無を確認します
タイムチャージ作業時間に時間単価を掛ける方式時間単価、記録単位、上限見込み、月次報告を確認します
法テラス・民事法律扶助一定条件のもと無料相談や費用立替えを利用できる制度収入・資産要件、対象分野、償還方法を確認します
費用確認打ち合わせでは、金額だけでなく、税込か税別か、実費込みか別か、追加費用が発生する場面、途中終了時の扱いまで確認すると誤解を減らせます。
Section 03

弁護士との打ち合わせで事件分析に使う法律用語

事実、時系列、証拠、主張、請求、争点、立証責任、見通し、回収可能性を整理します。

弁護士は、相談者の生活上の言葉を、権利、義務、請求、抗弁、証拠、手続、費用、回収可能性に分解して検討します。次の判断の流れは、相談内容が法的な検討に変換される順番を示しています。事実と評価を分け、証拠で裏付け、争点を絞ることが事件の見通しに直結するため重要です。

事実を法的な判断材料に変える順番

事実と評価を分ける

相手が悪質という評価だけでなく、いつ、誰が、何をしたかを整理します。

時系列と証拠を並べる

日付順に出来事を並べ、契約書、メール、録音、写真、領収書などと照合します。

主張と請求を組み立てる

どの事実に基づき、相手に何を求めるかを整理します。

争点と立証責任を確認する

当事者間で争いがあり結論に影響する点と、証明できない場合の不利益を確認します。

見通しと回収可能性を検討する

結果、期間、費用、相手の資力、強制執行の可能性を含めて考えます。

次の比較表は、事件分析で頻出する用語をまとめたものです。似た言葉でも、事実、証拠、主張、請求、抗弁、争点は役割が異なるため重要です。各行から、弁護士が何を確認しようとしているかを読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
事実実際に起きた出来事評価や感情と分けて、日時・場所・関係者を整理します
時系列出来事を日付順に並べた整理表契約、離婚、相続、労働、刑事、企業不祥事などで重要です
証拠事実を裏付ける資料や情報契約書、メール、LINE、録音、写真、診断書、振込記録などがあり得ます
書証文書などの書面・記録を証拠として提出するもの原本、作成者、作成日時、取得方法も確認されます
陳述書当事者や関係者が経験した事実を文章にまとめた書面事実を具体的に、見聞きした範囲で書きます
主張裁判所や相手方に対して述べる法的・事実的な言い分証拠とセットで考える必要があります
請求相手に対して求める内容金銭支払い、明渡し、損害賠償、投稿削除などがあります
抗弁・再抗弁相手の請求を妨げる事情や、その抗弁をさらに妨げる事情弁済、時効、相殺、債務承認などが問題になります
争点当事者間で争いがあり結論に影響する重要なポイントすべての出来事が争点になるわけではありません
立証責任真偽不明の場合にどちらが不利益を受けるかというルール証拠収集の優先順位に直結します
見通し結果、期間、費用、相手の対応、裁判所の評価などの予測結果保証ではありません
回収可能性勝訴・合意後に実際にお金を回収できるかという問題相手の財産情報や強制執行の費用が関係します
Section 04

弁護士との打ち合わせで交渉・通知に出る法律用語

任意交渉、内容証明、催告、受任通知、示談、和解、清算条項、秘密保持条項を整理します。

交渉や通知では、相手に何を求め、どの文書で伝え、合意した場合に何を残すかが問題になります。次の比較表は、交渉・通知で出てくる用語を整理したものです。文書を送る目的、合意の効力、後日の追加請求の有無に関わるため重要です。

用語打ち合わせでの意味注意点
任意交渉裁判所の手続を使わず、当事者間または代理人間で解決を目指す方法相手が応じなければ進まない場合があります
内容証明どのような文書を、いつ、誰から誰に送ったかを証明する郵便制度それ自体で裁判に勝てるわけではありません
催告相手に支払い、履行、回答、是正などを求める通知期限と次の手続を意識して文面を確認します
受任通知弁護士が事件を受任したことを相手方に知らせる通知連絡窓口が本人から弁護士に切り替わることがあります
示談当事者間の話し合いによる紛争解決の合意刑事事件では処分や量刑で考慮されることがありますが、結果保証ではありません
和解互いに譲歩して紛争を解決する合意裁判外の和解と裁判上の和解があります
和解条項支払額、期限、分割払い、秘密保持、違約金などを条文化したもの曖昧だと再紛争化しやすくなります
清算条項合意内容以外の債権債務がないことを確認する条項広すぎるとまだ請求したい権利まで失う可能性があります
秘密保持条項和解内容や紛争経緯を第三者に漏らさないことを定める条項税務申告、専門家相談、法令上の開示などの例外を検討します
公正証書公証人が作成する公的な文書金銭支払いでは強制執行に利用できる効力を持たせる場合があります

次の一覧は、交渉で合意内容を文書化するときに特に読みたい項目です。合意後の支払い遅れや追加請求を防ぐために重要です。各項目から、支払方法、期限、清算、秘密保持、強制執行への備えを読み取ります。

支払い

金額・期限・分割払い

支払額、支払期限、分割回数、振込手数料、遅延時の扱いを確認します。

終了

清算条項と追加請求

合意に含める請求と、残しておく請求を分けて確認します。

秘密

開示禁止と例外

家族、税理士、行政機関、裁判所などへの開示例外を検討します。

Section 05

弁護士との打ち合わせで民事訴訟に出る法律用語

原告・被告、訴状、答弁書、準備書面、期日、尋問、判決、控訴、強制執行を整理します。

民事訴訟では、私人間の権利義務をめぐる紛争について、裁判所で主張と証拠を整理します。次の時系列は、民事訴訟で用語が出てくる大まかな順番を示しています。手続名を時系列で理解すると、次回期日までに何を準備するかが分かるため重要です。

訴え提起

原告・訴状・請求の趣旨

原告が訴状を提出し、何を求めるかとその理由を明確にします。

反論

被告・答弁書

被告は訴状に対する認否・反論を答弁書に記載します。放置は不利な判決につながる可能性があります。

争点整理

準備書面・期日・弁論準備手続

主張や反論を準備書面で整理し、次回期日までの作業を確認します。

証拠調べ

書証・陳述書・尋問

文書や証人・当事者の話から事実関係を明らかにします。

判断

判決・控訴・上告

裁判所が請求を認めるか判断し、不服がある場合は上級審が問題になります。

実現

強制執行・債務名義

相手が任意に支払わない場合、判決や和解調書などを根拠に財産差押え等を検討します。

次の比較表は、民事訴訟で出やすい用語の意味を整理したものです。民事の被告は犯罪者という意味ではないなど、日常語とのズレがあるため重要です。各行から、手続上の役割と準備事項を読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
原告・被告訴えた人と訴えられた人民事の被告は刑事の被告人とは異なります
訴状訴えを起こすため裁判所へ提出する書面請求の趣旨、請求の原因、当事者表示、証拠を確認します
答弁書被告が訴状に対して認否・反論を記載する書面期限内の対応が重要です
準備書面主張や反論を整理して裁判所へ提出する書面民事訴訟の中心的な書面です
期日裁判所で手続が行われる日資料提出、事実確認、和解案検討などの期限になります
口頭弁論公開法廷で主張を述べ証拠を提出する手続実際の発言が短くても書面準備が重要です
弁論準備手続争点や証拠を整理するための手続事件の性質に応じて選ばれます
尋問証人や当事者に質問して事実関係を明らかにする手続記憶に基づいて正確に話すことが大切です
判決裁判所が請求を認めるかどうか判断を示すもの不服申立てや強制執行が次の問題になることがあります
控訴・上告第一審判決などへの不服申立て期間制限と理由の制約に注意します
強制執行・債務名義相手財産の差押え等で権利を実現する手続とその根拠文書相手の財産情報が重要になります
Section 06

弁護士との打ち合わせで調停・家事・刑事事件に出る用語

調停、ADR、離婚、相続、被疑者、起訴、黙秘権、保釈などを整理します。

次の比較表は、裁判所以外の話し合い型手続や家庭裁判所で出てくる用語をまとめたものです。勝ち負けだけでなく合意形成や家庭内の事情調整が重視されるため重要です。各行から、どの手続が話し合い型で、どの手続が裁判所の判断型かを読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
調停裁判のように勝ち負けを決めるのではなく、話し合いで合意を目指す手続合意できなければ不成立になることがあります
家事調停離婚、婚姻費用、養育費、面会交流、遺産分割など家庭裁判所で扱う調停感情的対立やプライバシーへの配慮も重要です
審判家庭裁判所が資料や事情をもとに判断を示す手続調停から審判へ移行する場合があります
ADR・仲裁・あっせん裁判外紛争解決手続の総称とその類型相手が参加しないと進まない場合や、合意の強制力に注意が必要な場合があります
離婚協議夫婦間で離婚条件を話し合うこと親権、養育費、面会交流、財産分与、慰謝料などを検討します
遺産分割・相続放棄・遺留分遺産を分ける手続、相続しない手続、最低限の相続分に関する制度相続放棄などは期間制限に注意します

次の比較表は、刑事事件で出てくる用語を整理したものです。民事事件とは目的も手続も異なり、身体拘束や黙秘権など権利保護に直結するため重要です。各行から、捜査段階、起訴後、身体拘束、示談、量刑のどの場面の言葉かを読み取ります。

用語打ち合わせでの意味注意点
被疑者・被告人起訴前に犯罪の疑いを受ける人と、起訴された人民事の被告とは区別します
逮捕・勾留身体を拘束する捜査上の手続と、その拘束が継続される手続家族は逮捕場所、容疑、連絡状況、接見の可否を確認します
起訴・不起訴・起訴猶予検察官が刑事裁判を求めること、または起訴しない処分不起訴にも複数の理由があります
黙秘権話したくないことを話さなくてもよい権利供述方針は事件の性質や証拠関係で変わります
保釈起訴後に保証金の納付などを条件に身体拘束を解く制度請求できる人や時期を確認します
私選弁護人・国選弁護人本人や家族が選ぶ弁護人と、制度により選任される弁護人役割はどちらも被疑者・被告人の権利を守ることです
被害弁償・示談被害者へ損害を賠償し、合意により紛争を解決すること示談成立が結果を保証するわけではありません
量刑・執行猶予有罪の場合の刑の判断と、その執行を一定期間猶予する制度犯罪内容、被害、前科前歴、被害弁償、再犯防止策などが考慮されます
Section 07

弁護士との打ち合わせで契約・損害賠償・企業法務に出る用語

債務不履行、不法行為、損害賠償、時効、契約レビュー、表明保証、責任制限を整理します。

契約や損害賠償の相談では、契約が成立したか、誰がどの義務を負うか、解除できるか、損害をどう証明するかが問題になります。次の比較表は、契約・損害賠償で出てくる用語をまとめたものです。義務違反、損害範囲、時効、相殺などが結論に影響するため重要です。

用語打ち合わせでの意味注意点
契約当事者間の合意により権利義務を発生させるもの契約書の有無だけでなく、成立時期、当事者、条項を確認します
債権・債務相手に一定の行為を求める権利と、相手に対して一定の行為をする義務同じ契約で双方が債権者にも債務者にもなり得ます
債務不履行契約などに基づく義務を本来の内容どおり履行しないこと代金不払い、納期遅れ、品質不適合、秘密保持違反などがあります
不法行為故意または過失により他人の権利・法律上保護される利益を侵害し損害を生じさせる行為交通事故、名誉毀損、暴行、プライバシー侵害などで問題になります
損害賠償相手の行為によって生じた損害を金銭などで補填すること通常損害、特別事情、予見可能性などが問題になります
慰謝料精神的苦痛に対する損害賠償行為内容、期間、被害程度、証拠、類似事案などで変わります
解除契約関係を解消する意思表示催告の要否、通知内容、原状回復、損害賠償を確認します
取消し・無効一応有効な法律行為を後から効力のないものにすることと、最初から効力がないこと詐欺、強迫、錯誤、未成年者などで問題になります
時効一定期間の経過により権利の取得や消滅などが生じる制度分野ごとに期間や起算点が異なります
相殺・過失相殺債権を対当額で消し合うことと、被害者側の落ち度を考慮すること賠償額や請求額に影響します

次の一覧は、企業法務や契約レビューで出てくる言葉を整理したものです。法的に正しいかだけでなく、事業上実行できるか、重大リスクを抑えられるかが重要です。各項目から、条項がどのリスクを配分しているかを読み取ります。

契約レビュー

契約書案を確認する作業

法的リスク、取引リスク、文言の曖昧さ、自社に不利な条項、抜けている条項を確認します。

表明保証

一定事実の真実性を表明・保証する条項

M&A、投資契約、業務提携、不動産取引などで使われます。

補償条項

一定の損害が発生した場合の補償を定める条項

契約上のリスク配分として設計されます。

責任制限

損害賠償額の上限や除外範囲を定める条項

システム開発、SaaS、業務委託、ライセンス契約などで重要です。

反社会的勢力排除条項

取引相手が反社会的勢力でないことを確認する条項

該当した場合の解除などを定めます。

コンプライアンス

法令遵守、社内規程、企業倫理、ガバナンスを含む概念

不正調査、内部通報、ハラスメント、個人情報などで使われます。

Section 08

弁護士との打ち合わせ前に準備したい資料と言葉

三点セット、相談メモ、資料の持参方法、質問例を整理します。

次の注意要素の一覧は、打ち合わせで誤解されやすい質問や説明を、実務的な確認に置き換えたものです。感情的な受け止め方を避け、証拠・費用・見通しの話として整理するために重要です。各項目から、何を聞けば具体的な説明を受けやすいかを読み取ります。

勝てますか

現時点の証拠で強い点、弱い点、追加で必要な証拠、主な争点、和解と判決の利点・不利点を聞くと具体化しやすくなります。

相場はありますか

慰謝料、解決金、養育費などは事件ごとの差が大きいため、証拠、地域、裁判例、相手の資力、早期解決の必要性を分けて確認します。

証拠はありますか

疑われているという意味ではなく、第三者に説明できる材料があるかを確認する質問です。

費用倒れ

回収できる金額や得られる利益よりも、費用・実費・時間的負担が大きくなる状態を指します。

回収できるか分かりません

判決で勝つことと実際にお金を回収することは別問題であり、相手の財産情報や強制執行の費用を検討します。

不利な事実も教えてください

責めるためではなく、相手に指摘される前に把握し、説明方針や証拠方針を立てるための確認です。

次の一覧は、初回打ち合わせ前に準備すると効率が上がる三点セットです。弁護士が短時間で事実、関係者、証拠を把握できるため重要です。番号順に、時系列、関係者、証拠を分けて用意します。

1

時系列表

いつ、誰が、何をしたかを日付順に並べます。日付が曖昧な場合は、上旬、年末頃などでも構いません。

出来事 日付
2

関係者一覧

本人、相手方、会社、家族、証人、関係機関を整理します。相手方名は利益相反確認にも関係します。

関係者 相手方
3

証拠一覧

契約書、メール、LINE、写真、録音、請求書、振込記録などを種類ごとに整理します。

資料 証拠

次の比較表は、打ち合わせで聞くと実務的な質問をまとめたものです。質問を用意しておくと、用語の意味だけでなく、事件の方針・費用・期間を確認しやすくなります。各行から、相談時に自分の言葉で確認する観点を読み取ります。

質問確認したいこと
この事件の主な争点は何ですか結論に影響する対立点を把握します
こちらに足りない証拠は何ですか追加収集すべき資料を確認します
相手は何を反論してきそうですか想定されるリスクを確認します
交渉、調停、訴訟のどれが適していますか手続選択の理由を確認します
費用と期間の見込みはどの程度ですか経済合理性と資金計画を確認します
最悪のシナリオは何ですか敗訴、回収不能、長期化などを確認します
和解する場合の落としどころはどこですか合意可能性と譲歩範囲を確認します
依頼範囲はどこまでですか契約上含まれる業務を確認します
途中で方針変更する場合、費用はどうなりますか追加費用や再契約を確認します
Section 09

弁護士との打ち合わせで使う頻出法律用語ミニ辞典

相談、費用、証拠、手続、刑事、契約の基本語を一覧で確認します。

次のミニ辞典は、相談時に見返しやすいよう頻出語を一つの一覧にまとめたものです。打ち合わせ中に意味を確認し、どの注意点と結び付くかを把握するために重要です。左から用語、打ち合わせでの意味、注意点として読みます。

用語打ち合わせでの意味注意点
法律相談法的問題について助言を受けること依頼とは別段階です
依頼弁護士に事件処理を任せること範囲を明確にします
委任契約弁護士との依頼契約費用・範囲・終了条件を確認します
受任弁護士が事件を引き受けること利益相反等の確認が必要です
代理人本人に代わって行為する人民事では訴訟代理人が重要です
弁護人刑事事件で被疑者・被告人を守る弁護士代理人とは役割が異なります
守秘義務職務上知った秘密を守る義務嘘を守る制度ではありません
利益相反依頼者間の利益が衝突する状態相手方情報の確認が必要です
着手金依頼時に支払う費用結果に関係なく発生し得ます
報酬金成功時に支払う費用成功の定義を確認します
実費実際にかかる支出弁護士報酬とは別の場合が多いです
事実実際に起きた出来事評価と分けます
証拠事実を裏付ける資料取得方法にも注意します
主張法的・事実的な言い分証拠とセットで考えます
請求相手に求める内容金額・行為・期限を明確にします
抗弁請求を妨げる反論時効・弁済・相殺などがあります
争点結論に影響する対立点争点を絞ると方針が明確になります
立証責任証明できない場合に不利益を受ける側証拠収集方針に直結します
内容証明文書の内容・送付を証明する郵便送る目的を明確にします
示談当事者間の合意による解決条項の明確化が重要です
和解互いに譲歩して解決する合意清算条項に注意します
清算条項追加請求がないことを確認する条項広すぎると権利を失うことがあります
原告訴えた人民事訴訟の用語です
被告訴えられた人刑事の被告人とは異なります
訴状訴えを起こす書面請求の趣旨・原因が重要です
答弁書被告の反論書面放置は危険です
準備書面主張・反論を整理する書面民事訴訟の中心的書面です
期日裁判所で手続を行う日準備期限として重要です
判決裁判所の判断回収には別途執行が必要な場合があります
控訴第一審判決への不服申立て期限に注意します
強制執行財産差押え等で権利を実現する手続財産情報が重要です
債務名義強制執行の根拠文書判決・和解調書等です
調停話し合いによる紛争解決手続合意できなければ不成立もあります
審判家庭裁判所などが判断する手続家事事件で重要です
ADR裁判外紛争解決手続仲裁・調停・あっせん等です
被疑者起訴前に犯罪の疑いを受ける人刑事事件の用語です
被告人起訴された人民事の被告と区別します
起訴検察官が刑事裁判を求めること起訴後は被告人です
不起訴検察官が起訴しない処分理由の種類があります
黙秘権話したくないことを話さない権利方針は弁護人と検討します
保釈保証金等を条件とする身体拘束からの解放起訴後の制度です
債務不履行契約上の義務違反損害賠償・解除が問題です
不法行為権利侵害による損害発生故意・過失等が問題です
損害賠償損害の補填範囲と証明が重要です
慰謝料精神的苦痛への賠償金額は事案ごとに異なります
時効期間経過による権利変動早急な確認が必要です
相殺債権を対当額で消し合うこと要件確認が必要です
契約レビュー契約書の法的確認事業上の運用も見ます
表明保証一定事実の真実性を表明・保証する条項M&A等で重要です
責任制限損害賠償範囲を限定する条項例外の設計が重要です

用語を理解する最大の効果は、弁護士の説明を怖い専門用語ではなく判断材料として受け止められるようになることです。証拠が弱い、費用倒れの可能性がある、和解を検討する、といった説明も、人格評価ではなく実務上の検討として整理できます。

Section 10

弁護士との打ち合わせ用語に関するよくある質問

一般的な制度説明として、用語理解で迷いやすい点を整理します。

分からない用語をその場で聞いてもよいですか

一般的には、分からない法律用語をその場で確認することは、相談内容を正確に理解するために有用とされています。ただし、事件の種類、相談時間、資料の量によって説明の深さは変わる可能性があります。具体的な対応は、相談メモに分からない語を残したうえで弁護士等の専門家へ確認する必要があります。

証拠が弱いと言われたら不利という意味ですか

一般的には、証拠が弱いという説明は、第三者に事実を説明する資料が不足しているという実務上の評価を意味します。ただし、追加資料の有無、相手方の反論、手続選択によって見通しは変わる可能性があります。具体的な対応は、証拠一覧を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

費用倒れと言われたら依頼できないという意味ですか

一般的には、費用倒れとは、回収できる金額や得られる利益よりも費用・時間的負担が大きくなる状態を指します。ただし、名誉、早期解決、安全確保、再発防止など金銭以外の目的が重要な場合もあります。具体的な判断は、目的と費用見込みを整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Reference

参考資料・出典

公的機関・専門団体の公開情報を中心に整理しています。

公的機関・専門団体の資料

  • 日本法令外国語訳データベースシステム「弁護士法」
  • 日本法令外国語訳データベースシステム「民法」
  • 裁判所「民事訴訟」
  • 裁判所「裁判手続 民事事件Q&A」
  • 裁判所「調停手続一般」
  • 裁判所「家事事件」
  • 裁判所「刑事事件」
  • 裁判所「裁判手続 刑事事件Q&A」
  • 日本弁護士連合会「弁護士費用(報酬)とは」
  • 法テラス「無料法律相談・弁護士等費用の立替」
  • 裁判所「民事執行」
  • 東京簡易裁判所「訴え提起前和解」
  • かいけつサポート「制度について」
  • 法務省「公判段階での被害者支援」