2σ Guide

大阪府の交通事故の
慰謝料計算

損害総額、過失割合、既払金、自賠責基準、裁判基準を順番に整理し、示談前にどの項目を確認すべきかを分かりやすく解説します。

4300円 自賠責傷害慰謝料の日額
120万円 傷害部分の原則上限
6100円 自賠責休業損害の日額
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大阪府の交通事故の 慰謝料計算

損害総額、過失割合、既払金、自賠責基準、裁判基準を順番に整理し、示談前にどの項目を確認すべきかを分かりやすく解説します。

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大阪府の交通事故の 慰謝料計算
損害総額、過失割合、既払金、自賠責基準、裁判基準を順番に整理し、示談前にどの項目を確認すべきかを分かりやすく解説します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 大阪府の交通事故の 慰謝料計算
  • 損害総額、過失割合、既払金、自賠責基準、裁判基準を順番に整理し、示談前にどの項目を確認すべきかを分かりやすく解説します。

POINT 1

  • 大阪府の交通事故の慰謝料計算は全体式から逆算する
  • 慰謝料だけでなく、損害総額、過失割合、既払金、制度調整をまとめて見ます。
  • 入通院慰謝料
  • 後遺障害慰謝料
  • 死亡慰謝料

POINT 2

  • 大阪府の交通事故の慰謝料計算で使う基本式
  • 1. 損害項目を積み上げる:治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益などを分けます。
  • 2. 過失割合を反映する:被害者側過失がある場合、損害全体から割合に応じて減額されます。
  • 3. 既払金と制度給付を控除:既に支払われた治療費、自賠責保険金、控除対象給付を整理します。
  • 4. 示談案の内訳を点検:どの基準で、どの損害項目を含むかを確認します。

POINT 3

  • 自賠責基準による大阪府の交通事故の慰謝料計算
  • 1日4300円、120万円上限、6100円との違いを確認します。
  • 自賠責保険は人身損害を対象とする強制保険であり、大阪府の事故でも基本的な支払基準は全国共通です。
  • 傷害部分は治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料などを含めて、被害者1人につき原則120万円の限度額があります。
  • 4300円と6100円は別項目の数字であり、保険会社の説明で混同しないことが重要です。

POINT 4

  • 後遺障害慰謝料と死亡慰謝料の計算
  • 等級、逸失利益、死亡限度額を分けて整理します。
  • 配偶者と子1人が請求権者で被扶養者がいる例
  • 等級ごとに金額差が大きく、裁判基準の後遺障害慰謝料とは一致しない点を読み取ってください。
  • 同じ後遺障害でも精神的苦痛と将来収入減は別項目であり、示談案で一括表示されていないかを読み取る必要があります。

POINT 5

  • 裁判基準・弁護士基準で大阪府の交通事故の慰謝料計算を見る
  • 増額可能性は基準だけでなく証拠と争点で決まります。
  • 弁護士に依頼した場合、示談交渉では裁判基準・弁護士基準を前提に請求することが多くなります。
  • これは、保険会社の内部基準ではなく、裁判になった場合に認められ得る水準を意識するためです。
  • 増額の可能性は基準名だけで決まらず、証拠がそろっているか、争点がどこにあるかで変わることを読み取ってください。

POINT 6

  • 過失割合と自賠責の重過失減額を慰謝料計算に反映する
  • 500万円、20%の例から最終額への影響を確認します。
  • 自賠責と裁判上の過失割合は別に見る
  • 過失相殺とは、被害者側にも事故発生や損害拡大について過失がある場合に、その割合に応じて損害賠償額を減額する考え方です。
  • 慰謝料だけでなく、治療費、休業損害、逸失利益など損害全体に影響します。

POINT 7

  • 大阪府で慰謝料計算を確認する相談・紛争解決ルート
  • 警察・事故調査
  • 実況見分、刑事記録、現場写真、供述、交通違反の有無が事故態様を支えます。
  • 救急・医療
  • 治療期間、入院、手術、リハビリ、後遺障害の有無を医療記録で確認します。

POINT 8

  • 計算例で大阪府の交通事故の慰謝料計算を確認する
  • 追突、骨折、14級、死亡事故の見方を整理します。
  • 頸椎捻挫で通院3か月
  • バイク事故で骨折
  • むち打ちで14級認定

まとめ

  • 大阪府の交通事故の 慰謝料計算
  • 大阪府の交通事故の慰謝料計算は全体式から逆算する:慰謝料だけでなく、損害総額、過失割合、既払金、制度調整をまとめて見ます。
  • 大阪府の交通事故の慰謝料計算で使う基本式:損害総額、過失相殺、既払金控除を順番に確認します。
  • 自賠責基準による大阪府の交通事故の慰謝料計算:1日4300円、120万円上限、6100円との違いを確認します。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

大阪府の交通事故の慰謝料計算は全体式から逆算する

慰謝料だけでなく、損害総額、過失割合、既払金、制度調整をまとめて見ます。

大阪府の交通事故の慰謝料計算では、まず慰謝料を入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料に分けます。そのうえで、治療費、休業損害、逸失利益、介護費、通院交通費、車両損害などと別項目として整理します。

重要なのは、慰謝料だけを単独で見て高い、低いと判断しないことです。保険会社から示談案が届いたら、算定基準、後遺障害の扱い、過失割合、既払金、将来損害、健康保険・労災・自賠責との関係まで点検する必要があります。

次の一覧は、慰謝料計算で最初に分ける3種類を表しています。種類ごとに必要資料と争点が違うため、読者は自分の事故がどの分類に当たるかを読み取ってください。

TYPE 01

入通院慰謝料

傷害の治療・入院・通院に伴う精神的苦痛を評価します。治療期間、実通院日数、治療内容を確認します。

TYPE 02

後遺障害慰謝料

症状固定後に残る後遺障害を評価します。等級、障害内容、逸失利益との区別が重要です。

TYPE 03

死亡慰謝料

死亡した本人と遺族・近親者の精神的苦痛を評価します。死亡逸失利益や相続も同時に検討します。

出発点大阪府内の事故であっても、自賠責保険の支払基準や民法上の基本構造は全国共通です。大阪府という地域性は、事故資料、医療機関、裁判所、相談機関の利用場面で重要になります。
Section 01

大阪府の交通事故の慰謝料計算で使う基本式

損害総額、過失相殺、既払金控除を順番に確認します。

交通事故の示談金は、慰謝料だけで決まりません。損害項目を積み上げたうえで、過失割合、既払金、控除対象となる給付を差し引いて最終的な請求額を検討します。

次の判断の流れは、慰謝料計算をどの順番で見るかを表しています。上から順に、損害項目の積み上げ、過失相殺、既払金控除、示談案の内訳確認へ進む流れを読み取ってください。

慰謝料計算の基本順序

損害項目を積み上げる

治療費、休業損害、慰謝料、逸失利益などを分けます。

過失割合を反映する

被害者側過失がある場合、損害全体から割合に応じて減額されます。

既払金と制度給付を控除

既に支払われた治療費、自賠責保険金、控除対象給付を整理します。

示談案の内訳を点検

どの基準で、どの損害項目を含むかを確認します。

次の表は、損害賠償全体の概念式を実務上の項目に分けたものです。慰謝料が全体の一部であり、休業損害や逸失利益と混同しないことを読み取ってください。

区分主な項目確認する資料
治療・通院治療関係費、入院雑費、通院交通費、付添費、入通院慰謝料診断書、診療報酬明細書、領収書、通院日一覧
後遺障害後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益、将来介護費、装具費後遺障害診断書、画像、検査結果、生活支障資料
死亡事故死亡慰謝料、死亡逸失利益、葬儀関係費戸籍、収入資料、葬儀資料、刑事記録
調整過失相殺、既払金、損益相殺、自賠責充当示談案、支払明細、保険資料、制度給付資料
計算式最終的に問題となる請求額は、損害総額 ×(1 - 被害者側の過失割合)- 既払金 - 控除対象給付、という考え方で整理されます。
Section 02

自賠責基準による大阪府の交通事故の慰謝料計算

1日4300円、120万円上限、6100円との違いを確認します。

自賠責保険は人身損害を対象とする強制保険であり、大阪府の事故でも基本的な支払基準は全国共通です。傷害部分は治療関係費、文書料、休業損害、慰謝料などを含めて、被害者1人につき原則120万円の限度額があります。

次の表は、自賠責傷害慰謝料の簡易計算例を表しています。治療期間と実通院日数の2倍を比べ、少ない方を対象日数の目安にする読み方ですが、診療内容や治療の必要性も問題になる点を読み取ってください。

治療期間実通院日数対象日数の目安慰謝料の目安
通院90日・実通院35日90日35日70日30万1000円
通院100日・実通院60日100日60日100日43万円
治療費が高額な場合事案による事案による事案による120万円枠との関係に注意

次の比較表は、自賠責で出てくる日額を整理したものです。4300円と6100円は別項目の数字であり、保険会社の説明で混同しないことが重要です。

日額項目意味
4300円傷害慰謝料自賠責支払基準上、1日あたりの傷害慰謝料計算に使われます。
6100円休業損害自賠責の休業損害の原則額です。収入減の立証により別の扱いが問題になることがあります。
120万円傷害部分の限度額慰謝料だけでなく、治療費、交通費、休業損害、文書料なども含みます。
上限注意計算上の慰謝料があっても、治療費や休業損害で120万円枠を多く使っている場合、自賠責から全額回収できないことがあります。この場合、任意保険会社への請求や裁判基準での交渉が問題になります。
Section 03

後遺障害慰謝料と死亡慰謝料の計算

等級、逸失利益、死亡限度額を分けて整理します。

後遺障害が問題になる場合、単に痛みが残ったというだけでなく、症状固定、後遺障害診断書、画像所見、神経学的所見、可動域制限、認知機能評価、就労や日常生活への影響を整理する必要があります。

次の表は、自賠責支払基準における後遺障害慰謝料等を等級別に示しています。等級ごとに金額差が大きく、裁判基準の後遺障害慰謝料とは一致しない点を読み取ってください。

等級介護を要する後遺障害通常の後遺障害
第1級1650万円1150万円
第2級1203万円998万円
第3級861万円
第4級737万円
第5級618万円
第6級512万円
第7級419万円
第8級331万円
第9級249万円
第10級190万円
第11級136万円
第12級94万円
第13級57万円
第14級32万円

次の表は、後遺障害慰謝料と後遺障害逸失利益の違いを表しています。同じ後遺障害でも精神的苦痛と将来収入減は別項目であり、示談案で一括表示されていないかを読み取る必要があります。

項目意味典型的な争点
後遺障害慰謝料後遺障害が残ったことによる精神的苦痛等級、障害内容、生活上の不利益
後遺障害逸失利益後遺障害により将来得られなくなった収入基礎収入、労働能力喪失率、喪失期間、中間利息控除

次の重要ポイントは、死亡事故で自賠責基準上の死亡慰謝料部分を整理する例です。数字は慰謝料部分の例であり、3000万円の死亡限度額には葬儀費や死亡逸失利益も含まれる点を読み取ってください。

配偶者と子1人が請求権者で被扶養者がいる例

死亡本人慰謝料400万円、遺族慰謝料650万円、被扶養者加算200万円を合計し、死亡慰謝料部分は1250万円という整理になります。

死亡事故では、慰謝料だけではなく、死亡逸失利益、葬儀関係費、近親者固有慰謝料、相続、労災、年金、刑事記録の取得、被害者参加などをまとめて確認する必要があります。

Section 04

裁判基準・弁護士基準で大阪府の交通事故の慰謝料計算を見る

増額可能性は基準だけでなく証拠と争点で決まります。

弁護士に依頼した場合、示談交渉では裁判基準・弁護士基準を前提に請求することが多くなります。これは、保険会社の内部基準ではなく、裁判になった場合に認められ得る水準を意識するためです。

次の表は、裁判基準・弁護士基準で増額可能性に影響する事情を整理したものです。増額の可能性は基準名だけで決まらず、証拠がそろっているか、争点がどこにあるかで変わることを読み取ってください。

要素増額可能性への影響
保険会社提示が自賠責に近い裁判基準との差が大きくなりやすいです。
通院期間・入院期間が明確入通院慰謝料を主張しやすくなります。
後遺障害等級が認定済み後遺障害慰謝料と逸失利益を主張しやすくなります。
過失割合に争いがある証拠次第で最終額が大きく変わります。
収入資料が整っている休業損害と逸失利益の立証がしやすくなります。
既払金が大きい追加回収額が限定されることがあります。

次の比較表は、慰謝料の増減方向で問題になりやすい事情を表しています。増額方向と減額方向の両方を見て、示談案の内訳で何が評価され、何が争われているかを読み取ってください。

方向事情の例
増額方向飲酒運転、無免許運転、著しい速度違反、信号無視、救護義務違反、長期入院、複数回手術、重度後遺障害
減額方向被害者側の過失、治療の必要性への疑義、因果関係の争い、既往症の影響、通院中断、資料不足
大阪府の実務大阪地方裁判所の交通事故訴訟では、損害一覧表、事故態様、過失割合、医療記録、後遺障害等級、既払金などを整理し、争点を明確にしたうえで審理が進みます。
Section 05

過失割合と自賠責の重過失減額を慰謝料計算に反映する

500万円、20%の例から最終額への影響を確認します。

過失相殺とは、被害者側にも事故発生や損害拡大について過失がある場合に、その割合に応じて損害賠償額を減額する考え方です。慰謝料だけでなく、治療費、休業損害、逸失利益など損害全体に影響します。

次の表は、総損害額500万円で被害者側過失が20%と評価された場合の考え方を示します。計算の順番に意味があり、損害全体に過失割合を反映した後、既払金などを整理する必要があると読み取ってください。

項目計算結果
損害総額治療費、慰謝料、逸失利益などの合計500万円
被害者側過失20%100万円減額
過失相殺後500万円 ×(1 - 0.20)400万円

次の表は、過失割合を争うときに重要になる証拠を整理したものです。列ごとに証拠の種類が違うため、どの資料で事故態様を説明できるかを読み取ってください。

証拠具体例
警察資料交通事故証明書、実況見分調書、供述調書、現場見取図
映像資料ドライブレコーダー、防犯カメラ、バス・タクシー車載映像
現場資料信号、標識、一時停止線、車線、横断歩道、見通し、照明
車両資料損傷部位、修理見積、写真、EDR、ECU、ブレーキ痕
人的資料目撃者、同乗者、救急隊員、警察官への説明内容
工学資料速度解析、衝突角度、回避可能性、視認可能性

次の重要ポイントは、自賠責の重過失減額と裁判上の過失相殺を区別するためのものです。自賠責では重大な過失がある場合に限って一定の減額が行われるため、任意保険や裁判上の過失割合と同じではないことを読み取ってください。

自賠責と裁判上の過失割合は別に見る

自賠責では被害者に重大な過失がある場合に限って重過失減額が問題になります。一方、自賠責の限度額を超える部分では任意保険・裁判上の過失割合が重要になります。

Section 06

大阪府で慰謝料計算を確認する相談・紛争解決ルート

法律相談、紛争処理、被害者請求を使い分けます。

大阪府内で慰謝料計算に不安がある場合、弁護士会の法律相談、日弁連交通事故相談センター、交通事故紛争処理センター、自賠責の被害者請求などを検討する場面があります。どの方法が適するかは、金額、争点、証拠、時間、相手方の姿勢で変わります。

次の比較一覧は、主な相談・紛争解決ルートの役割を表しています。各手段の目的が異なるため、示談交渉、後遺障害申請、紛争解決のどこで使うものかを読み取ってください。

1

法律相談

示談案の内訳、後遺障害、過失割合、休業損害、逸失利益の見方を資料に基づいて確認します。

示談前
2

交通事故紛争処理センター

交通事故の損害賠償紛争について、中立的な立場で相談や和解あっ旋等を行う制度です。

紛争解決
3

被害者請求

被害者側が自賠責保険会社へ直接請求し、後遺障害申請や自賠責分の回収を進める方法です。

資料整理

次の一覧は、専門職ごとに確認する観点を表しています。慰謝料計算は単なる算数ではなく、事故資料、医療資料、保険実務、生活再建を横断して見る必要があると読み取ってください。

警察・事故調査

実況見分、刑事記録、現場写真、供述、交通違反の有無が事故態様を支えます。

救急・医療

治療期間、入院、手術、リハビリ、後遺障害の有無を医療記録で確認します。

保険・損害調査

支払対象性、因果関係、治療の相当性、既払金、自賠責枠を確認します。

生活再建

労災、傷病手当金、障害年金、介護保険、復職支援、心理支援を整理します。

Section 07

計算例で大阪府の交通事故の慰謝料計算を確認する

追突、骨折、14級、死亡事故の見方を整理します。

計算例は制度理解のための仮想事例です。実際の示談金を保証するものではなく、どの損害項目を確認するか、どの基準で計算されているかを読み取るために使います。

次の比較一覧は、4つの典型事例で確認すべき計算ポイントを表しています。事例ごとに必要資料と争点が違うため、慰謝料だけでなく総損害額の構造を読み取ってください。

例1

頸椎捻挫で通院3か月

治療期間90日、実通院35日なら、対象日数70日、4,300円×70日で30万1000円が自賠責傷害慰謝料の目安になります。

例2

バイク事故で骨折

入院20日、通院6か月、手術とリハビリがある場合、入通院慰謝料、治療費、休業損害、後遺障害、物損、過失割合を確認します。

例3

むち打ちで14級認定

自賠責の通常後遺障害第14級の慰謝料等は32万円で、限度額75万円の枠では逸失利益も含めて整理されます。

例4

死亡事故で遺族が請求

配偶者と子1人がいて被扶養者がいる例では、死亡本人400万円、遺族650万円、加算200万円で死亡慰謝料部分は1250万円という整理になります。

読み方どの例でも、慰謝料額だけを見て示談判断をするのではなく、治療費、休業損害、逸失利益、過失割合、既払金、保険制度との関係を合わせて確認する必要があります。
Section 08

示談前に確認すべき大阪府の交通事故の慰謝料計算チェック

事故、医療、損害、生活、示談書の5分野を確認します。

示談書に署名・押印すると、原則として後から追加請求することは難しくなります。治療中、症状固定前、後遺障害申請前、過失割合に争いがある段階では、示談案の内訳を急がず確認することが重要です。

次の表は、示談前に確認する5分野を整理したものです。列ごとに確認目的が違うため、どの分野の資料や説明が不足しているかを読み取ってください。

分野確認する内容
事故・証拠人身事故届出、交通事故証明書、実況見分、映像、現場写真、過失割合の根拠
医療・後遺障害初診時期、診断書、画像検査、症状固定、後遺障害診断書、等級認定結果
損害計算入通院慰謝料の基準、後遺障害慰謝料と逸失利益、休業損害、交通費、既払金
生活再建健康保険、労災、人身傷害保険、弁護士費用特約、復職、障害年金、福祉制度
示談書清算条項、物損と人身の区別、支払期限、遅延損害金、求償関係

次の判断の流れは、示談案を受け取った後の確認順を表しています。上から順に内訳、基準、未解決損害、清算条項を確認し、不明点があれば資料を整理して専門家へ相談する流れを読み取ってください。

示談案を確認する順番

内訳を確認

慰謝料、休業損害、逸失利益、治療費、交通費を分けます。

基準を確認

自賠責、任意保険、裁判基準のどれに近いかを見ます。

未解決の症状があるか

痛み、しびれ、治療継続、後遺障害申請前かを確認します。

残る
示談を急がず確認

後遺障害、将来治療費、清算条項を慎重に見ます。

残らない
支払条件を確認

支払期限、既払金、振込先、文言を確認します。

Section 09

大阪府の交通事故の慰謝料計算に関するFAQ

一般的な制度説明として、個別判断を避けて整理します。

Q1. 大阪府の交通事故だと慰謝料は大阪独自の金額になりますか。

一般的には、基本的な法令、自賠責支払基準、損害賠償の考え方は全国共通です。大阪府だから慰謝料が自動的に上がる、または下がるわけではありません。ただし、大阪地裁実務、医療機関、警察資料、相談機関は実務上重要になることがあります。

Q2. 保険会社から提示された慰謝料が自賠責基準かどうかはどう見ますか。

一般的には、傷害慰謝料について4300円に対象日数を掛けた金額に近い場合、自賠責基準に近い可能性があります。ただし、治療費、休業損害、既払金、過失割合、自賠責枠の充当が複雑に反映されるため、内訳の確認が必要です。

Q3. 通院日数が少ないと慰謝料は低くなりますか。

一般的には、通院日数や治療期間は入通院慰謝料に影響します。ただし、仕事や育児で頻繁に通院できなかった事情がある場合もあり、医師の診断、治療内容、症状の推移、生活上の支障で説明できるかが重要です。

Q4. 整骨院だけに通っていても慰謝料は問題になりますか。

一般的には、施術費や施術期間が当然にすべて認められるとは限りません。法律・保険・後遺障害実務では医師の診断書、診療録、画像所見が中心資料になります。具体的には、医療機関での診察状況や施術の必要性によって判断が変わります。

Q5. 後遺障害等級が認定されないと後遺障害慰謝料は難しいですか。

一般的には、自賠責実務では後遺障害等級が認定されるかどうかが大きな意味を持ちます。等級非該当でも何らかの後遺症的事情が問題になる余地はありますが、医学的資料、事故態様、異議申立ての見通しを整理する必要があります。

Q6. 治療費打切りを言われたらすぐ示談する必要がありますか。

一般的には、治療費の一括対応終了は保険会社の支払対応の終了であり、医学的治療終了や請求権の消滅と同じではありません。主治医の意見、症状固定、健康保険・労災利用、後遺障害申請の要否を確認する必要があります。

Q7. 自分にも過失があると慰謝料はゼロになりますか。

一般的には、過失があるから直ちに慰謝料がゼロになるわけではありません。損害総額から過失割合に応じて減額されます。自賠責の重過失減額と任意保険・裁判上の過失相殺は区別して考える必要があります。

Q8. 弁護士等へ相談するタイミングはいつがよいですか。

一般的には、治療打切り、痛みやしびれの残存、後遺障害診断書の作成段階、提示額への疑問、過失割合争い、休業損害・逸失利益争い、死亡事故・重度後遺障害、弁護士費用特約がある場合には早めの相談が検討されます。

Q9. 交通事故の慰謝料に税金はかかりますか。

一般的には、身体傷害に対する損害賠償としての慰謝料は課税問題が生じにくいと説明されることが多いです。ただし、事業所得者の休業損害、保険金、死亡事故の相続・税務、遅延損害金などは個別判断が必要になる可能性があります。

Q10. 物損示談を先にしても人身慰謝料に影響しますか。

一般的には、物損と人身損害は別に示談することがあります。ただし、示談書の文言が広い場合は人身損害への影響が問題になる可能性があります。物損のみの示談であることが明確か、資料を整理して確認する必要があります。

Section 10

大阪府の交通事故の慰謝料計算で最後に確認すること

表に数字を当てはめるだけではなく、証拠で説明できるかが核心です。

大阪府の交通事故の慰謝料計算では、事故証拠を確保し、医療機関で診断・検査・治療を受け、治療期間、通院日数、休業、生活支障を記録することが基本になります。

次の重要ポイントは、示談前に確認する順序を表しています。上から順に、最低限の自賠責枠、任意保険の提示内訳、裁判基準との差、後遺障害、過失割合、清算条項を確認する流れを読み取ってください。

金額の根拠と含まれていない損害を見る

提示額がどの基準で、どの資料に基づき、どの損害項目を含み、何を含んでいないのかを理解することが、示談前の中心的な確認事項です。

  1. 事故証拠を確保する。
  2. 医療機関で診断・検査・治療を受ける。
  3. 治療期間、通院日数、休業、生活支障を記録する。
  4. 自賠責基準で最低限の枠を把握する。
  5. 任意保険会社の提示内訳を確認する。
  6. 裁判基準・弁護士基準との差を検討する。
  7. 後遺障害が残る可能性があれば、症状固定と後遺障害申請を検討する。
  8. 過失割合、既払金、損益相殺、労災・健康保険・人身傷害保険を整理する。
  9. 示談書の清算条項を確認する。
  10. 不明点があれば、資料を整理したうえで弁護士等の専門家へ相談する。
Reference

参考資料・出典

法令・自賠責制度

  • e-Gov法令検索 ― 民法
  • e-Gov法令検索 ― 自動車損害賠償保障法
  • 国土交通省 ― 自賠責保険の限度額と補償内容
  • 国土交通省・金融庁 ― 自動車損害賠償責任保険支払基準

交通事故実務・相談機関

  • 日弁連交通事故相談センター ― 書籍の案内
  • 国立国会図書館リサーチ・ナビ ― 交通事故の損害賠償額の算定基準を調べる
  • 大阪府警察 ― 大阪の交通事故発生状況
  • 大阪地方裁判所 ― 第15民事部 交通事件専門部
  • 裁判所 ― 交通部の訴訟書式について
  • 大阪府 ― 交通事故にあわれたら
  • 交通事故紛争処理センター ― 相談・和解あっ旋等の案内
  • 損害保険料率算出機構 ― 自賠責保険の損害調査
  • 自動車安全運転センター ― 交通事故証明書
  • 日本損害保険協会 ― 弁護士費用特約