2σ Guide

子供が2人の場合の
遺産額別の相続税一覧

子供2人のみ、配偶者と子供2人の2ケースで、基礎控除、法定相続分、配偶者の税額軽減、実務上の注意点を確認できます。

4,200万子供2人のみの基礎控除
4,800万配偶者ありの基礎控除
10か月相続税の申告期限
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子供が2人の場合の 遺産額別の相続税一覧

子供2人のみ、配偶者と子供2人の2ケースで、基礎控除、法定相続分、配偶者の税額軽減、実務上の注意点を確認できます。

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子供が2人の場合の 遺産額別の相続税一覧
子供2人のみ、配偶者と子供2人の2ケースで、基礎控除、法定相続分、配偶者の税額軽減、実務上の注意点を確認できます。
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  • 子供が2人の場合の 遺産額別の相続税一覧
  • 子供2人のみ、配偶者と子供2人の2ケースで、基礎控除、法定相続分、配偶者の税額軽減、実務上の注意点を確認できます。

POINT 1

  • 子供が2人の場合の相続税の全体像
  • 4,200万円と4,800万円の違いを最初に確認します
  • 子供2人だけなら4,200万円が入口
  • 子供が2人の場合の相続税は、配偶者がいるかどうかで入口が変わります。
  • 子供2人だけなら基礎控除は4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。

POINT 2

  • 子供が2人の場合に使う相続税の速算表
  • 1. 正味の遺産額を出す:財産、控除、加算を反映して課税価格の合計額を確認します。
  • 2. 基礎控除を差し引く:子供2人のみなら4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。
  • 3. 法定相続分で仮分け:子供2人のみなら各1/2、配偶者ありなら配偶者1/2・子供各1/4です。
  • 4. 総額を配分し控除を適用:実際の取得割合で配分し、配偶者の税額軽減などを確認します。

POINT 3

  • 子供2人のみの場合の遺産額別相続税一覧
  • 基礎控除4,200万円で均等取得する前提です
  • ケースAは、配偶者がいない、または先に亡くなっており、相続人が子供2人だけです場合です。
  • 正味の遺産額が4,200万円以下であれば、一般的には相続税はかかりません。
  • 左から正味の遺産額、基礎控除、課税遺産総額、相続税総額、子1人あたりの納付額を読みます。

POINT 4

  • 配偶者と子供2人の場合の遺産額別相続税一覧
  • 基礎控除4,800万円と配偶者の税額軽減を反映します
  • ケースBは、配偶者と子供2人が相続人です場合です。
  • 基礎控除は4,800万円で、法定相続分は配偶者1/2、子供A1/4、子供B1/4です。
  • 配偶者の税額軽減により、法定相続分どおりなら配偶者の納付税額は0円になることが多くあります。

POINT 5

  • 子供が2人の場合に一覧表の税額が変わる項目
  • 保険金、不動産、贈与、債務控除を反映して読み替えます
  • ただし、これは入口であり、納税資金が足りるかは別問題です。
  • 次の重要ポイント一覧は、早見表の税額をそのまま使うと危ない調整項目を示しています。
  • 特に保険金と退職金は、500万円×法定相続人の数まで非課税枠があります。

POINT 6

  • 子供が2人の場合の特例・未分割・期限管理
  • 1. 相続税申告と納税:戸籍収集、財産調査、評価、遺産分割協議、納税資金確保、申告書作成を進めます。
  • 2. 申告期限は原則延びない:特例や配偶者の税額軽減が使えない申告になることがあり、後日の修正申告や更正の請求を検討します。
  • 3. 相続登記の申請:不動産を取得した相続人は、相続開始と所有権取得を知った日から原則3年以内に申請します。

POINT 7

  • 子供2人の相続で多い相談類型と専門家の役割
  • 1. 法定相続人を確定:配偶者の有無、子供2人の関係、養子、代襲相続、相続放棄を確認します。
  • 2. 正味の遺産額を概算:預金、不動産、保険金、退職金、債務、葬式費用、生前贈与を整理します。
  • 3. 基礎控除と特例を確認:4,200万円または4,800万円、小規模宅地等の特例、保険金非課税枠を確認します。
  • 4. 分割方針と納税資金を検討:代償分割、換価分割、共有の是非、二次相続を検討します。
  • 5. 期限内に申告・登記:10か月以内の申告・納税と、不動産がある場合の相続登記を進めます。

POINT 8

  • 子供が2人の場合のFAQとまとめ
  • 標準モデルと個別確認が必要な場面を分けます
  • 子供2人なら、遺産はいくらまで相続税がかかりませんか。
  • 子供2人で1億円を相続したら、相続税はいくらですか。
  • 相続税一覧表の税額と税理士の試算が違うのはなぜですか。

まとめ

  • 子供が2人の場合の 遺産額別の相続税一覧
  • 子供が2人の場合の相続税の全体像:4,200万円と4,800万円の違いを最初に確認します
  • 子供が2人の場合に使う相続税の速算表:税率は仮分け後の金額に当てはめます
  • 子供2人のみの場合の遺産額別相続税一覧:基礎控除4,200万円で均等取得する前提です
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

子供が2人の場合の相続税の全体像

4,200万円と4,800万円の違いを最初に確認します

子供が2人の場合の相続税は、配偶者がいるかどうかで入口が変わります。子供2人だけなら基礎控除は4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。

まず全体像を把握するため、次の重要ポイントでは、2つの基礎控除と申告期限を並べています。どの家族構成でどの金額を使うか、申告検討が始まる境界がどこかを読み取ってください。

子供2人だけなら4,200万円が入口

正味の遺産額が4,200万円以下なら、一般的には相続税はかかりません。超えた部分を2人の法定相続分1/2ずつに仮分けして相続税総額を計算します。

配偶者と子供2人では、配偶者1/2、子供A1/4、子供B1/4の法定相続分を使って相続税総額を計算します。その後、実際の取得割合に応じて配分し、配偶者の税額軽減などを適用します。

前提一覧表は、特例や個別控除を反映しない標準モデルです。小規模宅地等の特例、生命保険金非課税枠、死亡退職金非課税枠、未分割、2割加算、養子、代襲相続などで税額は変わります。
Section 01

子供が2人の場合の相続税で見る2つの前提

子供2人のみか、配偶者と子供2人かを分けます

このページの一覧表では、子供2人のみのケースAと、配偶者1人と子供2人のケースBを分けて計算します。相続税は実際の分け方に直接税率を掛けるのではなく、いったん法定相続分どおりに仮分けして総額を出す点が重要です。

次の比較表は、2つのケースで法定相続人、基礎控除、法定相続分、表の読み方がどう違うかを示しています。最初に自分の家族構成がどちらに当たるかを読み、使う早見表を間違えないようにします。

ケース法定相続人基礎控除法定相続分一覧表の読み方
ケースA子供2人のみ4,200万円子供A 1/2、子供B 1/2配偶者がいない、または配偶者が先に死亡している典型例
ケースB配偶者1人+子供2人4,800万円配偶者1/2、子供A 1/4、子供B 1/4配偶者が法定相続分どおり取得し、配偶者の税額軽減を使う典型例

次の法定相続分の表は、子供2人だけの場合と、配偶者と子供2人の場合で、各人の割合がどう変わるかを示しています。列は配偶者、子供A、子供Bの割合を表し、相続税総額の計算に使う仮分けの比率を読み取ります。

家族構成配偶者子供A子供B
子供2人のみなし1/21/2
配偶者+子供2人1/21/41/4
基礎控除相続税の基礎控除は3,000万円+600万円×法定相続人の数です。子供2人のみなら4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。
Section 02

子供が2人の場合に使う相続税の速算表

税率は仮分け後の金額に当てはめます

相続税の税率は、法定相続分に応ずる取得金額に応じて10%から55%まで上がります。子供2人の場合は、課税遺産総額を2分の1ずつ、または配偶者1/2・子供各1/4に仮分けしてからこの表を使います。

次の速算表は、仮分け後の金額がどの税率区分に入るかを確認するための一覧です。左列の金額帯、中央の税率、右列の控除額を組み合わせて税額を出します。遺産額全体ではなく、基礎控除後を法定相続分で割った金額を見ることが重要です。

法定相続分に応ずる取得金額税率控除額
1,000万円以下10%0円
1,000万円超〜3,000万円以下15%50万円
3,000万円超〜5,000万円以下20%200万円
5,000万円超〜1億円以下30%700万円
1億円超〜2億円以下40%1,700万円
2億円超〜3億円以下45%2,700万円
3億円超〜6億円以下50%4,200万円
6億円超55%7,200万円

たとえば子供2人のみで正味の遺産額が1億円なら、1億円に30%を掛けるのではありません。基礎控除4,200万円を引いて5,800万円とし、2人で1/2ずつに仮分けした2,900万円に15%を掛け、50万円を差し引きます。

計算の順番を見失わないよう、次の判断の流れでは、正味の遺産額から納付税額までの流れを示しています。上から順に進めることで、基礎控除、法定相続分、税額配分、配偶者の税額軽減のどこで金額が変わるかを読み取れます。

相続税額を出す基本順序

正味の遺産額を出す

財産、控除、加算を反映して課税価格の合計額を確認します。

基礎控除を差し引く

子供2人のみなら4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。

法定相続分で仮分け

子供2人のみなら各1/2、配偶者ありなら配偶者1/2・子供各1/4です。

総額を配分し控除を適用

実際の取得割合で配分し、配偶者の税額軽減などを確認します。

Section 03

子供2人のみの場合の遺産額別相続税一覧

基礎控除4,200万円で均等取得する前提です

ケースAは、配偶者がいない、または先に亡くなっており、相続人が子供2人だけです場合です。正味の遺産額が4,200万円以下であれば、一般的には相続税はかかりません。

計算式課税遺産総額=正味の遺産額−4,200万円。子供1人の法定相続分に応ずる取得金額=課税遺産総額×1/2。相続税総額=子供1人分の税額×2人です。

次の表は、子供2人のみで均等取得する前提の遺産額別一覧です。左から正味の遺産額、基礎控除、課税遺産総額、相続税総額、子1人あたりの納付額を読みます。子供間で取得割合が違う場合は、相続税総額を実際の取得割合に応じて配分する点に注意してください。

正味の遺産額基礎控除課税遺産総額相続税総額子1人あたりの納付額(均等取得)
1,000万円4,200万円0円0円0円
1,500万円4,200万円0円0円0円
2,000万円4,200万円0円0円0円
2,500万円4,200万円0円0円0円
3,000万円4,200万円0円0円0円
3,500万円4,200万円0円0円0円
4,000万円4,200万円0円0円0円
4,200万円4,200万円0円0円0円
4,500万円4,200万円300万円30万円15万円
4,800万円4,200万円600万円60万円30万円
5,000万円4,200万円800万円80万円40万円
5,500万円4,200万円1,300万円130万円65万円
6,000万円4,200万円1,800万円180万円90万円
6,500万円4,200万円2,300万円245万円122.5万円
7,000万円4,200万円2,800万円320万円160万円
7,500万円4,200万円3,300万円395万円197.5万円
8,000万円4,200万円3,800万円470万円235万円
8,500万円4,200万円4,300万円545万円272.5万円
9,000万円4,200万円4,800万円620万円310万円
9,500万円4,200万円5,300万円695万円347.5万円
1億円4,200万円5,800万円770万円385万円
1億1,000万円4,200万円6,800万円960万円480万円
1億2,000万円4,200万円7,800万円1,160万円580万円
1億3,000万円4,200万円8,800万円1,360万円680万円
1億4,000万円4,200万円9,800万円1,560万円780万円
1億5,000万円4,200万円10,800万円1,840万円920万円
1億6,000万円4,200万円11,800万円2,140万円1,070万円
1億7,000万円4,200万円12,800万円2,440万円1,220万円
1億8,000万円4,200万円13,800万円2,740万円1,370万円
1億9,000万円4,200万円14,800万円3,040万円1,520万円
2億円4,200万円15,800万円3,340万円1,670万円
2億1,000万円4,200万円16,800万円3,640万円1,820万円
2億2,000万円4,200万円17,800万円3,940万円1,970万円
2億3,000万円4,200万円18,800万円4,240万円2,120万円
2億4,000万円4,200万円19,800万円4,540万円2,270万円
2億5,000万円4,200万円20,800万円4,920万円2,460万円
2億6,000万円4,200万円21,800万円5,320万円2,660万円
2億7,000万円4,200万円22,800万円5,720万円2,860万円
2億8,000万円4,200万円23,800万円6,120万円3,060万円
2億9,000万円4,200万円24,800万円6,520万円3,260万円
3億円4,200万円25,800万円6,920万円3,460万円
3億5,000万円4,200万円30,800万円8,920万円4,460万円
4億円4,200万円35,800万円10,920万円5,460万円
4億5,000万円4,200万円40,800万円12,960万円6,480万円
5億円4,200万円45,800万円15,210万円7,605万円
5億5,000万円4,200万円50,800万円17,460万円8,730万円
6億円4,200万円55,800万円19,710万円9,855万円
6億5,000万円4,200万円60,800万円22,000万円11,000万円
7億円4,200万円65,800万円24,500万円12,250万円
7億5,000万円4,200万円70,800万円27,000万円13,500万円
8億円4,200万円75,800万円29,500万円14,750万円
8億5,000万円4,200万円80,800万円32,000万円16,000万円
9億円4,200万円85,800万円34,500万円17,250万円
9億5,000万円4,200万円90,800万円37,000万円18,500万円
10億円4,200万円95,800万円39,500万円19,750万円

代表額ごとの負担感をつかむため、次の比較グラフでは、子供2人のみの場合の相続税総額を並べています。棒の高さは相続税総額の大きさを表し、1億円、2億円、5億円、10億円で負担がどの程度広がるかを読み取れます。

770万
1億円
3,340万
2億円
15,210万
5億円
39,500万
10億円
Section 04

配偶者と子供2人の場合の遺産額別相続税一覧

基礎控除4,800万円と配偶者の税額軽減を反映します

ケースBは、配偶者と子供2人が相続人です場合です。基礎控除は4,800万円で、法定相続分は配偶者1/2、子供A1/4、子供B1/4です。配偶者の税額軽減により、法定相続分どおりなら配偶者の納付税額は0円になることが多くあります。

次の表は、配偶者が1/2、子供2人が各1/4を取得し、配偶者の税額軽減を使う前提の一覧です。左から正味の遺産額、基礎控除、課税遺産総額、配偶者控除前の相続税総額、控除後の納付税額合計、子1人あたりを読み取ります。

正味の遺産額基礎控除課税遺産総額相続税総額(配偶者控除前)納付税額合計(法定相続分取得・配偶者控除後)子1人あたり
1,000万円4,800万円0円0円0円0円
1,500万円4,800万円0円0円0円0円
2,000万円4,800万円0円0円0円0円
2,500万円4,800万円0円0円0円0円
3,000万円4,800万円0円0円0円0円
3,500万円4,800万円0円0円0円0円
4,000万円4,800万円0円0円0円0円
4,200万円4,800万円0円0円0円0円
4,500万円4,800万円0円0円0円0円
4,800万円4,800万円0円0円0円0円
5,000万円4,800万円200万円20万円10万円5万円
5,500万円4,800万円700万円70万円35万円17.5万円
6,000万円4,800万円1,200万円120万円60万円30万円
6,500万円4,800万円1,700万円170万円85万円42.5万円
7,000万円4,800万円2,200万円225万円112.5万円56.25万円
7,500万円4,800万円2,700万円287.5万円143.75万円71.88万円
8,000万円4,800万円3,200万円350万円175万円87.5万円
8,500万円4,800万円3,700万円412.5万円206.25万円103.12万円
9,000万円4,800万円4,200万円480万円240万円120万円
9,500万円4,800万円4,700万円555万円277.5万円138.75万円
1億円4,800万円5,200万円630万円315万円157.5万円
1億1,000万円4,800万円6,200万円785万円392.5万円196.25万円
1億2,000万円4,800万円7,200万円960万円480万円240万円
1億3,000万円4,800万円8,200万円1,135万円567.5万円283.75万円
1億4,000万円4,800万円9,200万円1,310万円655万円327.5万円
1億5,000万円4,800万円10,200万円1,495万円747.5万円373.75万円
1億6,000万円4,800万円11,200万円1,720万円860万円430万円
1億7,000万円4,800万円12,200万円1,950万円975万円487.5万円
1億8,000万円4,800万円13,200万円2,200万円1,100万円550万円
1億9,000万円4,800万円14,200万円2,450万円1,225万円612.5万円
2億円4,800万円15,200万円2,700万円1,350万円675万円
2億1,000万円4,800万円16,200万円2,950万円1,475万円737.5万円
2億2,000万円4,800万円17,200万円3,200万円1,600万円800万円
2億3,000万円4,800万円18,200万円3,450万円1,725万円862.5万円
2億4,000万円4,800万円19,200万円3,700万円1,850万円925万円
2億5,000万円4,800万円20,200万円3,970万円1,985万円992.5万円
2億6,000万円4,800万円21,200万円4,320万円2,160万円1,080万円
2億7,000万円4,800万円22,200万円4,670万円2,335万円1,167.5万円
2億8,000万円4,800万円23,200万円5,020万円2,510万円1,255万円
2億9,000万円4,800万円24,200万円5,370万円2,685万円1,342.5万円
3億円4,800万円25,200万円5,720万円2,860万円1,430万円
3億5,000万円4,800万円30,200万円7,470万円3,735万円1,867.5万円
4億円4,800万円35,200万円9,220万円4,610万円2,305万円
4億5,000万円4,800万円40,200万円10,985万円5,492.5万円2,746.25万円
5億円4,800万円45,200万円13,110万円6,555万円3,277.5万円
5億5,000万円4,800万円50,200万円15,235万円7,617.5万円3,808.75万円
6億円4,800万円55,200万円17,360万円8,680万円4,340万円
6億5,000万円4,800万円60,200万円19,490万円9,745万円4,872.5万円
7億円4,800万円65,200万円21,740万円10,870万円5,435万円
7億5,000万円4,800万円70,200万円23,990万円11,995万円5,997.5万円
8億円4,800万円75,200万円26,240万円13,120万円6,560万円
8億5,000万円4,800万円80,200万円28,495万円14,247.5万円7,123.75万円
9億円4,800万円85,200万円30,870万円15,435万円7,717.5万円
9億5,000万円4,800万円90,200万円33,245万円16,622.5万円8,311.25万円
10億円4,800万円95,200万円35,620万円17,810万円8,905万円

1億円の例では、基礎控除4,800万円を差し引いた5,200万円を配偶者2,600万円、子供各1,300万円に仮分けして相続税総額630万円を出します。その後、法定相続分どおりに配分し、配偶者分315万円は税額軽減により0円、子供2人の合計315万円が納付税額の目安です。

申告注意配偶者の税額軽減で納付税額が0円になる場合でも、申告書や添付書類の提出が必要となる場面があります。未分割財産は一定の手続をしない限り軽減の対象にならないことがあります。
Section 05

子供が2人の場合に一覧表の税額が変わる項目

保険金、不動産、贈与、債務控除を反映して読み替えます

2つの一覧表からは、子供2人のみでは4,200万円を超えると課税領域に入り、配偶者と子供2人では4,800万円を超えると申告検討領域に入ることが分かります。ただし、これは入口であり、納税資金が足りるかは別問題です。

次の重要ポイント一覧は、早見表の税額をそのまま使うと危ない調整項目を示しています。項目ごとに、税額を下げる可能性、上げる可能性、申告や分割に影響する可能性があるため、自分の財産に当てはまるものを読み取ってください。

項目相続税計算上の扱い実務上の注意
預貯金原則として相続開始日の残高等名義預金の有無が争点になりやすい
不動産相続税評価額で評価路線価、倍率方式、貸家建付地、小規模宅地等の特例を検討
有価証券相続開始時の評価上場株式、投資信託、非上場株式で評価方法が異なる
生命保険金みなし相続財産として課税対象になりうる相続人受取なら500万円×法定相続人の数まで非課税枠あり
死亡退職金みなし相続財産として課税対象になりうる相続人受取なら500万円×法定相続人の数まで非課税枠あり
借入金・未払金債務控除の対象になりうる被相続人の債務ですことの確認が必要
葬式費用控除対象になりうる香典返し、法要費用などは取扱いに注意
生前贈与加算対象期間内の暦年課税贈与等は加算対象令和6年以後の贈与は加算期間の段階的延長に注意
相続時精算課税財産相続税の課税価格に加算令和6年以後は年110万円の基礎控除の取扱いに注意

特に保険金と退職金は、500万円×法定相続人の数まで非課税枠があります。子供2人のみなら1,000万円、配偶者と子供2人なら1,500万円です。ただし、相続人以外が受け取る死亡保険金にはこの非課税枠は適用されません。

次の横棒グラフは、子供2人のみと配偶者ありで非課税枠や基礎控除がどう違うかを比較するものです。棒の長さは金額の相対的な大きさを示し、法定相続人が1人増えるだけで基礎控除と保険非課税枠が増えることを読み取れます。

子2人基礎
4,200万
配偶者あり
4,800万
保険 子2人
1,000万
保険 3人
1,500万
棒の長さは金額比較の目安です。実際の適用には受取人や財産内容の確認が必要です。
Section 06

子供が2人の場合の特例・未分割・期限管理

10か月の税務期限と3年の登記期限を同時に見ます

相続財産に自宅土地や事業用土地がある場合、小規模宅地等の特例で課税価格が大きく下がることがあります。特定居住用宅地等では330平方メートルまで80%減額の対象となる場合があります。

次の重要項目一覧は、小規模宅地等の特例、未分割、2割加算、養子、申告期限、相続登記をまとめています。各項目は税額、申告書、登記、相続人間の分け方に影響するため、どの論点が自分のケースに関係するかを読み取ってください。

小規模宅地等の特例

特定居住用宅地等は330平方メートルまで80%減額となる場合があります。自宅敷地6,000万円が80%減額なら課税価格は1,200万円です。

未分割の申告

遺産分割がまとまらなくても申告期限は原則延びません。いったん民法上の相続分等で申告し、後日修正申告や更正の請求を検討することがあります。

2割加算

通常の子供は対象外ですが、孫養子で代襲相続人ではない場合などは2割加算が問題になることがあります。

養子の人数制限

基礎控除などの法定相続人の数に含められる養子は、実子がいる場合1人まで、実子がいない場合2人までとされています。

相続税申告期限

被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内に申告・納税します。期限を過ぎると加算税・延滞税がかかる場合があります。

相続登記

不動産を取得したことを知った日から3年以内に相続登記を申請する義務があります。共有登記は将来の管理や売却で問題が複雑化することがあります。

期限と手続の順番を確認するため、次の時系列では、相続税申告と相続登記を並べています。税務と登記は別の制度ですが、同じ資料や分割内容が関係するため、どの期限が先に来るかを読み取ってください。

10か月以内

相続税申告と納税

戸籍収集、財産調査、評価、遺産分割協議、納税資金確保、申告書作成を進めます。

未分割でも

申告期限は原則延びない

特例や配偶者の税額軽減が使えない申告になることがあり、後日の修正申告や更正の請求を検討します。

3年以内

相続登記の申請

不動産を取得した相続人は、相続開始と所有権取得を知った日から原則3年以内に申請します。

Section 07

子供2人の相続で多い相談類型と専門家の役割

代償金、預金管理、介護、遺言を税務と法律の両面で見ます

子供2人の相続では、税額だけでなく、誰が自宅を取得するか、預金管理をどう説明するか、介護や遺言をどう扱うかが問題になりやすいです。

次の一覧は、子供2人の相続で多い相談類型を整理したものです。各項目は税務と法律関係が同時に動くため、どの専門家に何を確認するかを読み取ってください。

代償分割

一方が自宅を取得する

自宅不動産の評価額が大きい場合、取得する子が他方に代償金を払うことがあります。協議書の記載と資金準備が重要です。

預金管理

一方が親の預金を管理していた

出金時期、使途、親の判断能力、介護費用、贈与の有無を確認します。税務では名義預金や生前贈与も問題になります。

介護

一方だけが介護していた

寄与分は通常の扶養を超える特別の寄与が問題です。介護記録、出費、就労制限などの証拠整理が必要です。

遺言

一方に多く残す遺言がある

遺留分侵害額請求、遺言能力、特別受益、生前贈与、評価基準時、支払原資が問題になります。

専門家の役割は広いので、次の表では主な職種と担当領域をまとめています。左列で相談先、右列で役割を確認し、税務、登記、紛争、不動産評価、年金・保険などを混同しないことが重要です。

専門職・機関主な役割
弁護士遺産分割協議、遺留分、使い込み疑い、交渉、調停、審判、訴訟、遺言無効確認など
税理士相続税申告、税務相談、税務代理、税務調査対応、二次相続シミュレーション
司法書士相続登記、不動産名義変更、戸籍収集、登記書類、裁判所提出書類作成
行政書士紛争・税務・登記申請を除く遺産分割協議書、相続人関係説明図、遺言作成支援
公証人公正証書遺言の作成手続
遺言執行者遺言内容の実現、預金解約、不動産手続、受遺者への引渡し等
信託銀行等遺言信託、遺言書保管、遺言執行、相続関連サービス
不動産鑑定士不動産の適正価格評価、遺産分割・訴訟での評価争点対応
土地家屋調査士境界確認、分筆、表示登記、土地の物理的状況の整理
宅地建物取引士・不動産仲介業者相続不動産の売却、換価分割、重要事項説明、売買契約実務
家庭裁判所の裁判官・家事調停官遺産分割調停・審判の進行、判断
家事調停委員当事者の話を聴き、合意形成をあっせん
裁判所書記官調書作成、記録管理、手続案内
家庭裁判所調査官必要な事情調査、関係者からの聴取、裁判官への報告
鑑定人・専門委員不動産、会社価値、医学、建築等の専門的知見の提供
特別代理人・臨時保佐人・臨時補助人未成年者や後見利用者と他の相続人との利益相反場面での代理
公認会計士非上場株式評価、会社財務分析、事業承継支援
中小企業診断士事業承継計画、後継者育成、経営改善
弁理士特許、商標など知的財産の相続・名義変更
FP家計、保険、老後資金、納税資金、専門家連携の全体設計
社会保険労務士遺族年金など死亡後の社会保険・年金手続
遺言書保管官法務局の自筆証書遺言書保管制度に関する事務
市区町村窓口死亡届、戸籍、住民票、固定資産関係資料等
医師・検案医死亡診断書・死体検案書
銀行・信託銀行・生命保険会社預金払戻し、残高証明、死亡保険金請求、相続手続案内

最後に、全体の判断順を整理します。次の判断の流れは、法定相続人の確定から登記までの順番を表しており、特に正味の遺産額と特例・非課税枠の確認で誤りが起きやすい点を読み取ってください。

子供2人の相続で確認する順番

法定相続人を確定

配偶者の有無、子供2人の関係、養子、代襲相続、相続放棄を確認します。

正味の遺産額を概算

預金、不動産、保険金、退職金、債務、葬式費用、生前贈与を整理します。

基礎控除と特例を確認

4,200万円または4,800万円、小規模宅地等の特例、保険金非課税枠を確認します。

分割方針と納税資金を検討

代償分割、換価分割、共有の是非、二次相続を検討します。

期限内に申告・登記

10か月以内の申告・納税と、不動産がある場合の相続登記を進めます。

Section 08

子供が2人の場合のFAQとまとめ

標準モデルと個別確認が必要な場面を分けます

FAQは、早見表を読んだ後に残りやすい疑問を一般的な制度説明として整理しています。金額の目安だけでなく、個別事情で結論が変わる点を読み取ってください。

子供2人なら、遺産はいくらまで相続税がかかりませんか。

一般的には、配偶者がいない場合は子供2人だけで基礎控除4,200万円、配偶者と子供2人なら基礎控除4,800万円です。正味の遺産額がそれぞれの基礎控除以下なら相続税はかからないとされています。ただし、財産評価や加算対象財産で結論が変わる可能性があります。

子供2人で1億円を相続したら、相続税はいくらですか。

一般的には、配偶者なしで子供2人のみ、均等取得なら相続税総額は770万円、子供1人あたり385万円です。配偶者と子供2人で法定相続分どおりに取得し、配偶者の税額軽減を使う前提なら、納付税額合計は315万円、子供1人あたり157.5万円です。

相続税一覧表の税額と税理士の試算が違うのはなぜですか。

一般的には、一覧表は特例や個別事情を入れない標準モデルです。小規模宅地等の特例、生命保険金非課税枠、債務控除、葬式費用、生前贈与加算、未成年者控除、障害者控除、2割加算、不動産評価などで変わります。

配偶者が全部相続すれば相続税はかかりませんか。

一般的には、配偶者の税額軽減により一定額までは配偶者に相続税がかからないとされています。ただし、申告が必要になる場合があり、二次相続で子供2人に税負担が増えることもあります。一次相続だけで判断せず、税理士等へ確認する必要があります。

遺産分割が終わっていない場合、相続税申告は待てますか。

一般的には、相続財産が未分割でも相続税の申告期限は延びません。いったん法定相続分等で取得したものとして申告・納税し、後日分割が成立したときに修正申告や更正の請求を検討することがあります。

相続税が0円なら何もしなくてよいですか。

一般的には、相続税が0円でも、不動産がある場合は相続登記が必要になることがあります。また、配偶者の税額軽減や小規模宅地等の特例を使って0円になる場合には申告が必要となることがあります。

子供が2人の場合の相続税は、配偶者の有無で大きく変わります。子供2人のみなら基礎控除は4,200万円、配偶者と子供2人なら4,800万円です。子供2人のみで正味の遺産額1億円なら相続税総額770万円、子供1人あたり385万円です。配偶者と子供2人で法定相続分どおりに分けるなら、納付税額合計315万円、子供1人あたり157.5万円が目安です。

ただし、一覧表は入口です。正味の遺産額、不動産評価、小規模宅地等の特例、生命保険金の非課税枠、生前贈与の加算、遺産分割の成否、配偶者の税額軽減、二次相続、相続登記、納税資金が複雑に絡みます。

Reference

この記事の参考資料

参考資料

  • 国税庁「No.4102 相続税がかかる場合」
  • 国税庁「No.4152 相続税の計算」
  • 国税庁「No.4155 相続税の税率」
  • 国税庁「No.4132 相続人の範囲と法定相続分」
  • 国税庁「No.4158 配偶者の税額の軽減」
  • 国税庁「No.4205 相続税の申告と納税」
  • 国税庁「No.4208 相続財産が分割されていないときの申告」
  • 国税庁「No.4124 相続した事業の用や居住の用の宅地等の価額の特例」
  • 国税庁「No.4114 相続税の課税対象になる死亡保険金」
  • 国税庁「No.4117 相続税の課税対象になる死亡退職金」
  • 国税庁「No.4157 相続税額の2割加算」
  • 国税庁「No.4170 相続人の中に養子がいるとき」
  • 国税庁「No.4161 贈与財産の加算と税額控除(暦年課税)」
  • 法務省「相続登記の申請義務化について」
  • e-Gov法令検索「民法」