2σ Guide

ネットに拡散された画像の
削除を請求する方法

無断掲載・転載・検索表示された画像について、証拠保全、削除申請、検索除外、送信防止措置、仮処分、発信者情報開示までを一般情報として整理します。

4種 削除・非表示・送信防止・検索除外
10手順 初動から再投稿確認まで
3経路 掲載元・管理者・検索結果
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ネットに拡散された画像の 削除を請求する方法

証拠を残し、掲載元・転載先・検索結果を分け、適切な根拠で同時に動くことが基本です。

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ネットに拡散された画像の 削除を請求する方法
証拠を残し、掲載元・転載先・検索結果を分け、適切な根拠で同時に動くことが基本です。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • ネットに拡散された画像の 削除を請求する方法
  • 証拠を残し、掲載元・転載先・検索結果を分け、適切な根拠で同時に動くことが基本です。

POINT 1

  • ネットに拡散された画像の削除請求は何から始めるか
  • 1. 緊急性を判定する
  • 2. 削除前に証拠を保存する:URL、投稿ID、投稿日時、画像、周辺投稿、検索結果、拡散状況、申請履歴を残します。
  • 3. 画像の所在を分ける:元投稿、転載先、まとめ、掲示板、動画、検索結果、サムネイル、キャッシュ、アーカイブ、海外サイトを別々に整理します。
  • 4. 根拠と請求先を選ぶ:プライバシー、肖像権、名誉、著作権、性的画像、児童画像、規約違反など、画像の性質に合う根拠を選びます。
  • 5. 法的手続を検討:送信防止措置依頼、仮処分、発信者情報開示を検討します。
  • 6. 削除後も確認を継続:検索結果や転載先、再投稿の残存を確認します。

POINT 2

  • ネットに拡散された画像と削除・非表示・検索除外の違い
  • 消したい対象を技術的に分けると、申請先と求める措置を選びやすくなります。
  • 顔・制服・勤務先がわかる画像
  • 私生活や家族関係が伝わる画像
  • 性的画像・児童画像・加工画像

POINT 3

  • 画像削除請求で使われる法的根拠
  • 自分が撮影した写真
  • 著作権侵害を主張しやすい類型です。
  • 自分が写っている写真
  • 撮影者が別人の場合は、肖像権やプライバシー侵害を中心に検討します。

POINT 4

  • 性的画像・児童画像・脅迫を伴う画像削除の緊急対応
  • 私事性的画像
  • 元交際相手等による裸・性的画像の公開、拡散予告、金銭要求がある場合は、証拠保存と拡散防止を同時に考えます。
  • 児童の性的画像
  • 18歳未満の児童が性的に描写された画像は、保護者だけで抱え込まず、警察や専門窓口への相談を優先する領域です。

POINT 5

  • 画像削除請求の証拠保全とURL一覧化
  • 削除前に何を残すかを決めることで、申請・相談・裁判手続の説明がしやすくなります。
  • 削除請求では、可能な範囲で先に証拠を残すことが大切です。
  • 証拠がないと、プラットフォーム、相談窓口、弁護士、裁判所、警察、学校、会社へ状況を説明しにくくなります。
  • 対象を一覧化することは、元投稿、転載先、検索結果、画像検索、アーカイブを別々に処理するために重要です。

POINT 6

  • 削除申請・検索結果削除・仮処分までの進め方
  • 対象URL、申請者の立場、権利侵害の根拠、被害、求める措置を具体化します。
  • 投稿URL、画像URL、アカウントURL、検索結果URLを明記します。
  • 本人、親権者、代理人、法人担当者など、画像との関係を説明します。
  • 誰が写り、何が識別され、どの権利が問題かを書きます。

POINT 7

  • 相談窓口・ケース別対応・組織対応の注意点
  • 相談先の役割と、画像の種類ごとの優先対応を整理します。
  • 違法・有害情報相談センター
  • 法務局・人権相談
  • 弁護士等の専門家

POINT 8

  • 画像削除請求の失敗回避と相談前チェックリスト
  • 証拠を取らずに削除依頼
  • 削除後に投稿者特定、損害賠償、再投稿対策、会社・学校への説明が難しくなります。
  • 請求先を間違える
  • 検索エンジンだけ、元サイトだけ、無関係なプロバイダだけに申請すると被害が残ります。

まとめ

  • ネットに拡散された画像の 削除を請求する方法
  • ネットに拡散された画像の削除請求は何から始めるか:証拠を残し、掲載元・転載先・検索結果を分け、適切な根拠で同時に動くことが基本です。
  • ネットに拡散された画像と削除・非表示・検索除外の違い:消したい対象を技術的に分けると、申請先と求める措置を選びやすくなります。
  • 画像削除請求で使われる法的根拠:画像の内容と掲載文脈に応じて、プライバシー・肖像権・名誉・著作権などを切り分けます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

ネットに拡散された画像の削除請求は何から始めるか

証拠を残し、掲載元・転載先・検索結果を分け、適切な根拠で同時に動くことが基本です。

ネット上に自分や家族、従業員、顧客、児童・生徒、取引先、故人などの画像が無断で掲載されると、顔、居住地域、職場、学校、生活状況、病歴、性的情報、家族関係まで推測されることがあります。画像削除請求は、プライバシー、肖像権、名誉、著作権、個人情報、刑事法、児童保護、プラットフォーム規制が重なる対応です。

最初に全体の順番を押さえることは、証拠を失わず、請求先を間違えず、検索結果や転載先の残存にも対応するために重要です。下の判断の流れは、上から順に緊急性、証拠、対象URL、根拠、申請先を確認する読み方です。

画像削除請求の基本順序

緊急性を判定する

性的画像、児童画像、住所特定、脅迫、恐喝、ストーカー、生命身体の危険がある場合は、警察・専門窓口・弁護士等への相談も並行します。

削除前に証拠を保存する

URL、投稿ID、投稿日時、画像、周辺投稿、検索結果、拡散状況、申請履歴を残します。

画像の所在を分ける

元投稿、転載先、まとめ、掲示板、動画、検索結果、サムネイル、キャッシュ、アーカイブ、海外サイトを別々に整理します。

根拠と請求先を選ぶ

プライバシー、肖像権、名誉、著作権、性的画像、児童画像、規約違反など、画像の性質に合う根拠を選びます。

任意対応が不十分
法的手続を検討

送信防止措置依頼、仮処分、発信者情報開示を検討します。

任意対応で進む
削除後も確認を継続

検索結果や転載先、再投稿の残存を確認します。

注意投稿者特定や損害賠償も検討する場合、削除を急ぐことでログや投稿情報が失われる可能性があります。性的画像や生命身体の危険がある場面では拡散防止が優先される一方、証拠保全とログ保存の要否も早めに確認する必要があります。
Section 01

ネットに拡散された画像と削除・非表示・検索除外の違い

消したい対象を技術的に分けると、申請先と求める措置を選びやすくなります。

無断掲載された画像には、顔写真、住所や勤務先が推測できる写真、性的画像、SNSプロフィール画像の転載、卒業アルバムや社内資料の流出、AI生成・加工画像、子どもの写真などがあります。どの画像が問題かを分類することは、保護される利益と緊急度を見極めるために重要です。次の一覧では、画像の類型と初動で意識する観点を確認します。

IDENTITY

顔・制服・勤務先がわかる画像

顔写真、全身写真、制服、名札、職場や学校での写真は、本人特定や生活圏の推測につながります。

PRIVATE

私生活や家族関係が伝わる画像

自宅、表札、車、病院、家族、通院、事故、葬儀などが写る画像は、プライバシー侵害の説明が重要になります。

SEXUAL

性的画像・児童画像・加工画像

裸、下着、性的な姿態、児童の性的画像、ディープフェイクは、通常の通報に加えて警察や専門窓口の利用を検討する領域です。

被害者が望む「消してほしい」は、掲載元からの削除、一般公開からの非表示、プロバイダ等による送信停止、検索エンジンからの検索除外に分かれます。この違いを知ることは、元投稿が消えても検索結果や転載先が残る事態を防ぐために重要です。表では、各措置の意味と限界を比較して読み取ります。

措置意味実務上の効果
削除投稿、画像ファイル、動画、コメントなどを掲載元から消すこと元URLから閲覧できなくなりますが、転載先には残ることがあります。
非表示・閲覧制限一般公開を外し、地域制限・年齢制限・ログイン制限をかけること被害拡大を抑えられますが、完全削除ではない場合があります。
送信防止措置プロバイダ等が権利侵害情報の送信を止める措置掲示板、ブログ、ホスティング等に対して使われる実務用語です。
検索除外・インデックス削除検索結果や画像サムネイルから外すこと元ページは残る場合がありますが、検索経由の拡散抑制に役立ちます。

削除請求と発信者情報開示は目的が違います。削除は今見える画像を止める手続で、発信者情報開示は投稿者を特定して責任追及や再発防止につなげる手続です。

Section 02

画像削除請求で使われる法的根拠

画像の内容と掲載文脈に応じて、プライバシー・肖像権・名誉・著作権などを切り分けます。

画像削除請求は一つの法律だけで決まるものではありません。どの根拠を使うかは、画像に何が写り、どの文脈で公開され、どの被害につながっているかを説明するために重要です。表では、根拠ごとの典型例と、求める措置の方向性を横並びで確認します。

根拠典型例請求の方向性
プライバシー侵害住所、家族、病歴、性的情報、生活圏が推測できる画像人格権に基づく削除、検索結果削除、損害賠償を検討します。
肖像権侵害顔、容貌、制服姿、勤務中・通学中の姿などの無断掲載投稿削除、転載削除、損害賠償を検討します。
名誉毀損・侮辱画像に犯罪者、不倫、詐欺師などの説明を付ける投稿投稿文やコメント込みで削除、開示、損害賠償、刑事相談を検討します。
著作権侵害自分や法人が権利を持つ写真の無断転載著作権侵害申立、差止、損害賠償を検討します。
私事性的画像・児童画像裸、下着、性的姿態、18歳未満の性的画像緊急削除、警察相談、専門窓口、民事・刑事対応を並行して検討します。
利用規約違反いじめ、嫌がらせ、なりすまし、ドキシング、性的画像プラットフォーム通報、アカウント停止、画像削除を求めます。

写真に写っている本人と著作権者は同じとは限りません。この切り分けは、誤った著作権主張を避けるために重要です。次の比較では、誰が撮影・保有しているかによって、主張しやすい根拠が変わる点を読み取ります。

自分が撮影した写真

著作権侵害を主張しやすい類型です。元データや撮影経緯、権利保有を示す資料を整理します。

自分が写っている写真

撮影者が別人の場合は、肖像権やプライバシー侵害を中心に検討します。

法人が制作・保有する画像

法人の著作権、従業員の肖像・プライバシー、営業上の利益、個人情報を併せて確認します。

Section 03

性的画像・児童画像・脅迫を伴う画像削除の緊急対応

通常のフォーム申請だけでなく、警察・専門窓口・弁護士等への相談を並行して検討する場面です。

裸、下着、性的行為、性的部位、性的な姿態、私的な性交渉に関する画像は、拡散が速く、就学・就労、精神的被害、恐喝、ストーカー、二次拡散に直結しやすい領域です。どの状況が緊急度を高めるかを把握することは、通常の削除申請だけで足りるか、専門窓口や警察への相談も必要かを見極めるために重要です。

私事性的画像

元交際相手等による裸・性的画像の公開、拡散予告、金銭要求がある場合は、証拠保存と拡散防止を同時に考えます。

児童の性的画像

18歳未満の児童が性的に描写された画像は、保護者だけで抱え込まず、警察や専門窓口への相談を優先する領域です。

脅迫・恐喝・ストーカー

画像をばらまく、職場や家族へ送る、金銭を要求するなどの脅しは、削除請求とは別に刑事事件性も検討します。

性的画像や児童画像では、証拠保全のためであっても画像の複製・転送・共有が二次被害や法的リスクにつながることがあります。この点は、保存すべき情報と控えるべき行為を分けるために重要です。下の注意点では、必要最小限の記録にとどめ、専門機関の指示を受けるという読み方をしてください。

緊急時人命・安全に関わる場面では、110番、警察署、専門相談窓口、弁護士等への相談が優先される対応とされています。相手との直接交渉は、追加要求、再拡散、証拠隠滅につながる可能性があります。
Section 04

画像削除請求の証拠保全とURL一覧化

削除前に何を残すかを決めることで、申請・相談・裁判手続の説明がしやすくなります。

削除請求では、可能な範囲で先に証拠を残すことが大切です。証拠がないと、プラットフォーム、相談窓口、弁護士、裁判所、警察、学校、会社へ状況を説明しにくくなります。次の表では、保存項目と具体例を照合し、URL・日時・文脈・被害状況を漏らさないように読み取ります。

保存項目具体例
URL投稿URL、画像URL、動画URL、検索結果URL、プロフィールURL
投稿情報投稿日時、投稿ID、スレッド番号、コメント番号、アカウントID、ユーザー名
画面全体アドレスバー、日時、投稿本文、画像、コメント、反応数がわかるスクリーンショット
周辺文脈タイトル、説明文、ハッシュタグ、コメント欄、引用元、リンク先
拡散状況転載先、検索結果表示、SNS共有、ミラー、アーカイブ
被害状況第三者からの連絡、脅迫、職場・学校への影響、精神的被害、二次投稿
申請履歴通報日時、受付番号、返信、却下理由、再申請内容

拡散画像では、1つのURLだけを削除しても被害が終わらないことがあります。対象を一覧化することは、元投稿、転載先、検索結果、画像検索、アーカイブを別々に処理するために重要です。表では、種別ごとに管理者、根拠、申請状況を分けて記録する読み方をします。

No.種別記録するURL管理者・サービス根拠状態
1元投稿投稿URL・画像URLSNS・掲示板肖像権・プライバシー審査中など
2転載先転載ページURLまとめサイト・ブログ肖像権・名誉など要対応など
3検索結果検索結果URL検索エンジン検索除外未申請など
4画像検索サムネイル表示URL検索エンジンサムネイル削除要確認など
5アーカイブ保存ページURLアーカイブサイトプライバシー要対応など
Section 05

削除申請・検索結果削除・仮処分までの進め方

対象URL、申請者の立場、権利侵害の根拠、被害、求める措置を具体化します。

プラットフォームや管理者へ申請するときは、対象URL、申請者の立場、問題画像、権利侵害の根拠、同意がないこと、被害、求める措置、添付資料をそろえることが重要です。次の一覧では、申請文に入れる項目を上から順に確認します。

1

対象URLの特定

投稿URL、画像URL、アカウントURL、検索結果URLを明記します。

特定
2

申請者の立場

本人、親権者、代理人、法人担当者など、画像との関係を説明します。

立場
3

問題画像と根拠

誰が写り、何が識別され、どの権利が問題かを書きます。

根拠
4

同意・被害・措置

同意がないこと、拡散や嫌がらせ、削除・非表示・検索除外・再投稿防止を具体化します。

緊急性

検索結果や画像サムネイルが残る場合は、元ページの状態、検索キーワード、表示されるタイトルや説明文、被害、公共性の乏しさを説明します。独自サイトや匿名掲示板で連絡先が不明な場合は、運営者情報、利用規約、権利侵害窓口、Whois、ホスティング事業者を順に確認します。

申請の要点どのURLのどの画像が、どの権利を、どのように侵害しているかを書きます。任意対応がない場合は、送信防止措置依頼、削除仮処分、発信者情報開示命令を検討します。
Section 06

相談窓口・ケース別対応・組織対応の注意点

相談先の役割と、画像の種類ごとの優先対応を整理します。

画像削除では、相談先ごとに役割が違います。窓口の違いを知ることは、削除方法の助言、緊急通報、代理交渉、裁判手続を適切に分けるために重要です。次の一覧では、主な相談先と向いている場面を確認します。

CENTER

違法・有害情報相談センター

削除依頼方法、投稿者特定の基本的な流れ、大規模プラットフォームが対応しない場合の相談先を知りたい場面に向きます。

HUMAN RIGHTS

法務局・人権相談

誹謗中傷、差別、いじめ、プライバシー侵害、未成年者の被害などで利用を検討します。

POLICE

警察

性的画像、児童画像、脅迫、恐喝、ストーカー、犯罪予告、なりすまし詐欺など刑事事件性がある場面で重要です。

LEGAL

弁護士等の専門家

仮処分、発信者情報開示、損害賠償、刑事告訴、海外サイト、企業・学校対応などで検討します。

画像の種類によって、主な根拠と優先対応は変わります。ケース別に整理することは、申請時に何を根拠に、どこへ、どの順番で求めるかを決めるために重要です。表では、事案、根拠、優先対応、注意点の順に読みます。

ケース主な根拠優先対応注意点
顔写真を掲示板に晒された肖像権、プライバシー掲示板管理者・ホストへ削除申請氏名や住所と結びつく場合は緊急性が高まります。
SNSのプロフィール画像を転載された肖像権、著作権、規約違反転載先と検索エンジンへ申請本人が投稿済みでも転載同意とは限りません。
裸・下着画像を拡散された私事性的画像、プライバシー警察、専門窓口、緊急申請画像の保存・転送に慎重さが必要です。
虚偽の犯罪説明が付いた名誉毀損、肖像権削除、発信者情報開示投稿文・コメント込みで証拠化します。
検索結果だけ残っているプライバシー、検索除外検索エンジンへ申請元ページ削除済み資料を添付すると説明しやすくなります。
Section 07

画像削除請求の失敗回避と相談前チェックリスト

証拠、請求先、根拠、直接交渉、二次拡散、期限を確認します。

画像削除でよくある失敗を知ることは、初動で取り返しにくいミスを避けるために重要です。次の注意点は、証拠、請求先、根拠、直接交渉、二次拡散、期限の6つを確認する読み方です。

証拠を取らずに削除依頼

削除後に投稿者特定、損害賠償、再投稿対策、会社・学校への説明が難しくなります。

請求先を間違える

検索エンジンだけ、元サイトだけ、無関係なプロバイダだけに申請すると被害が残ります。

根拠が抽象的すぎる

違法、迷惑、困っているだけではなく、どの権利がどう侵害されているかを説明します。

直接交渉で被害拡大

相手が逆上し、再投稿、脅迫、証拠隠滅、周囲への拡散を行う可能性があります。

自分で広げてしまう

公開の場で問題画像やURLを共有すると、善意の拡散でも画像がさらに広がるおそれがあります。

投稿者特定の期限を逃す

アクセスログの保存期間には限りがあるため、投稿者特定を考える場合は早期対応が重要です。

弁護士や相談窓口へ相談する前に資料を整理すると、削除仮処分、発信者情報開示、損害賠償、刑事相談の判断が早くなります。準備資料を一覧化することは、初回相談で事案の全体像を正確に伝えるために重要です。

準備資料内容
対象URL一覧元投稿、転載先、検索結果、画像検索、アーカイブを分けます。
スクリーンショット一式URL、日時、投稿文、画像、コメント、アカウント情報がわかるものを残します。
画像の元データ撮影者、撮影経緯、著作権者、掲載同意の有無を整理します。
被害状況のメモ第三者からの連絡、脅迫、職場・学校への影響、精神的被害、再投稿を時系列で書きます。
希望する結果削除のみ、投稿者特定、損害賠償、刑事対応、再発防止などを整理します。
Section 08

ネットに拡散された画像の削除請求に関するFAQ

個別判断を断定せず、一般的な制度説明と相談時の確認事項として整理します。

Q1. 画像が1枚だけでも削除請求できますか。

一般的には、1枚の画像でも本人が識別でき、プライバシー、肖像権、名誉、著作権、性的画像、児童画像などの問題があれば、削除請求の対象になり得るとされています。ただし、画像の内容、文脈、拡散範囲、被害の程度によって結論が変わる可能性があります。

Q2. 顔がはっきり写っていなければ削除できませんか。

一般的には、顔が不鮮明でも、制服、名札、住所、車、職場、学校、SNSアカウント、投稿文、コメントなどから本人が識別できる場合は削除を求める余地があります。ただし、識別可能性や周辺情報の内容で判断が変わります。

Q3. 過去にSNSへ投稿した写真でも転載削除を求められますか。

一般的には、本人が過去に投稿した写真でも、第三者が別の文脈で晒し、侮辱、性的利用、住所特定、嫌がらせに利用することまで同意したとは限らないと考えられます。

Q4. 削除申請をしたら投稿者に住所が知られますか。

一般的には、サービスや手続によって異なります。送信防止措置依頼では発信者への意見照会が行われる場合があり、どの情報が相手に伝わるか注意が必要です。危険がある場合は、自己判断で個人情報を出さず、弁護士等へ相談する必要があります。

Q5. 削除後に投稿者を特定できますか。

一般的には、削除後でも特定できる場合はありますが、削除によりログや投稿情報が失われ、特定が難しくなる可能性があります。

Q6. 海外サイトでも削除できますか。

一般的には、海外プラットフォームのフォーム、著作権侵害申立、プライバシー申立、性的画像専用フォーム、ホスティング事業者への通知、検索結果削除などを組み合わせる余地があります。

Q7. 検索エンジンから消えれば完全に削除されたことになりますか。

一般的には、検索結果から外れても、元ページや転載先が残っていればURLを知っている人が閲覧できる場合があります。

Q8. 削除申請は何回してもよいですか。

一般的には、同じ内容を大量に送るより、初回申請の不備を補い、根拠、証拠、対象URL、緊急性を整理して再申請する方が有効とされています。

Q9. 弁護士に依頼すると何が変わりますか。

一般的には、削除請求の法律構成、仮処分申立、発信者情報開示、損害賠償請求、刑事告訴の整理、相手方との交渉、本人情報を出さない代理申請、企業・学校対応などを依頼できる場合があります。

Q10. 会社の担当者が従業員の画像削除を申請できますか。

一般的には、従業員本人の意思、代理権、個人情報の扱いを確認したうえで会社として支援できる場合があります。ただし、本人同意、相談記録、情報管理、広報方針を整理する必要があります。

Reference

参考資料

法令・公的資料

  • e-Gov法令検索「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」
  • e-Gov法令検索「私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律」
  • e-Gov法令検索「著作権法」
  • e-Gov法令検索「刑法」
  • 政府広報オンライン「個人情報保護法のルールを知ろう」

相談窓口・実務資料

  • 違法・有害情報相談センター「削除依頼の流れについて」
  • 違法・有害情報相談センター「相談窓口」
  • 警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」
  • 警察庁「リベンジポルノ等の被害を防止するために」
  • セーファーインターネット協会「誹謗中傷ホットラインへの連絡にあたって」
  • SafeLine「違法情報について」
  • 文化庁「初めての削除要請ガイドブック」
  • 文化庁「海賊版対策情報ポータルサイト 相談窓口」

裁判例・関連資料

  • 最高裁判所 平成29年1月31日第三小法廷決定「投稿記事削除仮処分決定認可決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件」
  • 最高裁判所「最高裁において関与した主要な裁判」
  • 大分県「情報流通プラットフォーム対処法」