2σ Guide

法テラスの無料相談で
弁護士に対応してもらえる範囲

無料相談で確認できること、通常含まれない対応、利用できる人の条件、依頼へ進む場合の費用立替を、制度の境界から整理します。

30分1回の相談時間
3回同一問題の上限
2,200円簡易文書1通の目安
本ページは株式会社Dプロフェッションズ(医師/医療機関/弁護士/弁護士法人ではありません)が運営しています。
一般的な情報提供を目的としており医療上の助言や法律相談等を行うものではありません。
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法テラスの無料相談で 弁護士に対応してもらえる範囲

無料相談で確認できること、通常含まれない対応、利用できる人の条件、依頼へ進む場合の費用立替を、制度の境界から整理します。

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法テラスの無料相談で 弁護士に対応してもらえる範囲
無料相談で確認できること、通常含まれない対応、利用できる人の条件、依頼へ進む場合の費用立替を、制度の境界から整理します。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 法テラスの無料相談で 弁護士に対応してもらえる範囲
  • 無料相談で確認できること、通常含まれない対応、利用できる人の条件、依頼へ進む場合の費用立替を、制度の境界から整理します。

POINT 1

  • 法テラスの無料相談で弁護士に対応してもらえる範囲の全体像
  • 無料相談は事件処理の入口であり、依頼や代理とは別の制度です。
  • 対象分野
  • 対応内容
  • 次の強調部分は、無料相談の位置づけを一文で表しています。

POINT 2

  • 法テラスの無料相談で弁護士が対応できる内容
  • 無料相談では、問題の整理、選択肢、期限、証拠、依頼の必要性を確認します。
  • 無料相談の中心は、短時間で法的な方向性を整理することです。
  • 何を聞くべきかを事前に絞ると、30分の中で重要な判断材料を得やすくなります。
  • 日常の出来事を、解雇、養育費、契約解除、損害賠償などの法的争点に置き換えます。

POINT 3

  • 法テラスの無料相談だけでは通常対応できないこと
  • 簡易援助は本人名義
  • 内容証明等の簡易な文書を作成できる場合がありますが、弁護士・司法書士の氏名は入らず、発送等も本人が行います。
  • 代理とは異なる
  • 弁護士名での受任通知や、代理人として相手方と交渉する対応は、無料相談や簡易援助とは別です。

POINT 4

  • 法テラスの無料相談で扱える法律分野と対象外
  • 行政相談と行政代理は別
  • 行政処分が違法か、不服申立てや訴訟の選択肢があるかという相談と、行政機関への申請代行は分けて考えます。
  • 法人・団体は対象外
  • 会社、組合等が申込者となる無料法律相談は、一般の民事法律扶助では対象外です。

POINT 5

  • 法テラスの無料相談を利用できる人と資力基準
  • 収入・資産・家族人数・地域・住居費などを組み合わせて確認します。
  • 個人であること
  • 在留・住所の要件
  • 収入・資産基準

POINT 6

  • 法テラス無料相談の時間・回数・担当者・相談方法
  • 司法書士が担当する場合
  • 1回30分、同一問題3回までという枠を前提に準備します。

POINT 7

  • 法テラス無料相談から依頼へ進む場合の費用立替
  • 1. 無料法律相談:問題点、期限、証拠、本人対応の可否を確認
  • 2. 専門家に動いてもらう必要があるか:交渉、調停、訴訟、裁判所提出書類の作成が必要かを検討
  • 3. 代理援助・書類作成援助の審査:資力、法的解決の見込み、制度趣旨への適合を確認
  • 4. 本人対応または追加相談:助言をもとに対応し、必要に応じて同一問題3回の範囲で再相談

POINT 8

  • 法テラス無料相談とは別に用意された特別制度
  • 犯罪被害、DV等、認知機能、大規模災害では一般制度と異なる入口があります。
  • DV・ストーカー・児童虐待
  • 一定の重大犯罪の被害者・家族
  • 認知機能が十分でない人

まとめ

  • 法テラスの無料相談で 弁護士に対応してもらえる範囲
  • 法テラスの無料相談で弁護士に対応してもらえる範囲の全体像:無料相談は事件処理の入口であり、依頼や代理とは別の制度です。
  • 法テラスの無料相談で弁護士が対応できる内容:無料相談では、問題の整理、選択肢、期限、証拠、依頼の必要性を確認します。
  • 法テラスの無料相談だけでは通常対応できないこと:相談と事件処理を分けると、無料の範囲が見えやすくなります。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

法テラスの無料相談で弁護士に対応してもらえる範囲の全体像

無料相談は事件処理の入口であり、依頼や代理とは別の制度です。

法テラスの無料相談で弁護士または司法書士に対応してもらえる中心的な範囲は、経済的な要件などを満たす個人が、民事・家事・行政に関する具体的な法律問題について、口頭で法的助言を受けることです。このページでは、相談できる内容、対象外となりやすい対応、利用条件、依頼へ進む場合の違いを整理します。

次の強調部分は、無料相談の位置づけを一文で表しています。相談だけで何が分かり、どこから別制度になるのかを早くつかむことが重要です。まずは「助言」と「代理」を分けて読み取ってください。

無料相談は、原則として1回30分・同一問題3回までの口頭助言です

相手方への連絡、交渉、調停・訴訟への出廷、継続的な事件処理、本格的な書面作成は、無料相談そのものには通常含まれません。必要な場合は、委任契約、代理援助、書類作成援助などの別段階を検討します。

次の三つの観点は、利用できるかどうかを確認するための入口です。どの観点も欠けると利用可否や受けられる支援が変わるため、相談前に自分の問題がどこに当たるかを読み取ってください。

Field

対象分野

民事・家事・行政の具体的な法律問題が中心です。一般の刑事弁護相談や法人相談は、通常は別の経路を確認します。

Person

利用者

原則として一定の収入・資産基準を満たす個人が対象です。日本に住所を有し適法に在留する外国人も、他の要件を満たせば対象になり得ます。

Work

対応内容

無料相談は口頭の法的助言が中心です。代理、交渉、裁判対応、継続的な書面対応は、別の契約や援助制度で扱います。

前提制度の運用は地域、相談場所、担当者、案件の性質によって異なります。2026年6月23日時点の公式資料を前提にした一般的な整理であり、個別の案件では最寄りの法テラスまたは担当専門家に確認する必要があります。
Section 01

法テラス無料相談の前に分けたい四つの機能

法テラスは単一の無料弁護士サービスではなく、複数の制度を組み合わせています。

法テラスには、情報提供、法律相談援助、簡易援助、代理援助、書類作成援助という性質の異なる支援があります。次の比較表は、誰が対応し、個別判断があるか、費用がどう扱われるかを示すものです。自分が求めている支援がどの列に近いかを読み取ることが重要です。

区分主な担当者個別の法的判断費用の考え方主な内容
情報提供法テラスのオペレーター等原則しない利用料無料。通話料等は別一般的な法制度、手続、適切な相談窓口の案内
法律相談援助契約弁護士・契約司法書士等する要件を満たせば無料個別事情を前提とした口頭の法的助言
簡易援助相談担当の弁護士・司法書士する原則として文書1通2,200円内容証明等の簡易な法的文書を相談者名義で作成
代理援助弁護士または一定範囲の司法書士する法テラスが費用を立て替え、原則返済交渉、調停、訴訟その他の事件処理
書類作成援助弁護士・司法書士する法テラスが費用を立て替え、原則返済裁判所提出書類を作成し、本人が手続を進める

サポートダイヤルは法律相談ではない

法テラス・サポートダイヤルでは、一般的な制度や窓口の案内を受けられます。ただし、「相手に支払義務があるか」「勝てるか」「契約を解除できるか」といった個別判断は、弁護士または司法書士による法律相談につなぐ段階で扱われます。

無料法律相談は事件処理の入口

無料法律相談では、具体的な事情を聞いたうえで、法的な問題点、選択肢、手続、見通し、必要資料などについて助言を受けます。本人対応で足りることもあれば、専門家が継続して相手方や裁判所に対応すべき案件として、代理援助や書類作成援助の検討に進むこともあります。

Section 02

法テラスの無料相談で弁護士が対応できる内容

無料相談では、問題の整理、選択肢、期限、証拠、依頼の必要性を確認します。

無料相談の中心は、短時間で法的な方向性を整理することです。次の一覧は、相談時間内で確認されやすい助言の種類をまとめています。何を聞くべきかを事前に絞ると、30分の中で重要な判断材料を得やすくなります。

01

事実関係を法的問題として整理する

日常の出来事を、解雇、養育費、契約解除、損害賠償などの法的争点に置き換えます。

争点整理
02

権利・義務と制度を説明する

民法、家事事件手続、労働、消費者、行政など、関係し得る制度の大枠を確認します。

制度理解
03

現実的な解決手段を比較する

話合い、書面請求、弁護士を介した交渉、調停、訴訟、支払督促、保全・執行、債務整理、行政相談などの選択肢を比べます。

選択肢
04

見通しとリスクを説明する

請求が認められる可能性、相手方の反論、証拠上の弱点、費用倒れ、手続負担などを暫定的に確認します。

保証ではない
05

期限と緊急性を確認する

消滅時効、申立期間、不服申立期間、回答期限、出廷期日など、優先して確認すべき期限を整理します。

期限確認
06

証拠と資料を助言する

契約書、請求書、給与明細、診断書、写真、録音、メール、SNS履歴、戸籍、登記事項証明書など、確保すべき資料を確認します。

資料整理
07

依頼すべきかを判断する

本人対応で足りるか、弁護士、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士、弁理士、公証人、行政機関などのどこにつなぐべきかを検討します。

次の窓口
見通し30分程度の相談で示される見通しは、通常、限られた情報に基づく暫定的な評価です。裁判結果や回収を保証するものではなく、資料追加や相手方の反論によって変わる可能性があります。
Section 03

法テラスの無料相談だけでは通常対応できないこと

相談と事件処理を分けると、無料の範囲が見えやすくなります。

次の比較表は、相談で扱いやすい対応と、委任・代理援助・書類作成援助などが必要になりやすい対応を並べたものです。無料相談で「説明を受ける」のか、専門家に「動いてもらう」のかを読み分けることが重要です。

希望する対応無料相談の範囲必要になり得る手続
権利や手続を説明してほしい原則として対象無料法律相談
契約書や通知書の問題点を説明してほしい時間内の相談として対象になり得る無料法律相談
相手に何と伝えるべきか助言してほしい原則として対象無料法律相談
弁護士から相手方へ電話してほしい原則として含まれない委任・代理援助
弁護士名で内容証明を送ってほしい原則として含まれない委任・代理援助
本人名義の簡単な内容証明を作ってほしい無料相談とは別簡易援助。原則1通2,200円
離婚・貸金・損害賠償等を交渉してほしい含まれない委任・代理援助
調停・訴訟を申し立て、出廷してほしい含まれない委任・代理援助
裁判所提出書類を一式作ってほしい含まれない書類作成援助または委任
事件終了まで電話やメールで継続対応してほしい含まれない委任・代理援助
証拠収集、関係者照会、現地調査をしてほしい含まれない委任後の事件処理等
勝訴や回収を保証してほしい対応不可いずれの制度でも保証不可

次の注意点は、無料相談から外れやすい対応をまとめたものです。費用や名義の違いが後で誤解になりやすいため、どの段階から別制度になるのかを読み取ってください。

簡易援助は本人名義

内容証明等の簡易な文書を作成できる場合がありますが、弁護士・司法書士の氏名は入らず、発送等も本人が行います。

代理とは異なる

弁護士名での受任通知や、代理人として相手方と交渉する対応は、無料相談や簡易援助とは別です。

依頼は自動ではない

相談した専門家へ必ず依頼する必要はなく、相談担当者が必ず受任するわけでもありません。受任は各専門家の判断です。

Section 04

法テラスの無料相談で扱える法律分野と対象外

民事・家事・行政が中心ですが、法人相談や一般の刑事弁護は通常別経路です。

次の表は、代表的な相談分野ごとに、無料相談で確認しやすい論点と、相談を超えて別手続になりやすい対応を整理しています。分野名だけで判断せず、何をしてほしいのかまで見比べることが重要です。

分野無料相談で扱い得る主な論点無料相談を超える主な対応
借金・債務整理任意整理、自己破産、個人再生、過払金、保証債務、取立て対応債権者への受任通知、交渉、申立て、裁判対応
離婚・家族離婚、親権、監護、養育費、婚姻費用、財産分与、慰謝料、面会交流相手方との交渉、調停・訴訟、保全処分
相続相続人・遺産の範囲、遺産分割、相続放棄、遺留分、遺言、成年後見遺産分割交渉、調停・審判、申立書作成、遺言執行
労働解雇、雇止め、未払賃金、残業代、ハラスメント、退職、労災周辺会社との交渉、労働審判、訴訟、行政手続の代理
住まい・不動産賃貸借、明渡し、家賃、敷金、修繕、欠陥、近隣、共有、境界周辺交渉、調停・訴訟、登記・測量等の専門業務
消費者・金銭売買、請負、サブスクリプション、詐欺的取引、貸金、損害賠償取消し・返金交渉、訴訟、強制執行
交通事故・損害賠償過失、損害項目、保険、示談案、証拠、時効保険会社・相手方との交渉、訴訟
インターネット誹謗中傷、プライバシー、投稿削除、発信者情報、ネット取引削除請求、仮処分、発信者情報開示、損害賠償請求
契約契約の成立・解除、違約金、保証、消費者契約、条項の意味契約書の本格的作成・改訂、相手方との交渉
行政生活保護、年金、社会保障、税、在留、許認可、行政処分等一般の行政窓口手続の代行、申請書作成、行政庁との継続交渉
医療・建築等説明義務、契約責任、損害賠償、手続選択医学・工学鑑定、詳細調査、専門訴訟の遂行
知的財産著作権、商標、特許、営業秘密等の基本的な法的問題出願、専門鑑定、侵害訴訟等の継続対応

次の一覧は、対象分野の中でも誤解が起きやすい境界を示しています。相談は可能でも代理は別、一般制度は対象外でも特別制度がある、といった違いを読み取ってください。

行政相談と行政代理は別

行政処分が違法か、不服申立てや訴訟の選択肢があるかという相談と、行政機関への申請代行は分けて考えます。

法人・団体は対象外

会社、組合等が申込者となる無料法律相談は、一般の民事法律扶助では対象外です。個人事業主の事業上の紛争は案件ごとの確認が必要です。

刑事弁護は原則対象外

被疑者・被告人側の刑事事件は、弁護士会、当番弁護士、国選弁護人制度など別経路を確認します。犯罪被害者には別制度があり得ます。

Section 05

法テラスの無料相談を利用できる人と資力基準

収入・資産・家族人数・地域・住居費などを組み合わせて確認します。

無料相談を利用できるかは、相談内容だけでなく利用者側の要件でも決まります。次の一覧は入口で確認される基本要件を示しています。どれか一つで自己判断するのではなく、予約時に具体額や事情を伝えることが重要です。

01

個人であること

法人・組合等は対象外です。個人事業主は自然人ですが、事業上の紛争を扱えるかは確認が必要です。

02

在留・住所の要件

日本国民、または日本に住所を有し適法に在留する外国人が対象となり得ます。

03

収入・資産基準

申込者と配偶者の手取り月収や現金・預貯金を中心に確認します。配偶者が相手方の場合は本人分が原則です。

04

制度趣旨への適合

報復、自己宣伝、権利濫用などではなく、民事法律扶助の趣旨に適する必要があります。

次の表は、一般法律相談援助で使われる収入・資産の目安を家族人数ごとに示しています。地域差と家族人数で基準が変わるため、該当する行と列を見比べ、予約時に確認すべき金額を読み取ってください。

家族人数一般地域の手取り月収東京都特別区・大阪市等現金・預貯金の資産基準
1人182,000円以下200,200円以下180万円以下
2人251,000円以下276,100円以下250万円以下
3人272,000円以下299,200円以下270万円以下
4人299,000円以下328,900円以下300万円以下

次の表は、家賃や住宅ローンを負担している場合に、収入基準へ加算できる限度額の目安です。住居費の負担が重い人は、表の金額だけで諦めず、実際の負担額と地域を伝えて確認することが重要です。

家族人数一般の限度額東京都特別区の限度額
1人41,000円53,000円
2人53,000円68,000円
3人66,000円85,000円
4人以上71,000円92,000円
  • 5人家族以上は、同居する家族が1人増えるごとに、一般地域では30,000円、東京都特別区・大阪市等では33,000円が収入基準に加算されます。
  • 資産基準は4人家族以上で300万円以下です。
  • 医療費、教育費、職業上やむを得ない支出等で生活が困難と認められる場合、収入から控除されることがあります。
  • 無料相談の段階では、収入・資産を証明する書類の提出は原則として不要とされていますが、申告は正確に行う必要があります。
  • 代理援助・書類作成援助へ進む場合は、給与明細、賞与明細、生活保護受給証明、非課税証明、住民票、口座資料などが必要になります。
審査の違い無料法律相談の段階では、代理援助・書類作成援助のように「勝訴の見込みがないとはいえないこと」まで独立要件として要求する仕組みではありません。依頼段階では、和解、調停、示談、自己破産の免責などを含む法的解決の見込みが審査されます。
Section 06

法テラス無料相談の時間・回数・担当者・相談方法

1回30分、同一問題3回までという枠を前提に準備します。

無料相談の運用では、時間、回数、担当者、場所、利益相反、通訳、秘密保持などが関係します。次の時系列は予約から相談後までの順番を示しています。どの段階で何を確認すべきかを読み取ると、当日の相談が進めやすくなります。

予約前

同一問題か、緊急期限があるかを確認

同一問題は3回までで、3回分をまとめて90分にすることはできません。別問題かどうかは事案に応じて確認されます。

予約時

担当者の資格と利益相反を確認

法テラスと契約する弁護士または司法書士が担当します。相手方の氏名・名称を伝え、利益相反がないか確認されることがあります。

相談方法

面談、電話、オンライン、出張の可否を確認

地域や事情により利用できる方法が異なります。高齢、障害、入院、交通事情などで来所が難しい場合は事前相談が必要です。

相談当日

30分で優先事項を確認

最初に今日決めたいことを伝え、資料を見せながら助言と次の対応をメモします。

次の一覧は、担当者や相談方法に関する注意点を整理しています。希望どおりの担当者や方法が当然に保証されるわけではないため、予約時に確認する項目を読み取ってください。

司法書士が担当する場合

認定司法書士が相談や代理を担当できる範囲は、原則として簡易裁判所の管轄となる訴額140万円以下の事件などに限られます。

専門分野の指定は限定的

法テラスが特定分野の専門家として弁護士を推薦する仕組みとは限りません。高度な専門案件では専門相談や弁護士会窓口も検討します。

別担当者への相談

同一問題3回の範囲内で別の担当者に相談できる場合があります。ただし、立替制度で依頼中の同じ事件について無料相談を使った別意見取得はできません。

本人以外の相談

本人の意思を口頭で確認できれば代理人が相談できる場合があります。本人の意思確認が難しい場合は委任状等を求められることがあります。

外国語と通訳

通訳が必要な場合は予約時に相談し、利用可否や費用を確認します。情報提供サービスと法律相談は別です。

秘密保持

法テラス役職員と弁護士には法令上の秘密保持義務があります。不利と思われる事実も助言の前提として正確に伝えることが重要です。

Section 07

法テラス無料相談から依頼へ進む場合の費用立替

相談後に事件処理が必要な場合、代理援助・書類作成援助を検討します。

無料相談から依頼へ進む場合は、追加の審査と費用立替の仕組みを理解する必要があります。次の判断の流れは、相談で助言を受けた後に、どの制度へ進むかを整理するものです。分岐ごとに必要な審査や本人対応の違いを読み取ってください。

相談後に検討する支援の順番

無料法律相談

問題点、期限、証拠、本人対応の可否を確認

専門家に動いてもらう必要があるか

交渉、調停、訴訟、裁判所提出書類の作成が必要かを検討

必要
代理援助・書類作成援助の審査

資力、法的解決の見込み、制度趣旨への適合を確認

不要
本人対応または追加相談

助言をもとに対応し、必要に応じて同一問題3回の範囲で再相談

次の表は、代理援助・書類作成援助で追加される要件と費用の考え方をまとめています。無料相談との違いを把握し、立替金は原則返済である点を読み取ってください。

項目内容注意点
追加審査収入・資産が基準以下、勝訴の見込みがないとはいえないこと、制度趣旨への適合和解、調停、示談、自己破産の免責なども法的解決の見込みに含まれます。
立替金法テラスが弁護士・司法書士費用をいったん立て替える完全無料ではなく、利用者は原則として分割返済します。
返済目安事件進行中は月額5,000円から10,000円程度が一つの目安事件終了後は原則3年以内に完済できる額を法テラスが決定するとされています。
利息立替金は無利息敗訴や希望と異なる結果でも、原則として返済義務は残ります。
猶予・免除生活保護受給者やこれに準じる生計困難者は、申請により猶予・免除が認められる場合があります相手方から金銭を得た場合は、原則として立替金や報酬金を精算します。
  • 相談担当者が受任に同意し、法テラスの審査を経て担当することはありますが、必ずそうなるとは限りません。
  • 依頼を希望する場合は、受任可否、援助利用の見込み、審査資料、緊急期限、審査中に本人が行うことを相談中に確認します。
Section 08

法テラス無料相談とは別に用意された特別制度

犯罪被害、DV等、認知機能、大規模災害では一般制度と異なる入口があります。

特別制度は、一般の無料法律相談の枠外または特則として用意されています。次の一覧は、対象となる場面、費用や資力の扱い、確認すべき支援内容を示すものです。一般制度で対象外に見える場合でも、別制度がないかを読み取ってください。

Safety

DV・ストーカー・児童虐待

DV等被害者法律相談援助では、資力にかかわらず対象となり得ます。処分可能な現金・預貯金から被害に起因して1年以内に支出する費用を差し引いた額が300万円を超える場合は相談料が発生し、300万円以下の場合は無料です。

Crime

一定の重大犯罪の被害者・家族

2026年1月13日以降に発生した一定の殺人、性犯罪、重い傷害等では、同一案件3回までの無料法律相談や、捜査機関同行、刑事裁判への付添い、損害賠償請求等の支援が用意されています。

Support

認知機能が十分でない人

高齢や障害等により自発的な支援要請が難しく、近隣親族等の支援も期待できない人には、特定援助機関からの申入れに基づく出張相談制度があります。有資力の場合は相談料5,500円を本人が負担します。

Disaster

政令指定の大規模災害

一定の地域・時期に住所、居所、営業所等があった被災者は、資力を問わない無料法律相談の対象となることがあります。対象災害と実施期間は変動します。

安全身の危険が迫っている場合は、法律相談の予約を待たず、警察への通報や安全確保が一般に優先される対応とされています。具体的な制度利用は、状況と地域の窓口で確認する必要があります。
Section 09

法テラス無料相談を30分で使い切る準備

時系列、質問、資料を整理しておくと助言の密度が上がります。

30分の相談では、事実確認に時間を使い切ると助言が浅くなりやすくなります。次の時系列は、相談前に準備する順番を示しています。上から順に整えることで、担当者が早く問題点を把握しやすくなります。

1ページ

相談したいことを一文で書く

相手方に何を請求したいのか、今月末までに何をすべきかなど、今日決めたいことを最初に示します。

当事者

自分、相手方、関係者を整理する

利益相反確認にも関わるため、氏名、正式商号、保険会社名、関係者名を正確に準備します。

時系列

日付順に出来事を並べる

契約、問題発生、請求、書面到着、回答期限などを日付順に並べると、期限と証拠の確認が進みます。

質問

質問を三つに絞る

今すぐすべきこと、法的に可能な選択肢、弁護士へ依頼する必要性を優先して聞きます。

資料

原本と見せる写しを分ける

重要資料は原本を持参しつつ、確認用の写しを用意すると、短時間で説明しやすくなります。

次の表は、相談分野ごとに優先して見せたい資料を整理したものです。資料の種類を見ることで、どの事実を証明したいのかを考えやすくなります。

相談分野優先して持参したい資料
裁判・調停訴状、答弁書、呼出状、期日通知、調停申立書
借金債権者名、借入時期、残額、月額返済、督促書、契約書
離婚戸籍関係資料、収入資料、財産一覧、相手との合意書・連絡
労働労働契約書、給与明細、就業規則、解雇通知、勤怠記録
賃貸借契約書、重要事項説明書、請求書、写真、修繕履歴
交通事故事故証明、診断書、保険会社の提示書、写真、休業資料
消費者被害契約画面、申込書、利用規約、広告、決済記録、やり取り

次の重要点は、不利な事実の扱いを示しています。相手方の反論を予測するために欠かせない情報なので、隠すのではなく、時系列の中でどのような事情かを読み取れる形にしておくことが大切です。

不利な事実も相談メモに入れる

契約違反、支払遅延、暴言、過去の合意、相手方への送信内容などは、法的評価に影響します。不利な事情を省くと助言の前提が崩れ、誤った見通しにつながる可能性があります。

Section 10

法テラス無料相談の利用の流れと判断順序

一般案内、無料相談、代理援助、別制度を順に切り分けます。

次の判断の流れは、どの窓口や制度へ進むかを整理するためのものです。上から順に、自分が知りたいことが一般情報なのか、個別判断なのか、代理まで必要なのかを読み取ってください。

利用前に確認する判断の流れ

一般的な制度や窓口だけ知りたい

法テラスの情報提供・サポートダイヤル

具体的な事情について法的判断を聞きたい

資力等の要件を満たすかを確認

満たす
一般の無料法律相談

1回30分、同一問題3回までの口頭助言

満たさない
別窓口を検討

弁護士会、法律事務所、市区町村等の相談

交渉、裁判、調停を任せたい

立替制度の要件を満たす場合は代理援助の審査

裁判所提出書類だけ作成してほしい

書類作成援助または私費での依頼を検討

刑事弁護や犯罪被害者支援

被疑者・被告人側は別経路。DV等や重大犯罪被害は専用制度を確認

問い合わせ時に伝えること

法的トラブルか分からない場合は、サポートダイヤルで制度・窓口の案内を受けます。2026年6月23日時点のサポートダイヤルは、電話 ― 0570-078374、IP電話等 ― 03-6745-5600、受付 ― 平日9時から21時、土曜日9時から17時(祝日・年末年始を除く)です。電話番号や受付時間は変更される可能性があります。

予約から相談後までの流れ

  1. 窓口を選び、最寄りの法テラスの地域法律事務所等へ予約します。
  2. 相談内容、相手方、届いている書面、期限、既に依頼している弁護士の有無、危険の有無を伝えます。
  3. 平均手取り月収、賞与、配偶者収入、現金・預貯金、家族人数、家賃・住宅ローンなどの確認を受けます。
  4. 相談当日は、今日決めたいことを最初に伝え、助言と次の行動をメモします。
  5. 本人対応、追加相談、簡易援助、代理援助・書類作成援助、有料依頼、別窓口への移行から次の選択を決めます。
Section 11

法テラス無料相談でよくある質問

FAQは一般的な制度説明です。個別事情によって結論は変わります。

誰でも無料で弁護士に相談できますか

一般的には、一般の無料法律相談は収入・資産が基準以下で、民事法律扶助の趣旨に適する個人が対象とされています。ただし、法人・組合等は対象外であり、在留状況や相談内容によっても利用可否は変わる可能性があります。具体的には法テラス等へ確認する必要があります。

相談時間は合計90分ですか

一般的には、同一問題について3回まで利用できるものの、1回は30分とされています。3回分を一度にまとめて90分にする扱いではありません。同一問題かどうかは事情により判断が変わるため、利用済み回数を含めて確認する必要があります。

必ず弁護士が担当しますか

一般的には、法テラスと契約する弁護士または司法書士が担当するとされています。司法書士が扱える範囲には法定の制限があるため、弁護士への相談を希望する場合は予約時に担当資格や取扱分野を確認する必要があります。

相談中に契約書を見てもらえますか

一般的には、時間内に資料を確認し、条項の意味やリスクについて口頭で助言を受けることは可能とされています。ただし、契約書全体の詳細なレビュー、修正文案の作成、交渉は無料相談に当然に含まれるわけではありません。具体的な対応範囲は資料量や相談内容で変わります。

相手方へ電話や通知をしてもらえますか

一般的には、無料相談の範囲には弁護士が代理人として連絡・交渉する対応は通常含まれないとされています。相手方への連絡や通知が必要な場合は、委任や代理援助など別の手続を検討する必要があります。

内容証明を作ってもらえますか

一般的には、簡易な文書で解決が見込まれる場合に簡易援助の対象となることがあります。原則1通2,200円で、相談者本人名義となり、弁護士名は入りません。具体的に利用できるかは文書内容や案件の性質で変わります。

相談した弁護士へ必ず依頼しなければなりませんか

一般的には、相談だけで終了しても差し支えないとされています。反対に、相談した弁護士が必ず依頼を受けるわけでもありません。受任可否、費用、法テラス利用の見込みは、相談中に確認する必要があります。

専門分野に詳しい弁護士を指定できますか

一般的には、法テラスが特定の弁護士を専門家として推薦する仕組みとは限りません。契約法律事務所へ直接問い合わせる方法はありますが、相談や受任を引き受けるかは各専門家の判断です。

別の弁護士にも相談できますか

一般的には、同一問題3回の範囲内で別の弁護士・司法書士に相談できる場合があります。ただし、既に法テラスの立替制度で依頼中の同じ事件について、無料相談を使った別意見取得はできないとされています。具体的には利用状況を法テラスへ確認する必要があります。

刑事事件を相談できますか

一般的には、被疑者・被告人側の刑事事件は一般法律相談援助の対象外とされています。弁護士会、当番弁護士、国選弁護制度等の別経路を確認します。犯罪被害者には別の援助制度が利用できる可能性があります。

行政に関する問題は相談できますか

一般的には、行政に関する法的問題の相談は可能とされています。ただし、行政窓口への申請代行等は、一般の代理援助・書類作成援助の対象外となるのが原則です。行政訴訟や一部の特別制度では扱いが異なる可能性があります。

収入が基準を少し超えています

一般的には、家賃・住宅ローン、医療費、教育費、職業上やむを得ない支出等により、基準を満たす可能性があります。表の金額だけで自己判断せず、具体額と家族構成を伝えて確認する必要があります。

配偶者の収入も合算されますか

一般的には、配偶者の収入も合算されるとされています。ただし、離婚や婚姻費用など配偶者が紛争の相手方である場合は、本人の収入・資産のみで判断するのが原則とされています。具体的には事案ごとに確認が必要です。

外国人も利用できますか

一般的には、日本に住所を有し、適法に在留し、資力等の要件を満たす場合は利用できる可能性があります。通訳が必要な場合は、事前に相談し、通訳サービスの利用可否や費用を確認する必要があります。

会社の相談にも使えますか

一般的には、会社、法人、組合等は一般の民事法律扶助の対象外です。個人事業主の事業上の問題は、個人の生活上の問題とは異なる扱いになる可能性があるため、案件ごとに確認する必要があります。

相談内容は秘密になりますか

一般的には、法テラス職員と弁護士には法令上の秘密保持義務があります。制度運営上、相談担当者等との間で必要な個人情報が共有される場合があります。具体的な取扱いは利用目的や手続に応じて確認する必要があります。

無料相談なら、その後の弁護士費用も無料ですか

一般的には、無料なのは原則として法律相談です。事件処理を依頼する場合、法テラスの立替制度では費用を原則返済します。生活困窮状態では、申請により猶予・免除が認められる可能性があります。

資料がなくても相談できますか

一般的には、相談自体はできますが、資料がないと助言が抽象的になりやすいとされています。裁判所や相手方から届いた書面、契約書、請求書、やり取り、時系列メモをできる限り準備することが望ましいです。

Section 12

法テラス無料相談の範囲を理解する三つの軸

対象分野、サービス内容、利用要件を分けると誤解を減らせます。

最後に、制度の理解を三つの軸に整理します。次の一覧は、無料相談が受けられるか、代理援助へ進めるか、別制度を探すべきかを切り分けるためのものです。自分の問題を一つの軸だけで判断しないことが重要です。

Axis 1

対象分野

民事・家事・行政の法的問題を広く対象としますが、刑事弁護、法人相談、行政申請の代行などは別制度や別専門職の領域です。

Axis 2

サービス内容

無料相談の本質は口頭の法的助言です。相手方や裁判所に対する継続的な活動は別段階です。

Axis 3

利用要件

資力基準、個人であること、在留要件、制度趣旨への適合が入口です。代理援助では法的解決の見込みと費用対効果も審査されます。

次の強調部分は、このページ全体の結論です。無料相談で得たい助言と、依頼して動いてもらいたい業務を分けて考えることが、法テラスを有効に使うための要点です。

相談、簡易文書、書類作成、代理を分けて考える

法テラスの無料相談で弁護士に対応してもらえる範囲は、一定の要件を満たす個人が、民事・家事・行政に関する具体的な法律問題について、1回30分、同一問題3回まで、口頭で法的助言を受ける範囲です。

  • 自分の問題が民事・家事・行政に当たるかを確認します。
  • 収入・資産の基準を満たすかを確認します。
  • 相談で助言を得たいのか、事件処理まで依頼したいのかを分けます。
  • 緊急の期限や安全上の危険がないかを確認します。
Section 13

法テラス無料相談に関する用語集

制度の言葉を短く確認します。

次の用語一覧は、制度説明で頻出する言葉を整理したものです。言葉の違いを把握しておくと、無料相談で何を頼めるのか、どこから別制度なのかを読み取りやすくなります。

用語意味
民事個人や会社など私人間の権利・義務に関する問題です。貸金、契約、損害賠償、賃貸借などが典型です。
家事離婚、親権、養育費、相続、成年後見など、家庭裁判所が扱うことの多い家族関係の問題です。
行政国や自治体の処分・給付・許認可等に関する問題です。法律相談は可能でも、申請代行等が一般の代理援助の対象とは限りません。
刑事犯罪の捜査、起訴、刑事裁判に関する問題です。被疑者・被告人側の刑事弁護は一般法律相談援助の対象外です。
代理援助弁護士等が代理人として交渉、調停、訴訟等を行うための費用を法テラスが立て替える制度です。
書類作成援助弁護士・司法書士が裁判所提出書類を作成し、本人が手続を進めるための費用を法テラスが立て替える制度です。
資力基準制度利用者の収入・資産に関する基準です。家族人数、地域、住居費、医療費等で調整されます。
利益相反弁護士等が相手方や関係者から既に相談・依頼を受けているなど、公正な職務遂行が難しい状態です。
Reference

参考資料

制度の確認に用いた公的・中立的資料です。

法テラス・法令資料

  • 日本司法支援センター(法テラス) 法テラスとは
  • 日本司法支援センター(法テラス) 無料法律相談のご利用の流れ
  • 日本司法支援センター(法テラス) 無料法律相談に関するよくあるご質問
  • 日本司法支援センター(法テラス) 民事法律扶助のしおり
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