2σ Guide

法テラスの立替金を
返済できない場合の流れ

督促、損害金、支払督促、強制執行のリスクと、月額変更・猶予・免除の制度を一般情報として整理します。

年3% 延滞時の損害金
2週間 支払督促への異議期間
3制度 月額変更・猶予・免除
本ページは株式会社Dプロフェッションズ(医師/医療機関/弁護士/弁護士法人ではありません)が運営しています。
一般的な情報提供を目的としており医療上の助言や法律相談等を行うものではありません。
広告(PR)を掲載しています。広告は編集内容や推奨を意味しません。
Video

法テラスの立替金を 返済できない場合の流れ

督促、損害金、支払督促、強制執行のリスクと、月額変更・猶予・免除の制度を一般情報として整理します。

動画を読み込み中…
2σ GUIDE ・ VIDEO
法テラスの立替金を 返済できない場合の流れ
督促、損害金、支払督促、強制執行のリスクと、月額変更・猶予・免除の制度を一般情報として整理します。
動画の文字起こし(全文テキスト)

2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 法テラスの立替金を 返済できない場合の流れ
  • 督促、損害金、支払督促、強制執行のリスクと、月額変更・猶予・免除の制度を一般情報として整理します。

POINT 1

  • 法テラスの立替金を返済できない場合の全体像
  • 督促や損害金のリスクと、返済額変更・猶予・免除の選択肢を先に整理します。
  • 払えないと分かった時点で、返済額変更または猶予の相談を始める
  • 放置すると督促や法的手続へ進む可能性
  • 返済額変更と償還猶予を相談できる場合

POINT 2

  • 法テラスの立替金とは何か ― 返済義務と無利息の基本
  • 民事法律扶助の立替えは給付ではなく、原則として償還が必要です。
  • 無利息と延滞時の損害金は別に考える
  • 返済期間と返済月額の考え方
  • 法テラスは、日本司法支援センターの通称です。

POINT 3

  • 法テラスの立替金を返済できないと起きること
  • 1. 簡易裁判所へ申立て:債権者の申立てにより、金銭の支払を命じる手続が始まります。
  • 2. 支払督促が送達される:請求額、既払額、損害金、当事者名、援助番号などを確認します。
  • 3. 受領後2週間以内の督促異議:適法な異議が出るかどうかで、その後の手続が分かれます。
  • 4. 通常訴訟へ移行:請求内容を争う理由がある場合に審理へ進みます。
  • 5. 仮執行宣言と強制執行のリスク:預貯金や給与債権等が対象となり得ます。

POINT 4

  • 法テラスの立替金返済が困難なときの制度
  • 生活保護でも自動免除ではない
  • 所定の申請と審査が必要で、相手方から得た利益の有無なども確認されます。
  • 2026年4月以降のオンライン申請
  • 生活保護受給中の人を対象に、インターネットによる償還免除申請サービスが全国で開始されています。

POINT 5

  • 法テラスの立替金返済とひとり親世帯の免除特例
  • 養育費請求事件などで問題になる、ひとり親世帯向け特例を整理します。
  • 養育費請求事件と一定の関連事件については、ひとり親世帯向けの償還免除特例があります。
  • 次の整理表は、ひとり親世帯の特例で確認される主な要素を示しています。

POINT 6

  • 法テラスの立替金を返済できない当日の手順
  • 1. 決定書・契約書・督促書面を集める:援助開始決定書、援助終結決定書、契約書、返済予定、督促状、払込用紙、SMS、入金記録を確認します。
  • 2. 利用した地方事務所へ連絡する:返済日を過ぎていなくても、返済不能が見込まれる段階で事情を伝えることが重要です。
  • 3. 生活状況を証明する資料を準備する:給与明細、離職票、年金通知、生活保護受給証明書、賃貸借契約書、医療費領収書、預貯金資料などを確認します。
  • 4. 希望する制度を明確にする:少額なら払える場合は月額変更、一時的に払えない場合は猶予、長期的に回復が見込みにくい場合は免除が検討対象です。
  • 5. 裁判所からの書面は別枠で急ぎ確認する:支払督促、仮執行宣言付支払督促、訴状などは2週間等の法定期間が問題になるため、到着日を記録します。

POINT 7

  • 法テラスの立替金返済が難しい事情別の対応
  • 一時的な残高不足、失業、病気、生活保護、受領金、他の債務を分けて考えます。
  • 地方事務所へ連絡し、再引落し、指定口座への振込み、次回引落日に2か月分をまとめる方法などを確認します。
  • 失業を示す資料、雇用保険の状況、世帯収入、家賃等を準備し、一定期間の猶予を相談します。
  • 事件が継続中なら猶予、すべて終結済みなら免除も検討対象です。

POINT 8

  • 法テラスの立替金返済でよくある質問
  • 差押え、免除、猶予、支払督促、信用情報などの疑問を一般情報として整理します。
  • Q1.一度返済できなかっただけで、すぐ差し押さえられますか
  • Q2.返済できない場合、弁護士との事件処理も直ちに止まりますか
  • Q3.生活保護を受ければ必ず免除されますか

まとめ

  • 法テラスの立替金を 返済できない場合の流れ
  • 法テラスの立替金を返済できない場合の全体像:督促や損害金のリスクと、返済額変更・猶予・免除の選択肢を先に整理します。
  • 法テラスの立替金とは何か ― 返済義務と無利息の基本:民事法律扶助の立替えは給付ではなく、原則として償還が必要です。
  • 法テラスの立替金を返済できないと起きること:未入金、督促、損害金、支払督促、強制執行の流れを一般情報として整理します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

法テラスの立替金を返済できない場合の全体像

督促や損害金のリスクと、返済額変更・猶予・免除の選択肢を先に整理します。

法テラスの立替金を返済できなくなっても、返済義務が直ちに消えるわけではありません。決定された返済をしない状態が続くと、電話や文書による督促、協力会社等による入金案内、損害金、裁判所を利用した支払督促等へ進む可能性があります。

一方で、返済が苦しくなった人に対しては、毎月の返済額の変更、一定期間の償還猶予、事件終結後の償還免除という制度があります。自己判断で引落しを止めて放置するのではなく、援助番号と氏名を伝え、利用した法テラス地方事務所へ早期に事情を伝えることが重要です。

次の重要ポイントは、返済不能の場面でまず何を優先して把握すべきかを示しています。放置による不利益と制度上の選択肢を同時に見ることが重要で、読者は「滞納を続ける話」と「条件変更を申し出る話」を分けて読み取る必要があります。

払えないと分かった時点で、返済額変更または猶予の相談を始める

すべての援助事件が終結し、生活保護受給中または生活保護に準ずるほど生計が困難で将来の資力回復も見込みにくい場合には、免除申請も検討対象になります。

次の一覧は、滞納時に問題になりやすい三つの方向を整理したものです。それぞれ意味が異なるため、読者は「督促への対応」「返済条件の見直し」「免除の可能性」を混同せず、自分の状況に近い入口を確認してください。

RISK

放置すると督促や法的手続へ進む可能性

未入金が続くと、督促、損害金、支払督促、強制執行のリスクが段階的に問題となり得ます。

OPTION

返済額変更と償還猶予を相談できる場合

失業、病気、収入減、医療費や教育費の増加などがあれば、生活状況を資料で示すことが大切です。

RELIEF

事件終結後は免除申請が検討対象になる場合

生活保護や準生活保護に近い困難、将来の資力回復見込み、相手方から得た利益などが審査対象です。

Section 01

法テラスの立替金とは何か ― 返済義務と無利息の基本

民事法律扶助の立替えは給付ではなく、原則として償還が必要です。

法テラスは、日本司法支援センターの通称です。民事法律扶助制度では、一定の資力要件等を満たす人について、弁護士・司法書士の着手金、実費、書類作成費用等を法テラスがいったん立て替えます。

ここでいう立替えは、原則として給付ではありません。利用者は、法テラスが立て替えた金額を法テラスへ返済します。法テラスの規程では、この返済を償還、返済する人を被援助者と呼びます。

無利息と延滞時の損害金は別に考える

次の比較表は、通常の返済中と期限を過ぎた部分の違いを整理しています。無利息という説明だけを見ると延滞時の負担を見落としやすいため、読者は元金の返済条件と損害金が生じ得る場面を分けて確認してください。

場面意味注意点
通常の返済期間中立替元金自体は無利息と案内されます。決定された月額や期限に沿った返済が前提です。
支払期限を過ぎた部分債務不履行に伴う損害金が発生し得ます。民法の法定利率は現在年3%ですが、対象期間や起算日は書面確認が必要です。

返済期間と返済月額の考え方

次の表は、返済月額を考えるときに出てくる原則と例外をまとめたものです。生活実態を説明できる資料が重要になるため、読者は月額が一律固定ではなく、収入・支出・資産状況の確認を通じて判断される点を読み取ってください。

項目原則生活状況による調整
援助開始後月5,000円から1万円程度の分割返済が案内されることがあります。資力その他の事情に応じ、返済期間や月額が問題になります。
援助終結後原則として3年以内に完済する返済月額が定められます。返済期間の延長や月額変更が検討される場合があります。
可処分金額がマイナスの場合援助終結後の月額は原則5,000円以上とされています。生活基準額、家賃、医療費、教育費等を控除した結果により、5,000円未満とされ得ます。
重要返済額の相談では、収入が減った理由だけでなく、家賃、医療費、教育費、扶養状況など、継続して支払える金額を裏付ける資料が大切です。
Section 02

法テラスの立替金を返済できないと起きること

未入金、督促、損害金、支払督促、強制執行の流れを一般情報として整理します。

口座残高不足等で自動引落しができなかった場合、まず未入金として処理されます。法テラスは期限までに償還されていないときは、遅滞なく督促を行うと定めています。実際には電話、文書、督促状、払込案内、協力会社等による入金案内が考えられます。

次の時系列は、未納を放置した場合に問題となり得る段階を表しています。早い段階ほど返済条件の見直しを相談しやすいため、読者はどの段階から裁判所手続や強制執行の問題へ近づくのかを順番に読み取ってください。

未入金

引落し不能や未払いとして把握される

一度の不能で直ちに差押えになるわけではありませんが、事情不明の滞納として扱われやすくなります。

督促

電話・文書・払込案内等が行われ得る

失業、収入減、病気などの理由がある場合は、ここで事情と資料を伝えることが重要です。

損害金

年3%の損害金が加算され得る

元金以外の負担が増える可能性があるため、支払日前または最初の未納直後の連絡が合理的です。

裁判所手続

支払督促等へ進む可能性がある

裁判所からの書面は通常の督促状と法的意味が異なり、期限内の確認が必要になります。

支払督促と強制執行の関係

次の判断の流れは、支払督促が強制執行に近づくまでの一般的な順番を示しています。分岐の有無で通常訴訟へ移るか、仮執行宣言の段階へ進むかが変わるため、読者は裁判所書面を受け取った後の期限と分岐を確認してください。

支払督促が届いた場合の一般的な流れ

簡易裁判所へ申立て

債権者の申立てにより、金銭の支払を命じる手続が始まります。

支払督促が送達される

請求額、既払額、損害金、当事者名、援助番号などを確認します。

受領後2週間以内の督促異議

適法な異議が出るかどうかで、その後の手続が分かれます。

異議あり
通常訴訟へ移行

請求内容を争う理由がある場合に審理へ進みます。

異議なし
仮執行宣言と強制執行のリスク

預貯金や給与債権等が対象となり得ます。

次の一覧は、滞納によって広がり得る不利益を整理しています。督促だけで終わるとは限らない点が重要で、読者は損害金、裁判所手続、将来の制度利用への影響を分けて把握してください。

損害金

決定どおりに返済しない場合、年3%の損害金が発生し得ます。

強制執行

債務名義が成立し、申立てが行われた場合には、預貯金や給与債権等が対象となり得ます。

将来の扶助利用

正当な理由なく滞納したことがある場合、新たな法律相談援助等に影響することがあります。

虚偽申告は別問題

単なる返済不能は通常民事上の問題ですが、虚偽資料や財産状況の偽りは別の問題になり得ます。

Section 03

法テラスの立替金返済が困難なときの制度

月額変更、償還猶予、償還免除の違いと、生活保護・25%ルールを確認します。

返済困難時に検討できる制度は、主に毎月の返済額の変更、一定期間の償還猶予、事件終結後の償還免除です。どれも自動的に始まるものではなく、生活状況や事件の状態を説明し、必要な確認を受ける必要があります。

次の比較一覧は、三つの制度の役割を並べて示しています。目的と効果が違うため、読者は「少額なら払える」「今は払えない」「長期的に回復が見込みにくい」という状況の違いから、どの制度が話題になり得るかを読み取ってください。

CHANGE

毎月の返済額の変更

失業、休業、勤務日数減少、医療費や教育費の増加、扶養家族の増加などにより、継続可能な月額へ見直す制度です。

POSTPONE

一定期間の償還猶予

生活保護受給中、生活保護に準ずる困難、即時償還や割賦償還が著しく困難な場合などに、返済を待つ制度です。

WAIVER

事件終結後の償還免除

生活保護、準生活保護に近い困難、将来の資力回復見込みの乏しさなどを確認し、未返済残額の免除を審査する制度です。

返済額変更の相談で整理する事項

  • 援助番号、氏名、生年月日、連絡先
  • 現在の毎月返済額と返済できなくなった時期
  • 収入が減った原因、世帯人数、扶養状況
  • 家賃・住宅ローン、医療費、介護費、教育費
  • 現実に継続可能と考える月額

次の表は、猶予と免除の要件・時期・注意点を並べたものです。制度名が似ていても債務が残るかどうかが大きく異なるため、読者は「待ってもらう制度」と「未返済残額の免除を審査する制度」の違いを確認してください。

制度主な場面重要な注意点
事件進行中の猶予生活保護受給者、または生活保護に準ずる程度に生計が困難な人多重債務事件では運用上の制限が問題になる場合があり、事件類型の確認が必要です。
事件終結時・終結後の猶予即時償還または割賦償還による返済が著しく困難な場合原則3年を超えない期間の猶予が想定され、特別の事情があれば延長規定もあります。
事件終結後の免除生活保護受給、または準生活保護に近い困難と資力回復見込みの乏しさすべての援助事件について終結決定がされた後が原則で、申請すれば必ず認められる制度ではありません。

次の注意点一覧は、免除を考えるときに特に誤解が起きやすい要素を整理しています。免除の可否は低収入だけで決まらないため、読者は生活保護、資産、将来の資力回復、事件で得た利益を総合して見られる点を読み取ってください。

生活保護でも自動免除ではない

所定の申請と審査が必要で、相手方から得た利益の有無なども確認されます。

2026年4月以降のオンライン申請

生活保護受給中の人を対象に、インターネットによる償還免除申請サービスが全国で開始されています。

25%相当額の原則

事件で金銭等を得た場合、その価額の25%相当額を償還に充てるまで免除できないのが原則です。

不許可後の対応

書類不足なら再申請の余地があり、要件不足なら月額変更や猶予を相談することになります。

注意相手方から金銭を受け取った場合は、使途を決める前に担当弁護士と法テラスへ確認する必要があります。免除申請を考えていても、償還充当額が問題になることがあります。
Section 04

法テラスの立替金返済とひとり親世帯の免除特例

養育費請求事件などで問題になる、ひとり親世帯向け特例を整理します。

養育費請求事件と一定の関連事件については、ひとり親世帯向けの償還免除特例があります。主な要件は、免除申請する援助事件で養育費を請求したこと、申請時に法律上の婚姻関係がないこと、義務教育対象年齢までの子と同居して扶養していること、および所定の資力要件を満たすことです。

次の整理表は、ひとり親世帯の特例で確認される主な要素を示しています。通常の免除制度と共通する部分と異なる部分があるため、読者は対象事件、子の年齢、資力確認、既払い分の扱いを分けて確認してください。

確認項目内容注意点
対象事件養育費請求事件と一定の関連事件免除申請する援助事件で養育費を請求していることが前提です。
家族状況法律上の婚姻関係がなく、義務教育対象年齢までの子と同居して扶養していること申請時点の状況が確認されます。
資力確認生活保護を受給していない申請者は、申請後6か月の経過時にも資力要件が確認されます。その間は返済が猶予されます。
既払い分未返済残額を免除する制度すでに支払った償還金を返金する制度ではありません。
確認事件で決定された償還充当額がある場合は、その金額を返済するまで免除できない扱いがあります。対象になるかは事件内容と決定書面を確認する必要があります。
Section 05

法テラスの立替金を返済できない当日の手順

書面、援助番号、生活資料、裁判所書面を分けて確認します。

返済できないと分かった当日は、支払不能の理由を整理し、制度の相談に必要な資料を集めることが出発点です。裁判所から書面が届いている場合は、通常の督促状とは別に期限対応が問題になります。

次の時系列は、返済不能が分かった日に進める確認事項を順番に示しています。順番が重要なのは、援助番号と書面がそろうほど地方事務所へ事情を伝えやすく、裁判所書面がある場合は短い期限を見落とせないためです。

手順1

決定書・契約書・督促書面を集める

援助開始決定書、援助終結決定書、契約書、返済予定、督促状、払込用紙、SMS、入金記録を確認します。

手順2

利用した地方事務所へ連絡する

返済日を過ぎていなくても、返済不能が見込まれる段階で事情を伝えることが重要です。

手順3

生活状況を証明する資料を準備する

給与明細、離職票、年金通知、生活保護受給証明書、賃貸借契約書、医療費領収書、預貯金資料などを確認します。

手順4

希望する制度を明確にする

少額なら払える場合は月額変更、一時的に払えない場合は猶予、長期的に回復が見込みにくい場合は免除が検討対象です。

手順5

裁判所からの書面は別枠で急ぎ確認する

支払督促、仮執行宣言付支払督促、訴状などは2週間等の法定期間が問題になるため、到着日を記録します。

連絡時に伝える内容

「援助番号、現在の返済額、返済できなくなった時期、収入が減った原因、世帯人数、家賃や医療費、現実に継続可能な月額」を簡潔に伝えると、単なる支払拒否ではなく、履行意思を伴う条件変更の相談であることが明確になります。

期限裁判所名のある封筒や、支払督促・仮執行宣言付支払督促・訴状という表題の書面は、通常の督促状と同じ扱いにしないことが重要です。具体的な期限対応は弁護士等の専門家に相談する必要があります。
Section 06

法テラスの立替金返済が難しい事情別の対応

一時的な残高不足、失業、病気、生活保護、受領金、他の債務を分けて考えます。

事情別の対応では、同じ返済不能でも「一時的な不足」「長期的な収入減」「生活保護」「他の債務も返せない」などで確認すべき資料と制度が変わります。次の一覧は代表的な状況を並べており、読者は自分の状況に近い行から、どの資料と相談先を優先するかを読み取ってください。

1

今月だけ口座残高が不足した

地方事務所へ連絡し、再引落し、指定口座への振込み、次回引落日に2か月分をまとめる方法などを確認します。

一時不足
2

失業し、数か月は収入の見込みがない

失業を示す資料、雇用保険の状況、世帯収入、家賃等を準備し、一定期間の猶予を相談します。

猶予
3

病気・障害で長期的に働けない

事件が継続中なら猶予、すべて終結済みなら免除も検討対象です。診断書、障害年金、休業状況等が重要です。

長期困難
4

生活保護の受給を開始した

受給証明書等を提出して猶予を申請・確認し、すべての援助事件が終結した後は免除申請を検討します。

生活保護
5

慰謝料・解決金・過払金等を受け取った

報酬金や立替金の精算に充てる必要が生じます。使途を決める前に担当弁護士と法テラスへ報告します。

25%確認
6

法テラス以外の借金も返せない

家計全体の債務整理が必要な可能性があります。破産手続では法テラスへの債務も隠さず申告する必要があります。

家計全体
Section 07

法テラスの立替金返済でよくある質問

差押え、免除、猶予、支払督促、信用情報などの疑問を一般情報として整理します。

Q1.一度返済できなかっただけで、すぐ差し押さえられますか

一般的には、一度の未入金で直ちに自動的な差押えが行われるわけではありません。強制執行には、支払督促への仮執行宣言等の債務名義と別途の執行申立てが必要です。ただし、放置を続ければ法的手続へ進む可能性があり、具体的な対応は書面や期限を確認したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2.返済できない場合、弁護士との事件処理も直ちに止まりますか

一般的には、返済不能だけで必ず直ちに事件処理が終了するとは限りません。ただし、援助条件を正当な理由なく守らず、契約を誠実に履行しない場合には、契約解除や援助終結が問題になる可能性があります。事件内容や契約条件によって結論は変わるため、具体的には法テラス地方事務所や担当弁護士へ確認する必要があります。

Q3.生活保護を受ければ必ず免除されますか

一般的には、生活保護受給は重要な要件ですが、自動的に免除されるものではありません。事件終結後に所定の免除申請を行い、相手方から得た利益の有無や免除の相当性等を含む審査を受けます。個別事情によって結論が変わるため、必要書類を整理して確認する必要があります。

Q4.猶予中は借金がなくなりますか

一般的には、償還猶予は支払時期を先送りする制度であり、債務そのものを消滅させる制度ではありません。猶予期間満了後に、資力等を踏まえて返済または再度の猶予が判断されます。具体的な返済再開時期や条件は、決定内容を確認する必要があります。

Q5.免除申請中も支払わなければなりませんか

一般的には、通常の免除申請では、法テラス理事長が必要と認める場合に決定まで償還を猶予できる規定があります。申請しただけで当然に支払停止になるとは限りません。ひとり親特例では申請を受けた場合に決定まで猶予する規定があり、どの制度かによって扱いが変わります。

Q6.すでに支払った金額も、免除決定後に返金されますか

一般的には、免除の対象は未返済残額であり、すでに支払った償還金を返金する制度ではありません。ただし、個別の決定内容や精算状況により確認事項が残る可能性があるため、具体的には法テラスの案内を確認する必要があります。

Q7.督促状を無視しても、少額なら裁判にはなりませんか

一般的には、金額だけで法的手続の有無を断定することはできません。法テラスは長期滞納者の一部について支払督促を申し立てた実績を公表しています。少額かどうかにかかわらず、請求内容や期限を確認し、必要に応じて専門家へ相談する必要があります。

Q8.裁判所の支払督促に異議を出せば、債務が消えますか

一般的には、適法な督促異議を申し立てると通常訴訟へ移行しますが、それだけで債務が消えるわけではありません。請求内容を争う理由がある場合に審理を受けるための手続です。異議の要否や主張内容は、書面と期限を確認したうえで弁護士等へ相談する必要があります。

Q9.法テラスの延滞は、いわゆるブラックリストに載りますか

一般的な公開資料の確認範囲では、立替金の延滞をCIC、JICC等の個人信用情報機関へ登録する旨の案内は見当たりません。ただし、個別契約や将来の運用まで否定するものではありません。法的手続、強制執行、新たな民事法律扶助利用への影響は別に存在します。

Q10.返済額を月1,000円にしてもらえますか

一般的には、一律に認められるわけではありません。援助終結後の月額は原則5,000円以上である一方、所定の可処分金額がマイナスの場合には5,000円未満とすることができる規定があります。収入・支出資料を提出し、継続可能な金額として確認を受ける必要があります。

Reference

参考資料

公的・制度資料

  • 日本司法支援センター(法テラス)「民事法律扶助のしおり」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「法テラスをご利用中の方」
  • 日本司法支援センター「日本司法支援センター業務方法書」
  • 日本司法支援センター「民事法律扶助業務運営細則」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「立替金の償還免除申請に関するよくあるお問合せ」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「インターネットによる民事法律扶助の償還免除申請サービス開始について」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「民事法律扶助 手続の流れ」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「返済滞納時の民事法律扶助制度利用に関するFAQ」
  • 日本司法支援センター(法テラス)「民事法律扶助におけるひとり親支援の拡充について」
  • 日本司法支援センター「業務実績等報告書」

裁判所・法令資料

  • 裁判所「支払督促」
  • e-Gov法令検索「民法」
  • e-Gov法令検索「民事訴訟法」
  • e-Gov法令検索「民事執行法」
  • e-Gov法令検索「破産法」