2σ Guide

未公開株や
社債購入の勧誘は
詐欺の可能性が高い

上場確実、元本保証、高値買取、公的機関の関与、現金送付などの危険信号を、金融規制・消費者保護・被害後対応の観点から整理します。

188消費者相談
#9110警察相談
3系統金融・警察・法律
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未公開株や 社債購入の勧誘は 詐欺の可能性が高い

上場確実、元本保証、高値買取、公的機関の関与、現金送付などの危険信号を、金融規制・消費者保護・被害後対応の観点から整理します。

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未公開株や 社債購入の勧誘は 詐欺の可能性が高い
上場確実、元本保証、高値買取、公的機関の関与、現金送付などの危険信号を、金融規制・消費者保護・被害後対応の観点から整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 未公開株や 社債購入の勧誘は 詐欺の可能性が高い
  • 上場確実、元本保証、高値買取、公的機関の関与、現金送付などの危険信号を、金融規制・消費者保護・被害後対応の観点から整理します。

POINT 1

  • 未公開株や社債購入の勧誘は詐欺の可能性が高い理由
  • 突然の接触
  • 電話、郵便、訪問、SNS、メールで、面識のない相手から投資話が始まります。
  • 利益の断定
  • 「必ず儲かる」「元本保証」「上場確実」など、投資リスクを隠す説明が使われます。

POINT 2

  • 未公開株と社債の基本を知る
  • 投資対象の性質を理解すると、危険な説明とのズレが見えます。
  • 未公開株とは、一般に証券取引所へ上場されていない会社の株式をいいます。
  • 市場で価格や出来高を確認しにくく、買った後に売却先を探すことも簡単ではありません。
  • さらに、多くの非上場会社の株式には譲渡制限があり、会社の承認がなければ第三者へ移せないことがあります。

POINT 3

  • 未公開株や社債購入の勧誘で危険な文言
  • もっとも多い危険信号は、利益の断定、換金性の強調、公的機関の装いです。
  • 上場確実・必ず儲かる
  • 高値で買い取る
  • あなただけの権利

POINT 4

  • 未公開株・社債勧誘を法的に見る
  • 1. 勧誘を一度止める:電話を続けたまま判断せず、資料と相手情報を保存します。
  • 2. 第三者的な確認先を使う:金融庁の登録情報、EDINET、公式代表番号、消費生活センター等で確認します。
  • 3. 説明が一致するか確認する:販売者、商品、支払先、開示資料、発行会社情報に矛盾がないかを見ます。
  • 4. 支払いを止める:188、#9110、金融庁、弁護士等へ相談する段階です。
  • 5. なお慎重に検討:安全保証ではないため、リスク説明と資金余力を再確認します。

POINT 5

  • 未公開株・社債詐欺の典型手口
  • 古典的な電話勧誘からSNS型まで、形を変えながら同じ心理を突いてきます。
  • 詐欺的な勧誘は、単に「買いませんか」と迫るだけではありません。
  • 手口の名称よりも、相手がどの感情を利用しているかを読むことが重要で、不安、期待、焦り、罪悪感をあおる説明に注意してください。
  • 「数か月後に上場する」「主幹事が決まった」と説明し、値上がり期待で購入を急がせます。

POINT 6

  • 詐欺の可能性が高い未公開株・社債勧誘チェック
  • 勧誘文句
  • 「上場確実」「必ず儲かる」「元本保証」「高値で買い取る」「今日中に権利が消える」など。
  • 支払方法
  • 現金送付、個人名義口座、別会社名義口座、暗号資産送金、振込名義の変更指示など。

POINT 7

  • 未公開株・社債購入で支払う前の確認手順
  • 1. 資料と会話を保存:パンフレット、メール、SNS、着信履歴、振込先、担当者名を残します。
  • 2. 登録と公式情報を確認:金融庁の登録業者情報、発行会社の公式情報、代表番号を使います。
  • 3. 開示資料と商品条件を確認:EDINET、発行条件、償還原資、譲渡制限、リスク説明を見ます。
  • 4. 支払方法を確認:個人名義、別会社名義、現金送付、暗号資産送金なら危険性が高まります。
  • 5. 不審点があれば相談:188、#9110、金融庁、証券取引等監視委員会、弁護士等へつなぎます。

POINT 8

  • 未公開株・社債詐欺の被害後に行う初動
  • 1. 追加支払いを止める:相手からの連絡に応じて新たな送金や現金受渡しをしないよう、家族や金融機関とも共有します。
  • 2. 証拠を保存する:パンフレット、契約書、振込明細、通話履歴、メール、SNS、送付伝票、相手情報を残します。
  • 3. 金融機関と警察へ連絡:銀行振込なら、振込先金融機関と警察へ詐欺被害の可能性を伝え、口座対応や相談の可否を確認します。
  • 4. 経緯を1枚にまとめる:いつ、誰から、何を言われ、いくら、どの方法で支払ったかを時系列で整理します。

まとめ

  • 未公開株や 社債購入の勧誘は 詐欺の可能性が高い
  • 未公開株や社債購入の勧誘は詐欺の可能性が高い理由:突然の投資勧誘で支払う前に、まず確認したい全体像です。
  • 未公開株と社債の基本を知る:投資対象の性質を理解すると、危険な説明とのズレが見えます。
  • 未公開株や社債購入の勧誘で危険な文言:もっとも多い危険信号は、利益の断定、換金性の強調、公的機関の装いです。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

未公開株や社債購入の勧誘は詐欺の可能性が高い理由

突然の投資勧誘で支払う前に、まず確認したい全体像です。

未公開株や社債の購入を、電話、郵便、訪問、SNS、メールで突然すすめられた場合は、詐欺的商法の危険性を強く疑う必要があります。「上場確実」「元本保証」「後で高く買い取る」「あなたしか買えない」「金融庁関係者が勧めている」といった説明は、公的機関や自主規制機関が注意を促してきた典型的な文言です。

一方で、未公開株や社債そのものが常に違法というわけではありません。問題は、一般消費者に対して突然「特別な投資機会」として持ち込まれ、販売経路、登録、開示、資金使途、返済原資、換金方法が確認できないまま支払いを急がせる点にあります。

次の重要ポイントは、このページで扱う結論を短く整理したものです。支払前の判断に直結するため重要で、どの文言や行動が危険信号になるのかを最初に読み取ってください。

支払う前に止まることが最大の予防策です

不審な勧誘では、取引を進めるより先に、消費者ホットライン188、警察相談専用電話#9110、金融庁、証券取引等監視委員会、日本証券業協会、弁護士等の外部窓口へ確認することが重要です。

次の一覧は、詐欺の可能性が高い勧誘に共通しやすい要素をまとめています。読者にとって重要なのは、1つだけで判断せず、複数の要素が重なるほど支払停止と相談の必要性が高まると読み取ることです。

突然の接触

電話、郵便、訪問、SNS、メールで、面識のない相手から投資話が始まります。

利益の断定

「必ず儲かる」「元本保証」「上場確実」など、投資リスクを隠す説明が使われます。

第三者の演出

別業者、証券会社、公的機関を名乗る者が登場し、安心感を作ろうとします。

現金送付の指示

宅配便、郵便、レターパック、手渡しなど、記録が残りにくい方法へ誘導されます。

Section 01

未公開株と社債の基本を知る

投資対象の性質を理解すると、危険な説明とのズレが見えます。

未公開株とは、一般に証券取引所へ上場されていない会社の株式をいいます。市場で価格や出来高を確認しにくく、買った後に売却先を探すことも簡単ではありません。さらに、多くの非上場会社の株式には譲渡制限があり、会社の承認がなければ第三者へ移せないことがあります。

社債とは、会社が投資家からお金を借り入れるために発行する債券です。株式が会社の持分であるのに対し、社債は会社に対する貸付に近い性質を持ちます。ただし、銀行預金とは異なり、発行会社が資金繰りに行き詰まれば利息や元本が支払われない可能性があります。

次の比較表は、未公開株、社債、勧誘、詐欺の可能性という4つの言葉の意味を整理しています。言葉の違いを押さえることは、相手の説明が制度に合っているかを見分けるうえで重要で、右列の注意点を重点的に読み取ってください。

用語基本的な意味注意すべき点
未公開株証券取引所に上場されていない会社の株式です。公開市場がなく、価格形成や換金方法が不透明になりやすいです。
社債会社が投資家から資金を借り入れるために発行する債券です。元本保証ではなく、発行会社の信用力に左右されます。
勧誘電話、郵便、訪問、SNS、メールなどで購入をすすめる行為です。最初から購入と言わず、権利譲渡や名義貸しの話から始まることがあります。
詐欺の可能性が高い刑事裁判で有罪が確定したという意味ではありません。支払前に取引を止め、証拠を保存し、専門窓口へ相談すべき危険性が高いという意味です。
注意制度上認められる未公開株投資や社債発行もあります。ただし、見知らぬ相手から突然すすめられ、確認を妨げられる場合は、正規取引かどうかを慎重に切り分ける必要があります。
Section 02

未公開株や社債購入の勧誘で危険な文言

もっとも多い危険信号は、利益の断定、換金性の強調、公的機関の装いです。

正規の金融商品ほど、販売経路、登録、開示資料、リスク説明、取引記録が整備されています。これに対して詐欺的勧誘では、名刺、パンフレット、ウェブサイト、登録番号らしき表示があっても、偽造、なりすまし、無関係会社の流用であることがあります。

次の一覧は、未公開株や社債の勧誘で特に注意すべき説明を、危険性の理由ごとに整理したものです。どの言葉が読者の判断を誤らせやすいかを把握することが重要で、複数の項目が同時に出たら支払いを止める材料として読んでください。

PROFIT

上場確実・必ず儲かる

将来の上場や価格上昇は不確実です。利益を断定する説明は、投資リスクを隠す危険な文言です。

BUYBACK

高値で買い取る

別業者が後で買い取ると説明する場合、複数の関係者を装う劇場型の可能性があります。

LIMITED

あなただけの権利

購入権、関係者枠、限定枠を強調し、冷静な比較や第三者相談を妨げることがあります。

PUBLIC

金融庁や警察の関与

公的機関が個別銘柄の購入をすすめたり、現金送付を求めたりすることは通常ありません。

NAME

名義を貸してほしい

応じると後から「違法になる」「解決金が必要」と脅され、追加支払いへ誘導されることがあります。

RECOVERY

過去の被害を取り戻せる

被害回復を口実に別の商品購入や手数料支払いを求める二次被害にも注意が必要です。

次の比較表は、販売経路、換金性、利回り、公的機関名の使い方を、正規取引で確認されやすい状態と危険な説明に分けています。両者の差を見比べることは重要で、相手の説明が右列に寄っていないかを確認してください。

確認項目確認されやすい状態危険な説明
販売者登録や発行会社との関係を第三者的に確認できます。携帯番号、SNS、パンフレット記載先だけへ誘導されます。
換金方法市場、譲渡条件、名義変更手続が具体的に説明されます。「すぐ転売できる」「大手が買う」とだけ言われます。
利回り信用リスク、償還原資、元本割れの可能性が説明されます。高利回りなのに安全、元本保証に近いと強調されます。
確認先金融庁、EDINET、公式代表番号など外部ルートで確認できます。相手が用意した電話番号やURLだけを使わせます。
Section 04

未公開株・社債詐欺の典型手口

古典的な電話勧誘からSNS型まで、形を変えながら同じ心理を突いてきます。

詐欺的な勧誘は、単に「買いませんか」と迫るだけではありません。上場予定、高値買取、名義貸し、公的機関の装い、過去被害の回復、現金送付、SNS広告などを組み合わせ、読者に「今すぐ動かないと損をする」と思わせます。

次の一覧は、代表的な手口を入口、狙い、注意点に分けて整理しています。手口の名称よりも、相手がどの感情を利用しているかを読むことが重要で、不安、期待、焦り、罪悪感をあおる説明に注意してください。

A

上場間近型

「数か月後に上場する」「主幹事が決まった」と説明し、値上がり期待で購入を急がせます。

上場確認
B

高値買取保証型

別業者が後で高く買い取ると言い、複数の無関係な会社が評価しているように見せます。

劇場型
C

名義貸し型

「名義だけ貸してほしい」と誘い、後で違法性や解決金を持ち出して支払いを求めます。

追加請求
D

公的機関装い型

金融庁、警察、消費生活センターなどを名乗り、商品や支払いを安心させようとします。

なりすまし
E

被害回復型

過去の損失を取り戻せると説明し、手数料や別商品の購入へ誘導する二次被害です。

二次被害
F

現金送付型

宅配便、郵便、レターパック、手渡しを求め、記録や口座凍結による対応を難しくします。

送金記録
G

SNS・広告型

著名人画像、投資コミュニティ、動画、チャットを使い、非公開投資の特別感を演出します。

偽広告
Section 05

詐欺の可能性が高い未公開株・社債勧誘チェック

文言、支払方法、会社説明、相手の態度を分けて点検します。

危険信号は、1つだけで結論が決まるとは限りません。しかし、利益を断定する文言、記録が残りにくい支払方法、確認不能な会社情報、相談を妨げる態度が重なるほど、被害予防のために支払いを止める必要性は高まります。

次の一覧は、支払前に確認したい危険信号を4つの観点で整理しています。分類ごとに見ることが重要で、どの観点に当てはまるかではなく、合計でどれだけ不自然さが重なっているかを読み取ってください。

勧誘文句

「上場確実」「必ず儲かる」「元本保証」「高値で買い取る」「今日中に権利が消える」など。

支払方法

現金送付、個人名義口座、別会社名義口座、暗号資産送金、振込名義の変更指示など。

会社・商品説明

登記や所在地の不一致、財務情報なし、資金使途不明、発行条件や償還条件が曖昧な状態など。

相手の態度

急がせる、脅す、泣き落とす、家族や専門家への相談を止める、電話を切らせないなど。

次の比較表は、支払いを進める前に止まるべき代表例を、相手の説明と読者側の確認行動に分けています。具体的な言葉と対応を並べておくことは重要で、似た説明を受けたときに即断しないための目安として読んでください。

相手の説明危険な理由支払前に行う確認
金融庁の許可を得ている公的機関名で安心させるなりすましの可能性があります。相手が示した番号ではなく、公式情報から確認します。
宅配便で現金を送ってほしい記録が残りにくく、口座凍結による対応も難しくなります。送付せず、警察や消費生活センターへ相談します。
家族や弁護士に言わないでほしい第三者確認を妨げ、孤立させる典型的な圧力です。会話内容を保存し、外部窓口へ相談します。
資料は後で送るので先に払ってほしい契約内容、発行条件、リスク説明が確認できません。資料がそろうまで支払わず、第三者に見てもらいます。
Section 06

未公開株・社債購入で支払う前の確認手順

相手の用意した確認先から離れることが最初の一歩です。

詐欺的勧誘では、パンフレット記載の電話番号、メールアドレス、QRコード、URL、担当者直通番号、SNSアカウントまで、相手側が用意していることがあります。確認は、勧誘者が示した連絡先ではなく、公的機関や公式サイトなど第三者的なルートから始める必要があります。

次の判断の流れは、支払う前に何を確認し、どの段階で相談へ切り替えるかを示しています。順番が重要なのは、相手の説明を補強する材料を探すのではなく、不一致や確認不能な点を早く見つけるためです。

支払前の確認ステップ

資料と会話を保存

パンフレット、メール、SNS、着信履歴、振込先、担当者名を残します。

登録と公式情報を確認

金融庁の登録業者情報、発行会社の公式情報、代表番号を使います。

開示資料と商品条件を確認

EDINET、発行条件、償還原資、譲渡制限、リスク説明を見ます。

支払方法を確認

個人名義、別会社名義、現金送付、暗号資産送金なら危険性が高まります。

不審点があれば相談

188、#9110、金融庁、証券取引等監視委員会、弁護士等へつなぎます。

次の表は、支払前の確認先と確認できる内容を整理しています。どの窓口が返金交渉をするかではなく、危険性の把握、情報提供、法律相談という役割の違いを読み取ることが重要です。

確認先確認しやすい内容注意点
金融庁登録業者情報、無登録業者への注意喚起、金融サービス相談。個別の返金代理をする窓口ではありません。
EDINET有価証券届出書などの開示資料の有無。資料があることだけで安全性が保証されるわけではありません。
消費生活センター悪質商法、契約トラブル、支払前の相談。被害前の段階で相談するほど効果的です。
警察犯罪の疑い、脅迫、現金受渡し予定、被害届相談。緊急性がある場合は110番も検討されます。
弁護士等民事回収、証拠整理、通知、仮差押え、訴訟、告訴状作成支援。回収可能性と費用対効果を早めに確認します。
Section 07

未公開株・社債詐欺の被害後に行う初動

追加送金を止め、証拠を残し、金融機関と警察へ早く連絡します。

被害に気づいた後の最優先は、追加送金を止めることです。詐欺的勧誘では、税金、手数料、名義変更費用、保証金、違約金、返金手続費用などの名目で、さらに支払いを求めることがあります。支払えば返金されるとは限らず、被害が拡大するおそれがあります。

次の時系列は、被害に気づいた直後から相談準備までの行動を並べています。時間の順番が重要なのは、振込先口座から資金が引き出される前に金融機関や警察へつなぐ必要があるためで、早い段階ほど選択肢が残りやすいと読み取ってください。

直後

追加支払いを止める

相手からの連絡に応じて新たな送金や現金受渡しをしないよう、家族や金融機関とも共有します。

同日

証拠を保存する

パンフレット、契約書、振込明細、通話履歴、メール、SNS、送付伝票、相手情報を残します。

できるだけ早く

金融機関と警察へ連絡

銀行振込なら、振込先金融機関と警察へ詐欺被害の可能性を伝え、口座対応や相談の可否を確認します。

相談前

経緯を1枚にまとめる

いつ、誰から、何を言われ、いくら、どの方法で支払ったかを時系列で整理します。

次の表は、相談時に役立つ証拠を種類別に整理しています。証拠の種類を分けることは重要で、相手の特定、支払事実、勧誘内容、被害時期のどれを示す資料かを読み取ってください。

資料の種類具体例役立つ場面
契約・商品資料パンフレット、申込書、契約書、社債申込証、預り証。商品内容、発行条件、勧誘内容の確認。
支払資料振込明細、通帳、ネットバンキング画面、送金履歴、宅配伝票。支払額、支払先、支払時期の確認。
連絡資料電話番号、録音、着信履歴、メール、SMS、SNS、チャット履歴。相手方情報、説明内容、脅しや急かしの確認。
経緯メモ日時、会話、担当者名、会社名、住所、相談済み窓口。弁護士、警察、消費生活センターでの事案把握。
Section 08

未公開株・社債詐欺を弁護士へ相談する準備

回収可能性、費用対効果、刑事手続との役割分担を早めに確認します。

弁護士への相談が検討されるのは、被害額が大きい、追加請求や脅迫を受けている、相手方の会社名や口座が分かっている、内容証明、仮差押え、訴訟、刑事告訴を検討したい、といった場面です。ただし、依頼すれば必ず回収できるわけではありません。

次の表は、法律相談前に整理するとよい情報を、相談で確認されやすい順に並べています。限られた相談時間を有効に使うことが重要で、時系列、相手情報、支払方法、現在の困りごとの4つを中心に読み取ってください。

整理すること書いておく内容相談で役立つ理由
勧誘の始まりいつ、誰から、電話・郵便・SNSなど何で接触されたか。被害の入口と相手の役割を把握できます。
商品説明未公開株、社債、上場予定、高値買取、元本保証などの説明。欺く行為や説明の矛盾を検討できます。
支払内容いつ、いくら、どの口座・宛先・方法で支払ったか。口座対応、請求先、損害額の確認に必要です。
相談済み窓口警察、金融機関、消費生活センター、金融庁への相談状況。手続の重複や次に取るべき対応を整理できます。
今困っていること追加請求、脅迫、家族対応、回収希望、費用不安など。相談の優先順位を決めやすくなります。

次の一覧は、弁護士等へ確認したい質問をテーマ別に整理しています。質問をあらかじめ分けることが重要で、回収可能性と費用倒れのリスクを同じ場で確認する必要があると読み取ってください。

RECOVERY

回収可能性

相手方の特定、口座残高、資産、被害者数、仮差押えや訴訟の余地を確認します。

COST

費用対効果

相談料、着手金、実費、報酬金、回収不能時の費用負担を確認します。

CRIMINAL

刑事手続との関係

被害届、告訴、告訴状作成支援、警察相談との役割分担を確認します。

FAMILY

家族が被害者の場合

本人の意思確認、委任、見守り、二次被害防止の進め方を確認します。

費用面収入や資産が一定基準以下の場合、法テラスの無料法律相談や民事法律扶助制度を利用できる可能性があります。要件や審査があるため、相談時に確認してください。
Section 09

家族と企業が未公開株・社債詐欺を防ぐ方法

本人を責めず、第三者確認へつなげる環境づくりが大切です。

家族が勧誘を信じている場合、正面から強く否定すると、かえって孤立することがあります。詐欺的勧誘では「家族に言うと反対される」「これはあなただけの権利」と説明し、周囲に相談しにくい心理状態を作ることがあります。

次の一覧は、個人、家族、企業の立場別に予防策を整理しています。立場ごとにできることが違うため重要で、投資判断そのものより、相談しやすい仕組みと公式な確認ルートを先に作ることを読み取ってください。

1

個人の予防策

知らない相手の投資勧誘に応じず、「必ず儲かる」「元本保証」「高値買取」を疑い、電話中に判断しないことが基本です。

支払前確認
2

家族の予防策

大きな出金や送金の前に一言相談するルールを作り、資料を一緒に確認する姿勢で外部窓口へつなげます。

見守り
3

企業の予防策

自社名をかたる投資勧誘に注意する告知、問い合わせ窓口、偽サイトや偽SNSへの対応手順を整えます。

なりすまし対策

次の表は、送金直前に見られやすいサインと、周囲が取りやすい対応を整理しています。本人を責めるのではなく、支払いを止めるきっかけを作ることが重要で、言葉や行動の変化から早めに相談へつなぐ点を読み取ってください。

送金直前のサイン周囲の対応相談先の例
急にまとまった現金を下ろそうとする理由を責めず、資料を一緒に確認します。銀行、消費生活センター、警察。
宅配便やレターパックを準備している現金送付は危険信号であることを伝え、送付を止めます。#9110、最寄りの警察署。
「今日中」「秘密」「名義」「違法」と言う会話内容をメモし、第三者確認を提案します。188、弁護士等の相談窓口。
SNSの投資グループで頻繁にやり取りする相手が示したリンクではなく、公式情報から確認します。消費生活センター、警察、金融庁。
Section 10

未公開株・社債詐欺でよくある質問

個別判断ではなく、一般的な考え方と相談の目安を整理します。

未公開株を買うこと自体が違法ですか。

一般的には、未公開株を買うこと自体が常に違法というわけではありません。ただし、見知らぬ業者から突然「上場確実」「高値買取」などと勧誘された場合は、販売経路、発行会社、譲渡制限、開示資料、支払方法によって評価が変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家や公的相談窓口へ相談する必要があります。

社債なら株式より安全ですか。

一般的には、社債は会社に対する貸付に近い性質を持ちますが、元本保証の商品ではないとされています。発行会社の信用力、償還原資、担保、保証、流通市場の有無によって結論は変わる可能性があります。具体的な対応は、発行条件や資料を確認したうえで専門家へ相談する必要があります。

金融庁の登録番号を見せられた場合は信用できますか。

一般的には、登録番号だけで信用できるとは限らないとされています。番号の偽造、実在する登録業者名の流用、なりすましの可能性があるためです。会社名、所在地、代表電話、業務種別、協会加入状況などを公式情報で確認し、具体的な判断は相談窓口や専門家へ確認する必要があります。

すでに振り込んだ場合は何から始めますか。

一般的には、追加送金を止め、振込先金融機関と警察へ速やかに連絡する対応が優先されるとされています。ただし、口座残高、支払方法、被害発覚からの時間、相手方の特定可能性によって回収可能性は変わります。証拠を保存し、消費生活センターや弁護士等へ相談する必要があります。

弁護士に相談すれば必ず取り戻せますか。

一般的には、弁護士へ相談しても回収が保証されるわけではありません。相手の身元や財産が不明、資金が既に引き出されている、海外へ移転している、架空名義が使われている場合などは、回収が難しくなる可能性があります。具体的には、証拠、支払方法、被害額、費用対効果を整理して相談する必要があります。

家族が投資話を信じている場合はどうすればよいですか。

一般的には、本人を責めるより、第三者機関に一緒に確認する形が有効とされています。ただし、本人の判断能力、送金直前かどうか、脅迫の有無、家族関係によって対応は変わります。現金受渡しが迫っている場合などは、警察や消費生活センターへ早めに相談する必要があります。

Reference

参考資料

公的機関、法令、準公的機関の情報を中心に整理しています。

公的機関・準公的機関の注意喚起

  • 金融庁「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」
  • 金融庁「未公開株購入の勧誘にご注意!」
  • 金融庁「投資商品等に関する利用者からの相談事例等とアドバイス等」
  • 金融庁「免許・許可・登録等を受けている事業者一覧」
  • 金融庁「有価証券届出書を提出せずに有価証券の募集を行っている者の名称等について」
  • 金融庁「振り込め詐欺等の被害にあわれた方へ」
  • 消費者庁「消費者ホットライン」
  • 国民生活センター「消費者トラブルFAQ ― 儲け話」
  • 警察庁・SOS47「特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」
  • 日本証券業協会「株や社債をかたった投資詐欺の手口」
  • 日本証券業協会「証券会社や日本証券業協会をかたる偽アカウント・偽広告等にご注意ください!」
  • 法テラス「相談窓口・法制度」

法令

  • e-Gov法令検索「金融商品取引法」
  • e-Gov法令検索「民法」
  • e-Gov法令検索「刑法」