2σ Guide

国税庁のホームページで
相続税の申告書を作成する方法

確定申告書等作成コーナーでは相続税申告書を作成できない点を出発点に、申告要否判定、様式確認、e-Taxソフト、添付書類、納付までの流れを整理します。

10か月 相続税申告の期限
3,000万円 基礎控除の定額部分
136件 PDF1送信の上限目安
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国税庁のホームページで 相続税の申告書を作成する方法

所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。

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国税庁のホームページで 相続税の申告書を作成する方法
所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。
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  • 国税庁のホームページで 相続税の申告書を作成する方法
  • 所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。

POINT 1

  • 国税庁ホームページで相続税申告書を作成する方法の全体像
  • 所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。
  • 申告要否の概算
  • 様式と手引きの確認
  • 申告データ作成

POINT 2

  • 相続税申告書作成で混同しやすい国税庁サイトの違い
  • 1. 申告が必要か概算確認:申告要否判定コーナーで基礎控除超過の可能性を確認します。
  • 2. 様式と申告のしかたを確認:相続開始年分の帳票、手引き、添付書類を確認します。
  • 3. e-Taxソフト等で作成:計算済みの金額を入力し、送信と受信通知の保存を行います。
  • 4. 様式を作成して提出:控え、郵送記録、添付書類の整理が重要になります。

POINT 3

  • 相続税申告書作成の前提になる用語と申告要否
  • 被相続人、相続人、課税価格、基礎控除、10か月期限を押さえます。
  • 申告書作成の前に、誰のどの税務署へ、どの財産を、どの期限までに申告するのかを確認します。
  • 相続税は単純に遺産総額へ税率を掛ける制度ではなく、課税価格、基礎控除、法定相続分、税額控除などを段階的に計算します。
  • 用語の意味を取り違えると、提出先、基礎控除、添付資料、計算順序がずれるため、右端の確認ポイントを読み取ってください。

POINT 4

  • 国税庁ホームページを使った相続税申告書作成の実務手順
  • 判定、様式確認、評価、申告データ、添付書類、納付までを一連で見ます。
  • 相続税申告は、画面に入力して終わる作業ではありません。
  • 相続発生情報の整理、財産評価、税額計算、申告データ作成、添付書類、送信、納付、保存までをつなげて管理する必要があります。
  • 段階欄の順番に意味があり、前の作業が不十分だと後の帳票入力や添付書類整理でつまずくため、成果物欄まで確認してください。

POINT 5

  • 相続税申告書作成前に申告要否と期限を判定する
  • 1. 死亡日、提出先、相続人を整理:被相続人の死亡時住所地、相続人候補、遺言書の有無を確認します。
  • 2. 財産と債務を調査:預貯金、不動産、保険、贈与、債務、葬式費用を漏れなく確認します。
  • 3. 評価と税額計算を進める:路線価、倍率方式、配偶者の税額軽減、小規模宅地等の特例を検討します。
  • 4. 申告、添付、納付を完了:e-Tax送信または書面提出、受信通知・控え保存、納税まで確認します。

POINT 6

  • 相続税申告書作成で使う主な帳票とソフト選択
  • 様式、e-Taxソフト、民間ソフト、書面提出の位置づけを整理します。
  • e-Taxソフト
  • 民間税務会計ソフト
  • 書面提出

POINT 7

  • e-Taxで相続税申告書を作成・送信する準備
  • 利用者識別番号、電子署名、マイナンバー、複数取得者の扱いを確認します。
  • e-Taxで相続税申告を行う場合、申告する財産取得者ごとに利用者識別番号の確認が問題になります。
  • すでに所得税や贈与税で取得している人は、その番号を使える場合があります。
  • 本人送信と税理士等の代理送信では扱いが変わるため、誰が送信するのか、何人分を送信するのかを読み取ってください。

POINT 8

  • 相続税申告書作成に必要な財産評価と税額計算
  • 土地・建物、債務、生前贈与、配偶者軽減、小規模宅地等を確認します。
  • 土地・建物
  • 預貯金・有価証券
  • 保険金・退職金

まとめ

  • 国税庁のホームページで 相続税の申告書を作成する方法
  • 国税庁ホームページで相続税申告書を作成する方法の全体像:所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。
  • 相続税申告書作成で混同しやすい国税庁サイトの違い:作成コーナー、申告要否判定コーナー、e-Taxソフトを区別します。
  • 相続税申告書作成の前提になる用語と申告要否:被相続人、相続人、課税価格、基礎控除、10か月期限を押さえます。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

国税庁ホームページで相続税申告書を作成する方法の全体像

所得税の作成コーナーとは違う点を、最初に正確に整理します。

相続税申告では、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」だけで、所得税のように相続税申告書を自動作成することはできません。相続税では、申告要否判定、様式確認、e-Taxソフトまたは民間税務会計ソフトでの申告データ作成、添付書類、納付までを分けて進める必要があります。

このページでは、国税庁ホームページをどの段階で使うのか、e-Taxソフトと民間ソフトをどう位置づけるのか、相続税申告に必要な帳票、添付PDF、送信、納付、専門家へつなぐ場面まで、実務の順番に沿って説明します。

結論確定申告書等作成コーナーでは相続税申告書は作成できません。申告要否判定コーナーは申告が必要かどうかのおおよその判定に使い、申告書データはe-Taxソフトまたは民間ソフトで作成します。

次の重要ポイント一覧は、国税庁ホームページでできることと、別途ソフトや専門判断が必要なことを分けて示しています。どこまでが情報収集で、どこからが申告書作成なのかを読み取ることが重要です。

Check

申告要否の概算

相続税の申告要否判定コーナーで、おおよその必要性を確認します。

Forms

様式と手引きの確認

相続開始年分に対応した申告書等の様式と申告のしかたを確認します。

Data

申告データ作成

e-Taxソフトまたは民間ソフトで、計算済みの金額をもとに申告データを作成します。

Section 01

相続税申告書作成で混同しやすい国税庁サイトの違い

作成コーナー、申告要否判定コーナー、e-Taxソフトを区別します。

相続税申告で混乱が起こる最大の理由は、名称が似ているページやソフトが複数あることです。所得税で使う作成コーナーの感覚を相続税に持ち込むと、申告書作成の入口を間違える可能性があります。

次の比較表は、3つの名称と主な機能、相続税申告書を作成できるかどうかを整理しています。右端の列が結論であり、「申告書作成不可」と「作成・送信に使用」を明確に読み分けてください。

名称主な機能相続税申告書の作成
確定申告書等作成コーナー所得税、個人消費税、贈与税などの申告書作成支援相続税申告書は作成不可
相続税の申告要否判定コーナー相続税申告が必要かどうかのおおよその判定申告書作成不可
e-Taxソフト電子申告データ作成・送信など相続税申告書の作成・送信に使用

e-Taxソフト(WEB版)でも、相続税申告書の作成はできない扱いとされています。そのため、ブラウザ上で完結する所得税の作成体験とは異なり、PC用のe-Taxソフトまたは民間税務会計ソフトを使う前提で準備します。

次の判断の流れは、「国税庁のページで何をするか」と「申告データ作成で何をするか」を分けて示しています。上から順に進み、ブラウザ上だけで完結する作業ではないことを読み取ってください。

国税庁サイト利用から提出までの分岐

申告が必要か概算確認

申告要否判定コーナーで基礎控除超過の可能性を確認します。

様式と申告のしかたを確認

相続開始年分の帳票、手引き、添付書類を確認します。

電子提出
e-Taxソフト等で作成

計算済みの金額を入力し、送信と受信通知の保存を行います。

書面提出
様式を作成して提出

控え、郵送記録、添付書類の整理が重要になります。

Section 02

相続税申告書作成の前提になる用語と申告要否

被相続人、相続人、課税価格、基礎控除、10か月期限を押さえます。

申告書作成の前に、誰のどの税務署へ、どの財産を、どの期限までに申告するのかを確認します。相続税は単純に遺産総額へ税率を掛ける制度ではなく、課税価格、基礎控除、法定相続分、税額控除などを段階的に計算します。

次の比較表は、相続税申告の入口でよく出る用語と、実務上の意味を整理しています。用語の意味を取り違えると、提出先、基礎控除、添付資料、計算順序がずれるため、右端の確認ポイントを読み取ってください。

用語意味確認ポイント
被相続人亡くなった人死亡時の住所地を所轄する税務署が提出先になります。
法定相続人民法上の相続人基礎控除の計算で人数を使います。
基礎控除3,000万円+600万円×法定相続人の数課税価格合計と比較します。
課税価格財産に加算対象贈与を足し、債務などを控除した金額名義預金、生前贈与、非課税枠などの確認が必要です。
e-Taxソフト国税電子申告のPC用ソフト自動計算前提ではなく、計算済み金額を入力する性質です。
期限相続税申告は、原則として被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内に行います。未分割でも期限は延びないため、期限管理と資料収集を早めに始めます。
Section 03

国税庁ホームページを使った相続税申告書作成の実務手順

判定、様式確認、評価、申告データ、添付書類、納付までを一連で見ます。

相続税申告は、画面に入力して終わる作業ではありません。相続発生情報の整理、財産評価、税額計算、申告データ作成、添付書類、送信、納付、保存までをつなげて管理する必要があります。

次の一覧は、国税庁ホームページを使う場面と成果物を10段階で整理しています。段階欄の順番に意味があり、前の作業が不十分だと後の帳票入力や添付書類整理でつまずくため、成果物欄まで確認してください。

段階作業主な確認先成果物
1相続発生情報の整理タックスアンサー、相続税のあらまし期限、提出先、相続人の整理
2申告要否の概算判定申告要否判定コーナー申告必要性の概算
3年分別の様式確認申告書等の様式一覧必要帳票の把握
4財産評価路線価図、評価倍率表、財産評価情報財産評価明細
5税額計算タックスアンサー、申告のしかた税額計算資料
6申告データ作成e-Taxソフトまたは民間ソフト申告データ
7添付書類作成イメージデータ提出案内PDF添付データ
8送信・提出e-Taxソフト、書面提出受信通知または提出控え
9納付電子納税、国税の納付手続納付完了
10保存・後続対応受信通知、申告控え、登記資料税務調査、登記、金融機関対応資料
Section 04

相続税申告書作成前に申告要否と期限を判定する

10か月期限、未分割、申告要否判定コーナーの限界を確認します。

最初に確定するべきなのは申告期限です。通常は死亡日の翌日から10か月以内と考えますが、厳密には被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10か月以内です。期限までに財産調査、評価、特例検討、申告書作成、提出、納税を完了させます。

次の時系列は、10か月期限の中でどの作業を前倒しすべきかを示しています。順番には意味があり、相続人間の争いや未分割があるほど、財産調査と専門家相談を早める必要があることを読み取ってください。

初期

死亡日、提出先、相続人を整理

被相続人の死亡時住所地、相続人候補、遺言書の有無を確認します。

前半

財産と債務を調査

預貯金、不動産、保険、贈与、債務、葬式費用を漏れなく確認します。

中盤

評価と税額計算を進める

路線価、倍率方式、配偶者の税額軽減、小規模宅地等の特例を検討します。

期限前

申告、添付、納付を完了

e-Tax送信または書面提出、受信通知・控え保存、納税まで確認します。

次の注意点一覧は、申告要否判定コーナーだけでは判断しにくい事情を示しています。該当するものがあるほど、判定結果をそのまま結論にせず、資料を整理して専門家へ確認する必要があります。

不動産評価が複雑

路線価補正、不整形地、私道、貸宅地、貸家建付地、地積規模が関係する場合です。

生前贈与や名義財産

名義預金、名義株、相続時精算課税、暦年贈与加算が問題になる場合です。

特例で税額が変わる

小規模宅地等の特例や配偶者の税額軽減を使うかどうかで税額が大きく変わる場合です。

未分割や争いがある

遺留分、使い込み疑い、資料開示拒否、海外居住者などが関係する場合です。

Section 05

相続税申告書作成で使う主な帳票とソフト選択

様式、e-Taxソフト、民間ソフト、書面提出の位置づけを整理します。

相続税申告では、すべての人がすべての帳票を使うわけではありません。第1表、第2表、第11表、第13表、第15表などを中心に、財産内容、特例、控除、保険金、退職金、生前贈与に応じて必要帳票が変わります。

次の表は、主要帳票と役割、典型的に必要になる場面をまとめています。帳票名だけでなく、どの財産や控除に対応するかを読み取ると、資料整理と入力順序を組み立てやすくなります。

帳票役割典型的に必要となる場面
第1表相続税の申告書本体申告全体
第1表(続)取得者が複数の場合の続き相続人・受遺者が多い場合
第2表相続税の総額の計算ほぼ全件
第4表2割加算兄弟姉妹、孫養子などが取得する場合
第5表配偶者の税額軽減配偶者が財産を取得する場合
第9表生命保険金など死亡保険金がある場合
第10表退職手当金など死亡退職金がある場合
第11表・付表相続税がかかる財産の明細財産明細の中核
第13表債務及び葬式費用の明細借入金、未払金、葬式費用がある場合
第14表暦年贈与加算等生前贈与、寄附、公益関係など
第15表相続財産の種類別価額表財産全体の一覧

次の比較一覧は、e-Taxソフト、民間税務会計ソフト、書面提出の違いを示しています。どれを選んでも財産評価と税額判断は別途必要であるため、入力支援の有無と判断の責任を分けて読み取ってください。

e-Tax

e-Taxソフト

国税庁・e-Taxが案内する電子申告データ作成・送信の方法です。自動計算中心ではなく、計算済みの金額を入力します。

Private

民間税務会計ソフト

帳票間連動や入力補助を備えることがありますが、財産評価や特例判断を代替するものではありません。

Paper

書面提出

様式をダウンロードして作成し、郵送や持参で提出する方法です。控え、提出記録、添付書類の管理が重要です。

Section 06

e-Taxで相続税申告書を作成・送信する準備

利用者識別番号、電子署名、マイナンバー、複数取得者の扱いを確認します。

e-Taxで相続税申告を行う場合、申告する財産取得者ごとに利用者識別番号の確認が問題になります。すでに所得税や贈与税で取得している人は、その番号を使える場合があります。

次の一覧は、e-Tax送信の前に整理する項目を示しています。本人送信と税理士等の代理送信では扱いが変わるため、誰が送信するのか、何人分を送信するのかを読み取ってください。

ID

利用者識別番号

財産取得者ごとに確認します。既に取得済みの番号を利用できる場合があります。

事前確認

複数の財産取得者

本人送信では本人以外をまとめて送信できず、税理士等の代理送信ではまとめて扱える範囲があります。

送信方法

マイナンバー

e-Tax提出でも申告書への入力は必要です。本人確認書類の添付省略などの扱いを確認します。

入力準備

受信通知

送信後は受付結果を確認し、申告控えや納付記録と一緒に保存します。

保存

複数の財産取得者がいる場合、本人送信では本人以外の申告をまとめて行えない一方、税理士等が代理送信する場合は1回の送信につき最大9名分までまとめて扱える案内があります。相続人が多い案件では、送信方法の設計自体が準備事項になります。

Section 07

相続税申告書作成に必要な財産評価と税額計算

土地・建物、債務、生前贈与、配偶者軽減、小規模宅地等を確認します。

相続税申告書の作成は、財産を漏れなく把握し、評価し、債務や葬式費用を整理し、生前贈与加算や税額控除を反映する作業です。名義だけでなく、実質的な帰属が問題になる財産にも注意します。

次の一覧は、財産調査で漏れやすい種類を整理しています。金額の大きさだけでなく、名義預金、生前贈与、非上場株式、海外財産のように判断が難しい項目があるかを読み取ってください。

Real Estate

土地・建物

土地は路線価方式または倍率方式、家屋は原則として固定資産税評価額を基礎にします。

Money

預貯金・有価証券

残高証明、既経過利息、上場株式、投資信託、非上場株式を確認します。

Insurance

保険金・退職金

死亡保険金や死亡退職金は非課税枠の確認と帳票整理が必要になります。

Debt

債務・葬式費用

死亡時に現に存在し確実な債務、葬式費用を整理します。

Gift

生前贈与加算

令和6年1月1日以後の暦年課税贈与は、段階的に7年加算へ移行します。

Relief

特例・控除

配偶者の税額軽減、小規模宅地等の特例、未成年者控除、障害者控除などを確認します。

次の比較表は、令和6年1月1日以後の暦年課税贈与について、相続税計算で加算対象となる期間の移行を整理しています。相続開始日によって対象期間が変わるため、贈与税の申告要否だけでなく、相続税側で加算される範囲を読み取ってください。

相続開始日加算対象期間の考え方
令和8年12月31日以前相続開始前3年以内の贈与が中心になります。
令和9年1月1日から令和12年12月31日まで令和6年1月1日から死亡日までの贈与が段階的に対象になります。
令和13年1月1日以後相続開始前7年以内の贈与が対象になります。

次の強調表示は、相続税計算の大きな順序を示しています。各人の取得額へ直接税率を掛けるのではなく、課税遺産総額から相続税の総額を出し、各人へ配分する流れを読み取ってください。

課税価格合計 − 基礎控除 → 法定相続分で仮分け → 総額計算 → 各人へ配分

配偶者の税額軽減は、1億6,000万円または配偶者の法定相続分相当額のいずれか多い金額までが重要な基準になります。適用には申告書提出が必要です。

Section 08

相続税申告書の作成実務、添付PDF、提出、納付

資料フォルダ、財産一覧表、PDF制限、受信通知、納付方法を確認します。

実際に申告書を作る前に、電子フォルダまたは紙ファイルを作り、基本情報、戸籍、遺言、遺産分割、不動産、預貯金、生命保険、債務、生前贈与、税額計算、添付書類PDF、e-Tax送信、納付を分けて整理します。

次の表は、財産一覧表に入れるべき項目例を示しています。区分、名義、評価額、取得者、根拠資料を横に並べることで、帳票入力と添付資料の対応関係を読み取れるようにします。

区分財産名所在・金融機関名義評価額取得者根拠資料備考
土地自宅敷地○県○市被相続人〇円配偶者路線価評価明細小規模宅地検討
建物自宅建物同上被相続人〇円配偶者固定資産税評価証明
預金普通預金○銀行○支店被相続人〇円長男残高証明既経過利息確認
保険死亡保険金○生命受取人長女〇円長女支払明細非課税枠確認

次の重要ポイント一覧は、添付書類PDFと提出後管理で特に見落としやすい数値を示しています。ファイル数、容量、追加送信回数、保存すべき通知を読み取り、提出直前の不足を防いでください。

PDF

1送信当たり136ファイル

イメージデータ送信では、PDF合計14.0MBを上限とする案内があります。

Add

追加送信は最大11回

追加送信方式を併用した場合、最大1,496ファイル、PDF合計154.0MBまでの案内があります。

Save

受信通知と提出控え

e-Tax送信後は受信通知を保存し、書面提出では提出事実を確認できる資料を残します。

令和7年4月1日からは、スキャナ読取り要件について白黒階調、いわゆるグレースケールによる送信も可能となった案内があります。添付資料は、読めること、容量に収まること、申告書本体との対応関係が分かることを確認してから送信します。

納付は申告期限までに行う必要があります。ダイレクト納付、インターネットバンキング、クレジットカード納付、スマホアプリ納付、コンビニ納付、金融機関や税務署窓口での納付などがあります。延納や物納は要件が厳格で、申告期限までの申請が必要です。

Section 09

相続税申告書作成を自分で進めやすいケースと専門家に依頼すべきケース

税理士、弁護士、司法書士などの役割を切り分けます。

財産が預貯金中心で相続人関係が良好、遺産分割が成立しており、不動産、生前贈与、非上場株式、海外財産、複雑な特例がない場合は、自力作成を検討できる余地があります。ただし、少なくとも税務署相談や税理士のスポット相談を利用することが望ましい場面もあります。相続人が少ない、期限まで時間がある、資料収集に全員が協力している、配偶者軽減や小規模宅地等の判断が単純であることも目安になります。

次の比較表は、専門家に依頼すべき典型場面を職種別に整理しています。相談内容が税務、争い、登記、不動産評価、境界、会社財産のどれに近いかを読み取り、複数専門家の連携も検討してください。

専門職・機関主な役割相談すべき典型場面
税理士相続税申告、税務相談、税務代理、税務調査対応相続税が発生しそう、特例を使う、財産評価が複雑
弁護士交渉、遺産分割調停、遺留分、訴訟、使い込み疑い相続人間で争いがある
司法書士相続登記、戸籍収集、登記書類、裁判所提出書類不動産名義変更、相続登記義務化対応
行政書士遺産分割協議書、相続関係説明図、各種書類争いがない書類整理
不動産鑑定士不動産時価評価遺産分割で不動産評価が争点
土地家屋調査士境界、分筆、表示登記土地を分ける、境界不明
公認会計士・中小企業診断士会社財務、非上場株式分析、事業承継会社・事業承継が関係する
未分割遺産分割がまとまっていない場合でも、相続税申告期限は延びません。一般的には、法定相続分などに従って未分割申告を行い、後日分割が成立した場合に手続を検討することがあります。具体的な対応は税理士や弁護士へ相談する必要があります。
Section 10

相続税申告書作成でよくある誤りと実務チェック

基礎控除、申告要否判定、e-Tax、提出先、PDF、納付を確認します。

相続税申告では、「基礎控除以下」と早合点する、申告要否判定コーナーを申告書作成ツールと誤解する、e-Taxソフトが自動計算してくれると考える、相続人の住所地へ提出する、未分割だから申告しない、添付PDFの容量を超える、納付を忘れる、といった誤りが起こりがちです。

次の一覧は、申告準備の最終確認に使う項目を分類したものです。各分類のチェックが残っていると申告書入力や送信で止まりやすいため、初動、財産、債務・控除、e-Taxの順に読み取ってください。

初動チェック

死亡日、申告期限、最後の住所地、提出先税務署、遺言書、相続人候補、戸籍収集を確認します。

期限

財産チェック

土地、建物、預貯金、有価証券、保険、退職金、非上場株式、名義預金、生前贈与を確認します。

漏れ防止

債務・控除チェック

借入金、未払医療費、未払税金、葬式費用、配偶者軽減、小規模宅地等、2割加算を確認します。

税額影響

e-Taxチェック

利用者識別番号、帳票選択、取得者ごとの送信方法、マイナンバー、PDF容量、受信通知、納付を確認します。

提出
Section 11

国税庁のホームページで相続税申告書を作成する方法のFAQ

作成可否、e-Tax、自動計算、複数相続人、添付書類、未分割を確認します。

確定申告書等作成コーナーで相続税申告書を作成できますか。

一般的には、確定申告書等作成コーナーでは相続税申告書を作成できないとされています。相続税申告書は、e-Taxソフトまたは民間の税務会計ソフトなどで作成・送信する流れを確認する必要があります。

相続税の申告要否判定コーナーで申告書は作れますか。

一般的には、申告要否判定コーナーは相続財産の金額などを入力して申告のおおよその要否を判定するもので、相続税申告書を作成するものではありません。判定結果だけで個別の申告要否を断定せず、財産内容を整理する必要があります。

e-Taxソフトで税額は自動計算されますか。

一般的には、所得税の作成コーナーのような自動計算中心の仕組みではなく、利用者自身が計算した金額等を直接入力する性質とされています。税額計算や特例判断に不安がある場合は、税理士等へ相談する必要があります。

複数の相続人の申告を1人がまとめて送信できますか。

一般的には、本人が送信する場合は本人以外の財産取得者の申告をまとめて行えない扱いがあります。一方、税理士等の代理送信ではまとめて送信できる範囲があります。具体的な送信方法は、財産取得者の人数や代理の有無によって確認が必要です。

添付書類はPDFで提出できますか。

一般的には、戸籍謄本などの法定添付書類や提出を求められる書類について、PDF形式のイメージデータで提出できる場合があります。ただし、ファイル数や容量の上限、追加送信の扱いを確認する必要があります。

未分割の場合、申告期限は延びますか。

一般的には、遺産分割協議がまとまっていないことだけで相続税申告期限が延びるものではありません。未分割として申告する必要がある場合があり、特例の適用や後日の手続は事情によって変わります。具体的な対応は税理士や弁護士等へ相談する必要があります。

Reference

この記事の参考情報源

公的情報

  • e-Tax「相続税申告書の作成・送信に関するFAQ」
  • 国税庁「相続税の申告と納税」
  • 国税庁「相続税の申告要否判定コーナー」
  • 国税庁「相続税がかかる場合」
  • 国税庁「相続税の申告書等の様式一覧」
  • 国税庁「相続税の申告のしかた」
  • e-Tax「相続税申告で提出可能な帳票に関するFAQ」
  • e-Tax「利用者識別番号に関するFAQ」
  • e-Tax「複数の財産取得者の申告に関するFAQ」
  • e-Tax「マイナンバーに関するFAQ」
  • 国税庁「相続財産から控除できる債務」
  • 国税庁「贈与財産の加算と税額控除」
  • 国税庁「土地家屋の評価」
  • 国税庁「相続税の計算」
  • 国税庁「配偶者の税額の軽減」
  • e-Tax「添付書類のイメージデータ提出に関するFAQ」
  • e-Tax「受付結果・受信通知に関するFAQ」
  • e-Tax「電子納税」
  • 国税庁「相続税の物納」
  • 国税庁「相続財産が分割されていないときの申告」
  • 裁判所「遺産分割調停」
  • 法務省「相続登記の申請義務化について」