県名だけで割合が決まるのではなく、右直事故か、信号は何色か、優先道路や一時停止はあるか、証拠で何が確認できるかを順に整理するページです。
県名だけで割合が決まるのではなく、右直事故か、信号は何色か、優先道路や一時停止はあるか、証拠で何が確認できるかを順に整理するページです。
全国共通の基準を出発点に、和歌山県内の道路構造と証拠で修正する考え方です。
和歌山県の右折事故について、県だけに固有の過失割合表があるわけではありません。民事賠償実務では、道路交通法、民法、裁判例、交通事故実務の過失相殺基準を出発点にし、現場の信号、道路幅、見通し、速度、右折方法、ドライブレコーダー映像などを重ねて検討します。
次の強調表示は、このページ全体の結論を表しています。県名で一律に考えないことが重要なのは、同じ右折事故でも、信号の色、優先道路、一時停止、相手が四輪かバイクか自転車か歩行者かによって、出発点も修正方向も変わるためです。まずは「どの類型か」「何を証拠で確認できるか」を読み取ってください。
典型的な四輪車同士・双方青信号の右直事故では、直進車20、右折車80が代表的な出発点です。ただし、合図なし、直近右折、速度超過、信号違反、道路外出入、交通弱者の関与などで大きく動きます。
下の一覧は、右折事故を検討するときに最初に分けるべき事故類型をまとめたものです。類型の選択を誤ると基本割合からずれるため、読者にとっては保険会社の説明が妥当かを点検する入口になります。列ごとに「どの事故か」「何が争点か」「どの程度を出発点にしやすいか」を確認してください。
| 事故類型 | 典型的な争点 | 基本的な相場感 |
|---|---|---|
| 四輪車同士の右直事故 | 直進車と右折車の優先関係、信号、速度、右折方法 | 双方青信号なら、直進車20、右折車80が代表的な出発点 |
| 信号のある交差点 | 青、黄、赤、右折矢印、対面信号の変化 | 10対90、20対80、40対60、50対50、70対30、90対10、100対0まで変動し得る |
| 信号のない交差点 | 優先道路、道路幅、一時停止、徐行、見通し | 20対80を出発点に、広路・狭路・一時停止規制で変わる |
| バイク直進・四輪右折 | バイクの視認性、速度、重大傷害の起きやすさ | 四輪同士より右折四輪車側が重く評価されやすい |
| 自転車直進・四輪右折 | 自転車の通行位置、信号、夜間装備、右側通行 | 交通弱者性から自動車側に重い注意義務が置かれやすい |
| 歩行者との右折事故 | 横断歩道、歩行者信号、安全確認義務 | 車両側に極めて重い過失が置かれやすい |
| 店舗・駐車場・脇道への右折出入り | 道路外出入車、対向直進車、死角、出入口構造 | 道路外へ出入りする右折車側が重くなりやすい |
次の3つの視点は、保険会社の提示を受けた直後に確認したい入口です。複数の視点を同時に見る必要があるのは、割合だけを見ても、前提となる事故類型や証拠の不足に気づきにくいためです。それぞれの項目から、まず何を質問すべきかを読み取ってください。
右直事故、道路外出入、歩行者・自転車・バイクの関与、信号あり・なしを分けます。
四輪車同士・双方青信号なら直進車20、右折車80が出発点になりやすい一方、信号違反や一時停止で変動します。
ドライブレコーダー、信号サイクル、実況見分、車両損傷、現場写真を早期に保存します。
県名だけではなく、右折事故の形を分けることで出発点が見えます。
和歌山県内の事故現場が和歌山市中心部、国道・県道、郊外の交差点、山間部の生活道路、商業施設出入口のいずれであっても、まず見るべきなのは場所の名前そのものではなく事故類型です。事故類型によって、参照する基本過失割合が異なります。
以下の判断の流れは、保険会社から提示された割合を確認するときの順番を表しています。順番が重要なのは、いきなり「何対何か」を争うより、前提となる類型、基本割合、修正要素、証拠を分けた方が、どこに争点があるかを見つけやすいためです。上から下へ、どの段階で説明が不足しているかを読み取ってください。
四輪同士の右直事故か、道路外出入か、歩行者・自転車・バイクが関係するかを確認します。
双方青信号の四輪同士なら直進車20、右折車80など、出発点を明確にします。
合図なし、直近右折、速度超過、信号違反、一時停止、見通し不良などを個別に見ます。
映像、写真、信号サイクル、損傷部位をもとに説明できます。
早期保存や第三者資料の確認が必要になります。
右折事故の検討に必要な情報は多く見えますが、整理する軸は大きく7つです。これらは読者が相談前に事実を漏れなく伝えるために重要です。項目を上から順に確認し、足りない情報がどれかを読み取ってください。
四輪、バイク、自転車、歩行者、営業車、トラックなどを分けます。
類型信号あり、信号なし、T字路、十字路、道路外出入、右折レーンの有無を確認します。
道路双方青、黄、赤、右折矢印、対面信号の変化を分けます。
争点優先道路、広路・狭路、一時停止、中央線、車線数、見通しを見ます。
現場合図、徐行、直近右折、既右折、早回り、大回り、停止位置を整理します。
修正速度超過、前方不注視、信号無視、進路変更、追越しを確認します。
修正ドライブレコーダー、防犯カメラ、実況見分、車両損傷、目撃者、信号サイクルを集めます。
証拠割合は道徳的な評価ではなく、損害賠償額に直結する法的な整理です。
交通事故の過失割合とは、事故発生について当事者それぞれにどの程度の不注意・法的責任があるかを百分率で示したものです。直進車20、右折車80であれば、損害賠償額を考える際に直進車側にも20%の過失があるという意味になります。
過失相殺は、被害者側にも過失があるときに損害賠償額を調整する考え方です。たとえば損害が100万円で、被害者側の過失が20%と評価されると、原則として20万円が差し引かれます。保険会社の提示割合は交渉上の見解であり、合意できない場合には証拠に基づいて裁判所が個別に判断します。
次の比較表は、右折事故でよく問題になる法律上・実務上の土台を整理したものです。土台を分けることが重要なのは、右折車の義務、直進車の注意義務、賠償額への影響を混同すると、提示割合の妥当性を検討しにくくなるためです。どの条文や基準が、どの争点につながるかを読み取ってください。
| 項目 | 内容 | 右折事故での意味 |
|---|---|---|
| 過失割合 | 当事者双方の不注意・責任の程度を百分率で示す | 損害賠償額の計算に直結する |
| 過失相殺 | 被害者側の過失を損害額から差し引く考え方 | 過失10%の差でも高額事故では大きな金額差になる |
| 基本過失割合 | 典型的な事故類型を前提にした出発点 | 双方青信号の右直事故では20対80が代表例 |
| 修正要素 | 合図なし、速度超過、信号違反、見通し不良など | 基本割合を増減させる事情になる |
| 道路交通法34条 | 右折時の進路、位置取り、徐行などを定める | 右折車の安全確認義務を考える基礎になる |
| 道路交通法37条 | 右折車が直進車・左折車の進行を妨げてはならない趣旨 | 右折車側が重く見られやすい理由になる |
| 道路交通法36条 | 信号のない交差点、優先道路、広路・狭路、一時停止など | 信号のない交差点で割合を動かす要素になる |
実務基準は、判例タイムズ社の過失相殺率基準や日弁連交通事故相談センターの解説などで整理されています。ただし、これらは自動計算表ではありません。事故態様、信号、速度、車両位置、衝突部位、道路構造、当事者の供述を総合して、基本割合を修正します。
双方青信号の右直事故を中心に、合図なし・直近右折・速度超過を見ます。
和歌山県内の交差点で、四輪車同士が対向方向から進行し、一方が直進、もう一方が右折して衝突した場合、双方の対面信号が青であれば、実務上の出発点は直進車20、右折車80と説明されることが多いです。
次の一覧は、双方青信号の右直事故で、どの修正要素がどちらの過失を重くしやすいかを整理したものです。修正要素を分けることが重要なのは、同じ20対80でも、合図なしなら右折車側、速度超過なら直進車側へ評価が動く可能性があるためです。各行から、どの証拠で裏づけるべきかを読み取ってください。
方向指示器の有無は、直進車が右折開始を予測できたかに関わります。映像や目撃証言が重要です。
直進車が回避困難なほど近いタイミングで右折を始めたかが問題になります。衝突位置や制動痕も見ます。
交差点中心の通行方法、右折先での進路、対向車線へのはみ出しが修正要素になります。
右折車から接近速度を判断しにくくなったか、回避可能性が下がったかが争点です。映像解析や損傷状況が重要です。
直進車が右折待ち車両や対向車の動静を見ていたかが問題になります。供述だけでなく客観資料が必要です。
黄信号・赤信号での進入、右折矢印の有無により、出発点が大きく変わります。
直近右折や合図なしがあると、直進車10、右折車90、さらに直進車0、右折車100に近づく場合があります。一方で、直進車が著しく速度超過していた場合は、直進車側の過失が増えることがあります。速度超過の立証では、ドライブレコーダー、EDR、車両損傷、停止位置、制動痕、映像解析、目撃証言が重要です。
青・黄・赤・右折矢印のどの時点を見ているかが争点です。
信号のある交差点では、過失割合は信号状況によって大きく変わります。重要なのは、衝突時の色だけではなく、交差点進入時、右折開始時、直進車の停止線通過時の信号色を分けて確認することです。
次の比較表は、四輪車同士の右直事故で信号状況ごとに示される目安を整理したものです。信号の組み合わせが重要なのは、右折車が青で交差点に入り、待機後に処理として右折した場面と、直進車が赤で進入した場面では評価が大きく違うためです。行ごとに、直進車側と右折車側のどちらが重くなりやすいかを読み取ってください。
| 信号状況 | 直進車と右折車の目安 | 実務上の見方 |
|---|---|---|
| 直進車・右折車とも青 | 20対80 | 最も典型的な右直事故。右折車が直進車を妨げた点を重く見る。 |
| 直進車が黄、右折車は青で進入後に黄で右折 | 70対30 | 直進車の黄信号進入が重くなる。 |
| 直進車・右折車とも黄 | 40対60 | 双方の危険性が増すが、右折車側の注意義務も残る。 |
| 直進車・右折車とも赤 | 50対50 | 双方赤信号違反として同程度に近づく。 |
| 直進車が赤、右折車は青で進入後に赤で右折 | 90対10 | 直進車の赤信号違反が中心になる。 |
| 直進車が赤、右折車は黄で進入後に赤で右折 | 70対30 | 直進車側が重いが、右折車側にも問題が残る。 |
| 直進車が赤、右折車は右折青矢印 | 100対0 | 直進車の赤信号無視が極めて重い。 |
下の横棒グラフは、上の信号状況で直進車側に置かれ得る過失の大きさを比較したものです。横棒が長いほど直進車側の過失が重く見られやすく、信号の色が割合にどれほど影響するかを直感的に確認できます。20対80という出発点が、信号違反で大きく変わる点を読み取ってください。
信号が争点になる場合は、ドライブレコーダー映像の時刻、信号機の位置、右折矢印の有無、信号サイクル表、交差点進入時の色、右折開始時の色、直進車の停止線通過時の色、目撃者や同乗者の供述を整理します。
20対80を固定せず、広路・狭路や停止規制を確認します。
信号のない交差点では、右直事故であっても、信号のある交差点と同じように単純な20対80で処理できるとは限りません。優先道路、明らかに広い道路、一時停止規制、見通し、徐行の有無によって出発点が変わります。
次の比較表は、信号のない交差点における代表的な整理です。道路条件が重要なのは、右折車か直進車かだけでなく、どちらが優先道路に近い立場か、一時停止義務を守ったかによって注意義務の重さが変わるためです。各行から、現場写真や標識・停止線の確認ポイントを読み取ってください。
| 状況 | 直進車と右折車の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 同幅員、規制なし | 20対80 | 基本形。右折車の進行妨害を重く見る。 |
| 直進車側道路が明らかに広い | 20対80 | 直進車側の優先性が維持されやすい。 |
| 右折車側道路が明らかに広い | 60対40 | 右折車側が広路であるため、直進車側の過失が増え得る。 |
| 直進車側に一時停止規制 | 70対30 | 直進車の一時停止義務違反・安全確認不足が重くなる。 |
| 右折車側に一時停止規制 | 15対85 | 右折車側の一時停止義務違反が重くなる。 |
「広い道路」は感覚的に少し広いというだけでは足りず、交差する道路の幅員差が明らかで、通行する側から優先関係を認識できることが必要です。一時停止標識がある場合も、停止線で止まったか、停止後に安全確認したか、見通しの悪い交差点で徐行したかが問題になります。
相手方の種類と道路外出入の有無は、右折事故の評価を大きく左右します。
バイクが直進し、四輪車が右折して衝突する場合、四輪同士より右折四輪車側がやや重く評価されやすい傾向があります。バイクは見落とされやすく、衝突時には身体が直接損傷を受けやすいためです。ただし、バイク側に著しい速度超過、すり抜け、進路変更、黄信号・赤信号進入、前方不注視があれば、バイク側の過失が増えます。
次の一覧は、右折事故で相手方の種類や道路外出入が変わった場合の注目点を整理したものです。この整理が重要なのは、交通弱者性や道路外出入車としての評価により、四輪同士の20対80とは異なる出発点や修正が問題になるためです。各項目から、どの事実を確認すべきかを読み取ってください。
バイクの視認性、速度、すり抜け、進路変更、信号進入、傷害の重さが争点になります。
自転車が車道、横断歩道、自転車横断帯のどこを通ったか、信号や夜間灯火が重要です。
横断歩道や歩行者信号がある場面では、車両側の安全確認義務が非常に重く見られます。
道路外へ右折進入する車両、道路外から右折進入する車両は、通常の交差点事故と区別します。
自転車直進・自動車右折の場面では、双方青信号なら自動車90、自転車10という目安が示されることがあります。自転車が右側通行、無灯火、イヤホン、スマートフォン、傘差し運転などをしていたかも問題になります。歩行者との事故では、過失割合だけでなく、刑事事件、行政処分、重傷・死亡、後遺障害、介護、逸失利益、慰謝料も大きな問題になります。
道路外出入の右折事故では、右折車が道路外に入るために対向車線を横切ったか、道路外から出る際に安全確認したか、直進車の速度、渋滞や死角、店舗看板、街路樹、駐車車両、夜間照明、出入口の構造、右折禁止や中央分離帯の有無が重視されます。
県独自の割合表ではなく、交差点構造・交通量・見通しなどの事実が影響します。
和歌山県で起きたから右折車が特別に重くなる、あるいは軽くなるというものではありません。地域性は、右折レーン、複数車線、見通し、カーブ、坂、トンネル、橋、夜間照明、商業施設出入口、病院・学校周辺、観光客や高齢者の通行といった事実として現れます。
下の横棒グラフは、和歌山県警察の交通事故概況にある交差点内・交差点付近事故、右左折時事故の割合を比較しています。これが重要なのは、和歌山県内でも交差点関連事故が大きな比重を占め、右折事故の事実認定が複雑になりやすい背景を示すためです。横棒が長いほど全事故に占める割合が大きいことを読み取ってください。
和歌山市周辺の市街地交差点、国道24号・26号・42号などの幹線道路、紀北・紀中・紀南の生活道路、山間部道路、観光地周辺道路、港湾・物流関連道路では、見通しや交通量が異なります。ただし、それは「和歌山だから何対何」という意味ではなく、現場条件を証拠でどう評価するかという問題です。
次の一覧は、和歌山県内の現場事情として過失割合の検討に影響し得る事実をまとめたものです。これらを残すことが重要なのは、道路の特徴や周辺環境が右折車・直進車の見え方、回避可能性、注意義務の重さに関わるためです。事故現場で写真に残すべき対象を読み取ってください。
右折待ちの位置、対向車線の数、直進車の見え方に関わります。
接近車両をどの時点で認識できたか、速度判断が可能だったかを左右します。
視認性、ライトの有無、路面状態、制動距離の評価に影響します。
出入口、歩行者、自転車、駐車車両による死角が問題になります。
安全対策や交差点形状の特徴が、事実評価の参考になることがあります。
交通量や通行者属性は、注意義務や危険予測の検討材料になります。
感情的に受け入れる前に、類型・修正要素・証拠を分けて確認します。
保険会社から「あなた20、相手80です」「あなた30、相手70です」と言われたとき、最初にすべきことは、即座に受け入れることでも拒否することでもありません。どの事故類型の基本割合を前提にし、どの修正要素を何%加減し、どの証拠に基づいているかを確認します。
次の時系列は、提示割合を検討する順番を表しています。順番に意味があるのは、基本割合の説明が曖昧なまま証拠の議論に入ると、争点が散らばりやすいためです。上から順に、保険会社へ確認する質問と、手元で整理する資料を読み取ってください。
四輪同士の右直事故か、道路外出入か、信号のある交差点か、信号のない交差点かを確認します。
基本割合が何対何で、そこからどの修正要素を何%加減したのか説明を求めます。
ドライブレコーダー、現場写真、信号サイクル、実況見分、車両損傷、供述の食い違いを確認します。
映像の上書き、防犯カメラの保存期間、修理前の損傷写真などを意識して、消えやすい資料から確保します。
下の一覧は、右折事故で重要になりやすい証拠を用途ごとに整理したものです。証拠を分けて見ることが重要なのは、信号、速度、右折開始、衝突位置、損害額のそれぞれで必要な資料が違うためです。どの資料が、どの争点を支えるのかを読み取ってください。
信号色、進入時刻、右折開始、直進車との距離、合図、速度感、回避行動を確認します。上書き前の保存が必要です。
最重要事故現場、車両位置、衝突地点、信号、道路幅、見通し、当事者の指示説明を確認します。
警察資料直進車の前部と右折車の側面か、直進車の側面と右折車の前部かで事故態様の推定が変わります。
損傷商業施設周辺や市街地では映像が残ることがあります。保存期間が短いため早期確認が必要です。
早期青、黄、赤、右折矢印の表示秒数、時差式・感応式の有無で供述の信用性が変わることがあります。
信号10%の差でも、治療費・休業損害・後遺障害が大きい事故では影響が拡大します。
右折事故では過失割合に意識が集中しがちですが、人身事故では医療記録も重要です。むち打ち、腰椎捻挫、骨折、頭部外傷、脳震盪、肩・膝・手首の損傷は、事故直後には軽く見えても、後から症状が強くなることがあります。
次の縦方向の比較は、損害が1,000万円ある場合に、過失20%と10%で控除額がどう変わるかを示しています。金額差を可視化することが重要なのは、割合の争いが抽象的な数字ではなく、治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益、将来介護費の受け取り額に直結するためです。上の数値と下の項目名から、10%の違いが100万円の差になる点を読み取ってください。
事故直後は、整形外科、脳神経外科、救急外来などを早期に受診し、診断書、画像、カルテに症状を残すことが重要です。事故直後に受診していない、症状の訴えがカルテに残っていない、画像検査がない、通院が途切れている場合、後から損害賠償で争われることがあります。
下の比較表は、相談前に整理したい資料を事故状況、保険・交渉、医療の3群に分けたものです。資料を分類して持参することが重要なのは、過失割合、損害額、後遺障害、保険対応を同時に確認できるからです。どの欄に不足があるかを見て、優先的に集める資料を読み取ってください。
| 分類 | 準備する資料 | 確認できること |
|---|---|---|
| 事故状況 | 交通事故証明書、現場住所、事故日時、写真、損傷写真、映像、道路構造、信号・標識写真、目撃者、防犯カメラ情報 | 事故類型、信号、道路条件、衝突位置、修正要素 |
| 保険・交渉 | 相手方保険会社名、担当者名、提示割合、根拠説明、修理見積書、代車資料、治療費支払状況、休業損害証明書、示談案、保険証券、弁護士費用特約 | 提示割合の前提、損害額、交渉状況、費用負担 |
| 医療 | 診断書、診療明細、画像検査結果、薬の処方内容、通院日一覧、症状メモ、休業指示書、後遺障害診断書 | 事故と症状の関係、治療経過、後遺障害申請の準備 |
後遺障害が残る可能性がある場合、過失割合、治療期間、症状固定、後遺障害等級、逸失利益、慰謝料が複雑に絡みます。保険会社とのやり取りだけで進めると、過失割合だけでなく、後遺障害資料の整備でも不利になることがあります。
過失割合の争いが損害額や資料整備に影響する場面では、早めの相談が有用です。
次のいずれかに当てはまる場合は、弁護士等の専門家への相談を検討する価値があります。検討場面を一覧化することが重要なのは、信号や速度だけでなく、傷害の重さ、保険、刑事・行政処分、営業車両の関与など、過失割合以外の問題が同時に進むことがあるためです。該当する項目が複数あるほど、資料を整理して相談する必要性が高いと読み取ってください。
保険会社の説明が基本割合と修正要素に分かれていない場合は、根拠を確認します。
合図なし、直近右折、信号違反があると、右折車側の評価が重くなる可能性があります。
直進車側の速度を理由に不利な修正を受けている場合、客観資料で確認します。
映像、信号サイクル、停止線通過時点を整理する必要があります。
交通弱者性、通行位置、信号、傷害の重さが複合的に問題になります。
過失割合の差が、逸失利益、慰謝料、介護費に大きく影響します。
休車損害、事業損害、使用者責任、労災などの論点が加わります。
自賠責保険、任意保険、被害者請求、自己の保険の確認が必要です。
下の一覧は、右折事故を支える専門職の視点を整理したものです。複数の視点を見ることが重要なのは、警察資料、医療記録、法律交渉、車両損傷、生活再建のどれか一つだけでは全体像が見えにくいためです。どの専門職が、どの情報の整理に関わるかを読み取ってください。
現場位置、衝突地点、信号、標識、ブレーキ痕、供述、違反の有無を確認します。刑事責任と民事割合は同一ではありませんが、資料は重要です。
現場資料傷害の発見、治療、回復、後遺障害評価、事故と症状の関係を支えます。
医療記録事故類型、基本割合、修正要素、証拠、示談交渉、あっせん、訴訟の選択を検討します。
交渉事故受付、修理費、治療費、休業損害、慰謝料、後遺障害、示談案に関わります。
保険衝突角度、速度推定、回避可能性、視認可能性、反応時間、制動距離、映像解析を検討します。
技術損傷部位、入力方向、修理範囲、全損評価、レッカー時写真を確認します。
損傷業務中・通勤中の事故、長期休業、復職、障害、家族、介護、心理的負担を考えます。
生活和歌山県では、和歌山弁護士会に日弁連交通事故相談センター和歌山県支部の交通事故専門窓口が設けられています。また、和歌山県も県民生活課で交通事故相談や弁護士による無料相談を案内しています。人身事故では、自賠責保険の被害者請求が問題になることもあります。
一般的な制度説明として、断定ではなく個別事情で変わる前提を確認します。
一般的には、直進車が優先されても常に0%とは限らないとされています。双方青信号の典型的な右直事故では、直進車20、右折車80が出発点になることがあります。ただし、右折車の直近右折、合図なし、信号違反など、事故態様や証拠関係によって結論は変わる可能性があります。具体的な見通しは、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、右折車側が重く見られやすい場面が多いとされています。ただし、直進車が黄信号・赤信号で進入した、著しい速度超過をしていた、一時停止義務に違反した、優先道路ではなかったなどの事情があれば、直進車側の過失が大きくなる可能性があります。具体的な対応は、信号、速度、道路条件、映像などを整理して専門家へ相談する必要があります。
一般的には、保険会社の提示は交渉上の提案とされています。合意しなければ最終的な結論とは限らず、証拠に基づいて修正を求める余地があります。ただし、事故態様や証拠の有無、損害額、交渉経過によって進め方は変わります。具体的な方針は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
一般的には、警察の捜査は刑事責任や道路交通法違反の確認が中心で、民事の過失割合と同一ではないとされています。警察資料は重要な証拠になりますが、民事の割合は損害賠償の公平な分担を目的に別途判断されます。事故態様や証拠関係で結論が変わるため、具体的には専門家に相談する必要があります。
一般的には、物損だけでも修理費、評価損、代車費用、休車損害、買替差額などが問題になることがあります。人身事故では後から症状が強くなることもあります。ただし、損害の内容や保険契約、医療経過によって判断は変わります。早期に資料を保存し、必要に応じて弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
事故類型、基本割合、修正要素の順に見ると、相談前の説明がしやすくなります。
過失割合の判断は、事故類型の選択、基本過失割合の設定、修正要素の適用という三層構造で考えると整理しやすくなります。交差点の右直事故か、道路外出入か、歩行者や自転車が関係するかを先に決め、その後に信号、速度、合図、一時停止、見通し、証拠を重ねます。
次の時系列は、5つの架空例イメージを相場の変動方向ごとに並べたものです。架空例で見ることが重要なのは、同じ右折事故でも、合図なし、赤信号進入、一時停止、道路外出入といった事情で、出発点が大きく変わるためです。各例から、どの事実が割合を動かすのかを読み取ってください。
右折車は右折待ち後に発進、直進車は制限速度付近、合図あり、映像ありなら、直進車20、右折車80前後が出発点になります。
直進車が制限速度付近で、右折開始時に直近、映像で急右折が明確なら、直進車10、右折車90または直進車0、右折車100に近づく可能性があります。
映像で信号が確認できる場合、直進車100、右折車0が目安になり得ます。
右折車の停止が不十分で、直進車が優先道路に近い道路を走行していれば、直進車15、右折車85前後が出発点として検討されることがあります。
通常の交差点右直事故ではなく道路外出入事故として、右折進入車側が重く評価される可能性があります。
結論として、和歌山県の右折事故の過失割合は県名だけで決まりません。典型的な四輪車同士・双方青信号の右直事故であれば、直進車20、右折車80が代表的な出発点です。そこから右折車の合図なし、直近右折、信号違反、直進車の速度超過、黄信号・赤信号進入、道路外出入、自転車・バイク・歩行者の関与などによって修正されます。
公的資料・中立性の高い実務資料・交通事故統計を中心に整理しています。