2σ Guide

加害者側から
示談を持ちかけられた場合の
注意点

急いで返事をする前に、示談書の範囲、刑事手続への影響、支払確保、将来損害、安全確保を分けて確認するための一般情報です。

10原則最初に守る確認軸
3年/5年不法行為の時効目安
3回法テラス無料相談の目安
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加害者側から 示談を持ちかけられた場合の 注意点

急いで返事をする前に、示談書の範囲、刑事手続への影響、支払確保、将来損害、安全確保を分けて確認するための一般情報です。

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加害者側から 示談を持ちかけられた場合の 注意点
急いで返事をする前に、示談書の範囲、刑事手続への影響、支払確保、将来損害、安全確保を分けて確認するための一般情報です。
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  • 加害者側から 示談を持ちかけられた場合の 注意点
  • 急いで返事をする前に、示談書の範囲、刑事手続への影響、支払確保、将来損害、安全確保を分けて確認するための一般情報です。

POINT 1

  • 加害者側から示談を持ちかけられた場合の注意点を最初に押さえる
  • 急いで合意せず、何を終わらせ何を残すのかを確認します。
  • 示談は「終わらせる範囲」を決める契約です
  • その場で合意しない
  • 示談案は書面で受け取る

POINT 2

  • 加害者側の示談を民法上の和解として理解する
  • 請求できなくなる損害
  • 将来の後遺症、PTSD、休業損害、逸失利益まで含むのかを確認します。
  • 支払われない場合の回収
  • 分割払い、期限の利益喪失、公正証書、保証人、住所・勤務先情報を確認します。

POINT 3

  • 加害者側の示談で刑事事件の文言をどう読むか
  • 1. 示談書案を全文で受け取る:口頭説明ではなく、告訴取消、被害届取下げ、宥恕、処罰不希望の有無を文書で確認します。
  • 2. 金銭支払と条件履行の時期を確認する:支払前に刑事手続上の有利な文言を出す設計になっていないかを見ます。
  • 3. 署名前に専門家確認:再告訴不可、処罰意思、安全確保、証拠関係への影響を確認します。
  • 4. 支払事実だけを伝える案も検討:損害賠償を受けた事実の確認にとどめる選択肢があります。

POINT 4

  • 加害者側の示談以外に被害者側が使える制度
  • 示談しないと何も得られない、という前提で考えないことが大切です。
  • 示談案が不十分な場合でも複数の選択肢があるため、どの制度が損害回復、安全確保、意見表明に関わるかを読み取ってください。
  • 刑事裁判中の一定場面で、示談内容に民事裁判上の和解と同じ効力を持たせる制度です。
  • 殺人、傷害など一定事件で、刑事手続の成果を利用して損害賠償を扱う制度です。

POINT 5

  • 加害者側から示談連絡が来たときの初動対応
  • 1. 電話・面談で回答しない:ご連絡の趣旨は分かりました、現時点では回答できません、書面で送ってくださいという形で検討時間を確保します。
  • 2. 相手の立場と権限を確認する:本人、家族、代理人、保険会社、勤務先、学校のどの立場かを確認し、代理権や連絡先を記録します。
  • 3. 直接面談を避ける:性被害、DV、ストーカー、暴行、上下関係がある事件では、一人で会わず、自宅に入れず、密室を避けます。
  • 4. 証拠と損害資料を保全する:診断書、領収書、写真、録音、スクリーンショット、勤務先資料、時系列メモを整理します。

POINT 6

  • 加害者側の示談書で特に注意すべき条項
  • 広すぎる清算条項
  • 当事者、事件、金額、清算、刑事手続、安全、秘密保持を一つずつ確認します。

POINT 7

  • 加害者側の示談で支払確保を優先する
  • 1. 一括払いが可能か確認:署名と同時または署名前の全額入金を原則に考えます。
  • 2. 分割払いを求められた場合:初回金、各回支払額、期限の利益喪失、遅延損害金を確認します。
  • 3. 署名リスクが高い:不払い時に再度回収手続が必要になるため、公正証書や保証人を検討します。
  • 4. 実行可能性を確認:相手の住所、勤務先、資産、保証人の資力、執行可能性を確認します。

POINT 8

  • 加害者側の示談金を損害項目ごとに整理する
  • 後遺障害等級が未認定
  • 等級認定前に低額で終わると、後遺障害慰謝料や逸失利益の扱いが問題になります。
  • 過失割合を不利に受け入れる
  • 事故態様や証拠を確認しないまま割合を受け入れると、賠償額が大きく変わります。

まとめ

  • 加害者側から 示談を持ちかけられた場合の 注意点
  • 加害者側から示談を持ちかけられた場合の注意点を最初に押さえる:急いで合意せず、何を終わらせ何を残すのかを確認します。
  • 加害者側の示談を民法上の和解として理解する:謝罪だけでなく、損害賠償と請求放棄を含む契約として読みます。
  • 加害者側の示談で刑事事件の文言をどう読むか:民事の解決と刑事処分への影響を分けて確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

加害者側から示談を持ちかけられた場合の注意点を最初に押さえる

急いで合意せず、何を終わらせ何を残すのかを確認します。

犯罪、交通事故、暴行・傷害、性被害、DV・ストーカー、名誉毀損、財産的被害、学校や職場での加害行為などで、加害者本人、家族、勤務先、学校、保険会社、代理人、刑事弁護人から示談を求められることがあります。被害者側が動揺している時期に専門用語の多い書面や早期回答の圧力に接することがあるため、最初に大切なのは、その場で返事をしないこと、署名押印をしないこと、現金を受け取っただけで終わらせないことです。

次の重要ポイントは、加害者側から示談を持ちかけられた場面で最初に見るべき全体像を表します。示談は早く終えるためだけの手続ではなく、終わらせる範囲を契約で決めるものなので、何を受け取り、何を放棄し、何を守るのかを読み取ることが重要です。

示談は「終わらせる範囲」を決める契約です

金額、支払方法、清算条項、告訴取消、接触禁止、秘密保持、将来損害の扱いを分けて確認します。

次の一覧は、最初に守るべき10原則を整理したものです。順番は、即答回避、書面確認、相手の権限確認、損害・刑事手続・安全・証拠の確認へ進む流れを示しており、どこで止まって専門家に確認すべきかを読み取ってください。

01

その場で合意しない

電話、面談、LINE、メールで「これで終わり」と返答せず、検討時間を確保します。

02

示談案は書面で受け取る

金額、支払日、謝罪、接触禁止、清算条項、刑事手続上の文言を文書で確認します。

03

相手の立場を確認する

本人、家族、保険会社、勤務先、代理人のどの立場かにより目的と権限が変わります。

04

損害未確定なら広く放棄しない

治療中、後遺障害の可能性、休業損害や精神的被害が続く場合は清算範囲を限定します。

05

刑事と民事を分ける

示談は刑事処分の材料になり得ますが、刑事処分を自動的に決める制度ではありません。

06

告訴取消や宥恕は慎重に扱う

再度告訴できない場面や、処罰意思に関する強い意味を持つ文言があります。

07

支払確保を重視する

一括払いを原則に、分割なら期限の利益喪失、公正証書、保証人などを検討します。

08

直接面談を避ける

性被害、DV、ストーカー、暴行、職場・学校内の上下関係では安全確保を優先します。

09

相談制度を使う

法テラス、弁護士会、犯罪被害者支援、交通事故ADRなどの利用可能性を確認します。

10

証拠と記録を残す

連絡日時、相手の発言、書面、振込記録、診断書、領収書、写真、勤務先資料を保全します。

Section 01

加害者側の示談を民法上の和解として理解する

謝罪だけでなく、損害賠償と請求放棄を含む契約として読みます。

示談とは、当事者間の紛争を裁判外の合意で解決することをいいます。法律上は、民法695条の和解として理解されることが多く、当事者が互いに譲歩して争いを終わらせる合意です。民法696条は、和解で認めた権利関係が後に事実と違うと分かった場合でも、原則として和解による権利の移転・消滅として扱われ得ることを定めています。

次の比較表は、示談で問題になる法的な土台を整理したものです。示談書に署名すると後から覆すことが容易でないため、どの根拠により何が消えるのかを読み取ることが重要です。

観点基本的な意味署名前に読むポイント
民法上の和解互いに譲歩して争いを終わらせる合意です。後日「もっと請求できた」と感じても、合意内容を争うには詐欺、強迫、錯誤などの立証が問題になります。
謝罪と契約の違い謝罪は重要ですが、示談書の中心は損害賠償、支払方法、請求放棄、接触禁止などの契約条項です。気持ちの整理と法的効果を混同せず、条項ごとに確認します。
不法行為責任故意または過失により他人の権利・利益を侵害した場合、損害賠償責任が問題になります。治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益などの損害項目を分けます。
時効一般的な不法行為では損害と加害者を知った時から3年、人の生命・身体を害する不法行為では5年が目安です。加害者側の「急いだほうがよい」という説明と、法律上の時効は別に確認します。

次の一覧は、示談書を「謝罪の文書」ではなく「契約」として読むための確認項目を示します。各項目は後日の追加請求、刑事手続、安全確保に影響するため、金額以外の条件を読み落とさないことが重要です。

請求できなくなる損害

将来の後遺症、PTSD、休業損害、逸失利益まで含むのかを確認します。

支払われない場合の回収

分割払い、期限の利益喪失、公正証書、保証人、住所・勤務先情報を確認します。

刑事手続上の意思表示

処罰を望まない、宥恕、告訴取消などの文言が入るかを分けて読みます。

接触・報復・口止め

接触禁止、秘密保持の例外、相談先への開示が妨げられていないかを確認します。

第三者への請求

保険会社、共同加害者、勤務先、学校、監督者への請求まで放棄していないかを確認します。

Section 02

加害者側の示談で刑事事件の文言をどう読むか

民事の解決と刑事処分への影響を分けて確認します。

刑事事件では、示談が不起訴、起訴猶予、略式命令、量刑、執行猶予などの判断材料になることがあります。刑事訴訟法248条は、犯人の性格、年齢、境遇、犯罪の軽重、情状、犯罪後の状況などにより訴追を必要としないときは公訴を提起しないことができると定めており、示談や被害弁償は犯罪後の状況や情状として考慮され得ます。ただし、示談が刑事処分を自動的に決めるものではありません。

次の比較表は、被害届、告訴、処罰不希望、宥恕の違いを整理したものです。似た言葉でも刑事手続上の意味が違うため、署名前にどの意思を示すことになるのかを読み取ってください。

文言一般的な意味注意点
被害届取下げ被害事実を捜査機関に申告した届出について、取下げを申し出ることです。告訴取消とは異なりますが、刑事処分に関する被害者の意向として扱われる可能性があります。
告訴取消犯罪事実を申告し処罰を求める意思表示を取り消すことです。刑事訴訟法上、告訴を取り消した者は再度告訴できないとされる場面があります。
処罰を望まない加害者への刑事処分に関する被害者の意向を示す文言です。本心と違うまま書くと、後から意思を説明しにくくなる可能性があります。
宥恕一般に許すという意味で使われ、刑事事件の情状資料にされることがあります。謝罪や再発防止が不十分な段階で安易に入れるべきか慎重に検討します。

次の判断の流れは、刑事手続に関する文言を提示されたときの確認順序を表します。順番どおりに見ることで、支払完了前に強い意思表示をしてしまう危険や、安全確保が置き去りになる危険を読み取れます。

刑事手続に関する文言の確認順序

示談書案を全文で受け取る

口頭説明ではなく、告訴取消、被害届取下げ、宥恕、処罰不希望の有無を文書で確認します。

金銭支払と条件履行の時期を確認する

支払前に刑事手続上の有利な文言を出す設計になっていないかを見ます。

強い文言あり
署名前に専門家確認

再告訴不可、処罰意思、安全確保、証拠関係への影響を確認します。

文言を留保
支払事実だけを伝える案も検討

損害賠償を受けた事実の確認にとどめる選択肢があります。

注意重大犯罪、反復性のある犯罪、公共性の高い犯罪、性犯罪、DV・ストーカー、悪質な交通犯罪では、示談が成立しても捜査・起訴・処罰が続く可能性があります。
Section 03

加害者側の示談以外に被害者側が使える制度

示談しないと何も得られない、という前提で考えないことが大切です。

刑事裁判で一定の場合に、被害者と被告人との間で損害賠償などの民事上の争いについて示談ができたとき、刑事裁判を担当する裁判所に共同で申し立て、示談内容を公判調書に記載してもらう制度があります。裁判所の説明では、公判調書に記載されることで民事裁判上の和解と同じ効力があり、約束どおり支払われない場合に民事裁判を別に起こさず強制執行手続を取れる場合があります。

次の一覧は、加害者側の提案以外に検討し得る制度を整理したものです。示談案が不十分な場合でも複数の選択肢があるため、どの制度が損害回復、安全確保、意見表明に関わるかを読み取ってください。

01

公判調書への示談内容記載

刑事裁判中の一定場面で、示談内容に民事裁判上の和解と同じ効力を持たせる制度です。

強制執行
02

損害賠償命令制度

殺人、傷害など一定事件で、刑事手続の成果を利用して損害賠償を扱う制度です。

刑事手続
03

意見陳述・被害者参加

刑事裁判で被害者の意見を述べる制度や、手続に関与する制度が用意されています。

意見表明
04

プライバシー保護措置

事件によっては氏名・住所等を明らかにしない措置、付添い、遮へい、ビデオリンクなどが問題になります。

安全
05

調停・ADR・民事訴訟

示談が不利な条件で押し付けられる場合、調停、ADR、民事訴訟などを比較します。

代替手段
視点加害者側から「裁判に出るのは大変だから示談したほうがよい」と言われても、刑事手続には被害者保護の制度があります。示談するかどうかは、裁判参加の不安だけでなく、利用できる制度を確認してから検討します。
Section 04

加害者側から示談連絡が来たときの初動対応

電話、訪問、代理人、保険会社のどの連絡でも即答しない姿勢が基本です。

加害者側の弁護士、家族、保険会社などから電話が来た場合、相手は交渉に慣れている可能性があります。最初の電話では、連絡の趣旨を聞いたうえで、現時点では電話で回答できないこと、示談案、金額、条項、支払方法、連絡先、代理権を確認できる資料を文書で送ってほしいことを伝える対応で足ります。

次の時系列は、最初の連絡から検討に入るまでの対応順序を表します。早い段階で不用意な同意をしないことが、その後の損害整理や安全確保に重要だと読み取ってください。

最初の連絡

電話・面談で回答しない

ご連絡の趣旨は分かりました、現時点では回答できません、書面で送ってくださいという形で検討時間を確保します。

書面受領

相手の立場と権限を確認する

本人、家族、代理人、保険会社、勤務先、学校のどの立場かを確認し、代理権や連絡先を記録します。

安全確認

直接面談を避ける

性被害、DV、ストーカー、暴行、上下関係がある事件では、一人で会わず、自宅に入れず、密室を避けます。

資料整理

証拠と損害資料を保全する

診断書、領収書、写真、録音、スクリーンショット、勤務先資料、時系列メモを整理します。

次の比較表は、連絡してきた相手ごとに確認すべき事項を整理したものです。相手の肩書が中立性を意味するわけではないため、誰の利益を代表しているのかを読み取ってください。

連絡相手確認すること注意点
加害者本人・家族氏名、住所、連絡先、支払意思、接触の理由謝罪を理由に示談書への署名や刑事手続上の文言を求められる場合があります。
加害者側弁護士誰の代理人か、刑事弁護人か民事代理人か、代理権の範囲弁護士は原則として依頼者側の利益のために活動しており、被害者の代理人ではありません。
保険会社提示額の根拠、過失割合、後遺障害、既払金、弁護士費用特約提示額は保険実務上の一案であり、裁判基準や弁護士基準で検討すると異なる場合があります。
勤務先・学校調査権限、懲戒・配置転換、再発防止、情報管理組織の都合で早期終結を求められていないか確認します。
安全暴行、脅迫、DV、ストーカー、性被害では、示談交渉より先に警察、配偶者暴力相談支援センター、性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター、弁護士会、法テラスなどの支援を検討します。
Section 05

加害者側の示談書で特に注意すべき条項

当事者、事件、金額、清算、刑事手続、安全、秘密保持を一つずつ確認します。

示談書では、被害者と加害者、代理人、法人名、代表者名などを正確に特定し、どの事件について合意するのかを明確にします。「当事者間の一切の問題」のような広い表現は、別の被害や継続的被害、後日判明した被害まで放棄したと解釈されるおそれがあります。

次の比較表は、示談書で特に注意すべき条項を一覧化したものです。各行は後日の追加請求、支払確保、刑事手続、安全確保に直結するため、どの条項が自分の事案で危険になりやすいかを読み取ってください。

条項確認ポイント注意すべき文言
当事者の特定氏名、住所、生年月日、法人名、代表者名、代理人名を確認します。住所や代理権が不明確なままだと履行請求や強制執行で問題になります。
事件・事故の特定日時、場所、行為、被害内容を具体化します。「一切の問題」のような広い表現は避け、対象事件を限定します。
支払金額と内訳治療費、交通費、休業損害、逸失利益、慰謝料、物損などを整理します。総額だけでは不足項目や将来損害の扱いが分かりにくくなります。
支払時期・方法一括か分割か、支払期限、振込先、手数料、遅延損害金を明記します。支払完了前に不利な刑事手続上の文言を出す設計に注意します。
清算条項どの損害を終わらせるのか、後遺障害や将来治療費を残すのかを確認します。名目を問わず今後一切請求しない、という広い表現は特に慎重に扱います。
告訴取消・被害届取下げ支払完了後にするのか、支払事実の通知だけにするのかを分けます。支払前に取消を約束すると、支払不履行時に交渉力を失う可能性があります。
秘密保持弁護士、医師、カウンセラー、警察、検察、裁判所、支援機関、家族への相談例外を入れます。第三者に一切口外しない、という文言は相談妨害になり得ます。
接触禁止・再発防止直接・第三者経由の連絡、SNS、勤務先・学校への接触、情報探索を禁止します。違約金は相当性を考え、必要な連絡は代理人経由に限定します。
謝罪条項謝罪文、代理人経由、支援者同席など被害者の負担が少ない方法を検討します。対面謝罪を義務のように扱わず、安全と心理的負担を優先します。
管轄・紛争解決支払不履行時にどの裁判所で争うかを確認します。被害者に過度に遠方の裁判所を指定する条項は負担になります。

次の一覧は、特に修正を検討しやすい危険文言をまとめたものです。広すぎる清算、相談先まで縛る秘密保持、支払前の告訴取消は影響が大きいため、どの文言を限定すべきかを読み取ってください。

広すぎる清算条項

現時点で判明している損害に限る、後遺障害や将来治療費は別途協議する、などの限定を検討します。

支払前の告訴取消

示談金全額の支払後に限る、または支払事実のみを捜査機関に伝える形を検討します。

過度な秘密保持

専門家、医療機関、支援機関、警察、裁判所、家族への相談例外を明記します。

接触禁止の不足

電話、メール、SNS、勤務先・学校、第三者経由、情報探索まで含めて確認します。

Section 06

加害者側の示談で支払確保を優先する

署名しても支払われなければ、被害者側が再び回収手続を負うことになります。

示談で多い失敗は、示談書に署名したのに約束どおり支払われないことです。加害者側が刑事手続で示談書を提出し、その後に支払を怠ると、被害者側は回収のために再び手続をしなければなりません。実務上は、署名と同時に全額振込、または署名前の入金確認が最も安全です。

次の判断の流れは、支払方法を確認するときの順序を表します。支払が確保される前に広い清算や刑事手続上の強い文言を出す危険を避けるため、どの段階で担保を求めるかを読み取ってください。

支払確保の確認順序

一括払いが可能か確認

署名と同時または署名前の全額入金を原則に考えます。

分割払いを求められた場合

初回金、各回支払額、期限の利益喪失、遅延損害金を確認します。

担保なし
署名リスクが高い

不払い時に再度回収手続が必要になるため、公正証書や保証人を検討します。

担保あり
実行可能性を確認

相手の住所、勤務先、資産、保証人の資力、執行可能性を確認します。

次の比較表は、分割払いで検討する補強策を整理したものです。どの策も万能ではありませんが、不払い時にどの手段が使えるかを読み取ることが重要です。

補強策意味限界
公正証書強制執行認諾文言付きなら、一定の金銭支払について裁判手続を経ずに強制執行できる場合があります。相手に差押可能な財産がなければ回収できないことがあります。
連帯保証人加害者が支払わない場合に保証人へ請求できる可能性があります。保証人の資力確認が必要で、家族間トラブルに巻き込まれることがあります。
期限の利益喪失一回でも遅れた場合に残額を一括請求できる条項です。条項があっても、現実に回収できる財産が必要です。
住所・勤務先情報督促や強制執行の手がかりになります。情報変更の通知義務もあわせて定める必要があります。
遅延損害金支払遅延時の負担を明確にします。高すぎる利率や過度な違約金は相当性が問題になり得ます。
Section 07

加害者側の示談金を損害項目ごとに整理する

慰謝料だけで判断せず、治療費、休業損害、将来損害、物損を分けます。

示談金の妥当性を判断するには、まず損害項目を一覧化します。「総額いくら」という提示だけでは、治療費、通院交通費、休業損害、逸失利益、慰謝料、物損、転居費、カウンセリング費用などが含まれているか分かりません。特に交通事故では、治療終了前、症状固定前、後遺障害認定前に示談すると、後から残った症状について十分な補償を受けられないおそれがあります。

次の比較表は、損害項目と確認資料を対応させたものです。項目ごとに必要な資料が異なるため、提示額の不足を見つけるには、どの資料で何を裏付けるかを読み取ってください。

損害項目内容確認資料の例
治療費診察、薬、入院、手術、リハビリ診療明細、領収書、診断書
通院交通費病院への移動費交通系IC履歴、タクシー領収書
休業損害仕事を休んだ減収給与明細、休業損害証明、確定申告書
逸失利益後遺障害・死亡による将来収入の喪失後遺障害等級、収入資料、就労状況
慰謝料精神的苦痛診断書、通院期間、被害状況、陳述書
物損車両、スマホ、衣服、所持品修理見積、写真、購入履歴
介護・付添費介護、家族付添い介護記録、領収書
転居・安全確保費DV、ストーカー、性被害などで必要になる費用転居費、鍵交換、警備関連費
カウンセリング費精神的被害の回復領収書、通院記録
葬儀関係費死亡事件葬儀費用明細
弁護士費用相当額交渉・訴訟対応委任契約、請求書

次の一覧は、交通事故で示談を急ぐと失われやすい論点をまとめたものです。治療中や症状固定前の合意では、後から判明する損害を読み落としやすいことを読み取ってください。

後遺障害等級が未認定

等級認定前に低額で終わると、後遺障害慰謝料や逸失利益の扱いが問題になります。

過失割合を不利に受け入れる

事故態様や証拠を確認しないまま割合を受け入れると、賠償額が大きく変わります。

治療費打切りに合わせて早期合意

治療終了と示談の時期を混同すると、症状の見通しが不十分なまま清算される可能性があります。

弁護士費用特約を使わない

保険契約によっては、相談や依頼費用を補える制度を利用できる場合があります。

Section 08

加害者側の示談で事件類型ごとに変わる注意点

暴行・傷害、性被害、DV、SNS、財産被害、学校・職場で確認事項が変わります。

示談書の確認項目は、事件類型によって重点が変わります。金銭賠償が中心になる事件もあれば、接触禁止、削除、訂正、再投稿禁止、配置転換、再発防止、第三者責任の確認が金額以上に重要になる事件もあります。

次の一覧は、事件類型ごとの重点確認事項を表します。自分の事案に近い類型を見て、金銭だけでなく安全、プライバシー、再発防止、第三者責任まで読むことが重要です。

01

暴行・傷害事件

治療終了前の清算条項を避け、後遺症の可能性、接触禁止、暴行態様の特定、支払完了後の刑事意見を確認します。

治療後遺症
02

性被害

過度な秘密保持、相談先制限、事実関係を軽く書く条項、宥恕の強要、SNS投稿・拡散禁止を確認します。

安全プライバシー
03

DV・ストーカー

示談交渉自体が再接触の手段になることがあります。警察相談、接近禁止、住所秘匿、代理人窓口を検討します。

接触禁止
04

名誉毀損・SNS投稿被害

投稿URL、削除期限、謝罪・訂正文、保存データ削除、再投稿禁止、違反時の扱いを確認します。

削除再投稿禁止
05

財産的被害・詐欺・窃盗

被害額、返還額、利息、遅延損害金、弁済原資、分割払い、公正証書、共同加害者への請求を確認します。

回収
06

学校・職場での被害

会社・学校への請求放棄、配置転換、懲戒、調査報告、労災、内部通報や警察相談の妨げがないか確認します。

第三者責任
確認加害者本人との示談で、勤務先、学校、保険会社、共同加害者、施設管理者への請求まで放棄していないかを必ず確認します。
Section 09

加害者側の示談交渉でよくある言い回しへの対応

急がせる、相談を避けさせる、相場を強調する言葉に注意します。

加害者側は、勾留満期、検察官の処分期限、公判期日、学校・会社の処分、保険会社の決裁などを背景に、早期署名を求めることがあります。被害者側は、相手の期限と自分の検討期間を分けて考える必要があります。

次の一覧は、典型的な交渉パターンと確認すべき点を整理したものです。相手の言葉の背景に何があるかを読むことで、感情的に反応せず、必要な資料と検討時間を確保することが重要です。

Pattern 01

今日中に署名してほしい

加害者側の刑事手続や組織内処分の都合が背景にあることがあります。重要な法的効果を伴うため、検討期間を求めます。

Pattern 02

弁護士に相談すると話がこじれる

相談は対立を深めるためではなく、合意内容を正確に理解し、後日の争いを減らすための手段です。

Pattern 03

相場はこれくらいです

相場には自賠責基準、保険会社基準、裁判基準、過去事例など複数の意味があります。根拠資料を確認します。

Pattern 04

受け取らないなら供託する

供託されても、不利な示談書に署名する義務を負うわけではありません。受領方法と留保を検討します。

Pattern 05

謝罪だけなので会ってほしい

謝罪が回復につながる場合もありますが、密室面談や録音なしの面談は再負担になることがあります。

返答例重要な法的効果を伴うため、本日中の署名・回答はできません。書面を確認し、専門家に相談する機会を確保したうえで回答します。
Section 10

加害者側の示談で弁護士等へ相談すべきタイミング

署名前の相談で、将来請求・刑事手続・安全確保の見落としを減らします。

刑事事件化している場合、告訴取消、被害届取下げ、処罰不希望、宥恕の文言がある場合、性被害、DV、ストーカー、児童虐待、高齢者・障がい者虐待がある場合、交通事故で治療中または後遺障害の可能性がある場合は、示談書に署名する前に弁護士等へ相談する優先度が高いです。

次の比較表は、相談の優先度が高い場面と持参・共有したい資料を対応させたものです。資料が整うほど相談の質が上がるため、どの資料を準備すべきかを読み取ってください。

相談優先度が高い場面特に確認したい資料相談で聞くこと
刑事事件化している警察の受理番号、事件番号、担当警察署・検察庁情報宥恕、告訴取消、処罰不希望を入れるべきか
性被害、DV、ストーカー連絡記録、写真、診断書、支援機関とのやりとり直接接触を避ける方法、接触禁止、住所秘匿、安全確保
交通事故で治療中診断書、診療明細、後遺障害資料、保険証券症状固定前に示談してよいか、過失割合、弁護士費用特約
分割払いを求められている支払計画、住所・勤務先情報、保証人候補、公正証書案支払確保、公正証書、期限の利益喪失、遅延損害金
清算条項や秘密保持が広い示談書案、合意書案、免責証書案将来請求の範囲、相談先への開示例外、第三者への請求

次の一覧は、利用できる相談制度・支援制度を整理したものです。費用や手続の負担が心配な場合でも、無料相談、弁護士費用援助、ADR、犯罪被害者支援など複数の入口があることを読み取ってください。

01

法テラス

犯罪被害者支援ダイヤル、弁護士紹介、無料法律相談、弁護士費用援助制度などの案内があります。

支援制度
02

犯罪被害者等法律援助

一定の犯罪被害で、刑事・民事・行政その他の手続について弁護士の支援を受けられる制度が案内されています。

犯罪被害
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弁護士会の犯罪被害者法律相談

示談交渉、民事裁判、告訴手続、捜査機関・司法機関への対応などを相談できる場合があります。

法律相談
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交通事故ADR

交通事故では、交通事故紛争処理センターや日弁連交通事故相談センターなどの相談・和解あっせん制度があります。

交通事故
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DV・ストーカー・性暴力の相談窓口

警察、DV相談ナビ、配偶者暴力相談支援センター、ワンストップ支援センターなどを検討します。

安全確保
Section 11

加害者側の示談に応じるかを5つの軸で判断する

金額だけでなく、回収可能性、安全性、心理的納得、手続選択を比較します。

示談に応じるかどうかは、感情論だけでも金額だけでも決めにくい問題です。請求できる損害項目、金額の根拠、清算範囲、刑事手続上の文言、共同加害者・保険会社・会社・学校への請求、支払能力、安全確保、謝罪や再発防止、示談以外の制度を総合して検討します。

次の一覧は、示談に応じるかを考える5つの分析軸を表します。各軸のどれかが欠けると、短期的には解決したように見えても後悔や追加紛争につながるため、弱い軸がどこかを読み取ってください。

法的妥当性

損害項目の網羅、金額の根拠、清算範囲、刑事手続上の文言、第三者への請求を確認します。

回収可能性

一括払いか、分割なら公正証書等で担保できるか、住所・勤務先・資産情報があるかを見ます。

安全性

示談交渉が再接触の手段になっていないか、接触禁止条項や住所秘匿があるかを確認します。

心理的納得

謝罪、事実認定、再発防止策があり、疲労だけで判断していないかを確認します。

手続選択の合理性

民事訴訟、調停、損害賠償命令、ADR、公正証書、公判調書記載と比較します。

次の判断の流れは、最終的に合意へ進む前の確認順序を表します。上から順番に見ることで、金額が良く見えても安全や将来損害に問題がある場合に立ち止まれることを読み取ってください。

署名前の最終確認順序

損害と証拠を整理

治療費、休業損害、慰謝料、将来損害、物損、資料を一覧化します。

条項の範囲を確認

清算、秘密保持、接触禁止、告訴取消、宥恕、第三者への請求を読みます。

支払確保を確認

一括入金、分割担保、公正証書、保証人、期限の利益喪失を確認します。

不明点あり
署名を保留

資料を追加で求め、弁護士等へ相談してから回答します。

納得できる
支払と署名の順序を整える

入金確認、署名、刑事手続上の書面提出の順番を明確にします。

Section 12

加害者側の示談書に署名する前のチェックリスト

基本事項、損害、刑事手続、安全、履行確保を最後に点検します。

基本事項

  • 当事者の氏名・住所・代理人が正確に記載されている。
  • 事件・事故の日時、場所、内容が特定されている。
  • 加害者が事実関係を不当に軽く書いていない。
  • 示談金の総額と内訳が分かる。
  • 支払期限、支払方法、振込手数料が明確である。
  • 支払は一括、または分割時の担保がある。

損害・清算範囲

  • 治療費、休業損害、慰謝料、物損、将来損害を検討した。
  • 治療中・症状固定前に全損害を清算していない。
  • 後遺障害、将来治療費、逸失利益の留保を検討した。
  • 共同加害者、保険会社、会社、学校への請求放棄がないか確認した。
  • 清算条項の範囲が明確である。

刑事手続

  • 被害届取下げと告訴取消の違いを理解した。
  • 告訴取消の再告訴不可リスクを理解した。
  • 宥恕・処罰不希望の文言が自分の意思に沿っている。
  • 刑事処分に関する書面提出は支払完了後にするか検討した。
  • 検察官・警察・裁判所への意見提出について弁護士等へ確認した。

安全・秘密保持

  • 接触禁止条項がある。
  • SNS、第三者経由、勤務先・学校への接触禁止がある。
  • 秘密保持条項に、弁護士、医師、支援機関、警察、裁判所、家族への相談例外がある。
  • 加害者側が被害者の住所・連絡先を不必要に取得しない。
  • 直接面談を強制されていない。

履行確保

  • 入金確認前に不利な書面を出していない。
  • 分割払いの場合、期限の利益喪失条項がある。
  • 遅延損害金が定められている。
  • 公正証書化を検討した。
  • 保証人、担保、勤務先情報を検討した。
Section 13

加害者側の示談申入れに使える返信文例

回答を先延ばしにするだけでなく、必要資料と検討時間を確保する文面です。

初回連絡への返信

返信例ご連絡ありがとうございます。示談の申入れについては、電話または口頭では回答できません。金額、支払方法、示談書案、謝罪内容、刑事手続に関する希望条項、代理人の権限を確認できる資料を文書でお送りください。内容を確認し、必要に応じて専門家に相談したうえで回答します。

署名を急がされた場合

返信例この件は、損害賠償および刑事手続上の意思表示に関わる重要な内容を含むため、本日中の署名・回答はできません。検討期間を確保してください。検討期間を与えず署名を求める申入れには応じられません。

直接面談を求められた場合

返信例現時点で直接面談には応じません。必要な連絡は書面でお願いします。今後の連絡方法については、こちらで検討のうえ回答します。

告訴取消を求められた場合

返信例告訴取消や処罰意思に関する事項は、刑事手続上重大な効果を伴うため、現時点では回答できません。示談金の支払、謝罪、再発防止策、接触禁止条項等を含め、全体の条件を確認したうえで検討します。

保険会社の提示に回答する場合

返信例ご提示額について、損害項目、算定根拠、過失割合、後遺障害の有無、既払金、今後の治療見込みを確認する必要があります。算定資料一式をご送付ください。確認後に回答します。

FAQ

加害者側から示談を持ちかけられた場合のよくある質問

一般情報として、個別事案では結論が変わり得る点を前提に整理します。

Q1. 示談を断ると不利になりますか。

一般的には、不十分な条件に応じない自由があるとされています。ただし、民事上の回収可能性、刑事手続での意見、時間・費用・精神的負担によって判断が変わる可能性があります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q2. 示談金を受け取ったら、もう請求できませんか。

一般的には、示談書の清算条項の範囲によって追加請求の可否が変わるとされています。広い清算条項がある場合は追加請求が難しくなる可能性があり、一部金として受領する文言や後遺障害の留保がある場合は別の検討が必要です。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q3. 口頭で「これで終わり」と言ってしまいました。

一般的には、口頭合意でも契約が成立し得るため軽視できないとされています。ただし、何について、いくらで、どの範囲を清算したのか、証拠があるのかによって結論が変わる可能性があります。具体的な対応は、メール、LINE、録音、入金状況などを整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q4. 加害者側弁護士からの連絡には返事をしなければなりませんか。

一般的には、即答する必要はなく、書面で送ってもらい、相談後に回答する形が考えられます。ただし、事件の段階、連絡内容、期限、代理人の有無によって対応は変わります。具体的な対応は、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q5. 示談金の相場を知りたいです。

一般的には、相場は事件類型、損害項目、証拠、過失、後遺障害、治療期間、加害者の資力、刑事手続の段階などで大きく変わるとされています。インターネット上の金額表だけでは個別事情を反映しきれない可能性があります。具体的な見通しは、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q6. 示談書に「加害者を許す」と書きたくありません。

一般的には、宥恕や処罰不希望の文言を必ず入れなければならないわけではないとされています。代わりに、損害賠償金を受領した事実を確認する、支払を受けた事実を捜査機関に伝えることに異議はない、などの文言を検討できる場合があります。具体的な文言は、事件内容と意思に応じて弁護士等の専門家へ相談する必要があります。

Q7. 示談後に加害者がまた連絡してきました。

一般的には、接触禁止条項がある場合は違反として記録を残し、弁護士、警察、支援機関に相談する対応が考えられます。接触禁止条項がない場合でも、脅迫、つきまとい、迷惑行為があれば警察相談の対象になり得ます。具体的な対応は、連絡内容や頻度、危険性によって変わるため専門家へ相談する必要があります。

Q8. 弁護士費用が心配です。

一般的には、犯罪被害では法テラスや弁護士会の支援制度、交通事故では弁護士費用特約、無料相談、ADRが利用できる場合があります。ただし、資力要件、事件類型、保険契約、相談先によって使える制度は変わります。具体的な利用可否は、契約書類や収入資料を整理したうえで相談窓口や弁護士等へ確認する必要があります。

Reference

加害者側の示談に関する参考資料

法令・公的資料

  • e-Gov法令検索「民法」
  • 法務省「日本法令外国語訳データベースシステム 民法」
  • 法務省「日本法令外国語訳データベースシステム 刑事訴訟法」
  • 法務省「日本法令外国語訳データベースシステム 自動車損害賠償保障法」
  • 裁判所「刑事手続における犯罪被害者のための制度」
  • 国土交通省「自賠責保険・共済の限度額と補償内容」
  • 国土交通省「損害賠償を受けるときは?」

相談制度・支援制度

  • 法テラス「犯罪の被害にあわれた方へ」
  • 法テラス「犯罪被害者等法律援助」
  • 警察庁「犯罪被害者等施策ホームページ」
  • 日本弁護士連合会「犯罪被害者に対する支援」
  • 公益財団法人交通事故紛争処理センター「法律相談、和解あっせんおよび審査の流れ」
  • 日本公証人連合会「公正証書」
  • 内閣府男女共同参画局「DV相談ナビについて」
  • 警察庁「ストーカー被害を未然に防ぐことを目的とした情報発信ポータルサイト」