2σ Guide

法テラスでできることと
利用の全体的な流れ

法テラスは、法的トラブルの入口として制度や窓口を案内し、要件を満たす人には無料法律相談や費用立替へつなぐ公的な仕組みです。無料案内、無料相談、費用立替の違いを順に整理します。

3層 情報提供・相談・立替
3回 同一問題の無料相談目安
約2週間 立替審査の目安
本ページは株式会社Dプロフェッションズ(医師/医療機関/弁護士/弁護士法人ではありません)が運営しています。
一般的な情報提供を目的としており医療上の助言や法律相談等を行うものではありません。
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法テラスでできることと 利用の全体的な流れ

法テラスは、法的トラブルの入口として制度や窓口を案内し、要件を満たす人には無料法律相談や費用立替へつなぐ公的な仕組みです。

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法テラスでできることと 利用の全体的な流れ
法テラスは、法的トラブルの入口として制度や窓口を案内し、要件を満たす人には無料法律相談や費用立替へつなぐ公的な仕組みです。
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2σ GUIDE ・ VIDEO

  • 法テラスでできることと 利用の全体的な流れ
  • 法テラスは、法的トラブルの入口として制度や窓口を案内し、要件を満たす人には無料法律相談や費用立替へつなぐ公的な仕組みです。

POINT 1

  • 法テラスでできることと利用の全体的な流れを最初に整理
  • 無料案内、無料相談、費用立替は別の制度です。まず境界をつかむと利用判断がしやすくなります。
  • 情報提供
  • 無料法律相談
  • 費用立替

POINT 2

  • 法テラスでできることの全体像と主要窓口
  • 制度ごとの対象、費用、窓口を一枚で確認します。
  • 法テラスの機能は、一般の問い合わせから、法律相談、費用立替、犯罪被害者支援、災害時支援まで広がります。
  • ここを最初に一覧化するのは、自分の問題がどの制度に近いかを誤らないためです。
  • 各行では、利用者が受けられる内容、主な対象、費用の考え方を横に見比べてください。

POINT 3

  • 法テラスの情報提供業務は最初の整理に使う
  • サポートダイヤルは個別事件の最終判断をする場ではなく、制度と窓口への案内役です。
  • 法律問題かどうか確信がない段階でも、家族や支援者からでも、秘密保持を前提に相談先を整理できます。
  • メールは24時間受付ですが回答に日数がかかることがあるため、急ぎの案件では電話や他機関への連絡も検討されます。

POINT 4

  • 法テラスの無料法律相談で確認できること
  • 民事・家事・行政の問題が中心で、刑事事件は一般法律相談援助の対象外です。
  • 一般法律相談援助では、収入・資産が一定基準以下の個人を対象に、弁護士または司法書士による無料法律相談を受けられます。
  • 借金、離婚、養育費、労働、相続、遺言、金銭トラブル、損害賠償など、民事・家事・行政上の紛争が典型です。
  • ここが重要なのは、刑事事件や行政手続そのものなど、一般法律相談援助の枠では扱いにくい領域があるためです。

POINT 5

  • 法テラスの費用立替は無料給付ではなく分割返済が基本
  • 代理援助、書類作成援助、簡易援助の違いを押さえます。
  • 月5,000円から10,000円程度の分割返済が一般的
  • 相談だけで解決しない場合、法テラスは弁護士・司法書士への依頼費用を立て替えることがあります。
  • 役割、典型場面、費用の読み方を横に確認してください。

POINT 6

  • 法テラス利用条件は資力基準・見込み・趣旨適合性で見る
  • 無料相談と費用立替では、確認される要件が異なります。
  • 一般法律相談援助では、収入・資産が一定基準以下であることと、民事法律扶助の趣旨に適することが主に問題になります。
  • 代理援助・書類作成援助では、これに加えて、勝訴の見込みがないとはいえないことも必要です。
  • ここでいう見込みには、自己破産の免責見込み、離婚成立の見込み、和解・調停・示談による解決可能性なども含まれます。

POINT 7

  • 法テラスでできることと利用の全体的な流れを10段階で確認
  • 1. 緊急性を判断する
  • 2. 法テラスに問い合わせる:何が起きたか、いつからか、相手、困りごと、期限、資力面の不安を整理して連絡します。
  • 3. 法制度や窓口案内を受ける:無料相談、弁護士会、自治体、消費生活センター、労基署、福祉窓口、特別窓口などへ分岐します。
  • 4. 無料法律相談を予約する:利用回数や要件を確認し、電話または一部地域のWeb仮予約から正式予約へ進みます。
  • 5. 相談資料を準備する:時系列、金額一覧、裁判所や相手方からの書類、聞きたい点、最終目標を整理します。
  • 6. 専門家に相談する:制度・手続、いま取るべき対応、見込み、正式依頼の必要性を確認します。
  • 7. 立替制度の申込みを検討する:援助申込書、事件調書、資力申告書、収入資料、住民票、事件別資料などを整えます。
  • 8. 審査を受ける:資力、見込み、趣旨適合性、立替額、返済額が確認されます。
  • 9. 契約締結と事件処理:援助開始決定後、法テラス・依頼者・受任者の三者関係で事件処理が進み、返済も始まります。
  • 10. 事件終了後の報酬・返済を確認する:成果に応じた報酬、受け取った金銭の充当、返済継続、猶予・免除の可否を確認します。

POINT 8

  • 法テラス利用の典型場面を借金・離婚・犯罪被害で見る
  • 同じ法テラスでも、問題類型ごとに準備資料と接続先が変わります。
  • 借金問題・自己破産
  • 離婚・養育費・婚姻費用
  • 犯罪被害

まとめ

  • 法テラスでできることと 利用の全体的な流れ
  • 法テラスでできることと利用の全体的な流れを最初に整理:無料案内、無料相談、費用立替は別の制度です。まず境界をつかむと利用判断がしやすくなります。
  • 法テラスでできることの全体像と主要窓口:制度ごとの対象、費用、窓口を一枚で確認します。
  • 法テラスの情報提供業務は最初の整理に使う:サポートダイヤルは個別事件の最終判断をする場ではなく、制度と窓口への案内役です。
  • 本動画は一般的な情報提供であり、法律上の助言ではありません。記載の数値・金額・期間は目安です。個別事情で結論は変わります。
Overview

法テラスでできることと利用の全体的な流れを最初に整理

無料案内、無料相談、費用立替は別の制度です。まず境界をつかむと利用判断がしやすくなります。

法テラスは、日本司法支援センターの通称で、法的トラブルの解決に必要な情報やサービスへつながるための公的な入口です。弁護士を無料で付けてくれる場所とだけ理解すると、利用できる範囲や費用負担を誤解しやすくなります。

このページでは、法テラスでできることと利用の全体的な流れを、制度の入口から正式依頼、返済や特別支援まで一続きで確認します。個別の見通しや対応方針は事情によって変わるため、期限や危険がある場合は法テラス、弁護士等の専門家、裁判所、警察、自治体などへ個別に確認する必要があります。

結論法テラスの中心は、無料の情報提供、要件を満たす人の無料法律相談、必要な場合の弁護士・司法書士費用等の立替えです。無料相談と費用立替は別制度で、立替は原則として分割返済が必要です。

次の3つの区分は、法テラスを使う場面の大きな分かれ道を表しています。なぜ重要かというと、無料で受けられる案内なのか、要件審査を経る相談なのか、返済を伴う正式依頼なのかで準備書類と注意点が変わるためです。左から順に入口から依頼へ進む段階として読み取ってください。

ENTRY

情報提供

法制度や相談窓口の案内を無料で受ける段階です。法律問題かどうか確信がない場合でも、入口として使えます。

CONSULT

無料法律相談

収入・資産などの要件を満たす個人が、弁護士・司法書士に相談できる段階です。同一問題につき原則3回までです。

SUPPORT

費用立替

交渉、調停、訴訟、書類作成などが必要な場合に、一定条件のもとで費用を立て替える段階です。原則として返済します。

Section 01

法テラスでできることの全体像と主要窓口

制度ごとの対象、費用、窓口を一枚で確認します。

法テラスの機能は、一般の問い合わせから、法律相談、費用立替、犯罪被害者支援、災害時支援まで広がります。ここを最初に一覧化するのは、自分の問題がどの制度に近いかを誤らないためです。各行では、利用者が受けられる内容、主な対象、費用の考え方を横に見比べてください。

区分できること主な対象費用の考え方
情報提供業務法制度、手続、相談窓口の案内原則だれでも無料。ただし通話料・通信料は別です。
一般法律相談援助弁護士・司法書士による無料法律相談収入・資産基準を満たす個人相談料無料
代理援助交渉、調停、訴訟等を依頼する費用の立替え一定の要件を満たす個人立替後、原則分割返済
書類作成援助裁判所提出書類の作成費用の立替え一定の要件を満たす個人立替後、原則分割返済
簡易援助内容証明等の簡易な法的文書の作成法律相談援助に付随する場合一部費用負担が生じることがあります。
犯罪被害者支援被害内容に応じた窓口案内や法律援助犯罪被害者等制度ごとに異なります。
DV等被害者法律相談援助DV、ストーカー、児童虐待の被害防止に必要な法律相談対象被害者原則無料。資産超過では後日負担の可能性があります。
被災者向け法律相談政令指定災害の被災者への無料法律相談対象災害の被災者資力基準なしの特例があります。
霊感商法等対応専用ダイヤル、メール窓口、相談先案内霊感商法・高額献金等で悩む人無料案内

次の一覧は、問い合わせ先ごとの役割を表しています。番号や受付時間は変更されることがあるため、実際に連絡する前の公式確認が重要です。一般相談、犯罪被害、災害、霊感商法、外国語対応のどの入口が近いかを読み取ってください。

窓口主な用途連絡先・受付の要点
法テラス・サポートダイヤル一般的な法制度・相談窓口の案内0570-078374、IP電話は03-6745-5600。平日9時から21時、土曜9時から17時。
犯罪被害者支援ダイヤル犯罪被害者向け案内・制度接続0120-079714
法テラス 災害ダイヤル被災者向け案内0120-078309
霊感商法等対応ダイヤル霊感商法・高額献金等の相談先案内0120-005931
多言語情報提供サービス外国語による案内0570-078377。通訳を介した三者間通話で案内を受けます。
Section 02

法テラスの情報提供業務は最初の整理に使う

サポートダイヤルは個別事件の最終判断をする場ではなく、制度と窓口への案内役です。

情報提供業務では、問い合わせ内容に応じて、法制度に関する情報と、弁護士会・司法書士会・自治体・消費生活センターなどの相談機関情報を案内します。法律問題かどうか確信がない段階でも、家族や支援者からでも、秘密保持を前提に相談先を整理できます。

次の一覧は、サポートダイヤルで期待できることと、別の手続に進むべきことを分けたものです。なぜ重要かというと、電話だけで個別事件の勝敗や契約条項の評価まで得られると誤解すると、期限のある事件で対応が遅れやすいためです。左列と右列を比べ、入口で整理する内容と専門家相談に進む内容を読み取ってください。

サポートダイヤルで整理しやすいこと無料法律相談や正式依頼で扱うべきこと
一般的な法制度、手続名、相談窓口の案内契約書の条項評価、訴状への反論構成、勝訴可能性の個別見立て
無料法律相談の利用可否確認への入口具体的な証拠評価、交渉方針、訴訟戦略の決定
地方事務所や特別窓口への接続受任者としての代理活動、書面作成、裁判所対応
メールやチャットによる概要把握緊急の差押え、保全、DV、ストーカー等の個別対応
注意サポートダイヤルに対応するのは原則としてオペレーターであり、弁護士・司法書士がそのまま電話口で個別事件の法的見解を述べる仕組みではありません。専門家の個別紹介を行うサービスでもありません。

問い合わせ前には、何が起きたか、いつからか、相手は誰か、期限や差し迫った危険があるか、法テラスの資力要件を確認したいかを短く整理しておくと案内が受けやすくなります。メールは24時間受付ですが回答に日数がかかることがあるため、急ぎの案件では電話や他機関への連絡も検討されます。

Section 03

法テラスの無料法律相談で確認できること

民事・家事・行政の問題が中心で、刑事事件は一般法律相談援助の対象外です。

一般法律相談援助では、収入・資産が一定基準以下の個人を対象に、弁護士または司法書士による無料法律相談を受けられます。借金、離婚、養育費、労働、相続、遺言、金銭トラブル、損害賠償など、民事・家事・行政上の紛争が典型です。

次の一覧は、無料法律相談の対象になりやすい分野と、別制度で考えるべき分野を分けています。ここが重要なのは、刑事事件や行政手続そのものなど、一般法律相談援助の枠では扱いにくい領域があるためです。自分の問題がどちらに近いかを読み取ってください。

無料法律相談の中心領域注意が必要な領域
借金、自己破産、任意整理、過払金逮捕後の刑事弁護、被疑者・被告人としての防御活動
離婚、養育費、婚姻費用、親権、面会交流刑事処分の見通しそのものに関する相談
解雇、未払賃金、労働条件単なる行政窓口への申請手続だけの相談
相続、遺言、相続放棄、損害賠償危険が差し迫るDV、ストーカー、虐待などで安全確保が先行する場面

相談場所は、法テラス地方事務所、法テラスと契約している弁護士・司法書士の事務所などです。地域により電話・オンライン相談や、外出困難な場合の出張相談が実施されることもあります。Web予約は、地方事務所が回数や要件を確認して正式予約に進む仮予約型として扱われます。

次の一覧は、相談前に持参・整理すると有用な資料をまとめたものです。資料整理が重要なのは、相談時間内で事実確認に追われると、制度選択や見通しの確認に使える時間が減るためです。書類、時系列、金額、質問、最終目標の順に読み取ってください。

1

相手から届いた書類

訴状、内容証明、請求書、通知書、呼出状などをそろえます。

期限確認
2

関係文書

契約書、合意書、就業規則、賃貸借契約書、相手とのやりとりを整理します。

証拠整理
3

時系列と金額

いつ何が起きたか、請求額・支払額・未払額を1枚にまとめます。

事実整理
4

聞きたいことと目標

返金、分割、離婚、養育費、退職条件など、何を実現したいかを書き出します。

方針確認
回数同一問題につき3回まで無料相談を利用できます。回数の範囲内で、別の弁護士・司法書士に相談することも制度上は可能です。
Section 04

法テラスの費用立替は無料給付ではなく分割返済が基本

代理援助、書類作成援助、簡易援助の違いを押さえます。

相談だけで解決しない場合、法テラスは弁護士・司法書士への依頼費用を立て替えることがあります。代理援助は専門家が代理人として交渉・調停・訴訟等を進める制度で、書類作成援助は本人が手続を進める前提で裁判所提出書類の作成を依頼する制度です。

次の比較一覧は、正式依頼に近い3つの支援を整理したものです。制度の違いが重要なのは、専門家が前面に立つのか、書類作成に限るのか、相談時間内の簡易文書なのかで、費用と本人の負担が大きく変わるためです。役割、典型場面、費用の読み方を横に確認してください。

制度役割典型場面費用の考え方
代理援助専門家が代理人として手続を準備・追行します。交渉、調停、訴訟、自己破産申立てなど法テラスが立て替え、原則分割返済します。
書類作成援助専門家が裁判所提出書類等を作成します。相続放棄、訴状、申立書、自己破産申立書など立替後、本人が手続を進める部分が残ります。
簡易援助相談に付随して簡易な法的文書を作成します。契約解除通知、時効援用通知、請求・催告文書など低廉な費用負担が生じる場合があります。

次の強調欄は、費用立替制度で特に誤解されやすい返済条件をまとめています。ここが重要なのは、望んだ結果が出なかった場合でも、原則として立替金の返済義務が残るためです。金額と期間は目安として読み、実際の返済額は法テラスの決定を確認してください。

月5,000円から10,000円程度の分割返済が一般的

立替金には利息は付されず、原則として事件終了後3年以内に完済できる水準が案内されます。生活保護受給中など一定の場合には返済猶予や免除が検討されることがあります。

事件が解決して相手方から金銭等を受け取った場合、その金銭は受任者報酬や法テラス返済に充当されるのが原則です。2026年4月1日からは、生活保護受給中の方を対象に、民事法律扶助の償還免除をインターネットで申請できるサービスが全国開始されています。

Section 05

法テラス利用条件は資力基準・見込み・趣旨適合性で見る

無料相談と費用立替では、確認される要件が異なります。

一般法律相談援助では、収入・資産が一定基準以下であることと、民事法律扶助の趣旨に適することが主に問題になります。代理援助・書類作成援助では、これに加えて、勝訴の見込みがないとはいえないことも必要です。ここでいう見込みには、自己破産の免責見込み、離婚成立の見込み、和解・調停・示談による解決可能性なども含まれます。

次の表は、東京都特別区・大阪市などの地域で使われる収入基準と資産基準を示しています。地域差が重要なのは、同じ世帯人数でも基準額が変わるためです。家族人数ごとに、毎月の収入基準と資産基準を横に見比べてください。

家族人数収入基準資産基準
1人200,200円180万円以下
2人276,100円250万円以下
3人299,200円270万円以下
4人328,900円300万円以下

次の表は、上記以外の地域の収入基準と資産基準です。比較が重要なのは、都市部の基準だけを見て判断すると、対象地域での利用可否を誤る可能性があるためです。東京都特別区・大阪市などより収入基準が低めになる点を読み取ってください。

家族人数収入基準資産基準
1人182,000円180万円以下
2人251,000円250万円以下
3人272,000円270万円以下
4人299,000円300万円以下

5人家族以上では、同居家族が1人増えるごとに、東京や大阪などの地域では33,000円、それ以外の地域では30,000円が加算されます。収入が基準を少し上回る場合でも、家賃・住宅ローン、医療費、教育費などの事情で基準を満たすことがあります。

次の表は、家賃・住宅ローンの控除限度額を表しています。控除額が重要なのは、実際の生活負担を考慮すると収入基準の見え方が変わることがあるためです。通常地域と東京都特別区の限度額の違いを読み取ってください。

人数控除限度額
1人41,000円。東京都特別区は53,000円。
2人53,000円。東京都特別区は68,000円。
3人66,000円。東京都特別区は85,000円。
4人71,000円。東京都特別区は92,000円。

収入・資産は、原則として本人と配偶者の合算で判断されます。ただし、離婚など配偶者が相手方となる事件では本人のみで判断されます。無料法律相談では主に現金・預貯金が問題になりますが、代理援助・書類作成援助では不動産や有価証券も資産として考慮されます。

対象者民事法律扶助の対象は、国民および日本に住所を有し適法に在留する外国人の個人です。法人・組合等の団体は対象外です。代理援助・書類作成援助の申込みや契約締結は、18歳から本人が行えます。
Section 06

法テラスでできることと利用の全体的な流れを10段階で確認

緊急性の確認から事件終了後の返済・免除検討までを順番に追います。

次の時系列は、一般的な民事・家事事件で法テラスを使うときの流れを表しています。順番が重要なのは、無料相談に進む前に緊急性を見落としたり、立替申込み前に必要書類が不足したりすると、期限対応に影響するためです。上から下へ、入口、相談、審査、契約、事件処理、返済までの流れを読み取ってください。

STEP 0

緊急性を判断する

訴状、支払督促、差押え、競売、DV、ストーカー、虐待、今日明日の退去・解雇などでは、安全確保や裁判所対応が先行する場合があります。

STEP 1

法テラスに問い合わせる

何が起きたか、いつからか、相手、困りごと、期限、資力面の不安を整理して連絡します。

STEP 2

法制度や窓口案内を受ける

無料相談、弁護士会、自治体、消費生活センター、労基署、福祉窓口、特別窓口などへ分岐します。

STEP 3

無料法律相談を予約する

利用回数や要件を確認し、電話または一部地域のWeb仮予約から正式予約へ進みます。

STEP 4

相談資料を準備する

時系列、金額一覧、裁判所や相手方からの書類、聞きたい点、最終目標を整理します。

STEP 5

専門家に相談する

制度・手続、いま取るべき対応、見込み、正式依頼の必要性を確認します。相談だけで足りる場合はここで終了します。

STEP 6

立替制度の申込みを検討する

援助申込書、事件調書、資力申告書、収入資料、住民票、事件別資料などを整えます。

STEP 7

審査を受ける

資力、見込み、趣旨適合性、立替額、返済額が確認されます。決定まで約2週間程度が目安です。

STEP 8-9

契約締結と事件処理

援助開始決定後、法テラス・依頼者・受任者の三者関係で事件処理が進み、返済も始まります。

STEP 10

事件終了後の報酬・返済を確認する

成果に応じた報酬、受け取った金銭の充当、返済継続、猶予・免除の可否を確認します。

Section 07

法テラス利用の典型場面を借金・離婚・犯罪被害で見る

同じ法テラスでも、問題類型ごとに準備資料と接続先が変わります。

次の比較一覧は、代表的な3場面での利用イメージを表しています。類型別に見ることが重要なのは、借金、離婚、犯罪被害では、準備する資料、優先する安全確保、使う制度が異なるためです。各行で、入口、準備、次の手続を読み取ってください。

DEBT

借金問題・自己破産

借入先一覧、督促書、家計状況、給与資料を持参し、破産、個人再生、任意整理のどれが適切かを確認します。費用が難しければ立替制度を申請します。

FAMILY

離婚・養育費・婚姻費用

別居状況、子の監護状況、収入資料、相手とのやりとりを整理します。配偶者が相手方である事件では、資力判断は原則として本人のみで見ます。

VICTIM

犯罪被害

犯罪被害者支援ダイヤルや専用の法律援助が問題になります。示談交渉、損害賠償、被害者参加、給付金申請、安全確保などを横断的に確認します。

Section 08

法テラスの特別支援は犯罪被害・DV・災害・外国語にも及ぶ

一般法律相談援助だけでは説明しきれない特則があります。

次の一覧は、法テラスの特別ルートをまとめたものです。一般法律相談援助だけを見ていると、犯罪被害、DV、災害、霊感商法、外国語対応、高齢者・障がい者支援の入口を見落とす可能性があります。対象、特徴、注意点を横に読み、通常の資力基準や対象事件と違う部分を確認してください。

特別ルート特徴注意点
犯罪被害者支援犯罪被害者支援ダイヤル、同一案件3回までの無料法律相談、同行、損害賠償請求、給付金申請等の支援があります。対象犯罪類型や被害発生日の要件があります。
DV等被害者法律相談援助DV、ストーカー、児童虐待を現に受けている方が、資力にかかわらず速やかに法律相談を受けられる制度です。処分可能な現金・預貯金が300万円を超える場合、後日相談料負担の可能性があります。
被災者法律相談援助政令指定災害の被災者に、資力基準なしで無料法律相談を実施する特例があります。災害救助法適用市町村に住所等があった方が中心で、期間の制限があります。
霊感商法等対応高額献金、家族問題、心の悩み、生活困窮等を含む複合問題の入口です。法律だけでなく福祉・心理の相談先案内も含みます。
多言語情報提供サービス英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、タガログ語、ネパール語、タイ語、インドネシア語で案内を受けられます。民事法律扶助では適法在留・日本国内住所の要件があります。
特定援助対象者援助事業本人が自発的に相談へ動けず、親族等の支援も期待しにくい場合に、特定援助機関からの申入れで出張相談につながる仕組みがあります。利用主体や要件は限定されます。
Section 09

法テラスでできないことを知ると使い方を誤りにくい

制度の限界を理解して、必要な専門家や緊急機関へつなげます。

次の注意点一覧は、法テラスだけで完結しない事項を整理したものです。限界を知ることが重要なのは、個別法律判断、安全確保、刑事弁護、法人利用、返済不要の給付などを誤って期待すると、必要な対応が遅れるためです。どの項目が別の制度や機関につながるのかを読み取ってください。

個別法律意見

サポートダイヤルで、具体的事件の最終見解や訴訟戦略をその場でもらうことはできません。

刑事事件の一般相談

一般法律相談援助は民事・家事・行政が対象で、刑事事件の被疑者・被告人としての相談は別制度で考えます。

法人・団体利用

民事法律扶助の対象は個人であり、法人・組合等の団体は対象外です。

返済不要の給付

費用立替は原則として返済が必要です。免除・猶予は一定の場合に検討されます。

審査なしの依頼

立替制度には、資力、見込み、趣旨適合性の審査があります。

差し迫った危険

DV、ストーカー、虐待、暴力、監禁などでは、警察その他の緊急機関への連絡が優先される場面があります。

Section 10

法テラス利用でよくある疑問

FAQは一般的な制度説明として整理しています。個別の結論は事情により変わります。

法律問題かわからなくても問い合わせできますか

一般的には、法律問題に該当するか不明な段階でも情報提供の入口を利用できるとされています。ただし、緊急性や危険の有無によって優先すべき窓口が変わる可能性があります。具体的な対応は、状況を整理したうえで法テラスや弁護士等の専門家に確認する必要があります。

家族や支援者が代わりに電話できますか

一般的には、情報提供では本人以外にも法制度や相談窓口の案内が行われるとされています。ただし、法律相談や援助申込みでは本人確認や意思確認が必要になるため、本人中心の手続になります。

無料法律相談後は同じ弁護士に依頼しなければなりませんか

一般的には、必ず同じ弁護士・司法書士に依頼しなければならないわけではありません。同一問題につき3回まで相談でき、別の専門家へ相談できる場合もあります。ただし、回数、地域、事件内容、受任可否で結論が変わります。

審査にはどれくらいかかりますか

一般的には、申込みから決定まで約2週間程度とされています。ただし、書類不備や繁忙期、事件内容によって延びる可能性があります。訴状の回答期限などが迫る場合は、早めの確認が必要です。

生活保護を受けていても利用できますか

一般的には、生活保護受給中でも利用できる可能性があります。返済猶予や事件終了後の免除申請が問題になる場合がありますが、生活状況や制度要件によって結論は変わります。

相談は完全無料ですか

一般的には、情報提供自体は無料ですが通話料や通信料は別です。一般法律相談援助が使えれば相談料は無料です。ただし、立替制度に進めば原則返済が必要で、簡易援助や特別制度では一部負担が生じる場合があります。

外国人でも利用できますか

一般的には、情報提供は利用できます。民事法律扶助は、日本に住所を有し適法に在留する外国人個人が対象とされています。具体的な利用可否は在留状況や住所、事件内容により確認が必要です。

収入が基準を少し超えると利用できませんか

一般的には、一概にはいえません。家賃・住宅ローン、医療費、教育費などが考慮される場合があります。具体的には収入資料、資産、世帯状況を整理して確認する必要があります。

Section 11

法テラスを有効に使う実務ポイント

早めに動き、事実と証拠、目的を整理することが相談の密度を高めます。

次の重要ポイントは、法テラス利用前に整えておくとよい準備をまとめています。なぜ重要かというと、法的トラブルは時間が経つほど証拠が散逸し、解決コストが上がることがあるためです。早期相談、事実と証拠、目的、制度区分の4点を読み取ってください。

EARLY

早めに動く

内容証明1通で局面が変わる案件もあります。期限がある事件では、後回しにしないことが重要です。

FACT

事実と証拠を持つ

日時、発言、支払額、通知文面、録音、メールなど、法的評価に直結する資料を優先して整理します。

GOAL

目的を明確にする

返金、連絡停止、離婚、子どもの安全、給与回収、自己破産など、実現したいことを短く言えるようにします。

BOUNDARY

無料相談と立替を分ける

助言がほしいのか、代理人として対応してほしいのかで、書類、審査、返済が変わります。

法テラスは最後の手段だけではなく、最初の整理の場として使えます。どこに相談すべきかわからない、費用面が不安、事件化する前に見通しを知りたい段階で利用する意味があります。一方で、サポートダイヤルで個別事件の最終回答が得られるわけではなく、一般法律相談援助は刑事事件には使えず、立替制度には審査と返済が伴います。

Reference

参考資料

公的資料・制度資料

  • 法テラス「法テラス(日本司法支援センター)とは」
  • 総合法律支援法
  • 法テラス「法テラスについて」
  • 法テラス「情報提供業務」
  • 法テラス「相談窓口・法制度」
  • 法テラス「民事法律扶助業務」
  • 法テラス「無料法律相談のご利用の流れ」
  • 法テラス「民事法律扶助のしおり」
  • 法テラス「弁護士・司法書士費用等の立替制度のご利用の流れ」
  • 法テラス「立替制度に関するよくあるご質問」
  • 法テラス「犯罪の被害にあわれた方へ」
  • 法テラス「被災者支援・震災法律援助業務」
  • 法テラス「霊感商法の被害にあわれた方」
  • 法テラス「特定援助対象者援助事業」