2σ Guide

SNSやアプリ運営会社に
画像の削除を求める手順

対象画像の特定、証拠保全、法的根拠、申出文、サービス別窓口、削除されない場合の相談先まで、一般情報として実務の順番を整理します。

Step 0-8 基本手順
7日 通知の目安
15問 FAQ整理
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SNSやアプリ運営会社に 画像の削除を求める手順

対象画像の特定、証拠保全、法的根拠、申出文、サービス別窓口、削除されない場合の相談先まで、一般情報として実務の順番を整理します。

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SNSやアプリ運営会社に 画像の削除を求める手順
対象画像の特定、証拠保全、法的根拠、申出文、サービス別窓口、削除されない場合の相談先まで、一般情報として実務の順番を整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • SNSやアプリ運営会社に 画像の削除を求める手順
  • 対象画像の特定、証拠保全、法的根拠、申出文、サービス別窓口、削除されない場合の相談先まで、一般情報として実務の順番を整理します。

POINT 1

  • SNSやアプリ運営会社に画像の削除を求める手順の全体像
  • 1. Step 0 身の安全・緊急性を確認:性的画像、未成年者、脅迫、ストーカー、DV、個人情報晒しがある場合は外部相談も同時に検討します。
  • 2. Step 1 対象画像を正確に特定:URL、投稿ID、アカウント、投稿日、画像の位置、関連投稿を記録します。
  • 3. Step 2 証拠を保全:画面全体の記録、投稿文、コメント、プロフィール、画面遷移、時系列メモを残します。
  • 4. Step 3 根拠を整理:肖像権、プライバシー、名誉、著作権、性的画像ポリシーなどを具体的な事実に結びつけます。
  • 5. Step 4 正規窓口から申出:通報だけで足りない場合は、権利侵害申告フォームや送信防止措置依頼を使います。
  • 6. Step 5 結果に応じて次の対応:受付番号、返信、削除結果を保存し、再申出、検索除外、転載先対応、発信者情報開示を検討します。

POINT 2

  • 画像削除を求める法的根拠と用語の整理
  • 肖像権
  • プライバシー

POINT 3

  • 情報流通プラットフォーム対処法と画像削除実務
  • 1. 正規窓口から申出たか:対象事業者の公表する申出方法を使ったかを確認します。
  • 2. 対象サービスか:制度上の対象サービスか、申出先が投稿管理者かを確認します。
  • 3. 本人・代理人として申出たか:被侵害者本人、親権者、代理人など申出資格を確認します。
  • 4. 情報不足がないか:URL、投稿ID、画像の位置、侵害理由、本人確認、添付証拠を確認します。
  • 5. 再申出・外部相談へ:補正依頼や調査継続の通知がないかを見て、必要なら再申出や相談窓口へ進みます。

POINT 4

  • SNS画像削除の実務手順1・2 ― 対象特定と証拠保全
  • 1. 画面全体を記録する:ブラウザのURL表示部分、アカウント名、投稿日時、本文、画像、コメント欄が分かる状態で保存します。
  • 2. 投稿周辺の文脈を保存する:画像単体だけでなく、投稿文、コメント、プロフィール、引用、タグ、関連投稿を残します。
  • 3. ファイル名と時系列を整える:日付、サービス名、投稿IDをファイル名に入れ、第三者が見ても分かる時系列メモを作ります。
  • 4. 共有範囲を最小限にする:保存先を限定し、編集・加工せず、原本に近い状態を保ちます。

POINT 5

  • SNS画像削除の実務手順3・4 ― 窓口選びと申出文
  • 通報ボタンと権利侵害申告フォームの違いを踏まえ、申出文を具体的に作ります。
  • 申出者と関係
  • 対象の特定
  • 侵害理由

POINT 6

  • SNS画像削除の実務手順5 ― 送信後管理と削除されない場合
  • 1. 前回受付番号と却下理由を確認:何が不足していると判断されたのかを冒頭で整理します。
  • 2. 本人特定可能性を補強:顔、制服、名札、背景、コメント欄の実名記載などを具体的に示します。
  • 3. 文脈と被害を補強:投稿文・コメント・公開範囲・閲覧数・実際の被害を追加します。
  • 4. 緊急事情を明示:性的画像、未成年者、DV、ストーカー、学校・職場被害、再投稿の反復性を示します。
  • 5. 外部相談・法的手続へ:法務局、専門窓口、弁護士、仮処分、発信者情報開示などを検討します。

POINT 7

  • 主要SNS・アプリ別の画像削除入口
  • 公式ヘルプや公的資料で案内される代表的な入口を、実務で確認すべき点に絞って整理します。
  • 投稿近くの報告リンクに加え、プライバシー侵害、知的財産権侵害、なりすまし等のフォームを検討します。
  • 削除理由を該当カテゴリに合わせます。
  • 投稿の共有ボタンまたは長押しから報告し、理由を選択します。

POINT 8

  • 画像類型別の削除申出ポイントと文面例
  • 晒し返し
  • 感情的な直接交渉
  • 元交際相手、ストーカー、職場・学校関係者、匿名アカウントでは逆効果になることがあります。

まとめ

  • SNSやアプリ運営会社に 画像の削除を求める手順
  • SNSやアプリ運営会社に画像の削除を求める手順の全体像:最初に、消したい画像を特定し、証拠を残し、正規窓口へ具体的に申出るという全体の順番を押さえます。
  • 画像削除を求める法的根拠と用語の整理:「不快だから消してほしい」ではなく、どの権利・利益が侵害されているかを具体的に説明します。
  • 情報流通プラットフォーム対処法と画像削除実務:制度上の申出窓口、通知、透明化の考え方を、削除申出の実務に引き寄せて整理します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

SNSやアプリ運営会社に画像の削除を求める手順の全体像

最初に、消したい画像を特定し、証拠を残し、正規窓口へ具体的に申出るという全体の順番を押さえます。

SNSやアプリに、自分や家族の顔写真、性的画像、勤務先・学校・住所が推測される画像、無断転載された作品画像、なりすましプロフィール画像などが掲載された場合、まず行うべきことは感情的な公開抗議ではありません。対象画像を特定し、証拠を保全し、削除を求める法的・実務的な根拠を整理し、運営会社の正規窓口から申出ることが重要です。

画像削除では、何を消すのか、どの権利や利益が侵害されているのか、どの窓口を使うのか、削除されない場合に何をするのかを分けて考える必要があります。次の重要ポイントは、この記事全体で扱う判断順序を短くまとめたものです。

最初の30分は、拡散を止める準備に使う

身の安全を確認し、URL・投稿ID・アカウント・画面記録を残し、画像の性質に合う窓口を選びます。性的画像、未成年者、脅迫、ストーカー、個人情報晒しがあるときは、警察・法務局・専門窓口・弁護士等への相談も同時に検討します。

画像削除の実務では、投稿場所・権利侵害の根拠・利用する窓口・次の一手を切り分けることが大切です。この一覧は、申出前に何を整理すればよいかを示すもので、抜けている項目があると運営会社が対象を特定できなかったり、権利侵害の説明が弱くなったりします。

Point 1

掲載場所を特定する

投稿、プロフィール、ストーリー、コメント、動画サムネイル、検索結果、アプリ内掲示板、チャット、レビュー欄など、画像が置かれている場所で手順が変わります。

Point 2

侵害された利益を整理する

肖像権、プライバシー、名誉、名誉感情、私生活の平穏、氏名権、著作権、商標権、営業上の利益、性的画像に関する規制などを区別します。

Point 3

正規窓口を選ぶ

アプリ内通報、権利侵害申告、送信防止措置依頼、検索結果削除、法務局・警察・専門団体への相談など、目的に合う経路を選びます。

Point 4

結果別に次を決める

削除、非表示、却下、無回答、再投稿、転載、検索結果残存、発信者特定など、結果ごとに再申出や外部相談の要否を判断します。

次の判断の流れは、画像削除を急ぐときでも手順を飛ばさないための行動順序です。上から下へ進むほど申出が具体化し、最後は削除結果や再投稿への対応に移ります。

画像削除の基本手順

Step 0 身の安全・緊急性を確認

性的画像、未成年者、脅迫、ストーカー、DV、個人情報晒しがある場合は外部相談も同時に検討します。

Step 1 対象画像を正確に特定

URL、投稿ID、アカウント、投稿日、画像の位置、関連投稿を記録します。

Step 2 証拠を保全

画面全体の記録、投稿文、コメント、プロフィール、画面遷移、時系列メモを残します。

Step 3 根拠を整理

肖像権、プライバシー、名誉、著作権、性的画像ポリシーなどを具体的な事実に結びつけます。

Step 4 正規窓口から申出

通報だけで足りない場合は、権利侵害申告フォームや送信防止措置依頼を使います。

Step 5 結果に応じて次の対応

受付番号、返信、削除結果を保存し、再申出、検索除外、転載先対応、発信者情報開示を検討します。

緊急性が高い画像では、通常の通報だけで完結させようとすると被害が広がることがあります。この比較表では、早期に外部相談を検討しやすい類型と、最初に整理したい対応を示しています。

緊急性が高い類型典型例初動
性的画像・親密画像裸体、性交・性交類似行為、性的に強調された画像、性的ディープフェイク画像を拡散せず、URL等を記録し、プラットフォーム通報・警察・専門窓口へ相談します。
未成年者が関係する性的画像児童性的虐待コンテンツ、未成年の裸体・性的画像保存・転送を避け、直ちに警察や専門窓口へ相談します。
脅迫・恐喝・ストーカー拡散予告、学校・職場への送信予告、金銭要求、執拗な接触証拠を残し、警察・弁護士等へ相談します。
個人情報と画像の組合せ顔写真と住所、電話番号、勤務先、学校名、家族情報の同時掲載削除申出、検索除外、法務局相談を速やかに検討します。
業務・事業への重大影響店舗・従業員・顧客画像、虚偽説明付き画像、営業妨害企業法務・広報・弁護士等で方針を統一し、削除申出と危機対応を並行します。
注意このページは一般的な情報提供です。画像の内容、撮影場所、公開範囲、被写体の属性、投稿文、投稿者との関係、拡散状況、証拠の残り方によって結論は変わります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。
Section 01

画像削除を求める法的根拠と用語の整理

「不快だから消してほしい」ではなく、どの権利・利益が侵害されているかを具体的に説明します。

SNS・アプリ運営会社とは、投稿、プロフィール、コメント、チャット、動画、レビュー、掲示板、コミュニティ、ライブ配信、画像共有機能などを提供し、利用者が画像を掲載・共有できるサービスの運営主体を指します。アプリストア会社と画像を実際に管理する運営会社が別の場合もあるため、まず直接の削除相手を確認します。

画像削除で使われる言葉は似ていますが、意味が違います。この表は、削除、非表示、地域制限、検索除外などの措置の違いを整理し、運営会社からの回答をどう読むかを理解するためのものです。

措置内容実務上の注意
投稿削除投稿・画像自体をサービス上から削除する措置最も直接的ですが、バックアップやログの扱いは運営会社の規程によります。
非表示他の利用者から見えない状態にする措置投稿者側に履歴が残ることがあります。
地域制限日本国内など特定地域から見えないようにする措置海外から閲覧できる場合があります。
アカウント凍結投稿者のアカウント利用を停止する措置画像削除とは別の判断になることがあります。
検索結果からの除外Google等の検索結果に表示しない措置元のSNS・サイトから画像が消えるわけではありません。
キャッシュ更新削除済み画像の古い検索結果やプレビューを更新する措置元ページ削除後に別途必要になることがあります。

削除申出で重要なのは、画像と投稿文脈からどの利益が侵害されているかを説明することです。次の一覧は、根拠ごとに見るべき事実をまとめたもので、申出文では抽象的な権利名だけでなく具体的事情まで書くことが読み取りどころです。

肖像権

顔や身体が明確に写り、本人を識別でき、撮影・投稿・拡散への同意がなく、公開範囲や文脈から生活上の支障がある場合に問題になります。

プライバシー

自宅、部屋、表札、郵便物、車両番号、学校名、勤務先、家族関係、病気、交際関係など、私生活情報が推知される画像で問題になります。

名誉・名誉感情

画像と投稿文・コメント・ハッシュタグが一体となって、犯罪者、詐欺師、迷惑客など社会的評価を低下させる内容を示す場合に問題になります。

私生活の平穏

顔写真や住所を晒された結果、見知らぬ人からの連絡、勤務先への問い合わせ、通勤通学への不安などが生じる場合に問題になります。

氏名権・なりすまし

本人の顔写真が別人のプロフィール画像として使われ、表示名、ID、投稿内容により本人と誤認されるおそれがある場合に問題になります。

著作権

自分が撮影した写真、制作したイラスト、商品写真、漫画、ロゴ入り素材などが許諾なく複製・掲載された場合に問題になります。

商標権・営業上の利益

店舗、会社、商品、ロゴ、制服、営業秘密が写った画像が虚偽説明とともに拡散され、企業信用や営業に影響する場合に問題になります。

性的画像・ディープフェイク

同意のない親密画像、盗撮、性的ディープフェイク、未成年者が関係する画像は緊急性が高く、通常の削除申出と外部相談を並行します。

被侵害者は、画像に写っている本人、著作権者、商標・ロゴの権利者、法人の営業上の利益を侵害された会社などです。未成年者では親権者、成年後見が関係する場合は成年後見人、法的手続では弁護士等が代理人となることがあります。

送信防止措置とは、権利侵害情報がインターネット上で流通し続けることを防ぐための措置です。投稿削除だけでなく、アクセス制限、非表示、アカウント停止などを含む場合があります。申出では「画像を消してください」だけでなく、削除、閲覧不能化、検索除外、再投稿対応など、求める措置を具体的に示します。

注意写真に写っている本人であっても、写真の著作権者とは限りません。友人が撮影した自分の写真では、本人は肖像権やプライバシーを主張し得る一方、著作権者は撮影者であることが多い点に注意します。
Section 02

情報流通プラットフォーム対処法と画像削除実務

制度上の申出窓口、通知、透明化の考え方を、削除申出の実務に引き寄せて整理します。

情報流通プラットフォーム対処法は、正式には「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律」といい、旧プロバイダ責任制限法から法律名が変更された制度です。プロバイダ、サーバの管理・運営者等が対象になり得るほか、典型的にはインターネット上のウェブページや電子掲示板など、不特定の者により受信される情報流通が対象になります。

要点この法律は「どんな画像でも希望どおり削除できる」と定めるものではありません。プラットフォーム事業者等の責任制限、発信者情報開示、一定の大規模事業者に対する削除対応の迅速化・透明化などを定める枠組みです。

大規模特定電気通信役務提供者には、削除対応の迅速化と運用状況の透明化に関する義務が課されます。この一覧は、申出者が制度上何を期待でき、どこを誤解しやすいかを整理するものです。

項目制度上の考え方申出者が確認すること
申出方法の公表権利侵害情報について被害者から削除申出を受け付ける方法の公表が問題になります。対象事業者の公式窓口か、アカウントがなくても申出できるか、証拠添付ができるかを確認します。
原則7日以内の通知削除した場合や削除しない場合の通知など、手続の迅速化・透明化に関する考え方です。削除そのものが7日以内に必ず行われるという意味ではない点を押さえます。
削除基準の公表削除基準の策定・公表や、投稿を削除した場合の発信者への通知が問題になります。自分の申出がどの基準に当たるか、規約違反と権利侵害の両面から整理します。
義務履行状況の報告対象事業者の対応状況に関する報告フォームが用意されている場合があります。個別の削除代行窓口ではないため、削除申出そのものとは目的を分けます。

制度資料では、YouTube、Yahoo!知恵袋、Yahoo!ファイナンス、LINEオープンチャット、LINE VOOM、Facebook、Instagram、Threads、TikTok、X、ニコニコ、Amebaブログ、爆サイ.com、Pinterestなどが対象サービスとして説明される場面があります。ただし、対象事業者や対象サービスは変更される可能性があるため、実際の申出では各社の公式ヘルプと公的資料を確認します。

「7日以内」という表現は削除期限ではなく、通知や手続の迅速化に関する目安として理解する必要があります。次の判断の流れは、返信がない、削除されない、情報不足とされた場合に何を確認するかを示しています。

7日以内通知をめぐる確認順序

正規窓口から申出たか

対象事業者の公表する申出方法を使ったかを確認します。

対象サービスか

制度上の対象サービスか、申出先が投稿管理者かを確認します。

本人・代理人として申出たか

被侵害者本人、親権者、代理人など申出資格を確認します。

情報不足がないか

URL、投稿ID、画像の位置、侵害理由、本人確認、添付証拠を確認します。

再申出・外部相談へ

補正依頼や調査継続の通知がないかを見て、必要なら再申出や相談窓口へ進みます。

Section 03

SNS画像削除の実務手順1・2 ― 対象特定と証拠保全

削除申出が失敗する典型原因は、運営会社が対象画像を特定できないことです。

スクリーンショットだけでは、運営会社が対象投稿を特定できないことがあります。対象画像の場所、投稿者、日時、文脈をできる限り具体的に示すことで、削除審査や再申出の精度が上がります。

次の表は、削除申出前に記録したい情報と、その情報がなぜ重要かを整理したものです。左から順に埋めていくと、対象投稿の特定、権利侵害の説明、緊急性の説明がしやすくなります。

記録項目具体例理由
投稿URL投稿ページのURL、画像URL、動画URL運営会社が対象を特定する基本情報です。
投稿IDURL末尾の数字、post ID、video IDURLが変わった場合の特定に有用です。
アカウント情報表示名、ユーザーID、プロフィールURL、アイコンなりすましや反復投稿の説明に役立ちます。
日時表示日時、発見日時、タイムゾーン緊急性や時系列の説明に必要です。
公開範囲全体公開、限定公開、グループ内、ストーリー、DM調査可能性や被害範囲に関係します。
画像内容写っている人・場所・本人特定につながる情報権利侵害の説明に必要です。
関連投稿引用、リポスト、コメント、タグ、ハッシュタグ文脈込みで名誉・プライバシーを説明できます。
被害状況連絡が来た、職場に知られた、拡散数、精神的苦痛緊急性・重大性の説明に有用です。

アプリ内だけで表示される投稿、ストーリー、チャット、ライブ配信、プロフィール画像ではURLが取得できないことがあります。この場合は、サービス名、アカウントID、表示名、投稿日、表示画面、画面遷移、画像の掲載場所、スクリーンショット、相手アカウントへの到達方法、自分のアカウントIDを組み合わせて説明します。

削除だけが目的なら「消えればよい」と思いがちですが、削除後に再投稿、転載、発信者情報開示、損害賠償、投稿者の否認といった問題が残ることがあります。次の時系列は、証拠保全で何をどの順番で残すかを示しています。

発見直後

画面全体を記録する

ブラウザのURL表示部分、アカウント名、投稿日時、本文、画像、コメント欄が分かる状態で保存します。

同じ日に

投稿周辺の文脈を保存する

画像単体だけでなく、投稿文、コメント、プロフィール、引用、タグ、関連投稿を残します。

申出前

ファイル名と時系列を整える

日付、サービス名、投稿IDをファイル名に入れ、第三者が見ても分かる時系列メモを作ります。

保存後

共有範囲を最小限にする

保存先を限定し、編集・加工せず、原本に近い状態を保ちます。

重要証拠保全のためであっても、違法画像を再投稿したり、第三者に転送したり、SNS上で晒し返したりしてはいけません。性的画像、未成年者に関する画像、盗撮画像、医療・家庭・学校関係の機微情報を含む画像は、保存・共有自体が二次被害や法的リスクを生むことがあります。

弁護士等に相談する予定がある場合は、相談予約時に「画像そのものを送ってよいか」「URLと概要だけでよいか」を確認します。相談フォームに性的画像を添付することが適切でない場合もあります。

Section 04

SNS画像削除の実務手順3・4 ― 窓口選びと申出文

通報ボタンと権利侵害申告フォームの違いを踏まえ、申出文を具体的に作ります。

多くのSNSには「報告」「通報」「不適切なコンテンツを報告」などの機能があります。簡便に使える一方で、選択肢が限られ、詳しい事情や証拠を添付できないことがあります。権利侵害申告フォーム、プライバシー侵害フォーム、著作権侵害フォーム、送信防止措置依頼は、より正式な申出として扱われることがあります。

次の比較表は、画像の性質ごとに優先しやすい窓口を整理したものです。自分の被害が複数に当たる場合は、通報で早期対応を狙いつつ、権利侵害申告フォームで詳しい説明を送るなど、経路を使い分けます。

状況優先しやすい窓口
投稿が公開SNSにある投稿画面の通報と権利侵害申告フォーム
顔写真・住所・勤務先等が晒されているプライバシー侵害、個人情報、権利侵害窓口
性的画像・盗撮・リベンジポルノ専用の性的画像報告フォームと警察・専門窓口
著作物・作品画像の無断転載著作権侵害フォーム
なりすましプロフィール画像なりすまし報告と肖像権・氏名権侵害の申告
LINEオープンチャット・LINE VOOMLINEヘルプの権利侵害申告・申出フォーム
検索結果に残っている元投稿の削除後、Google等へ検索結果・キャッシュ更新申請
投稿者不明で損害賠償も検討弁護士等に発信者情報開示を相談
運営会社が対応しない再申出、違法・有害情報相談センター、法務局、弁護士等

削除申出文の品質は結果に影響します。この一覧は、申出文に入れるべき要素を順番に並べたもので、運営会社が対象、申出者、根拠、求める措置を一読して把握できるようにするために重要です。

Who

申出者と関係

氏名・連絡先、画像に写っている本人か、権利者か、親権者・代理人かを示します。

Where

対象の特定

サービス名、対象URL、投稿ID、アカウントID、削除を求める画像の位置を示します。

Why

侵害理由

肖像権、プライバシー、名誉、著作権、性的画像規制、規約違反などを具体的事実と結びつけます。

What

求める措置

投稿削除、画像削除、閲覧不能化、検索除外、再投稿対応など、必要な措置を明確にします。

悪い申出文は、対象投稿を特定できず、どの権利侵害なのかも分からない点が問題です。例文では、感情だけでは足りず、URLや根拠が必要であることを読み取ってください。

私の写真が勝手に載せられています。すぐ消してください。最悪です。

良い申出文は、本人性、同意の有無、本人特定可能性、投稿文脈、被害状況、求める措置を一つの文章でつなげます。次の文例は、具体的に何を記載すれば審査側が判断しやすいかを示しています。

件名 ― 肖像権・プライバシー侵害に基づく画像削除の申出

私は、下記投稿に掲載された画像に写っている本人です。
当該画像は、私の同意なく撮影・投稿されたものであり、顔、勤務先の制服、背景の建物名から私を特定できます。
投稿文には私を侮辱する記載があり、既に知人から連絡を受けるなど生活上の支障が生じています。

対象サービス ― 〇〇
対象URL ― 対象投稿のURLを記載
投稿者アカウント ― @example
投稿日 ― 2026年〇月〇日頃
削除を求める内容 ― 投稿内の1枚目および2枚目の画像、ならびに当該画像を含む投稿全体

侵害されている権利・利益 ― 肖像権、プライバシー、名誉感情、私生活の平穏
侵害理由 ― 本人の同意がなく、本人特定が可能であり、侮辱的文脈で不特定多数に公開されているため。

求める措置 ― 当該投稿および画像の削除または閲覧不能化。再投稿が確認された場合の同様の対応。
添付資料 ― スクリーンショット、対象URL一覧、本人確認資料

以上、速やかなご対応をお願いいたします。

性的画像では、詳細な性的描写を長く書きすぎる必要はありません。対象を特定し、本人であること、公開・共有・転載に同意していないこと、緊急性があることを簡潔に示します。

当該画像は、私の同意なく公開された私的・性的な画像です。
私は撮影対象者本人であり、公開・共有・転載に同意していません。
拡散により重大な精神的苦痛と生活上の危険が生じているため、直ちに削除または閲覧不能化を求めます。
Section 05

SNS画像削除の実務手順5 ― 送信後管理と削除されない場合

受付番号、返信内容、削除結果を保存し、再申出や外部相談へ進むかを判断します。

削除申出後は、送信日時、利用したフォーム名、受付番号・チケット番号、自動返信メール、送信内容の控え、添付資料、その後の返信、削除・非表示・却下・補正依頼の結果を保存します。申出を受けた日時が申出者に明らかになることは、手続管理のうえでも重要です。

運営会社からの返信は、削除・非表示、規約違反なし、情報不足、担当部署への転送、返信なしに分かれます。この表は、返信の意味と次の対応を結びつけるためのもので、感情的に再送する前に不足情報を確認することが読み取りどころです。

返信類型意味次の対応
削除・非表示した一定の措置が行われた検索結果、転載先、再投稿を確認します。
規約違反なし運営会社の基準では削除しない判断権利侵害の説明を補強して再申出し、必要なら外部相談を検討します。
情報不足URL、本人確認、権利説明等が不足不足情報を補正します。
担当部署へ転送審査継続期限を記録し、追加証拠を準備します。
返信なし未処理または受付不備の可能性受付確認、再申出、義務履行状況報告、相談窓口を検討します。

却下理由が「権利侵害が確認できない」「本人確認できない」「対象投稿が特定できない」であれば、追加情報を添えて再申出します。次の判断の流れは、再申出で何を補強するかを確認するためのものです。

削除されない場合の対応順序

前回受付番号と却下理由を確認

何が不足していると判断されたのかを冒頭で整理します。

本人特定可能性を補強

顔、制服、名札、背景、コメント欄の実名記載などを具体的に示します。

文脈と被害を補強

投稿文・コメント・公開範囲・閲覧数・実際の被害を追加します。

緊急事情を明示

性的画像、未成年者、DV、ストーカー、学校・職場被害、再投稿の反復性を示します。

外部相談・法的手続へ

法務局、専門窓口、弁護士、仮処分、発信者情報開示などを検討します。

再申出や外部相談では、どの手段が何を目的とするのかを区別します。この一覧は、削除されない場合に検討される代表的な手段と、その限界をまとめたものです。

再申出

前回受付番号、却下理由、補足情報を示し、本人特定可能性、同意の不存在、被害、緊急性を補強します。

義務履行状況の報告

対象事業者に削除申出をしたが期間内に通知が来ない、削除基準が分かりにくい場合に制度運用上の報告を検討します。

法務局への相談

自分で削除を求めることが難しい、削除依頼に応じてもらえない、権利侵害の説明に迷う場合に相談します。

仮処分

任意の削除申出で削除されない場合、人格権侵害、プライバシー侵害、著作権侵害などを根拠に裁判所で暫定措置を求めることがあります。

発信者情報開示

削除だけでなく投稿者の特定、損害賠償、再発防止を求めたい場合に検討します。ログ保存期間が短い場合があるため早期対応が重要です。

Section 06

主要SNS・アプリ別の画像削除入口

公式ヘルプや公的資料で案内される代表的な入口を、実務で確認すべき点に絞って整理します。

主要サービスでは、画面上の通報機能、プライバシー侵害フォーム、知的財産権フォーム、性的画像の専用報告、検索結果削除リクエストなど、入口が分かれます。次の一覧は、サービスごとにどの情報を添えると判断されやすいかを整理したものです。

X

X

合意のない裸体の描写、盗撮、金銭要求を伴う画像などでは、対象ポストのメニューから報告し、性的画像・個人情報・なりすまし・著作権などの該当カテゴリを選びます。

性的画像個人情報
M

Instagram・Facebook・Threads

投稿近くの報告リンクに加え、プライバシー侵害、知的財産権侵害、なりすまし等のフォームを検討します。削除理由を該当カテゴリに合わせます。

プライバシーなりすまし
T

TikTok

投稿の共有ボタンまたは長押しから報告し、理由を選択します。性的画像、ディープフェイク、児童性的虐待に関する内容は専用フォームも確認します。

動画専用窓口
Y

YouTube

動画内の顔、氏名、住所、車両番号、勤務先、学校名などは、プライバシー侵害、嫌がらせ、著作権侵害などのルートを検討します。該当秒数を特定します。

秒数特定動画証拠
L

LINE・LINE VOOM・LINEオープンチャット

権利侵害申告では本人確認書類が必要になる場合があります。トーク内容は通信の秘密との関係で運営会社が確認できない場合があるため、通報機能や外部相談も検討します。

権利侵害申告通信の秘密
G

Google検索

検索結果から消えても元ページの画像が消えるとは限りません。元投稿削除後も残る検索結果やプレビューは、古いコンテンツの更新や個人的コンテンツ削除を検討します。

検索除外元ページ別対応
A

独自アプリ・掲示板・マッチングアプリ

通報、お問い合わせ、ヘルプ、利用規約、コミュニティガイドライン、会社概要、法的請求窓口、アプリストアの開発者情報を確認します。

運営会社確認規約確認

海外法人や海外投稿者が関係する場合、日本語だけで足りるか、英語対応が必要か、送達・管轄・翻訳が問題になるかを確認します。公開投稿か非公開チャットか、運営会社が投稿内容を技術的・法的に確認できるかによっても対応は変わります。

Section 07

画像類型別の削除申出ポイントと文面例

顔写真、過去写真、盗撮、性的画像、AI生成画像、作品画像、企業画像では、説明すべき根拠が変わります。

同じ画像削除でも、顔写真、過去写真、学校・職場で撮られた画像、盗撮、性的画像、AI生成画像、作品画像、企業画像では、優先する根拠と注意点が異なります。この比較表では、申出時に強調すべきポイントを類型別に整理します。

画像類型主な根拠申出ポイント
顔写真を勝手に投稿された肖像権、プライバシー、私生活の平穏顔の判別、同意の不存在、公開範囲、本人特定情報、生活上の支障を説明します。
過去の写真を消してくれない肖像権、プライバシー、同意範囲撮影当時の同意が現在の公開範囲・文脈・拡散まで含むとは限らないことを説明します。
学校・職場で撮られた画像肖像権、プライバシー、名誉、私生活の平穏制服、名札、校章、社員証、店舗名、背景から本人や所属が特定される点を示します。
盗撮・隠し撮り肖像権、プライバシー、性的画像規制、犯罪被害運営会社通報、警察相談、専門窓口への相談を並行します。
性的画像・リベンジポルノプライバシー、性的画像に関する法規制、人格的利益同意なく公開されたこと、拡散防止の緊急性、重大な精神的苦痛を簡潔に示します。
AI生成・ディープフェイク画像肖像権、名誉、プライバシー、なりすまし規約偽画像であっても本人と誤認されること、性的・侮辱的文脈で使われていることを示します。
無断転載された作品画像著作権権利者本人または代理人として、原作品、制作証拠、許諾がないことを示します。
店舗・企業の画像商標権、営業上の利益、信用毀損、業務妨害削除申出だけでなく、事実確認、社内共有、顧客対応、従業員保護、再発防止策も管理します。

申出文は、権利類型に合わせて必要な情報を変えると伝わりやすくなります。次の文面例は、肖像権・プライバシー、なりすまし、性的画像、著作権のどこを具体化するかを比較するためのものです。

肖像権・プライバシー侵害の基本例

私は、対象投稿に掲載されている画像に写っている本人です。
当該画像は、私の同意なく掲載されたものであり、顔・服装・背景等から私を特定できます。
また、投稿文およびコメントにより、私の私生活や所属先が推知される状態となっています。

対象サービス ―
対象URL ―
投稿者アカウント ―
投稿日または発見日 ―
問題となる画像 ―

侵害されている権利・利益 ― 肖像権、プライバシー、私生活の平穏
求める措置 ― 当該画像および投稿の削除または閲覧不能化

なりすましでは、本人の画像であることに加え、アカウントの表示名、プロフィール、投稿内容から本人のアカウントだと誤認される危険を説明します。

なりすましプロフィール画像の例

私は、対象アカウントのプロフィール画像に使用されている人物本人です。
当該アカウントは私が作成・管理するものではなく、私の写真を無断で使用しています。
表示名・投稿内容・プロフィール文により、第三者が私本人のアカウントであると誤認するおそれがあります。

対象サービス ―
対象アカウントURL ―
ユーザーID ―
問題となる画像 ― プロフィール画像、投稿内画像
侵害されている権利・利益 ― 肖像権、氏名権、プライバシー、信用
求める措置 ― 当該画像の削除、なりすまし審査、必要に応じたアカウント停止

性的画像では、画像の保存・添付・送信方法が二次被害や法的リスクにつながる場合があります。文面は対象の特定と同意の不存在を中心にし、未成年者が関係する場合は警察や専門窓口の助言を優先します。

性的画像の緊急例

私は、対象投稿に掲載された画像の撮影対象者本人です。
当該画像は、私の同意なく公開された私的・性的な画像です。
私は公開、共有、転載、保存、再投稿に一切同意していません。
現在も不特定多数が閲覧可能であり、重大な精神的苦痛および生活上の危険が生じています。

対象サービス ―
対象URL ―
投稿者アカウント ―
発見日時 ―
求める措置 ― 当該画像および投稿の即時削除または閲覧不能化、再投稿への対応

著作権侵害では、自分が権利者であること、対象画像が許諾なく複製・掲載されていること、原作品や制作証拠があることを示します。

著作権侵害の例

私は、対象画像の著作権者です。
対象投稿では、私が撮影・制作した画像が、私の許諾なく複製・掲載されています。
引用その他の権利制限規定に該当する事情も認められません。

対象サービス ―
対象URL ―
侵害画像 ―
原作品の掲載場所または制作証拠 ―
権利者情報 ―
求める措置 ― 当該画像および投稿の削除または閲覧不能化

反対に、被害を広げたり申出の信用を下げたりする対応は避けます。この一覧は、やりがちな対応とそのリスクを整理したもので、削除を急ぐほど落ち着いて確認したい項目です。

晒し返し

相手の投稿を引用して拡散すると、問題画像をさらに広め、名誉毀損・プライバシー侵害・業務妨害と評価されるリスクがあります。

感情的な直接交渉

元交際相手、ストーカー、職場・学校関係者、匿名アカウントでは逆効果になることがあります。先に証拠保全や外部相談を検討します。

証拠を消してしまう

タグ外し、ブロック、DM削除は安全確保に有効な場合がありますが、発信者情報開示や損害賠償を考えるなら先に記録を残します。

虚偽の著作権申請

著作権者ではないのに著作権侵害として申請すると、申請フォームの悪用と評価される危険があります。

Section 08

外部相談先と弁護士に相談する前の準備

違法・有害情報相談センター、法務局、警察、専門団体、弁護士を目的別に使い分けます。

外部相談先は、削除代行、安全確保、犯罪被害、手続助言、法的代理のどれを目的にするかで使い分けます。次の表は、相談先ごとの役割を整理し、自分の被害状況に合う入口を選ぶためのものです。

相談先主な役割向いている場面
違法・有害情報相談センターインターネット上の違法・有害情報に関する無料相談、対応方法の助言削除方法が分からない、運営会社の対応が分かりにくい、投稿者特定も検討したい場合
法務局・人権擁護機関削除依頼の方法の助言、事案に応じた削除要請自分で削除を求めることが難しい、削除依頼に応じてもらえない場合
警察犯罪被害、安全確保、証拠保全、加害者対応性的画像、脅迫、恐喝、ストーカー、DV、児童性的虐待コンテンツ、業務妨害など
セーフライン等の専門団体違法コンテンツについて国内外のプロバイダへの削除依頼申請などリベンジポルノや誹謗中傷など、専門窓口の対象になる被害
弁護士法的根拠の整理、申出書面、交渉、仮処分、発信者情報開示、損害賠償、刑事告訴の検討削除されない、再投稿が続く、匿名投稿者を特定したい、損害賠償や再発防止を求めたい場合

弁護士相談を効率化するには、画像そのものだけでなく、対象URL、時系列、同意の有無、被害状況、既に行った申出を整理しておくことが重要です。次の一覧は、相談前に準備したい資料を示しています。

資料内容
対象URL一覧投稿、プロフィール、画像、動画、検索結果、転載先
スクリーンショットURL・日時・投稿文・画像・コメントが分かるもの
時系列メモいつ発見し、誰が投稿し、何が起きたか
投稿者との関係知人、元交際相手、同級生、同僚、匿名、取引先等
同意の有無撮影同意、投稿同意、公開範囲、撤回経緯
被害状況連絡、嫌がらせ、職場・学校への影響、精神的苦痛
既に行った申出通報日時、受付番号、返信内容
希望する解決削除、再発防止、謝罪、損害賠償、投稿者特定、刑事対応
緊急事情性的画像、未成年、脅迫、ストーカー、DV、拡散中

企業・学校・団体が対応する場合は、本人保護、個人情報保護、法務・広報・現場・経営の認識統一が重要です。この一覧は、組織対応で同時に管理すべき事項を整理し、削除申出だけに視野が狭くならないようにするためのものです。

Person

本人保護と意思確認

本人が削除を望んでいるか、氏名を出すことに同意するか、組織が代理的に動くことに同意するかを確認します。

Fact

事実確認と証拠保全

画像に写っている人、投稿者、拡散状況、投稿文脈、閲覧範囲、時系列を整理します。

Public

広報リスク

公式発表によってかえって画像の存在が知られ、検索・拡散が増えることがあるため、慎重に判断します。

Next

再発防止と連携

顧客・保護者・取引先への説明方針、従業員保護、弁護士・警察・関係機関との連携を整えます。

弁護士には、「削除だけでよいのか」「投稿者の特定もしたいのか」「損害賠償や刑事対応も考えるのか」を伝えると、手続の選択が明確になります。性的画像や未成年者の画像では、本人保護を最優先にし、情報共有範囲を厳格に限定します。

FAQ

SNS画像削除でよくある質問

個別判断になりやすい論点は、一般的な制度説明と注意点に絞って整理します。

Q1. 自分の顔が写っていれば、必ず削除してもらえますか。

一般的には、顔が明確に写っているか、本人特定が可能か、撮影場所、撮影目的、投稿文脈、公開範囲、公共性、同意の有無、被害の程度などを総合して判断されるとされています。ただし、個別の投稿内容や証拠関係によって結論が変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. 昔は投稿に同意しましたが、今は消してほしいです。

一般的には、当初の同意が現在の公開範囲・文脈・再利用・拡散まで含むとは限らないと考えられる場合があります。ただし、同意の撤回だけで常に削除されるとは限らず、現在の被害、公開範囲、本人特定性、投稿文脈によって判断が変わる可能性があります。具体的な対応は、弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q3. 投稿者に先に削除依頼すべきですか。

一般的には、友人の単純な投稿なら直接の依頼で解決する場合があります。ただし、元交際相手、脅迫、性的画像、ストーカー、匿名アカウント、炎上中の事案では、直接連絡が逆効果になる可能性があります。証拠保全を先に行い、必要に応じて警察・弁護士等へ相談する必要があります。

Q4. スクリーンショットだけで削除申出できますか。

一般的には、スクリーンショットだけでは対象投稿を特定できないことがあります。URL、投稿ID、アカウントID、投稿日時、問題箇所を合わせて提出することが望ましいとされています。ただし、サービスや画像の性質によって必要資料は変わるため、公式窓口の案内や専門家の助言を確認する必要があります。

Q5. 画像が削除されたのにGoogle画像検索に残っています。

一般的には、Google検索結果は元ページとは別に処理されるため、元ページが削除された後も古い検索結果やプレビューが残る場合があります。古いコンテンツ更新や個人的コンテンツ削除リクエストを検討することがありますが、具体的な手順は表示状況や対象画像によって変わります。

Q6. 海外SNSでも日本語で削除申出できますか。

一般的には、日本向けに申出方法が整備されているサービスでは日本語窓口が利用できる場合があります。ただし、サービスや窓口によっては英語対応、海外法人への手続、翻訳、管轄などが問題になる可能性があります。海外法人・海外投稿者が関係する場合は、弁護士等へ相談する必要があります。

Q7. 地域制限ではなく完全削除を求められますか。

一般的には、完全削除を求めること自体は可能です。ただし、プラットフォームがどの措置を選ぶかは、規約、法令、表現の自由、国・地域ごとの制度により異なります。日本国内での閲覧制限にとどまる場合、追加の法的手続や海外向け対応が必要になる可能性があります。

Q8. DMや非公開チャット内の画像も削除申出できますか。

一般的には、公開投稿と異なり、運営会社が通信内容を確認できない、または確認に制限がある場合があります。LINEのトーク内容のように通信の秘密との関係が問題になることもあります。ただし、通報機能、警察相談、裁判手続が問題になる場合があるため、個別事情に応じて専門家へ相談する必要があります。

Q9. 家族や友人の代わりに削除申出できますか。

一般的には、サービスや権利類型によって扱いが異なります。未成年者の親権者、法定代理人、弁護士等は申出できる場合がありますが、本人以外からの申出を制限するサービスもあります。性的画像については本人または保護者からの通報を原則とする窓口もあるため、公式案内を確認する必要があります。

Q10. 画像が加工・モザイク入りでも削除対象になりますか。

一般的には、本人が特定できる、侮辱的・性的・誤認的文脈で使われている、背景や投稿文で本人が分かるなどの場合は、削除を求める根拠になり得ます。ただし、加工の程度、周辺情報、公開範囲、投稿文脈によって結論が変わるため、具体的には専門家へ相談する必要があります。

Q11. AIで作られた偽画像でも削除できますか。

一般的には、性的ディープフェイク、なりすまし、名誉毀損、肖像権侵害、プライバシー侵害、嫌がらせ、規約違反として申出できる可能性があります。ただし、画像の内容、本人との類似性、投稿文脈、被害状況によって判断が変わる可能性があります。個別の見通しは、弁護士等へ相談する必要があります。

Q12. 削除申出に本人確認書類を出すのが不安です。

一般的には、本人確認が必要なサービスがあります。提出先が公式窓口か、不要な情報をマスキングできるか、提出目的、保存期間、共有範囲を確認することが重要です。ただし、著作権申請など一部手続では申請者情報が相手に通知される場合があるため、不安がある場合は弁護士等へ相談する必要があります。

Q13. 画像削除と発信者情報開示はどちらを先にすべきですか。

一般的には、緊急性が高い場合は削除を急ぐ必要があります。一方で、発信者情報開示も検討するなら、削除前の証拠保全が重要です。ログ保存期間の問題もあるため、投稿者特定を望む場合は早めに弁護士等へ相談する必要があります。

Q14. 弁護士に頼めば必ず削除できますか。

一般的には、弁護士に依頼しても必ず削除できるとは限りません。削除の可否は、権利侵害の有無、証拠、相手方、サービス規約、裁判所判断、国際的な実務によって変わります。ただし、弁護士は法的根拠の整理、証拠化、正式な申入れ、仮処分、発信者情報開示などを進められる場合があります。

Q15. 削除された後に再投稿されたらどうしますか。

一般的には、再投稿URLを一覧化し、前回の受付番号、同一画像であること、再発性、悪質性を示して再申出することがあります。性的画像やなりすましでは、同一・類似画像の拡散防止を求めることもあります。ただし、具体的な対応は事案により異なるため、弁護士、警察、専門窓口へ相談する必要があります。

Reference

この記事の参考情報源

公的機関、主要プラットフォーム、専門相談機関の公表資料を中心に整理しています。

公的機関・制度資料

  • 違法・有害情報相談センター「大規模特定電気通信役務提供者の義務の履行状況に関する報告フォームについて」
  • 警察庁「リベンジポルノ等の被害を防止するために」
  • 総務省「特定電気通信による情報の流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律第26条に関するガイドライン」
  • 情報流通プラットフォーム対処法関連情報サイト「法律の趣旨・対象」
  • 総務省「大規模特定電気通信役務提供者の義務に関するガイドライン」
  • 政府広報オンライン「インターネット上の人権侵害に注意!」
  • 警察庁「インターネット上の誹謗中傷等への対応」

主要プラットフォームの公表情報

  • Xヘルプ「合意のない裸体の描写に関するポリシー」
  • Google検索ヘルプ「Google 検索から個人的な性的コンテンツを削除する」
  • LINEヘルプセンター「権利侵害を申告するには?」
  • LINEヤフー株式会社「情報流通プラットフォーム対処法申告」
  • Instagramヘルプセンター「Instagramのコンテンツを報告する」
  • Facebookヘルプ「プライバシーの侵害を報告」
  • TikTokサポート「投稿を報告」
  • TikTokサポート「性的虐待の報告」
  • YouTubeヘルプ「著作権侵害による削除通知を提出する」
  • Google検索ヘルプ「Google 検索に個人的なコンテンツの削除をリクエストする」

専門相談機関

  • 違法・有害情報相談センター「ホーム」
  • セーフライン「リベンジポルノの被害にあわれたら」
  • 一般社団法人セーファーインターネット協会「誹謗中傷ホットラインへの連絡」